JP2625051B2 - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JP2625051B2
JP2625051B2 JP3231276A JP23127691A JP2625051B2 JP 2625051 B2 JP2625051 B2 JP 2625051B2 JP 3231276 A JP3231276 A JP 3231276A JP 23127691 A JP23127691 A JP 23127691A JP 2625051 B2 JP2625051 B2 JP 2625051B2
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比呂志 山木
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周波数多信号を磁
気記録再生したとき発生する歪の補正に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3はたとえばホームVTR入門(コロ
ナ社)P151、P165に示された家庭用VTR(ビ
デオテープレコーダ)の信号処理回路ブロック図であ
る。図において、1は磁気テープ、2は磁気ヘッド、3
はヘッドアンプ、4はハイパスフィルタ、7はイコライ
ザ、8はリミッタ、9はFM復調器、10は輝度信号処
理回路、11はローパスフィルタ、12は自動色レベル
調節器(ACC)、13は周波数変換器、14はバンド
パスフィルタ、15は色信号処理回路、16は加算器、
17はバースト分離回路、18は位相比較器、19は局
部発振器、20は電圧制御発振器(VCO)である。
【0003】次に、動作について説明する。磁気テープ
1からの磁束を取込んだ磁気ヘッド2は、磁束を電気信
号に変換してヘッドアンプ3へ送る。ヘッドアンプ3の
出力は、輝度信号系と色信号系とに分かれる。輝度信号
系は、ハイパスフィルタ4で色信号を除去し、イコライ
ザ7でFMサイドバンドを整えてリミッタ8で振幅変動
を抑えて、FM復調器9で復調され、ディエンファシ
ス、ノイズリダクションなどで構成される輝度信号処理
回路10へ入る。一方、色信号系はローパスフィルタ1
1で低域変換色信号をとり出し、ACC12で振幅レベ
ルをそろえて、周波数変換器13によって、元のサブキ
ャリア周波数にもどし、バンドパスフィルタ14で他の
周波数成分をとりのぞき、ノイズリダクションなどの色
信号処理回路15へ入る。バンドパスフィルタ14の出
力は、バースト分離回路17へも入り、色サブキャリア
と同じ周波数の局部発振器19との位相比較を位相比較
器18で行ない、VCO20をコントロールして、(色
サブキャリア周波数+低域変換色サブキャリア周波数)
を発生し、周波数変換器13へ入力される。
【0004】輝度信号処理回路10、色信号処理回路1
5の出力は、加算器16に入り、映像信号として出力さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、以上の
ように構成されている。ヘッドアンプ3に入力される信
号は、本来ならば、図4(a)に示される低域変換色信
号キャリア33、FM輝度信号キャリア34のスペクト
ラムであるべきである。ところが、磁気記録系の奇数次
歪により、同図(b)に示すように振幅変調歪35、3
6が発生する。この歪は、伝送系の位相特性などによっ
て、リミッタに入る前までに位相成分も発生し、リミッ
タ8においても除去できなくなっている。従って、FM
復調器9後も残留し再生画にビートとなって現われるな
どの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、上記歪成分を減少させることが
できる磁気再生装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気再生
装置は、周波数多重記録されている低域変換色信号とF
M輝度信号を再生するときに、FM輝度信号を低域変換
色信号の2倍の周波数で振幅変調する装置であって、上
記低域変換色信号と、その2倍の周波数の信号のサイド
バンドの周波数配置を等しくしたものである。
【0008】また、低域に変換されて記録されている色
信号を再生時にもとに復元した後に、再び低域に変換し
たときの2倍の周波数に変換するものである。
【0009】さらに、低域に変換されて記録されている
色信号を再生時に色差信号に復調した後に再び低域変換
