JPH0584718B2 - - Google Patents

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JPH0584718B2
JPH0584718B2 JP59248796A JP24879684A JPH0584718B2 JP H0584718 B2 JPH0584718 B2 JP H0584718B2 JP 59248796 A JP59248796 A JP 59248796A JP 24879684 A JP24879684 A JP 24879684A JP H0584718 B2 JPH0584718 B2 JP H0584718B2
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JP
Japan
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signal
luminance
component
frequency
usb
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Jun Hirai
Hiroshi Kuwabara
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダ(以下VTR
という)においてビート等を起こす不要な周波数
成分を除去するトラツプ回路に関し、特に磁気テ
ープから再生された再生映像信号を輝度FM信号
と低域変換搬送色信号とに分離して信号処理する
再生RF系で用いられるトラツプ回路に関する。
〔従来の技術〕
搬送色信号低域変換記録方式のVTRでは、映
像信号を記録する際に、カラー映像信号を輝度信
号と搬送色信号とに分離し、この輝度信号をFM
変調して低搬送波輝度FM信号とするとともに、
3.58MHzの搬送色信号をたとえば688KHzに低域
変換して低域変換搬送色信号としている。そし
て、上記輝度FM信号と低域変換搬送色信号とを
混合して磁気テープに記録している。
また映像信号の再生にあたつては、磁気テープ
から磁気ヘツドを通して再生された再生映像信号
を、上記輝度FM信号と低域変換搬送色信号とに
分離し、この輝度FM信号を復調して輝度信号と
するとともに、低域変換搬送色信号を周波数変換
して3.58MHzの搬送色信号に直し、これらの信号
を混合したものを再生カラー映像信号として取出
している。
ところで、上記再生映像信号から輝度FM信号
(その周波数を以下Yとする)を分離して取出す
には、低域変換搬送色信号(この周波数を以下C
とする)をトラツプを用いて除去するか、または
ハイパスフイルタを用いて輝度FM信号のみを通
過させるようにしている。ここで、低域変換搬送
色信号は周波数偏移がなく、また例えばC±
500KHzと帯域が限られていることから、トラツ
プ等で除去することは容易である。
しかし、テープ・ヘツド系を再生される上記再
生映像信号には、テープ・ヘツド系の特性によつ
て生じる変動分が含まれている。この変動分は、
2CYの周波数を有しており、Yに対するアツ
パサイドバンド(USB)となつている。このた
め、Yに対するロワサイドバンド(LSB)である
上記低域変換搬送色信号Cをトラツプ等で除去し
たとしても、このUSBが残るようになる。上記
変動分であるこのUSBは、上記輝度FM信号を復
調する際にその周波数がYCに変換するように
なる。このYCは、周波数変換して得られる
3.58MHzの上記搬送色信号と周波数が近接してい
ることから、この搬送色信号とビートを起こすよ
うになり、再生画像の画質が劣下するという問題
が生じるようになる。
そこで、上記USBである2YCを除去するた
めにUSB側にもトラツプを設けることが考えら
れる。しかし、輝度FM信号(Y)たとえば1M
Hz周波数偏移した場合、USBは2MHz偏移するよ
うになり、上述のビートを完全に抑えるには、
USBの低周波数域まで除去しなければならなく
なる。このようにすると、上記輝度FM信号の瞬
時キヤリアが高くなつた時に、輝度FM信号の帯
域が削られるようになり、再生画像の解像度が低
下するという問題が生じるようになる。
また上述のYCの信号を同様にトラツプを設
けることで除去することが考えられるが、輝度
FM信号が周波数偏移するとYCも偏移するよ
