JP2635846B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP2635846B2
JP2635846B2 JP3117138A JP11713891A JP2635846B2 JP 2635846 B2 JP2635846 B2 JP 2635846B2 JP 3117138 A JP3117138 A JP 3117138A JP 11713891 A JP11713891 A JP 11713891A JP 2635846 B2 JP2635846 B2 JP 2635846B2
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比呂志 山木
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばビデオテー
プレコーダ(以下、VTRと称す)などに適用されるも
ので、周波数多重信号を磁気記録するようになされた磁
気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば「ホームVTR入門」
(コロナ社発行)の150頁に掲載されている従来のV
TRの信号処理回路の構成を示すブロック図であり、同
図において、1はY/C分離器で、入力される映像信号
を輝度信号Yと色信号Cとに分離する。2は輝度信号処
理回路で、エンファシスやFM変調器などにより構成さ
れている。33は色信号処理回路で、周波数変換器など
により構成されている。4は加算器、5は記録アンプ、
6は磁気ヘッド、7は磁気テープである。
【0003】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。Y/C分離器1に入力された映像信号は輝度信号Y
と色信号Cとに分離される。そのうち、輝度信号Yは輝
度信号処理回路2において、エンファシス、FM変調を
受けてFM輝度信号となる。一方、色信号Cは色信号処
理回路33において、低域に周波数変換されるなどして
低域変換色信号となる。
【0004】上記輝度信号処理回路2から出力されるF
M輝度信号と色信号処理回路33から出力される低域変
換色信号とは加算器4で加算されたのち、記録アンプ5
により磁気ヘッド6に電流として伝え、その磁気ヘッド
6が磁気テープ7に磁気記録する。ここで、図6(a)
は記録信号のスペクトラムを示し、同図において、28
は低域変換色信号のキャリア、31はFM輝度信号のキ
ャリアである。
【0005】図7は上記の色信号処理回路33の具体的
な構成を示すブロック図で、これは上述の「ホームVT
R入門」(コロナ社発行)の165頁にも掲載されてい
る。同図において、8は帯域フィルタ(以下、BPFと
称す)、9は自動色信号レベル調節器(以下、ACCと
称す)、16は周波数変換器、15は局部発振器、17
は低域フィルタ(以下、LPFと称す)である。
【0006】上記構成の色信号処理回路33の動作につ
いて説明する。上記のY/C分離器1で分離されて出力
される色信号はBPF8を通過してACC9に入力さ
れ、ここでレベル変動が小さく抑えられる。次に、局部
発振器15の出力と周波数変換器16で掛け合わされて
局部発振周波数との和、差の周波数を発生させ、LPF
17により低周波側を選択することで低域変換される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録装置は
以上のように構成されているので、この装置により記録
された信号を再生すると、図6(b)に示すようなスペ
クトラムとなる。同図において、29,30は磁気記録
されたFM輝度信号を再生した場合に発生する歪成分
で、これら歪成分29,30はFM輝度信号キャリア3
1を低域変換色信号キャリア28の2倍の周波数で振幅
変調したものとなっていることが知られている。そし
て、再生時にはこれら歪成分29,30は再生映像信号
にビートとなって現れて、画質を劣化させる。このよう
なことから、記録時に低域変換色信号の記録レベルを一
定限度以上にはできず、したがって、色信号の再生S/
Nを十分なものにすることができないという問題があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、再生時に発生する歪成分を減少
させて、画質の向上を図ることができる磁気記録装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
装置は、記録される色信号を副搬送波周波数から低周波
域に変換すると同時に、副搬送色信号を低域変換色信号
の2倍の周波数信号に変換して、低周波域に変換された
色信号とその2倍の周波数の信号とのスペクトル配置
等しくなるように構成していることを特徴とする。
【0010】また、上記色信号周波数変換する手段
、2系統設けている。
【0011】
【作用】この発明によれば、FM輝度信号を低域変換色
信号の2倍の周波数で振幅変調してから記録すること
で、確実に再生時に発生する歪成分を減少することが可
