JPS5924589B2 - カラ−像変換方式 - Google Patents

カラ−像変換方式

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JPS5924589B2
JPS5924589B2 JP53062146A JP6214678A JPS5924589B2 JP S5924589 B2 JPS5924589 B2 JP S5924589B2 JP 53062146 A JP53062146 A JP 53062146A JP 6214678 A JP6214678 A JP 6214678A JP S5924589 B2 JPS5924589 B2 JP S5924589B2
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frequency
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chrominance
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RCA Corp
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Publication of JPS5924589B2 publication Critical patent/JPS5924589B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/85Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded brightness signal occupying a frequency band totally overlapping the frequency band of the recorded chrominance signal, e.g. frequency interleaving

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般的に言えば、周波数変調された合成カ
ラー・ビデオ信号の処理装置に関するものであり、特に
中間の周波数帯域である第2の周波数帯域のみが予めY
形櫛形フイルタで濾波処理されたルミナンスを表わす信
号と、このルミナンスを表わす信号の上記中間の周波数
帯域に埋込まれた予めC形櫛形フイルタで濾波処理され
たクロミナンスを表わす信号との合成信号から、上記ル
ミナンスを表わす信号とクロミナンスを表わす信号とを
混信を伴なうことなく分離して取出すための周波数変調
された合成カラー・ビデオ信号の処理装置に関するもの
である。
像情報の利用に関係のある各種の方式においては、各像
素子(Imageelements)の明るさに関する
基本的な情報に加えて各像素子の帯色(すなわち、色相
と飽和度)に関する情報を伝達し、また(あるいは)蓄
積することを必要とすることが多い。
この様な附加的な帯色に関する情報の問題がこの発明の
主たる対象であつて、以下特定の像情報方式の一例、す
なわちビデオ記録盤装置に関連して説明する。しかしな
がら、この発明の原理は、たとえばビデオ・テープ・レ
コーダ、CATV方式、TV電話方式などの他の形式の
像情報方式にも利用できることは言うまでもない。ジヨ
ン・ケイ・クレメンズ(JOnK. Clemen8)氏の1971年3月22日付の米国特
許出願第126772号「情報記録体とその記録・再生
方式」には、可変キヤパシタンス型のビデオ記録盤の記
録および再生方式が示されている。
上記の出願に示されている装置においては、誘電材料の
薄膜で被覆された導電性材料を表面に有する円盤に設け
たらせん溝の底部に、幾何学的な(形状・寸法の)変化
の形で情報トラックが形成されている。この記録盤がタ
ーンテーブルに載せられて回転すると、トラツキング針
の導電性電極と記録盤の導電性材料との間にキヤパシタ
ンスの変化が生じ、このキヤパシタンス変化を検出して
そこに記録されている情報を再生する様になつている。
上記のクレメンス氏の発明を実施する場合に溝底部の情
報トラックに使用される特に有効な一つの形式は、溝の
底部を横切つて凹部と非凹部とが交互に設けられ、その
交番の周波数が記録されるべきビデオ信号の振幅によつ
て変化する形である。従つて、この記録された信号の形
はビデオ信号によつて周波数変調された搬送波となる。
ビデオ記録盤の原盤に情報を記録するための好ましい技
法は、原盤の溝底部に在る感光性材料を、FM搬送波信
号によつて強度変調した電子ビームで衝撃し、次いで現
像することにより溝の底部に所望の浮彫りパターンを残
すようにする方法である。ビデオ記録盤上に記録された
情報からカラー像の再生を出来るようにしたい場合には
、最も単純な考え方として画像搬送波を普通のNTSC
式(米国や日本で採用されているカラー・テレビジヨン
放送方式)の複合カラー・テレビジヨン信号で周波数変
調するやり方がある。
NTSC式においては、色相(Hue)によつて位相変
調されまた飽和度によつて振幅変調を受けたカラー副搬
送波(3.579545MHzであるが、以下簡単化の
ため3.58MHzと称する)を使用して、明るさを表
わすビデオ信号に帯色情報を附加している。このカラー
副搬送波信号は、第1の色差信号によつて位相および振
幅変調を受けた第1位相を有する第1の3.58MHz
の副搬送波と、この第1の位相と直交する第2の位相を
有し第2の色差信号によつて振幅変調を受けた第2の3
.58MHzの副搬送波との和を表わすものである。上
述のビデオ記録盤方式で搬送波を周波数変調するために
使用する信号として変形されていないNTSC式信号を
採用すると、幾つかの困難に直面する。
容易に記録可能な最高瞬間周波数についてこの記録法で
生じる実際的な制限のために、画像搬送波の変調に附帯
する周波数偏移範囲の限界がある。NTSC式信号では
カラー副搬送波とその側波帯は比較的高い周波数位置に
在るので、変調周波数対周波数偏移比が比較的低い値と
なりカラー信号の信号対雑音比を低下させる傾向を持つ
。また別の重要な問題は、カラー情報が高い周波数位置
にある変形されていないNTSC式信号を使用すると不
所望なビードが発生することである。上記したビードの
問題の性質を知るには、記録盤の溝底部にFM搬送波信
号を記録する前述の過程で直面する困難さは記録された
FM搬送波信号に、変調ビデオ信号となる基準帯域信号
(ベースバンドビデオ信号)が附帯する傾向があること
による事実を理解しなければならない。すなわち、前記
基準帯域信号と称される変調ビデオ信号によつて画像搬
送波を変調し、これを記録装置に供給して画像搬送波の
各クロスオーバ点毎に記録盤にスロツトを形成すること
によりビデオ情報が記録される。基準帯域信号の振幅に
従つて画像搬送波の周波数は上下するから、これに伴つ
てスロツト相互間の間隔は接近したり遠ざかつたりする
。原理的には上記基準帯域信号の振幅の変化に従つてス
ロツト相互間の間隔が変化するのみであるが、実際には
スロツト相互間の間隔の変化に比例してスロツトの平均
深さも僅かに変化する。このビデオ記録盤よりスタイラ
スを使つて情報をキヤパシタンスの変化として取出すと
、スロット相互間の間隔の変化に対応するキヤパシタン
ス変化として取出されるビデオ情報の他に、上記スロッ
トの平均深さの変化により画像搬送波を周波数変調する
のに使用された上記基準帯域信号がキャパシタンス変化
として再生動作中に検出される。従つてこの記録盤の再
生操作によつて再生される信号中にはこの基準帯域信号
周波数が必然的に現われることになり、この信号とFM
信号との間での干渉(ビード)が発生する。変形されな
いNTSC式信号ではカラー副搬送波とその側波帯は基
準帯域の高域端の高域端に在るので、FM信号が占有す
る瞬時周波数の領域を基準帯域の高域端よりも可成り高
い所へ押し上げない限り、カラー信号が存在すれば再生
装置(プレーヤ)のFM復調器の出力の通過帯域内に入
る周波数を有する不愉快なビードを生ずることになる。
具合よく記録することができる最高瞬時周波数に関する
前述した実際上の限界という観点からして、画像搬送波
の偏移範囲を、変形しないNTSC式信号の基準帯域信
号によつて占有される周波数帯域よりも充分に高い位置
におくことは、上述したビード問題の解決法として容易
に利用することはできない。しかし、カラー信号の記録
と再生方式にこの発明の原理を応用すれば前述したビー
ドの問題は充分にまた容易に実現可能な方法で解決され
る。
同時に前述の信号対雑音比の問題も解決される。この原
理によれば、変調されたカラー副搬送波(NTSC方式
に採用されている一般的な形のもので良い)は、NTS
C方式における様にルミナンス信号ビデオ帯域の高域端
に置かれるのではなくてそのビデオ帯域中に埋める。す
なわち、カラー副搬送波周波数をNTSCの副搬送波周
波数3.58MHzよりも充分低く選び(一例をあげる
と1.53MHzの近くに選ぶ)、これを中心として±
500KHzの範囲にカラー副搬送波の側波帯が延在し
、またルミナンス信号帯がカラー副搬送波側波帯の最高
