JPS5942517B2 - 一連のカラ−像の記録体を再生するための装置 - Google Patents

一連のカラ−像の記録体を再生するための装置

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JPS5942517B2
JPS5942517B2 JP50068451A JP6845175A JPS5942517B2 JP S5942517 B2 JPS5942517 B2 JP S5942517B2 JP 50068451 A JP50068451 A JP 50068451A JP 6845175 A JP6845175 A JP 6845175A JP S5942517 B2 JPS5942517 B2 JP S5942517B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/88Signal drop-out compensation
    • H04N9/882Signal drop-out compensation the signal being a composite colour television signal

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般的に言えば、間挿されたルミナンス信
号成分とクロミナンス信号成分を持つ複合カラー ・ビ
デオ信号を再生するカラー ・ビデオ記録体再生装置で
の利用に適する映像欠陥補償方式に、より具体的には、
複合信号成分の櫛型フィルタ型分離用と、欠陥のマスキ
ング(遮蔽)のための信号記憶用とに二重に用いられる
遅延装置の組込まれた上述の方式に関するものである。
米国特許第3842194号には、記録された情報が、
導電体層とその上に重ねられた誘電体層とでおおわれた
円盤状基板の表面に設けられた螺旋溝の底に、幾何学的
な変動の形をもつて現われるビデオレコード盤記録/再
生方式が開示されている。絶縁性支持体に取付けられた
導電性電極を有する再生用スタイラス(針)がこのレコ
ード盤の溝中に置かれる。この電極は、レコード盤の二
つの層と協働して、レコード盤が回転するにしたがつて
、このスタイラス電極の下を通りすぎる溝底の幾何学的
変動に応じて変化するキヤパシタンスを形成する。この
スタイラス電極に結合された適当な回路によつて、この
キヤパシタンス変化が記録されている情報を表わす電気
信号の変化に変換される。上述の容量型ビデオレコード
方式の望ましい形に訃いては、記録されている情報は、
ビデオ信号によつて周波数変調された搬送波から成り、
溝底の深さの最大と最小の深さの間での、交替の連続の
形をもつて現われる。
このようなFM搬送波記録形式を利用するときは、プレ
ーヤでは、取出されたFM信号からビデオ信号を得るた
めに、FM検波装置を用いる必要がある。たとえば、プ
レーヤに設けられるFM検波器は、入力信号がゼロ交叉
するごとに、標準の幅と振幅とを持つ出力パルスを1個
ずつ発生するゼロ交叉検出器を備えたものとすることが
できる。
このゼ口交叉検出器の出力は、記録されているビデオ信
号の帯域幅に実質的に適合する通過帯域を持つ低域,通
過フイルタに与えられて、所望のビデオ信号が得られる
。映像表示を行なうために、この記録されているビデオ
信号を上述の型のビデオレコードプレーヤで再生する場
合に、表示される映像の不規則な位置に、正しい映像情
報の代りに、白および/または黒のスポツトと筋の形を
持つ映像の乱れが、問欠的に出現するという問題が見ら
れる。
これらの映像欠陥は、出現の長さ、濃さ及び持続時間が
いろいろである。このような映像欠陥の間欠的な出現は
、映像情報を全面的に破壊するほどのものではないにし
ても、これを見る人に、かなbの不快感を与える元とな
る可能性がある。この発明は、このような映像欠陥の与
える影響を事実上除去し、あるいは、かなり減少させる
ための補償の方法とその装置に関するものである。この
問題の分析によつて、種々の異なつた原因から、いろい
ろの不快な映像スポツトと筋が発生することが明らかに
なつた。
いくつかの原因は、レコード盤自体に在る欠陥に関係す
る。また、特定のレコード盤の特定の再生時に出会う条
件に関係する原因がある。(たとえば、レコード盤の溝
の種々の領域に卦いて、種々の形の屑とスタイラスが接
触する場合)。さらに、再生されているレコード盤の過
去の使用状態に関係する原因(たとえば、引つかき傷、
打痕など)がある。映像欠陥の原因を、これ以上に、細
かく挙げなくても、無数の異なつた型の原因が存在する
ことは、明らかである。これらの原因は、極めて予測し
難く、レコード盤ごとに、再生ごとに、溝の領域ごとに
、等々、異なつた問題を生じる。1974年6月6日付
のクレメンス(JOnK.Clemens)氏、フアー
ラ一(JackS.Fuhrer)氏及びロス(Mic
haelD.ROss)氏の米国特許出願第47710
2号(特願昭50−65973、特開昭51−7815
)には、ビデオ・レコード盤の再生時に、信号欠陥の影
響を効果的にシ}い隠すための方式が開示されている。
この構成では、欠陥検出は、プレーヤのFM検波器の出