能となり、記録時の色信号の記録レベルを高く設定する
ことができる。
【0012】また、色信号の記録処理系に2系統の周波
数変換手段を設けることにより、再生時に発生する歪成
分のスペクトラム配置と記録時の変調スペクトラム配置
とを確実に一致させることが可能で、再生時に発生する
歪を十分に抑圧することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1はこの発明の一実施例による磁気記録
装置の構成を示すブロック図であり、同図において、
1,2,4〜9,15〜17および33は図5および図
7に示す従来例と同一であるため、該当部分に同一の符
号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0014】図1において、3は振幅変調器で、輝度信
号処理回路2の出力であるFM輝度信号を色信号の2倍
の周波数で振幅変調する。10は局部発振器、11は周
波数変換器で、上記局部発振器10に対応して設けられ
ている。12はBPF、13は移相器、14は減衰器で
ある。
【0015】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。輝度信号系の処理は従来例と同一であるため、説明
を省略する。色信号系の処理は、まず、Y/C分離器1
で分離された色信号CがBPF8を通り、ACC9で振
を整えたのち、2つの周波数変換器11および16に
それぞれ入力される。これら周波数変換器11および1
6は同じ構成、たとえば掛算器であり、局部発振器10
および15によって互いにことなった周波数に変換され
る。
【0016】ここで、一方の局部発振器15の周波数
は、色副搬送波周波数をFs、低域変換周波数をFls
とすると、Fs+Flsであり、周波数変換器16によ
って色信号のキャリアをFsからFlsに低域変換す
る。また、他方の局部発振器10の周波数はFs+2・
Flsに設定されており、周波数変換器11によって色
信号キャリアをFsからその2倍のFlsに変換する。
前記一方の周波数変換器16の出力は従来例と同様に、
LPF17を通り加算器4へ導かれるとともに、他方の
周波数変換器11の出力はBPF12を通り、移相器1
3および減衰器14により適当に移相され減衰されて、
上記振幅変調器3へ入力される。
【0017】上記の振幅変調器3においては、輝度信号
処理回路2の出力であるFM輝度信号を色信号の2倍の
周波数で振幅変調して、図6(b)に示すような振幅変
調歪29,30をキャンセルするように、あらかじめ記
録時に振幅変調する。このように、振幅変調されたFM
輝度信号が振幅変調器3から出力され、上記低域変換色
信号と加算器4で加算され、記録アンプ5により増幅さ
れて磁気ヘッド6を介して磁気テープ7に記録される。
【0018】以上のような構成によれば、スクトラム
の配置が以下のようにして正しくなる。まず、周波数変
換器16の動作を図で説明する。同図において、26
は変調色信号で、上側帯波側を斜線で示している。27
は局部発振器15の周波数であり、28は低域変換色信
号である。局部発振器15の周波数27(Fs+Fl
s)と変調色信号26の周波数(Fs)との差周波数が
直流(0Hz)からの周波数に変換されるので、低域変
換色信号28の斜線で示す下側帯波側が変調色信号26
の上側帯波側に対応している。
【0019】図3(a)に示すスペクトラムは、図6
(b)に示すスペクトラムに側帯波の肉づけをしたもの
である。同図に示すように、低域変換色信号28による
振幅変調歪29,30の側帯波の配置は斜線部がそれぞ
れ対応している。図3(b)には、低域変換色信号の2
倍の周波数信号のスペクトラムを示している。記録時
に、FM輝度信号を振幅変調する場合も、再生時に発生
する振幅変調歪29,30と同じスペクトラム配置であ
る必要があるので、図3(b)に示すスペクトラムにし
なければならない。つまり、図3(b)に示す斜線部が
変調色信号26や低域変換色信号28の斜線部に対応し
ていなければならない。
【0020】以上のようなことが上記実施例によって実
現できることは自明である。例えば、低域変換したのち
に、2倍に周波数変換すると、スペクトル配置が逆にな
る場合があり、その場合は、歪の抑制効果は半減するこ
とになる。
【0021】図4はこの発明の他の実施例による磁気記
録装置の構成を示すブロック図であり、この実施例で
は、2つの周波数変換器11,16に掛算器を用いた
が、これに代えて、色信号を復調する方法を採用したも
のである。
【0022】図4において、18はバースト分離回路、
19はキャリア再生回路、20は色信号復調器、21,
25は色信号変調器、23,24は分周器、22は移相
器である。その他の構成は図1に示す実施例と同一また
は相当部分であるため、該当部分に同一の符号を付し
て、それらの説明を省略する。
【0023】つぎに、上記図4の構成の動作について説
明する。ACC9までの動作は上記実施例と同様である
