JP3418061B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP3418061B2
JP3418061B2 JP13405096A JP13405096A JP3418061B2 JP 3418061 B2 JP3418061 B2 JP 3418061B2 JP 13405096 A JP13405096 A JP 13405096A JP 13405096 A JP13405096 A JP 13405096A JP 3418061 B2 JP3418061 B2 JP 3418061B2
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昌弘 佐々木
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S348/00Television
    • Y10S348/914Delay for equalization

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビジョ
ン信号の信号処理に関し、特にフィルタを自動調整化し
た映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRの画質改善方法として特公
平6−083464号公報に示される技術がある。この
技術は、クロマ差分を抽出するために縦列接続された第
1〜第3のイコライザと2つの減算器を用い、第2,第
3のイコライザの群遅延量を第1のイコライザより少な
く設定し、輝度輪郭信号と論理演算するための色輪郭信
号と、論理演算の結果得られた信号と乗算する色輪郭信
号を異なる態様のものとしていることから、これらのイ
コライザはそれぞれ高精度な特性が要求される。この技
術において画質改善装置をICに集積化する場合、製造
工程での集積化素子のばらつきや素子間の比精度を考慮
すると高精度なイコライザを集積化することは困難なこ
とから、従来の技術では、フィルタ素子として外付けの
ブロックフィルタを用いていた。さらに、ICの外部に
設けたブロックフィルタに調整を施すことによって所望
の特性を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術を用いた
画質改善装置は、外付け部品としてブロックフィルタを
用いるのでコストが高くなり、基板面積が大きくなって
しまうという問題があった。さらに、この技術では、オ
ペレータがイコライザを調整しなければならないので製
造工程が複雑となるとともに、コストが高くなるという
問題があった。加えて、この技術では、画質改善装置を
ICとブロックフィルタの2要素から構成していること
からそれぞれの要素の温度特性が異なり、調整後の温度
変化に対応ができないという問題もある。本発明は、上
記の課題を解決するもので、前記イコライザを内蔵し且
つ自動調整を行うことのできる低コストで高精度なフィ
ルタを集積化した映像信号処理装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
し、上記目的を達成するために、本発明は、以下の構成
とした。本発明は、映像信号を輝度信号と色信号に分離
して信号処理を行う映像信号処理装置において、色信号
を遅延させるイコライザと、色信号を遅延させる2次低
域通過フィルタ(以下、LPFという)と、前記イコラ
イザの出力と前記2次低域通過フィルタの出力が入力さ
れる位相検波器とを設け、該位相検波器の2つの入力の
位相差が90度となるように設定し、位相検波器の出力
信号を用いて、前記イコライザおよび2次低域通過フィ
ルタを帰還制御してイコライザおよび2次低域通過フィ
ルタの位相遅延量を自動調整するようにして、高精度な
フィルタを集積化した。
【0005】さらに、本発明は、映像信号を輝度信号と
色信号に分離して信号処理を行う映像信号処理装置にお
いて、色信号を遅延させるイコライザを縦列に接続され
た第1のイコライザおよび第2のイコライザならびに第
3のイコライザから構成するとともに、色信号を遅延さ
せる2次LPFと、前記イコライザの出力と前記2LP
Fの出力が入力される位相検波器とを設け、前記第1の
イコライザの入力信号と前記第2のイコライザの出力信
号を用いて色輪郭信号を作る第1の色輪郭信号作成手段
と、前記第1のイコライザの出力信号と前記第3のイコ
ライザの出力信号を用いて色輪郭加算信号を作る第2の
色輪郭信号作成手段と、映像信号から分離された輝度信
号から輝度輪郭信号を作る輝度輪郭信号作成手段と、前
記第1の色輪郭信号作成手段の出力と前記輝度輪郭信号
作成手段の出力を比較する比較手段と、前記第2の色輪
郭信号作成手段の出力と前記比較手段の出力を乗算して
色輪郭加算信号を作成する乗算手段と、前記色輪郭加算
信号を前記第2のイコライザの出力信号に加算して輪郭
強調色信号を得る加算手段とを設け、前記位相検波器の
出力信号を用いて第1,第2,第3のイコライザおよび
2次LPFを帰還制御する構成とすることで、高精度な
フィルタを集積化した。
【0006】さらに、本発明は、上記映像信号処理装置
において、前記第1,第2,第3のイコライザの出力に
それぞれ第1,第2,第3の可変増幅回路を接続し、前
記第1のイコライザの入力信号のレベルと前記第3の可
変増幅回路の出力信号のレベルを比較するレベル検波手
段を設け、前記増幅されたイコライザの出力を前記位相
検波器の入力信号の一部とし、前記レベル検波手段の出
力信号を用いて前記可変増幅回路を帰還制御してイコラ
イザの出力レベルのばらつきを自動調整するように構成
することによって、高精度なフィルタを集積化した。
【0007】本発明は、映像信号を輝度信号と色信号に
分離して信号処理を行う映像信号処理装置において、色
信号を遅延させるイコライザと、該イコライザの出力に
接続された可変増幅回路と、色信号を遅延させる2次L
PFと、前記イコライザの出力と前記2LPFの出力が
入力される位相検波器と、前記イコライザの入力信号の
レベルと前記可変増幅回路の出力信号のレベルを比較す
るレベル検波手段とを設け、該位相検波器の2つの入力
の位相差が90度となるように設定し、前記増幅された
イコライザの出力を前記位相検波器の入力信号の一部と
し、前記レベル検波手段の出力信号を用いて前記可変増
幅回路を帰還制御してイコライザの出力レベルのばらつ
きを自動調整する構成とすることで、高精度なフィルタ
を集積化した。
【0008】さらに、本発明は、上記のすべての発明に
おいて、前記位相検波器の出力信号を用いて、前記映像
信号処理装置に用いられる少なくとも1つのフィルタを
帰還制御するようにして、高精度なフィルタを集積化し
た。
【0009】本発明は、上記の発明において、複合同期
信号からバースト信号を抽出する回路を設け、前記位相
検波器をバースト期間と同期して動作させるように構成
し、バースト信号のみで位相検波器を動作させ、位相検