力から得られるビデオ信号の瞬時レベルを、予じめ選ば
れた最高と最低のレベルと比較することによつて行なわ
れる。これらの最高と最低レベルは、FM信号の変移範
囲の両限界に於ける入力信号周波数に応じて、そのFM
検波器の発生する瞬時ビデオ信号レベルに実質的に対応
するものとされる。欠陥の始ま)を明確にかつ急速に認
知する欠陥検出器の能力を強化するこの構成の有利な特
長によれば、記録されているビデオ信号の最高周波数よ
り適当に高い遮断周波数を持つ低域通過フイルタで得ら
れる広帯域ビデオ信号が、電圧レベル比較器に入力とし
て与えられる。この入力電圧が、予じめ選ばれたレベル
範囲外に出ると、欠陥存在信号が生成され、この信号に
よつて、そのときの情報の代Dに、その前の映像走査線
から得られる情報を置換える切換制御が行なわれる。連
続する映像走査線の情報には、一般的に冗長性があるの
で、前の走査線の情報による置換によつて、欠陥の出現
が卦おい隠され、この映像欠陥は比較的に注意をひかな
いものとなる。その時の走査線情報の代りに、欠陥を卦
訃い隠すための置換情報として、直前の映像走査線の情
報を利用するためには、なにか適当な形の信号記憶手段
をプレーヤ装置に組込む必要がある。
この発明の原則にしたがえば、たとえば、前述の米国特
許出願第477102号に記載されているような欠陥補
償方式に卦ける信号記憶は、ルミナンス信号とクロミナ
ンス信号の分離のための櫛型フイルタ回路と協働するプ
レーヤ中に設けられたIH遅延線から、所望の「置換]
信号情報が取出されるようにされた構成を用いて、比較
的経済的に実現することができる。米国特許第3872
497号には、ビデオ・レコード盤プレーヤ装置で用い
るための「櫛型」フイルタ回路構成が記載されている。
この構成は、「埋込み副搬送波」形式(この形式では、
変調された副搬送波の形のクロミナンス情報が、より広
い帯域を持つルミナンス信号の中間帯域中のスペクトル
の谷間に埋込まれる)の再生された複合信号を、NTS
C方式に近い形式の出力複合信号に変換するのに特に有
利である。櫛型沢波は中間帯域のルミナンス信号成分か
ら、埋込まれた副搬送波クロミナンス信号を分離するの
に用いられる。再生された信号の「ジツタ(Jitte
r)」が、櫛型フイルタの分離作用の正確さを乱すこと
を事実上防ぎ、櫛型フイルタ用として単一のIH遅延線
形式の使用を可能にし、又、この単一の遅延線として、
比較的に安価で、比較的にせまい帯域の構造のものの使
用を可能にするように、櫛型沢波の前に、ヘテロダイン
処理が行われる。この発明の次陥補償方式では、米国特
許第3872497号で述べられている如く、ルミナン
ス/クロミナンス信号分離を行なう櫛型フイルタ装置で
働く1H遅延線が、欠陥をjl−卦い隠すための「置換
」信号源としての働きもする。
この発明の一実施例では、再生されるレコードのFM搬
送波信号からFM検波器によつて取出される複合カラー
・ビデオ信号が、変調器に与えられて、振幅変調された
搬送波が得られる。
プレーヤの動作を通常モードと欠陥モードとの間で選択
的に切換えるための電子式切換装置によつて、「通常」
条件の下では、変調器出力が1H遅延線の入力部へ供給
される。櫛型フイルタは、この遅延線入力と出力を処理
して、分離されたルミナンス信号とクロミナンス信号成
分が得られ、これらの成分はさらに処理されて、カラー
映像表示装置の制御に用いられる。たとえばFM検波器
の出力をモニタする欠陥検出器が、電子切換装置の制御
を行ない、欠陥が現われたとき、変調器出力の遅延線入
力部への通常の供給が中断され、遅延線出力部から得ら
れる「置換」信号が遅延線入力部へ(変調器出力の代り
に)供給される。欠陥を効果的に訃卦い隠すために、置
換信号の取出しには、遅延線出力の搬送波とカラー副搬
送波側帯波成分の差動的位相シフト処理が含まれている
。この発明の別の実施例による上述の構成の変形のもの
では、「通常」信号と「置換」信号の切換は、ビデオ周
波数の信号をもつて行われる。
通常は、FM検波器出力部からの複合ビデオ信号が、振
幅変調器に与えられるが、欠陥が検出されると、遅延線
から出力される振幅変調された搬送波の検波された形の
ものが置換される。次に、この発明を、添付の図面を参
照して説明する。
第1図に示したこの発明が実施されているビデオレコー
ド盤プレーヤ装置に於て、ビデオレコード盤ピツクアツ
プ回路11によつて、このプレーヤの信号処理回路に与
えられるFM信号が端子Rに生成される。
例えば、このビデオレコードピツクアツプ装置は、前述
の容量型のものであり1このビデオレコード盤ピツクア
ツプ回路11の構造と回路構成は、全体として、米国特
許第3842194号に述べられているものとすること
ができる。
再生されるべきレコード盤に対する記録方式は、取出さ
れた信号情報が、周波数変調搬送波として端子Rに現わ
れ、一定の変移範囲限界(たとえば、3,9−6.5M
Hz)より低い周波数帯(たとえば、0−3.0MHz
)を占め、表示される一連の映像を表わすビデオ信号の
振幅に従つて、搬送波の瞬時周波数が前記一定の変移範
囲限界内で変移するものとする。
端子Rの入力FM信号は、リミタ一13を経て、ゼロ交
叉検出器15に供給される。
