JP2019532203A - 断熱グレージングユニット、特に、三重断熱グレージングユニット、及び断熱グレージングユニットの製造方法 - Google Patents

断熱グレージングユニット、特に、三重断熱グレージングユニット、及び断熱グレージングユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、以下を含む、断熱グレージングユニット、特に、三重断熱グレージングユニットに関する:− 周辺スペーサーフレーム(4’)を形成するように形作られており、かつ内部領域(9)の範囲を定める、少なくとも一つのスペーサー(4);− このスペーサーフレーム(4’)の第一のペイン接触面(4.1)に配置された第一の外部ペイン(3a)、及びこのスペーサーフレーム(4’)の第二のペイン接触面(4.2)に配置された第二の外部ペイン(3b);− 少なくとも一つの保持プロファイル(1)の少なくとも一つの中間スペース(7)に導入されている、少なくとも一つの中央ペイン(2)、ここで、この保持プロファイル(1)は、中央ペイン(2)を縁取る、周辺保持プロファイルフレーム(1’)を形成するように形作られている;ここで、中央ペイン(2)は、このスペーサーフレーム(4’)の内部領域(9)内であって、外部ペイン(3a、3b)の間に、保持プロファイルフレーム(1’)とともに配置されている。

Description

本発明は、断熱グレージングユニット、特に、三重断熱グレージングユニット、及び断熱グレージングユニットの製造方法とその使用に関する。
ガラスの熱伝導率は、コンクリート又は類似する建築材料の熱伝導率よりも、おおよそ2倍から3倍低い。しかしながら、ほとんどの場合において、ガラスペインは、れんがやコンクリートでできた相当する要素よりもかなり薄く設計されるので、建物は、しばしば、外部グレージングを介して、最も多くの熱を失う。暖房及び空調システムのために必要な増加する費用は、過小評価できない建築物の維持管理費用の一部を占める。さらに、より厳格な建築規制の結果、二酸化炭素の排出量をより低くすることが求められている。主として、ますます急速に高騰する原材料価格及びより厳しい環境保護制約の結果として、三重断熱グレージングユニット又は3つを超えるペインを有する多重グレージングユニットなしでは、もはや、建築構造の分野を思い描くことはできず、三重断熱グレージングユニット又は多重グレージングユニットは、こうした問題の解決策に対する重要な取り組みとなっている。
三重断熱グレージングユニットは、通常は、2つの個々のスペーサーで互いに分離されている、ガラス又はポリマー材料でできている3つのガラスペインを含む。追加のスペーサーを用いて、二重グレージングに、もう一つのペインを置く。この2つのスペーサーは、全く同じ高さで取り付けられなければならないので、そのような三重グレージングユニットのアセンブリの間は、非常にわずか許容誤差を維持しなければならない。したがって、三重グレージングユニットのアセンブリは、もう一つのペインのアセンブリのために、追加の工場設備の構成部分を設置しなければならないか、又は従来の工場設備を多重に経るという時間のかかる作業が必要になるので、二重グレージングユニットのアセンブリに比べて、著しくより複雑である。そのようなスペーサーは、例えば、欧州特許出願公開第0 852 280 A1号公報から知られている。
国際公開第2010/115456 A1号、国際公開第2014/198431 A1号、及び国際公開第2016/046081 A1号には、2つの外部ペインと、1つ又は複数の中央ペインを含む、多重ガラスペインの複数の中空チャンバーを有する、中空なプロファイルのスペーサーが開示されている。ここでは、中央ペインは、それぞれの場合に、スペーサーの溝の形状の収容プロファイルに取り付けられている。このスペーサーは、両方ともポリマー材料からできていてよく、また、ステンレス鋼又はアルミニウムのような剛性金属からなるものでもあってもよい。