したときの2倍の周波数に変調するものである。
【0010】
【作用】この発明における周波数変換器は、低域変換色
信号を高域に復元した後にあるので、スペクトルの配置
が逆にならずに歪を圧縮できる。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例による
磁気再生装置を示すブロック図である。図において、
5、7はイコライザ、6は振幅変調器、21は周波数変
換器、22は局部発振器、23はバンドパスフィルタ、
24は移相器、25は減衰器である。他の部分は従来例
のものと同等である。
【0012】次に動作について説明する。磁気テープ1
から磁気ヘッド2によって信号を取り出し、ヘッドアン
プ3で増幅した後輝度信号系と色信号系へと分かれる。
輝度信号系では、ハイパスフィルタ4で低域変換色信号
を除去した後、イコライザ5によってヘッド2からハイ
パスフィルタ4の伝達特性を逆補正することによって、
歪成分35、36を振幅変調性歪にもどし、振幅変調器
6により歪成分を除去した後、イコライザ7により、画
質の最良になる特性にして、リミッタ8以降へとつな
ぐ。一方、色信号系は、ローパスフィルタ11によって
低域変換色信号を取り出した後、ACC12によって、
レベルをそろえて、周波数変換器13へと入る。周波数
変換器13によって、高域にもどされた色信号は、バン
ドパスフィルタ14で帯域外の成分を取り除く。バンド
パスフィルタ14の出力は、色信号処理回路15へ行く
ものと、バースト分離回路17、位相比較器18局部発
振器19VCO20へ行くものは従来例と同じである。
本実施例ではさらに周波数変換器21へと導かれる。
【0013】周波数変換器21は、入力された色信号を
低域変換色信号の周波数を2倍にした信号を得るための
もので、色信号サブキャリア周波数と低域変換信号キャ
リアの2倍の周波数の和の周波数を局部発振器22から
得られた信号と色信号とからたとえば掛算器によって低
域変換色信号の周波数を2倍にした信号を得ることがで
きる。バンドパスフィルタ23で帯域外の成分を除去
し、移相器24、減衰器25によって、適当な位相振幅
に調整して、振幅変調器6へ入り、FM輝度信号を振幅
変調する。これにより、振幅変調性歪35、36を抑圧
できる。
【0014】以上のように構成すると、以下に述べるよ
うにスペクトラムの配置が正しくなる。まず、周波数変
換器13の動作を図5(a)で説明する。33は低域変
換色信号で下側帯域側を斜線で示してある。37は局部
発振器19の周波数である。両者を掛算して発生した3
8、39は変換された色信号である。変換された色信号
38、39の33に対応する斜線部は図のような配置と
なる。実際には、変換された色信号38、39の内の下
側部分38をバンドパスフィルタ14によってぬきとり
原信号として用いている。
【0015】復元された色信号38をさらに周波数変換
器21によって低域変換色信号33の2倍の周波数に変
換するために、図5(b)に示すように局部発振器22
の周波数40と色信号38との掛算によって発生する信
号41を取り出す。このとき局部発振器22の周波数4
0を色信号サブキャリア周波数と低域変換色信号サブキ
ャリア周波数の2倍との和に設定しておけば、信号41
は目的とする低域変換色信号33の2倍の信号しかも、
スペクトラムの配置が等しい(図5における斜線部)信
号となる。
【0016】このようにして得られた低域変換色信号の
2倍の信号41でFM輝度信号キャリア34を振幅変調
器6によって変調すると、図5(c)に示す35、36
のスペクトラム配置となる。図5(c)はまた、図4
(b)に側帯波の肉づけをしたものでもあり、スペクト
ラムの配置が一致するように振幅変調されていることが
わかる。
【0017】実施例2.なお、上記実施例では、周波数
変換器13、21に掛算器を用いたが図2に示すような
色信号を復調する方法もある。
【0018】図2において、図1と同一番号部分は同一
または同等のものである。29はバースト分離回路、3
0はたとえば位相同期ループ(PLL)で構成される低
域変換色信号サブキャリア再生回路、26は色信号復調
器、27、28は色信号変調器である。31は低域変換
色信号サブキャリアの2倍の周波数を発生する回路、3
2は色信号サブキャリアを発生する回路である。
【0019】次に動作について説明する。ACC12ま
での動作は実施例と同様なので省略する。ACC12の
