JPS6043719B2 - カラ−像信号変換方式 - Google Patents

カラ−像信号変換方式

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JPS6043719B2
JPS6043719B2 JP56126553A JP12655381A JPS6043719B2 JP S6043719 B2 JPS6043719 B2 JP S6043719B2 JP 56126553 A JP56126553 A JP 56126553A JP 12655381 A JP12655381 A JP 12655381A JP S6043719 B2 JPS6043719 B2 JP S6043719B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/85Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded brightness signal occupying a frequency band totally overlapping the frequency band of the recorded chrominance signal, e.g. frequency interleaving

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般的に言えば、カラー情報変換方式に
関し、特にカラー像情報を伝達しまたは蓄積し再生する
場合に使用するための、ルミナンス信号とクロミナンス
信号とを分離して取出すための方式に関するものである
像情報の利用に関係のある各種の方式においては、各
像素子(Imageelements)の明るさに関す
る基本的な情報に加えて各像素子の帯色(すなわち、色
相と飽和度)に関する情報を伝達し、また(あるいは)
蓄積することを必要とすることが多い。
この様な附加的な帯色に関する情報の問題がこの発明の
主たる対象であつて、以下特定の像情報方式の一例、す
なわちビデオ記録盤装置に関連して説明する。しかしな
がら、この発明の原理は、たとえばビデオ・テープ・レ
コーダ、CATV方式、TV電話方式などの他の形式の
像情報方式にも利用できることは言うまでもない。ジヨ
ン●ケイ●クレメンス(JOnK.Clmens)氏の
1971年3月22日付の米国特許出願第126,77
2号1情報記録体とその記録・再生方式ョには、可変キ
ャパシタンス型のビデオ記録盤の記録および再生方式が
示されている。
上記の出願に示されている装置においては、誘導材料の
薄膜で被覆された導電性材料を表面に有する円盤に設け
たらせん溝の底部に、幾何学的な(形状・寸法の)変化
の形で情報トラックが形成されている。この記録盤がタ
ーンテーブルに載せられて回転すると、トラッキング針
の導電性電極と記録盤の導電性材料との間にキャパシタ
ンスの変化が生じ、このキャパシタンス変化を検出して
そこに記録されている情報を再生する様になつている。
上記のクレメンス氏の発明を実施する場合に溝底部の情
報トラックに使用される特に有効な一つの形式は、溝の
底部を横切つて凹部と非凹部とが交互に設けられ、その
交番の周波数が記録されるべきビデオ信号の振幅によつ
て変化する形であ.る。
従つてこの記録された信号の形はビデオ信号によつ周波
数変調された搬送波となる。ビデオ記録盤の原盤に情報
を記録するための好ましい技法は、原盤の溝底部に在る
感光性材料を、FM搬送波信号によつて強度変調した電
子ビームで衝撃.し、次いで現像することにより溝の底
部に所望の浮彫りパターンを残すようにする方法である
。ビデオ記録盤上に記録された情報からカラー像の再生
を出来るようにしたい場合には、最も単純な考え方とし
て画像搬送波を普通のNTSC式(米・国や日本で採用
されているカラー・テレビジョン放送方式)の複合カラ
ー・テレビジョン信号で周波数変調するやり方がある。
NTSC式においては、色相(Hue)によつて位相変
調されまた飽和度によつて振幅変調を受けカラー副搬送
波(3.579545MHzであるが、以下簡単化のた
め3.58I1!4Hzと称する)を使用して、明るさ
を表わすビデオ信号に帯色情報を附加している。
このカラー副搬送波信号は、第1の色差信号によつて振
幅変調を受けた第1位相の3.58MHzの副搬送波と
、この第1の位相と直交する第2の位相を有し第2の色
差信号によつて振幅変調を受けた第2位相の3.58M
Hzの副搬送波との和を表わすものである。l 上述の
ビデオ記録盤方式で搬送波を周波数変調するために使用
する信号として変形されていないNTSC式信号を採用
すると、幾つかの困難に直面する。容易に記録可能な最
高瞬間周波数についてこの記録法で生じる実際的な制限
のために、画像搬送波の変調に附帯する周波数偏移範囲
の限界がある。N′VSC式信号ではカラー副搬送波と
その側波帯は比較的高い周波数位置に在るので、変調周
波数対周波数偏移比が比較的低い値となりカラー信号の
信号対雑音比を低下させる傾向を持つ。また別の重要な
問題は、カラー情報が高い周波数位置にある変形されて
いないNTSC式信号を使用すると不所望なヒートが発
生することである。上記したヒートの問題の性質を知る
には、記録盤の溝底部にFN搬送波信号を記録する前述
の過程で直面する困難さは記録されたFN搬送波信号に
ある基準帯域(ベースバンド)信号が附帯する傾向があ
ることによる事実を理解しなければならない。この様な
附帯現象の一つの原因は、スロットの平均深さが、スロ
ットの間隔に比例してすなわち記録される瞬間の周波数
に比例して僅かに変化する傾向を持つていることであり
、これによつて、画像搬送波を周波数変調するのに使用
した基準帯域のビデオ信号に応じて変動するキャパシタ
ンス変化成分がその再生動作中に検出される。従つてこ
の記録盤の再生操作によつて再生される信号中にはこの
基準帯域信号周波数が必然的に現われることになり、こ
の信号とFM信号との間でヒートが発生する。変形され
ないNTSC式信号ではカラー副搬送波とその側波帯は
基準帯域の高域端に在るので、FM信号が占有する瞬時
周波数の領域を基準帯域の高域端よりも可成り高い所へ
押し上げない限り、カラー信号が存在すれば再生装置(
プレーヤ)のFM復調器の出力の通過帯域内に入る周波
数を有する不愉快なヒートを生ずることになる。具合よ
く記録することができる最高瞬時周波数に関する前述し
た実際上の限界という観点からして、画像搬送波の偏移
範囲を、変形しないNTSC式信号の基準帯域信号によ
つて占有される周波数帯域よりも充分な高い位置におく
ことは、上述したヒート問題の解決法として容易に利用
することはできない。しかし、カラー信号の記録と再生
方式にこの発明の基本原理を応用すれば前述したヒート
の問題は充分にまた容易に実現可能な方法で解決される
同時に前述の信号対雑音比の問題も解決される。この基
本原理によれば、変調されたカラー副搬送波(NTSC
方式に採用されている一般的な形のもので良い)は、N
TSC方式における様にルミナンス信号ビデオ帯域の高
域端に置かれるのではなくてそのビデオ帯域中に埋める
。すなわち、カラー副搬送波周波数をNTSCの副搬送
波周波数3.58MHzよりも充分低く選び(一例をあ
げると1.53MHzの近くに選ぶ)、これを中心とし
て±500KHzの範囲にカラー副搬送波の側波帯が延
在し、またルミナンス信号帯がカラー副搬送波側波帯の
最高周波数より上方まで(たとえば3MHz)延びてい
るようにする。この副搬送波の正確な周波数は、ビデオ
信号に含まれる線周波数(FH)の倍数からこの周波数
の何分の1かだけ(好ましくはFH/nだけ、但しnは
1より大きい小さな整数)ずらして設定される。
特に有利な偏移は線周波数の2分の1(Fll/2)の
偏移であるが、特別の場合(たとえば、副搬送波として
PAL形のものを選べば線周波数の4分の1すなわちF
H/4が適当である)には他の偏移量を選択することも
できる。Fll/2の偏移を与えた副搬送波周波数の一
例選択値は19512fHである(或いは米国のカラー
・テレビジョン放送基準による線周波数15,734,
26Hzに対しては約1,534,091Hz)である
。不快な混信(CrOsstalk)の影響を除くため
に、ルミナンス信号は、副搬送波とその側波帯が共有す
る周波数全域にわたつて櫛形濾波作用を受ける。すなわ
ち、ルミナンス信号のスペクトル中には、副搬送波成分
が埋め込まれるような、一連の凹部が実効的に形成され
る。更に、変調されたカラー副搬送波信号(クロミナン
ス信号)も櫛形フィルタにかけて(ルミナンス信号に対
するフィルタ作用と相補的なフィルタ作用を与えて)、
このクロミナンスを、櫛形濾波したルミナンス信号の周
波数スペクトルの凹部に入る成分に限定することも望ま
しい。一例として線周波数の2分の1の偏移を与えた場
合に、ルミナンス信号スペクトル内に凹部を形成するた
めに使用される適切な櫛形フィルタ特性は、線周波数の
倍数値ごとにピークが繰返し発生し線周波数の2分の1
の奇数倍ごとに凹部が繰返し生ずる様なものであり、ク
ロミナンス信号に対する適当な櫛形フィルタ特性は上記
特性と丁度相補的な(線周波数の2分の1の奇数倍位置
にピークが繰返され、線周波数の倍数値位置ごとに凹部
が繰返えされる形の)ものである。副搬送波を一例とし
