JP2006112112A - 建物の構造体連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンクリート床ブロックとコンクリート壁ブロック等の第1,第2構造体の組み立て後に行う施行作業を、溶接作業を不要として、簡単・確実に且つ安全に行うことができ、建物が地震を受けた場合でも、第1,第2構造体をその相対的な動きを許容可能に連結可能な建物の構造体連結構造を提供する。
【解決手段】 連結構造1は、壁ブロック3に床ブロック2側へ突出するように固定されたアンカー部材10、床ブロック2に形成され且つ2つのアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12、アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12に挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12に充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 連結構造1は、壁ブロック3に床ブロック2側へ突出するように固定されたアンカー部材10、床ブロック2に形成され且つ2つのアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12、アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12に挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12に充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、建物のコンクリートブロック製の第1構造体と任意の材料からなる(例えばコンクリートブロック製の)第2構造体とを連結する構造に関するものである。
従来、建物のコンクリート床ブロック(以下、床ブロックという)とコンクリート壁ブロック(以下、壁ブロックという)とを連結する構造として、図6、図7に示す連結構造100,110 が周知である。図8に模式図で示すように、この連結構造100,110 は、例えば、1つの壁ブロック121 とその上下の床ブロック120 とを連結するために4組設けられ、建物が地震を受けた場合でも、床ブロック120 と壁ブロック121 との相対的な動きの妨げにならないように、各連結構造110 ,110 において、床ブロック120 に対する壁ブロック121 の上下移動を許容する構造になっている。
図6の連結構造100 では、例えば、床ブロック120 とその上側の壁ブロック121 とを連結する場合、壁ブロック121 と一体の側面部鋼板材121aにファスナー101 が固定され、そのファスナー101 のボルト穴に鉛直なボルト102 が挿通状に連結され、そのボルト102 の基端が床ブロック120 と一体の上面部鋼板材120aに溶接され、また、床ブロック120 とその下側の壁ブロック121 とを連結する場合、壁ブロック121 と一体の側面部鋼板材121bに水平なボルト105 が固定され、そのボルト105 がファスナー106 の上下に長いボルト穴106aに挿通状に連結され、ファスナー106 が床ブロック120 と一体の下面部鋼板材120bに溶接される。
図7の連結構造110 では、床ブロック120 にその上下両側から2つの壁ブロック121 を連結する場合、床ブロック120 に鋼管111 が貫通状に固定され、各壁ブロック121 に床ブロック120 側へ突出するアンカーボルト112 が固定され、そのアンカーボルト112 が鋼管111 の中空内部に挿入されると共に、そのアンカーボルト112 が挿通された鋼板製の連結板113 が床ブロック120 と一体の鋼板材120cに溶接される。
尚、特許文献1には、コンクリートブロックを適正な圧接状態で強固に連結する連結構造が開示されている。この連結構造では、一方の分割ブロックの連結ロッドに配置された締め付け部材と、他方の分割ブロックの連結ロッドに配置された締め付け部材のうち、一方の締め付け部材を回して、その締め付け部材の雌ねじ穴を連結ロッドの雄ねじ部に締め付けることにより、相対向する連結ロッドに対して互いに引き寄せる方向の力を付与し、その状態を維持することができる。
特開2001−65070号公報
図6の連結構造では、床ブロックと壁ブロックの組み立て後、壁ブロックの内側において、ファスナーやボルトが外部へ露出するという問題があり、そのファスナーやボルトにより場所的な制約を受け、見栄えが悪くなる等の問題も生じる。しかも、ファスナーやボルトを鋼板材に溶接する溶接作業が必要であるため煩雑であり、特に、床ブロックをその下側の壁ブロックに連結する場合、溶接作業を高い位置で上向きに行うことになるため、こうした施行作業を簡単・確実に行うことが難しく安全面でも問題が生じる。