リミタ一13は、入力FM信号のスプリアスな振幅変調
を除去しあるいは減少させるためのものである。ゼロ交
叉検出器15は、振幅制限された入力FM信号のゼロ交
叉ごとに、一定の振幅、幅及び極性を有する出力パルス
を1個づつ発生する周知の回路から成るものとすること
ができる。ゼロ交叉検出器15のパルス出力は、第1の
低域通過フイルタ31と第2の低域通過フイルタ17の
カスケード接続体として示されている出力フイルタ系に
供給される。出力低域通過フイルタ17の通過帯域は、
記録されているビデオ信号情報の占める帯域(たとえば
、O−3MHz)に実質的に適合する。第1の低域通過
フイルタ31の通過帯域は、フイルタ17の通過帯域よ
り広く、記録されているビデオ信号の最高周波数よりか
なb高い遮断周波数(たとえば、6MHz)を持つ。フ
イルタ31は、欠陥検出器30のための広帯域入カフイ
ルタとして働く。ゼロ交叉検出器15とその出力フイル
タ系は、いわゆる「パルス・カウンタ型」のFM検波器
を形成し、入力FM信号の変調に対応するビデオ信号の
形の出力を発生する。
例えば、レコード盤から取出されたビデオ信号情報は、
米国特許第3872498号に記載されているような、
「埋込み副搬送波」の形式に符号化された複合カラー・
ビデオ信号から成つている。説明の便宜上、記載されて
いる複合カラー・ビデオ信号の埋込み副搬送波の形を表
わすために、次のパラメータを仮定する:(1)線周波
数(FH)が、カラーテレビジヨン放送のための米国規
格に相当するものとするとき、すなわち、約1.53M
Hz;(2)クロミナンス信号: 上下に等しい帯域幅(500KHz)の側帯波が残され
て}ジ、0−500KHz帯域幅を持つ赤と青の色差信
号(R−YlB−Y)でそれぞれ振幅変調された直角の
位相関係を有する副搬送波の和;水平帰線期間の「バツ
クポーチ」に}いて、埋込み副搬送波の周波数(Fs′
)で振動する基準位相と振幅のバースト(周波数を除く
すべての点で、標準のNTSCカラー同期成分に対応す
る)。
フイルタ17の複合カラー・ビデオ信号出力は、変調器
19に与えられる。
この変調器19には、搬送波入力端子Jから搬送波も与
えられて、振幅変調された搬送波出力が得られる。端子
JVC訃ける搬送波の正規の周波数Fcは、埋込み副搬
送波の周波数(Fs″)と出力副搬送波周波数(Fs)
の和であつて、カラーテレビジヨンクロミナンス信号チ
ヤンネルへ与えるのに適するものであることが望ましい
。例えば、所望の出力副搬送波周波数任乙J(Fs)は
、NTSCの値、丁FHすなわち、約3.58MHzに
相当し、したがつて、端子Jの搬送波にとつて望まれる
正規の和周波数(Fc)は325fHすなわち、約5.
11MHzに相当する。
望ましくは、変調器19は、複合ビデオ入力に対してバ
ランスされ、端子JからのFc入力に対しては、平衡化
されていない単一バランス形のものである。変調器19
で与えられる搬送波の変調率は、入力レベルの適当な関
係によつて、比較的に低い値(たとえば、20%)に保
持される。前述の米国特許第3872497号に詳しく
述べられている如く、レコード盤の再生条件によつて、
取出される複合信号の周波数に望ましくないジツタが生
じる場合には、端子Jに与えられる搬送波が、実質的に
同じジツタを持つようにして、変調器19のヘテロダイ
ン作用による和ど差周波数信号に、実質的にジツタがな
いようにすることが望ましい。変調器19の出力部に結
合された残留側波帯フイルタ21は、不平衡搬送波とそ
の下側側波帯を通過させる。
この下側側波帯(変調による差周波数成分から成つてい
る)中に、出力として用いることの望まれる周波数(F
s)のカラー副搬送波が入る。搬送波周波数(Fc)が
、フイルタ21の特性の高い方の端のスロープの中点に
あつて、上側側波帯の小部分も、フイルタ21を通過す
ることが望ましい。残留側波帯フイルタ21の出力は、
電子式切換装置23の「通常」信号入力端子Nに供給さ
れる。
この切換装置23は:(1) 「通常」信号入力端子N
に現われる信号を切換装置の出力端子0に結合すること
:と(2) 「置換」信号入力端子Sに現われる信号を
出力端子0に結合すること、とを、選択的に行なう目的
を持つ。
これらの「通常」状態と、「置換」状態との間の切換は
、あとで述べる制御信号発生器39からこの切換装置2
3の入力端子Pに供給される制御信号によつて行なわれ
る。切換装置出力端子0にある出力信号(これは、プレ
ーヤの「通常」モードの動作では、フイルタ21の出力
である)は、増幅器40に与えられる。
この増幅器40は、遅延線駆動器として働く。たとえば
、増幅器40には、トランジスタ41を用いるエミツタ
接地入力段と、トランジスタ43を用いるコレクタ接地
出力段と、帰還抵抗器45を通じる、出力トランジスタ
のエミツタから入力トランジスタのベースへの負帰還路
が含まれている。増幅器40は、1H遅延線50(たと
えば、アムペレツクス(Amperex)DL56型の
遅延線)へ信号を供給するための低インピーダンス源と
なる。出力端末(抵抗器55で分路されたコイル53)
と、入力端末(可調整コイル51)のパラメータの適切
な選定によつて、遅延線50の通過帯域は、Fc(たと
えば、5.11MHz)の僅かに上から、出力カラー副
