JPS594021Y2 - 遮音硝子装置 - Google Patents
遮音硝子装置Info
- Publication number
- JPS594021Y2 JPS594021Y2 JP1976016942U JP1694276U JPS594021Y2 JP S594021 Y2 JPS594021 Y2 JP S594021Y2 JP 1976016942 U JP1976016942 U JP 1976016942U JP 1694276 U JP1694276 U JP 1694276U JP S594021 Y2 JPS594021 Y2 JP S594021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- sound insulation
- glass plates
- plates
- glass plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B3/00—Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
- E06B3/66—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
- E06B3/67—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together characterised by additional arrangements or devices for heat or sound insulation or for controlled passage of light
- E06B3/6707—Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together characterised by additional arrangements or devices for heat or sound insulation or for controlled passage of light specially adapted for increased acoustical insulation
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は遮音硝子装置に関するものである。
従来硝子板を使用した遮音硝子装置としては、複層硝子
板が知られており、出願人は先に構成する硝子板の厚み
を異にした二層硝子板又は三層硝子板について提案した
。
板が知られており、出願人は先に構成する硝子板の厚み
を異にした二層硝子板又は三層硝子板について提案した
。
しかし、単板硝子板にも或程度の遮音効果が認められる
が、その遮音特性は低音部（例えば１００〜２００ Ｈ
ｚ）で安定し、高音部（例えば１２５０〜４０００ル）
において不安定となり、複層化してもその特性を保有し
ていることが知られている。
が、その遮音特性は低音部（例えば１００〜２００ Ｈ
ｚ）で安定し、高音部（例えば１２５０〜４０００ル）
において不安定となり、複層化してもその特性を保有し
ていることが知られている。
一方実験すると、２枚の硝子板を２ｍｍ以下の微小間隙
を保って対向させた複層硝子は低音部から高音部はぼ全
域に亙り、高い遮音効果が得られるが、低音部（１２５
〜３１５ Ｈｚ）においてその遮音効果がやや不安定に
なり、高音部（２０００〜３１５０Ｈｚ）においては比
較的安定した遮音特性を示すことが判明した。
を保って対向させた複層硝子は低音部から高音部はぼ全
域に亙り、高い遮音効果が得られるが、低音部（１２５
〜３１５ Ｈｚ）においてその遮音効果がやや不安定に
なり、高音部（２０００〜３１５０Ｈｚ）においては比
較的安定した遮音特性を示すことが判明した。
本考案の目的は周波数帯域により不安定な遮音特性を示
す従来の複層硝子装置を改良し、実用範囲の周波数帯域
における、低音部から高音部全域で安定したかつ高い遮
音効果が得られる遮音硝子装置の提供にある。
す従来の複層硝子装置を改良し、実用範囲の周波数帯域
における、低音部から高音部全域で安定したかつ高い遮
音効果が得られる遮音硝子装置の提供にある。
そこで二層或いは三層の複層硝子構造において、その内
の少くとも一枚を微小間隙を有する複層硝子として構成
すれば、低音部および高音部共に、安定したかつ高い遮
音効果が得られることが判った。
の少くとも一枚を微小間隙を有する複層硝子として構成
すれば、低音部および高音部共に、安定したかつ高い遮
音効果が得られることが判った。
尚、単板硝子板と２ｍｍ以下の微小間隙を有する複層硝
子の遮音特性は次表のようになっている。
子の遮音特性は次表のようになっている。
第１表は単板硝子板と微小間隙を有する複層硝子におけ
る各音域の透過損失を示すものである。
る各音域の透過損失を示すものである。
各々の遮音特性としては、前述した様に、単板硝子板に
おいては厚さ３ｍｍの場合に３１５０ Ｈｚより高音域
にかけて透過損失が不安定な状態になり、厚さ５ｍｍで
は１６００止より、厚さ６ｍｍでは１２５０止より夫々