周波数より上方まで(たとえば3MHz)延びているよ
うにする。この副搬送波の正確な周波数は、ビデオ信号
に含まれる線周波数(FH)の倍数からこの周波数の何
分の1かだけ(好ましくはFH/nだけ、但しnは1よ
りは大きいが小さな整数)ずらして設定される。
特に有利な偏移は線周波数の2分の1(FH/2)の偏
移であるが、特別の場合(たとえば、副搬送波としてP
AL形のものを選べば線周波数の4分の1すなわちFH
/4が適当である)には他の偏移量を選択することもで
きる。FH/2の偏移を与えた副搬送波周波数の一例選
択値は?FHである(或いは米国のカラー・テレビジヨ
ン放送基準による線周波数15734.26Hzに対し
ては約1534091Hz)である。この発明による周
波数変調された合成カラー・ビデオ信号の処理装置は、
合成信号を形成するようにカラー映像のクロミナンスを
表わす信号と合成された上記カラー映像のルミナンスを
表わす信号を供給するための信号供給手段を具備してい
る。この信号供給手段より供給される上記ルミナンスを
表わす信号は、第1の周波数帯域を占め映像の粗い内容
を表わす第1のルミナンス信号部分、上記第1の周波数
帯域よりも高い第2の周波数帯域を占め映像の中程度の
内容を表わし、線周波数の倍数に相当する周波数を持つ
映像の中程度の内容を表わす信号成分を含むが、第2の
周波数帯域全体に亘つて上記線周波数の2分の1の奇数
倍に相当する周波数を持つ映像の中程度の内容を表わす
すべての信号成分を含まないようにY形櫛形フイルタで
予め濾波処理された第2のルミナンス信号部分、および
上記第2の周波数帯域よりも高い第3の周波数帯域を占
め映像の細部内容を表わす第3のルミナンス信号を含む
。一方、上記クロミナンスを表わす信号は、上記ルミナ
ンスを表わす信号の上記第2のルミナンス信号部分と上
記第2の周波数帯域を共有するように周波数決定回路に
よる処理を受け、且つ上記線周波数の2分の1の奇数倍
に相当する周波数を持つクロミナンスを表わす信号成分
を含むが、上記線周波数の倍数に相当する周波数を持つ
クロミナンスを表わすすべての信号成分を含まないよう
にC形櫛形フイルタで予め濾波処理されている。この発
明の信号処理装置は、さらに上記信号供給手段に結合さ
れていて該信号供給手段からの合成信号に応答して上記
線周波数の倍数に相当する周波数において多数の無効部
(凹部)を呈する第1の櫛形フイルタを含み、上記線周
波数の偶数倍あるいは奇数倍のいずれかに相当する周波
数を持つ上記中程度の内容を表わすすべての信号成分と
の混信のないクロミナンス信号出力を発生する手段と、
上記信号供給手段に結合されていて該信号供給手段から
の合成信号に応答して上記線周波数の2分の1の奇数倍
に相当する周波数において多数の無効部(凹部)を呈す
る第2の櫛形フイルタを含み、上記第1、第2および第
3の周波数帯における上記第1、第2および第3のルミ
ナンス信号部分を含み、しかも上記第2のルミナンス信
号部分が上記線周波数の2分の1の偶数倍あるいは奇数
倍のいずれかに相当する周波数を示すすべてのクロミナ
ンス信号成分との混信のないルミナンス信号出力を発生
する手段とを具備している。
上記の構成をもつたこの発明による周波数変調された合
成カラー・ビデオ信号の処理装置によれば、上記合成信
号の第2のルミナンス信号部分とクロミナンスを表わす
信号とは混信することなく上記第2の周波数帯域(一例
として1乃至2MHzに選定される)を共有することが
でき、また上記第1の櫛形フイルタを含む手段の出力、
第2の櫛形フイルタを含む手段の出力として、上記第2
の周波数帯域にあるルミナンス信号部分とクロミナンス
を表わす信号とが実質的に完全に分離された混信のない
ルミナンスを表わす信号とクロミナンスを表わす信号と
を取出すことができる。上記ルミナンスを表わす信号と
クロミナンスを表わす信号との合成信号は、前述のよう
にビデオ記録盤に記録するための埋込み副搬送波形成の
信号として、あるいはビデオ記録盤から取出された信号
として得られる。このクロミナンス信号成分は、次に像
再生のための帯色情報を供給するのに使用されるが、中
間域のルミナンス成分による為(スプリアス)着色作用
は実質的に除かれる。
これは前述の様に櫛形フイルタ技法を巧に利用したから
である。また、像再生のための輝度情報の供給にルミナ
ンス信号成分を使用する場合にも、中間域にあるクロミ
ナンス信号成分の輝度に及ぼす作用に基く偽ドツト・パ
ターンは殆んど除かれる。これも前述の櫛形フイルタの
巧な利用によるものである。この様に、本発明は中間帯
域をルミナンス信号成分と共有しながら、しかも偽着色
作用や偽輝度現象を実質的に伴なうことなく、帯色情報
を伝達しかつ(または)蓄積し、再生することができる
。この様な特徴は特に次の様な場合に重要である。すな
わち、(a)代表的な情景に対して、通常のNTSC方
式でクロミナンス信号に割当てている高域におけるより
も大きなエネルギを持つたルミナンス成分が中間領域に
現われる可能性があり、そのために中間帯域の共有に伴
つてカラー成分に対するルミナンス成分の可成りひどい
混信が予想される場合、および(b)中間周波数域の副
搬送数成分の表示によつて生ずるドツト・パターンが、
普通のNTSC方式で割当てられた高周波数域の副搬送
波成分の表示に附帯するドット・パターンよりも非常に
粗目でよく目につき、そのため中間帯域の共有によつて
ルミナンス成分の中へのクロミナンス成分の相当ひどい
混信が予想される場合。記録しようとするカラー像情報
が最初NTSC方式で符号化された形で与えられる場合
には、カラー像情報をNTSC形から前述の埋込み副搬
波形に変換するための変換符号化装置を使用して、本発
明を実施することができる。
この様な装置の一例によれば、NTSC形の複合信号を
、高域フィルタを介して、線周波数の2分の1の各奇数
倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の整数倍位置に
無効部(凹部)を有する櫛形フイルタの入力部に与える
。この櫛形フイルタを選択的に通過したNTSCのクロ
ミナンス信号は、変調器中で適当な周波数(たとえば、
約5.11MHz)の変調されていない発振信号とヘテ
ロダインされて、埋込み副搬送波動作のために所望の中
間帯域位置に入る差周波数成分を作る。このNTSC複
合信号(ルミナンス信号のみによつて占有されるべき低
い周波数帯域より上方の)は、また線周波数の整数倍位
置を中心とする通過帯域と線周波数の2分の1の奇数倍
位置に無効部(凹部)を有する櫛形フイルタを通すこと
によつてNTSCクロミナンス信号と共有する帯域から
周波数の高いルミナンス信号を得ると共に、このルミナ
ンス信号の中間域スペクトル中に周波数偏移した副搬送
波成分が埋め込まれるべき谷を作る。次に、周波数偏移
された副搬送波成分(変調器の前記差周波数を選択して
得られた成分)を櫛形特性の中間域の周波数の高いルミ
ナンス信号および櫛形フイルタを通されない低域ルミナ
ンス信号と合成して新しい合成信号が生成される。たと
えば、1H遅延線(上述の高域フイルタの出力に応答す
る)が、この遅延線の入力と出力とを差動的に組合わせ
る手段と共に第1の(クロミナンス)櫛形フイルタとし
て働き、一方同じ1H遅延線が、遅延線の出力と高域フ
イルタの複合信号入力を相加的に組合わせる手段と共に
第2の(ルミナンス)櫛形フイルタとして働く。高域フ
イルタの特性を、共有されるべき中間域と既に共有され
た高域との両方に入る周波数を通過させるように選択す
ることによつて、相加的な組合せ手段の出力は、合成さ
れた中間帯域と高域とのルミナンス信号成分と櫛形特性
とされていない低域ルミナンス信号成分を有するものと
なる。NTSC信号の変換符号化装置のまた別の例によ
れば、全帯域にわたるNTSC複合信号が前述したクロ
ミナンス型の櫛形フイルタに供給されて、その櫛形特性
を有する出力は次いで高域フィルタを通されそこで共有
されてはならない低域の周波数成分を除かれる。
この高域フイルタの出力は、櫛形特性を持つようにされ
たクロミナンス信号を新しい中間帯域位置へ偏位させる
既述の機能を有する変調器に対する入力となる。この高
域フイルタの出力は、また櫛形特性を与えられていない
全帯域複合信号(たとえば、クロミナンス櫛形フイルタ
の1H遅延線素子の出力から得られる信号)と差動的に
組合せられる。この差動組合せ手段の出力は、櫛形特性
を与えられていない低域ルミナンス信号成分と櫛形特性
を与えられた中間域および高域ルミナンス信号成分を含
んでいる。この実施例はルミナンス形の櫛形フイルタを
得るのに減算法を利用する例である。すなわち、ルミナ
ンス櫛形フイルタ(線周波数の各整数倍位置を中心とす
る通過帯域と線周波数の2分の1の奇数倍位置に無効部
を有する)の作用は、櫛形特性を与えられていない複合
信号からクロミナンス櫛形フイルタ(線周波数の2分の
1の奇数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の整数
倍位置に無効部を有する)の出力を差引くことによつて
得られる。記録しようとするカラー像情報が15生のま
ま11すなわち符号化されていない形で供給される場合