波器の出力信号を用いて前記イコライザおよび2次LP
Fを帰還制御して、更に高精度なフィルタを集積化し
た。
【0010】さらに、本発明は、上記発明において、前
記位相検波器を、垂直同期期間に動作させるように構成
し、垂直同期期間のみ位相検波器を動作させ、位相検波
器の出力信号を用いて前記イコライザおよび2次LPF
を帰還制御して、更に高精度なフィルタを集積化した。
【0011】本発明は、上記構成の映像信号処理装置に
おいて、前記イコライザの入力に前記色信号と基準信号
を切換える切換回路と、前記イコライザの出力に前記色
信号に加算した基準信号を除去する基準信号除去回路を
設け、前記色信号に基準信号を混合し、基準信号に同期
して位相検波器および基準信号除去回路を動作させ、前
記位相検波器の出力信号を用いて前記イコライザおよび
2次LPFを帰還制御する。
【0012】本発明は、上記映像信号処理装置におい
て、前記基準信号に色副搬送波(以下、fscという)
を用いることで色信号の内容に依存しない構成の映像信
号処理装置を提供する。
【0013】本発明は、上記映像信号処理装置におい
て、レベル検波手段を、少なくとも2つの乗算器と1つ
の減算器から構成し、可変増幅回路のレベルを自動調整
する。
【0014】本発明は、上記映像信号処理装置におい
て、前記イコライザ及び2次LPFを帰還制御する手段
を、モード切換信号によって切換可能な2つ以上の電圧
電流変換器を具備する構成とし、例えばNTSC方式と
PAL方式の両信号方式に対応できるようにした。
【0015】さらに本発明は、上記映像信号処理装置に
おいて、前記イコライザ及び2次LPFを帰還制御する
手段を、位相検波器の2つの入力の位相差が90±90
度以上変化しない電圧電流変換器を具備する構成とし、
フィルタを集積化した場合の製造ばらつきを補正でき、
特性の安定化ができるようにした。
【0016】本発明は、映像信号のレベル変動を除去す
る自動利得制御回路(以下、AGC回路という)と、前
記映像信号から輝度信号を分離する第1のLPFと、輝
度信号を強調して周波数変調(以下、FMという)輝度
信号に変調する輝度信号処理手段と、FM輝度信号から
不要成分を除去する第1の高域通過フィルタ(以下、H
PFという)と、前記映像信号から色信号を分離する帯
域通過フィルタ(以下、BPFという)と、前記色信号
のバースト信号を一定にした後、強調し低域に変換する
色信号処理手段と、前記低域変換色信号から不要成分を
除去する第2のLPFと、前記FM輝度信号と低域変換
色信号を加算し、前記加算信号を増幅し磁気テープに記
録する記録手段と、前記磁気テープに記録された信号を
抽出し増幅する再生手段と、前記再生信号からFM輝度
信号を分離する第2のHPFと、前記FM輝度信号を再
生輝度信号に復調するFM輝度信号処理手段と、前記再
生輝度信号より不要成分を除去する第3のLPFと、前
記出力からノイズ処理を行った再生輝度信号が第2の加
算器に供給され、前記再生信号から低域変換色信号を分
離する第4のLPFと、レベル変動を除去し、周波数変
換された再生色信号から不要成分を除去したBPFの出
力から、再生クロマ処理回路により必要な再生クロマ処
理を施した再生色信号が第2の加算器の他方に供給され
再生映像信号を形成する構成の磁気記録再生装置におい
て、画質を改善する為に、再生色信号を遅延させる縦列
に接続された第1のイコライザと第2のイコライザと第
3のイコライザと、前記第1のイコライザ入力信号と前
記第2のイコライザの出力信号を用いて色輪郭信号を作
る第1手段と、前記第1のイコライザ出力信号と前記第
3のイコライザ出力信号を用いて色輪郭加算信号を作る
第2手段と、再生輝度信号から輝度輪郭信号を作る第3
手段とを有し、前記第1手段と前記第3手段を用いて前
記色輪郭加算信号の加算量を制御し、前記色輪郭加算信
号を前記第2イコライザの出力信号に加算する構成とし
た画質改善装置を設け、2次LPFと位相検波器とを設
け位相検波器と位相検波器の2つの入力の位相差が90
度となるように2次LPFを配置し、位相検波器の出力
信号を用いて前記第1,第2,第3のイコライザ、2次
LPFおよび磁気記録再生装置の信号処理に用いる少な
くとも1つのフィルタを帰還制御する構成とすること
で、高精度なフィルタを集積化した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明をする。図1は、本発明による映
像信号処理装置の一実施例を示すブロック図あり、図2
はイコライザ11の位相特性を示す図であり、図3は2
次LPFの位相特性の一例を示す図である。本発明にか
かる映像信号処理装置は、イコライザ11と、2次LP
F14と、位相検波器15と、電圧電流変換回路16と
から構成される。図1に示すブロック図で、映像信号か
ら分離された色信号Aがイコライザ11に入力される。
このイコライザ11は、図2に示すように色副搬送波f
scで位相遅延量が180度となる特性を有する。した
がってイコライザ11から出力される色信号は一定時間
遅延された信号が出力される。
【0018】上述した構成の映像信号処理装置におい
て、イコライザ11の位相遅延量を自動調整し高精度な
特性にする手段を以下に説明する。図3に示すようなf
scで位相遅延量が90度となる2次LPF14に色信
号Aを入力し、2次LPF14の出力を位相検波器15
の一方の入力Bに接続し、他方の入力Cにはイコライザ
11の出力信号を入力する。前記位相検波器15の出力
信号を電圧電流変換器16により制御電流に変換し、前
記電圧電流変換回路16の出力信号をイコライザ11お
よび2次LPF14に帰還することで、イコライザ11
の出力信号と2次LPF14の出力信号の位相差が常時
90度となるように制御され、イコライザ11を所望の
特性にすることができる。また、前記電圧電流変換器1
6の出力信号を映像信号処理装置に用いられる各フィル
タにも帰還することで高精度な特性を有するフィルタを
集積化できる。
【0019】以上説明した様に、本発明によれば前記イ
コライザを集積化し自動調整することで、製造工程で生
じる素子ばらつきおよび温度変化によるばらつきを補正
した高精度な特性を得ることができ、従来の問題を解決
することができる。
【0020】
【実施例】ところで、上記構成の映像信号処理装置で
は、色信号が例えばブラックバースト信号(バースト信
号以外に色信号が存在しない信号)の様に色信号レベル
が小さい信号が入力された場合に、位相検波器15は、
バースト信号に対しては位相検波を行うが、バースト信
号以外では色信号が存在しないことから、原理的には位
相検波器15から補正信号は出力されない。しかし、映
像信号処理装置をICに集積化した場合、位相検波器1
5等のオフセットを完全になくすことは不可能なので、
上記バースト信号期間以外では、オフセット電流が発生
し誤差が生じてしまう。
【0021】そこで、常時一定レベルの信号を比較し精
度を向上させるようにした第1の実施例を図4を用いて