搬送波の最低側帯波周波数Fs−500KHz(たとえ
ば、3.08MHz)の僅かに下まで拡がる周波数帯域
に適合するように調節できる。
遅延線50で与えられる遅延は、線周波数(FH)に卦
ける1周期に相当し、したがつて「通常」条件の下では
、遅延線出力部にある信号情報は、遅延線入力部にある
情報を表わす映像走査線の直前の映像走査線からの映像
情報を表わす。互いに挿みこまれたルミナンス信号成分
とクロミナンス信号成分が共用する周波数帯(たとえば
、3.08−4.08MHz)を包含する上に示した帯
域幅を遅延線50のために使用すれば、遅延線入力と出
力の適当な組合せを通じて、櫛型フイルタ技法(たとえ
ば、前述の米国特許第3872498号と第38124
97号に、その概要が述べられている方法)によつて、
間挿された成分の分離を行うことができる。このような
分離の目的で、図に示された装置に、櫛型(COmb)
フイルタ回路を構成する信号合成回路70が設けられて
いる。
増幅器40から遅延線に与えられる信号は、この信号合
成回路70にも与えられる。遅延線の出力が、増幅器6
0を通じて、櫛型フイルタ回路70に与えられる。増幅
器60は、遅延線50で与えられる信号減衰を補償する
のに充分な信号利得を持ち、遅延が与えられていない信
号入力のレベルに匹敵するレベルで、遅延信号が櫛型フ
イルタ回路に与えられる。増幅器60には、トランジス
タ61から成るエミツタ接地入力段と、トランジスタ6
3から成るコレクタ接地出力段が含まれている。ポテン
シオメータ64の抵抗性素子から成るエミツタ抵抗の両
端間に、増幅器出力が現われる。出力トランジスタのエ
ミツタと入力トランジスタのベースとの間に接続された
帰還抵抗器65を通じて与えられる一定の大きさの負帰
還に、直列接続された抵抗器66とキヤパシタ67を通
じて与えられる調節可能な大きさの負帰還が追加される
。この抵抗器66とキヤパシタ67の直列接続体は、ポ
テンシオメータ64の可調節タツプと入力トランジスタ
のベースとの間に接続されて卦り、このタツブ調節によ
つて、最適レベルの調節を得るために、増幅器の利得が
制御される。遅延線50と共に櫛型フイルタ回路を構成
する信号合成回路70は、その端子CI:.Lに、「通
常」条件の下で、相補的な櫛型フイルタ特性によつて処
理された、1対の出力を供給する。
通常、線周波数の半分の奇数倍の周波数でくり返して現
われるピークと、線周波数の倍数の周波数でくり返して
現われるゼロを持つ型の櫛型フイルタ特性の作用を受け
た、端子Cに現われる出力は、所望の出力副搬送波周波
数(Fs)を囲む周波数シフトされた位置(Fs±50
0KHz)を占めるクロミナンス信号成分から成り、ル
ミナンス信号成分を伴なわない。通常、共有される帯域
に亘つて、線周波数の倍数の周波数でくり返して現われ
るピークを持ち、線周波数の半分の奇数倍の周波数でく
b返して現われるゼロを有する型の櫛型フイルタ特性の
作用が与えられた端子Lに現われる出力は、ルミナンス
信号成分から成り、その中心帯域は、その前には伴なつ
ていた埋込み副搬送波成分を伴つていない。端子CとL
に現われる分離された信号成分は、信号処理回路75に
与えられてさらに処理され、カラーテレビジヨン受像機
80へ与えるのに適する形とされ、受像機80で、記録
されている映像情報に従つてカラー映像表示が得られる
たとえば、このカラーテレビジヨン受像機のアンテナ端
子に信号を与える場合には、信号処理回路75は、分離
された成分を再組合せして、新しい複合信号を形成させ
、この複合信号を用いて適当なRF搬送波の変調を行な
うための手段を含むものとすることができる。これまで
、図に示された装置の「通常」条件の下での動作につい
て、述べてきた。
次は、映像欠陥を効果的におおい隠すのに適する別のモ
ードの動作について考える番である。プレーヤの動作モ
ードの切換えが必要となる信号欠陥の開始点を検知する
ことは、欠陥検出器30の機能である。前述の米国特許
出願第477102号の欠陥検出の原理に従つて、欠陥
検出器30には、入カフイルタとして、ゼロ交叉検出器
15のパルス出力を受ける広帯域(たとえば、0−6M
Hz)低域通過フイルタ31が組込まれている。ゼロ交
叉検出器15の出力パルスを、欠陥検出器入カフイルタ
31で沢波することによつて、ゼロ交叉検出器15に入
力される振幅制限された信号の瞬時周波数に実質的に正
比例する瞬時振幅を持つ信号が得られるこ検出器入力の
瞬時周波数がFmaxとFmin(記録されているFM
信号の変移範囲限界)の間で変動することによつて、フ
イルタ出力の瞬時振幅が、実質的に一定の電圧限界(V
maxとVnlin)の間で変動する。しかし、もし検
出器15への入力の瞬時周波数が、Fmaxより上へ移
れば、フイルタ31の出力の瞬時振幅は、Vnlax以
上に昇る。逆に、ゼロ交叉検出器入力の瞬時周波数が、
f]Mi。以下になれば、欠陥検出器入カフイルタの出
力の瞬時振幅は、Vnlin以下に落ちる。フイルタ3
1の出力部に接続された電圧レベル比較器33と35は
、フイルタ31の出力の瞬時振幅が、VnlaXからM
l。までの範囲から逸脱したことを感知する働きを持つ
。高レベル比較器33は、.Axのすぐ近くに設定され