には、直接符号化装置が使用され、たとえば、その信号
をカラー分離形(同時的な、赤・緑および青の原色信号
の組などの)から所望の副搬送波埋込み型に変換(NT
SC方式の符号化形態を介挿させずに)する。この様な
直接符号化装置の一実施例によれば、一組の原色信号(
赤・縁および青信号で、たとえばフイルム走査器から取
出されたもの)からルミナンス信号Yと1対の色差信号
(たとえばB−YおよびR−Y信号)を取出すのに普通
のマトリツクス装置を使用することができる。
クロミナンス信号は、所望の埋込み副搬送波周波数を有
する変調されていない発振信号の第1位相を一つの色差
信号で変調し、またその発振信号の第2位相(第1位相
と直交すなわち90度の位相差を持つ)を別の色差信号
で変調し、これら変調器の両出力を相加的に組合せるこ
とによつて形成される。こうして形成されたクロミナン
ス信号は櫛形フイルタにかけて線周波数の整数倍位置に
入る成分を除去される。マトリツクス装置のルミナンス
信号出力は高域フイルタを通して、共有されてはならな
い低域に入る周波数成分を除かれる。この高域フイルタ
の出力は櫛形フイルタにかけて線周波数の2分の1の奇
数倍位置に入る成分を除去される。これら2つの櫛形フ
イルタの出力を、櫛形特性を与えられていない低域ルミ
ナンス信号成分(マトリツクス装置のルミナンス信号出
力を低域フイルタにかけて得られた成分)と相加的に組
合せて、所望の埋込み副搬送波形の合成信号を作る。直
接符号化装置のまた別の実施例によれば、ルミナンス成
分に対する櫛形フイルタ作用と高域フイルタ作用を行な
う順序が逆になつている。
すなわち、全帯域ルミナンス信号を適当な櫛形フイルタ
にかけ、その出力を高域フイルタの入力に与えて共有さ
れてはならない低域周波数を除去している。この様な構
成においては(変換符号化装置の前記第2の実施例にお
けるように)、所望の合成信号を生成するために櫛形フ
イルタを通されたルミナンスおよびクロミナンス信号成
分と組合せるべき、櫛形特性を与えられていない低域ル
ミナンス信号成分は、ルミナンス櫛形フイルタの1H遅
延線素子の出力から容易に取出すことができる。引続き
詳細に説明するが、合成信号を生成するのに遅延された
低域ルミナンス信号成分を使用すると(非遅延低域ルミ
ナンス信号成分の使用とは対照的に)、再生装置に特別
の装置を接続した場合に有利な表示を行なうことができ
る。前述した埋込み副搬送波型に符号化したカラー像情
報を記録したビデオ記録盤の再生に当つて、再生された
情報を処理する方法は再生装置の性質によつて異なつた
ものとなる。
たとえば、再生装置自体が像表示装置を備えている場合
には埋込み副搬送周波数のクロミナンス信号(適当な櫛
形フイルタで分離された後の)を直接に復号することが
好ましい。しかし、再生装置が像表示装置を備えておら
ず、むしろたとえば独立したカラー・テレビジヨン受像
機と共に使用される附属装置として作られている場合に
は、埋込み副搬送波型として再生された情報をその受像
機の処理対象とする信号形式(たとえばNTSC型)に
変換するための変換符号化装置をこの再生装置に組合せ
ておくことが望ましい。再生装置の変換符号化装置にこ
の発明の原理を応用した一実施例においては、記録盤を
再生して得られた複合信号を、線周波数の2分の1の奇
数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の整数倍位置
の無効部を有するクロミナンス櫛形フイルタに供給する
分離されたクロミナンス信号を受像機のクロミナンス信
号処理回路の設計値である高域位置へ偏位させるために
、この櫛形フイルタの出力を適当な周波数(たとえば、
約5.11MHzで、例示した埋込み副搬送波周波数の
1.53MHzとNTSCの副搬送波周波数3.58M
Hzとの和である)の変調を受けていない発振信号とヘ
テロダインする方法をとる。ルミナンス櫛形フイルタ(
線周波数の整数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数
の2分の1の奇数倍位置にある無効部とを有する)もこ
の再生された複合信号に応答するが、非共有低域中にあ
る成分を組合せることなく出力側へ通過させ得るように
変形されている。ルミナンス櫛形フイルタの出力は偏移
されたクロミナンス信号と組合わされ゛C、受像機中で
の処理に適した新しい複合信号を作る。前述の様に記録
器の変換符号化装置では、ルミナンスおよびクロミナン
ス櫛形フイルタは同一の1H遅延線装置を共有すること
ができる。ビデオ記録盤の再生時に、再生された信号の
不要な周波数変動によつて、再生信号の所望の処理を行
なう時にある問題が生じることがある。
すなわち、ターンテーブルの回転速度の変動、記録盤の
歪、記録盤の中心位置の不正などの諸種の理由によつて
、ピツクアツプ針と記録溝との間の相対運動速度に不所
望な変動が生じそのために再生された信号の周波数に偽
変化を発生させる。従つて、たとえば再生された複合信
号中のカラー副搬送波側波帯の周波数に周波数スペクト
ル中の本来在るべき位置を中心とした漂動が起り、更に
同種の漂動によつてルミナンス信号成分の周波数位置が
偏移する可能性がある。この場合は、2つの1H遅延線
を組合わせた形式の櫛形フイルタを使用することによつ
て、再生器の変換符号化(または復号用)装置の動作を
前述の漂動に余り影響されない様にすることができる。
この2つの1H遅延線を有する形式は単一1H遅延線型
で得られるよりも一層広い排除谷部を有する櫛形特性を
作り作すことができ、そのためある所定量の成分周波数
の漂動があるにも拘わらずより正確なルミナンスとクロ
ミナンスの分離(たとえばより少ないルミナンス・クロ
ミナンス間の混信)を得ることができる。この漂動の問
題に対するまた別の解決法としては、再生された埋込み
副搬送波複合信号(またはその一部)を局部発振信号と
、フイルタにかける前に、へテロダインする変換符号化
装置が提案されている。
しかしながら、この局部発振源も再生された信号成分と
同じ漂動を有するようにされる(たとえば、埋込み副搬
送波クロミナンス信号を伴なうカラー同期化バーストの
影響を受ける周波数変動にこの局部発振源が応答するよ
うにすることによつて)。その様な局部発振信号とのヘ
テロダインによつて生じた信号は殆ど漂動が無く、かつ
元の漂動と無関係に混信も無く櫛形フイルタ作用を受け
させることができる。上記の漂動補正装置を組合わせた
再生器の変換符号化装置の一実施例は、再生動作中に再
生されたすべての埋込み副搬送波複合信号を変調器の中
で局部発振波とヘテロダインさせるものである。
この局部発振波は、埋込み副搬送波の定格周波数(たと
えば1.53MHz)と受像機の動作に必要な副搬送波
周波数(たとえば3.58MHz)との和に相当する定
格周波数(たとえば約5.11MHz)を有するが、再
生された信号成分の影響を受ける漂動に実質的に相当す
る周波数変動を受ける。この変調器の出力は、残留側波
帯フイルタを介してクロミナンス櫛形フイルタの入力に
与えられる(このフイルタは、線周波数の2分の1の奇
数倍位置を中心とする多数の通過帯域と線周波数の倍数
位置にある無効部とを有するものである)。この残留側
波帯フイルタは、局部発振周波数および極く一部ではあ
るが変調器中の和の周波数成分(上側波帯)で複合信号
の非共有低域の低域周波数部分に相当するものも通過さ
せるが、櫛形フイルタの入力としては主として変調によ
る差周波数成分(すなわち、変調された局部発振周波数
の下側波帯を主とするもの)に限つている。櫛形フイル
タの出力を適当に帯域沢波することによつて、受像機へ
供給するに必要な周波数帯(たとえば3.58MHz±
500KHz)にあるクロミナンス信号を生成できる。
変調器の出力の櫛形沢波されなかつた部分からこのクロ
ミナンス信号を差引くことによつて実質的にクロミナン
ス信号成分を含まない出力が得られる。たとえば、2つ
の1H遅延線を有する櫛形フイルタを使用したとすれば
、減算器に対する櫛形沢波されていない入力は縦続接続
された1対の1H遅延線の相互接続点から取出される。
減算器の出力は包絡線検波器に与えられ、この検波器の
出力は低域沢波された後、分離されたクロミナンス信号
と相加的に組合わされて受像機に供給すべぎ新たな複合
信号を作る。以下、この発明による周波数変調された合
成カラー・ビデオ信号の処理装置を、これに関連する周
辺技術も含めて図面を参照しつk詳細に説明する。第1
a図に示された、記録器の変換符号化装置においてNT
SC式の符号化形式をとる入力カラー像信号は高域フイ
ルタ20に供給される。
この高域フイルタ20は、たとえば、入力信号を受入れ
る低域フイルタ21と、この低域フイルタ21が通過信
号に与える遅延量と実質的に整合する様に選ばれた遅延
量を与える遅延素子25を介して導入される入力信号の
沢波されていない部分と上記低域フイルタ出力とを差動
的に組合わせるための合成器23との組合わせを使用す
る形式のものである。高域フイルタ20の遮断周波数は
、それを構成する低域フイルタ素子21(説明の便宜か
らここでは理想的なフイルタであると仮定する)の遮断
周波数に対応しており、出力副搬送波の下側波帯のすぐ