説明する。図4に示す実施例は、図1に示した回路と
は、バーストゲートパルス発生回路24を付加し、ゲー
トパルス発生回路24の出力信号によって位相検波器1
5の動作を制御するようにした点が相違している。この
実施例は、バーストゲートパルス発生回路24を付加す
ることによってバースト期間のみ位相検波器15を動作
させ、前記イコライザ11および2次LPF14ならび
に映像信号処理装置に用いられている各フィルタを帰還
制御する構成としている。図1に示した実施例と同一部
分は同一符号を付け、説明を省略する。
【0022】本実施例において、複合同期信号がバース
ト期間を分離するバーストゲートパルス発生回路24に
供給され、前記バーストゲートパルス発生回路24によ
り作成されたバーストゲートパルス期間のみ位相検波器
15を動作させる構成としている。この構成をとること
によって、位相検波器15が比較する2次LPF14の
出力信号およびイコライザ11の出力信号は常時バース
ト信号となる。したがって、色信号のレベルの大小によ
る位相検波器15のオフセットの影響を受けなくするこ
とが可能となる。
【0023】但し、前記実施例をVTR等で用いた場
合、色信号の帯域が十分に確保できないことからバース
ト波形に劣化が生じる。また、前述したバーストゲート
パルスとしては高精度のパルスが必要とされる。この問
題を解決した第2の実施例を図5に示す。本実施例は、
図1に示した回路とは、垂直同期信号分離回路25と切
替回路26と基準信号除去回路27とを付加し、垂直同
期信号を用いて入力信号を切り換えるとともに位相検波
器15と基準信号除去回路27を動作させるようにした
点が相違している。複合同期信号から分離した垂直同期
信号を用いて色信号と基準信号を切り換え、基準信号を
選択した期間のみ位相検波器15を動作させる構成とし
ている。図1に示した実施例と同一部分は同一符号を付
け、説明を省略する。
【0024】本実施例では、映像信号から分離された色
信号と基準信号(例えば色副搬送波fsc)を切換回路
26に入力し、垂直同期信号分離回路25で分離された
垂直同期信号を用いて、垂直同期期間では基準信号を選
択するように切換回路26を制御している。また、垂直
同期信号分離回路25で作成した信号を用いて垂直同期
期間のみ位相検波器15を動作させる構成としている。
さらに、色信号に垂直同期期間に加算された基準信号を
除去する必要があるので、イコライザ11の出力に基準
信号除去回路27を設け、垂直同期分離回路25で作成
した信号を用いて垂直同期信号期間にこの基準信号除去
回路27を動作させて色信号から基準信号を除去してい
る。この実施例によれば、位相検波器15のオフセット
の影響および再生色信号の影響を受けない安定した特性
を保つことができる。
【0025】映像信号処理装置の色信号を遅延させる為
のイコライザをさらに高精度な特性にするために、集積
化することにより発生するレベルばらつきを自動調整し
た第3の実施例を図6を用いて説明をする。この実施例
は、図1に示した映像信号処理装置と比べて可変増幅回
路31とレベル検波手段34を付加し、レベル制御され
た可変増幅回路31の出力を位相検波器15の一方の入
力とした点が相違している。図1に示した実施例と同一
部分は同一符号を付け、説明を省略する。イコライザ1
1の出力に可変増幅回路31を設け、レベル検波手段3
4によりイコライザ11の入力信号と可変増幅回路31
の出力信号のレベルを比較しレベル検波手段の出力信号
を可変増幅回路31へ帰還し、イコライザ11の入力レ
ベルと可変増幅回路31の出力レベルが等しくなる様に
制御する。第3の実施例の構成によれば、イコライザ1
1によるレベルのばらつきを吸収し、位相比較回路15
への2次LPF14からの入力レベルとイコライザ11
からの入力レベルを等しくすることができる。
【0026】次に、常時一定レベルの信号を比較し精度
を向上させるとともに、レベル検波手段34の色信号に
よる影響をなくすようにした映像信号処理装置の第4の
実施例を図7を用いて説明する。この実施例は、図4に
示した第1の実施例に図6に示した第3の実施例の可変
増幅回路31とレベル検波手段34を付加した点が相違
しており、第1および第3の実施例と同一部分は同一符
号を付け、説明を省略する。この実施例は、バーストゲ
ートパルス期間のみ位相検波器15およびレベル検波手
段34を動作させる構成としている。この実施例の構成
により、レベル検波手段34が比較するイコライザ11
の入力信号および可変増幅回路31の出力信号は常時バ
ースト信号となる。その為、再生色信号の影響を受けな
い高精度なイコライザのレベル補正が可能となる。
【0027】次に、前述したバーストゲートパルスとし
ては高精度のパルスが必要とされるので、この問題を解
決した第5の実施例を図8に示す。実施例は、図5に示
す第2の実施例に図6に示す第3の実施例を適用したも
ので、色信号と基準信号を切り換え、基準信号を選択し
た期間のみレベル検波手段34を動作させる構成として
いる。図5および図6に示した実施例と同一部分は同一
符号を付け、説明を省略する。図5の実施例と同様に、
垂直同期分離回路25で作成した信号を用いて垂直同期
期間のみレベル検波手段34を動作させる構成としてい
る。前記構成によりレベル検波手段34のオフセットの
影響および再生色信号の影響を受けない安定した特性を
保つことができる。
【0028】次に、本発明を磁気記録再生装置に用いた
第6の実施例を図9を用いて説明する。この実施例の磁
気記録再生装置は、映像信号記録系と映像信号再生系と
から構成されている。映像信号記録系は、AGC回路7
1と、LPF回路72と、エンファシス回路73と、F
M変調回路74と、HPF回路75と、BPF回路76
と、記録クロマ処理回路77と、周波数低域変換回路7
8と、LPF回路79と、加算器80と、記録増幅回路
81と、ビデオヘッド82とから構成される。映像信号
再生系は、ビデオヘッド84と、再生増幅回路85と、
LPF回路86と、自動色レベル調整回路87と、周波
数高域変換回路88と、再生クロマ処理回路89と、本
発明にかかる映像信号処理回路100と、HPF回路9
0と、FM復調回路91と、ディエンファシス回路92
と、LPF回路93と、ノイズ処理回路94と、加算器
96から構成される。
【0029】まず、記録時は、AGC回路71でレベル
変動を除去された映像信号から、LPF回路72におい
て輝度信号が分離される。分離された輝度信号は、エン
ファシス回路73で高域が強調された後、FM変調回路
74に供給されFM変調される。FM変調されたFM輝
度信号は、HPF回路75で不要成分が除去され加算器
80に供給される。また、記録時は、切換回路90のa
接点を経た映像信号からBPF回路76において色信号
が分離される。分離された色信号は記録クロマ処理回路
77でレベル変動が除去され、必要なクロマ処理が施さ
れた後、周波数低域変換回路78で低域変換される。低
域変換された色信号は、低域変換によって発生した不要