図7の連結構造では、床ブロックと壁ブロックの組み立て後、その構成部材が外部へ露出しないため、その点に関する図6の連結構造と同じ課題は解消される。しかし、連結板を鋼板材に溶接する溶接作業が必要であるため煩雑であり、上記同様、こうした施行作業を簡単・確実に行うことが難しく安全面でも問題が生じる。しかも、地震時、アンカーボルトにより床ブロックに伝達される力は、床ブロックに局部的に大きく作用して、床ブロックがひび割れる等の損傷を受け易いという虞もある。
ここで、前記溶接作業を不要とするために、アンカーボルトとほぼ同径のアンカーボルト穴を床ブロックに形成し、そのアンカーボルト穴にアンカーボルトを挿通状に連結した連結構造が考えられる。しかし、床ブロックと壁ブロックを組み立てる際に、アンカーボルトをアンカーボルト穴に挿入するために、アンカーボルトやアンカーボルト穴の高い形成位置精度と、高い組み立て精度が要求されるため、実用に耐えないものとなる。
本発明の目的は、コンクリート床ブロックとコンクリート壁ブロック等の第1,第2構造体の組み立て後に行う施行作業を、溶接作業を不要として、簡単・確実に且つ安全に行うことができ、建物が地震を受けた場合でも、第1,第2構造体をその相対的な動きを許容可能に連結して、この構造体連結構造及び第1,第2構造体に無理な力が作用することを極力防止できる、建物の構造体連結構造を提供することである。
請求項1の建物の構造体連結構造は、建物のコンクリートブロック製の第1構造体と任意の材料からなる第2構造体とを連結する建物の構造体連結構造において、前記第2構造体に第1構造体側へ突出するように固定されたアンカー部材と、前記第1構造体に形成され且つ前記アンカー部材が挿入されると共にモルタルが充填されるモルタル充填穴と、前記アンカー部材のうち少なくともモルタル充填穴に挿入される部分に装着され且つその周囲が前記第1,第2構造体の組み立て後にモルタル充填穴に充填されたモルタルに固定されるゴム製又は合成樹脂製の被覆部材とを備えたことを特徴とする。
この建物の構造体連結構造は、建物の床構造体と壁構造体との連結、建物の梁構造体と壁構造体との連結、建物の壁構造体と壁構造体との連結等々、一方がコンクリートブロック製の第1構造体と他方が任意の材料からなる第2構造体との種々の連結に適用することができる。この構造体連結構造では、第2構造体に、アンカー部材が第1構造体側へ突出するように固定され、第1構造体に、アンカー部材が挿入されると共にモルタルが充填されるモルタル充填穴が形成され、アンカー部材のうち少なくともモルタル充填穴に挿入される部分に、ゴム製又は合成樹脂製の被覆部材が装着されている。
ここで、第1,第2構造体の組み立て前に、第1構造体にモルタル充填穴が形成され、第2構造体にアンカー部材が固定され、そのアンカー部材に被覆部材が装着される。従って、第1,第2構造体の組み立ての際に、アンカー部材がモルタル充填穴に挿入され、第1,第2構造体の組み立て後に、モルタル充填穴に流動状のモルタルが充填され、固化したモルタルに被覆部材の周囲が固定される。アンカー部材は被覆部材によりモルタルに直接固定されず、従って、建物が地震を受けた場合、アンカー部材は被覆部材との滑りや被覆部材の圧縮変形を介してその長さ方向への移動が許容され多少の傾動も許容される。
例えば、この構造体連結構造は、1つのコンクリート壁ブロック等の第2構造体とその上下のコンクリート床ブロック等の第1構造体を連結するために4組設けられ、建物が地震を受けた場合、上下の第1構造体が水平方向へ相対的に移動すると、第2構造体は全体的に傾動し、各構造体連結構造において、第1構造体に対して第2構造体が上下方向へ移動するが、こうした第1,第2構造体の相対的な移動が許容される。
請求項1の発明においては次の構成を採用可能である。
前記被覆部材が、その筒状部分が薄皮状に形成され、その先端部分が弾力性のある厚肉部に形成される(請求項2)。前記第1構造体がコンクリート床ブロックであり、前記第2構造体がコンクリート壁ブロックである(請求項3)。前記アンカー部材に外嵌されて第1,第2構造体の間に介装され且つモルタル充填穴を塞ぐ弾性変形可能な閉塞部材を設ける(請求項4)。前記第1構造体に、前記モルタル充填穴を形成する金属又は合成樹脂製の筒状部材を埋設する(請求項5)。
前記被覆部材が、その筒状部分が薄皮状に形成され、その先端部分が弾力性のある厚肉部に形成される(請求項2)。前記第1構造体がコンクリート床ブロックであり、前記第2構造体がコンクリート壁ブロックである(請求項3)。前記アンカー部材に外嵌されて第1,第2構造体の間に介装され且つモルタル充填穴を塞ぐ弾性変形可能な閉塞部材を設ける(請求項4)。前記第1構造体に、前記モルタル充填穴を形成する金属又は合成樹脂製の筒状部材を埋設する(請求項5)。
