JPH0422079B2 - - Google Patents

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JPH0422079B2
JPH0422079B2 JP57081402A JP8140282A JPH0422079B2 JP H0422079 B2 JPH0422079 B2 JP H0422079B2 JP 57081402 A JP57081402 A JP 57081402A JP 8140282 A JP8140282 A JP 8140282A JP H0422079 B2 JPH0422079 B2 JP H0422079B2
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Japan
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signal
frequency
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circuit
chroma
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Akira Shibata
Keiichi Komatsu
Tomomitsu Azeyanagi
Noboru Kojima
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to EP82111130A priority patent/EP0081198B1/en
Priority to CA000416961A priority patent/CA1201804A/en
Priority to BR8207076A priority patent/BR8207076A/pt
Priority to ES517934A priority patent/ES8403686A1/es
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Publication of JPH0422079B2 publication Critical patent/JPH0422079B2/ja
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • HELECTRICITY
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    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/83Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
    • HELECTRICITY
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    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/898Regeneration of colour television signals using frequency multiplication of the reproduced colour signal carrier with another auxiliary reproduced signal, e.g. a pilot signal carrier

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビデオテープレコーダのクロマ信号記
録再生装置に係り、特にビデオトラツク上にクロ
マ信号、輝度信号に加えてパイロツト信号や音声
信号を周波数多重により記録する場合のクロマ画
質向上技術に関する。
従来のビデオテープレコーダ(以下VTRと称
す)技術として、トラツキング性能を向上させる
ものにフイリツプス社のV−2000方式があり、音
質向上技術として、音声信号を周波数変調しビデ
オトラツク上に周波数多重で記録することが古く
から知られている。
上記の方式におけるビデオトラツク上に記録さ
れる信号のスペクトル図を第1図に示す。ここで
問題となるのは、パイロツト信号3、FM音声信
号4がクロマ信号2に干渉し、クロマ画質を劣化
させることである。
第1図において、1はFM輝度信号、2は低域
変換クロマ信号、3はトラツキングコントロール
用パイロツト信号、4はFM音声信号である。
問題となるのは、パイロツト信号3、FM音声
信号4がクロマ信号2のサイドバンド信号として