成分がLPF回路79で除去され、加算器80の他方へ
供給される。加算器80は、FM輝度信号と低域変換色
信号が周波数多重され、記録増幅回路81およびビデオ
ヘッド82を介して磁気テープ83に記録される。
【0030】再生時は、ビデオヘッド84を介して再生
された信号は、再生増幅回路85で増幅される。次い
で、HPF回路90においてFM輝度信号を抽出し、抽
出されたFM輝度信号は、FM復調回路91でベースバ
ンドの輝度信号に復調された後、ディエンファシス回路
92でディエンファシスされ、さらに、LPF回路93
で不要成分が除去され、ノイズ処理回路94でノイズ除
去処理された後、加算器96に供給される。また、前記
再生信号から低域変換色信号をLPF回路86で分離
し、自動色レベル調整回路87においてレベル変動が除
去され、周波数高域変換回路88において再生色信号に
変換される。再生色信号は、切換回路90のb接点を経
由したBPF回路76において前記周波数変換時に発生
した不要成分を除去され、再生クロマ信号処理回路89
で必要な処理が施された後、本発明の映像信号処理回路
からなる色信号遅延部100に供給される。色信号遅延
部100で遅延された再生色信号は加算器96に供給さ
れる。加算器96では、再生色信号と輝度信号が加算さ
れ再生映像信号とされる。
【0031】本実施例では、図1の実施例で説明した色
信号遅延部100にフィルタ自動調整用の端子101を
設け、この制御信号を用いて磁気記録再生装置の信号処
理で必要となる各種フィルタ、本実施例ではLPF回路
72,79,86,93、HPF回路75,90、BP
F回路76に用いられた各フィルタを制御することで全
てのフィルタを自動調整することができる。
【0032】本実施例に示される色信号遅延部100
は、図1に示された映像信号処理回路のみならず、図4
から図8に示されるどの形式の映像信号処理回路が適応
できることは言うまでもない。
【0033】次に、本発明を画質改善回路に用いた第7
の実施例を説明する。図10は本発明による映像信号処
理装置を用いた画質改善回路の実施例を示すブロック図
である。本実施例の画質改善回路は、縦列に接続された
イコライザ11,12,13と、2次LPF回路14
と、位相検波器15と電圧電流変換回路16と、減算器
17,18と、輝度輪郭信号作成回路19と、色輪郭信
号作成回路20と、比較手段21と、乗算器22と、加
算器23とから構成され、2段目のイコライザ12の出
力信号が位相検波器15の一方の入力とされる。本実施
例において、2次LPF回路14は、既に述べた図3に
示す位相特性を有している。また、位相検波器15に入
力される2次LPF回路14の出力信号Bとイコライザ
12の出力信号Cは、図11に示されるベクトル関係を
有している。すなわち、イコライザ12の出力信号Cは
色信号Aから360°遅延しており、2次LPF回路1
4の出力信号Bは色信号Aから90°遅延しているの
で、結果として出力信号Bと出力信号Cは90°相違し
ている。
【0034】映像信号から分離された色信号は、縦列に
接続されたイコライザ11,12,13のイコライザ1
1に入力される。前記イコライザ11,12,13は、
それぞれ図2に示すようにfscで位相遅延量が180
度となる特性を有する。したがって、イコライザ11の
入力信号Aからイコライザ12の出力信号Cを減算器1
7で減算することで、色信号の輪郭信号成分が作成さ
れ、この色輪郭信号成分を用いて色輪郭信号作成回路2
0において色輪郭信号が作成される。同様に、輝度信号
も輝度輪郭信号作成回路19において輝度輪郭信号が作
成される。この輝度輪郭信号と前記色輪郭信号の双方を
比較手段21で比較し、色輪郭信号の加算量を決定する
出力信号を乗算器22に供給する。乗算器22の他方の
入力にはイコライザ12の入力信号からイコライザ13
の出力信号を減算器18で減算した色輪郭加算信号が供
給される。乗算器22で前記2つの入力信号を演算した
信号が色輪郭信号となる。色主信号であるイコライザ1
2の出力信号に前記色輪郭信号を加算器23において加
算することで、輪郭部を強調した色信号を得ることがで
きる。
【0035】上述した構成の映像信号処理装置を用いた
画質改善回路において、上記色輪郭信号および色輪郭加
算信号を作成するためには、イコライザ11,12,1
3の特性として高精度な位相遅延量が必要とされる。そ
こで、図3に示すようなfscで位相遅延量が90度と
なる2次LPF回路14に色信号を入力し、2次LPF
回路14の出力を位相検波器15の一方の入力に接続
し、他方の入力にはイコライザ12の出力を入力する。
【0036】図11は、前記2つの入力信号のベクトル
図を示し、色信号のベクトルはAであり、2次LPF回
路14の出力は図3の特性からも分かる通り、色信号よ
り90度遅延した信号Bであり、第2イコライザの出力
は図2の特性に示した様にfscで180度位相が遅延
するイコライザを2段通過し、色信号より360度遅延
した信号Cである。前記位相検波器15の出力信号を電
圧電流変換装置16において制御電流に変換し、前記電
圧電流変換回路16の出力信号をイコライザ11,1
2,13および2次LPF回路14に帰還することによ
って、イコライザ12の出力信号と2次LPF回路14
の出力信号の位相差が常時90度となるように制御さ
れ、イコライザ11,12,13を所望の特性にするこ
とができる。
【0037】以上説明した様に、本発明によれば前記イ
コライザを集積化し自動調整することで、製造工程で生
じる素子ばらつきおよび温度変化によるばらつきを補正
した高精度な特性を得ることができ、従来の問題を解決
することができる。
【0038】次に、図4に示す第1の実施例と同様に前
記画質改善装置に用いられる位相検波器15のオフセッ
トによる影響をなくした、常時一定レベルの信号を比較
し精度を向上させる第8の実施例を図12を用いて説明
する。この実施例は、図10に示す第7の実施例の映像
信号処理装置に、さらに、図4に示す第1の実施例の複
合同期信号からバーストゲートパルスを発生するバース
トゲートパルス発生回路24を設け、バースト期間のみ
位相検波器15を動作させ、前述のイコライザおよび2
次LPF回路を帰還制御する構成としている。図4およ
び図10に示した実施例と同一部分は同一符号を付け、
説明を省略する。
【0039】この実施例において、複合同期信号がバー
スト期間を分離するバーストゲートパルス発生回路24
に供給され、前記バーストゲートパルス発生回路24に
より作成されたバーストゲートパルス期間のみ位相検波
器15を動作させる構成としている。この構成によれ
ば、位相検波器15が比較する2次LPF回路14の出
力信号およびイコライザ12の出力信号は常時バースト
信号となる。その結果、色信号のレベルの変動による位
相検波器15のオフセットの影響を受けなくすることが
可能となる。
【0040】しかしながら、図5の実施例でも述べた通
り、前記図12に示す実施例をVTR等で用いた場合、