た第一の比較電圧レベルより上へフイルタ31の出力振
幅が逸脱するごとに、その逸脱の続く間、比較器の出力
部に、欠陥存在の表示信号を発生する。また、低レベル
比較器35は、Vminのすぐ近くに設定された第二の
比較電圧レベルより下へフイルタ31の出力振幅が逸脱
するたびに、その逸脱の続く問、出力部に、同様の特性
の欠陥表示信号を発生する。一般に、所望の映像情報の
実際の両極端状態によつて欠陥表示が出されないように
するために(ことに、所望の信号の実効変移範囲を僅か
に変化させるような、再生されるデイスクの回転速度の
僅かな誤差が生ずる可能性がある場合に)、前述の第1
と第2の比較電圧レベルを、Nlaxから僅かに上と、
Vnlilから僅かに下に設定することが望ましい。比
較電圧レベルの設定に際して、このような許容範囲を設
けても、欠陥検出の正確度が、大きく損われることはな
い。なぜなら、検出すべきやつかいな欠陥は、通常は、
FmaxからFnli。までの周波数範囲からかなり逸
脱したものであるからである。双方の比較器33と35
の出力は、加算器37で組合わされて、FmaxからF
mi。までの範囲からの、いずれの方向への逸脱に対し
ても、共通の単一の欠陥表示パルス出力が端子Dから出
力される。フイルタ31の広帯域応答特性によつて、そ
の出力は、信号欠陥が突然生じても、それに緊密に追随
することができる。
即ち、信号欠陥が生起すると、短い立上り時間を以て、
フイルタ出力は、比較閾値を越え、欠陥表示パルスの発
生が早期に行われる。組合わされた補償制御装置(たと
えば、電子式切換装置23)に適当な速さの応答性を与
えることによつて、(応答のより遅い)狭帯域の出力信
号フィルタ17の出力が信号欠陥によつて、乱される前
に、プレーヤを補償モード動作に移らせることができる
。また、フイルタ31の広帯域応答性によつて、その出
力は、入力信号周波数の変移範囲限界内の値への復帰に
密接して追随することも可能になる。
これによつて、比較器の欠陥表示パルス出力の終端が、
より遅い応答性を持つフイルタ17の出力中の関連する
信号の乱れの終りより先行する可能性がある。このため
に、もし、加算器37の欠陥表示パルス出力そのものが
、切換装置23の制御信号として用いられるなら、プレ
ーヤの「通常]動作モードへの復帰が早めに起きてしま
うという事態が生じ得る。この欠陥補償の終了が早目に
起きることを防止するために、出力フイルタ17の出力
中の関連する乱れの終了に続く時点まで、欠陥表示パル
スを実効的に「引伸ばし」するためのなにかの手段を設
けることが望ましい。端子Dの欠陥表示パルスに応動す
る切換制御信号発生器39が、切換装置23の状態の切
換を制御する信号を発生するのに当つて、この所望の「
引伸ばし」を行なう。
切換制御信号発生器39の機能を行わせるに適する装置
の詳細については、米国特許出願第477103号(特
願昭50−69033、特開昭51−8817)を参照
できる。この米国出願の構成には、欠陥表示パルスに対
する包絡線検波器、この検波器のキヤパシタに対してあ
る選ばれた放電時定数を与える抵抗性負荷及び検波器出
力をある選ばれた閾値電圧と比較する比較器が含まれて
いる。検出器30による信号欠陥の検出がある時に、あ
る適当に「引伸ばされた」期間に亘つて、信号発生器3
9で発生される切換信号が、この信号発生器39より切
換装置23の制御信号入力端子Pに与えられて、プレー
ヤを欠陥モードの動作に移らせる。
この欠陥モードでは、端子NとOの間の「通常」信号電
路が切離され、端子S.!l:Oの間の「置換」信号電
路が設定される。切換装置23の機能を行なうのに特に
つごうのよい切換回路の詳細については、前述の米国特
許出願第477103号を参照することができる。この
米国出願の切換回路構成では、「通常」信号電路と「置
換」信号電路中では信号位相反転が行われない。この発
明の切喚装置23の信号電路にも、このような特性があ
るものとする。この発明の原理によれば、遅延線50と
信号合成回路70とによつて構成される櫛型フイルタ回
路70の動作に必要な遅延信号を供給する同じ遅延線5
0の出力部から得られる振幅変調された搬送波が、切換
装置23の端子Sに与えられる「置換」信号となる。
置換信号は、全帯域通過回路90によつて取出される。
全帯域通過回路90は、入力部が増幅器60の出力部に
、また、出力部が切換装置の端子Sに、それぞれ接続さ
れている。この全帯域通過回路90には、分相器構成に
配置されたトランジスタ92が含まれて}り、互いに逆
極性の出力がエミツタ抵抗器93及びコレクタ抵抗器9
4の両端間に生成される。これらの出力は、トランジス
タ92のコレクタと端子Sとの間に接続された抵抗器9
5と、このトランジスタのエミツタと端子Sとの間に接
続されたギアパンタ96とインダクタ97との直列接続
体とで形成された回路で組合わされる。トランジスタ9
2のベースに接続された可調節タツプを持つポテンシオ
メータ91が、入力信号電圧分圧器に含まれている。こ
の可調節入カタツプによつて、効果的に欠陥を訃卦い隠
すための置換信号のレベルを最適に調節することができ
る。全帯域通過回路90のパラメータは、遅延線50を