て約1.53MHzに選べば、カラー側波帯の帯域幅を
適当な値にすることができ(たとえば、副搬送波Fsを
中心として±500KHz)、しかも信号スペクトルの
低域端に、垂直細部を表わすルミナンス信号成分が占有
すべき適当な幅の帯域(たとえば、0−1MHz)を保
持することができる。
上述の様にして形成されたルミナンス信号とクロミナン
ス信号とを合成すると、合成信号が生成されるが、この
合成信号は前述のビデオ記録盤の記録方式において記録
し、かつ前述のヒート問題にわずられされずに充分許容
できる信号対雑音比を以つて再生することができる。
ビデオ記録盤の再生装置に適当な櫛形フィルタ装置を設
けることによつて、共通の帯域中にあるクロミナンスお
よびルミナンス信号成分は互に正しく分離され、適当な
利用回路へ供給することができる。この共通帯域はたと
えば1−2MHzである。このクロミナンス信号成分は
、次に像再生のための帯色情報を供給するのに使用され
るが、中間域のルミナンス成分による偽(スプリアス)
着色作用は実質的に除かれる。
これは前述の様に櫛形フィルタ技法を巧に利用したから
である。また、像再生のための輝度情報の供給にルミナ
ンス信号成分を使用する場合も、中間域にあるクロミナ
ンス信号成分の輝度に及ぼす作用に基く偽ドット・パタ
ーンは殆んど除かれる。.これも前述の櫛形フィルタの
巧な利用によるものである。この様に、本発明は中間帯
域をルミナンス信号成分と共有しながら、しかも偽着色
作用や偽輝度現象を実質的に伴なうことなく、帯色情報
を伝達しかつ(または)蓄積し、再生することを可能と
する基本原理に基く一つのカラー像信号変換方式を提供
するものである。この様な特徴は特に次の様な場合に重
要である。すなわち、(a)代表的な情景に対して、通
常のN′YSC方式でクロミナンス信号に割当てている
高域におけるよりも大きなエネルギを持つたルミナンス
成分が中間域に現われる可能性があり、そのために中間
帯域の共有に伴つてカラー成分に対するルミナンス成分
の可成りひどい混信が予想される場合、および(b)中
間周波数域の副搬送波成分の表示によつて生ずるドット
・パターンが、普通のNTSC方式で割当てられた高周
波数域の副搬送波成分の表示に附帯するドット・パター
ンよりも非常に粗目でよく目につき、そのため中間帯域
の共有によつてルミナンス成分の中へのクロミナンス成
分の相当ひどい混信が予想される場合。記録しようとす
るカラー像情報が最初NTSC方式で符号化された形で
与えられる場合には、カラー像情報をNπ℃形から前述
の埋込み副搬送波形に変換するための変換符号化装置を
使用する。
この様な装置の一例によれば、N′TSC形の複合信号
を、高域フィルタを介して、線周波数の2分の1の各奇
数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の2分の1の
整数倍位置に無効部(凹部)を有する櫛形フィルタの入
力部に与える。この櫛形フィルタを選択的に通過したN
TSCのクロミナンス信号は、変調器中で適当な周波数
(たとえば、約5.11MHz)の変調されていない発
振信号とヘテロダインされて、埋込み副搬送波動作のた
めに所望の中間帯域位置に入る差周波数成分を作る。こ
のNTSC複合信号(ルミナンス信号のみによつて占有
されるべき低い周波数帯域より上方の)は、また線周波
数の整数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の2分
の1の奇数倍位置に無効部(凹部)を有する櫛形フィル
タを通すことによつてN′YSCクロミナンス信号と共
有する帯域から周波数の高いルミナンス信号を得ると共
に、このルミナンス信号の中間域スペクトル中に周波数
偏移した副搬送波成分が埋め込まれるべき谷を作る。次
に、周波数偏移された副搬送波成分(変調器の前記差周
波数を選択して得られた成分)を櫛形特性の中間域の周
波数の高いルミナンス信号および櫛形フィルタを通され
ない低域ルミナンス信号と合成して新しい合成信号が生
成される。たとえば、1H遅延線(上述の高域フィルタ
の出力に応答する)が、この遅延線の入力と出力とを差
動的に組合わせる手段と共に第1の(クロミナンス)櫛
形フィルタとして働き、一方同じ1H遅延線が、遅延線
の出力と高域フィルタの複合信号入力を相加的に組合わ
せる手段と共に第2の(ルミナンス)櫛形フィルタとし
て働く。高域フィルタの特性を、共有されるべき中間域
と既に共有された高域との両方に入る周波数を通過させ
るように選択することによつて、相加的な組合せ手段の
出力は、合成された中間帯域と高域とのルミナンス信号
成分と櫛形特性とされていない低域ルミナンス信号成分
を有するものとなる。NTSC信号の変換符号化装置の
また別の例によれば、全帯域にわたるNTSC複合信号
が前述したクロミナンス型の櫛形フィルタに供給されて
、その櫛形特性を有する出力は次いで高域フィルタを通
されそこで共有されてはならない低域の周波数成分を除
かれる。
この高域フィルタの出力は、櫛形特性を持つようにされ
たクロミナンス信号を新しい中間帯域位置へ偏位させる
既述の機能を有する変調器に対する入力となる。この高
域フィルタの出力は、また櫛形特性を与えられていない
全帯域複合信号(たとえば、クロミナンス櫛形フィルタ
の1H遅延線素子の出力から得られる信号)と差動的に
組合せられる。この差動組合せ手段の出力は、櫛形特性
を与えられていない低域ルミナンス信号成分と櫛形特性
を与えられた中間域および高域ルミナンス信号成分を含
んでいる。この実施例はルミナンス形の櫛形フィルタを
得るのに減算法を利用する例である。すなわち、ルミナ
ンス櫛形フィルタ(線周波数の各整数倍位置を中心とす
る通過帯域と線周波数の2分の1の奇数倍位置に無効部
を有する)の作用は、櫛形特性を与えられていない複合
信号からクロミナンス櫛形フィルタ(線周波数の2分の
1の奇数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の整数
倍位置に無効部を有する)の出力を差引くことによつて
得られる。記録しようとするカラー像情報が“゜生のま
ま゛すなわち符号化されていない形で供給される場合に
は、この発明が関連する基本原理は、変換符号化装置に
対してではなく直接に符号化装置に適用して、たとえば
、その信号をカラー分離形(同時的な、赤・緑および青
の原色信号の組などの)から所望の副搬送波埋込み型に
変換(NTSC方式の符号化形態を介挿させずに)する
。この様な直接符号化装置の一実施例によれば、一組の
原色信号(赤・緑および青信号で、たとえばフィルム走
査器から取出されたもの)からルミナンス信号Yと1対
の色差信号(たとえばB−YおよびR−Y信号)を取出
すのに普通のマトリックス装置を使用することができる
クロミナンス信号は、所望の埋込み副搬送波周波数を有
する変調されていない発振信号の第1位相を一つの色差
信号で変調し、またその発振信号の第2位相(第1位相
と直交すなわち90度の位相差を持つ)を別の色差信号
で変調し、これらの変調器の両出力を相加的に組合せる
ことによつて形成される。こうして形成されたクロミナ
ンス信号は櫛形フィルタにかけて線周波数の整数倍位置
に入る成分を除去される。マトリックス装置のルミナン
ス信号出力は高域フィルタを通して、共有されてはなら
ない低域に入る周波数成分を除かれる。この高域フィル
タの出力は櫛形フィルタにかけて線周波数の2分の1の
奇数倍位置に入る成分を除去される。これら2つの櫛形
フィルタの出力を、櫛形特性を与えられていない低域ル
ミナンス信号成分(マトリックス装置のルミナンス信号
出力を低域フィルタにかけて得られた成分)と相対的に
組合せて、所望の埋込み副搬送波形の合成信号を作る。
直接符号化装置のまた別の実施例によれば、ルミナンス
成分に対する櫛形フィルタ作用と高域フィルタ作用を行
なう順序が逆になつている。すなわち、全帯域ルミナン
ス信号を適当な櫛形フィルタにかけ、その出力を高域フ
ィルタの入力に与えて共有されてはならない低域周波数
を除去している。この様な構成においては(変換符号化
装置の前記第2の実施例におけるように)、所望の合成
信号を生成するために櫛形フィルタを通されたルミナン
スおよびクロミナンス信号成分と組合せるべき、櫛形特
性を与えられていない低域ルミナンス信号成分は、ルミ
ナンス櫛形フィルタの1H遅延線素子の出力から容易に
取出すことができる。引き続き詳細に説明するが、合成
信号を生成するのに遅延された低域ルミナンス信号成分
を使用すると(非遅延低域ルミナンス信号成分の使用と
は対照的に)、再生装置に特別の装置を接続した場合に
有利な表示を行なうことができる。前述した埋行み副搬
送波型に符号化したカラー像情報を記録したビデオ記録
盤の再生に当つて、再生された情報を処理する方法は再
生装置の性質によつて異なつたものとなる。
たとえば、再生装置自体が像表示装置を備えている場合
には埋込み副搬送周波数のクロミナンス信号(適当な櫛
形フィルタで分離された後の)を直接に復号することL
が好ましい。しかし、再生装置が像表示装置を備えてお
らず、むしろたとえば独立したカラー・テレビジョン受
像機と共に使用される附属装置として作られている場合
には、埋込み副搬送波型として再生された情報をその受
像機の処理対象とする信号形式(たとえばNTSC型)
に変換するための変換符号化装置をこの再生装置に組合