うになり、上述のビートを完全に抑えようとする
と、輝度FM信号の帯域が制限されるようにな
る。これにより再生画像の解像度が劣下するよう
になる。
また通常VTRでは、S/N比の改善のために
高域周波数を増強するエンフアシスを掛けている
ことから、上記輝度FM信号の周波数偏移が1M
Hzである場合にも、実際にはさらに広範囲に周波
数が偏移するようになり、輝度FM信号の帯域を
犠牲にせずに、上述のビートを抑えることは困難
となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように従来では、磁気テープより再生され
た再生映像信号から輝度FM信号(Y)を分離す
るために低域変換搬送色信号(C)をトラツプで
除去したとしても、テープ・ヘツド系で生じる周
波数2YCの信号成分が残りこの信号が復調後
YCに変移することで、周波数変換された
3.58MHzの搬送色信号とビートを起こすという不
具合があつた。このビートは再生画像の画質を劣
下する原因となる。
また、このビートを抑えるために、2YC
信号成分またはYCの信号成分をトラツプで除
去しようとすると、輝度FM信号の帯域が削られ
てしまうという問題が生じていた。
そこで本発明はこのような従来の問題点を解決
するために提案されたものであり、輝度FM信号
Y)に対するLSBである低域変換搬送色信号
C)およびUSBである周波数2YCの信号成分
を、輝度FM信号の帯域を犠牲にすることなく除
去することができ、3.85MHzの搬送色信号とのビ
ートが抑えられ再生画像の画質を向上することが
できるトラツプ回路を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明のトラツプ回
路は、下側帯波と上側帯波とを有するFM信号か
ら不要な周波数成分を除去するトラツプ回路にお
いて、分離しようとする信号に対する下側帯波を
分離するバンドパスフイルタと、該分離された下
側帯波を増幅する増幅器と、該増幅器からの出力
を上記FM信号から減算する減算手段と、該減算
手段からの出力が供給されるリミツタとを有し、
該リミツタにより上記下側帯波および上記上側帯
波を同時に除去することを特徴とする。
〔作用〕
したがつて、本発明によれば、下側帯波を分離
してFM信号から減算した出力をリミツタに供給
することによつて、上側帯波と下側帯波とを同時
に除去して、FM信号の分離しようとする本信号
を分離し取り出しているので、本信号となるたと
えば輝度FM信号の帯域が削られることはない。
〔実施例〕
以下本発明を搬送色信号低域変換記録方式の
VTRに適用した実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
まず、本発明の基本的な考え方を説明する。
前述したように、輝度FM信号(周波数をY
する)に重畳記録される低域変換搬送色信号(周
波数をCとする)は、テープ・ヘツド系の特性に
より、Yに対する上側帯波(USB)である周波
数2YCの変動分を生じるようになる。またテ
ープ・ヘツド系を通して記録再生された場合、下
側帯波(LSB)となる低域変換搬送色信号Cおよ
びUSBである信号成分2YCの関係は、輝度
FM信号Yに対してそのほとんどがFM成分とな
つていることが一般に知られている。またFM成
分はAM成分に対して、一方のサイドバンドを基
準にした場合、他方のサイドバンドの位相が180°
ずれている。また、AM成分は、振幅制限を行な
うリミツタによつて容易に除去することができ
る。
そこで、上記LSBを約2倍増幅し位相反転し
たのち、磁気テープからの再生映像信号に加え合
せることでFM成分をAM成分に変換し、上記輝
度FM信号Yに対してAM成分となつたLSBおよ
びUSBをリミツタにより除去すれば、輝度FM信
Yのみを分離し取出すことができる。
ここで、磁気テープから再生された再生映像信
号に含まれる上述のLSBおよびUSBが、輝度FM
信号に対してほとんどがFM成分となつている理
由はつぎのように説明される。
一般に、キヤリアの角周波数をωC、変調信号
をcos(pt+θ)、変調指数をkとすれば、AM信
号は、時間tに対して、 (t)=A{1+kcos(pt+θ)}cosωCt =AcosωCt+A・k/2cos {(ωC+p)t+θ}+A・k/2cos {(ωC−p)t−θ} … と表すことができる。
