JPS5819141Y2 - 遮音硝子板 - Google Patents

遮音硝子板

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JPS5819141Y2
JPS5819141Y2 JP1975023760U JP2376075U JPS5819141Y2 JP S5819141 Y2 JPS5819141 Y2 JP S5819141Y2 JP 1975023760 U JP1975023760 U JP 1975023760U JP 2376075 U JP2376075 U JP 2376075U JP S5819141 Y2 JPS5819141 Y2 JP S5819141Y2
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JP
Japan
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glass
glass plate
sound insulation
insulation effect
thickness
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JP1975023760U
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JPS51105056U (ja
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太郎 大川
穂 永田
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は比較的薄い遮断層で大きい遮音効果を得るこ
とを目的とした遮音硝子板に関するものである。
従来単板硝子又は複数硝子の遮音効果については知られ
ているが、比較的厚くしても遮音効果の増大塵が少なく
、また各板硝子の厚さ特有の周波数帯においては遮音効
果が低減する欠点がある。
然るにこの考案は、各板硝子間に微小空気層を介して並
列したので、比較的厚い板硝子と同等以上の遮音効果を
奏するのである。
即ち、この考案を実施例について説明すれば、厚さ3m
mの板硝子1,2の周縁部へ厚さ0.2mmの合成樹脂
フィルム3(弾性フィルムならよい)を介装し、両板硝
子1,2間に0.2mmの空気層を介する硝子板を構成
したもので、図中4は金属枠、5は硝子板の周縁に嵌着
した合成樹脂棒、6はシール材であって、各板硝子1,
2は夫々独立して振動できるように支承されている。
従来、単板硝子の遮音効果(透過損失)は次のようにな
っている。
上記のように厚さ3mmの硝子板においては3150H
zおよび4000 Hzにおいて、厚さ5mmの硝子板
においては1600〜3150 Hzにおいて、厚さ6
mmの硝子板においては1250〜2000 )12に
おいて、厚さ8mmの硝子板においては250服および
1250■並びに1600 Hzにおいて夫々不安定に
なっており、遮音効果の低下がみられる。
次に複層硝子の遮音効果は次のようになってし)る。
上記における複層硝子板5−6−5は板硝子5mmの中
間に6mmの空気層を介装したことを意味するものであ
る。
従って他の硝子板5−12−5および6−6−6は夫々
12mmおよび6mmの空気層を介装したものを示して
いる。
上記において硝子板Aは2000〜4000 )(zに
おいて、硝子板Bは250服および2000〜4000
Hzにおいて、硝子板Cは160〜250■および4
00 )(z並びに1600〜3150 Hzで不安定
となす、遮音効果の低下が認められる。
上記従来公知の硝子板の遮音効果に対し、この考案の場
合には第3表のような結果を得た。
上記第3表は、夫々の厚さの硝子板を木枠に嵌め、木枠
との間をシールし、この木枠をコンクリートブロックに
固着し、取付開口部面積4m2(うち試料面積0.66
7m2)音源室(109m3)に音源(1/3oct)
をおき、受音室(247m”)で測定したもので、温度
12.2℃、湿度70%であった。
上記において、各硝子板a、l)、cの厚さ表示中の中
間数字0.2,0.2.2は何れも中間空気層(mm)
を示すものである。
然して硝子板aにおいては125■において、硝子板す
においては200止および4000 Hzにおいて、硝
子板Cにおいては630 Hzおよび800 Hz並び
に4000)(zにおいて、夫々不安定となり、遮音効
果の変動が見受けられるが、硝子板a、l)においては
、変動差が比較的少なく、シかも単鎖子に比しては、遮
音効果が著しく優れている。
例えば厚さ6mmの単板硝子と、第3表に示す硝子板b
(:3−0.2−3)とは厚さがほぼ等しいものにも
拘らず、100〜160■および500 Hz以上の周
波数で著しく優れており、第3図中のグラフbに示すよ
うに実用範囲(160〜3000Hz)において安定し
た遮音効果を示している。
また硝子板aは厚さ4.2mmであって、単板硝子の5
mmより小さいのに拘らず100〜160ルおよび16
00〜4000 Hzで優れている。
然して多少劣ると思われる200〜1250 )fzの
範囲においても、その差は2以上となっている。
一方複層硝子板で中間に6mm又は12mmの空気層を
介装したものにあっては、単板硝子との間に大差なく、
