JPS5941654Y2 - Fmステレオ信号復調回路 - Google Patents

Fmステレオ信号復調回路

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JPS5941654Y2
JPS5941654Y2 JP2806680U JP2806680U JPS5941654Y2 JP S5941654 Y2 JPS5941654 Y2 JP S5941654Y2 JP 2806680 U JP2806680 U JP 2806680U JP 2806680 U JP2806680 U JP 2806680U JP S5941654 Y2 JPS5941654 Y2 JP S5941654Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
frequency
switching
sca
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JP2806680U
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JPS56130368U (ja
Inventor
幸雄 沼田
通範 内藤
Original Assignee
株式会社ケンウッド
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パイロットトーンカ式FMステレオ放送のス
テレオ信号復調回路に関する。
一般のFMステレオ信号復調回路においては、その出力
信号中に含まれるサブキャリア(副搬送波)の高調波成
分と、現在は使用されていない5CA(Subsidi
ary CommunicationAuthoriz
ationの略)信号とが相互に干渉し、いわゆる8C
Aビート妨害を生ずることが知られている。
すなわち、サブキャリア周波数は一般に38KHzであ
るが、その2次高調波である76KHzと、SCA信号
の周波数である60〜74KHz (搬送波は65KH
2)とがビートを生じると、これが可聴周波数領域のビ
ート音となって再生音中に混入し、強度の妨害を惹き起
こすのである。
このSCAビート妨害を除去するため、通常はステレオ
信号復調回路の前段にSCA信号除去フィルタを設け、
ステレオコンポジット信号中からSCA信号を取り除い
たうえで復調を行なうようにしている。
しかるに、このフィルタによりステレオコンポジット信
号が位相偏移を受けてステレオ信号の左右分離度が悪化
してしまうため、該フィルタの出力側に移相回路を挿入
したり、ステレオ信号復調回路の後段にクロストーク消
去回路を設けたりして分離度低下を補償するようにして
いるが、完全な補償は不可能に近い。
そこでこの不都合を改善する回路として、第1図に示す
ような構成のものが紹介されている。
第1図中、INは検波回路から出力されるステレオコン
ポジット信号を入力する入力端、PSFはパイロット信
号除去回路、PCは位相比較回路、LPFlはローパス
フィルタを含む直流増幅回路、■COは電圧制御発振回
路、DIVは分周回路、WFIは分周回路DIVから出
力されるサブキャリアSCから正相及び逆相のスイッチ
ング信号a及びaを作る波形形成回路、Slはステレオ
コンポジット信号を波形形成回路WF1から出力される
2つのスイッチング信号a及びaによってスイッチング
し左信号す及びbを出力する第1のスイッチング回路、
LPF2.3はローパスフィルタタ、L−OUTは左音
声信号出力端、R−OUTは右音声信号出力端を夫々示
し、これらは通常のFMステレオ信号復調回路と同様に
構成されている。
ここで、PC−)LPF1→■CO→DIVの系統は、
パイロット信号の周波数19KHzと同一周波数の信号
ptを分周回路DIVから出力させ、これと入力端IN
から入力されるコンポジット信号中のパイロット信号と
を位相比較回路PCに入力して相互の位相を比較するこ
とにより。
その発振周波数の安定化を図るようにしたPLL(フェ
ーズロックドループ)発振回路PO8を構成している。
更に、HPFはSCA信号を選択通過させるためのバイ
パスフィルタ、S2はバイパスフィルタHPFの出力信
号を分周回路DIVより取り出されるサブキャリア周波
数の2倍の周波数(76KHz)をもつ倍周波スイッチ
ング信号dscでスイッチングしてSCA信号と該倍周
波スイッチング信号dscとのビーt−btを抽出する
第2のスイッチング回路、Aはビー)btをスイッチン
グ回路S1から出力される左信号す及び右信号すの両信
号中に含まれているSCA信号とサブキャリアscの高
調波成分とによるSCAビート妨害信号と同一振幅かつ
逆位相となるように増幅する増幅回路、Mは増幅回路人