また、FM信号は変調信号をcos(pt+θ)、変
調指数をm(<1)とすれば、 (t)=Acos{(ωCt+mcos(pt+θ)} ≒AcosωCt+A・m/2cos {(ωC+p)t+π/2+θ}+A・m/2 cos{(ωC−p)t+π/2−θ} … と表すことができる。
今、単約化するために上記輝度FM信号をキヤ
リア信号(角周波数をωYとする)のみと考え、
これに上記低域変換搬送色信号(角周波数をωC
とする)を重畳した信号を考えると、 (t)=cosωYt+ncosωCt=cosωYt+ncos〔{ωY
−(ωY−ωC)}t〕 =cosωYt+n{cosωYtcosωPt−sinωYtsinωP
}=cosωYt+n/2〔cos{(ωY+ωP)t} +cos{(ωY−ωP)t}〕−n/2〔cos{(ωY
ωP)t}−cos{ωY−ωP)t}〕 =cosωYt+n/2〔cos{(ωY+ωP)t〕+cos{
(ωY−ωP)t}〕 +n/2〔cos{(ωY+ωP)t+π/2+π/2}
+cos{(ωY−ωP)t+π/2−π/2}〕… となる。ここで、ωPはωY−ωCである。
この式と式、式を比較すると、式の第
2項は変調信号cosωPtおよび変調度nのAM成
分とすることができ、第3項は変調信号cos(ωP
t+π/2)および変調度nのFM成分とすること ができる。
このようにAM成分を含む信号は、テープ・ヘ
ツド系が飽和記録でありリミツタの作用を持つこ
とから、このテープ・ヘツド系を通るときにAM
成分がほとんど除去され、FM成分のみが残るよ
うになる。
つぎに、本発明の一実施例となるトラツプ回路
を説明する。第1図はこのトラツプ回路を原理的
に示すブロツク図である。
この第1図において、入力端子1には、再生系
において磁気テープから再生された再生映像信号
が入力される。この再生映像信号には、輝度FM
信号、およびこの輝度FM信号(Y)に対して
FM成分となつているLSBの低域変換搬送色信号
C)とUSBの2YCの信号が含まれている。こ
こで簡単のために上記LSBとUSBとの関係は、
上記輝度FM信号(Y)に対してAM成分を含ま
ずFM成分のみとなつているとし、上記再生系の
位相特性および振幅特性が理想的であるとする。
この場合の上記再生映像信号のスペクトラムは第
2図に示すようになつている。
入力端子1に入力された再生映像信号は、バン
ドパスフイルタ2によつて上記LSBのみが抜き
取られ、増幅器3によつて2倍増幅される。ここ
で、LSBに処理が施されるのは、USBとは異な
り輝度FM信号による周波数の偏移がないことに
よる。また減算器4において、上記再生映像信号
から増幅器3の出力が減算される。この時増幅器
3の出力は位相反転されて第3図に示す信号とな
り、この信号が第2図に示す再生映像信号と加算
されるようになることから、減算器4からは第4
図に示す信号が出力される。この第4図の信号
は、上記輝度FM信号(Y)に対してLSBとUSB
との関係がAM成分となつている。このように
FM成分からAM成分に変換されたのち、減算器
4の出力はリミツタ4に供給される。このリミツ
タ4では振幅制限が行なわれ、減算器4の出力か
らAM成分が除去されるようになる。したがつ
て、出力端子6からは、第5図に示すように
LSBとUSBが同時に除去された輝度FM信号のみ
が取出されるようになる。なお、第2図乃至第5
図で横軸は周波数を表しており、FM成分とAM
成分とではたとえばUSBを基準にした場合、
LSBの位相が180°異なつていることから、位相の
相異をスペクトラムの上下の向きの違いで表して
いる。
ここで、上記増幅器3の増幅度をkとして、上
記バンドパスフイルタ2をインダクタンスL、静
電容量C、および抵抗Rによる2次の形で構成す
ると、第6図に示すようになる。この第6図は第
1図の破線部分の回路部10に相当しており、こ
の回路部10は上述のようにFM成分をAM成分
に変換する変換手段となつている。この時、入力
端子1と端子11間の伝達関数T(s)は、 T(s)=1−kR/sL+1/sc+R=s2LC+s(1−
k)CR+1/s2LC+sCR+1… となる。
式よりk=1のときは、通常のトラツプとな
り、k=2のときはオールパスフイルタとなる。
しかし、実際のVTRでは再生系の振幅特性が理