出力は、バースト分離回路29に入り、バーストを分離
され、低域変換色信号サブキャリア再生回路30によっ
て、再生されたキャリアによって復調器26で色信号は
色差信号に復調される。この色差信号を2種類の搬送波
で変調すれば実施例1と同様の動作となる。まず、キャ
リア発生回路31によって低域変換色信号サブキャリア
の2倍の周波数を発生し、変調器27によって色差信号
を直角2相変調することでスペクトラム配置が低域変換
色信号と等しく、キャリア周波数が2倍の信号が得られ
る。これが図5(b)における信号41である。一方キ
ャリア発生器32によって、色サブキャリア周波数を発
生し、変調器28によって色差信号を変調することで、
色信号が復元される。これが、図5における色信号38
である。このようにして得られた信号38、41を実施
例1と同様にそれぞれ帯域フィルタ14、23に入力
し、以降の処理を行なう。以上のように構成しても、実
施例1と同様の効果が得られる。
【0020】実施例3.上記実施例は、いずれもアナロ
グ信号処理回路として示したが、同様な構成で、アナロ
グ、ディジタル変換器、ディジタル、アナログ変換器を
用いたディジタル処理でも同様である。
【0021】実施例4.上記実施例では、磁気テープ装
置について述べたが、磁気ディスク装置など他の磁気記
録装置でも同様であることはいうまでもない。
【0022】実施例5. 上記実施例は、色信号処理回路中の関係する部分のみに
ついて述べたものであり、他のバースト増幅回路や位相
変換回路、エファス回路などの従来から存在する回
路構成が本来は含まれていることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、再生信
号に振幅変調をかけることによって歪成分を抑圧でき
る。しかも、振幅変調する信号と歪とが同じスペクトル
配置になっているために、より効果が高く、高画質化を
図ることができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による磁気再生装置を示す
ブロック図である。
【図2】この発明の他の実施例による磁気再生装置を示
すブロック図である。
【図3】従来の磁気再生装置のブロック図である。
【図4】振幅変調歪の周波数を示す図である。
【図5】周波数変換器の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 磁気ヘッド 3 ヘッドアンプ 4 高域フィルタ 5、7 イコライザ 6 振幅変調器 8 リミッタ 9 FM復調器 10 輝度信号処理回路 11 低域フィルタ 12 自動色信号レベル調節器 13、21 周波数変換器 14、23 帯域フィルタ 15 色信号処理回路 16 加算器 17 バースト分離器 18 位相比較器 19、22 局部発振器 20 電圧制御発振器 24 移相器 25 減衰器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色信号を低周波域に変換し、輝度信号を
    周波数変調して磁気記録した媒体を再生する装置であっ
    て、再生されたFM輝度信号を、再生された低域変換色
    信号の2倍の周波数でかつ該低域変換色信号とスペクト
    ル配置が等しい周波数信号で振幅変調する振幅変調器を
    設けたことを特徴とする磁気再生装置。
  2. 【請求項2】 低域に変換されて記録されている色信号
    を再生時に色副搬送波変調信号に復元し、該復元された
    色信号を低域変換周波数の2倍の周波数に変換すること
    により上記周波数信号を得る周波数変換器を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載された磁気再生装置。
  3. 【請求項3】 低域に変換されて記録されている色信号
    を再生時に色差信号に復調する復調器と、該色差信号で
    低域変換周波数の2倍の周波数を変調して上記周波数信
    号を得る変調器を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載された磁気再生装置。
JP3231276A 1991-09-11 1991-09-11 磁気再生装置 Expired - Lifetime JP2625051B2 (ja)

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