厚さは3倍以上になっても、遮音効果の向上は僅少であ
る。
上記の結果より判断するに板硝子間の空気層は2mm以
下がよいと判断され、第3表のCの数値に鑑み空気層2
mmの時には周波数によって不安定要素が散見される。
従って実用上は一応2mm以下と判断されるが、より狭
い空気層(例えば0.2mm前後の方が安定性がよいと
思われる。
尚、この考案の硝子板を構成するには恒温室で作業し、
硝子板間へ乾燥空気が封入されることが好ましい。
然して硝子板に挾む合成樹脂フィルムとしては、例えば
硝子繊維へフェノール系樹脂を含浸させたものが考えら
れ、外周部をブチルゴムなどによって密封することが考
えられる。
板硝子間に微小空気層を介装することにより、周波数に
よす遮音効果の変動がなくなる理由は未だ明確ではない
が、単板硝子が独立して振動できるようになっているこ
と、空気層が独自の振動をしないので、対向板硝子へ振
動を伝えない為と推定される。
即ち、この考案によれば、板硝子相互間へ微小空気層を
介装したので、同一厚さの単板硝子に比し遮音効果が著
しく大きくなると共に、その安定性がよいなどの効果が
ある。
また実施例においては2枚の板硝子により構成した硝子
板についてのべたが、3枚でも4枚でもよく、それに従
って遮音効果が飛躍的に増大することは勿論である。
然して微小空気層を設ける為に、例えば単板硝子5mm
の代りに2mm−0,2mm−3mmのこの考案硝子板
を使用し、単板硝子5mmの代りに3mm−0,2mm
−3mmのこの考案の硝子板を使用すれば、同一建具に
嵌り、しかも遮音効果が著しく大きいので、実用上の価
値は絶大であり、新しく製造する建具のみならず、既製
の建具に嵌着して使用することもできる。
また微小空気層の厚さを2mm以下としたので、前記の
ように厚い単板硝子の代りに2枚の薄い単板硝子を使用
することによって高音域から低音域までの広域に亙って
安定した遮音効果を奏するのであるが、更に普通かつ大
量に使用される一般窓硝子を複数板使用する場合には生
産量の少ない厚い単板硝子を使用するよりも、価格的に
も著しく廉価となり、実用上の価値を更に向上させるこ
とができる。
また各単板硝子は不拘束状態で並列させるので、音波が
入射した際に、音源側の単板硝子は独立して振動するが
、空気層は微小厚さである為に、振動波の伝播が阻害さ
れ、内側の単板硝子には減衰した状態で伝えられること
になる。
従って音源側の単板硝子の振動と喰違い、エネルギーの
吸収を生じ、結果的に良好な遮音効果を奏するのである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部断面図、第2図は同じ
く一部を破切した正面図、第3図はこの考案の実施例を
各周波数により実験して得た数値より画いたグラフであ
る。 1.2・・・・・・板硝子、3・・・・・・合成樹脂フ
ィルム、4・・・・・・金属枠、5・・・・・・合成樹
脂枠、6・・・・・・シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に厚さ2mm以下の微小空気層を介装させ各単板硝
    子が独立して振動可能なように、不拘束状態で並列した
    複数枚の板硝子により構成してなる遮音硝子板。
JP1975023760U 1975-02-20 1975-02-20 遮音硝子板 Expired JPS5819141Y2 (ja)

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JP1975023760U JPS5819141Y2 (ja) 1975-02-20 1975-02-20 遮音硝子板

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JP1975023760U JPS5819141Y2 (ja) 1975-02-20 1975-02-20 遮音硝子板

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JPS51105056U JPS51105056U (ja) 1976-08-23
JPS5819141Y2 true JPS5819141Y2 (ja) 1983-04-19

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ID=28119317

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594021Y2 (ja) * 1976-02-16 1984-02-04 吉田工業株式会社 遮音硝子装置
JPS5821591B2 (ja) * 1976-02-20 1983-05-02 キャノン・エヌ・ティー・シー株式会社 タイプライタ−に於ける横送り装置
JPS593949B2 (ja) * 1977-02-25 1984-01-26 日本フクソ−ガラス株式会社 遮音複層ガラス

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474936U (ja) * 1971-02-05 1972-09-13

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