色信号の帯域が十分に確保できないことからバースト波
形に劣化が生じる。また、前述したバーストゲートパル
スとしては高精度のパルスが必要とされる。この問題を
解決した第9の実施例を図13に示す。この実施例は、
図10に示した第7の実施例に図5に示した第2の実施
例を適用したものであり、色信号と基準信号を切り換
え、基準信号を選択した期間のみ位相検波器15を動作
させる構成としている。図5および図10に示した実施
例と同一部分は同一符号を付け、説明を省略する。
【0041】映像信号から分離された色信号と基準信号
(例えばfsc)を切換回路26に入力し、垂直同期分
離回路25の信号を用いて、垂直同期期間では基準信号
を選択するように切換回路26を制御している。また、
垂直同期分離回路25で作成した信号を用いて垂直同期
期間のみ位相検波器15を動作させる構成としている。
また、加算した基準信号は除去する必要があるため、イ
コライザ12の出力に基準信号除去回路27を設け、垂
直同期分離回路25で作成した信号を用い除去してい
る。以上説明したように、位相検波器15のオフセット
の影響および再生色信号の影響を受けない安定した特性
を保つことができる。
【0042】図13に示した実施例の各ノードの動作状
態を図14に示す。図13中の垂直同期期間信号がDで
あり、Dが’H’期間のみ切換回路26は基準信号を選
択するよう動作するので、切換回路26の出力信号Aは
色信号に色副搬送波信号が加算された信号となる。切換
信号26の出力信号Aは、2次LPF14において位相
を90度遅延された信号Bとイコライザ11,12にお
いて360度遅延された信号Cとになり、前記信号B,
Cの位相差を位相検波器15により検波する。図11ら
検波される信号B,Cは常に安定したレベルであること
は明確である。
【0043】映像信号処理装置の色信号を遅延させる為
のイコライザは前述した通り高精度な位相特性が必要で
あるが、同時に高精度なレベル特性も要求される。した
がって、イコライザを集積化することにより発生するレ
ベルばらつきを自動調整するようにした第10の実施例
を図15を用いて説明をする。図15は、図10に示し
た第7の実施例に図6に示した第3の実施例を適用して
おり、イコラザ11,12,13の特性が同じになるよ
うにしたレベル検波手段の実施例である。図6および図
10に示した実施例と同一部分は同一符号を付け、説明
を省略する。この実施例では、縦列に接続されたイコラ
イザ11,12,13の出力に可変増幅回路31,3
2,33を設ける。イコライザ11,12,13は同一
の基板に形成されているので同一な特性を有しており、
出力レベルのばらつきも等しい。よって、レベル検波手
段34によってイコライザ11の入力信号と可変増幅回
路33の出力信号のレベルを比較し、レベル検波手段の
出力信号を可変増幅回路31,32,33へ帰還して1
段目のイコライザ11の入力レベルと3段目の可変増幅
回路33の出力レベルが等しくなる様に制御する。本構
成によりイコライザ11,12,13によるレベルばら
つきを吸収することができる。
【0044】また、レベル検波手段34が色信号による
影響をなくすための映像信号処理装置の第11の実施例
を図16を用いて説明する。図15に示した第10の実
施例に図7に示した第4の実施例を適用した例であり、
図7と図15と同一部分は同一符号を付け、説明を省略
する。この実施例は、バーストゲートパルス発生回路2
4で作成されたバーストゲートパルス期間のみレベル検
波手段34を動作させる構成としている。本構成によ
り、レベル検波手段34が比較するイコライザ11の入
力信号および可変増幅回路33の出力信号は常時バース
ト信号となる。したがって、再生色信号の影響を受けな
い高精度なイコライザのレベル補正が可能となる。
【0045】また、前述したバーストゲートパルスとし
ては高精度のパルスが必要とされるため、この問題を解
決した第12の実施例を図17に示す。この実施例は、
図13の第9の実施例に図8の第5の実施例を適用した
例であり色信号と基準信号を切り換え、基準信号を選択
した期間のみレベル検波手段34を動作させる構成とし
ている。図8および図13に示した実施例と同一部分は
同一符号を付け、説明を省略する。映像信号から分離さ
れた色信号と基準信号を切換回路26に入力し、垂直同
期分離回路25の信号を用いて、垂直同期期間では基準
信号を選択するように切換回路26を制御している。ま
た、垂直同期分離回路25で作成した信号を用いて垂直
同期期間のみレベル検波手段34を動作させる構成とし
ている。以上説明したように、レベル検波手段34のオ
フセットの影響および再生色信号の影響を受けない安定
した特性を保つことができる。
【0046】上記図15〜図17に示す第10〜第12
の実施例は、継続接続された各イコライザが同一の特性
である構成に適しているが、異なる特性のイコライザを
使用する第13および第14の実施例について図18お
よび図19を用いて説明をする。図18は、イコライザ
12,13が同じ特性を持ち、イコライザ11のみが他
と異なる特性を持つ場合のレベル検波手段の第13の実
施例である。この実施例では、縦列に接続されたイコラ
イザ11,12,13の出力にそれぞれ可変増幅回路3
1,32,33を設け、1段目のイコライザ11の入力
と1段目の可変増幅回路31の出力を等しくするととも
に、2段目のイコライザ12の入力と3段目の可変増幅
回路33の出力を等しくするようにしている。第1のレ
ベル検波手段35により1段目のイコライザ11の入力
信号と1段目の可変増幅回路31の出力信号のレベルを
比較し、レベル検波手段35の出力信号を可変増幅回路
31に帰還して、イコライザ11の入力レベルと可変増
幅回路31の出力レベルが等しくなるように制御する。
一方、イコライザ12、13は同一特性であるので、第
2のレベル検波手段36により2段目のイコライザ12
の入力信号と3段目の可変増幅回路33の出力信号のレ
ベルを比較し、レベル検波手段36の出力信号を可変増
幅回路32,33へ帰還して、2段目のイコライザ12
の入力レベルと3段目の可変増幅回路33の出力レベル
が等しくなる様に制御する。前記構成によりイコライザ
11,12,13によるレベルばらつきを吸収すること
ができる。
【0047】各イコライザの特性が全て異なる場合の第
14の実施例を図19に示す。各イコライザ11,1
2,13の入力とその出力に接続された可変増幅回路3
1,32,33の出力に、それぞれレベル検波手段3
5,37,38を設ける。各イコライザの入力信号とこ
のイコライザの後段の可変増幅回路の出力信号のレベル
を対応するレベル検出手段で比較しレベル検波手段の出
力信号をその可変増幅回路に帰還し、各レベル検波手段
の2つの入力が等しくなる様に制御することによって、
各イコライザのレベルばらつきを吸収することができ
る。
【0048】また図6〜図8および図15〜図19に示
す実施例に用いられるレベル検波手段の構成の例を図2