想的ではなく、上記USBのレベルはLSBのレベ
ルよりやや低くなるので、上記増幅器3の増幅度
kは1<k<2に設定されるようになる。
第7図は第6図に示す回路部の具体的な回路例
を示している。この第7図で入力端子1はNPN
トタンジスタ7のベースに接続され、コレクタは
抵抗Rcを介して電源VBに接続されている。また
エミツタは抵抗Reを介して接地されている。コ
レクタには直列接続されたインダクタンスLとコ
ンデンサ(静電容量C)が接続されており、コン
デンサの他端は端子11に接続されている。また
エミツタと端子11間には抵抗Rが接続されてい
る。
第7図に示す回路は、入力端子1に入力される
信号の信号電圧をei、端子11より出力される出
力信号の信号電圧をep、コレクタ電圧をec、エミ
ツタ電圧をeeとすれば、第8図に示す等価回路で
表すことができる。
ここでトタンジスタ7の電流増幅率hfeが十分
大きければec=Rc/Reeiとなることから、出力電圧 のepは、 ep=(sL+1/sc/sL+1/sc+R−R/sL+1/sc
+R・Rc/Re)ei=s2LC−sRc/ReCR+1/s2LC+sCR
+1・ei となる。したがつて、Rc,Reの値を適当に選ぶ
ことにより、第6図に示すブロツク図の特性とな
る。Re=Rcのときは、2次のオールパスフイル
タとなる。
第9図は、周波数補正のために上記トランジス
タ7のエミツタと接地間に、直列接続された抵抗
R1とコンデンサC1を接続した回路例を示してい
る。
ところで、上記再生系の振幅特性が理想的でな
いと同様に、位相特性も理想的でないことから、
第10図に示すようにバンドパスフイルタ2の前
段には位相補償回路8が設けられる。この位相補
償回路8によつて位相のずれが補償された信号
は、上記バンドパスフイルタ2に供給される。な
お、可変抵抗9は増幅器3の増幅度kを変化させ
ている。
第11図は位相補償回路を設けた他の回路例を
示しており、第10図の回路部10に相当してい
る。
この第11図で、上記再生映像信号は入力段の
バツフア12を介して入力端子1に入力される。
端子1に入力された入力信号は、微分回路からな
る位相補償回路8を通りNPNトランジスタ13
のベースに供給されるとともに、LCRの並列共
振回路からなるバンドパスフイルタ2を通りトラ
ンジスタ13のコレクタに供給される。このトラ
ンジスタ13の利得は、エミツタに接続されてい
る可変抵抗9によつて調整される。VBは直流電
源である。
この回路では、トランジスタ13のコレクタ電
位は、バンドパスフイルタ2の共振周波数付近以
外で上記入力信号の入力電圧と等しくなり、共振
周波数付近では入力信圧からトランジスタ13の
ベース入力信圧の増幅分を減算したものとなる。
これにより第10図の端子1,11間の動作を実
現することができる。なお、端子11に出力され
た信号は、バツフア14を介して取出される。
第12図は他の実施例となるトラツプ回路のブ
ロツク図である。
この第12図で、入力端子1に入力された上記
再生映像信は、トラツプ15により上記LSBが
除去されたのち、リミツタ16に供給される。こ
のリミツタ16では、輝度FM信号と上記USBの
みとなつた信号から輝度FM信号に対するAM成
分が除去され、新たにFM成分が作り出される。
なお、サイドバンドを片方のみ有する信号はAM
成分とFM成分とを含んでいる。このリミツタ1
6で得られるFM成分は、LSBとUSBが共にそろ
つており、トラツプ15に供給される入力信号に
比べてFM分が1/2に減衰されている。またリミ
ツタ16の出力は、LSBのみを通すバンドパス
フイルタ17と増幅器18を介して、リミツタ1
6の入力側に設けられている減算器19に供給さ
れる。このフイードバツクループを循環するうち
に、リミツタ16から出力されるLSBとUSBの
FM成分は徐々に減衰され、出力端子6からは輝
度FM信号のみが取出されるようになる。
第13図は、さらに他の実施例となるトラツプ
回路のブロツク図である。
この第13図で、トラツプ15でLSBが除去
された上記再生映像信号は、リミツタ20でAM
成分が除去され、LSBとUSBが共にそろつたFM
成分が新たに作られる。このリミツタ20でFM
成分が1/2となつた出力は、LSBのみがバンドパ
スフイルタ21を通り、増幅器22で2倍増幅さ
れたのち、減算器23に供給される。この減算器