せておくことが望ましい。再生装置の変換符号化装置に
この発明の原理を応用した一実施例においては、記録盤
を再生して得られた複合信号を、線周波数の2分の1の
奇数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の整数倍位
置の無効部を有するクロミナンス櫛形フィルタに供給す
る。
分離されたクロミナンス信号を受像機のクロミナンス信
号処理回路の設計値である高域位置へ偏位させるために
、この櫛形フィルタの出力を適当な周波数(たとえば、
約5.11MHzで、例示した埋込み副搬送波周波数の
1.53MHzとNTSCの副搬送波周波数3.5諦H
zとの和である)の変調を受けていない発振信号とヘテ
ロンダインする方法をとる。ルミナンス櫛形フィルタ(
線周波数の整数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数
の2分の1の奇数倍位置にある無効部とを有する)もこ
の再生された複合信号に応答するが、非共有低域中にあ
る成分を組合せることなく出力側へ通過させ得るように
変形されている。ルミナンス櫛形フィルタの出力は偏移
されたクロミナンス信号と組合わされて、受像機中での
処理に適した新しい複合信号を作る。前述の様に記録器
の変換符号化装置では、ルミナンスおよびクロミナンス
櫛形フィルタは同一の1H遅延線装置を共有することが
できる。ビデオ記録盤の再生時に、再生された信号の不
要な周波数変動によつて、再生信号の所望の処理を行な
う時にある問題が生じることがある。
すなわち、ターンテーブルの回転速度の変動、記録盤の
歪、記録盤の中心位置の不正などの諸種の理由によつて
、ピックアップ針と記録溝との間の相対運動速度に不所
望な変動が生じそのために再生された信号の周波数に偽
変化を発生させる。従つて、たとえば再生された複合信
号中のカラー副搬送波側波帯の周波数に周波数スペクト
ル中の本来在るべき位置を中心として漂動が起り、更に
同種の漂動によつてルミナンス信号成分の周波数位置が
偏移する可能性がある。この発明の選択自由な一つの特
徴として、2つの1H遅延線を組合わせた形式の櫛形フ
ィルタを使用することによつて、再生器の変換符号化(
または復号用)装置の動作を前述の漂動に余り影響され
ない様にすることができる。
この2つの1H遅延線を有する形式は単一1H遅延線型
で得られるよりも一層広い排除谷部を有する櫛形特性を
作り出すことができ、そのためある所定量の成分周波数
の漂動があるにも拘わらずより正確なルミナンスとクロ
ミナンスの分離(たとえばより少ないルミナンス●クロ
ミナンス間の混信)を得ることができる。この漂動の問
題に対するまた別の解決法としては、再生された埋込み
副搬送波複合信号(またはその一部)を局部発振信号と
、フィルタにかける前に、ヘテロダインする変換符号化
装置が提案されている。
しかしながら、この局部発振源も再生された信号成分と
同じ漂動を有するようにされる(たとえば、埋込み副搬
送波クロミナンス信号を伴なうカラー同期化パーストの
影響を受ける周波数変動にこの局部発振源が応答するよ
うにすることによつて)。その様な局部発振信号とのヘ
テロダインによつて生じた信号は殆ど漂動が無く、かつ
元の漂動と無関係に混信も無く櫛形フィルタ作用を受け
させることができる。この発明の原理を実施しかつ上記
の漂動補正装置を組合せた再生器の変換符号化装置の一
実施例は、再生動作中に再生されたすべての埋込み副搬
送波複合信号を変調器の中で局部発振波とヘテロダイン
させるものである。
この局部発振波は、埋込み副搬送波の定格周波数(たと
えば1.53MHz)と受像機の動作に必要な副搬送波
周波数(たとえば3.58MHz)との和に相当する定
格周波数(たとえば約5.11MHz)を有するが、再
生された信号成分の影響を受ける漂動に実質的に相当す
る周波数変動を受ける。この変調器の出力は、残留側波
帯フィルタを介してクロミナンス櫛形フィルタの入力に
与えられる(このフィルタは、線周波数の2分の1の奇
数倍位置を中心とする多数の通過帯域と線周波数の数倍
位置にある無効部とを有するものである)。この残留側
波帯フィルタは、局部発振周波数および極く一部ではあ
るが変調器中の和の周波数成分(上側波帯)で複合信号
の非共有低域の低域周波数部分に相当するものも通過さ
せるが、櫛形フィルタの入力としては主として変調によ
る差周波数成分(すなわち、変調された局部発振周波数
の下側波帯を主とするもの)に限つている。櫛形フィル
タの出力を適当に帯域濾波することによつて、受像機へ
供給するに必要な周波数帯(たとえば3.58MHz±
500KHz)にあるクロミナンス信号を生成できる。
変調器の出力の櫛形濾波されなかつた部分からこのクロ
ミナンス信号を差引くことによつて実質的にクロミナン
ス信号成分を含まない出力が得られる。たとえば、2つ
の1H遅延線を有する櫛形フィルタを使用したとすれば
、減算器に対する櫛形濾波されていない入力は縦続接続
された1対のIH遅延線の相互接続点から取出される。
減算器の出力は包絡線検波器に与えられ、この検波器の
出力は低域濾波された後、分離されたクロミナンス信号
と相加的に組合わされて受像機に供給すべき新たな複合
信号を作る。前述の実施例の変形を含む別の形の記録器
の変換符号化装置も実現できる。それらについては以下
説明する。この発明の選択的なもう一つの特徴として、
櫛形フィルタに使用したものと同じ遅延線装置をルミナ
ンス信号のアパーチャ補正の制御用附属回路に組合わせ
使用することもできる。
この発明の目的並びに利点は、添付図面を参照して次の
説明を読めば容易に理解されよう。
第1a図に示された、記録器の変換符号化装置において
N′ISC式の符号化形式をとる入力カラー像信号は高
域フィルタ20に供給される。この高域フィルタ20は
、たとえば、入力信号を受入れる低域フィルタ21と、
この低域フィルタ21が通過信号に与える遅延量と実質
的に整合する様に選ばれた遅延量を与える遅延素子25
を介して導入される入力信号の濾波されていない部分と
上記低域フィルタ出力とを差動的に組合わせるための合
成器23との組合わせを使用する形式のものである。高
域フィルタ20の遮断周波数は、それを構成する低域フ
ィルタ素子21(説明の便宜からここでは理想的なフィ
ルタであると仮定する)の遮断周波数に対応しており、
出力副搬送波の下側波帯のすぐ下の周波数であることが
望ましい。一例として、埋込み副搬送波周波数Fs″が
前述の様に線周波数の2分の1だけずれた1.53MH
z附近にあり、クロミナンス信号の帯域幅がFS″±5
00KHzであるとすれば、高域フィルタ20の遮断周
波数FcOは約1MHzに選定するのが適当である。こ
の高域フィルタ20の出力は、FcOより高い周波数を
持つた入力信号成分より成るものであるが、櫛形フィル
タ装置30の入力端子T1に与えられる。この櫛形フィ
ルタ装置30は、端子T1から入力を受入れる1H遅延
線素子31すなわち、その入力に供給された信号を、処
理しようとしているビデオ信号の線走査周波数の周期に
相当する時間だけ遅延させる素子)を備えている。信号
合成器33は、この1H遅延線31の出力と端子T1に
現われる入力信号とを差動的に組合わせて出力端T3に
第1の櫛形フィルタ出力信号を供給する。この遅延の入
力と出力との差動的な組合わせによつて、前述したクロ
ミナンス櫛形フィルタ型(すなわち、線周波数の2分の
1の奇数倍位置を中心とする多数の通過帯域と線周波数
の数倍位置に無効部を有するような)の櫛形フィルタ特
性となることに注意すべきである。
端子T3におけるこのクロミナンス櫛形フィルタ出力信
号は、入力信号副搬送波周波数FS(3.579545
MHzまたは約3.58rV1HZ但しNTSC方式の
場合)を中心とし所要の出力クロミナンス信号の帯域幅
(たとえば、Fs±500KHz)に適応するような幅
を有する通過帯域を持つた帯域フィルタ41に送られる
。帯域フィルタ41の出力は変調器43に供給され、そ
こで発振器45から供給される、入力および出力副搬送
波周波数の和(Fs+FS″)に相当する発振信号とヘ
テロダインされる。
この変調によつて得られた差周波数信号は、変調器43
の出力側に結合されている帯域フィルタ47によつて選
択的に次段へ通される。フ不ルタ47の通過帯域は埋込
み副搬送波の周波数Fs″を中心とし所望の出力クロミ
ナンス信号の帯域幅(たとえば、Fs″±500KHz
)を持つものである。フィルタ装置30の端子T3に生
ずるものと相補的な関係の櫛形フィルタ特性は、1H遅
延線31の出力とその入力とを相加的に合成(素子33
によつて行なわれる差動的な組合わせとは対照的に)す
ることによつて得られる。この様な相加的な信号の組合
わせは信号合成器35で行なわれるが、この場合遅延線
の出力と合成すべき信号は、高域フィルタ20の入力か
ら(その端子T1すなわち出力部からではなく)取出さ
れ遅延素子32(遅延素子25によつて与えられる遅延
に相当する遅延量を持つている)を介して供給される。
出力端子T4に現われる合成器35の出力は、入力信号
の櫛形特性を与えられていない成分でFcOより低い周
波数帯域に入つているものと、前述のルミナンス櫛形フ
ィルタ型(すなわち、線周波数の数倍位置を中心とする
多数の通過帯域と線周波数の2分の1の奇数倍位置にあ
