JP2000170280A - 真空層を備えた防音断熱部材および防音断熱建材 - Google Patents

真空層を備えた防音断熱部材および防音断熱建材

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JP2000170280A
JP2000170280A JP10363782A JP36378298A JP2000170280A JP 2000170280 A JP2000170280 A JP 2000170280A JP 10363782 A JP10363782 A JP 10363782A JP 36378298 A JP36378298 A JP 36378298A JP 2000170280 A JP2000170280 A JP 2000170280A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating member
insulating
soundproof
sound
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JP10363782A
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English (en)
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Teruyuki Tsunabuchi
輝幸 綱渕
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SANKO PUREKON SYSTEM KK
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SANKO PUREKON SYSTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 防音断熱部材およびそれを内蔵した防音断熱
建材を提供する。 【解決手段】 真空層を備えた防音断熱部材1は、2枚
の金属板を微少間隔をおいて対向配置し周縁を密閉して
なる金属ケース2の内部に前記2枚の金属板に点接触ま
たは線接触するスペーサー3を設けるとともに前記金属
ケース2の内部を真空にしている。また、真空層を備え
た防音断熱建材は、互いに対向する面にそれぞれ突起を
形成した2枚の板状の建材により前記防音断熱部材を挾
持し2枚の建材と防音断熱部材とが点接触または線接触
するようにしその周縁を密閉している。さらに、前記防
音断熱建材の外側面、内側面または防音断熱部材の外側
面に常温硬化型ガラスセラミックス素材をコーティング
している。またさらに、前記防音断熱部材の内部にガス
吸着剤を封入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速道路防音
壁、ビル間仕切り、音楽施設防音壁、冷蔵庫、冷蔵倉
庫、冷凍庫、冷凍倉庫などの壁材として使用するための
真空層を備えた防音断熱部材およびそれを内蔵した防音
断熱建材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防音および断熱のためには真空層を設け
ることが理想的であることはよく知られているが、従
来、建材に用いられている多くの素材は、素材そのもの
がポーラスで呼吸をしているために、真空層を形成して
も経時変化によりその真空度が著しく劣化してしまい長
期間の使用に耐えないという欠点があった。特に面積の
大きいものの場合、真空度の維持が技術的に困難なばか
りでなく厚型となって重量も大きくなるという欠点があ
り、防音性能および断熱性能の向上とスリム化とを兼ね
備えた防音断熱建材の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上
記従来装置の欠点を改良することであり、真空層の真空
度を長期間にわたって維持することができ、防音性能お
よび断熱性能に優れ、容易に大型化することができかつ
大型化しても薄型で軽量であり強度的にも優れた真空層
を備えた防音断熱部材およびそれを内蔵した防音断熱建
材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
め、この発明の真空層を備えた防音断熱部材は、2枚の
金属板を微少間隔をおいて対向配置し周縁を密閉してな
る金属ケースの内部に前記2枚の金属板に点接触または
線接触するスペーサーを設けるとともに前記金属ケース
の内部を真空にしたことを特徴としている。また、真空
層を備えた防音断熱建材は、互いに対向する面にそれぞ
れ突起を形成した2枚の板状の建材により前記防音断熱
部材を挾持し2枚の建材と防音断熱部材とが点接触また
は線接触するようにしその周縁を密閉したことを特徴と
している。さらに、前記防音断熱建材の外側面、内側面
または防音断熱部材の外側面に常温硬化型ガラスセラミ
ックス素材をコーティングしたことを特徴とし、またさ
らに、前記防音断熱部材の内部にガス吸着剤を封入した
ことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態を説明する。図1は防音断熱部材の第1の実施
の形態を示したものである。防音断熱部材1は、鉄、ア
ルミニウムその他の金属または合金からなる2枚の薄い
金属板を(例えば数ミリメートルあるいはそれ以下の)
微少間隔をおいて対向配置しその周縁を密閉してなる金
属ケース2の内部に多数の線状または粒状のスペーサー
3を設けたものである。金属ケース2の内部は(例え
ば、0.1〜数トール程度の)真空に保たれていて、多
数のスペーサー3が2枚の金属板に当接することにより
金属ケース2が大気圧に耐えて内部空間のスペースを保
持することができ、このため金属ケース2の大きさを任
意に(必要な大きさに)設計することができる。
【0006】スペーサー3は、その断面形状が円や楕円
に類するものになっていて、2枚の金属板に点接触また
は線接触することにより接触面積が極めて微少であるか
ら、2枚の金属板の間の熱の伝導を抑制するヒートブリ
ッジ緩和作用を備え、さらに音を直接伝えることなく分