の出力信号を左信号す及び右信号すに加えるための抵抗
r1〜r4より成るマトリクス回路を夫々示し、これは
図示の如く構成されている。
以上の構成によれば、スイッチング回路S2で作ったS
CA信号と倍周波スイッチング信号dscとのビーt−
btを左信号す及び右信号すに逆位相で加えるから、両
信号す、bに混入しているSCA信号とサブキャリアs
cの高調波成分とによるSCAビート妨害信号を相殺す
ることができる。
従ってSCA信号除去フィルタが不要となり。フィルタ
による位相偏移の影響でステレオ信号の左右分離度が低
下するのを避けることができるのである。
ところが、SCA信号を選択通過させるために挿入され
ているバイパスフィルタHPFにおいてやはり位相偏移
が生ずる結果、スイッチング回路S2でSCA信号と倍
周波スイッチング信号dscとのビートbtを作る場合
にスイッチングのタイミングずれが起こり、左信号す及
び右信号すに混入しているSCA信号とサブキャリアs
cの高調波成分とによるSCAビート妨害信号を相殺す
るための正確な打ち消し用ビートを得ることができない
従ってこの回路はステレオ信号の左右分離度を犠牲にす
ることはないが、当初の目的であるSCAビート妨害の
除去を完全にはなし得ないということになり、甚だ不都
合であった。
本考案の目的は、上述の如き従来欠点をなくしたFMス
テレオ信号復調回路を提供することにある。
以下、本考案の一実施例につき第2図に基づいて説明す
る。
第2図中、第1図中と同一の符号を付した処は、同一あ
るいは同等の構成要素・箇所・信号を示し、その説明は
省略する。
WF2は分周回路DIVより出力される倍周波スイッチ
ング信号dscからスイッチング信号Cを作る波形形成
回路、S3はステレオコンポジット信号を波形形成回路
WF2から出力されるスイッチング信号Cによりスイッ
チングしてSCA信号と倍周波スイッチング信号dsc
との相互周波数干渉によるビート成分を含んだ信号dを
出力する第3のスイッチング回路、BPはスイッチング
回路S3よりの出力信号dとスイッチング四路S1より
出力される左信号す及び右信号すとからSCA信号の周
波数とサブキャリア周波数の2倍の周波数とのビートf
を生成するビート生成回路、ADD。
PI、及びmはビート生成回路BPの構成要素であって
、ADDは加算回路、PIは位相反転回路、mは抵抗r
3.r6より成るマトリクス回路を夫々示す。
以上の構成において、その動作につき、説明する。
まず、入力端INに印加するステレオコンポジット信号
D(t)を、 とする。
但し、L:左変調信号 R:右変調信号 ωC:サブキャリア角周波数 ωC pcosi:パイロット信号 P:パイロット信号振幅 α暢ω1)t : SCA信号 α:SCA信号振幅 ωD:SCA信号搬送数角周波数 である。
ωに の信号D(t)中のパイロット信号pcos−tは、P
LL発振回路PO8に入力され、該PLL発振回路PO
8はこれをもとに前述した各種の信号sc、dsc 、
ptを作る。
スイッチング回路S1及びS3には、パイロット信号除
去回路PSFによってパイロット信号の除去されたコン
ポジット信号D’(t)が印加される。
D’(t)= (L+R) + (L−R)cosωc
t+α暢ωDt ・・・・・・・
・・(2)波形形成回路WF1はサブキャリアscを入
力して、正相及び逆相のスイッチング信号a及びaを出
力する。
このスイッチング信号a及びaによって信号D’(t)
がスイッチングされると、左信号す及び右信号すとなる
+ωD ) l−1−cos(HωC−ωD ) t
) ・・・・・・・・・(6)ここで、問題となる
のは、サブキャリアの2次高調波周波数の2ωCとSC
A信号周波数のωDとのビート妨害であるから、n=2
までとして(5)。
(6)式を展開すると、 となる。
以上の(7) 、 (8)両式中の最終項a?α −Cos(2ωc−ωD)tが、問題のSCA信号とす
ブキャリアの2次高調波とのビート成分である。
一方、波形形成回路WF2から出力されるスイッチング
信号Cは、サブキャリアの周波数の2倍の周波数をもつ
倍周波スイッチング信号dscから作られる故、 τ=cg+、”t←1)nCnCO52nωct°°°
°訃印の如き信号となる。
本考案復調回路の場合、このスイッチング信号てが奇数
次関数及び偶数次関数を両方とも含む信号であっても、
奇数次関数のみを含む信号であっても動作可能なため、
この例では奇数次関数のみを含む信号であるとしてこれ
で信号D’(t)をスイッチングすると信号dを得る。
すなわち(9)式においてn=i 、3までとすれば、
C1α となる。
この00式中の第10項−CQ!l(2ωc−P−o)
D)tは、その数式から判る通り、SCA信号と倍周波
