JPS5832835B2 - ラインオフセツトを有する搬送波信号形成回路 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 一般にカラー映像信号の輝度信号を高域側で角度変調例
えば周波数変調し、このカラー映像信号の色副搬送波信
号を低域側に周波数変換して、その合成信号を記録媒体
に記録し、この記録媒体より、カラー映像信号が再生す
る際にしたカラー映像信号記録再生装置が提案されてい
る。

本発明は斯る色副搬送波信号を低域側に周波数変換する
のに使用されるラインオフセットを有する搬送波信号を
発生するラインオフセットを有する搬送波信号形成回路
に関し、特に回路構成な簡略化できる様にしたものであ
る。

従来カラー映像信号の輝度信号を角度変調例えば周波数
変調し、この色副搬送波信号を低域側に周波数変換して
その合成信号を磁気テープに記録し、又この合成信号が
記録された磁気テープよりカラー映像信号を再生する様
にしたカラー映像信号記録再生装置として第１図に示す
如きものが提案されている。

又この第１図に示すカラー映像信号記録再生装置は磁気
テープ系の非直線歪によって低域側に変換された色副搬
送波信号の２倍の周波数の成分が再生された輝度信号中
に混入し、再生画面にこの成分による明暗のドツト妨害
が生じることが知られているので、これを改善する為低
域側に変換された色副搬送波信号の周波数をｆｃとし、
水平周波数をｆＨとしたとき の関係、即ち−ｆＨラインオフセットになる様にしてい
る。

即ち第１図に於いて、先ず記録する場合につき述べるに
１は記録しようとする例えばＰＡＬ方式のカラー映像信
号が供給されるカラー映像信号入力端子を示し、このカ
ラー映像信号入力端子１に供給されるカラー映像信号を
低域通過フィルタ２に供給した輝度信号を取り出し、こ
れを周波数変調器３に供給し−こ１れよりの周波数変調
された輝度信号を高域通過フィルタ４を介して合成回路
５に供給する。

一方、カラー映像信号入力端子１に供給されるカラー映
像信号を帯域通過フィルタ６に供給して色副搬送波周波
数ｆｓＯ色副搬送波信号を取り出し、これを周波数変換
回路７に供給する。

又カラー映像信号入力端子１よりのカラー映像信号を切
換スイッチ８の記録側固定接点Ｒを通じて同期信号分離
回路９に供給し、この同期信号分離回路９の出力側に得
られる水平同期信号を位相比較回路１０の一方の入力側
に供給し、又例えば水平周波数ｆＨの３５１倍の周波数
３５１ｆＨの信号を発振する可変周波数発振器１１の出
力信１ 号を、この信号を にする 分周器１２３５１
３５１ に供給し、この 分局器１２の出力側に得ら５１ れる周波数が水平周波数ｆＨの信号を位相比較回路１０
の他方の入力側に供給し、この水平波数ｆＨの信号と水
平同期信号とを位相比較し、この位相誤差信号を低域通
過フィルター３を通じて可変周波数発振器１１に供給し
てその発振周波数を制御する。

そしてこの可変周波数発振器１１の出力信号をオフセッ
トに応じた分周比即ち−の分周比１ の−分周器１４に供給して、この−分周器１４の８ 出力側に周波数が の信号を得、この信号を周波数変換回路１５に供給し、
又発振周波数が色副搬送波周波数ｆ８の水晶発振器１６
０発振出力出力上この周波数変換回路１５に供給し、こ
の周波数変換回路１５の出力側に得られる信号を帯域通
過フィルタ１７に供給して、この帯域通過フィルタ１７
の出力側に周波数がｆｓ十ｆｃ の信号を得、この周波
数がｆｓ＋ｆｃの信号を切換スイッチ１８の記録側固定
接点Ｒを通じて周波数変換回路７に供給し、この周波数
変換回路７の出力側に得られる信号を低域通過フィルタ
１９に供給して、この低域通過フィルタの低域側に周波
数変換された色副搬送波信号（低域変換色副搬送波信号
）を得、この低域通過フィルタ１９の出力側に得られる
低域変換色副搬送波信号を合成回路５に供給し、この合
成回路５の出力側にこの周波数がｆｃの低域変換色副搬
送波信号と周波数変調された輝度信号とを合成した合成
信号を得、この合成信号を切換スイッチ２０の記録側固
定接点Ｒを通じて記録再生用磁気ヘッド２１に供給して
磁気テープに記録する。