る無効部とを有する型)の櫛形フィルタ特性に従つて櫛
形濾波された、FcOより高い周波数帯域にある入力信
号成分とより成るものてある。合成器35の出力は、遅
延素子42を介して合成器50に与えられ、そこで帯域
フィルタ47のクロミナンス信号出力に相加されて、既
述のビデオ記録盤の記録に使用するに適した埋込み副搬
送波型の新しい複合信号を作る。
上記した変換符号化装置の動作に際しては、櫛形フィル
タ装置30は埋込み副搬送波形式を有効に利用すること
を助けるように幾つかの機能を果すことに注意すべきで
ある。
その第1の機能は、1つの成分の分離作用、すなわち(
a)端子T3の出力信号として、ルミナンス信号成分を
除いたクロミナンス信号成分を選択抽出すること、およ
び(b)端子T4出力信号として、クロミナンス信号成
分を除いたルミナンス信号成分を選択抽出することであ
る。NTSC形式の符号化信号中のクロミナンス信号成
分とルミナンス信号成分をこの様に相互に分離するため
に櫛形フィルタ法番利用することは可成り以前から良く
知られた手法であつて、たとえばコードン●エル●フレ
デンダール(GOrdOnL.FredendaIl)
氏の195岬1月3日付の米国特許第2,729,69
8号に示されている。
いま説明している方式にこの分離機能を利用することに
よつて、(1)線周波数の倍数位置またはその近くの、
NTSC符号化信号中における高周波ルミナンス成分に
附帯的な偏移を与えることなしに、変調器43に供給さ
れたクロミナンス信号成分を、記録のために必要な中間
帯域位置へ偏移させることが可能となり、更に(2)線
周波数の2分の1の奇数倍位置の近くにあるクロミナン
ス信号成分をルミナンス成分の高域位置へ附帯導入(前
述のヒート問題という点から記録の際には望ましくない
)を起さずに、上記の様な高周波ルミナンス成分の全部
または一部をその出力信号中に含ませる(たとえば端子
T4から出力合成器50への通路を介して)ことが可能
となる。
いま論議した分離機能の場合には、3.58MHzのカ
ラー副搬送波に附帯する最低側波帯周波数(たとえば約
2MHz)より低いNTSC符号化信号を櫛形濾波する
必要が無いことに注意すべきである。
しかし第1a図の回路によれば、櫛形フィルタ30は上
述した分離機能の他にまた別の機能を果さなければなら
ない。この別の機能は、入力信号をN千℃方式のカラー
側波帯の最低周波数より低い周波数帯で櫛形濾波するこ
とで、望ましいことである。特にフィルタ47を通過し
た埋込み副搬送波の側波帯と共に共有されるべき中間帯
域(たとえば、1−2MHz)全体にわたつてルミナン
ス信号を櫛形濾波することが望ましい。この目的のため
に、第1a図の構成における高域フィルタ20の遮断周
波数を、共有されるべき中間帯域に入る信号成分の通過
を許すように低くする。ルミナンス信号の中間帯域を、
周波数偏移されたクロミナンス信号と合成するに先立つ
て、予め櫛形濾波を行なうことの目的を理解するには、
画像の内容(すなわち走査されている像の性質)によつ
てはこのルミナンス信号は線周波数の2分の1の奇数倍
またはその近くの周波数を有する成分を含んでいる可能
性があることを理解する要がある。
2つの偏向軸の両方に対して或る角度をなしている情報
(たとえば端縁部その他の転移部)は、線周波数の倍数
位置にあるという条件を外れたビデオ信号成分を作り出
す。
この様な斜(DiagOrlal)の情報の存在によつ
てたとえば前述のフレデンダール氏の装置におけるクロ
ミナンス櫛形フィルタの通過帯域内に入るルミナンス成
分を生ずる場合には、この櫛形濾波作用によつてクロミ
ナンス成分とルミナンス成分との完全な分離を行なうこ
とはできず、従つてたとえばカラー情報中への多少のル
ミナンス成分の混信が起ることになる。
第1a図の装置においては、クロミナンス櫛形フィルタ
を経て端子T3にむかつて通過しまた帯域フィルタ41
の通過帯域に入る斜のルミナンス信号成分は、所望のク
ロミナンス成分と共にフィルタ41の通過帯域に逓降さ
れ、最終的にはルミナンス混信の作用をカラーに及ぼす
ような形で、クロミナンス信号成分の分離不可付帯物と
して残る。
しかし、この混信作用は、特に下記の理由によつてすな
わち、(aにの混信作用はNTSC型の普通のカラーテ
レビジョン受像機の動作において同様に現われる(線周
波数の倍数位置にあるより優勢なルミナンス信号成分の
混信作用と共に)ためと、(bにの混信作用は混信排除
改善のための櫛形フィルタ分離作用を採用したN千℃型
カラーテレビジョン受像機の動作にも同じように現われ
るために、許容できないものであるとは考えられていな
い。しかし、カラーに入る斜めルミナンス成分混信の許
容について前述の意見はクロミナンス信号成分が通常の
NTSC方式において使われる高波帯域において現われ
るような成分に直接関係するものである。
この発明による埋め込まれた(Buried)副搬送波
方式においては、斜めルミナンス成分混゛信のもう1つ
の面が考慮されるべきである、すなわちクロミナンス信
号の埋込まれた副搬送波によつて占められるべき中間域
内に入る斜めルミナンス成分からの混信作用である。中
間帯域斜めルミナンス成分からカラーに混信を許すこと
は、高域成分に比べ中間帯域成分の方がより大きなエネ
ルギを持ちやすいと云う一般的な理由により、このよう
な高域斜めルミナンス成分からの混信を許すことよりも
重大なことであると信じられている。したがつて、共通
されるべき中間帯域全体を通”じてルミナンス信号を櫛
形濾波する第1a図の装置の重要な意義は中間帯域斜め
ルミナンス成分からにカラーに入る混信を実質的に防ぐ
ことである。すなわち、端子T4に現われるルミナンス
櫛形フィルタの出力は線周波数の112の奇数倍または
それに近い周波数の成分が実質的に除去されたものとな
る。合成器50によつて形成されたこの新しい合成信号
を使用する場合には埋め込まれた副搬送波クロミナンス
信号成分を分離するために櫛形濾波作用を使用すること
ができる、この場合このような成分は混信を発生する中
間帯域斜めルミナンス成分を伴なうことが無く得られる
ことは確実である。第1b図は第1a図の装置によつて
形成される合成信号の引続いての使用に必要な装置を説
明しており、たとえばビデオ記録盤再生装置に使用され
る変換符号化装置を表わしている、この装置は再生中に
ビデオ記録盤から再生される埋め込まれた副搬送波合成
信号に応答し、かつこの信号をカラーテレビジョン受像
機に適切に応用するのに必要なN千℃符号化形式に変換
する。
第1b図の装置においては、埋め込まれた副搬送波形式
の入力合成信号(たとえばビデオ記録盤の再生から抽出
される)は増幅器60を経て櫛形フィルタ装置70の入
力端子Taに供給される。
説明の便宜上櫛形フィルタ装置70(この例および再生
装置のこのあとの例においても)は2個の縦続接続され
た1H遅延線(71および72)を用いた型のものであ
るとして示されている。前述のごとくこの型の櫛形フィ
ルタは櫛形周波数特性における凹状阻止部の形状に関し
て単一1H遅延線形に比して特別な利点を提供し、入力
合成信号の成分の周波数安定度に余り影響されずに、ル
ミナンスおよびクロミナンス信号成分を正確に分離する
能力を示す(ここに云う周波数安定度は先に述べたごと
くビデオ記録盤再生装置において維持することは特に困
難である)。しかし、特に適当な周波数修正技術を上記
の不安定問題を解決するのに用い得る場合とか成分周波
数の安定度維持が本来困難な問題ではないと云う使用環
境においては、単一1H遅延線型のものを代りに使用す
ることができる。前述のクロミナンス櫛形フィルタ型(
すなわち線周波数112の奇数倍位置の通過帯域および
線周波数の倍数位置の無効部を有する型)の櫛形フィル
タ特性を得るためには、遅延線アレイの中間点における
(すなわち遅延線71の出力における)信号を、入力信
号(端子Taにおける)と出力信号(すなわち遅延線7
2の出力信号)との和と合成器74において減算的に合
成する。
入力信号と出力信号との加算は合居器73によつて行な
われる。入力信号と出力信号との寄与の程度は、線周波
数の倍数周波数信号成分の所望の消去を得るために中間
点信号に対してその振幅を適正に選んで調節せねばなら
ぬ。ここに説明されている装置の場合には適正な強度比
は1:2である。従つて合成器73は11瀬幅の入力信
号と1h振幅の出力信号の和に相当する出力を提供する
に適した減衰手段を含んでいるものと想定すべきである
。減算形合成器74の出力はフィルタ出力端子T,に現
われ、帯域フィルタ81に送られる、そしてこのフィル
タ81は埋め込まれた畠?送波周波数Fs″(具体的に
は1.53MHz)を中心とした通過帯域と埋め込まれ
た副搬送波信号の側波帯(たとえばFs″±500KH
z)の選択に適した帯域幅を有している。
したがつてフィルタ81の出力は低域および中間帯域ル
ミナンス信号成分の除外された、入力合成信号の中間帯
域に埋め込まれたクロミナンス信号に相当する。そして
この選ばれたクロミナンス信号は変調器83内で発振器
85の出力とヘテロダインすることによつて出力信号と
して必要な帯域に周波数が逓昇される。一例をあげると
、発振器85は変調によつて生じた差周波数が所望の出
力搬送波周波数Fs(たとえばNTSC形副搬送波周波
数3.58rV1HZ)を中心とする帯域に入るように
Fs+Fs″の周波数(たとえば3.58MHz+1.