再生され、画面上にビート妨害を生じることと、
テープ、ヘツド系の非直線性によりスプリアスc
±p(c:クロマ周波数、p:パイロツト周波
数)を生じ、同じく画面上にビート妨害を生じる
ことである。
上記妨害は(1)クロマ信号がAM記録であるこ
と、(2)パイロツト周波数、FM音声周波数がクロ
マ信号帯域と接近していること、(3)パイロツト信
号、FM音声信号記録レベルが十分低くないこと
に寄因している。
したがつて、夫々の周波数を十分離すか、クロ
マ信号をFM信号に変換して記録すればよいわけ
だが、この場合は広い帯域幅を必要とすることに
なり、記録密度の低下を招き実用にならない。あ
るいはパイロツト信号、FM音声信号の記録レベ
ルを十分下げることも考えられるが、この場合は
トラツキング制御特性、音質に問題を生じ、実用
にならない。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、トラツキングコントロール用パイロツト信
号やFM音声信号をクロマ信号やFM輝度信号と
ともにビデオトラツク上に周波数多重記録して
も、パイロツト信号やFM音声信号からの妨害を
受けにくい新しいクロマ信号の記録再生装置を提
供するにある。
本発明においては、記録時にクロマ信号の主と
してサイドバンドエネルギをダイナミツクにエン
フアシスし、再生時には記録時とは逆にクロマ信
号の主としてサイドバンドエネルギをダイナミツ
クにデイエンフアシスする。このようにすること
で、パイロツト信号、FM音声信号の直接混入に
よる妨害(クロマ信号の有無に関係なく、画面全
体に出る妨害)とテープ、ヘツド系の非直線によ
り生じるc±2pの妨害(クロマ信号の存在する
部分にのみ発生し、特に色の濃い部分での妨害度
が強い)の両者を同じに抑圧できる。
以下本発明を図によつて説明する。第2図は、
本発明のダイナミツクエンフアシス特性で、第2
図において、5はクロマ信号の最大振幅信号
(0dB)に対する周波数特性であり、6が小振幅
クロマ信号(−20dB〜−30dB)に対する周波数
特性である。これに対するデイエンフアシス特性
が第5図であり、大振幅クロマ信号に対する特性
が9、小振幅クロマ信号に対する特性が10であ
る。パイロツト信号やFM音声信号はダイナミツ
クデイエンフアシス回路の入力部においては小振
幅信号でかつcから0.5MHz以上離れた信号とな
るので、ダイナミツクデイエンフアシス回路で約
8dB抑圧される。スプリアスc±2pについても、
pが0.1MHzであれば約3dB抑圧される。
第3図、第6図は瞬時圧伸特性とダイナミツク
サイドバンド特性を併用する特性であり、5,9
が大振幅信号に対する特性、6,10が小振幅信
号に対する特性であり、第2図、第5図と類似の
効果が得られる。
第8図は本発明を水平同期信号がテープ上で並
ぶように工夫された(通称H並びという)ビデオ
テープレコーダに用いる場合の一実施例を示すブ
ロツク図である。
第8図において、記録するビデオ信号は入力端
子13から入力され、輝度信号記録回路15と
BPF16に供給される。BPF16で分離された
クロマ信号はACC回路17でバースト信号の振
幅を基準に所定のレベルに一定化された後バース
トエンフアシス回路18でバースト信号のレベル
を増強し、コンバータ20で低域クロマ信号に変
換され、LPF22で必要な帯域の信号成分のみ
取り出される。ダイナミツクエレフアシス回路2
3は前述した第2図のような特性でクロマ信号を
エンフアシスする。記録アンプ26は輝度信号記
録回路15から出力されるFM輝度信号と、ダイ
ナミツクエレフアシス回路23から出力される低
域クロマ信号と、パイロツト信号発生回路24か
ら出力されるトラツキングコントロール用パイロ
ツト信号と、記録音声信号処理回路25から出力
されるFM輝度信号とを多重混合して、ロータリ
トランス27を介して磁気ヘツド28で磁気テー
プ29に記録する。なお、19はバースト信号の
レベルを検出してACC回路17の利得を制御す
る制御回路、21はパイロツト信号や変換キヤリ
アを発生する発振回路である。
磁気テープ29より磁気ヘツド28で読み出さ
れた信号は、ロータリトランス27を介してプリ
アンプ30で所定のレベルに増幅され、輝度信号
再生回路31とLPF32に供給される。LPF3
2で分離された低域クロマ信号はACC回路33
でバースト信号の振幅を基準に所定のレベルに一
定化された後、デイエンフアシス回路35で前述
した第5図のような特性でデイエンフアシスされ
る。デイエンフアシスされた低域クロマ信号は、
バーストデイエンフアシス回路36によりバース
ト信号のレベルを所定のレベルにもどされ、コン
バータ37によりもとの周波数のクロマ信号に変