国際公開第2010/115456 A1号、国際公開第2014/198431 A1号、及び国際公開第2016/046081 A1号に記載されている、溝に中央ペインを収容することができるスペーサーは、ただ一つの、単一のスペーサーを設置しなければならない、という利点を有しており、したがって、先行技術の三重グレージングユニットにおける2つの個々のスペーサーを調整する工程は、取り除かれている。中央ペインがガタガタと音を立てて、ぐらつくのを回避するために、中央ペインは、ガスケットを使用して固定される。ガスケットは、特に、ブチル、アクリレート又はホットメルトをベースとする接着剤を含むか、又はそうした接着剤からできている。しかしながら、それと同時に、2つのペイン間スペースは、互いに密閉してシールされるので、このガスケットは、内部ペイン間スペースの間にある空気の交換をも妨げる。これは、それぞれのペイン間スペースの間の均圧化が、何ら起こらないという不都合を有している。建物内部に面したペイン間スペースと、建物外部に面したペイン間スペースとの間に温度差がある場合、この2つのペイン間スペースの間に圧力差が生じる。ペイン間スペースが密閉してシールされている場合は、均圧化は起こり得ず、その結果、中央ペインに、高い機械的荷重がかかることになる。中央ペインの安定性を増加させるためには、より厚いペイン及び/又はプレストレスしたペインを使用しなければならない。これは、材料及び製造のコストを増加させることにつながる。
このため、本発明の目的は、経済的に、かつ環境に配慮した様式で製造することができる、改善された断熱グレージングユニットを提供することである。
本発明の目的は、独立請求項1に記載の断熱グレージングユニットによって、本発明に従って達成される。好ましい実施態様は、その従属請求項から明らかである。
本発明は、少なくとも、以下を含む、断熱グレージングユニットを包含する:
− 周辺スペーサーフレームを形成するように形作られており、かつ内部領域を囲む、少なくとも一つのスペーサー;
− このスペーサーフレームの第一のペイン接触面に配置された第一の外部ペイン、及びこのスペーサーフレームの第二のペイン接触面に配置された第二の外部ペイン;
− 少なくとも一つの保持プロファイルの少なくとも一つの中間スペースに導入されている、少なくとも一つの中央ペイン、ここで、この保持プロファイルは、中央ペインを縁取る、周辺保持プロファイルフレームを形成するように形作られている;
ここで、保持プロファイルフレームを有する中央ペインは、このスペーサーフレームの内部領域内であって、第一の外部ペインと第二の外部ペインの間に配置されている。
本発明の一つの有利な実施態様は、正確に3つのペイン、すなわち、第一のペイン、第二のペイン、及び中央ペインを有する、三重断熱グレージングユニットである。本発明の別の有利な実施形態は、正確に4つのペイン、すなわち、第一のペイン、第二のペイン、及び2つの中央ペインを有する、四重断熱グレージングユニットである。むろん、本発明により、五重断熱グレージングユニット、あるいは六重又はそれを超えるペインを有する断熱グレージングユニットを製造することもできる。
したがって、本発明は、保持プロファイルの中間スペースに固定されており、かつ、保持プロファイルで完全に縁取られて、保持プロファイルフレームを形成している、中央ペインから作製されたモジュールを含む。
保持プロファイルとスペーサーとは、互いに独立した、2つの別個の部分であると理解される。保持プロファイルとスペーサーとは、ワンピースの部分に統合されない。これは、スペーサーと保持プロファイルの両者について、形状及び材料を、それぞれの機能にとって最適なものに調整することができる、という特別な利点を有する。したがって、スペーサーは、より硬質なプラスチックで、例えば、ガラス繊維強化プラスチックでできていてよく、かつフレームに組み込まれる前及びフレームに組み込まれる間に、断熱グレージングにある一定の安定性を与えることができる。同時に、1つ又は複数の中央ペインの、張力のない設置のために、保持プロファイルを最適化することができる。例えば、より柔軟なプラスチックを選択することによって、保持プロファイルは、1つ又は複数の中央ペインを確実に固定する一方で、それにもかかわらず、中央ペインが熱膨張する間でも、ある一定の動きを許容し、かつ可撓性である。同時に、単純な様式で、保持プロファイルを設計することができ、それによって、わずかなガス交換及び均圧化を、内部領域全体で起こすことができるようにされており(例えば、空隙、製造の許容誤差、選択的な凹部、開口部及びホールによって)、特に、第一の内部サブ領域(第一の外部ペインと中央ペインの間)と第二の内部サブ領域(中央ペインと第二の外部ペインの間)との間で、ガス及び圧力の均等化を起こすことができるようにされている。