下の周波数であることが望ましい。一例として、埋込み
副搬送波周波数(Fs○が前述の様に線周波数の2分の
1だけずれた1.53MHz附近にあり、クロミナンス
信号の帯域幅がFs′±500KHzであるとすれば、
高域フイルタ20の遮断周波数(FcO)は約1MHz
に選定するのが適当である。この高域フイルタ20の出
力は、FcOより高い周波数を持つた入力信号成分より
成るものであるが、櫛形フイルタ装置30の入力端子T
1に与えられる。
この櫛形フイルタ装置30は、端子T1から入力を受入
れる1H遅延線素子31(すなわち、その入力に供給さ
れた信号を、処理しようとしているビデオ信号の線走査
周波数の周期に相当する時間だけ遅延させる素子)を備
えている。信号合成器33は、この1H遅延線31の出
力と端子T1に現われる入力信号とを差動的に組合わせ
て出力端子T3に第1の櫛形フイルタ出力信号を供給す
る。この遅延線の入力と出力との差動的な組合わせによ
つて、前述したクロミナンス櫛形フイルタ型(すなわち
、線周波数の2分の1の奇数倍位置を中心とする多数の
通過帯域と線周波数の倍数位置に無効部を有するような
)の櫛形フイルタ特性となることに注意すべきである。
端子T3におけるこのクロミナンス櫛形フイルタ出力信
号は、入力信号副搬送波周波数Fs(3.579545
MHzまたは約3,58MHz但しNTSC方式の場合
)を中心とし所要の出力クロミナンス信号の帯域幅(た
とえば、Fs±500KHz)に適応するような幅を有
する通過帯域を持つた帯域フイルタ41に送られる。帯
域フイルタ41の出力は変調器43に供給され、そこで
発振器45から供給される、入力および出力副搬送波周
波数の和(Fs+Fsりに相当する発振信号とヘテロダ
インされる。
この変調によつて得られた差周波数信号は、変調器43
の出力側に結合されている帯域フイルタ47によつて選
択的に次段へ通される。フイルタ47の通過帯域は埋込
み副搬送波の周波数(Fs●を中心とし所望の出力クロ
ミナンス信号の帯域幅(たとえば、Fs′±500KH
z)を持つものである。フイルタ装置30の端子T3に
生ずるものと相補的な関係の櫛形フイルタ特性は、1H
遅延線31の出力とその入力とを相加的に合成(素子3
3によつて行なわれる差動的な組合わせとは対照的に)
することによつて得られる。この様な相加的な信号の組
合わせは信号合成器35で行なわれるが、この場合遅延
線の出力と合成すべき信号は、高域フイルタ20の入力
から(その端子T1すなわち出力部からではなく)取出
され遅延素子32(遅延素子25によつて与えられる遅
延に相当する遅延量を持つている)を介して供給される
。出力端子T4に現われる合成器35の出力は、入力信
号の櫛形特性を与えられていない成分でFcOより低い
周波数帯域に入つているものと、前述のルミナンス櫛形
フイルタ型(すなわち、線周波数の倍数位置を中心とす
る多数の通過帯域と線周波数の2分の1の奇数倍位置に
ある無効部とを有する型)の櫛形フイルタ特性に従つて
櫛形沢波された、FcOより高い周波数帯域にある入力
信号成分とより成るものである。合成器35の出力は、
遅延素子42を介して合成器50に与えられ、そこで帯
域フイルタ47のクロミナンス信号出力に相加されて、
既述のビデオ記録盤の記録に使用するに適した埋込み副
搬送波型の新しい複合信号を作る。
上記した変換符号化装置の動作に際しては、櫛形フイル
タ装置30は埋込み副搬送波形式を有効に利用すること
を助けるように幾つかの機能を果すことにより注意すべ
きである。
その第1の機能は、1つの成分の分離作用、すなわち(
a)端子T3の出力信号として、ルミナンス信号成分を
除いたクロミナンス信号成分を選択抽出すること、およ
び(b)端子T4出力信号として、クロミナンス信号成
分を除いたルミナンス信号成分を選択抽出することであ
る。NTSC形式の符号化信号中のクロミナンス信号成
分とルミナンス信号成分をこの様に相互に分離するため
に櫛形フイルタ法を利用することは可成り以前から良く
知られた手法であつて、たとえばコードン・エル・フレ
デンダール(GOrdOnL.Fredendall)
氏の1956年1月3日付の米国特許第2729698
号に示されている。
いま説明している方式にこの分離機能を利用することに
よつて、(1)線周波数の倍数位置またはその近くの、
NTSC符号化信号中における高周波ルミナンス成分に
附帯的な偏移を与えることなしに、変調器43に供給さ
れたクロミナンス信号成分を、記録のために必要な中間
帯域位置へ偏移させることが可能となり、更に(2)線
周波数の2分の1の奇数倍位置の近くにあるクロミナン
ス信号成分をルミナンス成分の高域位置へ附帯導入(前
述のビード問題という点から記録の際には望ましくない
)を起さずに、上記の様な高周波ルミナンス成分の全部
または一部をその出力信号中に含ませる(たとえば端子
T4から出力合成器50への通路を介して)ことが可能
となる。
いま論議した分離機能の場合には、3.58MHzのカ
ラー副搬送波に附帯する最低側帯波周波数(たとえば約
2MHz)より低いNTSC符号化信号を櫛形沢波する
必要が無いことに注意すべきである。
しかし第1a図の回路によれば、櫛形フイルタ30は上
述した分離機能の他にまた別の機能を果さなければなら
ない。この別の機能は、入力信号をNTSC方式のカラ
ー側波帯の最低周波数より低い周波数帯で櫛形沢波する
ことで、望ましいことである。特に、フイルタ47を通
過した埋込み副搬送波の側波帯と共に共有されるべき中
間帯域(たとえば、1−2MHz)全体にわたつてルミ
ナンス信号を櫛形P波することが望ましい。この目的の
ために、第1a図の構成における高域フイルタ20の遮
断周波数を、共有されるべき中間帯域に人る信号成分の
通過を許すように低くする。ルミナンス信号の中間帯域
を、周波数偏移されたクロミナンス信号と合成するに先
立つて、予め櫛形沢波を行なうことの目的を理解するに
は、画像の内容(すなわち走査されている像の性質)に
よつてはこのルミナンス信号は線周波数の2分の1の奇
数倍またはその近くの周波数を有する成分を含んでいる
可能性があることを理解する必要がある。
周知のように、偏向軸と平行な方向の端縁部あるいは転
移部を有する画像部分は線周波数の倍数の周波数あるい
は倍数に近い周波数スペクトル位置にある信号成分を発
生させる。しかしながら、2つの偏向軸の両方に対して
或る角度すなわち斜(DiagOnal)方向の端縁部
あるいは転移部をもつた画像部分は、線周波数の倍数位
置から大きくずれ、線周波数の2分の1の奇数倍、すな
わちクロミナンス信号スペクトルの位置近くにまで人り
込むビデオ信号成分を発生させる。このことは数学的に
も証明されており、また実際に観察される周知のことで
ある。第1a図の装置においては、クロミナンス櫛形フ
イルタを経て端子T3にむかつて通過しまた帯域フイル
タ41の通過帯域に入る斜のルミナンス信号成分は、所
望のクロミナンス成分と共にフイルタ41の通過帯域に
逓降され、最終的にはルミナンス混信の作用をカラーに
及ぼすような形で、クロミナンス信号成分の分離不可付
帯物として残る。
しかし、この混信作用は、特に下記の理由によつてすな
わち、(a)この混信作用はNTSC型の普通のカラー
テレビジヨン受像機の動作において同様に現われる(線
周波数の倍数位置にあるより優勢なルミナンス信号成分
の混信作用と共に)ためと、(b)この混信作用は混信
排除改善のための櫛形フイルタ分離作用を採用したNT
SC型カラーテレビジヨン受像機の動作にも同じように
現われるために、許容できないものであるとは考えられ
ていない。しかし、カラーに入る斜めルミナンス成分混
信の許容についての前述の意見はクロミナンス信号成分
が通常のNTSC方式において使われる高周波帯域にお
いて現われるような成分に直接関係するものである。
この発明による埋め込まれた(Buried)副搬送波
方式においては、斜めルミナンス成分混信のもう1つの
面が考慮されるべきである、すなわちクロミナンス信号
の埋込まれた副搬送波によつて占められるべき中間域内
に入る斜めルミナンス成分からの混信作用である。中間
帯域斜めルミナンス成分からカラーに混信を許すことは
、高域成分に比べ中間帯域成分の方がより大きなエネル
ギを持ちやすいと云う一般的な理由により、このような
高域斜めルミナンス成分からの混信を許すことよりも重
大なことであると信じられている。したがつて、共通さ
れるべき中間帯域全体を通じてルミナンス信号を櫛状沢
波する第1a図の装置の重要な意義は中間帯域斜めルミ
ナンス成分からカラーに入る混信を実質的に防ぐことで
ある。
すなわち、端子T4に現われるルミナンス櫛形フイルタ
の出力は線周波数の1/2の奇数倍またはそれに近い周
波数の成分が実質的に除去されたものとなる。合成器5
0によつて形成されたこの新しい合成信号を使用する場
合には埋め込まれた副搬送波クロミナンス信号成分を分
離するために櫛形沢波作用を使用することができる。こ
の場合このような成分な混信を発生する中間帯域斜めル
ミナンス成分を伴なうことが無く得られることは確実で
ある。第1b図は第1a図の装置によつて形成される合
成信号の引続いての使用に必要な装置を説明しており、