0に示す。レベル検出手段は、減算器39と、乗算器4
0,41から構成される。第1の入力信号を第1の乗算
器40で自乗し、同様に第2の入力信号を第2の乗算器
41で自乗し、前記2つの信号を減算器39で演算した
結果を出力信号とする。この構成によって、2つの入力
信号のレベルが等しいときは、補正信号が出力されず、
2つの入力レベルが異なるときのみ、入力レベル差に応
じた制御信号が得られレベルの自動調整が可能となる。
【0049】次に、本発明を画質改善装置を有する磁気
記録再生装置に用いた第15の実施例を図21を用いて
説明する。この実施例は、図9に示した第6の実施例に
図10に示した第7の実施例を適用した例である。この
実施例は、図9に示した磁気記録再生装置の映像信号処
理回路100を図10の第7の実施例の画質改善部20
0とし、さらに、輝度信号遅延回路95を付加した点が
第6の実施例と相違している。図9および図10に示し
た実施例と同一部分は同一符号を付け、説明を省略す
る。ビデオヘッド84を介して再生された信号が、再生
増幅回路85で増幅される。HPF90によりFM輝度
信号を抽出し、FM復調回路91でベースバンドの輝度
信号に復調され、ディエンファシス回路92でディエン
ファシスされ、LPF93で不要成分が除去され、ノイ
ズ処理回路94で処理された後、画質改善部200のイ
コライザ11,12で発生する再生色信号の遅延時間を
補償する輝度信号遅延回路95を介して輝度信号が加算
器96に供給される。また、前記再生信号より低域変換
色信号をLPF86で分離し、自動色レベル調整回路8
7によりレベル変動を除去し、周波数高域変換回路88
により再生色信号に変換し、切換回路90のb接点を介
して、BPF76により前記周波数変換時に発生した不
要成分を前記再生色信号から除去し再生クロマ信号処理
回路89で必要な処理を施した後、画質改善部200に
供給される。画質改善部200で改善された再生色信号
が加算器96に供給される。加算器96で再生色信号と
輝度信号が加算され再生映像信号となる。
【0050】本実施例では、図10の実施例で説明した
画質改善部200にフィルタ自動調整用の端子201を
設け、この制御信号を用いて磁気記録再生装置の信号処
理で必要となる各種フィルタ、本実施例ではLPF回路
72,79,86,93、HPF回路75,90、BP
F回路76および輝度信号遅延回路95に用いられた各
フィルタを制御することで全てのフィルタを自動調整す
ることができる。
【0051】本実施例に示される画質改善部200は図
8および図12〜図16に示されるどの形式も適応でき
ることは言うまでもない。
【0052】上述した全ての実施例に用いられる位相検
波器15の2つの入力は、図22から図24に示すよう
に位相差が90度となる構成ならいずれも構わない。す
なわち、図22の例は、位相検波器15の一方の入力に
色信号が直接入力され、他方の入力にイコライザ11,
12を経由した後2次LPF14を経た信号が入力され
るもので、2つの信号は互いに90°位相がずれてい
る。また、図23の例は、位相検波器15の一方の入力
に色信号が直接入力され、他方の入力にイコライザ1
1,12,13を経由した後2次LPF14を経た信号
が入力されるもので、2つの入力信号は互いに90°位
相がずれている。さらに、図24の例は、位相検波器1
5の一方の入力に2次LPF14を経由した色信号が入
力され、他方の入力にイコライザ11,12,13を経
由した色信号が入力されるもので2つの入力信号は互い
に90°位相がずれている。
【0053】次に、映像信号方式にはNTSC方式やP
AL方式といった方式がありこれらに対応する第16の
実施例を図25を用いて説明する。映像信号処理装置を
これらの各モードに対応させる為に、第1の信号方式の
特性に対応する電圧電流変換器16と第2の信号方式に
対応する電圧電流変換器28を位相検波器15の出力に
設け、前記第1,第2の電圧電流変換器の出力信号を切
り換える切換回路29とを設ける。そして前記切換回路
29をモード切換信号により制御し、イコライザ11,
12,13および2次LPF回路14を帰還制御するこ
とによって各モードに対応したフィルタの自動調整が可
能となる。図25に示した第16の実施例は図1〜図2
4に示される全ての実施例においても同様に適用できる
ことは言うまでもない。
【0054】上述した映像信号処理装置に用いられる位
相検波器15は、2つの入力信号の位相差が90度にな
るように制御されるが、fscで第1の入力信号と第2
の入力信号の位相差が90度ずれる構成は1通りとは限
らない。その例を図26に示す。fscで位相が180
度遅延するイコライザの出力信号Aと、同様にfscで
位相が90度遅延する2次LPFの出力信号Cの位相差
は、位相ロック点1で示されるように90度となる。前
記の2入力を用いてイコライザおよび2次LPFを帰還
制御するにあたり、各フィルタの位相遅延量の制御範囲
を広く設定していると次に述べる様な問題が生じる。感
度が高い位相検波器を用いた場合や、検波開始時の不安
定な状態では、位相検波器15による出力信号が過剰に
供給されることから、それに比例してイコライザのfs
cでの位相遅延量も増大する。そして、図28に示すよ
うにfscで位相遅延量が360度に近づいた状態とな
ると、2次LPF回路14との位相差は90度に近づき
イコライザは所望の特性と異なる位相ロック点2で自動
調整されてしまう。この状態を疑似ロックと呼ぶ。
【0055】図27は疑似ロック対策を施した位相検波
器15に用いる電圧電流変換器の例である。この電圧電
流変換器は、抵抗51,52,53,54,55,6
3,67と、PNPトランジスタ(以下、PNPTrと
いう)57,58,59,60と、NPNトランジスタ
(以下、NPNTrという)61,62,65,66
と、電源Vcc56と、定電流源68と基準電流源69
とから構成される。
【0056】この電圧電流変換器は、一方がVccに他
方がPNPTr57のエミッタに接続された抵抗51
と、一方がVcc他方がPNPTr58のエミッタに接
続された抵抗52と、PNPTr57のベースとコレク
タとPNPTr58のベースが接続されカレントミラー
が構成され、PNPTr57のベースとコレクタとPN
PTr58のベースの接続点がNPNTr62のコレク
タに、エミッタには抵抗63の一方が、ベースにはNP
NTr61のエミッタがダーリントン接続されている。
NPNTr61のコレクタはVccに、ベースは位相検
波電圧が供給される。同様にNPNTr66のコレクタ
はNPNTr66のコレクタに、エミッタには抵抗67
の一方が、ベースにはNPNTr65のエミッタがダー
リントン接続されている。NPNTr65のコレクタは
Vccに、ベースは基準電圧が供給される。抵抗63、
67の他方同志が電流源に接続される。NPNTr66
とPNPTr58のコレクタとPNPTr59のコレク
タと基準電流源69とが接続され、ベースはPNPTr