換され、BPF38で必要な帯域の信号成分のみ
取り出される。BPF38の出力信号は、くし形
フイルタ39により隣接クロストーク成分を除去
された後、輝度信号とクロマ信号の混合回路40
で輝度信号再生回路31の出力信号と混合され、
出力端子42より再生ビデオ信号として出力され
る。
なお、34はバースト信号のレベルを検出して
ACC回路33の利得を制御す制御回路、41は
変換キヤリアを発生する発振器である。
第9図は本発明に用いるH並びを取つたテープ
パターン図の一例を示す図である。第9図はクロ
スアジマス方式ガードバンドレス記録のテープパ
タンを示している。主トラツク43と隣接トラツ
ク44,45の間にガードバンドがないので、低
い周波数帯に記録されるクロマ信号を再生する場
合、必ず隣接トラツクに記録されたクロマ信号の
クロストーク分も一緒に再生される。このクロス
トーク分がダイナミツクデイエンフアシス回路3
5の特性を劣化させないためにはH並びが必要で
ある。
H並びを取る最も一般的な方法は第9図におい
て、αH1=αH2=(2n−1)H/2(n:整数、H:1 水平周期)である。あるいは、録画時間の長さと
トリツクプレイの容易さを重視しながら、H並び
を取る場合はαH1≠αH2とし、αH1+αH2=2nHとす
ることも可能であり、αH1=2.5H,αH2=1.5Hや
αH1=1.5H,αH2=0.5Hの例が考えられる。
ピクチヤーサーチに代表されるトリツクプレイ
を実現するためにはトラツクピツチTpよりかな
り広いトラツク幅のビデオヘツドを用いざるを得
ない。このため、第8図のダイナミツクデイエン
フアシス回路35の入力信号は第10図に示すよ
うに、主トラツクからの再生信号50に隣接トラ
ツクからのクロストーク信号51が重なつたもの
となる。
H並びがとれている場合は主信号50とクロス
トーク信号51が時間的に一致しているので、ク
ロストークの存在がダイナミツクデイエンフアシ
ス回路の特性に与える影響は小さく、クロストー
ク除去用くし形フイルタ39を通す前にダイナミ
ツクデイエンフアシスをかけることができる。
ダイナミツクデイエンフアシス回路35の効果
を大きくするには、第5図10に示す周波数選択
特性を急しゆんにする必要がある。急しゆんな選
択特性を安定に実現するには低周波帯に変換され
た低域変換クロマ信号をフイルタリングするのが
有利である。
すなわち、CCIR方式のクロマ信号周波数は
4.4MHzであり、低域変換クロマ信号周波数は
0.7MHz前後である。このため、低域変換クロマ
信号をフイルタリングすれば7倍の選択度を取る
ことも可能であり、又は選択特性のばらつきを
1/7に抑えることができ大幅な互換性向上が得
られる。
結局、低域変換クロマ信号をダイナミツクデイ
エンフアシスしようとすればテープ上でのH並び
が必須となる。
ダイナミツクデイエンフアシス回路の設置位置
を上記のようにする場合、記録再生特性の相性を
考えると、ダイナミツクエンフアシス回路23も
低域変換クロマ帯に設けることが望ましく、コン
バータ20、LPF22の出力側に設けることに
なる。
ダイナミツクエンフアシス回路23の具体的実
施例を第11図、第14図に、ダイナミツクデイ
エンフアシス回路35の具体的実施例を第12
図、第13図、第15図、第16図に示す。図か
ら解るようにダイナミツクエンフアシス回路2
3、デイエンフアシス回路35は非線形回路であ
り、エンフアシスとデイエンフアシス特性が略々
逆特性となるためには非線形回路(第11図のリ
ミタ53、第12、第13図のリミタ60、第1
4、第15、第16図のダイオード)に印加され
る信号レベルがエンフアシス回路23とデイエン
フアシス回路35とで略々一致していなければな
らない。
上記の条件を満足するためには、第8図に示す
ごとく、エンフアシス回路23はACCアンプ1
7の出力側にある必要があり、同様にデイエンフ
アシス回路35はACCアンプ33の出力側に設
置しなければならない。さらに上記非線形回路の
入力信号レベルが略々一致するよう、バーストレ
ベル検波器19,34の入力信号を選ぶ必要があ
る。記録回路においては、バーストエンフアシス
回路18、コンバータ20、LPF22ともほと
んど利得ばらつきを持たないため、バースト検波
回路19の入力信号をACCアンプ17の出力、
バーストエンフアシス回路18の出力、コンバー
タ20の出力、あるいはLPF22の出力のいず
れにも選ぶことができる。
再生回路においてはくし形フイルタ39が利得
ばらつきを持つ場合がある、一方クロストークの
除去されたバースト信号のレベルを検波して
ACCをかける必要があるのでバースト検波回路