たとえばビデオ記録盤再生装置に使用される変換符号化
装置を表わしている、この装置は再生中にビデオ記録盤
から再生される埋め込まれた副搬送波合成信号に応答し
、かつこの信号をカラーテレビジヨン受像機に適切に応
用するのに必要なNTSC符号化形式に変換する。
第1b図の装置においては、埋め込まれた副搬送波形式
の入力合成信号(たとえばビデオ記録盤の再生から抽出
される)は増幅器60を経て櫛形フイルタ装置70の入
力端子Taに供給される。
説明の便宜上櫛形フイルタ装置70(この例および再生
装置のこのあとの例においても)は2個の縦続接続され
た1H遅延線71および72を用いた型のものであると
して示されている。前述のごとくこの型の櫛形フイルタ
は櫛形周波数特性における凹状阻止部の形状に関して単
一1H遅延線形に比して特別な利点を提供し、入力合成
信号の成分の周波数安定度に余り影響されずに、ルミナ
ンスおよびクロミナンス信号成分を正確に分離する能力
を示す(ここに云う周波数安定度は先に述べたごとくビ
デオ記録盤再生装置において維持することは特に困難で
ある)。しかし、特に適当な周波数修正技術を上記の不
安定問題を解決するのに用い得る場合とか成分周波数の
安定度維持が本来困難な問題ではないと云う使用環境に
おいては、単一1H遅延線型のものを代りに使用するこ
とができる。前述のクロミナンス櫛形フイルタ型(すな
わち線周波数の1/2の奇数倍位置の通過帯域および線
周波数の倍数位置の無効部を有する型)の櫛形フイルタ
特性を得るためには、遅延線アレイの中間点における(
すなわち遅延線71の出力における)信号を、入力信号
(端子Taにおける)と出力信号(すなわち遅延線72
の出力信号)との和と合成器74において減算的に合成
する。
入力信号と出力信号との加算は合成器73によつて行な
われる。入力信号と出力信号との寄与の程度は、線周波
数の倍数周波数信号成分の所望の消去を得るために中間
点信号に対してその振幅を適正に選んで調節せねばなら
ぬ。ここに説明されている装置の場合には適正な強度比
は1:2である。従つて合成器73は1/2振幅の入力
信号と1/2振幅の出力信号の和に相当する出力を提供
するに適した減衰手段を含んでいるものと想定すべきで
ある。減算形合成器74の出力はフイルタ出力端子Tb
に現われ、帯域フイルタ81に送られる、そしてこのフ
イルタ81は埋め込まれた副搬送波周波数Fs′(具体
的には1.53MHz)を中心とした通過帯域と埋め込
まれた副搬送波信号の側波帯(たとえばFs′±500
KHz)の選択に適した帯域幅を有している。
したがつてフイルタ81の出力は低減および中間帯域ル
ミナンス信号成分の除外された、入力合成信号の中間帯
域に埋め込まれたクロミナンス信号に相当する。そして
この選ばれたクロミナンス信号は変調器83内で発振器
85の出力とヘテロダインすることによつて出力信号と
して必要な帯域に周波数が逓婢される。一例をあげると
、発振器85は変調によつて生じた差周波数が所望の出
力搬送波周波数F.s(たとえばNTSC形副搬送波周
波数3.58mIZ)を中心とする帯域に入るようにF
s+Fs′の周波数(たとえば3.58MHz+1.5
3MHz=5.11MHz)で動作する。Fsを中心と
する適当な幅(たとえばFs±500KHz)の通過帯
域を有する帯域フイルタ87が変調器83の出力に結合
され所望の差周波数変調分を選択的に通過させる。第1
b図の装置の櫛形フイルタ装置70はさらに中間点信号
(遅延線71の出力)を振幅調整された入力信号と出力
信号との和と(すなわち合成器73の出力と)加算的に
合成するための合成器76を有し、前述のルミナンス櫛
形フイルタ型(すなわち線周波数の倍数位置の通過帯域
と線周波数の1/2の奇数倍位置の無効部を有する型)
の櫛形フイルタを構成している。
しかし、ルミナンス信号スペクトルの非共有低域部分の
合成を避けるために合成器73の出力を高域フイルタJ
モVを経て合成器76に送つている。さらに説明すると
、高域フイルタJモVは第1a図に20として示されてい
るものと同じ形のものであつて、供給された信号用の低
域フイルタJモVAと、遅延素子77Bを経て通過した供
給信号の未沢波部分(実質的には77Aの遅延と一致し
ている)と上記低域フイルタ出力とを減算的に合成する
ための合成器77Cとの組合わせを利用している。高域
フイルタ20と同様に、高域フイルタJモVの遮断周波数
は埋め込まれた副搬送波側波帯の最低周波数(たとえば
FcO−1MHz)以下に入るように選ばれることが望
ましい。中間点信号は遅延素子75を経て合成器76に
与えられる(実質的に遅延素子77Bの遅延に一致する
)。加算型合成器76の出力はフイルタ出力端子Tcに
現われ、櫛形特性を有していない低域ルミナンス信号成
分(FcO以下の周波数で入る)と櫛形特性を有する中
間帯域および高域のルミナンス信号成分から成り中間域
クロミナンス信号成分は実質的に除外されている。
合成器76の出力は遅延素子82に与えられ、この素子
はルミナンス信号成分を、ルミナンス信号成分の総遅延
量とクロミナンス信号成分の遅延量(これは端子Tbか
ら帯域フイルタ87の出力への通過の間に主として生じ
たもの)とを実質的に等しくするのに選択される期間だ
け、遅延させる。遅延素子82のルミナンス信号出力は
合成器90において帯域フイルタ87の周波数偏移した
クロミナンス信号出力と合成されて合成出力信号を発生
する。具体的には通常のNTSC型カラーテレビジヨン
受像機による処理に適したNTSC形に符号化された形
式の信号を発生する。第1a図と第1b図の変換符号化
装置の構造については、たとえば1H遅延線31,71
,72はコーニンググラス社(COmingGlass
CO.)製の広帯域超音波形のもので、また変調器43
,83は二重平衡形式のものが具合良く、また短かい遅
延素子25,32,42,75,77D,82は適当な
長さの同軸線で、発振器45,85は処理される合成信
号に関する線周波数信号Hによつて適切に制御される起
動停止形のものである。
第2a図は第1a図の記録装置の変換符号化装置の変形
を示している。この図では追加合成器40がルミナンス
櫛形フイルタ出力端子T4と遅延素子42の入力との間
に介在している。合成器40は端子T4の信号と低域フ
イルタ21の信号出力(高域フイルタ20の低域フイル
タ素子)とを加算的に合成し、その和を遅延素子42の
入力に供給している。第2a図の残りの装置は第1a図
の残余の装置に直接対応している。追加合成器40によ
つて遂行される機能を理解するにはまず、第1a図に説
明されている形の変換符号化器においてルミナンス信号
の水平開孔修正(すなわち高周波ピーク)の形のものが
本来行なわれていることを指摘する必要がある。
単一1H遅延線形のルミナンス櫛形フイルタに適した(
すなわち線周波数の1/2の奇数倍位置における所望成
分の消去を達成するのに適した)加算器35に対する入
力の比は1:1である。従つて遅延線入力および出力の
全振幅が加算器35に供給され、そしてこれらは強化さ
れて(線周波数の倍数において)高域フイルタ20の遮
断周波数(FcO)以上の成分周波数で倍の振幅を有す
る信号成分(通過帯域ピークにおいて)を有効に発生す
る。しかし非共有低域(FcO以下)におけるルミナン
ス信号成分については遅延線出力からの寄与は無い、す
なわち低域ルミナンス信号成分は端子T2からのみ加算
器35に供給される。その結果櫛形特性をもつ中間帯域
および高域におけるルミナンス成分は櫛形特性をもつて
いない低域成分に対する応答レベルの2倍の有効佳を有
するピーク応答を受ける。この大きさの高域ピーキング
、スペクトルの位置(FcOの選択によつて決められる
)およびロールオフ形状(低域フイルタ21の特性のロ
ールオフによつて決められる)が必要であると判つた場
合には第1a図の装置は修正されることなくそのまま使
用されてもよい。
もしこの高域のピーキングを取除くことがむしろ望まし
い場合には第2a図のような修正が適当である。低域フ
イルタ21から合成器40への入力は端子T2から低域
成分を補充して低域応答レベルを効果的に倍加しそれを
櫛形スペクトル部分におけるピーク応答に等しくさせる
。もし修正されていない第1a図の装置によつて行なわ
れる2:1ピーキングに満たない或る程度の上記高域ピ
ーキングを必要とする場合には、第2a図に修正を加え
て、加算器40に低域フイルタ21の出力をある程度減
衰させる手段を設ける。このような減衰器を可変とする
ことによりルミナンス信号可変高域ピーキングが容易と
なる。第1a図について前述されたものに匹敵する高周
波ピーキングの1つの形が第1b図の再生装置の変換符
号化装置でも本来行なわれる。
すなわち、端子T。におけるルミナンス櫛形フイルタ出
力については櫛形特性を有しない低域における応答レベ
ル(中間点信号を介してのみ供給される)は櫛形中間帯
域および高域におけるピーク応答の1/2である(入力
信号と出力信号との和の1/2を介するは勿論中間点信
号をも介して供給される)。第2b図は第1b図の再生
装置変換符号化装置の変形を示すものであり、特に上記
高周波ピーキングを除去または減少する手段を含んでい
る。この修正形態においては追加合成器101がフイル