この張力の低い又は張力のない設置のおかげで、中央ペインは、先行技術の断熱グレージングユニットよりも薄いものを選択することができ、結果として、重量を減らして、材料を節約することができる。さらに、中央ペインは、機能性コーティングを具備することができ、ここで、この機能性コーティングは、中央ペインの片側、又は中央ペインと外部ペインの一つとの間の、ペイン間スペースの片側の加熱をもたらすものである。生じる温度膨張は、本発明に従う保持プロファイルによって、広い範囲で補うことができる。
スペーサーは、中央ペインに対して、何ら直接的な把持機能を有していないので、経済的で標準化されたスペーサーを、二重グレージングユニットに使用することができる。そのようなスペーサーは、そのシーリング機能及びその断熱特性の観点から、技術的に相当に開発されており、かつ最適化されている。断熱グレージングユニットの内部でのガス及び圧力の均等化を起こすことができるにもかかわらず、スペーサーのシーリング機能、及び断熱グレージングユニットの内部領域の密閉したシーリングは、先行技術の二重又は多重グレージングユニットと同様に維持される。これらのすべては、当業者にとって、予想外のことであり、かつ驚くべきことであった。
有利な実施態様では、スペーサーは、内部表面及び外部表面によって結合された、第一のペイン接触面及び向かい側に配置された第二のペイン接触面からなり、少なくとも一つの中空チャンバーを形成している。
本発明によるスペーサーフレームの有利な実施態様において、内部領域は、スペーサーフレームによって完全に縁取られている。内部領域は、スペーサーフレームの内部の幅、長さ、及び高さによって、範囲を定められる容積である。完成品の断熱グレージングユニットでは、互いに向かい合うスペーサーの側面は、外部ペインに結合されており、それによって、内部領域は、スペーサーフレーム及びこの2つの外部ペインの対応する領域によって範囲を定められる。
有利な実施形態では、保持プロファイルは、本体、好ましくは、矩形本体を含み、この本体は、中央ペインに向かい合う面に、2つの保持ストリップを有しており、ここで、この保持ストリップは、その中に中央ペインを配置することができる中間スペースを形成している。このことは、保持ストリップを、非常に小さく、かつ視覚的に目立たないように設計でき、したがって、保持プロファイルフレームを、非常に軽い重量で、かつ審美的に魅力的なものに設計することができる、という特別な利点を有する。
特に有利な実施態様では、保持プロファイルは、本体、好ましくは、矩形本体からなり、この本体は、中央ペインに向かい合う面に、2つの保持ストリップを有しており、ここで、この保持ストリップは、その中に中央ペインを配置することができる、中間スペースを形成している。
有利には、保持プロファイル本体は、0.2mmから5.0mm、特に好ましくは、0.5mmから2.0mmの高さhを有する。有利には、保持プロファイル本体は、10.0mmから70.0mm、特に好ましくは、20.0mmから50.0mmの幅bを有する。
有利には、保持ストリップは、0.1mmから7.0mm、特に好ましくは、0.5mmから3.0mmの高さhを有する。有利には、保持ストリップは、0.1mmから2.0mm、特に好ましくは、0.5mmから1.0mmの幅bを有する。保持ストリップ間の距離は、広範囲にわたって変化させることができ、かつ中央ペインの厚さに適合させることができ、それによって、中央ペインを確実に固定することができるようになっている。