34の入力信号はくし形フイルタ39の出力信号
に選ばれる。
第6図の構成でくし形フイルタの利得がばらつ
くと、ACC回路33,34の働きでくし形フイ
ルタ39の出力レベルは一定になるがダイナミツ
クデイエンフアシス回路35の入出力レベルが上
記利得ばらつき分だけ変化することになる。これ
の解決策としてはACCアンプ33の出力からく
し形フイルタ39の入力の間にレベル調整を設け
るか第17図に示す形式のくし形フイルタを用い
ればよい。第17図において65はNTSCの場合
1Hデイレイライン(τ≒63.5μs)、CCIRの場合
2Hデイレイラインであり(τ≒128μs)、通常超
音波ガラスデイレイラインを用いる。このデイレ
イラインの挿入損失が±2dB程度ばらつくのでレ
ベル調整66を設けている。第17図の形式では
くし形フイルタ39の入力63から出力64まで
の利得(あるいは挿入損失)は一定となる、一方
余分のアンプ69が必要となる。第18図は挿入
損失がばらつくくし形フイルタ39の一例を示
す。従来はダイナミツクデイエンフアシス回路が
ないため第18図のくし形フイルタが用いられて
いたが、本発明では第17図のくし形フイルタの
方が適している。
尚、第14,15,16図において、第2,
3,5,6図に示す特性を得るためにはL1・C1
≒L2・C2,C1R1≒C2R2とする必要がある。C3
直流カセツト用であり十分大きい容量であればよ
い。
第19図は本発明をH並びを取らないVTRに
用いる場合の一実施例を示すブロツク図である。
第20図はH並びのないテープパタンの一例を
示す図である。第20図は長い録画時間を確保し
ながら、トリツクプレイが容易に実現できるαH
かつ、H並びがない場合を示しており、αH=nH
(n=1,n=2)としている。この場合、合い
隣り合うトラツク間のHのずれはH/2となり、主 トラツクからの再生信号と隣接トラツクからのク
ロストーク信号は第21図に示すようにH/2時間 的にずれて重畳される。又、バースト信号はバー
ストエンフアシス回路18においてエンフアシス
されているため、クロマ信号のほぼ最大振幅を有
しており、主トラツクからの再生クロマ信号50
の最大レベルを0dBとするとこれのクロストーク
成分は約−6dBにも達する。このため、第21図
の信号を直接ダイナミツクデイエンフアシス回路
35に印加しても、クロストーク成分はほとんど
抑圧されないばかりか、パイロツト信号やFM音
声信号からの妨害の抑圧度も低下する。
第19図では第21図の再生信号を、コンバー
タ37、BPF38、くし形フイルタ39を通す
ことでクロストーク信号51を約26dB抑圧した
後、ダイナミツクデイエンフアシス回路35に印
加している。第19図の構成を取ることでパイロ
ツト信号やFM音声信号からの妨害を狙いどうり
抑圧でぎるだけでなく、クロストーク成分も抑圧
でき、従来以上にクロマ画質を向上できる。特に
H並びのないテープパタンを用いる場合、バース
トエンフアシスを行なうことは、バースト信号の
クロストークが画面上に現われることから、従来
不可能とされていた。しかし、第19図の構成を
取ることでH並びを取ることなく、かつ、バース
トエンフアシスを行なつてもバースト妨害が問題
とならなくなり、録画時間の最適化とクロマ画質
の向上を同時に達成できる。
第19図の第8図と異るところはダイナミツク
デイエンフアシス回路35をくし形フイルタ39
の出力側に設けたことであり、これに伴い、ダイ
ナミツクエンフアシス回路23をコンバータ20
の入力側に設けている。
第22図は第19図と同じ性能を得る回路であ
り、BPF71、ACCアンプ72、バースト検波
回路74、変換キヤリア発生回路73を記録と再
生で兼用にする場合の一実施例を示すブロツク図
である。記録と再生で切替るスイツチ75,76
の数を最小とするためにはBPF71の出力が
ACCアンプ72の入力に直接接続される必要が
ある。一方、ダイナミツクデイエンフアシス回路
35は前記したようにACCアンプ72の出力側
に設ける必要がある。第22図ではダイナミツク
デイエンフアシスを低域変換クロマ帯で行なわ
ず、元のサブキヤリア周波数に戻した後に行なう
ので、BPF71、ACCアンプ72の兼用化を容
易に実現できている。
このダイナミツクエンフアシス・デイエンフア
シス回路は所定の周波数帯域において同一レベル
の入力信号に対しては入力信号の周波数が所定の
周波数帯域の中心周波数から離れるにしたがいエ
ンフアシス量およびデイエンフアシス量が増大
し、同一周波数の入力信号に対しては大入力レベ
ルの入力信号に比べ小入力レベルの入力信号の方
がエンフアシス量およびデイエンフアシス量が大
きくなるような周波数特性にされているため、所