前記筒状部材に抜け止め防止用の鍔部を固定的に設ける(請求項6)。前記第1構造体に、モルタル充填穴にモルタルを充填する為のモルタル充填通路を形成する(請求項7)。前記第1構造体に、モルタル充填穴に接続されそのモルタル充填穴にモルタルが完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路を形成する(請求項8)。前記第1構造体にその両側から2つの第2構造体を連結する場合、これら第2構造体から突出する2つのアンカー部材を挿入する共通のモルタル充填穴を第1構造体に貫通状に形成する(請求項9)。
請求項1の建物の構造体連結構造によれば、前記のように、アンカー部材、モルタル充填穴、被覆部材を設けたので、第1,第2構造体の組み立て後に、モルタル充填穴にモルタルを充填して、モルタル充填穴に挿入されたアンカー部材に装着された被覆部材の周囲をモルタルに固定し、このアンカー部材と被覆部材とモルタルを介して第1,第2構造体を連結することができる。こうした第1,第2構造体の組み立て後のモルタル充填作業を主とする施行作業を、溶接作業を不要として、簡単・確実に且つ安全に行うことができ、更に、この構造体連結構造の構成部材も外部へ露出しないため、場所的な制約を受け、見栄えが悪くなる等の問題も生じない。
被覆部材によりアンカー部材がモルタルに直接固定されることを防止し、建物が地震を受けた場合、その被覆部材の滑り作用や圧縮変形により、被覆部材(つまり第1構造体)に対するアンカー部材(つまり第2構造体)のその長さ方向への移動を許容し、第2構造体の全体的な傾動も許容することができる。つまり、第1,第2構造体をその相対的な動きを許容可能に連結して、この構造体連結構造及び第1,第2構造体に無理な力が作用することを極力防止することができる。しかも、モルタル充填穴をアンカー部材よりも十分に大きく形成することができるため、モルタル充填穴へのアンカー部材の挿入を含む第1,第2構造体の組み立ても簡単・確実に行うことができる。
請求項2の建物の構造体連結構造によれば、被覆部材の筒状部分を薄皮状に形成し、被覆部材の先端部分を弾力性のある厚肉部に形成したので、その薄皮状の筒状部分により、アンカー部材をモルタルに直接固定することを確実に防止すると共に、アンカー部材の長さ方向と直交する方向への連結による拘束機能を適度に確保することができ、建物が地震を受けた場合には、第1,第2構造体の互いに接近する側への相対移動を、厚肉部の圧縮変形を介して確実に許容し、その際の衝撃も厚肉部で緩衝することができる。
請求項3の建物の構造体連結構造によれば、第1構造体がコンクリート床ブロックであり、第2構造体がコンクリート壁ブロックであるので、上記効果を奏すると共に、コンクリート床ブロックとコンクリート壁ブロックと連結することができる。
請求項4の建物の構造体連結構造によれば、アンカー部材に外嵌されて第1,第2構造体の間に介装され且つモルタル充填穴を塞ぐ弾性変形可能な閉塞部材を設けたので、モルタル充填穴に充填された流動状のモルタルが外部へ漏出することを防止でき、しかも、この閉塞部材により地震時の衝撃を緩衝することもできる。
請求項5の建物の構造体連結構造によれば、第1構造体に、モルタル充填穴を形成する金属又は合成樹脂製の筒状部材を埋設したので、所望のモルタル充填穴を簡単・確実に形成することができる。
請求項6の筒状部材に抜け止め防止用の鍔部を固定的に設けたので、地震時、筒状部材に対してアンカー部材が移動する際、モルタルを介して筒状部材に作用する力により筒状部材が外部へ抜けるように移動することを確実に防止でき、これにより、第1,第2構造体をその相対的な動きを許容可能に連結する機能を確実にまた長期に亙って維持できる。
請求項7の建物の構造体連結構造によれば、第1構造体に、モルタル充填穴にモルタルを充填する為のモルタル充填通路を形成したので、モルタル充填穴にモルタルを簡単・確実に充填でき、モルタル充填作業を簡単化できる。
請求項8の建物の構造体連結構造によれば、第1構造体に、モルタル充填穴に接続されそのモルタル充填穴にモルタルが完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路を形成したので、モルタル充填穴にモルタルを充填していった場合、そのモルタル充填確認通路からモルタルを確認できたときに、モルタル充填穴にモルタルが完全に充填されたことを確認でき、このモルタル充填作業を確実に行うことができる。
請求項9の建物の構造体連結構造によれば、第1構造体にその両側から2つの第2構造体を連結する場合、これら第2構造体から突出する2つのアンカー部材を挿入する共通のモルタル充填穴を第1構造体に貫通状に形成したので、第1構造体とその両側から2つの第2構造体との連結に1つのモルタル充填穴を兼用でき、そのモルタル充填穴へのモルタルの充填作業も共通化できるため、構造を簡単化し、第1,第2構造体の組み立て後の施行作業も効率良く行うことができる。