54のベースおよび抵抗54の一方が、エミッタには抵
抗53の一方が、PNPTr60のエミッタには抵抗5
5の一方が、抵抗53,54,55の他方がVccに接
続されカレントミラーを構成している。
【0057】前記構成の電圧電流変換器において基準電
流源69の電流値に対して、位相検波器15の2つの入
力信号の位相差が±90度変化する電流値をΔIとする
と、補正電流である定電流源68の電流値IをI<ΔI
なる関係に設定する。その時の状態を示す図が図28の
ベクトル図である。この電圧電流変換器は、位相遅延量
の制御範囲を集積化に伴うばらつき量だけを考慮してい
るので、全補正電流Iが基準電流に加算および減算され
た場合において位相ロック点2の近郊まで位相遅延量は
変化しない。前記構成によれば、疑似ロックを防止し所
望のフィルタの自動調整ができる。図27に示す電圧電
流変換器は、図1〜図25に示した全ての映像信号処理
装置の実施例に適応できることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来色信号を遅延させる為に用いた外付けブロックフィ
ルタを2次LPFと位相検波器を設け帰還制御する構成
とすることで、集積化でき、且つ集積化による素子ばら
つきおよび温度変化による特性のばらつきを補正した高
精度な映像信号処理装置が得られる。したがって、IC
外部での調整が不要となり、さらに基板面積も縮小でき
ることから、コスト低減が可能となる。
【0059】また、本発明によれば、上記位相検波器を
動作させる期間として、常に一定の信号が存在するバー
スト期間のみ動作する構成とし、色信号に依存すること
が無い低コストで高精度な映像信号処理装置が得られ
る。
【0060】さらに、本発明によれば、映像信号処理装
置の入力を色信号と基準信号とで切り換え、基準信号入
力時に同期して上記位相検波器を動作させる構成とし
て、常に一定の信号を検波することによって、完全に色
信号に依存しない高精度な映像信号処理装置が得られ
る。
【0061】本発明によれば、上記映像信号処理装置の
各イコライザの出力に可変増幅回路を設け、イコライザ
の入力信号と可変増幅回路の出力信号をレベル検波手段
により比較し、帰還制御することによって、各イコライ
ザの出力レベルばらつきを自動調整したさらに高精度な
映像信号処理装置が得られる。
【0062】また、本発明によれば、上記映像信号処理
装置の制御信号で磁気記録再生装置に用いられる各フィ
ルタを制御することにより、高精度な特性を有した磁気
記録再生装置が得られる。
【0063】加えて、上記映像信号処理装置の制御信号
を2つ以上持つことによりNTSC方式やPAL方式と
いった各信号方式に対応した、高精度な映像信号処理装
置が得られる。
【0064】上記映像信号処理装置の制御信号に制限を
設定することにより安定した特性に制御可能な高精度な
映像信号処理装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形態を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図2】本発明にかかわるイコライザの位相特性を示す
特性図。
【図3】本発明にかかわる2次LPFの位相特性を示す
特性図。
【図4】本発明の第1の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図7】本発明の第4の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図8】本発明の第5の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図9】本発明の第6の実施例を示す映像信号処理装置
のブロック図。
【図10】本発明の第7の実施例を示す映像信号処理装
置のブロック図。
【図11】上記図10に示した位相制御のベクトル図。
【図12】本発明の第8の実施例を示す映像信号処理装
置のブロック図。
【図13】本発明の第9の実施例を示す映像信号処理装
置のブロック図。
【図14】上記図13に示した各点の波形図。
【図15】本発明の第10の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブロック図。
【図16】本発明の第11の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブロック図。
【図17】本発明の第12の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブブロック図。
【図18】本発明の第13の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブロック図。
【図19】本発明の第14の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブロック図。
【図20】本発明にかかわるレベル検出手段の構成例を
示したブロック図。
【図21】本発明の第15の実施例の映像信号処理装置
の構成例を示したブロック図。
【図22】本発明にかかわる位相検波器の構成例(その
1)を示したブロック図。
【図23】本発明にかかわる位相検波器の構成例(その
2)を示したブロック図。
【図24】本発明にかかわる位相検波器の構成例(その
3)を示したブロック図。
【図25】本発明の第16の実施例のモード切換可能な
映像信号処理装置の構成例を示したブロック図。
【図26】本発明にかかわる位相検波器の入力信号の位
相特性を示す特性図。
【図27】本発明にかかわる電圧電流変換器の構成を示
す回路図。
【図28】本発明にかかわる位相検波器の入力信号のベ
クトル図。
【符号の説明】
11,12,13 イコライザ 14 2次LPF 15 位相検波器 16,28 電圧電流変換回路 17,18,39 減算器 19 輝度輪郭信号作成回路 20 色輪郭信号作成回路 21 比較手段 22,40,41 乗算器 23,80,96 加算器 24 バーストゲートパルス発生回路 25 垂直同期分離回路 26,90 切換回路 27 基準信号除去回路 31,32,33 可変増幅回路 34,35,36,37,38 レベル検波手段 51,52,53,54,55,63,67 抵抗 57,58,59,60 PNPトランジスタ 61,62,65,66 NPNトランジスタ 64 電池 71 AGC回路 72,79,86,93 LPF 73 エンファシス回路 74 FM変調回路 75,90 HPF 76 BPF 77 記録クロマ処理回路 78 周波数低域変換回路 81 記録増幅器 82,84 ビデオヘッド 83 磁気テープ 85 再生増幅器 87 自動色レベル調整回路 88 周波数高域変換回路 89 再生クロマ処理回路 91 FM復調回路 92 ディエンファシス回路 94 ノイズ処理回路 95 輝度信号遅延回路 100 色信号遅延回路 200 画質改善部 201 