再生にあっては、磁気ヘッド２１よりの再生映像信号を
切換スイッチ２０の再生側固定接点Ｐを通じ、さらに再
生増幅器２２を介して高域通過フィルタ２３及び低域通
過フィルタ２４に夫々供給し、この高域通過フィルタ２
３の出力側に得られる周波数変調された輝度信号をリミ
ッタ回路２５を介して周波数弁別回路２６に供給し、こ
の周波数弁別回路２６の出力側に得られる輝度信号を合
成回路２７に供給する。

又、低域通過フィルタ２４の出力側に得られる低域変換
色副搬送波信号を周波数変換回路２８に供給する。

又、周波数弁別回路２６の出力側に得られる輝度信号を
切換スイッチ８の再生側固定接点Ｐを通じて同期信号分
離回路９に供給し、記録時と同様にこの同期信号分離回
路９の出力側に得られる水平同期信号を位相比較回路１
０の一方の入力側に供給し、又例えば水平周波数ｆＨの
３５１倍の周波数３５１ ｆＨの信号を発振する可変周
波数発振器１１の出力信１ 号を、この信号を にする 分周器１２３５１
３５１ に供給し、この 分周器１２の出力側に得ら５１ れる周波数が水平周波数ｆＨの信号を位相比較回路１０
の他方の入力側に供給し、この水平周波数ｆＨの信号と
再生された映像信号の水平同期信号とを位相比較し、こ
の位相誤差信号を低域通過フィルター３を通じて可変周
波数発振器１１に供給して、その発振周波数を制御する
。

そしてこの可変周波数発振器１１の出力信号をオフセッ
トに応１ じた分周比即ち−の分周比の一分周器１４に供給８ して、この−分周器１４の出力側に周波数がの信号を得
、この信号を周波数変換回路１５に供給し、又発振周波
数が色副搬送波周波数ｆｓの水晶発振器１６の発振出力
信号をこの周波数変換回路１５に供給し、この周波数変
換回路１５の出力側に得られる信号を帯域通過フィルタ
１７に供給して、この帯域通過フィルタ１７の出力側に
周波数がｆｓ＋ｆｃの信号を得、この周波数がｆｓ＋ｆ
ｃの信号を切換スイッチ１８の再生側固定接点Ｐを通じ
て周波数変換回路２８に供給し、この周波数変換回路２
８の出力側に得られる信号を帯域通過フィルタ２９を介
して周波数がｆｓのもとの色副搬送波信号を得、これを
合成回路２７に供給し、この合成回路２１にて色副搬送
波信号と輝度信号とを合或し、この合成回路２７の出力
端子３０に得られるもとのカラー映像信号をモニターに
供給し、カラー再生画像を得る。

斯る従来のカラー映像信号記録再生装置に於いては低域
変換色副搬送波信号の周波数ｆｃと水平同期信号の周波
数ｆＨとの間には の関係があるので、低域変換色副搬送波信号のジッタを
水平同期信号に依り完全に補正することができる。

斯る従来のカラー映像信号記録再生装置に於いでは、ラ
インオフセットを有する搬送波信号ｆｃ（４４−−）ｆ
Ｈを得るラインオフセットを有する搬送波信号形成回路
を同期信号分離回路９、位相比較回路１０、水平周波数
ｆＨの３５１倍の周波数３５１ｆＨの信号を発振する可
変周波散発振器１１、 分周器１２、低域通過フィ
ルタ５１ １３及び−分周器１４に依り構成していた。

斯る従来のラインオフセットを有する搬送波信号形成回
路に於ては−ｆＨラインオフセットを除去するのにフィ
ルタを使用して除去できないため５１ 分周器を用いているので、この構成が極めて複雑であり
、回路全体として複雑となる欠点があった。

本発明は斯る点に鑑み、 分周器の如き複５１ 雑な回路を必要とすることなくラインオフセットを有す
る搬送波信号を得る様にしたものである。

以下第２図を参照しながら本発明ラインオフセットを有
する搬送波信号形成回路の一実施例につき説明しよう。

この第２図に於いて第１図に対応する部分には同一符号
を付し、その詳細り説明は省略する。

の−ラインオフセットを有する搬送波周波数を発振する
可変周波数発振器を示し、この可変周波数発振器３１の
出力信号を周波数変換回路１５に供給すると共にこの出
力信号をＳＳＢコンバータ３２の一方の入力端子に供給
し、又９ａは例えば第１図に於ける同期信号分離回路９
よりの水平同期信号が供給される水平同期信号入力端子
で、この水平同期信号入力端子９ａに供給される水平同
期信号を一分周器３３を介してＳＳＢコンバータ３２の
他方の入力端子に供給する。