本実施形態の建物の構造体連結構造は、建物のコンクリート床ブロックである第1構造体とコンクリート壁ブロックである第2構造体とを連結するものであり、この建物の構造体連結構造は、第2構造体に第1構造体側へ突出するように固定されたアンカー部材と、第1構造体に形成され且つアンカー部材が挿入されると共にモルタルが充填されるモルタル充填穴と、アンカー部材のうち少なくともモルタル充填穴に挿入される部分に装着され且つその周囲が第1,第2構造体の組み立て後にモルタル充填穴に充填されたモルタルに固定されるゴム製の被覆部材とを備えている。
図1に示すように、本発明の構造体連結構造1(以下、連結構造1という)を適用した建物においては、第1構造体であるコンクリート床ブロック2(以下、床ブロック2という)と複数の第2構造体であるコンクリート壁ブロック3(以下、壁ブロック3という)が組み立てられて外壁4が構成されている。床ブロック2とその上側の各壁ブロック3が1対の連結構造1により連結され、床ブロック2とその下側の各壁ブロック3が1対の連結構造1により連結されている。実施例1では、各連結構造1が、床ブロック2とその上下の2つの壁ブロック3を連結する共通の連結構造に構成されている。
各連結構造1について説明する。
図2に示すように、連結構造1は、上側の壁ブロック3に下側(床ブロック2側)へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、下側の壁ブロック3に上側(床ブロック2側)へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、床ブロック2に形成され且つ2つのアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12と、各アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12に挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12に充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。尚、被覆部材13を種々のゴム材料で構成してもよい。
図2に示すように、連結構造1は、上側の壁ブロック3に下側(床ブロック2側)へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、下側の壁ブロック3に上側(床ブロック2側)へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、床ブロック2に形成され且つ2つのアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12と、各アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12に挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12に充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。尚、被覆部材13を種々のゴム材料で構成してもよい。
また、連結構造1は、各アンカー部材10に外嵌されて床ブロック2と壁ブロック3の間に介装され且つモルタル充填穴12を塞ぐ弾性変形可能なゴム製の閉塞部材14と、床ブロック2に形成されモルタル充填穴12にモルタル11を充填する為のモルタル充填通路15と、床ブロック2に形成されたモルタル充填確認通路16であってモルタル充填穴12に接続されそのモルタル充填穴12にモルタル11が完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路16とを備えている。
アンカー部材10は所定長さのアンカーボルトで構成され、その基端側から半分以上の長さ部分が壁ブロック3に埋め込まれている。このアンカー部材10については、所定の型枠により壁ブロック3を成形する際に、その型枠に予めセットして壁ブロック3と一体化してもよいし、アンカーボルト穴を形成し、そのアンカーボルト穴に埋め込んで壁ブロック3と一体化してもよい。
各連結構造1において、床ブロック2には、モルタル充填穴12を形成する鋼管からなる筒状部材17が埋設されている。この筒状部材17は立向き配置で床ブロック2の上下全幅に亙って設けられ、筒状部材17の長さ方向中央部分に抜け止め防止用の鍔部18が固定的に設けられている。つまり、本実施例のように、床ブロック2にその上下両側から2つの壁ブロック3を連結する場合、これら壁ブロック3から突出する2つのアンカー部材10を挿入する共通のモルタル充填穴12が床ブロック2に貫通状に形成されている。
