JPS5918772Y2 - Fmステレオ信号復調回路 - Google Patents

Fmステレオ信号復調回路

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JPS5918772Y2
JPS5918772Y2 JP2163580U JP2163580U JPS5918772Y2 JP S5918772 Y2 JPS5918772 Y2 JP S5918772Y2 JP 2163580 U JP2163580 U JP 2163580U JP 2163580 U JP2163580 U JP 2163580U JP S5918772 Y2 JPS5918772 Y2 JP S5918772Y2
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JP
Japan
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circuit
signal
frequency
switching
stereo
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JP2163580U
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JPS56123655U (ja
Inventor
幸雄 沼田
Original Assignee
株式会社ケンウッド
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パイロットトーン方式FMステレオ放送のF
Mステレオ信号復調回路に関する。
−iのFMステレオ信号復調回路においては、受信希望
局周波数f1と隣接局周波数f2とによってビート戊分
子5−f1−f2(またハfs=f2−f1)が生ずる
が、これがサブキャリア周波数fcの高調波成分、とく
に第3次高調波3fcと、ちょうど可聴周波数領域の不
用ビートを生じ易く、従ってサブキャリアを使用しない
モノラル放送受信の場合に比して、ステレオ放送受信の
場合、その選択度が悪化してしまうという不都合がある
かような状況は、とくに隣接局による妨害としてその生
起の頻度もかなり高いものであるが、この例にとどまら
ず、前記ビート成分fsが一般の不用雑音骨の周波数と
すれば、これがサブキャリア周波数fcの第3次高調波
3fcと不用可聴ビートを生成する状況はより一般的に
起こり得るものであり、その場合選択度の悪化のみなら
ず他の諸々の弊害がもたらされるのは不可避である。
そこで、従来は上述のような不都合をなくすため、ステ
レオ信号復調回路の前段にローパスフィルタを設け、ス
テレオコンポジット信号中から不用雑音分周波数fsを
除去したうえで復調を行なうようにしている。
然るに、このフィルタによりステレオコンポジット信号
が位相偏移を受けて左右ステレオ信号の分離度が低下し
たり、周波数特性が悪化したりするため、クロストーク
消去回路や移相回路等を設けてこれらの欠点を補償する
ようにしてはいるが、完全な補償は不可能に近い。
斯る諸欠点を改善する回路として、第1図に示すような
構成のものが紹介されている。
以下、この回路(以下改良型回路と呼称する。
)について説明する。
この改良型回路は、とくに前述の隣接局による妨害を除
去する目的のものである。
図中、INは図示しない前段検波回路がら出力されるス
テレオコンポジット信号を入力する入力端、PCは位相
比較回路、LPFlはローパスフィルタ、VCOは電圧
制御発振回路、DIVは分周回路、WFIは分周回路D
IVから出力されるサブキャリア周波数(38KHz)
と同一周波数のサブキャリアパルス信号SCから正相及
び逆相のスイッチング信号a及びτを作る波形形成回路
、Slはステレオコンポジット信号を波形形成回路WF
Iからのスイッチング信号a及びiによりスイッチング
した左信号す及び右信号すを得るメインスイッチング回
路、LPF2. LPF3はローパスフィルタ、L−O
UTは左音声信号出力端、R−OUTは右音声信号出力
端を夫々示し、これらは通常のFMステレオ信号復調回
路と同様に構成されている。
ここで、PC,LPFl→■CO→DIVの系統は、パ
イロット信号周波数(19KHz)と同一周波数のパイ
ロットパルス信号ptを分周回路DIVから取り出して
位相比較回路PCにフィードバックすることにより、そ
の発振周波数の安定化を図るようにしたPLL(フェー
ズロックドループ)発振器を構成している。
