JPS597571B2 - エルボ管の合成樹脂ライニング方法 - Google Patents

エルボ管の合成樹脂ライニング方法

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JPS597571B2
JPS597571B2 JP17616080A JP17616080A JPS597571B2 JP S597571 B2 JPS597571 B2 JP S597571B2 JP 17616080 A JP17616080 A JP 17616080A JP 17616080 A JP17616080 A JP 17616080A JP S597571 B2 JPS597571 B2 JP S597571B2
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JP
Japan
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core
tube
elbow
synthetic resin
pipe
Prior art date
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Expired
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JP17616080A
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JPS57107815A (en
Inventor
晋也 渡橋
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Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、管継手用エルボ管の内部を耐薬品性合成樹
脂材料で内張りするライニング方法の改良に関するもの
である。
従来、彎曲管部分とその両端から延長直状管部分とから
成るエルボ管の内面を、耐薬品性を有する弗素系合成樹
脂でライニングする方法として、次の2つの方法が提案
されている。
その一つは、中子にゴムチューブを用い、エルボ管とそ
のなかに入れたゴムチューブとのあいだの空所に樹脂粉
末を充填したあと、ゴムチューブをその内側にかけた気
体圧力で膨張させ、それによつて樹脂粉末材料を所定の
密度に圧縮し、そのあとゴムチューブを抜き出し、炉内
で加熱して樹脂材を焼結させる方法であるが、この方法
では、均一な樹脂肉厚や樹脂密度を得ることが困難で、
かつその内張りの製作に熟練を要する。
第2の方法は、前記合成樹脂による直管を予め形成して
おき、これを加熱して軟化させながらエルボ管内部に引
き込み、管内面に押しつけて成形する方法であるが、こ
の方法は、樹脂の肉厚が厚い場合、エルボ管の曲り半径
が小さい場合、エルボ管の口径が大きい場合は、その内
張り製作が困難である。
この発明は、上述した従来の欠点を解消するためになさ
れたものであつて、彎曲管部分と直状管部分とからなる
エルボ管の樹脂ライニング施工において、均一な厚さと
密度とを有する樹脂内張りを容易に形成することができ
、しかも樹脂内張りの厚さ、エルボ管の曲り半径、エル
ボ管の口径などに左右されずに所望の樹脂内張りを容易
に形成することができるエルボ管の合成樹脂ライニング
方法を提供することを目的としているものである。
この発明によるエルボ管の合成樹脂ライニング方法は、
90度の中心角で彎曲する管部分とその両端から延長し
ている直状の管部分とから成るエルボ管に中子を入れ、
合成樹脂を注入してライニングを施す方法において、前
記中子を、エルボ管の彎曲管部分に挿入配置される中央
中子と、前記彎曲管部分の両端に延長する直状管部分に
挿入配置され、前記中央中子に着脱自在に連結される側
方中子の3つの割り型中子で構成し、前記エルボ管の内
部に挿入配置した前記割り型中子と管内面とのあいだの
空所に溶融合成樹脂を流し込んで冷却固化させたあと、
両側の2つの側方中子を取外し、抜け出せなくなつた中
央中子を溶解剤で溶解して取り除くことを特徴としてい
るものである。以下、この発明方法を、その実施の一例
を示した図面にもとづいて詳しく説明する。図面におい
て、1はエルボ管、2,3はフランジであり、4は管内
部に挿入配置される割り型中子であつて、この割り型中
子4は、エルボ管1を形成している彎曲管部分、すなわ
ち、中心角θが90度で、一定の曲り半径をもつて彎曲
する彎曲管部分1aに挿入配置される中央中子4aと、
前記彎曲管部分1aの両端からそれぞれ延長する短かい
直状管部分1b,1cに挿入配置される側方中子4b,
4cとの3つの割り型中子で構成されており、前記中央
中子4aと側方中子4bとは、中央中子4aの端面中心
部位にあけられているネジ孔5に側方中子4bに貫通さ
せたボルト6を螺合して締付けることによつて一体に連
結され、中央中子4aと他方の側方中子4cとは、中央
中子4aの端面中心部位にあけられているネジ孔7に、
側方中子4cの先端に突出しているネジ軸8を螺合して
締付けることによつて一体に連結されるようになつてい
る。
また、側方中子4bは、その端面に突出しているピン9
を中央中子4aの端面側の小孔10に挿入することによ
り、位置決めができるようになつている。前記側方中子
4cがエルボ管のフランジ3から突出する部分と対向す
る部位には、溶融合成樹脂射出用ヘツド11が配置され
、フランジ3にボルトなどの締付け部材によつて固定さ
れ、ヘツド11にある湯口12が、エルボ管内面と中子
4とのあいたに残される空所に連結されるようになつて