53MHz=5.11MHz)で動作する。Fsを中心
とする適当な幅(たとえばFs±500KHz)の通過
帯域を有する帯域フィルタ87が変調器83の出力に結
合され所望の差周波数変調分を選択的に通過させる。第
1b図の装置の櫛形フィルタ装置70はさらに中間点信
号(遅延線71の出力)を振幅調整された入力信号と出
力信号との和と(すなわち合成器73の出力と)加算的
に合成するための合成器76を有し、前述のルミナンス
櫛形フィルタ型(すなわち線周波数の倍数位置の通過帯
域と線周波数の112の奇数倍位置の無効部を有する型
)の櫛形フィルタを構成している。しかし、ルミナンス
信号スペクトルの非共有低域部分の合成を避けるために
合成器73の出力を高域フィルタ77を経て合成器76
に送つている。さらに説明すると、高域フィルタ77は
第1a図に20として示されているものと同じ形のもの
であつて、供給された信号用の低域フィルタ77Aと、
遅延素子77Bを経て通過した供給信号の未濾波部分(
実質的には77Aの遅延と一致している)と上記低域フ
ィルタ出力とを減算的に合成するための合成器77Cと
の組合わせを利用している。高域フィルタ20と同様に
、高域フィルタ77の遮断周波数は埋め込まれた副搬送
波側波帯の最低周波数(たとえばFcO=1MHz)以
下に入るように選ばれることか望ましい。中間点信号は
遅延素子75を経て合成器76に与えられる(実質的に
遅延素子77Bの遅延に一致する)。加算型合成器76
の出力はフィルタ出力端子Tcに現われ、櫛形特性を有
していない低域ルミナンス信号成分(FcO以下の周波
数で入る)と櫛形特性を有する中間帯域および高域のル
ミナンス信号成分から成り中間域クロミナンス信号成分
は実質的に除外されている。
合成器76の出力は遅延素子82に与えられ、この素子
はルミナンス信号成分を、ルミナンス信号成分の総遅延
量とクロミナンス信号成分の遅延量(これは端子nから
帯域フィルタ87の出力への通過の間に主として生じた
もの)とを実質的に等しくするのに選択される期間だけ
、遅延させる。遅延素子82のルミナンス信号出力は合
成器90において帯域フィルタ87の周波数偏移したク
ロミナンス信号出力と合成されて合成出力信号を発生す
る。具体的には通常のN′VSC型カラーテレビジョン
受像機による処理に適したN千℃形に符号化された形式
の信号を発生する。第1a図と第1b図の変換符号化装
置の構造に.ついては、たとえば1H遅延線(31,7
1,72)はコーニンググラス社(COmingGla
ssCO.)製の広帯域超音波形のもので、また変調器
(43,83)は二重平衡形式のものが具合良く、また
短かい遅延素子(25,32,43,75,7,7B,
82)は適当な長さの同軸線で、発振器(45,85)
は処理される合成信号に関する線周波数信号Hによつて
適切に制御される起動停止形のものである。
第2a図は第1a図の記録装置の変換符号化装・置の変
形を示している。
この図では追加合成器40がルミナンス櫛形フィルタ出
力端子T4と遅延素子42の入力との間に介在している
。合成器40は端子T4の信号と低域フィルタ21の信
号出力(高域フィルタ20の低域フィルタ素子)とを加
算的に合成し、その和を遅延素子42の入力に供給して
いる。第2a図の残りの装置は第1a図の残余の装置に
直接対応している。追加合成器40によつて遂行される
機能を理解するにはまず、第1a図に説明されている形
の変換符号化器においてルミナンス信号の水平開孔修正
(すなわち高周波ピーク)の形のものが本来行なわれて
いることを指摘する必要がある。
単一QH遅延線形のルミナンス櫛形フィルタに適した(
すなわち線周波数の112の奇数倍位置における所望成
分の消去を達成するのに適した)加算器35に対する入
力の比は1:1である。従つて遅延線入力および出力の
全振幅の加算器35に供給され、そしてこれらは強化さ
れて(線周波数の倍数において)高域フィルタ20の遮
断周波数FcO以上の成分周波数て倍の振幅を有する信
号成分(通過帯域ピークにおいて)を有効に発生する。
しかし非共有低域(FcO以下)におけるルミナンス信
号成分については遅延線出力からの寄与は無い、すなわ
ち低域ルミナンス信号成分は端子T2からのみ加算器3
5に供給される。その結果櫛形特性をもつ中間帯域およ
び高域におけるルミナンス成分は櫛形特性をもつていな
い低域成分に対する応答レベルの2倍の有効性を有する
ピーク応答を受ける。この大きさの高域ピーキング、ス
ペクトルの位置(FcOの選択によつて決められる)よ
びロールオフ形状(低域フィルタ21の特性のロールオ
フによつて決められる)が必要であると判つた場合には
第1a図の装置は修正されることなくそのまま使用され
てもよい。
もしこの高域のピーキングを取除くことがむしろ望まし
い楊合には第2a図のような修正が適当である。低域フ
ィルタ21から合成器40への入力は端子T2から低域
成分を補充して高域応答レベルを効果的に倍加しそれを
櫛形スペクトル部分におけるピーク応答に等しくさせる
。もし修正されていない第1a図の装置によつて行なわ
れる2:1ピーキングに満たない或る程度の上記高域ピ
ーキングを必要とする場合には、第2a図に修正を加え
て、加算器40に低域フィルタ21の出力をある程度減
衰させる手段を設ける。このような減衰器を可変とする
ことによリルミナンス信号可変高域ピーキングが容易と
なる。第1a図について前述されたものに匹敵する周波
ピーキングの1つの形が第1b図の再生装置の変換符号
化装置でも本来行なれる。
すなわち、端子TOにおけるルミナンス櫛形フィルタ出
力については櫛形特性を有しない低域における応答レベ
ル(中間点信号を介してのみ供給される)は櫛形中間帯
域および高域におけるピーク応答の112である(入力
信号と出力信号との和の112を介するは勿輪中間点信
号をも介して供給される)。第2b図は第1b図の再生
装置変換符号化装置の変形を示すものであり、特に上記
高周波ピーキングを除去または減少する手段を含んでい
る。この修正形態においては追加合成器101がフィル
タの出力端子TOと遅延素子82への入力との間に介在
している。合成器101は端子TOにおける信号を追加
低域フィルタ100(低域フィルタ77Aと同じ遮断周
波数を有する)の出力と合成している。このフィルタ1
00には中間点信号が与えられる。低域フィルタ100
の出力は低帯域応答レベルを所望のレベルに上げるため
に低域周波数で加算器76に対する中間点信号の寄与の
度合を補充する作用を行なう。第2a図に見られるごと
く、この補充信号用の可変減衰器を設けることによつて
容易に可変高周波ピーキングを行なうことができる。第
2b図の装置が第1b図のそれと異なつている他は低域
フィルタ77A(高域フィルタ77の低域フィルタ素子
)の出力を位相反転器102を介して加算器101に結
合している点のみである。
これら加算器結合の作用はある程度の垂直開孔修正(す
なわち垂直方向の細部の増強)を導入することにある。
合成器101との結合に可変減衰器を使用することによ
りインバータ102からの補充信号の大きさを制御する
ことは導入された垂直開孔修正の量を変化させる手段を
提供することになる。この補充信号を非共有低域におけ
る周波数に限定すること(すでに説明した低域フィルタ
77Aの出力からの抽出によつて)はFCO以上に所望
の櫛形濾波の行なわれないことを避けるのには適切であ
る。第2a図と第2b図とは、水平および垂直開孔修正
用の制御がこの発明による櫛形フィルタ装置と関係して
いる状態を説明している。
追加実施例については、図が特に複雑になることを避け
るためにこれら開孔修正機構の個々の応用例は示さない
が、熟練した技術者にとつては以下の実施例に第1b図
および第2b図の開孔修正制御機能がどのような態様で
織込まれるかは容易に理解できるであろう。第3図は第
1a図の記録装置の変換符号化装置の有用な一形態を示
すもので、その中でも特に(a)所望のクロミナンス櫛
形フィルタを形成する途上において用いられる高域フィ
ルタ作用および櫛形フィルタ作用の順序が第1a図のそ
れと逆になつていること、(b)所望のルミナンス櫛形
フィルタ特性が減算過程によつて得られることである。