ため、説明を省略する。ACC9の出力は、バースト分
離回路18に入力されて、バースト信号が分離されたの
ち、キャリア再生回路19によって色副搬送波が再生さ
れる。この色副搬送波によって復調器20で色信号は色
差信号となり、この色差信号を2種類の搬送波で変調す
ることで上記実施例と同様の動作となる。まず、分周器
23によって色副搬送波が周波数2・Flsに変換され
る。これを移相器22により適当に移相され変調器21
に入力される。この変調器21では、2・Flsの搬送
波の色信号が発生する。
【0024】一方、分周器23の出力は分周器24に入
力されて、その周波数がFlsとなり、これが変調器2
5に入力されて低域変換色信号が得られる。このとき、
上記両変調器21,25はスペクトラムの配置が正しく
なるように調整されているので、図2および図3におけ
る28,32の側帯波配置となる。そして、変調器21
の出力はBPF12を通り減衰器14で適当に減衰され
たのち、振幅変調器3へ入力される。それ以降の動作は
上記実施例と同様であるため、説明を省く。以上のよう
な実施例によっても、上記実施例と同様な効果を奏す
る。
【0025】なお、上記各実施例では、いずれもアナロ
グ信号処理回路として示したが、同様な構成でアナログ
・ディジタル変換器、ディジタル・アナログ変換器を用
いたディジタル処理回路としても、同様な効果を奏す
る。
【0026】また、上記実施例では、磁気テープを使用
する磁気記録装置について説明したが、磁気ディスク装
置などの他の磁気記録装置に適用することも可能であ
る。
【0027】さらに、上記実施例では、色信号処理回路
中の関係する部分のみについて詳述したが、他のバース
ト増幅回路や相変換回路、エンファシス回路などの従
来から存在する回路構成が本来含まれているものであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、FM
輝度信号を低域変換色信号の2倍の周波数で振幅変調し
て記録することによって、再生時に発生する振幅変調歪
成分を抑制することができ、これによって、記録時の色
信号の記録レベルを高く設定することができる。したが
って、色信号の再生S/Nを十分なものとして、再生映
像信号の品位を著しく向上することができる。
【0029】特に、色信号の記録処理系に2系統の周波
数変換器を設けることにより、再生時に発生する歪成分
のスペクトラム配置と記録時の変調スペクトラム配置と
を一致させることが可能で、再生時に発生する歪を十分
に抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による磁気記録装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】周波数変換器の動作を説明するスペクトラム図
である。
【図3】振幅変調歪のスペクトラムを説明する図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例による磁気記録装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】従来の磁気記録装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5の場合の振幅変調歪の周波数を示す図であ
る。
【図7】従来の色信号処理回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 Y/C分離器 2 輝度信号処理回路 3 振幅変調器 4 加算器 9 ACC 10,15 局部発振器 11,16 周波数変換器 13 移相器 14 減衰器 33 色信号処理回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副搬送波周波数から低周波域に変換され
    た色信号とともに、周波数変調された輝度信号を磁気記
    録する際に、FM輝度信号を上記色信号の2倍の周波数
    で振幅変調する振幅変調器を設けた磁気記録装置であっ
    て、副搬送色信号を上記色信号の2倍の周波数信号に変
    換して、上記低周波域に変換された色信号とその2倍の
    周波数の信号とのスペクトル配置等しくなるように構
    成したことを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 上記色信号周波数変換する手段とし
    て、2系統設けていることを特徴とする請求項1の磁気
    記録装置。
JP3117138A 1991-05-22 1991-05-22 磁気記録装置 Expired - Lifetime JP2635846B2 (ja)

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JPH04344793A JPH04344793A (ja) 1992-12-01
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