そして更に、HPFはステレオコンポジット信号中から
受信希望局周波数f1と隣接局周波数f2とによるビー
ト成分fs=fニーf2(またはfs=f2−fl)を
抽出するためのバイパスフィルタ、S2はバイパスフィ
ルタHPFの出力信号を分周回路DIVより取り出され
るサブキャリアパルス信号SCの3倍の周波数(l14
KHz)を有する3倍周波パルス信号3scでスイッチ
ングして前記ビート成分子sと該3倍周波パルス信号3
scとのビー)btを抽出するサブスイッチング回路、
Aはビートbtをメインスイッチング回路S1から出力
される左・右信号す。
b中に含まれるビート成分子sとサブキャリア周波数f
cの第3次高調波3fcとによって生成する不用可聴ビ
ー)ulbと同一振幅かつ逆位相となるように増幅して
打消用ビー) cpbとする増幅回路、Mは打消用ビー
) cpbを左・右信号す、 bに夫々加えて不用可聴
ビー)ulbを打ち消すための抵抗r1〜r4より戊る
マトリクス回路を夫々示し、これらは図のように構成さ
れている。
以上の構成によれば、サブスイッチング回路S2及び増
幅回路Aにより作られた打消用ビートcpbが左・右信
号す、 bに加えられる結果、サブキャリア周波数f
cの第3次高調波3fcとビート成分子sによって生成
する不用可聴ビー)ulbは左・右信号す、 b中か
ら除去されるから、純粋な左・右音声信号が得られる。
しかもこの改良型回路には、その前段にローパスフィル
タを設ける必要がないから、フィルタによって生ずる位
相偏移の影響で左右ステレオ信号の分離度が低下したり
、周波数特性が悪化したりすることはなくなるのである
ところが、ビート成分子sを通過させるためのバイパス
フィルタHPFにおいて、やはり位相偏移が生ずる結果
、サブスイッチング回路S2においてビー)btを作る
場合にスイッチングのタイミングずれが生じ、従って正
確な打消用ビー) cpbが得られない。
すなわち、当初の目的である、隣接局による妨害の除去
を完全にはなし得す、ステレオ放送受信時における選択
度の低下も効果的に抑えられないという不都合な事態を
招来していた。
本考案の目的は、上述のような従来の諸欠点をなくした
FMステレオ信号復調回路を提供することにある。
以下、本考案の一実施例につき第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
第2図中、第1図、中と同一の符号を付した処は、同一
あるいは同等の構成要素・箇所・信号を示し、その説明
は省略する。
WF2は分周回路DIVより出力される3倍周波パルス
信号3scから正相及び逆相のスイッチング信号C及び
Cを作る波形形成回路、S3はステレオコンポジット信
号を波形形成回路WF2から出力される2つのスイッチ
ング信号C及びCによりスイッチングしてビー1−a分
子sと3倍周波パルス信号3scとのビートを含んだ2
つの信号d及びdを出力するサブスイツ・チング回路、
Bはサブスイッチング回路S3よりの出力信号d及びd
とメインスイッチング回路S1より出力される左・右信
号す及びbとに位相反転・加算等の操作を加えて打消用
ビー) cpbを含んだ2つρ信号e及びeを出力する
打消用ビート生成回路、PI、 ADD、 r5〜r3
は打消用ビート生成回路Bの構成要素であってPIは位
相反転回路、ADDは加算回路、r5〜r8は加算用抵
抗、を夫々示す。
以上の構成において、まずメインスイッチング回路S1
及びサブスイッチング回路S3に印加するステレオコン
ポジット信号を、パイロット信号を除去した形の とする。
但し、L:左変調信号 R:右変調信号 ωC:サブキャリア角周波数(=2πfc)αcosω
St:受信希望局周波受信希望局周波数波1f2とによ
って生じる周波数fs (=f、−f2またはf2f1
)のビート威分信号 ωS:ビート成分角周波数(−2πfs)である。
尚、位相比較回路PCにはパイロット信号が印加される
が、ここでは省略する。
波形形成回路WFIはサブキャリアパルス信号scを入
力して、次のような正相及び逆相の2つのスイッチング
信号a及びaを出力する。
a−ao+a1CO3ωC1+a3CO83ωC4・・
・・・・(2)a−ao−a1CO8ωCt−a3CO
83ωCt・・・・・・(3)実際には、このスイッチ
ング信号a及びaは偶・奇数次高調波を両方とも含んで
いても動作可能であるが、ここでは表現簡略化のため、
上記(2)、 (3)両式の如き高次高調波を無視した
対称方形波であるとする。