高音域にかけて同様に不安定な状態になっている。
おいては厚さ３ｍｍの場合に３１５０ Ｈｚより高音域
にかけて透過損失が不安定な状態になり、厚さ５ｍｍで
は１６００止より、厚さ６ｍｍでは１２５０止より夫々
高音域にかけて同様に不安定な状態になっている。
然しなから、反面、単板硝子板においては低音域で安定
した遮音特性をもつことがわかる。
した遮音特性をもつことがわかる。
一方、微小間隙を有する複層硝子においては、まず単板
硝子板と比較し、合音域に亙り高い透過損失が得られる
ことがわかる。
硝子板と比較し、合音域に亙り高い透過損失が得られる
ことがわかる。
然しなから、例えば２−０．２−２（厚さ２ｍｍの硝子
板間に０．２ｍｍの間隙を設けたもの）の場合は１２５
〜３１５止の間で１００止の透過損失より、又３−０．
２−３（厚さ３ｍｍの硝子板間に０．２ｍｍの間隙を設
けたもの）の場合は２００〜３１５止で１２５ Ｈｚの
透営損失より、各々僅かに低い数値を示している。
板間に０．２ｍｍの間隙を設けたもの）の場合は１２５
〜３１５止の間で１００止の透過損失より、又３−０．
２−３（厚さ３ｍｍの硝子板間に０．２ｍｍの間隙を設
けたもの）の場合は２００〜３１５止で１２５ Ｈｚの
透営損失より、各々僅かに低い数値を示している。
従って微小間隙を有する複層硝子は低音域でやや不安定
であると認められる。
であると認められる。
なお、３−０．２−３の複層硝子は４０００ Ｈｚ付近
で不安定になっているが実用範囲をこえるので実用上差
支えない。
で不安定になっているが実用範囲をこえるので実用上差
支えない。
以下、本考案を実施例に沿って説明する。
第１図における実施例は厚さ３ｍｍの硝子板１，２の間
にＱ、２ｍｍの微小間隙３を設けた複層硝子４と厚さ５
ｍｍの単板硝子板５とを２５ｍｍの間隔を保って並列し
、各硝子板の周縁へゴム条６を嵌着し、ゴム条６の外側
へ金属枠７を嵌めて支持するものである。
にＱ、２ｍｍの微小間隙３を設けた複層硝子４と厚さ５
ｍｍの単板硝子板５とを２５ｍｍの間隔を保って並列し
、各硝子板の周縁へゴム条６を嵌着し、ゴム条６の外側
へ金属枠７を嵌めて支持するものである。
この場合に、硝子板１及び硝子板５の夫々の外表面の周
縁と、これらを嵌着するゴム条６の対向溝壁との間に接
着剤８，８を介装して硝子板１，５の周縁とゴム条６の
溝壁とを接着すれば、各硝子板間１，２．５の空間９を
気密に保つことができる。
縁と、これらを嵌着するゴム条６の対向溝壁との間に接
着剤８，８を介装して硝子板１，５の周縁とゴム条６の
溝壁とを接着すれば、各硝子板間１，２．５の空間９を
気密に保つことができる。
図中１０は連通孔、１１はゴム条の内側に設けた空洞で
あって、乾燥剤（図示せず）の封入に使用し得ると共に
、ゴム条の弾性変形を容易にする。
あって、乾燥剤（図示せず）の封入に使用し得ると共に
、ゴム条の弾性変形を容易にする。
次に第２図の実施例は厚さ３ｍｍの硝子板１，２の間に
０．２ｍｍの微小間隙３を設けた複層硝子４と、この複
層硝子４の両側に夫々２０ ｍｍ 、３０ ｍｍの間隙
をおいて厚さ３ｍｍの単板硝子板１２．１３とを並列設
置し、各硝子板の周縁にゴム条１６を嵌着し、ゴム条１
６の外側へ金属枠１７を嵌め支持したものである。
０．２ｍｍの微小間隙３を設けた複層硝子４と、この複
層硝子４の両側に夫々２０ ｍｍ 、３０ ｍｍの間隙
をおいて厚さ３ｍｍの単板硝子板１２．１３とを並列設
置し、各硝子板の周縁にゴム条１６を嵌着し、ゴム条１
６の外側へ金属枠１７を嵌め支持したものである。
尚、図中１４．１５は複層硝子４と単板硝子板１２゜１
３とでそれぞれ形成される空間を示す。
３とでそれぞれ形成される空間を示す。
また図中１８は連通孔、１９は空洞を示し第１図と同様
である。
である。
以上の如くの構成であるから、本考案による遮音硝子装
置はあらゆる音域の音波２０を受けても微小間隔を有す
る複層硝子４が全音域に亙り、安定しかつ高い遮音効果
を発揮すると共に、やや不安定である低音域において単
板硝子板５，１２．１３が安定した遮音効果を発揮する
。
置はあらゆる音域の音波２０を受けても微小間隔を有す
る複層硝子４が全音域に亙り、安定しかつ高い遮音効果
を発揮すると共に、やや不安定である低音域において単
板硝子板５，１２．１３が安定した遮音効果を発揮する
。
よって、本考案の装置は実用範囲における全音域におい
て安定したかつ高い遮音効果が得られる。
て安定したかつ高い遮音効果が得られる。
また、本考案の装置を構成する各硝子板は、その周縁を
弾性材であるゴム条６，１６で嵌着されている。
弾性材であるゴム条６，１６で嵌着されている。
この構成によれば構成する硝子板の一つが音波により加
振されたとしても、その加振された硝子板の振動はゴム
条に吸収され、他の硝子板へその振動が伝般されること
が防止される。
振されたとしても、その加振された硝子板の振動はゴム
条に吸収され、他の硝子板へその振動が伝般されること
が防止される。
換言すれば、本考案の装置を構成する各硝子板が他の硝
子板の振動による影響を受けることがなく、互いに独立
して振動しうろことを意味する。
子板の振動による影響を受けることがなく、互いに独立