定の周波数帯域内でフイールド周波数毎に分布す
るスペクトルで表わされるクロマ信号の垂直方向
の輪郭成分に対してもダイナミツクエンフアシ
ス・デイエンフアシスが行なわれる。すなわち、
ダイナミツクエンフアシス・デイエンフアシス
は、高域の輪郭成分ほどより強く行なわれるの
で、クロマ信号の垂直方向の輪郭成分についても
ダイナミツクエンフアシス・デイエンフアシスに
より混入するノイズが抑圧されることになる。
本発明の効果であるパイロツト信号やFM音声
信号からの妨害抑圧や隣接トラツクからのクロス
トーク妨害の抑圧はダイナミツクデイエンフアシ
スだけで得られるものであり、必ずしもダイナミ
ツクエンフアシスを必要とするわけではない。
「ダイナミツクエンフアシス回路23の周波数
特性(特に入力レベル依存性)として考えられる
特性は第2図、第3図、第4図の3通りである。
第2図は変調クロマ信号のサイドバンドエネルギ
ーのみエンフアシスする方法であり、クロマ信号
2に多重されるパイロツト信号3やFM音声信号
4がクロマ信号に洩れることで生じるビートを抑
圧することに効果的である。入力信号レベルに依
存しないエンフアシスであればFMクロマ信号で
も実現可能であるが、入力レベルが小さいほどエ
ンフアシス量が増すダイナミツクエンフアシスは
FMクロマ信号ではかけることができない。
このため、クロマ信号2に周波数的に隣接する
位置にパイロツト信号3やFM音声信号4を周波
数多重記録する場合、十分なクロマ画質を確保し
ようとすれば、ダイナミツクエンフアシスをかけ
ることが効果的となる。
第3図のエンフアシス特性は隣接トラツクから
もれ込んでくるバースト信号を再生画面上でめだ
ちにくくすることと、前述のパイロツト信号など
の妨害を抑圧する両者を考えた特性である。
第4図は隣接トラツクからもれ込んで来るバー
スト信号の抑圧を主として考えたエンフアシス特
性であり周波数特性を全く持たせてないことが特
徴である。第4図の特性はバースト信号の抑圧に
対して最も効果的である反面、パイロツト信号な
どによる妨害の抑圧が十分でない。
隣接トラツクからのバースト信号のもれ込みに
よる妨害度は第21図のようにH並びしていない
場合顕著であり、第2図、第3図、第4図に示す
ダイナミツクエンフアシスが必須となり、特に第
3図、第4図が望ましい。しかし、パイロツト信
号などの多重記録対策とH並びを行なわない対策
の両方を考える場合は第2図が望ましい。
LPF22の出力信号は輝度信号記録回路15
で発声されたFM輝度信号1と記録アンプ26で
加算、増幅され、ロータリトランス27を介して
ビデオヘツド28により、ビデオテープ29に記
録される。
記録アンプ26では音声入力端子14に印加さ
れた音声信号が記録音声処理回路25でFM音声
信号に変換された信号やパイロツト信号発生回路
24からの信号も加算、増幅している。
次に第19図の再生時の動作を説明する。ビデ
オヘツド28で再生された信号はロータリトラン
ス27、プリアンプ30を介して夫々、再生音声
処理、再生輝度信号処理回路31に供給される。
音声、輝度、パイロツト信号の処理は従来通りな
ので説明を省く。BPF38の出力信号には隣接
トラツクからのクロストーク信号が含まれてお
り、このクロストーク信号を抑圧するためにくし
形フイルタ39を用いる。クロストーク信号の
内、特に妨害となりやすいものはエンフアシスさ
れたバースト信号である。実公昭56−51426や特
公昭54−28244に述べられている通り、平衡変調
の形でクロマ信号を記録再生する場合、バースト
信号をタイムベースの基準に使う。このためバー
スト信号をテープのダイナミツクレンジの許す範
囲でできるだけ強く記録する必要がある。クロマ
信号の記録レベルはテープ、ヘツド系の非直線か
ら生じる混変調特性から制限されるので記録時に
バースト信号だけ約6dB強調して記録する。
このため、第9図のようなH並べしないテープ
パターンにすると隣接トラツクからのバースト信
号クロストークが再生画面のほぼ中央に帯状に現
われ見苦しいものとなる。バースト信号のクロス
トークは再生クロマ信号の最大レベルに対して約
−6dB程度に達することもあり、このクロストー
ク信号がくし形フイルタ39で20〜26dB抑圧さ
れ、くし形フイルタ39の出力ではD/U=26〜
32dBとなる。
ダイナミツクデイエンフアシス回路35の入出
力特性はたとえば第5図のように選ぶことがで
き、レベルの低い(入力レベル−20dB以下)信
号を6〜8dB程度抑圧することができる。すなわ
ちくし形フイルタ39を通ることでクロストーク
信号レベルは−26〜−32dBとなり、したがつて
ダイナミツクデイエンフアシス回路35でさらに