タの出力端子T。と遅延素子82への入力との間に介在
している。合成器101は端子TOにおける信号を追加
低域フイルタ100(低域フイルタJモVAと同じ遮断周
波数を有する)の出力と合成している。このフイルタ1
00には中間点信号が与えられる。低域フイルタ100
の出力は低帯域応答レベルを所望のレベルに上げるため
に低域周波数で加算器76に対する中間点信号の寄与の
度合を補充する作用を行なう。第2a図に見られるごと
く、この補充信号用の可変減衰器を設けることによつて
容易に可変高周波ピーキングを行なうことができる。第
2b図の装置が第1b図のそれと異なつている他の点は
低域フイルタJモVA(高域フイルタJモVの低域フイルタ
素子)の出力を位相反転器102を介して加算器101
に結合している点のみである。
これら加算器結合の作用はある程度の垂直開孔修正(す
なわち垂直方向の細部の増強)を導入することにある。
合成器101との結合に可変減衰器を使用することによ
りインバータ102からの補充信号の大きさを制御する
ことは導入された垂直開孔修正の量を変化させる手段を
提供することになる。この補充信号を非共有低域におけ
る周波数に限定すること(すでに説明した低域フイルタ
JモVAの出力からの抽出によつて)はFcO以上に所望
の櫛形沢波の行なわれないことを避けるのには適切であ
る。第2a図と第2b図とは、水平および垂直開孔修正
作用の制御がこの発明による櫛形フイルタ装置と関係し
ている態様を説明している。
追加実験例については、図が特に複雑になることを避け
るためにこれら開孔修正機能の個々の応用例は示さない
が、熟練した技術者にとつては以下の実施例に第1b図
および第2b図の開孔修正制御機能がどのような態様で
織込まれるかは容易に理解できるであろう。第3図は第
1a図の記録装置の変換符号化装置の有用な一形態を示
すもので、その中でも特に(a)所望のクロミナンス櫛
形フイルタを形成する途上において用いられる高域フイ
ルタ作用および櫛形フイルタ作用の順序が第1a図のそ
れと逆になつていること、(b)所望のルミナンス櫛形
フイルタ特性が減算過程によつて得られることである。
第3図の装置においては、NTSC形符号化形式の入力
合成信号が全部1H遅延線31に供給される。合成器3
3が遅延線31の入力と出力とを減算的に合成し全帯域
にわたる櫛形特性出力を発生する(線周波数の1/2の
奇数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の倍数位置
の無効部とを有する)。高域フイルタ120は、共有さ
れていない低域より上の櫛形特性を有する出力の成分の
みを選択的に通過させる。高域フイルタ120は低域フ
イルタ121と遅延素子125と減算合成器123とか
ら成り、先に説明された高域フイルタ20と同様の形状
で且つ同様のFcOを有して配置されている。端子T!
に現われる減算合成器123の出力は第1a図の端子T
3に現われているものに相当し、帯域フイルタ41と変
調器43と帯域フイルタ47とによつて第1a図におけ
ると同じ様に動作され、出力合成信号合成器50のため
の所望の周波数偏移された埋め込み副搬送波クロミナン
ス信号入力を発生する。しかし、端子TKにおける信号
のもう1つの用途が第3図に存在する。
すなわち、櫛形特性を有しない入力合成信号と減算的に
合成するための入力として合成器135に供給されるこ
とである。櫛形特性を有しない合成信号は1H遅延線3
1の出力から抽出され、かつ遅延素子132(実質的に
遅延素子125の遅延量と一致する)を経て合成器13
5に送られる。合成されるべき入力を適当な強さにする
ための(たとえば前述された合成時の倍加作用が起らな
いように端子T!の寄与を半分にすることによつて)手
段を合成器135に含めることによつて、合成器135
用の出力が、櫛形特性のない信号からクロミナンス櫛形
フイルタ出力を減算することによつてその信号中の不要
な成分(線周波数の1/2の奇数倍の)が中間帯域およ
び高域にわたつて消去された形で出力端子T了に発生す
る。出力端子T!における信号は第1a図におけると同
様に、出力合成信号を合成するために遅延素子42を介
して合成器50に結合することにより処理される。第3
図の装置における出力合成信号中の櫛形特性とされてい
ない成分は線期間遅延を受けている(遅延線31を通過
するため)が、第1a図における櫛形特性を有しない低
域成分はこのような遅延を受けない(遅延線31をバイ
パスするため)。
低域成分に対する線期間遅延を記録装置に用いることの
利点は第3図に例示されるごとく、次に行なうべき(再
生装置で)埋め込まれた副搬送波信号の処理において低
域成分が最終映像表示における他の関係映像成分から過
大に垂直分離することなしに遅延線の低域バイパスを行
なうことが可能になることにある。このような利点はさ
らに再生装置の実施例について検討すればより容易に理
解されるであろう。第4図においては第1b図の再生変
換符号化装置の変形が示されている、この装置において
は帯域通過フイルタは櫛形フイルタ装置の入力をルミナ
ンス信号成分と埋め込まれた副搬送波クロミナンス信号
成分とによつて共有される比較的狭い中間帯域に限定し
ている。
入力信号の低域と高域との両方の成分は櫛形フイルタ装
置をバイパスする。第4図の装置においてはたとえばビ
デオ記録盤から再生抽出された埋め込まれた副搬送波形
式の入力合成信号が帯域フイルタ150を介して櫛形フ
イルタ装置7σの入力端子Taに与えられる。帯域フィ
ルタ150はたとえば、入力合成信号に応答する帯域消
去フイルタ150Aと、フイルタ150Aの出力を遅延
素子150B(実質的にフイルタ150Aの信号遅延量
に一致している)を介して供給されるフイルタされてい
ない入力合成信号と減算的に合成するための合成器15
0Cとを、使用している形のものである。フイルタ15
0Aの消去帯域は共有された中間帯域(たとえばFs′
±500KHz)に相当する。櫛形フィルタ装置7σは
、縦続接続された1H遅延線71および72と、適当な
強さで以て遅延線アレイの入力と出力とを加算するため
の合成器73と、中間点信号を合成器73の出力に減算
的に合成するための合成器74とを使用している。
これらの素子はフイルタの出力端子Tb′に現われる合
成器74の出力に対し第1b図のフイルタに似たクロミ
ナンス櫛形フイルタを形成している。端子TGにおける
信号は第1b図におけると同様に帯域フイルタ81と、
変調器83と帯域フイルタ87とによつて処理され、ク
ロミナンス信号を出力信号に必要な(NTSC)位置に
周波数変位させる。帯域フイルタ81は入力帯域フイル
タ150の上記櫛形限定作用の見地から選択的に省略し
てもよい。櫛形フイルタ装置70′はまた中間点信号を
合成器73の出力に加算的に合成するための合成器76
′をも有している。
これらの人力は、第1b図の装置における高域フイルタ
JモVと遅延素子75の使い方とは対照的に、合成器76
′に直接供給される。フイルタ出力端子T((における
加算器76′のルミナンス櫛形フイルタの出力は入力帯
域フイルタ150の上記限定作用によつて単に中間帯域
成分のみを有している。これらの櫛形特性をあたえられ
た中間帯域成分は加算器160において櫛形特性のない
低域および高域成分に合成される。この櫛形特性のない
低域および高域成分は帯域消去フイルタ150Aの出力
から抽出されている。加算器160の出力は帯域フイル
タ87の周波数偏移されたクロミナンス信号出力と合成
するためにルミナンス信号入力を(遅延素子82を介し
て:出力信号合成器90に供給する。第4図の装置の特
別な利点は櫛形フイルタ装置7σに課せられる比較的狭
い帯域要件(1MHz帯域幅)にあり、この利点は終局
的には1H遅延素子の原価低減として反映する。
第5図は第4図の装置の変形を示すものであり、この装
置においては上述の狭帯域要件の利点が保たれると同時
に、櫛形沢波の前に周波数偏移を導入することにより比
較的安価なかつ商業的に入手可能な狭帯域形式の超音波
遅延線(例えばアンペレツクス(AMPEREX)のD
L45形1H遅延線)の使用を可能にしている。
第5図の装置においては入力合成信号(埋め込まれた副
搬送波方式のもの)は第4図におけると同様に帯域フイ
ルタ150に送られる。しかし帯域フイルタ150の出
力は、たとえば二重平衡形の変調器154において発振
器152からの前述の副搬送波和周波数(すなわちFs
+Fsりの発振波とヘテロダインされる。第5図の櫛形
フイルタ装置70″ における部品71,72,73,
74および76′の配列は第4図のそれに相当する。
しかし、たとえば1H遅延線71と72とは前述のDL
45形のものであり、これらは実質的に変調による和周
波数を除いて狭帯域差周波数の変調積(たとえば帯域3
.58MHz±500KHzに相当する)を通過させる
。しかし、櫛形フイルタ装置70″の動作に際して合成
されるべき寄与成分の1つは遅延されない入力信号であ
るから、櫛形フイルタの入力端子TIに送る前に和周波
数を阻止するための適当な手段(低域または帯域フイル
タのごとき)を変調器154に設けることが賢明である
。分離されたクロミナンス信号成分は、出力信号として