して振動しうろことを意味する。
このことは、二層、三層の複層硝子装置におき、構成す
る各硝子板が互いに振動による影響を受け、遮音効果を
低下させる共鳴現象の発生を防止出来、より高い遮音効
果が得られるのである。
る各硝子板が互いに振動による影響を受け、遮音効果を
低下させる共鳴現象の発生を防止出来、より高い遮音効
果が得られるのである。
尚、第２図において単板硝子板１２或いは１３を更に微
小間隙を有する複層硝子としてもよい。
小間隙を有する複層硝子としてもよい。
また、被層硝子の硝子板間の間隙が２ｍｍをこえると遮
音効果が不安定になることが実験の結果認められ、実用
上Ｑ、２ｍｍ〜２ｍｍが好ましい。
音効果が不安定になることが実験の結果認められ、実用
上Ｑ、２ｍｍ〜２ｍｍが好ましい。
第１図はこの考案の実施例の一部断面図、第２図は同じ
く三層とした実施例の一部断面図である。 １．２・・・・・・硝子板、３・・・・・・間隙、４・
・・・・・複層硝子、５゜１２．１３・・・・・・単板
硝子板、６，１６・・・・・・ゴム条、７，１７・・・
・・・金属枠、８・・・・・・接着剤、９，１４．１５
・・・・・・空間、１０．１８・・・・・・連通孔、１
１．１９・・・・・・空洞。
く三層とした実施例の一部断面図である。 １．２・・・・・・硝子板、３・・・・・・間隙、４・
・・・・・複層硝子、５゜１２．１３・・・・・・単板
硝子板、６，１６・・・・・・ゴム条、７，１７・・・
・・・金属枠、８・・・・・・接着剤、９，１４．１５
・・・・・・空間、１０．１８・・・・・・連通孔、１
１．１９・・・・・・空洞。
Claims (1)
- １．所定の間隔を保って複数枚の単板硝子板を対向して
並列設置した遮音硝子装置において、前記硝子板の少く
とも１枚を、０．２ｍｍ乃至２ｍｍの微小間隙保有の２
枚の硝子板よりなる複層硝子として構成すると共に、各
硝子板の周縁を弾性材で密封したことを特徴とする遮音
硝子装置。 ２、前記複数枚の単板硝子板を３枚とし、そのうち中間
に位置する硝子板を前記複層硝子としてなることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の遮音硝子装
置。 ３、前記弾性材が、その内部に乾燥剤を封入する空洞お
よび、前記空洞と前記複数枚の硝子板間の空間とを連通
ずる孔を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第１項又は第２項記載の遮音硝子装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976016942U JPS594021Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 遮音硝子装置 |
| GB5775/77A GB1571721A (en) | 1976-02-16 | 1977-02-11 | Muliglazed window |
| FR7704219A FR2341031A1 (fr) | 1976-02-16 | 1977-02-15 | Chassis multi-vitres |
| DE2706637A DE2706637B2 (de) | 1976-02-16 | 1977-02-16 | Schalldämmendes Mehrscheiben-Isolierglas |
| SG191/83A SG19183G (en) | 1976-02-16 | 1983-04-21 | Multi-glazed window |
| MY177/84A MY8400177A (en) | 1976-02-16 | 1984-12-30 | Multi-glazed window |
| HK248/85A HK24885A (en) | 1976-02-16 | 1985-03-28 | Multi-glazed window |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976016942U JPS594021Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 遮音硝子装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52110057U JPS52110057U (ja) | 1977-08-22 |
| JPS594021Y2 true JPS594021Y2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=11930174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976016942U Expired JPS594021Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 遮音硝子装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS594021Y2 (ja) |