筒状部材17の下端付近部には注入穴部17aが形成され、この注入穴部17aにモルタル充填通路15が接続され、また、筒状部材17の上端付近部には排出穴部17bが形成され、この排出穴部17bにモルタル充填確認通路16が接続されている。モルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16については、例えば、所定の型枠により床ブロック2を成形する際に、その型枠内に予め注入穴部17aと排出穴部17bに夫々接続された合成樹脂製(例えば、塩化ビニル製)の2つチューブをセットして床ブロック2と一体化し、それらチューブ内に形成してもよい。
モルタル充填通路15は、その外端部の注入口15aが壁ブロック3の内側近くの床ブロック2の上面側に臨むように形成され、また、モルタル充填確認通路16も、その外端部の排出口16aが壁ブロック3の内側近くの床ブロック2の上面側に臨むように形成されている。尚、このモルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16も、本実施例のように、床ブロック2にその上下両側から2つの壁ブロック3を連結する場合に、2つのアンカー部材10に対して共通の構成になる。
各アンカー部材10に装着された被覆部材13は、その筒状部分13aが薄皮状に形成され、その先端部分13bが弾力性のある厚肉部13b(密部13b)に形成されている。例えば、筒状部分13aは厚さ2mmに形成され、その基端部は閉塞部材14と密着状になっている。例えば、厚肉部13bはアンカー部材10の長さ方向に厚さ10〜25mmに形成されている。ここで、各アンカー部材10のうちモルタル充填穴12に挿入される部分とそれに装着された被覆部材13の厚肉部13bとの合計長さは、モルタル充填穴12の長さの半分以下となり、モルタル充填穴12に挿入された2つのアンカー部材10の先端側の厚肉部13b同士が干渉しないようにしてある。
各アンカー部材10に外嵌状に装着された閉塞部材14は、その上下厚さが床ブロック2と壁ブロック3の間の間隔とほぼ同じ厚さになるように形成され、床ブロック2側の端面がモルタル充填穴12よりも大きく、モルタル充填穴12の端部に密着されている。尚、アンカー部材10に装着前の閉塞部材14において、アンカー部材10が挿通する穴はアンカー部材10の径よりもやや小さな径に形成されている。また、アンカー部材10のうち、少なくとも床ブロック2と壁ブロック3の間の部分、つまり閉塞部材14が外嵌される部分には防錆材が塗布されている。
次に、前記連結構造1を適用した建物の床ブロック2と壁ブロック3の組み立てと、組み立て後の施行方法について説明する。
先ず、各連結構造1において、図3に示すように、床ブロック2と壁ブロック3の組み立て前において、床ブロック2には、筒状部材17が埋設されて、モルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16が形成され、筒状部材17の内部のモルタル充填穴12は中空状態となっている。また、2つの壁ブロック3から突出している2つのアンカー部材10には、閉塞部材14と被覆部材13が夫々装着された状態となっている。
先ず、各連結構造1において、図3に示すように、床ブロック2と壁ブロック3の組み立て前において、床ブロック2には、筒状部材17が埋設されて、モルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16が形成され、筒状部材17の内部のモルタル充填穴12は中空状態となっている。また、2つの壁ブロック3から突出している2つのアンカー部材10には、閉塞部材14と被覆部材13が夫々装着された状態となっている。
次に、図4に示すように、床ブロック2とその上下2つの壁ブロック3を組み立てるが、その際に、各連結構造1において、モルタル充填穴12に上下両側から2つのアンカー部材10が挿入されて、それらアンカー部材10に装着された被覆部材13がモルタル充填穴12に挿入され、閉塞部材14によりモルタル充填穴12の上下両側が塞がれた状態になる。その後、所定のモルタル充填器を用いて、床ブロック2の上面部に形成された注入穴15aから、流動状のモルタル11をモルタル充填通路15を通してモルタル充填穴12に充填していく。
モルタル充填穴12には、その下端付近部の注入穴部17aからモルタル11が充填されるため、モルタル11は隙間なくモルタル充填穴12に充填されていき、モルタル充填穴12にモルタル11が略完全に充填されると、モルタル充填穴12のモルタル11がモルタル充填確認通路16を通って排出口16aから外部へ流出し、それを確認してモルタル充填作業を完了する。その後、モルタル充填穴12において固化したモルタル11に、2つのアンカー部材10に装着された被覆部材13の周囲が固定され、各アンカー部材10が被覆部材13とモルタル11を介して床ブロック2に連結された状態になる。また、モルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16内のモルタル11も固化して、それら通路15,16内が空洞化することもない。
