JP2508422B2 - 二次ビ−トキャンセル回路 - Google Patents

二次ビ−トキャンセル回路

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JP2508422B2 JP61122464A JP12246486A JP2508422B2 JP 2508422 B2 JP2508422 B2 JP 2508422B2 JP 61122464 A JP61122464 A JP 61122464A JP 12246486 A JP12246486 A JP 12246486A JP 2508422 B2 JP2508422 B2 JP 2508422B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばVTRの色信号の再生回路における
二次ビートキャンセル回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、VTRの再生信号に含まれる二次ビート成
分をキャンセルするための二次ビートキャンセル回路に
おいて、二次ビート成分と対応する信号の直交する二つ
の信号が別個の利得制御回路を介して加算され、この加
算出力(キャンセル信号)が加算回路にて入力信号に対
して加算され、加算回路の出力信号が二つの同期検波回
路に供給され、同期検波回路の夫々において、利得制御
回路の出力信号により同期検波され、同期検波出力が二
つの利得制御回路に制御信号として夫々供給される。従
って、この発明では、出力信号中に残留する二次ビート
成分即ち、被キャンセル信号が小さくなるように、キャ
ンセル信号の直交成分のレベルが利得制御回路により夫
々制御され、常に最大のキャンセル効果が得られる。
〔従来の技術〕
低域変換された搬送色信号をFM変調された輝度信号と
共に磁気テープに記録するVTRでは、テープ・ヘッド系
の非線形特性により低域変換色信号の搬送周波数の2倍
の周波数成分所謂二次ビート成分が再生されたFM変調輝
度信号中に混入する。つまり、FM変調輝度信号の搬送波
(cos ωY t)と低域変換搬送波(cos ωC t)が多重記
録されると、電磁変換時のリミッター特性により(cos
ωY t+cos ωC t)の項が再生信号に含まれ、この項
を展開すると、(3cos ωY t cos2ωC t)の項が出てく
る。これは、cos(ω±2ωC t)の成分が発生するこ
とを意味し、再生系のRF系の特性により、(cos(ω
+2ωC t)<cos(ω−2ωC t))となるために、F
M変調輝度信号の搬送波(cos ωY t)との二次ビート成
分(2ω)が発生する。
かかる二次ビート成分は、再生画像中に斜めの縞を生
じさせ、画質が著しく劣化する。従って、従来のVTRで
は、二次ビート成分をキャンセルする二次ビートキャン
セル回路が設けられている。二次ビートキャンセル回路
としては、例えば特願昭58-159461号明細書或いは特願
昭59-22353号明細書に記載されているものがある。
従来のキャンセル回路は、入力信号に対して、入力信号
から抽出されたキャンセル信号を逆相で加算する構成と
されている。従って、入力信号に含まれている二次ビー
ト成分(被キャンセル信号)とキャンセル信号とのレベ
ル及び位相が一致していることが必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のキャンセル回路では、被キャンセル信号とキャ
ンセル信号との間の相対的位相或いは相対的レベルが変
化した場合、充分なキャンセル効果が得られない問題が
あった。また、入力信号のレベル変化からキャンセル信
号のレベルを制御するAGCを使用するものがあるが、キ
ャンセル後の信号のレベルを検出してないので、キャン
セル効果が充分に保証されなかった。
従って、この発明の目的は、入力信号中の被キャンセ
ル信号とキャンセル信号との位相或いはレベルがずれて
も、常に出力信号中に残留する不要信号を充分に小さく
できる適応型の二次ビートのキャンセル回路を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、二次ビート成分が混入している入力信号
から二次ビート成分をキャンセルする二次ビートキャン
セル回路において、 入力信号から分離された二次ビート成分と対応する信
号が供給される第1の利得制御回路及び90°移相回路
と、 90°移相回路の出力信号が供給される第2の利得制御
回路と、 第1の利得制御回路の出力信号及び第2の利得制御回
路の出力信号の加算出力を、入力信号に対して加算する
ことによって二次ビート成分をキャンセルするための加
算回路と、 第1の利得制御回路の出力信号により加算回路の出力
信号を同期検波する第1の同期検波回路と、 第2の利得制御回路の出力信号により加算回路の出力
信号を同期検波する第2の同期検波回路と、 第1及び第2の同期検波回路の出力端子と第1及び第
2の利得制御回路の制御信号入力端子との間に夫々設け
られたローパスフィルタと を備えた二次ビートキャンセル回路である。
〔作用〕
二次ビート成分即ち、被キャンセル信号を含む入力信
号Siに対してキャンセル信号Scを逆相で加算した出力信
号So中に残留している被キャンセル信号の直交成分が同
期検波回路10,11により夫々検出される。この同期検波
回路10,11の出力信号がローパスフィルタ12,14及び直流
アンプ13,15を夫々介して利得制御回路5,7に制御電圧と
して供給される。利得制御回路5,7の夫々において、被
キャンセル信号と対応する信号のレベルが制御される。