有利な実施態様では、保持プロファイルは、本体、好ましくは、矩形本体を含み、ここで、中央ペインを収容するための中間スペースを形成する溝が、この本体の、中央ペインに向かい合う面に成形されている。特に有利な実施態様では、保持プロファイルは、本体、好ましくは、矩形本体からなり、ここで、中央ペインを収容するための中間スペースを形成する溝が、この本体の、中央ペインに向かい合う面に成形されている。溝の幅は、広範囲にわたって変化させることができ、かつ中央ペインの厚さに適合させることができ、それによって、中央ペインを確実に固定することができるようになっている。
本発明の有利な発展形態では、保持プロファイルの本体は、中央ペインに向かい合う面に、2つ、3つ、又はこれを超える中間スペースを有しており、この中間スペースは、2つ、3つ、又はこれを超える中央ペインを収容し、かつ固定する役割を果たす。したがって、プロセス技術の観点から、特に単純な様式で、四重グレージングユニット、五重グレージングユニットを製造することができ、又は合計で5つを超えるペインから、多重グレージングユニットを製造することができる。
本発明の有利な実施態様では、保持プロファイルの本体は、中央ペインの反対側を向いた面に、少なくとも2つのスペーシングストリップ、好ましくは、4つのスペーシングストリップを有する。有利には、スペーシングストリップは、0.1mmから1mm、特に好ましくは、0.2mmから0.5mmの高さhを有する。有利には、スペーシングストリップは、0.1mmから1mm、特に好ましくは、0.2mmから0.5mmの幅bを有する。
スペーシングストリップは、連続するものであってよく、それぞれの保持プロファイル本体の長さ全体にわたって延在することができる。あるいは、スペーシングストリップは、不連続なものとすることができ、保持プロファイルの本体に沿った複数の部分のみに延在するものとすることができる。この不連続部分の長さは、好ましくは、0.5mmから50cm、特に好ましくは、1cmから20cmである。
有利な実施態様では、スペーシングストリップ又は不連続なスペーシングストリップは、中間スペースの反対側を向いている本体の表面に、中間スペースに対して両側に配置される。
本発明の有利な実施態様では、保持プロファイルは、ワンピースなものとして作られ、好ましくは、中実材料から作られており、言い換えれば、保持プロファイルの内部には、空洞がない。
本発明の有利な実施態様では、保持プロファイルは、プラスチックでできており、好ましくは、スペーサーの材料よりも柔軟なプラスチックでできている。
保持プロファイルは、好ましくは、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、好ましくは、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルエステル(ASA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレン−アクリロニトリル(SAN)、PET/PC、ポリプロピレン(PP)、PBT/PC、及び/又はこれらのコポリマー若しくは混合物を含む。
特に好ましくは、保持プロファイルは、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、好ましくは、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルエステル(ASA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレン−アクリロニトリル(SAN)、PET/PC、ポリプロピレン(PP)、PBT/PC、及び/又はこれらのコポリマー若しくは混合物でできている。
保持プロファイルは、ガラス繊維で強化することができる。保持プロファイルにおけるガラス繊維含量の選択によって、熱膨張係数を変化させることができ、かつ適合させることができる。保持プロファイルの熱膨張係数を適合させることによって、異なる材料間の温度によって誘発される張力を回避することができる。保持プロファイルは、好ましくは、20%〜50%の、特に好ましくは、30%〜40%のガラス繊維含量を有する。同時に、保持プロファイルにおける、このガラス繊維含量は、強度及び安定性を改善する。