以上説明した連結構造1の効果について説明する。
アンカー部材10、モルタル充填穴12、被覆部材13を設けたので、床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後に、モルタル充填穴12にモルタル11を充填して、モルタル充填穴12に挿入されたアンカー部材10に装着された被覆部材13の周囲をモルタル11に固定し、このアンカー部材10と被覆部材13とモルタル11を介して床ブロック2と壁ブロック3を連結することができる。こうした床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後のモルタル充填作業を主とする施行作業を、溶接作業を不要として、簡単・確実に且つ安全に行うことができ、更に、この連結構造1の構成部材も外部へ露出しないため、場所的な制約を受け、見栄えが悪くなる等の問題も生じない。
アンカー部材10、モルタル充填穴12、被覆部材13を設けたので、床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後に、モルタル充填穴12にモルタル11を充填して、モルタル充填穴12に挿入されたアンカー部材10に装着された被覆部材13の周囲をモルタル11に固定し、このアンカー部材10と被覆部材13とモルタル11を介して床ブロック2と壁ブロック3を連結することができる。こうした床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後のモルタル充填作業を主とする施行作業を、溶接作業を不要として、簡単・確実に且つ安全に行うことができ、更に、この連結構造1の構成部材も外部へ露出しないため、場所的な制約を受け、見栄えが悪くなる等の問題も生じない。
被覆部材13によりアンカー部材10がモルタル11に直接固定されることを防止し、建物が地震を受けた場合、その被覆部材13の滑り作用や圧縮変形により、被覆部材13(つまり床ブロック2)に対するアンカー部材10(つまり壁ブロック3)のその長さ方向(上下方向)への移動を許容し、壁ブロック3の全体的な傾動も許容することができる。つまり、床ブロック2と壁ブロック3をその相対的な動きを許容可能に連結して、この連結構造1及び床ブロック2と壁ブロック3に無理な力が作用することを極力防止することができる。しかも、モルタル充填穴12をアンカー部材10よりも十分に大きく形成することができるため、モルタル充填穴12へのアンカー部材10の挿入を含む床ブロック2と壁ブロック3の組み立ても簡単・確実に行うことができる。
被覆部材13の筒状部分13aを薄皮状に形成し、被覆部材13の先端部分13bを弾力性のある厚肉部13bに形成したので、その薄皮状の筒状部分13aにより、アンカー部材10をモルタル11に直接固定することを確実に防止すると共に、アンカー部材10の長さ方向と直交する方向への連結による拘束機能を適度に確保することができ、建物が地震を受けた場合には、床ブロック2と壁ブロック3の互いに接近する側への相対移動を、厚肉部13bの圧縮変形を介して確実に許容し、その際の衝撃も厚肉部13bで緩衝することができる。
アンカー部材10に外嵌されて床ブロック2と壁ブロック3の間に介装され且つモルタル充填穴12を塞ぐ弾性変形可能な閉塞部材14を設けたので、モルタル充填穴12に充填された流動状のモルタル11が外部へ漏出することを防止でき、しかも、この閉塞部材14により地震時の衝撃を緩衝することもできる。床ブロック2に、モルタル充填穴12を形成する金属製の筒状部材17を埋設したので、所望のモルタル充填穴12を簡単・確実に形成することができる。筒状部材17に抜け止め防止用の鍔部18を固定的に設けたので、地震時、筒状部材17に対してアンカー部材10が移動する際、モルタル11を介して筒状部材17に作用する力により筒状部材17が外部へ抜けるように移動することを確実に防止でき、これにより、床ブロック2と壁ブロック3をその相対的な動きを許容可能に連結する機能を確実にまた長期に亙って維持することができる。
床ブロック2に、モルタル充填穴12にモルタル11を充填する為のモルタル充填通路15を形成したので、モルタル充填穴12にモルタル11を簡単・確実に充填でき、モルタル充填作業を簡単化できる。床ブロック2に、モルタル充填穴12に接続されそのモルタル充填穴12にモルタル11が完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路16を形成したので、モルタル充填穴12にモルタル11を充填していった場合、そのモルタル充填確認通路16からモルタル11を確認できたときに、モルタル充填穴12にモルタル11が完全に充填されたことを確認でき、このモルタル充填作業を確実に行うことができる。
