JP2514154B2 - カラ―映像信号記録装置 - Google Patents

カラ―映像信号記録装置

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JP2514154B2
JP2514154B2 JP5085455A JP8545593A JP2514154B2 JP 2514154 B2 JP2514154 B2 JP 2514154B2 JP 5085455 A JP5085455 A JP 5085455A JP 8545593 A JP8545593 A JP 8545593A JP 2514154 B2 JP2514154 B2 JP 2514154B2
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Japan
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khz
low
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浩 山田
雅彦 鶴田
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー映像信号記録装
置に係り、特に低域変換色信号記録方式のカラー映像信
号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のカラー映像信号記録装置の
一例のブロック系統図を示す。同図に図示したブロック
系統は、業務用VTRに用いられる記録系の一例を示し
ている。ここで、入力端子1に入来する輝度信号は、F
M変調器2を介して被周波数変調輝度信号(以下、FM
輝度信号というものとする)とされて、高域フィルタ
(HPF)3を介して加算器4に供給される。一方、入
力端子5に入来する搬送色信号は周波数変換器6及び低
域フィルタ(LPF)7を介して、例えば629KHz
(40fH、但しfHは水平周波数)±500KHzの
所定の低域変換搬送色信号周波数帯域の低域変換搬送色
信号に周波数変換されてサイドバンドイコライズ回路8
に供給される。
【0003】このサイドバンドイコラズ回路8は、図8
に図示する如く構成されおり、コンデンサCa〜Cc、
コイルLa、抵抗Ra〜Rl及びNPNトランジスタT
a〜Tdより構成されており、その入力端子8aに入来
する信号の低域変換搬送色信号周波数帯域(以下、クロ
マ帯域というものとする)に対して図9に示す如きイコ
ライズ特性を付与して出力端子8bを介して加算器4へ
出力する。尚、図9中fは低域変換色副搬送波周波数
を示す。
【0004】加算器4は、入来するFM輝度信号及び低
域変換搬送色信号を加算して周波数分割多重信号を生成
する。この周波数分割多重信号は、記録イコライズ回路
9及び記録アンプ10を介して記録電流に変換されて磁
気ヘッドHに供給され、磁気テープTに記録される。
【0005】このように、上記業務用VTRでは、後述
するテープ・ヘッド系特有の再生信号中の低周波数成分
におけるゲインの低下を、サイドバンドイコライズ回路
8により補正している例がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のカラー映像信号記録装置では、低域変換搬送色信号の
クロマ帯域内で図9に示す如く急激な周波数特性の変化
があるため、その位相特性がすぐれず、よって、再生時
のクロマ信号過渡特性が良くない。この場合、上記位相
特性のみを改善する回路も考えうるが、記録装置全体と
しての回路規模が大きくなり、コストアップとなる。こ
れは民生用VTRでは大きな問題点となる。
【0007】そこで、本発明は周波数分割多重信号に対
しそのクロマ帯域相当部分の低域を高域に比し強調する
イコライズ特性を付与することにより、上記問題点を解
決したカラー映像信号記録装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0009】輝度信号を周波数変調して被周波数変調輝
度信号を生成する変調手段と、搬送色信号を低域変換し
て629KHzを中心周波数として略±500KHzの
帯域を有する低域変換搬送色信号を生成する低域変換手
段と、該被周波数変調輝度信号と該低域変換搬送色信号
とを多重すると共に、629KHzを0dBとするとき
129KHzを略+1.5dB,1129KHzを略−
1.5dBとする略一定の傾斜を持つ記録電流特性を付
与した周波数分割多重信号を生成する記録処理手段と、
該周波数分割多重信号を磁気ヘッドを用いて磁気テープ
に記録する記録手段とを有することを特徴とするカラー
映像信号記録装置。
【0010】
【実施例】図1は本発明になるカラー映像信号記録装置
の一実施例のブロック系統図を示す。本実施例は、例え
ば家庭用VTRの記録系の一部を示している。同図中、
図7と同一構成部分には同一の符号を付し、その説明を
適宜省略する。ここで、例えば周波数帯域3.58MHz ±
500KHz の搬送色信号は、周波数変換器6及びLPF7
により例えば629KHz(40fH、但しfHは水平周波
数)±500KHz のクロマ帯域の低域変換搬送色信号に変
換されている。
【0011】上記低域変換搬送色信号及び前記FM輝度
信号は加算器4により周波数分割多重されて記録イコラ
イズ回路及び記録アンプ11に供給される。
【0012】ここで、従来の記録イコライズ回路及び記
録アンプ11は図2に示す如く、演算増幅器A、コンデ
ンサC,C、コイルL及び抵抗R〜Rより構成
されていた。この場合、入力端子11aに入来する周波
数分割多重信号は、例えば図3に示す如き2重の時定数
を有する周波数対記録電流特性を有する記録電流に変換
されて出力端子11bへ出力される。図3中、横軸は周
波数,縦軸は記録電流のゲインを夫々示している。従っ
て、従来の記録電流は、周波数1MHz〜f(但し、
はFM輝度信号のFMキャリア周波数)の範囲では
6db減衰し、一方、周波数f以上の帯域及び周波数1
MHz以下のクロマ帯域では夫々略フラットな特性に規
格化されていた。これにより、1MHz以下のクロマ帯
域では略一定の記録電流とされていた。
【0013】一方、テープ・ヘッド系の低域特性は図4
に示す如く周波数1MHz以下でそのゲインが急激に減
衰するため、低域変換搬送色信号中の特に下側の側波帯
がその影響を強く受けてしまい、再生波形がフラットと
ならず、このことがクロマ帯域に対して帯域制限を与え
ていた。そこで、本発明は低域変換搬送色信号の特に下