23にはトラツプ15の出力が供給されているこ
とから、減算器23においてLSBとUSBが共に
そろつたAM成分が作られるようになる。この減
算器23の出力は、リミツタ5に供給されること
で、AM成分が除去される。これにより、LSBと
USBが同時に除去され、出力端子6からは輝度
FM信号のみが取出される。
磁気ヘツドや再生アンプ系の素子等のちがいに
より上記再生映像信号に含まれるUSBのレベル
が異なる場合は、回路定数等の設定を変えなけれ
ばならないが、第12図および第13図に示すト
ラツプ回路では新たにFM成分を作り出している
ことから、USBのばらつきには無関係となる。
このように本発明に係るトラツプ回路では、磁
気テープから再生された再生映像信号から輝度
FM信号を分離して取出すにあたつて、輝度信号
の帯域を削ることなく、LSBおよびUSBを除去
できることから、再生画像の解像度が劣下するこ
とはない。
また2YCであるUSB成分が完全に除去され
ることで、復調後にYCの信号成分が生じるよ
うなことはなく、周波数変換された搬送色信号と
のビートの発生が抑えられ、再生画像の画質が向
上される。
また比較的簡単な回路構成で実現することがで
きる。
ところで、上述のトラツプ回路では、低域変換
搬送色信号(C)とそのUSB(2YC)の信号成
分とを除去するようにしているが、映像信号と音
声信号とを周波数多重して記録を行なうオーデイ
オFM方式(AFM方式)のVTRで、低域変換搬
送色信号と輝度FM信号との両帯域間に記録され
るFM音声信号を除去するトラツプ回路として用
いてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、本信号と
なる輝度FM信号(Y)に対するLSBの低域変換
搬送色信号(C)とUSBの2YCとを除去する
にあたつて、輝度FM信号によつて周波数が変動
しないLSBのみに信号処理を施し、LSBとUSB
の関係を輝度FM信号に対してFM成分からAM
成分に変換したのち、リミツタによつてLSBと
USBとを同時に除去するようにしている。
したがつて、輝度FM信号の帯域が削られるこ
とはなく、再生画像の解像度が高められる。
またUSBが完全に除去されることでYCの信
号分が発生せず、周波数変換された搬送色信号と
ビートを起こさなくなることから再生画像の画質
が向上する。
また比較的簡単な回路構成で実現されることか
ら、たとえばVTRのコストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトラツプ回路のブロツク
図、第2図乃至第5図は上記トラツプ回路の動作
をスペクトラムによつて説明するための図、第6
図は第1図の破線部を取出して示すブロツク図、
第7図は第6図の具体的な回路例を示す回路図、
第8図は第7図の等価回路図、第9図は第7図の
回路に周波数補正を施した回路図、第10図は他
の実施例となるトラツプ回路のブロツク図、第1
1図は第10図の破線部に相当する具体的な回路
図、第12図はさらに他の実施例となるトラツプ
回路のブロツク図、第13図はさらに他の実施例
となるトラツプ回路のブロツク図である。 1……入力端子、2,17,21……バンドパ
スフイルタ、3,18,22……増幅器、4,1
9,23……減算器、5……リミツタ、6……出
力端子、8……位相補償回路、10……変換手
段、15……トラツプ、16,20……リミツ
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下側帯波と上側帯波とを有するFM信号から
    不要な周波数成分を除去するトラツプ回路におい
    て、 分離しようとする信号に対する下側帯波を分離
    するバンドパスフイルタと、 該分離された下側帯波を増幅する増幅器と、 該増幅器からの出力を上記FM信号から減算す
    る減算手段と、 該減算手段からの出力が供給されるリミツタと
    を有し、 該リミツタにより上記下側帯波と上記上側帯波
    とを同時に除去することを特徴とするトラツプ回
    路。
JP59248796A 1984-11-27 1984-11-27 トラツプ回路 Granted JPS61127292A (ja)

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