床ブロック2にその両側から2つの壁ブロック3を連結する場合、これら壁ブロック3から突出する2つのアンカー部材10を挿入する共通のモルタル充填穴12を床ブロック2に貫通状に形成したので、床ブロック2とその両側から2つの壁ブロック3との連結に1つのモルタル充填穴12を兼用でき、更に、モルタル充填通路15とモルタル充填確認通路16も兼用でき、モルタル充填穴12へのモルタル11の充填作業も共通化できるため、構造を簡単化し、床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後の施行作業も効率良く行うことができる。
図5に示すように、この実施例2では、連結構造1Aが、床ブロック2にその上側(又は下側)の壁ブロック3とを連結する連結構造になっている。
つまり、この連結構造1Aは、上側の壁ブロック3に下側へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、床ブロック2に形成され且つアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12Aと、アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12Aに挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12Aに充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。
つまり、この連結構造1Aは、上側の壁ブロック3に下側へ突出するように固定された鋼製のアンカー部材10と、床ブロック2に形成され且つアンカー部材10が挿入されると共にモルタル11が充填されるモルタル充填穴12Aと、アンカー部材10のうち少なくともモルタル充填穴12Aに挿入される部分に装着され且つその周囲が床ブロック2と壁ブロック3の組み立て後にモルタル充填穴12Aに充填されたモルタル11に固定されるゴム製の被覆部材13とを備えている。
また、連結構造1Aは、アンカー部材10に外嵌されて床ブロック2と壁ブロック3の間に介装され且つモルタル充填穴12Aを塞ぐ弾性変形可能なゴム製の閉塞部材14と、床ブロック2に形成されモルタル充填穴12Aにモルタル11を充填する為のモルタル充填通路15Aと、床ブロック2に形成されたモルタル充填確認通路16Aであってモルタル充填穴12Aに接続されそのモルタル充填穴12Aにモルタル11が完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路16Aとを備えている。尚、基本的に実施例1と同じものには同一符号を付して説明する。
床ブロック2には、モルタル充填穴12Aを形成する鋼管からなる筒状部材17Aが埋設されている。この筒状部材17Aは立向き配置で床ブロック2の上下幅の約1/2部分に亙って設けられ、その下端部に抜け止め防止用の鍔部18Aが固定的に設けられている。つまり、モルタル充填穴12Aが床ブロック2の上側へのみ開放するように形成され、そのモルタル充填穴12Aに合わせてモルタル充填穴15Aとモルタル充填確認穴16Aとが形成されている。この連結構造1Aによれば実施例1と略同様の効果を奏する。
その他の変形例について説明する。
1]被覆部材を合成樹脂材料で構成してもよい。但し、その被覆部材の先端部分を弾力性のある厚肉部に形成可能に構成することが必須である又は望ましい。
2]床ブロックにモルタル充填穴を形成する合成樹脂製の筒状部材を埋設してもよい。
3]コンクリートブロック製の第1構造体(例えば、実施例のようなコンクリート床ブロックや、梁構造体、壁構造体)と、任意の材料(例えば、金属材料)からなる第2構造体(例えば、壁構造体、株梁構造体等々)を連結する建物の連結体連結構造に、本発明を適用可能である。
4]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形、構成を付加して実施することが可能である。
1]被覆部材を合成樹脂材料で構成してもよい。但し、その被覆部材の先端部分を弾力性のある厚肉部に形成可能に構成することが必須である又は望ましい。
2]床ブロックにモルタル充填穴を形成する合成樹脂製の筒状部材を埋設してもよい。
3]コンクリートブロック製の第1構造体(例えば、実施例のようなコンクリート床ブロックや、梁構造体、壁構造体)と、任意の材料(例えば、金属材料)からなる第2構造体(例えば、壁構造体、株梁構造体等々)を連結する建物の連結体連結構造に、本発明を適用可能である。
4]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形、構成を付加して実施することが可能である。
1,1A 構造体連結構造
2 コンクリート床ブロック