いる。
前記側方中子4b,4cおよびヘツド11の材料は、内
張りに使用する合成樹脂の溶融温度以上の耐熱性を有す
るものであればよく、たとえば普通鋼あるいはステンレ
ス鋼などが使用される。
また中央中子4aは、前記と同様に、合成樹脂の溶融温
度以上の耐熱性を有し、しかも後記する溶解剤として使
用する塩酸、硫酸、硝酸、苛性ソーダなどによつて溶解
され易い材料、たとえばアルミニウムや亜鉛などの材料
で形成したものが使用される。次に前記中子4を用いて
エルボ管に合成樹脂の内張りを形成する作業工程につい
て説明する。
まず、エルボ管1のなかに割り型の中央中子4aおよび
側方中子4b,4cを第1図に示すように組み込んで固
定する。中子の挿入順序は、中央中子4aがさきで、そ
のあとで側方中子4b,4cを挿入するものであつて、
側方中子4bはボルト6で中央中子4aに結合させ、側
方中子4cはそれ自体を回動してネジ軸8で中央中子4
aに結合させ、次でヘツド11を配置固定する。なお、
前記エルボ管のように、90度の中心角に相当する彎曲
管部分1a′に直状管部分1b,1cが延長しているエ
ルボ管においては、もし中央中子の外径が管の内径と同
じである場合には、その中央中子は直状管部分に邪魔さ
れて彎曲管部分に挿入できないが、中央中子の外径が管
の内径より小さくつくられ、管とのあいだに遊び空所が
残されているので、その遊び空所により、中央中子を挿
入させることができる。上記のようにして中子を組み込
んで固定したあと、湯口12から加熱溶融した合成樹脂
を流し込むと、第2図に示すように、溶融合成樹脂は、
エルボ管内面と中子4a,4b,4cとのあいだの空所
、フランジ2と中子4bとのあいだの空所、およびフラ
ンジ3とヘツド11とのゐいだの空所に充填される。
次に、流し込んだ溶融合成樹脂が冷却固化したあと、ヘ
ツド11を取外し、湯口にあたる部分に形成された合成
樹脂の突出部分を削り取り、側方中子4b,4cを取外
す。
中央中子4aは、管内面とのあいだに空所が合成樹脂で
充填されているため、抜き出し不能の状態におかれてい
るので、そのま\にしておき、合成樹脂は溶解しないが
、前記中子4aを溶解することのできる溶解剤を注いで
溶融処理する。
中子4aが溶解したあと、溶解剤を排除し、合成樹脂の
内張り層を水で洗浄することにより、内張り作業が完了
する。以上に述べたように、この発明によれば、90度
の中心角で彎曲する管部分とその両端から延長している
直状の管部分とから成るエルボ管に中子を入れ、合成樹
脂を注入してライニングを施す方法において、前記中子
を、エルボ管の彎曲管部分に挿入配置される中央中子と
、前記彎曲管部分の両端に延長する直状管部分に挿入配
置され、前記中央中子に着脱自在に連結される側方中子
の3つの割り型中子で構成し、前記エルボ管の内部に挿
入配置した前記割り型中子と管内面とのあいたの空所に
溶融合成樹脂を流し込んで冷却固化させたあと、両側の
2つの側方中子を取外し、抜け出せなくなつた中央中子
を溶解剤で溶解して取り除くことができるものであるか
ら、彎曲管部分と直状管部分とから成るエルボ管のライ
ニングを極めて簡単容易に行うことができるばかりでな
く、均一な厚さと密度を有する樹脂ライニング層を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明方法の一実施例を示すもので、エルボ
管に中子が組み込まれた状態の組み立て構造部分の断面
図、第2図は合成樹脂内張りが形成された状態の断面図
、第3図は中央中子の側面図である。 1・・・・・・エルボ管、1a・・・・・・彎曲管部分
、1b,1c・・・・・・直状管部分、2,3・・・・
・・フランジ、4・・・・・・中子、4a・・・・・・
中央中子、4b,4c・・・・・・側方中子、5,7・
・・・・・ネジ孔、8・・・・・・ネジ軸、9・・・・
・・ピン、10・・・・・・小孔、11・・・・・・ヘ
ツド、12・・・・・・湯口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 90度の中心角で彎曲する管部分とその両端から延
    長している直状の管部分とから成るエルボ管に中子を入
    れ、合成樹脂を注入してライニングを施す方法において
    、前記中子を、エルボ管の彎曲管部分に挿入配置される
    中央中子と、前記彎曲管部分の両端に延長する直状管部
    分に挿入配置され、前記中央中子に着脱自在に連結され
    る側方中子の3つの割り型中子で構成し、前記エルボ管
    の内部に挿入配置した前記割り型中子と管内面とのあい
    だの空所に溶融合成樹脂を流し込んで冷却固化させたあ
    と、両側の2つの側方中子を取外し、抜け出せなくなつ
    た中央中子を溶解剤で溶解して取り除くことを特徴とす
    るエルボ管の合成樹脂ライニング方法。
JP17616080A 1980-12-13 1980-12-13 エルボ管の合成樹脂ライニング方法 Expired JPS597571B2 (ja)

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JPS57107815A JPS57107815A (en) 1982-07-05
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KR101041534B1 (ko) * 2010-11-26 2011-06-17 (주)신신플라테크 금속관의 라이너 형성장치 및 그의 형성방법

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