通過する周波数帯域(たとえば、約3,08−5.11
MHz)内のすべての周波数に}いて、実質的に等しい
利得を持ち、かつ周波数Fc.!l:Fsのそれぞれに
於て与えられるそれぞれの位相変移の間に、実質的に1
8『の差を与える位相特性を示すように選定されること
が望ましい。
図に示された回路構成では、出力副搬送波周波数(Fs
)に於ける回路90内での所望の位相変移は、実質的に
0゜であう、搬送波周波数(Fc)に於ける希望される
位相変移は、実質的に180゜である。それぞれに、こ
のような位相変移を与えることによ抵切換装置出力端子
0VC卦けるその時の走査線情報とその直前の線情報の
出現の間の移う変り(欠陥モードの動作への切換の結果
による)は、Fc搬送波成分についても、Fsカラー副
搬送波成分についても、位相の連続性を保持して行われ
る。これは、連続する映像走査線に於ける情報の冗長性
があるためである。さらに、副搬送波周波数成分に対す
る上に示した位相変移によつて、増幅器60の出力部か
ら回路90、切換装置23及び増幅器40を経て遅延線
入力部に至る再循環信号に対して、出力副搬送波周波数
に訃いて180゜の位相変移が与えられる。
これによつて、欠陥モードの動作の間(遅延線の入力部
と出力部の双方での情報が、同じ映像走査線を表わすと
き)、次の結果が得られることが確実になる:即ち、カ
ラー副搬送波周波数の諸成分が、信号合成回路70のク
ロミナンス信号出力端子Cに現われ、しかも、埋込まれ
た副搬送波周波数の諸成分は、ルミナンス出力端子Lに
ある信号から取除かれる。
以上の説明に於いて、まず、例示されたDL56遅延線
に関して図示した端子接続に、遅延線50から、反転出
モードの信号取出ができることに注意すべきである。こ
のモードでは、線周波数の半分の奇数倍の周波数(副搬
送波周波数のような周波数)で、幾つかの一連の線を通
じて持続する周波数の信号成分が「通常」モード動作の
間、同じ位相を持つて、遅延線の入力部と出力部の双方
に現われる。このような信号は、増幅器60で与えられ
る正味位相反転により、遅延線入力部に現われる信号に
対して逆位相関係をもつて、増幅器60の出力部に現わ
れる。遅延線50と共に櫛型フイルタ回路を構成する信
号合成回路70への二つの入力(遅延線への入力と、増
幅器60の出力)が、このような逆位相関係にあるとき
は、端子Cへ信号が通過させられ、端子Lへの信号通路
は閉塞される。逆に、信号合成回路への二つの入力(遅
延線への入力と、増幅器60の出力)が、同一位相関係
にある場合には、端子Cへの信号通路は閉塞さ江端子L
への信号通路が開かれる。増幅器60の出力が遅延線入
力部へ再循環される欠陥モード動作に卦いては、回路素
子90,23及び40によつて形成される電路にお・け
る前述の副搬送波周波数に訃ける正昧位相反転によつて
、櫛型フイルタの二つの入力に逆位相関係が成立し、所
望通りに、副搬送波成分の端子Cへの伝送と、端子Lへ
の阻止が行われる。増幅器60の出力部から取出される
「置換]信号は、例示したDL56遅延線の帯域幅制限
の作用のため、「通常」信号帯域幅(たとえば、約2.
11−5.11MHz)より狭い帯域幅(たとえば、約
3.06−5.11MHz)を持つことに注目したい。
したがつて、得られるルミナンス信号成分は、ある高周
波成分(たとえば、2MHz以上の成分)を失ない。さ
らに埋込まれた副搬送波周波数(たとえば、1.53M
Hz)に卦ける切込みの作用を受ける。また、得られる
色信号成分は、挿みこまれた輝度信号成分がなくなるよ
うに櫛型沢波されない。これらの欠点があるけれども、
この発明の実施に於て、信号欠陥のある間、与えられる
置換信号には、不所望な映像欠陥をシ卦い隠すための適
当な性格を有する充分な情報が含まれている。更に、こ
のような望ましい結果は、置換信号源に対して比較的費
用をかけずに得ることができ、この費用は他の目的(櫛
型沢波)に要する費用に比して少くてすむ。また、この
発明で得られる経済的な置換信号源は、種々の型の欠陥
検出器と組合わせて用いることができるが、図示した上
述の米国特許出願第477102号に記載されている型
の欠陥検出器30との組合せによつて、ことに優れた補
償方式が得られることにも注目すべきである。
図に示された構成では、狭帯域ビデオ信号出力フイルタ
17は、欠陥検出器の入カフイルタ31を介して、ゼロ
交叉検出器15の出力が与えられているが、フイルタ1
7は、検出器15の出力を直接に受けるようにすること
もできよう。しかし、フイルタ31と17とを縦続接続
した図示の構成によれば、装置39と23に対する切換
速度に関する要求を緩和することができるので好ましい
ものである。この構成に於ては、フイルタ31に付随す
る遅延が、ビデオ出力信号と切換信号の双方のチヤンネ
ルに共通であるから、欠陥表示パルスの始まりに続く欠
陥モードへの切換えの完了の遅れが大きくなつても許容
できる。第2図は、第1図に示した構成の変形を示す。
この変形には、ビデオ信号の形の、「通常」信号と「置
換」の信号間の切換の利用が含まれている。第2図の構
成には、電子式切換装置123が含まれているが、この
切換装置123は、第1図について述べた切換装置と同
様の形のものとすることができ、次の目的を選択的に果