側の側波帯の周波数特性の劣化を改善することにより、
クロマ帯域の広帯域化を可能とし、よって色再現性の良
い再生画像を得ることを目的としている。
【0014】この場合、原理的には前記サイドバンドイ
コライズ回路8により、テープ・ヘッド系で減衰する周
波数部分を予め強調して記録すればよいが、これでは前
記の如く位相特性の劣化が発生してしまう。そこで、本
実施例では、従来は図2のように構成されていた記録イ
コライズ回路及び記録アンプ11を図5に示す如き構成
とし、従来は図3に示す如くフラットであった記録電流
のクロマ帯域に所要の傾斜を持たせることによって、上
記の欠点を改善している。
【0015】図5は本発明装置の要部の一実施例の回路
系統図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一の
符号を付してある。ここで、演算増幅器Aの非反転入力
端子は入力端子11aに接続され、一方、その非反転入
力端子は抵抗R及びコンデンサCを直列に介して接
地される。この演算増幅器Aの反転入力端子と抵抗R
との接続点は、コンデンサC及び抵抗Rを直列に介
して、演算増幅器Aの出力端子と出力端子11bとの接
続点に接続される。このように、図5では、1MHz以下の
クロマ帯域において一定の傾斜を持たせるべく前記図2
に比べてコイルL及び抵抗Rによる時定数を除いた構
成とされている。
【0016】上記構成において実験等により回路定数を
適当に設定すると、629KHz (40fH、但しfHは水
平周波数)±500KHz のクロマ帯域において約3db/M
Hzの一定の傾きを有するようになる。即ち、クロマ帯
域の中心周波数629KHz(40fH)を0dBすると12
9KHzで+1.5dB、1129kHzで−1.5dBの特
性となり、一方、1MHz以上の帯域における特性は前
記図3と略同様となる。これにより、クロマ帯域の記録
電流が予め強調されて磁気テープに記録され、よって、
前記テープ・ヘッド系に伴なう低域におけるゲインの低
下が補正される。
【0017】この場合、クロマ帯域に漏れ込んだFM輝
度信号の低周波数成分も強調されてしまうことになる
が、前記HPF3のカットオフ周波数を適切な値に設定
することによって、実用上問題はなくなる。
【0018】このように、本実施例は、新しい回路を設
けることなく、従来の記録電流特性回路(すなわち、記
録イコライズ回路及び記録アンプ11)の構成及びその
回路部品の定数の変更のみで本発明を実現しているの
で、コストアップせずに再生時のクロマ帯域のゲインの
低下の補正が可能となるという性能アップが図れる。ま
た、本実施例は量産向きであり、その性能のバラツキ等
は従来の記録電流特性回路と同程度に押えられ、実用上
問題点はない。これらの特徴は、特に民生用VTRにお
いて効果が大きい。
【0019】なお本発明の要部になる記録イコライズ回
路及び記録アンプ11の構成及び特性は、図5及び図6
に限定されるものではなく、クロマ帯域における記録電
流が強調されるようなイコライズ特性を持った回路であ
ればよい。また、本発明装置はVTR等の磁気記録装置
のみならず他の記録装置にも適用できることは勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、周波数分
割多重信号に対しそのクロマ帯域相当において、629
KHzを0dBとするとき129KHzを略+1.5d
B,1129KHzを略−1.5dBとする記録電流特
性を付与したので、再生時の低域変換搬送色信号の特に
下側の側波帯の周波数特性の劣化を改善することがで
き、搬送色信号の両側波帯のバランスがとれるので色信
号の過渡特性が改善され、よって、クロマ帯域を広帯域
化することができ、また上記の記録電流特性に略一定の
傾斜を持たせることによりクロマ帯域内で周波数特性が
変化することによる位相特性の劣化も改善できるため、
色再現性の良い再生画像を得ることができ、さらに従来
の記録装置に体して新しい回路を設けることなく従来の
回路及びその定数を変更のみで本発明を容易に実現でき
るため、コストアップせずに上記の色再現性が改善され
る等の性能アップを図ることができる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示すブロック系統図で
ある。
【図2】従来装置の欠点を説明するための図である。
【図3】従来装置の欠点を説明するための図である。
【図4】従来装置の欠点を説明するための図である。
【図5】本発明装置の要部の一実施例を示す回路系統図
及び周波数対記録電流特性図である。
【図6】本発明装置の要部の一実施例を示す回路系統図
及び周波数対記録電流特性図である。
【図7】従来装置の一例を説明するための図である。
【図8】従来装置の一例を説明するための図である。
【図9】従来装置の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
2 FM変調器(変調手段) 4 加算器(記録処理手段) 6 周波数変換器(低域変換手段) 11 記録イコライズ回路及び記録アンプ(記録処理手
段) H 磁気ヘッド T 磁気テープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号を周波数変調して被周波数変調輝
    度信号を生成する変調手段と、 搬送色信号を低域変換して629KHzを中心周波数と
    して略±500KHzの帯域を有する低域変換搬送色信
    号を生成する低域変換手段と、 該被周波数変調輝度信号と該低域変換搬送色信号とを多
    重すると共に、629KHzを0dBとするとき129
    KHzを略+1.5dB,1129KHzを略−1.5
    dBとする略一定の傾斜を持つ記録電流特性を付与した
    周波数分割多重信号を生成する記録処理手段と、 該周波数分割多重信号を磁気ヘッドを用いて磁気テープ
    に記録する記録手段とを有することを特徴とするカラー
    映像信号記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5516464Y2 (ja) * 1974-12-29 1980-04-17
JPS61232790A (ja) * 1985-04-06 1986-10-17 Fuji Photo Film Co Ltd 記録装置

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