保持プロファイルは、中実材料でできていてよい。あるいは、保持プロファイルは、発泡材料でできていてよく、特に発泡プラスチック、例えば、発泡させた上記のプラスチックでできていてよい。それぞれの発泡の程度によって、プラスチックの硬度を、選択的に調整することができる。
本発明の別の有利な実施態様では、保持プロファイルは、天然又は合成ゴム、好ましくは、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、及び/又はポリイソプレンゴム(IR)を含むか、又はそれでできている。
本発明の別の有利な実施態様では、保持プロファイルは、アルミニウム又はステンレス鋼のような金属を含むか、又はそれでできている。
本発明の有利な実施態様では、保持プロファイルは、保持プロファイルの中央ペインに向かい合う面を、中央ペインの反対側を向いた面につなぐ、少なくとも一つの貫通開口部を有する。この開口部は、断熱グレージングを保護ガスで充填する間の、ガス交換を容易にするだけでなく、スペーサーの中空チャンバー内の乾燥剤への、内部領域から出る湿気の拡散をも容易にする。この開口部は、保持プロファイルの外側からペインの内部領域への、ガス透過性の通路を提供する。この開口部は、好ましいサイズとして、0.1mm×0.1mmから5mm×5mmの大きさを有し、好ましくは、正方形、矩形、円形、楕円形、又は任意の形状とすることができる。
有利な実施態様では、少なくとも1つの、又は少なくとも2つの、又は少なくとも3つの、好ましくは、正確に1つの、又は正確に2つの、又は正確に3つの、又は正確に4つの、又は正確に5つの、又は正確に6つの、又は正確に7つの、又は正確に8つの、又は正確に10の、又は正確に11の、又は正確に12の開口部を、保持プロファイル本体の中間スペースに対して、それぞれの側に配置する。
特に有利なものは、保持プロファイルにおける貫通開口部と、スペーシングストリップとの組み合わせであり、特に、保持プロファイルの本体に沿った複数の部分にのみ配置されている不連続なスペーシングストリップとの組み合わせである。この開口部、及びスペーシングストリップの不連続な部分は、例えば、異なる内部(サブ)領域間でガス交換を行うことができるように配置することができる。言い換えれば、この開口部とスペーシングストリップとは、チャネルシステムを形成し、これを通じて、スムーズなガス交換を起こすことができる。
本発明による開口部及び/又は保持プロファイル本体のスペーシングストリップは、それぞれの場合に、独立して、及び特に組み合わせて、いくつかの特別な利点を有する。
まず、これらは、スペーサーフレームの内部領域での、保持プロファイルフレームと中央ペインとのアセンブリの間に、密閉された中間空間(内部サブ領域)から、空気又は保護ガスを逃がすことを容易にする。さらに、ペイン間の内部(サブ)領域に保護ガスを充填する間の、ガス交換を容易にする。さらには、ペイン間の内部(サブ)領域からスペーサーの中空チャンバーの乾燥剤への、湿気の拡散を容易にする。
さらに、内部サブ領域間の圧力変動は、よりたやすく相殺される。圧力変動は、断熱グレージングユニットが、日常的な使用で、激しい温度変動にさらされ、かつ内部側と外部側との温度差にさらされる、という事実に基づくものである。例えば、圧力変動は、断熱グレージングユニットの内部領域と外部領域との異なる温度が原因となることはもちろん、太陽光による加熱及び影による冷却が原因となっても生じる。断熱グレージングユニットでは、ペインの一つは、しばしばコーティングされており、例えば、可視光に対して透過性である赤外線反射コーティングで、コーティングされている。2つを超えるペインを有している多重グレージングでは、内部ペイン(中央ペインとも称される)は、しばしばコーティングされており、例えば、可視光に対して透過性である赤外線反射コーティングで、コーティングされている。このようなコーティングは、太陽光で大いに加熱され、それによって、特に大きな温度差が生じるようになっている。