3 コンクリート壁ブロック
10 アンカー部材
11 モルタル
12,12A モルタル充填穴
13 被覆部材
13a 筒状部分
13b 厚肉部
14 閉塞部材
15,15A モルタル充填通路
16,16A モルタル充填確認通路
17,17A 筒状部材
18,18A 鍔部
2 コンクリート床ブロック
3 コンクリート壁ブロック
10 アンカー部材
11 モルタル
12,12A モルタル充填穴
13 被覆部材
13a 筒状部分
13b 厚肉部
14 閉塞部材
15,15A モルタル充填通路
16,16A モルタル充填確認通路
17,17A 筒状部材
18,18A 鍔部
Claims (9)
- 建物のコンクリートブロック製の第1構造体と任意の材料からなる第2構造体とを連結する建物の構造体連結構造において、
前記第2構造体に第1構造体側へ突出するように固定されたアンカー部材と、
前記第1構造体に形成され且つ前記アンカー部材が挿入されると共にモルタルが充填されるモルタル充填穴と、
前記アンカー部材のうち少なくともモルタル充填穴に挿入される部分に装着され且つその周囲が前記第1,第2構造体の組み立て後にモルタル充填穴に充填されたモルタルに固定されるゴム製又は合成樹脂製の被覆部材と、
を備えたことを特徴とする建物の構造体連結構造。 - 前記被覆部材は、その筒状部分が薄皮状に形成され、その先端部分が弾力性のある厚肉部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建物の構造体連結構造。
- 前記第1構造体がコンクリート床ブロックであり、前記第2構造体がコンクリート壁ブロックであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の構造体連結構造。
- 前記アンカー部材に外嵌されて第1,第2構造体の間に介装され且つモルタル充填穴を塞ぐ弾性変形可能な閉塞部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の建物の構造体連結構造。
- 前記第1構造体に、前記モルタル充填穴を形成する金属又は合成樹脂製の筒状部材を埋設したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の建物の構造体連結構造。
- 前記筒状部材に抜け止め防止用の鍔部を固定的に設けたことを特徴とする請求項5に記載の建物の構造体連結構造。
- 前記第1構造体に、モルタル充填穴にモルタルを充填する為のモルタル充填通路を形成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の建物の構造体連結構造。
- 前記第1構造体に、モルタル充填穴に接続されそのモルタル充填穴にモルタルが完全に充填されたことを確認する為のモルタル充填確認通路を形成したことを特徴とする請求項7に記載の建物の構造体連結構造。
- 前記第1構造体にその両側から2つの第2構造体を連結する場合、これら第2構造体から突出する2つのアンカー部材を挿入する共通のモルタル充填穴を第1構造体に貫通状に形成したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の建物の構造体連結構造。
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JP2004300020A JP2006112112A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 建物の構造体連結構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106869539A (zh) * | 2017-03-23 | 2017-06-20 | 黄河科技学院 | 一种装配式厂房建筑 |
CN110397156A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-11-01 | 温州林嘉建筑有限公司 | 一种钢筋砼预制整浇房屋结构及施工方法 |
JP2021042545A (ja) * | 2019-09-09 | 2021-03-18 | 株式会社大林組 | プレキャスト板の連結構造及び方法 |
KR102712706B1 (ko) * | 2023-12-18 | 2024-09-30 | 삼표피앤씨(주) | 주택 pc모듈러의 접합 구조 |
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-
2004
- 2004-10-14 JP JP2004300020A patent/JP2006112112A/ja active Pending
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