すものである。(1) 「通常」信号入力端子Nと、こ
の切換装置の出力端子0との間に信号電路を形成するこ
と、及び(2) 「置換」信号入力端子Sと出力端子0
との間に信号電路を形成すること。
「通常」状態と[置換」状態との間の切換えは、切換制
御信号発生器139から制御信号入力端子Pへ与えられ
る制御信号によつて行われる。
制御信号発生器139は、例えば、前記の米国特許出願
第477103号に記載されている型のものとすること
ができ、欠陥検出器(たとえば、第1図の構成の欠陥検
出器30のような欠陥検出器)の出力に応動して、ビデ
オレコード盤プレーヤの動作を欠陥を卦卦い隠すための
動作モードに移らせるための、適切にタイミングされた
切換波形を発生する。この動作モードでは、端子NとO
の間の「通常」信号電路は中断され、端子SI:.Oと
の間の「置換」信号匍略が形成される。切換装置123
の出力端子0は、振幅変調器119の変調信号入力端子
Mに接続されている。
変調器119は、搬送波源120の出力部に接続された
搬送波入力端子Jを備えている。変調器119の出力は
、切換装置123から端子Mに与えられる信号にしたが
つて、振幅変調された、搬送波源120からの搬送波か
ら成る。搬送波源120から端子Jへ供給される搬送波
の名目周波数Fcは 第1図の場合の如く、埋込まれた
副搬送波周波数(Fs″)と所望の出力副搬送波周波数
(Fs)の和に相当し、例示すれば、325fHすなわ
ち約5.11MHzに相当する。搬送波源120によつ
て生成される搬送波の周波数は、レコード再生中に取出
される複合ビデオ信号の周波数のジッタと一致して、上
記の名目周波数を中心として変動することが望ましい。
このようにするために、搬送波源120は、たとえば米
国特許第3872497号に記載されている型の位相固
定ループ回路で、適当に制御されるものとすることがで
きる。
変調器119の出力は、増幅器140に与えられる。
増幅器140は、1H遅延線150の駆動を行なう。遅
延線150の出力は、出力増幅器160に与えられる。
例えば、回路素子140,150及び160は、第1図
に示したこれらに対応する回路素子40,50及び60
の形のものとすることができる。遅延線入力信号(たと
えば、駆動増幅器140の出力部で得られる信号)と遅
延線出力信号(たとえば、出力増幅器160の出力部で
得られる信号)は、適当な櫛型フイルタ回路(第2図に
は示されていない)に与えられ、前に第1図に関連して
述べたように、所望のルミナンス信号/クロミナンス信
号分離が得られる。つの具体的な櫛型フイルタ回路の例
として、1974年9月16日付の米国特許出願第50
6446号特願昭50−112488、特開昭51−5
5627を参昭することができる。
前述したように、第1図の構成の場合と対照的に、切換
装置123への入力は、それぞれ複合ビデオ信号の形を
持つ。「通常」入力信号(即ち、端子Nに与えられ、ブ
レーヤの通常モードの動作が行なわれる間、変調信号入
力端子Mへ送られる信号)は、プレーヤのFM検波器の
出力であつて、第2図の構成では、ゼロ交叉検出器(第
1図の構成の検出器15のような検出器)の出力に応動
する低域通過フイルタ117(このフイルタは、たとえ
ば、0−3MHz帯域を持つ)から取出される。「置換
」入力信号(即ち、端子Sに与えられ、プレーヤが欠陥
を}}い隠す動作を行つている間、即ち「置換]モード
動作中に端子Mへ運ばれる信号)は、遅延線150の出
力部から取出される遅延させられた複合ビデオ信号であ
る。「置換」信号を得るために、遅延線出力増幅器16
0の出力が、振幅変調検波器200に与えられる。
検波器200は、遅延線の振幅変調搬送波出力から、複
合ビデオ信号を再生する。この検波器200の出力は、
カスケード接続された低域通過フイルタ210、遅延装
置220及び直流阻止結合素子、例えばキヤパシタ23
0を含む信号路を介して、切換装置の入力端子Sに供給
される。低域通過フイルタ210は、検波器200の出
力にある搬送波と側帯波成分の通過を阻止するように選
定された遮断周波数を有している。遅延装置220(た
とえば、カラーテレビジヨン受像機で、従来、ルミナン
ス信号に遅延を与えるために用いられる同軸型のもの)
は、フイルタ210によつて与えられる小量の遅れとと
もに、埋込まれた周波数Fs″に訃ける半周期に実質的
に相当する時間の信号遅延を与える。上述の半周期の遅
延を設けることによつて、欠陥を訃訃い隠す動作モード
中、出力カラー副搬送波周波数を持つ成分は、プレーヤ
の櫛型フイルタ回路のクロミナンス信号出力中に正しく
現われ、しかも、埋込まれた副搬送波周波数の成分は、
ルミナンス信号出力から排除される。
こうして得られる効果については、先に、第1図の構成
に関連して述べた。欠陥の}卦い隠しをだいなしにする
可能性のある、置換された情報の輝度レベルの誤りを防
止するために、検波器200の出力のDC成分(訃よび
、その長周期の変動)が端子Sへ送られるのを阻止する
ことが望ましいことがわかつた。
これに関連する問題の性質を正しく理解するには、第1
図に示されたDL56遅延線によつて代表される型の比
較的に安価なガラス遅延線の使用の実際の態様について