断熱グレージングユニットのペイン内部(内部領域とも呼ばれる)は、通常は、密閉してシールされて、周囲とのガス及び湿気の交換を妨げる。グレージングユニットがさらされる温度変動は、個々のペイン間の、ガスが充填され、シールされた内部サブ領域における温度差をもたらし、したがって、内部サブ領域におけるガスの、異なる容積変化をもたらす。このことは、結果として、1つ又は複数の中央ペインの望ましくない機械的荷重をまねき、結局のところは、1つ又は複数の中央ペインを、より大きな厚さを有する寸法にしなければならない、という事実につながる。
開口部及び/又はスペーシングストリップを含むシステムの結果として、内部サブ領域間の均圧化が起こり、1つ又は複数の中央ペインの機械的荷重を低減させることができる。このため、中央ペインを、特に薄くすることができる。
スペーサーは、スペーサー本体を含む。スペーサー本体は、好ましくは、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、好ましくは、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルエステル(ASA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレン−アクリロニトリル(SAN)、PET/PC、ポリプロピレン(PP)、PBT/PC、及び/又はこれらのコポリマー若しくは混合物を含むか、又はそれでできている。
スペーサー本体は、好ましくは、ガラス繊維で強化される。スペーサー本体におけるガラス繊維含量の選択によって、スペーサー本体の熱膨張係数を変化させ、かつ適合させることができる。スペーサー本体と断熱フィルムの熱膨張係数を適合させることによって、異なる材料間の温度によって誘発される張力及び断熱フィルムの剥離を回避することができる。スペーサー本体は、好ましくは、20%〜50%の、特に好ましくは、30%〜40%のガラス繊維含量を有する。同時に、スペーサー本体における、このガラス繊維含量は、強度及び安定性を改善する。
スペーサー本体は、好ましくは、内部領域に向かい合う面に沿って、10mmから70mmの、特に好ましくは、20mmから50mmの幅bを有する。正確な幅bは、断熱グレージングユニットの寸法及び内部領域の望ましい大きさによって制御される。スペーサー本体は、好ましくは、ペイン接触面に沿って、5mmから8mmの、特に好ましくは、6.5mmの総高を有する。
スペーサー本体は、好ましくは、少なくとも一つの中空チャンバーを有する。スペーサーは、好ましくは、乾燥剤を有している。乾燥剤は、中空チャンバー内に組み入れられるか、又はスペーサー本体それ自体に組み込まれる。このとき、断熱グレージングユニットのアセンブリの直前に、乾燥剤を中空チャンバーに充填することができる。したがって、完成品の断熱グレージングユニットにおいて、乾燥剤の特に高い吸収容量が確保される。乾燥剤は、好ましくは、シリカゲル、モレキュラーシーブ、CaCl、NaSO、活性炭、シリケート、ベントナイト、天然ゼオライト、合成ゼオライト、及び/又はこれらの混合物を含むか、又はこれらからなる。
本発明の有利な実施形態において、外部ペイン間の内部領域、及びスペーサーフレーム内の内部領域は、保護ガスで、好ましくは、不活性ガスで、特に好ましくは、アルゴン、クリプトン、又はこれらの混合物で充填することができる。その結果、断熱グレージングの特に良好な断熱(すなわち、特に低い伝熱値)を達成することができる。
本発明による断熱グレージングユニットの有利な実施態様において、
− 外部領域が、スペーサーフレームの外部表面と、外部ペインの外部縁部との間の、周辺に全面的に、シール、好ましくは、有機ポリスルフィドでできたシールを含み、かつ
− 外部ペインとスペーサーフレームを含むペインのアセンブリが、密閉してシールされている。
その結果、特に低いガス交換及び特に良好な断熱性を有する、断熱グレージングユニットを得ることができる。