第3図の装置においては、NTSC形符号化形式の入力
合成信号が全部1H遅延線31に供給される。合成器3
3が遅延線31の入力と出力とを減算的に合成し全帯域
にわたる櫛形特性出力を発生する(線周波数の112の
奇数倍位置を中心とする通過帯域と線周波数の倍数位置
の無効部とを有する)。高域フィルタ120は、共有さ
れていない低域より上の櫛形特性を有する出力の成分の
みを選択的に通過させる。高域フィルタ120は低域フ
ィルタ121と遅延素子125と減算合成器123とか
ら成り、先に説明された高域フィルタ20と同様の形状
で且つ同様のFcOを有して配置されている。端子T3
″に現われる減算合成器123の出力は第1a図の端子
T3に現われているものに相当し、帯域フィルタ41と
変調器43と帯域フィルタ47とによつて第1a図にお
けると同じ様に動作され、出力合成信号合成器50のた
めの所望の周波数偏移された埋め込み副搬送波クロミナ
ンス信号入力を発生する。しかし、端子T3″における
信号のもう1つの用途が第3図に存在する。
すなわち、櫛形特性を有しない入力合成信号と減算的に
合成するための入力として合成器135に供給されるこ
とである。櫛形特性を有しない合成信号は1H遅延線3
1の出力から抽出され、かつ遅延素子132(実質的に
遅延素子125の遅延量と一致する)を経て合゛成器1
35に送られる。合成されるべき入力を適切な強さにす
るための(た七えば前述された合成時の倍加作用が起ら
ないように端子T3″の寄与を半分にすることによつて
)手段を合成器135に含めることによつて、合成器1
35用の出力が、櫛形特性のない信号からクロミナンス
櫛形フィルタ出力を減算することによつてその信号中の
不要な成分(線周波数の112の奇数倍の)が中間帯域
および高域にわたつて消去された形で出力端子T4″に
発生する。出力端子T4″における信号は第1a図にお
けると同様に、出力合成信号を合成するために遅延素子
42を介して合成器50に結合することにより処理され
る。
第3図の装置における出力合成信号中の櫛形特性とされ
ていない成分は線期間遅延を受けている(遅延線31を
通過するため)が、第1a図における櫛形特性を有しな
い低域成分はこのような遅延を受けない(遅延線31を
バイパスするため)。
低域成分に対する線期間遅延を記録装置に用いることの
利点は第3図に例示されるごとく、次に行なうべき(再
生装置で)埋め込まれた副搬送波信号の処理において低
域成分が最終映像表示における他の関係映像成分から過
大に垂直分離することなしに遅延線の低域バイパスを行
なうことが可能になることにある。このような利点はさ
らに再生装置の実施例について検討すればより容易に理
解されるであろう。第4図においては第1b図の再生変
換符号化装置の変形が示されている、この装置において
は帯域通過フィルタは櫛形フィルタ装置の入力をルミナ
ンス信号成分と埋め込まれた副搬送波クロミナンス信号
成分とによつて共有される比較的狭い中間帯域に限定し
ている。
入力信号の低域と高域との両方の成分は櫛形フィルタ装
置をバイパスする。第4図の装置においてはたとえばビ
デオ記録盤から再生抽出された埋め込まれた副搬送波形
式の入力合成信号が帯域フィルタ150を介して櫛形フ
ィルタ装置7『の入力端子Taに与えられる。
帯域フィルタ150はたとえば、入力合成信号に応答す
る帯域消去フィルタ150Aと、フィルタ150Aの出
力を遅延素子150B(実質的にフィルタ150Aの信
号遅延量に一致している)を介して供給されるフィルタ
されていない入力合成−信号と減算的に合成するための
合成器150Cとを、使用している形のものである。フ
ィルタ150Aの消去帯域は共有された中間帯域(たと
えばFS″±500KHz)に相当する。櫛形フィルタ
装置7『は、縦続接続された1H遅延線71および72
と、適当な強さで以て遅延線アレイの入力と出力とを加
算するための合成73と、中間点信号を合成器73の出
力に減算的に合成するための合成器74とを使用してい
る。
これらの素子はフィルタの出力端子Tb″に現われる合
成器74の出力に対して第1b図のフィルタに似たクロ
ミナンス櫛形フィルタを形成している。端子Tb″にお
ける信号は第1b図におけると同様”に帯域フィルタ8
1と、変調器83と帯域フィルタ87とによつて処理さ
れ、クロミナンス信号を出力信号に必要な(NTSC)
位置に周波数変位させる。帯域フィルタ81は入力帯域
フィルタ150の上記櫛形限定作用の見地から選択的に
省略してもよい。櫛形フィルタ装置7『はまた中間点信
号を合成器73の出力に加算的に合成するための合成器
76″をも有している。
これらの入力は、第1b図の装置における高域フィルタ
77と遅延素子75の使い方とは対照的に、合成器76
″に直接供給される。フィルタ出力端子Tc″における
加算器76″のルミナンス櫛形フィルタの出力は入力帯
域フィルタ150の上記限定作用によつて中間帯域成分
のみを有している。これらの櫛形特性をあたえられた中
間帯域成分は加算器160において櫛形特性のない低域
および高域成分に合成される。この櫛形特性のない低域
および高域成分は帯域消去フィルタ150Aの出力から
抽出されている。加算器160の出力は帯域フィルタ8
7の周波数偏移されたクロミナンス信号出力と合成する
ためにルミナンス信号入力を(遅延素子82を介して)
出力信号合成器90に供給する。第4図の装置の特別な
利点は櫛形フィルタ装置70に課せられる比較的狭い帯
域要件(1MHz帯域幅)にあり、この利点は終局的に
は1H遅延素子の原価低減として反映する。
第5図は第4図の装置の変形を示すものであり、この装
置においては上述の狭帯域要件の利点が保たれると同時
に、櫛形濾波の前に周波数偏移を導入することにより比
較的安価なかつ商業的に入手可能な狭帯域形式の超音波
遅延線(例えばアンペレックス(AMPEREX)のD
L45形1H遅延線)の使用を可能にしている。
第5図の装置においては入力合成信号(埋め込まれた副
搬送波方式のもの)は第4図における同様に帯域フィル
タ150に送られる。しかし帯域フィルタ150の出力
は、たとえば二重平衡形の変調器154において発振器
152からの前述の副搬送波和周波数(すなわちFs+
FS″)の発振波とヘテロダインされる。第5図の櫛形
フィルタ装置7『における部品(71,72,73,7
4および76″)の配列は第4図のそれに相当する。
しかし、たとえば1H遅延線71と72とは前述のDL
45形のものであり、これらは実質的に変調による和周
波数を除いて狭帯域差周波数の変調積(たとえば帯域3
.58MHz±500KHzに相当する)を通過させる
。しかし、櫛形フィルタ装置7『の動作に際して合成さ
れるべき寄与成分の1つは遅延されない入力信号である
から、櫛形フィルタの入力端子Ta″に送る前に和周波
数を阻止するための適当な手段(低域または帯域フィル
タのごとき)を変調器154に設けることが賢明である
。分離されたクロミナンス信号成分は、出力信号として
必要なスペクトル位置をとつて、減算的合成器74の出
力(端子Tb″)に現われる。
帯域フィルタ87によつてこれら成分を選択することに
より出力信号合成器90に与えられるクロミナンス信号
を簡単に取出せる。共有された帯域のみから分離された
ルミナンス信号成分は加算合成器76″の出力(端子T
cn)に現われるが出力信号用としては都合の悪い帯域
を占めている(通常の中間域位置から高い方に偏移され
ている)。
これらのルミナンス信号成分をより低い正しい中間域位
置へ偏移させることは変調器156中で発振器152か
らの発振波とさらにヘテロダインすることにより行なわ
れる。この場合変調器156はたとえば二重平衡形のも
のである。変調により生ずる差周波数は櫛形特性を与え
られたルミナンス信号成分を提供し、これら成分は加算
合成器160において帯域消去フィルタ150Aの出力
からの櫛形特性のない低域および高域成分に加えられる
。加算器160の出力は出力信号合成器90にルミナン
ス信号入力を与える。第4図および第5図の装置は、低
域成分が遅延線をバイパスするようにしたことによつて
、遅延線の帯域幅に関する要求が緩和されている再生装
置(Player)の実施例であることに注意されたい
不幸にしてもし再生装置におけるこのような低域バイパ