6〜8dB抑圧され、結局ダイナミツクデイエンフ
アシス回路35の出力におけるD/U=32〜
40dBとなる。すなわち、クロストーク信号をダ
イナミツクデイエンフアシス回路35で効果的に
抑圧するには、これに先立つてくし形フイルタ3
9でクロストークを十分抑圧しておく必要があ
る。このためダイナミツクデイエンフアシス回路
は低域変換周波数帯で行なうのではなく、CCIR
では4.4MHz帯、NTSCでは3.6MHz帯で行なうこ
とが望ましい。したがつて、ダイナミツクデイエ
ンフアシス回路35の逆回路であるダイナミツク
エンフアシス回路23も4.4MHzあるいは3.6MHz
帯に配置されることが望ましい。
くし形フイルタ39は2Hあるいは1H遅延線で
構成されるものであり4.4MHzあるいは3.6MHz帯
に配置されるものである。
第23図はCCIR用の変換キヤリア発生器73
の一実施例のブロツク図である。第23図はテー
プ上に記録するクロマ信号周波数を(47−1/8)H とするための回路である。(H:水平同期周波
数) 77は発振周波数375HVCO,79は1/375分周 器、80は分周器79の出力信号と81に印加さ
れる水平同期信号の位相差を検出する位相比較
器、78は1/2分周器、24はパイロツト信号発 生回路で1/29,1/25,1/20,1/18の4通りの分
周器を 持つ。パイロツト信号出力端子90には375/58H= 6.466H=101.0KHz,375/50H=7.50H=117.2KHz
, 375/40H=9.375H=146.5KHz,375/36H=10.417
KHz =162.8KHzのパイロツト信号を得る。
82は1/4分周器でありその出力に周波数が 375/4Hで位相0°,90°,180°,270°の4通りの
信号 を得る。83は90°シフト回路であり第1のフイ
ルドで位相シフトを行なわず、第2のフイルドで
1H毎に90°位相進めあるいは遅れさせる。91は
フイルド周波数のパルス印加端子(PAL,
SECAMとも25Hz)。92は水平パルス印加端子
(PAL,SECAMとも15.625KHz)。84は波形整
形回路であり、位相シフト回路83の出力信号の
立上がりダイナミツクを整え、H毎に正確に90°
位相差とする働きを持つ。84の出力には第1の
フイルドでは375/8H=(47−1/8)Hの連続位
相の キヤリアが得られ、第2のフイルドでは(47−
1/8)HでかつH毎に位相が90°シフトするキヤリ アが得られる。4.43MHzVCO87、位相比較器
88、バーストゲート回路89、バースト信号印
加端子93がphase Locked Loopを構成してお
り4.43MHzの連続キヤリアを発生する。85は周
波数変換器、86はBPFでありその出力には
{4.43+(47−1/8)H}の信号が生じる。」 本発明によればビデオトラツク上にパイロツト
信号やFM音声信号を周波数多重で記録しても、
クロマ画質を損なわない。クロマ信号記録電流を
0dBとすれば、パイロツト信号、FM音声信号の
記録電流を−6dB程度まで上げてもクロマ画質の
劣化をめだたなくすることができる。一方、トラ
ツキング性能、音質確保からは記録電流は−
16dB以上あればよく、本発明を用いることで、
クロマ画質とトラツキング性能と音質を同時に確
保できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はビデオトラツク上に書かれる信号のス
ペクトルの一例を示す図、第2図、第3図、第4
図は本発明に用いるダイナミツクエンフアシス特
性の一例を示す特性図、第5図、第6図、第7図
は本発明に用いるダイナミツクデイエンフアシス
特性の一例を示す特性図、第8図は本発明の一実
施例を示すブロツク図、第9図、第20図はテー
プパタンを示す図、第10図、第21図はクロス
トークの混入した再生クロマ信号の波形図、第1
1図、第14図はダイナミツクエンフアシス回路
の一例を示すブロツク図、第12図、第13図、
第15図、第16図はダイナミツクデイエンフア
シス回路の一例を示すブロツク図、第17図、第
18図はくし形フイルタの一例を示すブロツク
図、第19図は本発明の別の一実施例を示すブロ
ツク図、第22図は本発明のさらに別の一実施例
の要部を示すブロツク図、第23図は本発明に用
いる変換キヤリア発生器の一例を示すブロツク図
である。 符号の説明、1……FM輝度信号、2……低域
変換クロマ信号、3……パイロツト信号、4……
FM音声信号、13……ビデオ信号の入力端子、
14……音声信号の入力端子、15……輝度信号
記録回路、16……BPF、18……バーストエ
ンフアシス回路、22……LPF、21,41…