散させることができるから防音作用をも備えている。ス
ペーサー3を設ける間隔は金属ケース2の強度と内部の
真空度を考慮して適当に設定する。
【0007】図2は防音断熱部材の第2の実施の形態を
示したものである。図1に示したものと全く同じ構造を
した防音断熱部材1の金属ケース2の外側面に、常温硬
化型ガラスセラミックス素材を(例えば10〜50ミク
ロンの厚さで)コーティングし全体をコーティング層4
で覆った構造をしている。これにより金属ケース2のガ
スバリア性能を向上させ、併せて金属ケース2の酸化、
腐食等による劣化を防止することができ、製品の長寿命
化をはかることができる。コーティング層4の素材とし
て常温硬化型ガラスセラミックス素材を用いたことによ
り、コーティングの工程に焼成が不要となることから製
造工程が簡略化されかつ熱エネルギーの使用を節約する
ことができる。
【0008】図3は、図1または図2の防音断熱部材1
を内蔵した防音断熱建材の実施の形態を示したものであ
る。防音断熱建材5は、2枚の建材6の間に防音断熱部
材1を挾持しその周縁を密閉した構造をしている。2枚
の建材6は、コンクリート素材を押し出し成形、プレキ
ャスト成形等周知の手法で板状に成形したものであり、
その(少なくとも)内側面に点状または線状の多数の突
起7が形成され、その先端が防音断熱部材1の両面に当
接して支持するようになっている。このため、2枚の建
材6と防音断熱部材1とは互いに点接触または線接触し
ていて、一方の建材6から防音断熱部材1に、さらに他
方の建材6に熱および音が伝わりにくくなっているか
ら、防音断熱部材1そのものの防音作用および断熱作用
と相俟って非常に優れた防音断熱効果をもたらすもので
ある。
【0009】防音断熱建材5を構成する建材6内に、ア
ラミド繊維メッシュ、カーボンファイバーメッシュ等に
よる構造強化材を設けることにより、さらに強度的に優
れた広い面積を有する薄型で軽量の防音断熱建材5を作
ることができる。また、防音断熱建材5を構成する2枚
の建材6の外側面または内側面あるいはその両面に、図
2の防音断熱部材1に形成したのと同様の常温硬化型ガ
ラスセラミックス素材からなるコーティング層を形成し
ておくことにより、ガスバリア性能の向上、製品の劣化
防止、長寿命化等の更なる効果を期待することができ
る。またさらに、防音断熱部材1の内部にゼオライト、
その他周知のガス吸着剤を少量封入しておけば、経時変
化による真空度の劣化を防止することができ、製品の半
永久的な長寿命化をもたらすことができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の真空層
を備えた防音断熱部材および防音断熱建材は、真空層の
真空度を長期間にわたって維持することができ、防音性
能および断熱性能に優れ、経時変化による製品の劣化が
少なく、容易に大型化することができかつ大型化しても
薄型で軽量であり強度的にも優れているという数々の実
用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の防音断熱部材の断面図
【図2】第2の防音断熱部材の断面図
【図3】防音断熱建材の断面図
【符号の説明】
1 防音断熱部材 2 金属ケース 3
スペーサー 4 コーティング層 5 防音断熱建材 6
建材 7 突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の金属板を微少間隔をおいて対向配
    置し周縁を密閉してなる金属ケースの内部に前記2枚の
    金属板に点接触または線接触するスペーサーを設けると
    ともに前記金属ケースの内部を真空にしたことを特徴と
    する真空層を備えた防音断熱部材。
  2. 【請求項2】 互いに対向する面にそれぞれ突起を形成
    した2枚の板状の建材により請求項1の防音断熱部材を
    挾持し2枚の建材と防音断熱部材とが点接触または線接
    触するようにしその周縁を密閉したことを特徴とする真
    空層を備えた防音断熱建材。
  3. 【請求項3】 前記防音断熱建材の外側面、内側面また
    は防音断熱部材の外側面に常温硬化型ガラスセラミック
    ス素材をコーティングしたことを特徴とする請求項2の
    真空層を備えた防音断熱建材。
  4. 【請求項4】 前記防音断熱部材の内部にガス吸着剤を
    封入したことを特徴とする請求項1の真空層を備えた防
    音断熱部材もしくは請求項2または請求項3の真空層を
    備えた防音断熱建材。
JP10363782A 1998-12-08 1998-12-08 真空層を備えた防音断熱部材および防音断熱建材 Pending JP2000170280A (ja)

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JP2021525394A (ja) * 2018-06-05 2021-09-24 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. クライオスタット及び超電導コイルの層を含むアセンブリ及び当該アセンブリが設けられたモータシステム

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US11592756B2 (en) 2018-06-05 2023-02-28 Asml Netherlands B.V. Assembly comprising a cryostat and layer of superconducting coils and motor system provided with such an assembly
US11860553B2 (en) 2018-06-05 2024-01-02 Asml Netherlands B.V. Assembly comprising a cryostat and layer of superconducting coils and motor system provided with such an assembly

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