スが記録装置における同様の低域バイパスと縦続した場
合には、低域成分はかなりの附帯成分を含みて縦にずれ
たものとなる。もし反対に記録装置において遅延線の低
域バイパスが避けられた場合には再生装置の側において
は低域バイパスを利用するかどうかは自由であり何れの
場合にせよ可視的なずれの効果はずつと少なくてすむ。
もし家電器具(すなわち再生装置)の側で狭帯域遅延線
を使用することによつて原価低減が容易となるのであれ
ば、記録装置の側での広帯域遅延線の費用はかなり吸収
できる。第6図はルミナンス櫛形フィルタ特性を得るた
めに前述の減算処理が利用されている再生装置の変換符
号化装置の1つの形式を示すものである。
第6図の櫛形フィルタ装置70Aは減算合成器74の出
力(出力端子T2)にクロミナンス櫛形フィルタ出力を
発生させる素子71,72,73および74は通常の配
列となつている。しかし第5図の素子76″に相当する
加算合成器は含んでいない。出力端子Tyに供給される
中間信号は櫛形特性を与えられていない信号である。第
6図の装置の動作時には、全帯域入力合成信号はたとえ
ば搬送波平衡されていない変調器154″で発振器15
2″からの発振波(FS″+Fs)とヘテロダインされ
る。
変調積の一方は、2fS″+為の周波数(たとえば約1
0.2MHz)における搬送波に相当し、副搬送波はF
s″+2fs(たとえば約ノ8.7MHz)の周波数で
搬送波の低側波帯に入る。残留側波帯フィルタ155は
帯域通過特性を高端傾斜上の中間点における搬送波に与
える。(Fs″+2fS)幅搬送波周波数を囲んでいる
櫛形特性をあたえられたクロミナンス信号成分は出力7
端子Tzに現われ、変調器156″で発振器152″の
(Fs″+Fs)出力とヘテロダインするために帯域通
過フィルタ157によつて選ばれる。
差周波数はFsを囲む所望の(NTSC)帯域にあるク
ロミナンス信号を含み、出力信号合成器90に供給する
ために帯域フィルタ87によつて選択される。帯域フィ
ルタ157の櫛形特性をあたえられたクロミナンス信号
出力はまた、遅延素子161(帯域フィルタ157の遅
延量と実質的に一致する)を介して端子Tyから得られ
た櫛形特性のない合成信号(逓昇されたスペクトル位置
における)と減算的に合成するために合成器163に送
られる。
減算合成器163の出力は包絡線検波器165に与えら
れる。低域フィルタ167はこの検波器出力から、櫛形
特性のある中間域成分と櫛形特性のない低域および高域
成分とから成る基準帯域ルミナンス信号を再生する。フ
ィルタ167の出力は所望の(N′YSC方式)出力合
成信号を形成するために合成器90に送られる。第6図
は全合成信号のうちの比較的広い帯域が搬送波周波数の
小さいパーセントとして現われるように、比較的高い帯
域に偏移されることが利用されている装置を示している
特定の帯域幅が、変化のパーセントがより少ないために
高い搬送波周波数で動作する超音波遅延線によつてもつ
と容易に収容できる。第6図はまた櫛形濾波を行なう前
にジッタ(Jitter)修正ができ、かつ入力合成信
号の望ましからぬ周波数変化に対し前述の利点を有する
再生装置の変換符号化装置をも示している。
このために発振器152″はたとえば位相検波器175
の出力に応答する電圧制御発振器(VCO)となつてい
る。位相検波器はFsで動作する基準発振器177(た
とえば3.5811!4Hzの水晶発振器)の出力をパ
ーストゲート173の同期パースト出力と比較する。入
力合成信号から同期分離器171によつて抽出された線
周波数インパルスにより調時されるパーストゲート17
3は櫛形特性をあたえられた帯域フィルタ87のクロミ
ナンス信号出力の同.期パースト部分(Fs+こおける
)を選択的に通過させる。この装置は変調器154″の
出力を実質的に入力信号ジッタの影響を受けないように
する位相鎖錠ループ(PLI−,)の1つの形であつて
第5図の用途にも適している。第7図は第6図の実施例
の変形であつて、この実施例においては残留側帯域フィ
ルタ155″は単独平衡変調器15Cの非平衡(Fs″
+Fs)搬送波(入力合成信号とVCOl52″の出力
とに応答する)とその低側波帯(ここでは副搬送波が所
望1のFs周波数に入る)とを通過させる。
フィルタ155″の帯域通過特性は上部側波帯の小部分
も通過できるように(FS″+FS)搬送波を高端傾斜
の中間点においている。変調器15Cにおいて行なわれ
る(Fs″+FS)搬送波の変調パーセントは比較的低
い値に保たれる。フィルタ155″の出力は櫛形フィル
タ装置70Nの入力端子Tx″に与えられる。
装置70A″の内部配置は第6図の櫛形フィルタ70A
のそれに類似していて、素子71,72,73,74は
通常の配列であり端子T/にクロミナンス櫛形フィルタ
出力を発生する(減算形合成器74の出力)。しかし第
6図と対照した場合端子T/にフおけるクロミナンス信
号成分は出力信号として必要な(NTSC)スペクトル
位置に入る。そして帯域フィルタ87によるその選択は
出力信号合成器90に与えるためのFsクロミナンス信
号を直接提供している。櫛形特性をあたえられていない
合成信号(中間点信号)は装置70Nの端子Ty″に現
われる、そして遅延素子161(実質的に帯域フィルタ
87の遅延に一致する)を介して帯域フィルタ87の出
力と減算的に合成するために合成器163に与・えられ
る。
合成器163の出力は包絡線検波器165に送られる。
低域フィルタ167による検波器出力の低域通過濾波作
用によつて基準帯域ルミナンス信号が再生される。この
信号は櫛形中間帯域成分と、櫛形特性のない低域および
高域成分とを有し、出力信号合成器90への供給に適し
ている。第7図の装置もまた櫛形濾波に先立ちジッタ修
正を行ない、第6図に匹敵する素子171,173,1
75,177および152″をPLL方式に使用してい
る。
第7図の装置は第6図の装置の櫛形特性付与後の変調器
156″の必要性を無くしている有利さがある。第8図
と第9図はこの発明の原理をカラー映像情報を埋め込み
副搬送波方式に直接符号化する方式に応用することを示
している。
第8図においては、符号化されていないカラー映像情報
源が一例として一般の形のカラーフィルム走査器200
から成つており、それぞれ走査されているフィルム像の
赤、緑、青を表わしている1組の3個の同時ビデオ信号
(R.G.およびB)を供給する。
これらのカラー信号は普通のマトリックス装置210に
送られ、そこでこれら3つの独立した入力信号は符号化
に便利な3つの独立した別の信号出力のセット(R−Y
.,B−YおよびY1この場合Y=0.3R+0.59
G+0.11B)に変換される。マトリックス210に
より発生するカラー差(R−Y.,B−Y)信号のそれ
ぞれは二重平衡形の変調器231,233にそれぞれ送
られる。
所望の埋め込まれた副搬送波周波数FS″(たとえば1
.534091MHz)を有する基準発振のそれぞれの
位相φR−Y,φB−Y(90度異なる)がそれぞれの
変調器231,233に送られる。変調器231と23
3との出力は加算器235により合成されて、有効に色
相によつて位相変調され、かつ飽和度に従つて振幅変調
されたクロミナンス信号を形成する。たとえば、各変調
カラー差信号の帯域幅は500KHzに制限され、かつ
クロミナンスはFs″±500KHzにより限定された
帯域を占有する。加算器235のクロミナンス信号出力
は、1H遅延線241と遅延線の入力と出力とを減算的
に合成する役割を果たしている合成器243とから成る
櫛形フィルタ装置に供給される。合成器243の出力は
、線周波数の112の奇数倍位置かその近くでクロミナ
ンス信号成分を通過させるように、また線周波数の倍数
位置でクロミナンス信号を阻止するように櫛形特性を与
えられたクロミナンス信号である。マトリックス210
のルミナンスY信号出力は高域フィルタ250に供給さ
れる、そしてこのフィルタ250はYマトリックス出力
に応答する低域フィルタ250Aと、低域フィルタ25
0Aの出力を遅延素子250B(実質的にLPF25O
Aの遅延量に一致する)を介して通過した濾波されてい
ないYマトリックス出力に減算的に合成するための合成
器250Cとから成つている。