このＳＳＢコンバータ３２は第３図に示す如く一方の入
力端子３２ａに供給される（４４〜−）ｆＨの信号を第
１の平衡変調器３２ｃの一方の入力端子に供給すす ると共にこの（４４−−）ｆＨの信号を９００移相器３
２ｄを介して第２の平衡変調器３２ｅの一方の入力端子
に供給し、又他方の入力端子３２ｂ１ に供給される水平同期信号の−の−ｆＨの信号を８ 第１の平衡変調器３２ｃの他方の入力端子に供給すると
共に、この−ｆＨの信号を９００移相器３２ｆを介して
第２の平衡変調器３２ｅの他方の入力端子に供給し、第
１の平衡変調器３２ｃの出力信号及び第２の平衡変調器
３２ｅの出力信号を夫々加算回路３２ｇに供給し、この
加算回路３２ｇの出力側より出力端子３２ｈを導出する
。

この場合、このＳＳＢコンバータ３２は従来のものと同
様に動作し、その出力端子３２ｈにラインオフセットの
ない４４ｆＨの信号が得られる。

又このＳＳＢコンバータ３２の出力側に得られ１す る４４ｆＨの信号−に分周する一分周器３４４４
４４ に供給し、この−分周器３４の出力側に得られ４ る周波数がｆＨの信号を位相比較回路１０の一方の入力
端子に供給すると共に水平同期信号入力端子９ａに得ら
れる水平同期信号をこの位相比較回路１０の他方の入力
端子に供給し、この位相比較回路１０の出力側に得られ
る位相誤差信号を発振周波数制御信号として可変周波数
発振器３１の制御信号入力端子に供給する。

第２図に於いて１５ａは周波数変換回路１５より導出し
た出力端子で、この出力端子１５ａに得られる信号を第
１図の帯域通過フィルター７に供給する如くする。

本発明ラインオフセットを有する搬送波信号形成回路を
カラー映像信号記録再生装置に使用するときは例えば第
１図に示す如き構成に於いて、同期分離回路９の出力端
子を水平同期信号入力端子９ａに接続すると共に出力端
子１５ａを帯域通過フィルタ１７０入力側に接続する様
にすれば良い。

本発明は上述の如く構成されているので、可変周波数発
振器３１の発振周波数（４４−−）ｆＨをカラー映像信
号の水平同期信号に同期することができ、第１図例同様
に低域変換色副搬送波信号のジッタを補正することがで
きる。

又本発明に於いてはＳＳＢコンバータ３２を使用してラ
インオフセットのない周波数の４４ｆＨの信号を得てい
るので一分周器３４を使用する４４ だげで良（、第１図の如（分周器の如き複５１ 雑な回路を使用する必要がない。

従って本発明に依ればラインオフセットを有する搬送波
信号を得るのに回路構成を簡略化できる利益がある。

又本発明に依れば可変周波数発振器３１の出力信号をそ
のまま周波数変換信号として使用できるので別に正弦波
形成回路を設げる必要がない。

尚、本発明は上述実施例に限ることなく、本発明の要旨
を逸脱することなく、その他種々の構成が取り得ること
は勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のカラー映像信号記録再生装置の例を示す
構成図、第２図は本発明ラインオフセットを有する搬送
波信号形成回路の一実施例を示す構成図、第３図はＳＳ
Ｂコンバータの例を示す構成図である。 ９ａは水平同期信号入力端子、１０は位相比較回路、１
５は周波数変換回路、１６は水晶発振器、３１は可変周
波数発振器、３２はＳＳＢコンバー１ り、３３は一分周器、３４は一分周器である。 ８ ４４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ラインオフセットを有する搬送波周波数を発振する
   可変周波数発振器の出力信号をＳＳＢコンバータの一方
   の入力端子に供給する様になすと共に水平同期信号より
   形成したオフセット周波数信号を上記ＳＳＢコンバータ
   の他方の入力端子に供給し、上記ＳＳＢコンバータの出
   力側にラインオフセットなしの搬送周波数信号を得、該
   搬送周波数信号より得た水平周波数信号と上記水平同期
   信号との位相誤差を検出し、該位相誤差信号に依り上記
   可変周波数発振器を制御する様にしたことを特徴とする
   ラインオフセットを有する搬送波信号形成回路。