必要なスペクトル位置をとつて、減算的合成器74の出
力(連子Tl)に現われる。
帯域フイルタ87によつてこれら成分を選択することに
より出力信号合成器90に与えられるクロミナンス信号
を簡単に取出せる。共有された帯域のみから分離された
ルミナンス信号成分は加算合成器76′の出力(端子T
I)に現われるが出力信号用としては都合の悪い帯域を
占めている(通常の中間域位置から高い方に偏移されて
いる)。
これらルミナンス信号成分をより低い正しい中間域位置
へ偏移させることは変調器156中で発振器152から
の発振波とさらにヘテロダインすることにより行なわれ
る。この場合変調器156はたとえば二重平衡形のもの
である。変調により生ずる差周波数は櫛形特性を与えら
れたルミナンス信号成分を提供し、これら成分は加算合
成器160において帯域消去フイルタ150Aの出力か
らの櫛形特性のない低域および高域成分に加えられる。
加算器160の出力は出力信号合成器90にルミナンス
信号入力を与える。第4図および第5図の装置は、低域
成分が遅延線をバイパスするようにしたことによつて、
遅延線の帯域幅に関する要求が緩和されている再生装置
(Player)の実施例であることに注意されたい。
不幸にしてもし再生装置におけるこのような低域バイパ
スが記録装置における同様の低域バイパスと縦続した場
合には、低減成分はかなりの附帯成分を含んで縦にずれ
たものとなる。もし反対に記録装置において遅延線の低
域バイパスが避けられた場合には再生装置の側において
は低域バイパスを利用するかどうかは自由であり何れの
場合にせよ可視的なずれの効果はずつと少なくてすむ。
もし家電器具(すなわち再生装置)の側で狭帯域遅延線
を使用することによつて原価低減が容易となるのであれ
ば、記録装置の側での広帯域遅延線の費用はかなり吸収
できる。第6図はルミナンス櫛形フイルタ特性を得るた
めに前述の減算処理が利用されている再生装置の変換符
号化装置の1つの形式を示すものである。
第6図の櫛形フイルタ装置70Aは減算合成器74の出
力(出力端子T2)にクロミナンス櫛形フイルタ出力を
発生させるために素子71,72,73および74は通
常の配列となつている。しかし第5図の素子76′に相
当する加算合成器は含んでいない。出力端子Tyに供給
される中間点信号は櫛形特性を与えられていない信号で
ある。第6図の装置の動作時には、全帯域入力合成信号
はたとえば搬送波平衡されていない変調器154′で発
振器152′からの発振波(Fs′+Fs)とヘテロダ
インされる。変調積の一方は、2fs′+2fsの周波
数(たとえば約10.2MHz)における搬送波に相当
し、副搬送波はFs′+2fs(たとえば約8.7MH
z)の周波数で搬送波の低側波帯に入る。残留側波帯フ
イルタ155は帯域通過特性を高端傾斜上の中間点にお
ける搬送波に与える。(Fs′+2fs)副搬送波周波
数を囲んでいる櫛形特性をあたえられたクロミナンス信
号成分は出力端子T2に現われ、変調器156′で発振
器15′2′の(Fs′+Fs)出力とヘテロダインす
るために帯域通過フイルタ157によつて選ばれる。差
周波数はFsを囲む所望の(NTSC)帯域にあるクロ
ミナンス信号を含み、出力信号合成器90に供給するた
めに帯域フイルタ87によつて選択される。帯域フイル
タ157の櫛形特性をあたえられたクロミナンス信号出
力はまた、遅延素子161(帯域フイルタ157の遅延
量と実質的に一致する)を介して端子Tyから得られた
櫛形特性のない合成信号(逓昇されたスペクトル位置に
おける)と減算的に合成するために合成器163に送ら
れる。
減算合成器163の出力は包絡線検波器165に与えら
れる。低域フイルタ167はこの検波器出力から、櫛形
特性のある中間域成分と櫛形特性のない低域および高域
成分とから成る基準帯域ルミナンス信号を再生する。フ
イルタ167の出力は所望の(NTSC方式)出力合成
信号を形成するために合成器90に送られる。第6図は
全合成信号のうちの比較的広い帯域が搬送波周波数の小
さいパーセントとして現われるように、比較的高い帯域
に偏移されることが利用されている装置を示している。
特定の帯域幅が、変化のパーセントがより少ないために
高い搬送波周波数で動作する超音波遅延線によつてもつ
と容易に収容できる。第6図はまた櫛形沢波を行なう前
にジツタ(Jitter)修正ができ、かつ入力合成信
号の望ましからぬ周波数変化に対し前述の利点を有する
再生装置の変換符号化装置をも示している。
このために発振器15Zはたとえば位相検波器175の
出力に応答する電圧制御発振器(VCO)となつている
。位相検波器はFsで動作する基準発振器177(たと
えば3.58MHzの水晶発振器)の出力をバーストゲ
ート173の同期バースト出力と比較する。入力合成信
号から同期分離器171によつて抽出された線周波数イ
ンパルスにより調時されるバーストゲーカ73は櫛形特
性をあたえられた帯域フイルタ87のクロミナンス信号
出力の同期バースト部分(Fsにおける)を選択的に通
過させる。この装置は変調器154′の出力を実質的に
入力信号ジツタの影響を受けないようにする位相鎖錠ル
ープ(PLL)の1つの形であつて第5図の用途にも適
している。第7図は第6図の実施例の変形であつて、こ
の実施例においては残留側帯域フイルタ155′は単独
平衡変調器154′の非平衡(Fs′+Fs)搬送波(
入力合成信号とVCOl52′の出力とに邸答する)と
その低側波帯(ここでは副搬送波が所望のFs周波数に
入る)とを通過させる。
フイルタ155′の帯域通過特性は上部側波帯の小部分
も通過できるように(Fs′+Fs)搬送波を高端傾斜
の中間点においている。変調器154′において行なわ
れる(Fs′+Fs)搬送波の変調のバーセントは比較
的低い値に保たれる。フイルタ155′の出力は櫛形フ
イルタ装置70Nの入力端子Tx′に与えられる。
装置70Nの内部配置は第6図の櫛形フイルタ70Aの
それに類似していて、素子71,72,73,74は通
常の配列であり端子Tz′にクロミナンス櫛形フイルタ
出力を発生する(減算形合成器74の出力)。しかし第
6図と対照した場合端子Tz′におけるクロミナンス信
号成分は出力信号として必要な(NTSC)スペクトル
位置に入る。そして帯域フイルム87によるその選択は
出力信号合成器90に与えるためのFsクロミナンス信
号を直接提供している。櫛形特性をあたえられていない
合成信号(中間点信号)は装置70A/の端子Ty′に
現われる、そして遅延素子161(実質的に帯域フイル
タ87の遅延に一致する)を介して帯域フイルタ87の
出力と減算的に合成するために合成器163に与えられ
る。
合成器163の出力は包絡線検波器165に送られる。
低域フイルタ167による検波器出力の低域通過f波作
用によつて基準帯域ルミナンス信号が再生される。この
信号は櫛形中間帯域成分と、櫛形特性のない低域および
高域成分とを有し、出力信号合成器90への供給に適し
ている。第7図の装置もまた櫛形沢波に先立ちジツタ修
正を行ない、第6図に匹敵する素子171,173,1
75,177および15′2′をPLL方式に使用して
いる。
第7図の装置は第6図の装置の櫛形特性付与後の変調器
156′の必要性を無くしている有利さがある。第8図
と第9図はこの発明の原理をカラー映像情報を埋め込み
副搬送波方式に直接符号化する方式に応用することを示
している。
第8図においては、符号化されていないカラー映像情報
源が一例として一般の形のカラーフイルム走査器200
から成つており、それぞれ走査されているフイルム像の
赤、緑、青を表わして(・る1組の3個の同時ビデオ信
号R,GlおよびBを供給する。
これらのカラー信号は普通のマトリックス装置210に
送られ、そこでこれら3つの独立した入力信号は符号化
に便利な3つの独立した別の信号出力のセツト(R−Y
.B−YおよびY、この場合Y−0.3R+0.59G
+0.11B)に変換される。マトリツクス210によ
り発生するカラー差(R−Y.B−Y)信号のそれぞれ
は二重平衡形の変調器231,233にそれぞれ送られ
る。
所望の埋め込まれた副搬送波周波数Fs′(たとえば1
.534091MHz)を有する基準発振器220の出
力のそれぞれの位相/R−Y./B−Y(90度異なる
)がそれぞれの変調器231,233に送られる。変調
器231と233との出力は加算器235により合成さ
れて、有効に色相によつて位相変調され、かつ飽和度に
従つて振幅変調されたクロミナンス信号を形成する。た
とえば、各変調カラー差信号の帯域幅は500KHzに
制限され、かつクロミナンス信号はFs′±500KH
zにより限定された帯域を占有する。加算器235のク
ロミナンス信号出力は、1H遅延線241と遅延線の入
力と出力とを減算的に合成する役割を果たしている合成
器243とから成る櫛形フイルタ装置に供給される。合
成器243の出力は、線周波数の1/2の奇数倍位置か
その近くでクロミナンス信号成分を通過させるように、
また線周波数の倍数位置でクロミナンス信号を阻止する
ように櫛形特性を与えられたクロミナンス信号である。
マトリツクス210のルミナンス(7)信号出力は高域
フイルタ250に供給される、そしてこのフイルタ25