考えることが適当であろう。このような遅延線の出力部
では、遅延線を1回だけ通りぬけ(1t)した遅延線入
力信号に相当する主成分だけでなく、これに重畳された
他の成分、たとえば、遅延線の3回の通りぬけ(3t)
を行なつた遅延線入力に対応する成分も得られる。一般
に、前記の他の成分は、主成分よりかなり小さいカヌこ
れらの成分が存在することによつて、遅延線の周波数応
答特性が、その通過帯域全体に亘る所望の平坦さから、
リプル(さざ波)のある形(隣りあつたリプルのピーク
の間に、たとえば、線周波数FHの半分に相当する間隔
を持つた形)になつてしまう。複合ビデオ信号にしたが
つて振幅変調された搬送波が、このような遅延線を通過
する場合には、この遅延線を通過する搬送波成分の大き
さは、その遅延線のリプル化された周波数応答特性のピ
ークに対する搬送周波数の位置に左右される。この遅延
線出力の変調された搬送波出力が検波されると、取9出
された複合ビデオ信号のDC成分の大きさは、当然、そ
のような位置に左右されよう。ターンテーブルの平均回
転速度の(許容し得る範囲内での)変動によつて、再生
中に取出される複合ビデオ信号の埋込まれた副搬送波の
周波数の平均値の長期変動が発生し、又、出力副搬送波
の安定化を計るために(米国特許第3872497号で
述べられている如く)搬送波源120を位相固定ループ
系と組合せることによつて、変調器119に与えられる
搬送波の平均周波数値に相当の変動が生じる可能性があ
るような、前述の装置のプレーヤ条件の下では、搬送波
周波数の位置が、遅延線の応答特性のリプル位置に対し
て、検波された遅延線出力の直流成分の大きさにかなり
の影響を与える程度まで、スプリアスな長期的変動をす
る可能性がある。
上に述べた型の遅延線の出力から得られる置換信号の欠
陥を卦卦い隠す効果は、経済的なプレーヤを使用する場
合には、検波された遅延線出力のDC成分と、そのスプ
リアスな長期変動を置換信号匍洛内で、たとえば、結合
キヤパシタ230を挿入することによつて抑圧すれば、
かなbよくなることがわかつた。
第1図の構成での置換信号電路に於けるAC結合は、切
換装置23へ送られる遅延信号が変調された搬送波の形
であるから、スプリアスな成分の抑圧に対してたいした
効果がない。たとえば、米国特許出願第559098号
(特願昭51−29080、特開昭51−139304
)に示されているような水晶制御発振器基準型の速度制
御方式を用いて、ターンテーブルの平均速度が、特にき
びしく保持されている場合には、スプリアスなDC成分
変動範囲が小さく、第1図の構成によつて、欠陥を適切
に}卦い隠すことが容易に達成できる。
しかし、たとえば、米国特許出願第504486号(特
願昭50−109881、特公昭51−41322)に
示されているような電力線路周波数基準型の経済的な速
度制御方式を用いるような、平均ターンテーブル速度に
ついてゆるやかな許容差が容認される場合には、第2図
の構成が好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による欠陥補償装置を組込んだビデ
オレコード盤プレーヤの、一部をプロツクで示した概略
図、第2図は、この発明の別の実施例による、第1図の
構成の変形を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一連のカラー像の記録体を再生するための装置であ
    つて、上記記録体の再生中に、ルミナンス信号とこのル
    ミナンス信号の一部の周波数と間挿関係にある周波数を
    有するクロミナンス信号を形成する変調されたカラー副
    搬送波とを含むカラー像を表わす複合ビデオ信号をその
    出力部に生ずる信号取出し回路と、入力部と出力部とを
    有する1H遅延線と、第1および第2の信号入力部と制
    御入力部と出力部とを有し、その第1の信号入力部が上
    記信号取出し回路の出力部に結合されていて第1の信号
    路を形成し、第2の信号入力部が上記遅延線の出力部に
    結合されていて第2の信号路を形成し、また出力部が上
    記遅延線の入力部に結合されている切換回路と、入力部
    が上記信号取出し回路に結合された信号欠陥検出器を含
    み、出力部が上記切換回路の制御入力部に結合された制
    御回路と、第1の入力部が上記遅延線の入力部に結合さ
    れ、第2の入力部が上記遅延線の出力部に結合され、上
    記遅延線と共にルミナンス信号とクロミナンス信号とを
    分離するための櫛型フィルタ回路を構成する信号合成回
    路と、上記第2の信号路中に含まれていて、上記変調さ
    れたカラー副搬送波の公称副搬送波周波数における半周
    期に実質的に相当する時間の信号遅延を与える遅延手段
    と、からなる一連のカラー像の記録体を再生するための
    装置。
JP50068451A 1974-06-06 1975-06-05 一連のカラ−像の記録体を再生するための装置 Expired JPS5942517B2 (ja)

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