スイッチング信号dscとのビート成分を表わしている
次に、前述の左信号すと右信号すとをビート生成回路B
P中の加算回路ADDで加え、位相反転回路PIに通す
と信号eを得る。
この信号eと前述の信号dとをマトリクス回路mで(L
+R)の項が同レベルとなるようにして加え合わせると
、(L+R)の項は消え、信号fが得られる。
このとき、可聴周波数帯域外の信号をFとして表わせば
、 f=F−βcos (2ωC−ωD ) t
−−−−−−−−−(l1但し、βは定数である。
となる。
すなわち、この信号fは、可聴周波数帯域に限って云え
ば、SCA信号周波数と、サブキャリア周波数の2倍の
周波数とによって生じるビートそのものである。
従って信号fを、マトリクス回路Mによって左信号す及
び右信号すに、C08(2ωC−ωD)tの項が同レベ
ルとなるようにして加えてやると、cos (2ωC−
ωp)tの項が完全に消去された信号b / 、 b
/を得るが、これらの信号b / 、 b / 中には
可聴周波数帯域外の余分な信号が含まれているから、夫
々ローパスフィルタLPF2.LPF3に通してそれら
の余分な信号をカットしてやれば、信号b“及び信号石
“が得られる。
(14)、(151両式を見ると、これはSCAビート
妨害の完全に除去された左音声信号及び右音声信号とな
っていることが判る。
この場合、ビート生成回路BPの出力端及びスイッチン
グ回路S1の2つの出力端の夫々にローパスフィルタを
設けて、信号f、b、b中に含まれている可聴周波数帯
域外の信号を先に除去してから、マトリクス回路Mで各
信号を合成するようにしても良いが、効果としては上記
構成の場合と変わりなく、フィルタはひとつ余分となる
から実際には不利である。
以上、詳細に述べたように、本考案回路によれば、SC
A信号に係わるフィルタ類を一切使用せずに、確実にS
CAビート妨害を除去することができるから、フィルタ
類による位相偏移が全くなくなり、ステレオ信号の左右
分離度の低下やSCAビート妨害打ち消し用信号の不正
確化などの禁書を完全になくすことが可能となる。
このように、本考案に係るFMステレオ信号復調回路は
、極めて優れた特長を具有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はSCAビート妨害を除去する回路を備えたFMス
テレオ信号復調回路に係り、第1図は従来例、第2図は
本考案の一実施例を夫々示す回路ブロック図である。 IN・・・・・・入力端、PSF・・・・・・パイロッ
ト信号除去回路、PC・・・・・・位相比較回路、LP
Fl・・・・・・ローパスフィルタを含む直流増幅回路
、■CO・・・・・・電圧制御発振回路、DIV・・・
・・・分周回路、WF 1 。 WF2・・・・・・波形形成回路、81,83・・・・
・・スイッチング回路、M・・・・・・マトリクス回路
、BP・・・・・・ビート生成回路、PI・・・・・・
位相反転回路、ADD・・・・・・加算回路、m・・・
・・・マトリクス回路、LPF’2゜LPF3・・・・
・・ローパスフィルタ、L−OUT・・・・・・左音声
信号出力端、R−OUT・・・・・・右音声信号出力端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FMステレオコンポジット信号をサブキャリア周波数と
    同一の周波数を有しかつ位相が互いに逆である2つのス
    イッチング信号でスイッチングして左信号及び右信号を
    得る第1のスイッチング回路と、FMステレオコンポジ
    ット信号をサブキャリア周波数の2倍の周波数を有する
    倍周波スイッチング信号でスイッチングする第2のスイ
    ッチング回路と、この第2のスイッチング回路の出力信
    号と前記第1のスイッチング回路より出力される左信号
    及び右信号とに加算・位相反転・レベル調整等の操作を
    加えることによりサブキャリア周波数の2倍の周波数と
    FMステレオコンポジット信号中に含まれているSCA
    信号の周波数とのビートを生成するビート生成回路と、
    このビート生成回路の出力信号を逆位相で前記左信号及
    び右信号に加えることにより前記左信号及び右信号中に
    含まれている前記2つのスイッチング信号の高調波成分
    とSCA信号との相互周波数干渉によるSCAビート妨
    害信号を打ち消すマトリクス回路とを具備して成ること
    を特徴とするFMステレオ信号復調回路。
JP2806680U 1980-03-04 1980-03-04 Fmステレオ信号復調回路 Expired JPS5941654Y2 (ja)

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