メインスイッチング回路S1で゛、このスイッチング信
号a及びaにより信号D (t)がスイッチングされる
と、左信号す及び右信号すとなる。
以上の(4)、 (5)両式中の第3項 が、 問 題の不用可聴ビー)ulbである。
一方、波形形成回路WF2から出力される正相及び逆相
のスイッチング信号τ及びでは、3倍周波パルス信号3
scから作られる。
このスイッチング信号C及びCも、スイッチング信号a
及び百と同様に対称方形波であるとすれば、 従ってサブスイッチング回路S3の出力信号d及びdは
、 となる。
ここで、(4)、 (5)両式の左・右信号す、 b
を、打消用ビート生成回路B中の加算回路ADDで加算
し、位相反転回路PIで180°位相をずらし、更に抵
抗r5〜r8でレベル変化させた後、信号d及びdに加
えると、不用可聴ビートu1bを打ち消すための打消用
ビー)−cpbをその主成分とする信号e及びeが得ら
れる。
この(12)、 (13)両式から判るように、不用
可聴ビー)ulbは完全に打ち消されている。
第3図は、本実施例回路とは従来回路との選択度を比較
するために、FMステレオ放送受信時に左右ステレオ音
声信号中に混入して来る不用可聴信号のレベルを、ある
放送局の同調点よりの周波数ずれに対応して実測したテ
゛−タグラフである。
図中A曲線は本実施回路によるテ゛−タ、8曲線はモノ
ラル放送時におけるデータ、C曲線は従来回路によるデ
ータである。
従来回路に比して、本実施例回路の選択度特性が、不用
可聴ビー)ulbを表わす図中斜線の分だけ向上してい
るのがよく判る。
以上詳細に述べたように、本考案によれば、隣接局妨害
等によって生ずる不用可聴ビートによる選択度の低下を
フィルタ類を使用することなく効果的に抑え得ると共に
、斯るフィルタ類の使用に伴う左右ステレオ信号の分離
度低下や周波数特性悪化等の問題も同時に解消すること
ができるという優れた特長を有するFMステレオ信号復
調回路を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は不用可聴ビート除去回路を備えたFMステレオ信
号復調回路に係り第1図は従来の改良型回路の一例を示
す回路ブロック図、第2図は本考案の一実施例を示す回
路ブロック図、第3図は該実施例回路と従来回路との選
択度特性を比較するためのテ゛−タグラフである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FMステレオコンポジット信号をサブキャリア周波数と
    同一の周波数を有するスイッチング信号でスイッチング
    して左信号及び右信号を得るメインスイッチング回路と
    、FMステレオコンポジット信号をサブキャリア周波数
    の整数n倍(n≧3)の周波数を有するn倍周波スイッ
    チング信号でスイッチングする複数のサブスイッチング
    回路群と、これらのサブスイッチング回路群の夫々の出
    力信号と前記メインスイッチング回路がら出力される左
    及び右の両信号とに位相反転・加算・減算等の操作を加
    えることにより前記左及び右の両信号中に含まれる前記
    スイッチング信号の高調波と不用雑音分周波数とによっ
    て生ずる不用可聴ビートと同一振幅・逆位相の打消用ビ
    ートを含んだ信号を作る打消用ビート生成回路と、この
    打消用ビート生成回路の出力信号を前記左及び右の両信
    号に加算して前記不用可聴ビートを打ち消すマトリクス
    回路とを具備して威ることを特徴とするFMステレオ信
    号復調回路。
JP2163580U 1980-02-21 1980-02-21 Fmステレオ信号復調回路 Expired JPS5918772Y2 (ja)

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JPS56123655U JPS56123655U (ja) 1981-09-19
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JPS5854149U (ja) * 1981-10-05 1983-04-13 株式会社ケンウッド Fmステレオチユ−ナ
JPS59190744A (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 Rohm Co Ltd ステレオ復調器

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