| DE (1) | DE2706637B2 (ja) |
| FR (1) | FR2341031A1 (ja) |
| GB (1) | GB1571721A (ja) |
| HK (1) | HK24885A (ja) |
| MY (1) | MY8400177A (ja) |
| SG (1) | SG19183G (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS593949B2 (ja) * | 1977-02-25 | 1984-01-26 | 日本フクソ−ガラス株式会社 | 遮音複層ガラス |
| AT377328B (de) * | 1979-10-22 | 1985-03-11 | Gilli Paul Viktor Dipl Ing Dr | Luftfuehrendes fenster |
| DE3020876C2 (de) * | 1980-06-02 | 1983-07-28 | Fr. Xaver Bayer Isolierglasfabrik Kg, 7807 Elzach | Isolierglasscheibe |
| JP5363149B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2013-12-11 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 障子 |
| JP5388920B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2014-01-15 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | サッシ |
| JP6315577B2 (ja) * | 2014-07-04 | 2018-04-25 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | アタッチメント、複層ガラス、およびサッシ |
| JP2016040432A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 株式会社荏原製作所 | 防振型防音ドア |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4996457A (ja) * | 1972-12-21 | 1974-09-12 | ||
| JPS4997810A (ja) * | 1972-11-07 | 1974-09-17 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5819141Y2 (ja) * | 1975-02-20 | 1983-04-19 | 太郎 大川 | 遮音硝子板 |
-
1976
- 1976-02-16 JP JP1976016942U patent/JPS594021Y2/ja not_active Expired
-
1977
- 1977-02-11 GB GB5775/77A patent/GB1571721A/en not_active Expired
- 1977-02-15 FR FR7704219A patent/FR2341031A1/fr active Granted
- 1977-02-16 DE DE2706637A patent/DE2706637B2/de not_active Withdrawn
-
1983
- 1983-04-21 SG SG191/83A patent/SG19183G/en unknown
-
1984
- 1984-12-30 MY MY177/84A patent/MY8400177A/xx unknown
-
1985
- 1985-03-28 HK HK248/85A patent/HK24885A/xx unknown
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4997810A (ja) * | 1972-11-07 | 1974-09-17 | ||
| JPS4996457A (ja) * | 1972-12-21 | 1974-09-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2341031B1 (ja) | 1981-02-06 |
| SG19183G (en) | 1983-12-16 |
| FR2341031A1 (fr) | 1977-09-09 |
| HK24885A (en) | 1985-04-04 |
| GB1571721A (en) | 1980-07-16 |
| MY8400177A (en) | 1984-12-31 |
| DE2706637A1 (de) | 1977-08-18 |
| DE2706637B2 (de) | 1979-09-13 |
| JPS52110057U (ja) | 1977-08-22 |
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