フィルタ自動調整用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 彰文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 堀 博幸 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式 会社日立製作所 映像情報メディア事業 部内 (72)発明者 岡坂 明 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社日立製作所 半導体事業部内 (72)発明者 佐々木 昌弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 伊藤 和樹 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−67944(JP,A) 特開 平8−111630(JP,A) 特開 平7−212186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/898

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を輝度信号と色信号に分離して
    信号処理を行う映像信号処理装置において、色信号を遅
    延させるイコライザと、色信号を遅延させる2次低域通
    過フィルタと、前記イコライザの出力と前記2次低域通
    過フィルタの出力が入力される位相検波器とを設け、該
    位相検波器の2つの入力の位相差は90度となるように
    設定され、位相検波器の出力信号を用いて、前記イコラ
    イザおよび2次低域通過フィルタを帰還制御してイコラ
    イザおよび2次低域通過フィルタの位相遅延量を自動調
    整することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記イコライザを縦列に接続された第1
    のイコライザおよび第2のイコライザならびに第3のイ
    コライザから構成するとともに、前記第1のイコライザ
    の入力信号と前記第2のイコライザの出力信号を用いて
    色輪郭信号を作る第1の色輪郭信号作成手段と、前記第
    1のイコライザの出力信号と前記第3のイコライザの出
    力信号を用いて色輪郭加算信号を作る第2の色輪郭信号
    作成手段と、映像信号から分離された輝度信号から輝度
    輪郭信号を作る輝度輪郭信号作成手段と、前記第1の色
    輪郭信号作成手段の出力と前記輝度輪郭信号作成手段の
    出力を比較する比較手段と、前記第2の色輪郭信号作成
    手段の出力と前記比較手段の出力を乗算して色輪郭加算
    信号を作成する乗算手段と、前記色輪郭加算信号を前記
    第2のイコライザの出力信号に加算して輪郭強調色信号
    を得る加算手段とを設けた請求項1記載の映像信号処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記イコライザの出力に可変増幅回路を
    接続し、前記イコライザの入力信号のレベルと前記可変
    増幅回路の出力信号のレベルを比較するレベル検波手段
    を設け、前記増幅されたイコライザの出力を前記位相検
    波器の入力信号の一部とし、前記レベル検波手段の出力
    信号を用いて前記可変増幅回路を帰還制御してイコライ
    ザの出力レベルのばらつきを自動調整するようにした請
    求項1記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2,第3のイコライザの出
    力にそれぞれ第1,第2,第3の可変増幅回路を接続
    し、前記第1のイコライザの入力信号のレベルと前記第
    3の可変増幅回路の出力信号のレベルを比較するレベル
    検波手段を設け、前記増幅されたイコライザの出力を前
    記位相検波器の入力信号の一部とし、前記レベル検波手
    段の出力信号を用いて前記可変増幅回路を帰還制御して
    イコライザの出力レベルのばらつきを自動調整するよう
    にした請求項2記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記位相検波器の出力信号を用いて、前
    記映像信号処理装置に用いられる少なくとも1つのフィ
    ルタを帰還制御するようにした請求項1ないし請求4の
    いずれか記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 複合同期信号からバースト信号を抽出す
    る回路を設け、前記位相検波器をバースト期間と同期し
    て動作させるようにした請求項1ないし請求項5のいず
    れか記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記位相検波器を、垂直同期期間に動作
    させるようにした請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記色信号に基準信号を混合し、前記基
    準信号に同期して前記位相検波器を動作させるようにし
    た請求項1ないし請求項7のいずれか記載の映像信号処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記イコライザの出力から基準信号を除
    去する基準信号除去回路を設け、前記基準信号に同期し
    て該基準信号除去回路を動作させるようにした請求項8
    記載の映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記基準信号に色副搬送波を用いた請
    求項8または請求項9記載の映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 レベル検波手段が、少なくとも2つの
    乗算器と、1つの減算器からなる請求項3ないし請求項
    10のいずれか記載の映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 イコライザおよび2次低域通過フィル
    タを帰還制御する手段が、モード切換信号によって2つ
    以上の特性に制御可能な構成とした請求項1ないし請求
    項11のいずれか記載の映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 イコライザおよび2次低域通過フィル
    タを帰還制御する手段が位相検波器の2つの入力の位相
    差が90±90度以上変化できないように設定された請
    求項1ないし請求項12のいずれか記載の映像信号処理
    装置。
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