0はYマトリックス出力に応答する低域フイルタ250
Aと、低域フイルタ250Aの出力を遅延素子250B
(実質的にLPF25OAの遅延量に一致する)を介し
て通過した沢波されていないYマトリツクス出力に減算
的に合成するための合成器250Cとから成つている。
高域フイルタ250の遮断周波数(FcO)は低域フイ
ルタ250Aの遮断周波数に相当し、埋め込み副搬送波
の最低側波帯周波数以下になるよう選ばれることが望ま
しい(たとえば、FcO= 1MHz)。
FcO以上のルミナンス信号成分は、合成器250Cの
出力から、1H遅延線261と遅延線261の入力と出
力とを加算的に合成するための合成器263とから成る
櫛形フイルタ装置を通過する。合成器263の出力は低
域成分(0feo)を欠きかつfeo以上に櫛形特性を
与えられたルミナンス信号であつて、線周波数の倍数位
置かその近くでルミナンス信号成分を通過させるが線周
波数の1/2の奇数倍位置のところでルミナンス信号成
分を阻止する。合成器263の出力における櫛形特性を
与えられたルミナンス信号成分■a)低域フイルタ25
0Aの出力から抽出された櫛形特性のない低域成分と(
b)合成器243の櫛形特性を与えられたクロミナンス
信号出力とに出力信号合成器270において加算的に合
成され、記録に必要な埋め込み副搬送波方式の合成出力
信号を形成する。
第8図に例示されている直接符号化装置において、凹部
の形成に櫛形沢波を使用することが判然としている、こ
れは符号化装置において附随する分離作用がないからで
ある。
カラーへの中間域斜めルミナンス成分の混信はクロミナ
ンス情報との最初の合成の前にルミナンス信号からこの
ような成分を排除しておくことによつて実質的に排除さ
れる。逆に云えぱ、斜めカラー情報はクロミナンス信号
成分が線周波数の倍数位置またはその近くで入つてくる
と云う結果をもたらす可能性があるが、このような斜め
クロミナンス成分はルミナンス情報に最初に合成する前
にクロミナンス信号から実質的に排除される。したがつ
て記録された合成信号における中間帯域を共有する2つ
の信号のそれぞれはその帯域の中に相互に独占部分を占
めることになる。再生装置において記録信号上のそのあ
との動作に際しては、それぞれ交わらないようにされた
ルミナンスおよびクロミナンス信号は斜め形混信の危険
なしに櫛形沢波によつて分離できる。再生装置の動作が
これまで例示されたような埋め込み副搬送波方式からN
TSC形符号化方式ヘの変換符号化を含む場合(すなわ
ち、埋め込み副搬送波周波数は1.53MHz、共有中
間帯域は1乃至2MHz、ルミナンス帯域幅はO乃至3
MHz)そのあとカラーテレビジヨン受像機がこの変換
符号化された信号で動作(受像機の櫛形フイルタの使用
をしない時でも)しても、カラーの中ヘルミナンス成分
が混信することはなくなるであろう。
それは変換符号化されたクロミナンス信号がどのような
形のルミナンス情報をも含まない帯域(3,08−4.
08MHz)にあることになるからである。もしたとえ
ば3MHzを越えるルミナンス信号遮断周波数が記録信
号に使用される場合には、第8図の装置は共有されるべ
き高域から斜め形ルミナンス信号成分を櫛形特性で除去
する追加的機能を果たす。
第8図の直接符号化装置においては櫛形沢波時期に先行
したルミナンスとクロミナンスの合成がなされていない
ので高域の斜め成分からの内蔵混信は起らない(記録装
置の変換符号化装置について前述したごとく)というこ
とに注目されたい。第9図は第8図の符号化装置の変形
を示すものであり、この装置においてはルミナンスの櫛
形沢波(素子261/,263/による)を高域フイル
タ250による高域沢波の後でなく先に行なつている。
このことは合成器270への低域ルミナンス成分入力を
1H遅延線の出力から(低域フイルタ250Aの特性に
一致する低域フイルタ280を介して)送ることを可能
にしている。この装置は記録装置において遅延線の低域
バイパスを行なうことを避けており前述した再生装置設
計の自由性にとつて有利である。もしルミナンス信号の
共有中間帯域のみに櫛形特性を与え、それ以上の周波数
では斜めルミナンス成分が記録された信号中に残ること
を可能にすることが必要であれば、これは第9図の装置
の簡単な修正で以て行なうことができる、すなわち対を
なす整合した低域フイルタ250Aと280を、共有さ
れている中間帯域にわたる消去帯域を有する1対の整合
した帯域消去フイルタと取替えることによつてである。
前述のクレメンス氏の出願に説明されているように実際
時間よりも遅いビデオ円盤記録技術が使用できる、これ
はタイムスケールを拡げたビデオ信号を利用するもので
ある。
第8図および第9図の符号化技術(第1a図、第2a図
、第3図の変換符号化技術は勿論)は実際時間ビデオ信
号は勿論低速ビデオ信号用に利用することができる、た
だし低速ビデオ信号の線周波数はタイムスケール拡大係
数によつて除した実際時間(realtime)線周波
数に相当するという事実を考慮に入れねばならぬ。
【図面の簡単な説明】
第1a図はビデオ記録盤記録装置に使用するためにNT
SC形符号化信号を埋め込み副搬送波形式に変換符号化
するに適したこの発明の原理を実施した変換符号化装置
のプロック図、第1b図は埋め込み副搬送波形式からN
TSC形符号化信号の一般形式に信号を変換符号化する
ビデオ記録盤再生装置に適した第1a図と相補的な変換
符号化装置のプロツク図、第2a図は第1a図の装置で
得られるピーキング作用の変形を行なう第1a図の装置
の変形を示す図、第2b図は垂直開孔修正機能を有する
第1b図の装置の変形図、第3図は第1a図の記録装置
の変換符号化装置の他の変形を示す図、第4図、第5図
、第6図および第7図は第1b図の装置の再生装置変換
符号化機能を遂行するに適した他の実施例を示す図、第
8図および第9図はカラー信号を受け入れビデオ記録盤
記録用に埋め込み副搬送波形式に符号化信号出力を形成
するに適した符号化装置を示す図である。 20・・・・・・高域フイルタ、21・・・・・・低域
フイルタ、25・・・・・・遅延線素子、23・・・・
・・合成器、30・・・・・・櫛形フイルタ装置、31
・・・・・・1H遅延線装置、32・・・・・・遅延線
素子、33,35・・・・・・合成器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合成信号を形成するように、カラー映像のクロミナ
    ンスを表わす信号と合成された上記カラー映像のルミナ
    ンスを表わす信号を供給するための信号供給手段を有し
    、上記ルミナンスを表わす信号は、第1の周波数帯域を
    占め映像の粗い内容を表わす第1のルミナンス信号部分
    、上記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域を
    占め映像の中程度の内容を表わし、線周波数の倍数に相
    当する周波数を持つ映像の中程度の内容を表わす信号成
    分を含むが、第2の周波数帯域全体に亘つて上記線周波
    数の2分の1の寄数倍に相当する周波数を持つ映像の中
    程度の内容を表わすすべての信号成分を含まないように
    Y形櫛形フィルタで予め濾波処理された第2のルミナン
    ス信号部分、および上記第2の周波数帯域よりも高い第
    3の周波数帯域を占め映像の細部内容を表わす第3のル
    ミナンス信号部分を含み、上記クロミナンスを表わす信
    号は、上記ルミナンスを表わす信号の上記第2のルミナ
    ンス信号部分と上記第2の周波数帯域を共有するように
    周波数決定回路による処理を受け、且つ上記線周波数の
    2分の1の奇数倍に相当する周波数を持つクロミナンス
    を表わす信号成分を含むが、上記線周波数の倍数に相当
    する周波数を持つクロミナンスを表わすすべての信号成
    分を含まないようにC形櫛形フィルタで予め濾波処理さ
    れており、さらに、上記信号供給手段に結合されていて
    該信号供給手段からの合成信号に応答して上記線周波数
    の倍数に相当する周波数において多数の無効部を呈する
    第1の櫛形フィルタを含み、上記線周波数の偶数倍ある
    いは奇数倍のいずれかに相当する周波数を持つ上記中程
    度の内容を表わすすべての信号成分との混信のないクロ
    ミナンス信号出力を発生する手段と、上記信号供給手段
    に結合されていて該信号供給手段からの合成信号に応答
    して上記線周波数の2分の1の奇数倍に相当する周波数
    において多数の無効部を呈する第2の櫛形フィルタを含
    み、上記第1、第2および第3の周波数帯における上記
    第1、第2および第3のルミナンス信号部分を含み、し
    かも上記第2のルミナンス信号部分が上記線周波数の2
    分の1の偶数倍あるいは奇数倍のいずれかに相当する周
    波数を示すすべてのクロミナンス信号成分との混信のな
    いルミナンス信号出力を発生する手段と、を有する周波
    数変調された合成カラー・ビデオ信号の処理装置。
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