高域フィルタ250の遮断周波数(FcO)は低域フィ
ルタ250Aの遮断周波数に相当し、埋め込み副搬送波
の最低側波帯周波数以下になるよう選ばれることが望ま
しい(たとえば、FcO=1MHz)。
FcO以下のルミナンス信号成分は、合成器250Cの
出力から、1H遅延線261と遅延線261の入力と出
力とを加算的に合成するための合成器263とから成る
櫛形フィルタ装置を通過する。合成器263の出力は低
域成分(0−FcO)を欠きかつFcO以上に櫛形特性
を与えられたルミナンス信号であつて、線周波数の数倍
位置かその近くでルミナンス信号成分を通過させるが線
周波数の1′2の奇数倍位置のところでルミナンス信号
成分を阻止する。合成器263の出力における櫛形特性
を与えられたルミナンス信号成分は(a)低域フィルタ
250Aの出力抽出された櫛形特性のない低域成分と(
b)合成器243の櫛形特性を与えられたクロミナンス
信号出力とに出力信号合成器270において加算的に合
成され、記録に必要な埋め込み副搬送波方式の合成出力
信号を形成する。第8図に例示されている直接符号化装
置において、凹部の形成に櫛形濾波を使用することが判
然としている、これは符号化装置において附随する分離
作用がないからである。カラーへの中間域斜めルミナン
ス成分の混信はクロミナンス情報との最初の合成の前に
ルミナンス信号からこのような成分を排除しておくこと
によつて実質的に排除される。逆に云えば、斜めカラー
情報はクロミナンス信号成分が線周波数の倍数位置また
はその近くで入つてくると云う結果をもたらす可能性が
あるが、このような斜めクロミナンス成分はルミナンス
情報に最初に合成する前にクロミナンス信号から実質的
に排除される。したがつて記録された合成信号における
中間帯域を共有する2つの信号のそれぞれはその帯域の
中に相互に独占部分を占めることになる。再生装置にお
いて記録信号上のそのあとの動作に際しては、それぞれ
交わらないようにされたルミナンスおよびクロミナンス
信号は斜め形混信の危険なしに櫛形濾波によつて分離で
きる。再生装置の動作がこれまで例示されたような埋・
め込み副搬送波方式からNTSC形符号化方式への変換
符号化を含む場合(すなわち、埋め込み副搬送波周波数
は1.53r1!4HZ1共有中間帯域は1乃至2MH
z1ルミナンス帯域幅は0乃至3MHz)そのあとカラ
ーテレビジョン受像機がこの変換符号化さ・れた信号で
動作(受動機の櫛形フィルタの使用をしない時でも)し
かも、カラーの中ヘルミナンス成分が混信することはな
くなるであろう。
それは変換符号化されたクロミナンス信号がどのような
形のルミナンス情報をも含まない帯域(3.08一)4
.08MHz)にあることになるからである。もしたと
えば3MHzを越えるルミナンス信号遮断周波数が記録
信号に使用される場合には、第8図の装置は共有される
べき高域から斜め形ルミナンス信号成分を櫛形特性で除
去する追加的機能を果たす。第8図の直接符号化装置に
おいては櫛形濾波時期に先行したルミナンスとクロミナ
ンスの合成がなされていないので高域の斜め成分からの
内蔵混信は起らない(記録装置の変換符号化装置につい
て前述したごとく)ということに注目されたい。第9図
は第8図の符号化装置の変形を示すものであり、この装
置においてはルミナンスの櫛形濾波(素子26「,26
3″による)を高域フィルタ250による高域濾波の後
でなく先に行なつている。
このことは合成器270への低域ルミナンス成分入力を
1H遅延線の出力から(低域フィルタ250Aの特性に
一致する低域フィルタ280を介して)送ることを可能
にしている。この装置は記録装置において遅延線の低域
バイパスを行なうことを避けており前述した再生装置設
計の自由性にとつて有利である。もしルミナンス信号の
共有中間帯域のみに櫛形特性を与え、それ以上の周波数
では斜めルミナンス成分が記録された信号中に残ること
を可能にす−ることが必要であれば、これは第9図の装
置の簡単な修正で以て行なうことができる、すなわち対
をなす整合した低域フィルタ(250Aと280)を、
共有されている中間帯域にわたる消去帯域を有する1対
の整合した帯域消去フィルタと取5替えることによつて
である。
前述のクレメンス氏の出願に説明されているように実際
時間よりも遅いビデオ円盤記録技術が使用できる、これ
はタイムスケールを拡げたビデオ信号を利用するもので
ある。
第8図および第9図!の符号化技術(第1a図、第2a
図、第3図の変換符号化技術は勿論)は実際時間ビデオ
信号は勿論低速ビデオ信号用に使用することができる、
ただし低速ビデオ信号の線周波数はタイムスケール拡大
係数によつて除した実際時間(Realtime)線周
波数に相当するという事実を考慮に入れねばならぬ。
【図面の簡単な説明】
第1a図はビデオ記録盤記録装置に使用するためNTS
C形符号化信号を埋め込み副搬送波形式に”変換符号化
するに適したこの発明が関係する基本原理を実施した変
換符号化装置のブロック図、第1b図は埋め込み副搬送
波形式からNTSC形符号化信号の一般形式に信号を変
換符号化するビデオ記録盤再生装置に適した第1a図と
相補的なこの発明を実施した変換符号化装置のブロック
図、第2a図は第1a図の装置で得られるピーキング作
用の変形を行なう第1a図の装置の変形を示す図、第2
b図は垂直開孔修正機能を有する第1b図の装置の変形
図、第3図は第1a図の記録装置の変換符号化装置の他
の変形を示す図、第4図、第5図、第6図および第7図
は第1b図の装置の再生装置変換符号化機能を遂行する
に適した他の実施例を示す図、第8図および第9図はカ
ラー信号を受け入れビデオ記録盤記録用に埋め込み副搬
送波形式に符号化信号出力を形成するに適した符号化装
置を示す図である。 20・・・・・・高域フィルタ、21・・・・・・低域
フィルタ、25・・・・・遅延線素子、23・・・・・
・合成器、730・・・・櫛形フィルタ装置、31・・
・・・・1H遅延線装置、32・・・・・・遅延線素子
、33,35・・・・・・合成器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定周波数帯域を占める中間域部分とこの所定周波
    数帯域よりも低い第2周波数帯域を占める低域部分と上
    記所定周波数帯域よりも高い第3の周波数帯域を占める
    高域部分とから成るカラー像のルミナンスを表わす信号
    を含む合成信号を受信するための手段を備え、上記中間
    域のルミナンスを表わす信号は上記所定周波数帯域を通
    じて規則的に隔つた第1の複数のスペクトル位置だけを
    占有してこの第1の位置と間挿関係をもつて規則的に隔
    置された第2の複数のスペクトル位置には存在せず、ま
    た、上記カラー像のクロミナンスを表わす信号は上記中
    間域のルミナンスを表わす信号部分と上記所定周波数帯
    域を共有する側波帯域を有する変調されたカラー副搬送
    波から成り、上記中間域のクロミナンスを表わす信号は
    上記第2の複数のスペクトル位置だけを占有して上記中
    間域の第1の複数のスペクトル位置には存在せず、上記
    合成信号に応動して、少なくとも上記の所定周波数帯域
    を通じて規則的に隔つた上記第2の複数のスペクトル位
    置において上記合成信号から信号成分を除去する信号処
    理手段と、上記中間域部分のルミナンスを表わす信号を
    実質的に除いて上記クロミナンスを表わす信号を上記第
    3の周波数帯域よりも高い第4の周波数帯域へ周波数偏
    移させて、ルミナンスを表わすいかなる信号も実質的に
    含まない上記第4の周波数帯域を占有する周波数偏移さ
    れたクロミナンスを表わす信号を形成する手段と、を備
    え、上記周波数偏移させる手段は、上記合成信号に応動
    しかつ少なくとも上記の所定周波数帯域に亘つて上記第
    2の複数のスペクトル位置と間挿関係をもつて規則的に
    隔置された上記第1の複数のスペクトル位置に無効部を
    有する櫛形フィルタを含む、カラー像信号変換方式。
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