利得制御回路5,7の出力信号が加算回路8で加算される
ことにより、キャンセル信号Scが形成される。入力信号
Siに対してキャンセル信号Scが加算される。利得制御回
路5,7の出力信号は、二次ビートの直交成分であり、最
大のキャンセル効果が得られるように、直交成分の各レ
ベルをフィードバック制御しているために、被キャンセ
ル信号とキャンセル信号との間で、レベル或いは位相の
ずれがあっても、無調整で最適なキャンセル効果が得ら
れる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、1は、入力信号Siが供給される入力
端子である。入力信号Siには、主信号Aと二次ビート成
分(被キャンセル信号a)とが含まれている。入力信号
Siが加算回路2に供給され、後述のように形成されたキ
ャンセル信号Scと逆相で加算され、出力端子3に被キャ
ンセル信号aが除去された出力信号Soが得られる。ま
た、4で示す入力端子には、入力信号Siからフィルタ等
により分離された被キャンセル信号aと同一の周波数成
分を有する信号が供給される。この分離の手段として
は、フィルタ以外に水平相関の有無を用いたり、レベル
の違いを用いたり、種々のものが可能である。
入力端子4からの信号が利得制御アンプ5及び90°移
相回路6に供給される。90°移相回路6の出力信号が利
得制御アンプ7に供給される。利得制御アンプ5及び7
の夫々の出力信号が加算回路8に供給される。この加算
回路8の出力信号がリミッタ9に供給される。リミッタ
9からキャンセル信号Scが得られる。リミッタ9は、被
キャンセル信号と同一の周波数成分の大レベルの主信号
Aを通過させず、リミッタレベル以下のキャンセル信号
Scを通過させる。
加算回路2から得られる出力信号Soが同期検波回路10
及び11に供給される。同期検波回路10の出力信号がロー
パスフィルタ12及び直流アンプ13を介して利得制御アン
プ5に制御電圧として供給される。同期検波回路11の出
力信号がローパスフィルタ14及び直流アンプ15を介して
利得制御アンプ7に制御電圧として供給される。利得制
御アンプ5,7は、二重平衡変調器により構成され、制御
電圧と対応してゲインが負から正まで任意に可変できる
ものである。
上述のこの一実施例の動作を第2図を参照して説明す
る。入力信号Siに含まれる被キャンセル信号aと対応す
る信号bが入力端子4から利得制御アンプ5に供給さ
れ、これと直交する成分の信号cが利得制御アンプ7に
供給される。従って、利得制御アンプ5及び7の夫々の
ゲインをK1,K2とすると、加算回路8の出力信号は、第
2図において、破線で示すように、(K1b+K2c)とな
る。リミッタ9が設けられてないとすると、出力信号So
は、下記に示すものとなる。
So=A+a−(K1b+K2c) 利得制御アンプ5,7の夫々のゲインK1,K2は、二次ビー
トの直交成分がゼロとなるように、フィードバック制御
がされる。言い換えれば、〔a=K1b+K2c〕となるよう
に制御され、出力信号So中の被キャンセル信号aがキャ
ンセル信号により除去される。リミッタ9が設けられて
いるこの実施例では、上述のキャンセル動作は、リミッ
タレベル以下に関して成立する。
尚、同期検波を使用するために、入力端子4に供給さ
れる被キャンセル信号に対応する信号中に、二次ビート
の周波数成分以外の周波数成分が含まれていても良い。
〔発明の効果〕
この発明では、ある周波数の任意のレベル及び任意の
位相の信号は、その周波数の直交する二つの成分から形
成できることを利用し、元のキャンセル信号及びこれと
直交する信号とが用意され、夫々の同期検波出力によ
り、直交する信号のレベルが利得制御回路により制御さ
れ、利得制御された信号の加算出力が被キャンセル信号
に加算される。従って、被キャンセル信号とキャンセル
信号との間でレベル及び位相が一致し、出力信号には、
キャンセル信号と同一の周波数成分が存在しないように
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例の動作説明のための略線図である。 図面における主要な符号の説明 1:入力端子、2,8:加算回路、3:出力端子、4:二次ビート
成分と対応する信号の入力端子、5,7:利得制御アンプ、
10,11:同期検波回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次ビート成分が混入している入力信号か
    ら上記二次ビート成分をキャンセルする二次ビートキャ
    ンセル回路において、 上記入力信号から分離された上記二次ビート成分と対応
    する信号が供給される第1の利得制御回路及び90°移相
    回路と、 上記90°移相回路の出力信号が供給される第2の利得制
    御回路と、 上記第1の利得制御回路の出力信号及び上記第2の利得
    制御回路の出力信号の加算出力を、上記入力信号に対し
    て加算することによって上記二次ビート成分をキャンセ
    ルするための加算回路と、 上記第1の利得制御回路の出力信号により上記加算回路
    の出力信号を同期検波する第1の同期検波回路と、 上記第2の利得制御回路の出力信号により上記加算回路
    の出力信号を同期検波する第2の同期検波回路と、 上記第1及び第2の同期検波回路の出力端子と上記第1
    及び第2の利得制御回路の制御信号入力端子との間に夫
    々設けられたローパスフイルタと を備えた二次ビートキャンセル回路。
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