…変換キヤリア発生回路、24……パイロツト信
号発生回路、25……記録音声信号処理回路、2
6……記録アンプ、30……プリアンプ、31…
…輝度信号再生回路、32……LPF、36……
バーストデイエンフアシス回路、38……BPF、
40……輝度信号とクロマ信号の混合回路、42
……再生ビデオ信号の出力端子、43……主トラ
ツク、44,45……隣接トラツク、46……テ
ープの走行方向、47……ヘツドのトレース方
向、48,49……αH、52,59……バンドエ
リミネートフイルタ、53,60……リミタ、5
4……加算回路、55……ダイナミツクエンフア
シス回路の入力端子、56……ダイナミツクエン
フアシス回路の出力端子、57……ダイナミツク
デイエンフアシス回路の入力端子、58……ダイ
ナミツクデイエンフアシス回路の出力端子、62
……高利得差動アンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低域変換搬送色信号とこの低域変換搬送色信
    号の周波数帯域の上側に近接して配置された周波
    数変調音声信号と上記低域変換搬送色信号の周波
    数帯域の下側に近接して配置されたトラツキング
    用パイロツト信号とが周波数多重された周波数多
    重信号を磁気テープに記録し、また記録された周
    波数多重信号を再生する磁気ヘツドと、 記録時において搬送色信号のサイドバンド成分
    をエンフアシスするエンフアシス回路と、 再生時において搬送色信号のサイドバンド成分
    をデイエンフアシスするデイエンフアシス回路と
    からなり、 上記エンフアシス回路のエンフアシス特性は、
    サイドバンド成分の周波数が中心周波数より離れ
    るほどエンフアシス量が増大するとともにサイド
    バンド成分のレベルが小さいほどエンフアシス量
    が増大するものであり、 上記デイエンフアシス回路のデイエンフアシス
    特性は、上記エンフアシス回路のエンフアシス特
    性と逆のものである、 ことを特徴とするクロマ信号記録再生装置。 2 低域変換搬送色信号とこの低域変換搬送色信
    号の周波数帯域の上側に近接して配置された周波
    数変調音声信号と上記低域変換搬送色信号の周波
    数帯域の下側に近接して配置されたトラツキング
    用パイロツト信号とが周波数多重されて磁気テー
    プに記録された周波数多重信号を再生する磁気ヘ
    ツドと、 磁気ヘツドから再生された低域変換搬送色信号
    を処理する信号処理回路とからなり、 この信号処理回路は再生された搬送色信号中の
    サイドバンド成分に応じてこのサイドバンド成分
    をデイエンフアシスするデイエンフアシス回路を
    含み、 このデイエンフアシス回路のデイエンフアシス
    特性は、サイドバンド成分の周波数が中心周波数
    より離れるほどデイエンフアシス量が増大すると
    ともにサイドバンド成分のレベルが小さいほどデ
    イエンフアシス量が増大するものである、 ことを特徴とするクロマ信号再生装置。
JP57081402A 1981-12-07 1982-05-17 クロマ信号記録再生装置 Granted JPS58198981A (ja)

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DE8282111130T DE3276562D1 (en) 1981-12-07 1982-12-02 Chroma signal recording and reproducing circuit
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EP82111130A EP0081198B1 (en) 1981-12-07 1982-12-02 Chroma signal recording and reproducing circuit
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ES517934A ES8403686A1 (es) 1981-12-07 1982-12-06 Un circuito de grabar y reproducir senales de croma en un aparato de grabacion y reproduccion magneticas.
KR8205507A KR850001025B1 (ko) 1981-12-07 1982-12-07 색신호 기록 및 재생회로
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