本発明は、さらに、少なくとも2つの外部ペイン、外部ペインの縁部領域の外部ペイン間の周辺に配置されたスペーサー、内部領域に配置された、中央ペイン及び保持プロファイルフレームを含むモジュール、シーリング特性を有する接着剤を含む接着結合、及び外部シール層を含む、断熱グレージングユニットを含む。接着剤は、シーリング剤として、及び安定化のために、第一の外部ペインと第一のペイン接触面の間、及び第二の外部ペインと第二のペイン接触面の間に施用される。スペーサーフレームは、外部ペインの外部縁部に対して引っ込んでおり、それによって、2つの外部ペインは、スペーサーを越えて突出するようになっている。スペーサーと外部ペインとの間の外部領域に、このようにして形成された周辺の中間空間は、シール、好ましくは、プラスチックのシーリング化合物で充填される。この外部空間は、内部領域と反対側に位置しており、2つの外部ペイン及びスペーサーによって範囲を定められる。このシールは、スペーサーの断熱フィルムと接している。シールは、好ましくは、ポリマー又はシラン変性ポリマーを含み、特に好ましくは、ポリスルフィド、シリコーン、RTV(室温加硫)シリコーンゴム、HTV(高温加硫)シリコーンゴム、過酸化物加硫シリコーンゴム及び/又は付加加硫シリコーンゴム、ポリウレタン、ブチルゴム、及び/又はポリアクリレートを含む。
外部ペイン及び中央ペインは、ガラス、特に、ソーダ石灰ガラス及び/又は透明なポリマーのような材料を含む。外部ペイン及び中央ペインは、好ましくは、85%を超える光透過性を有する。基本的に、外部ペイン及び中央ペインは、様々な形状とすることが可能であり、例えば、長方形、台形、及び丸みを帯びた形状とすることができる。外部ペイン及び中央ペインは、好ましくは、熱保護コーティングを有する。この熱保護コーティングは、好ましくは、銀を含む。
本発明による断熱グレージングユニットの有利な実施態様では、モジュールが、中央ペイン及び保持プロファイルフレームから形成され、それによって、(第一の外部ペインと中央ペインの間の)第一の内部サブ領域と、(中央ペインと第二の外部ペインとの間の)第二の内部サブ領域の間で、ガス及び/又は圧力の交換を生じさせることができる。
このために、保持プロファイルフレームは、好ましくは、スペーサーフレームと保持プロファイルフレームとの接触面が、切欠部又はガス透過性領域、例えば、空隙(ギャップ)、製造誤差、又はホールを有するような寸法を有する。言い換えれば、保持プロファイルフレームは、スペーサーフレームに、密閉されずに配置される。それと独立して又は組み合わせて、保持プロファイルフレームは、その本体に、ガス及び圧力の交換を可能にする開口部を有することができる。それと独立して又は組み合わせて、保持プロファイルフレームの材料は、非常に柔軟なものから選択されるので、外部ペインの一方の方向への中央ペインのわずかな動きによって、ある一定の均圧化が起こる。それと独立して又は組み合わせて、スペーシングストリップは、不連続な部分、又はガス及び圧力の均一化を可能にする切欠部を有することができる。
本発明の別の態様は、断熱グレージングユニット、特に、三重断熱グレージングユニットを製造する方法を含み、ここで、少なくとも、
(a) − 少なくとも一つの中央ペインを、少なくとも一つの保持プロファイルの少なくとも一つの中間スペースに導入し、ここで、保持プロファイルが、中央ペインを縁取る周辺保持プロファイルフレームを形成するように形作られており、かつ
− 第一の外部ペインを、スペーサーの第一のペイン接触面に結合し、ここで、このスペーサーは、第一の外部ペインの縁部領域で周辺スペーサーフレームを形成し、かつ内部領域を、好ましくは完全に囲むように形作られており、
(b)保持プロファイルフレームを有する中央ペインを、スペーサーフレームの内部領域に配置し、
(c)第二の外部ペインを、このスペーサーの第二のペイン接触面に結合し、かつ
(d)第一の外部ペイン、第二の外部ペイン、及びスペーサーフレームを含むペインのアセンブリを、一緒にプレスして、固定して結合する。
したがって、中央ペイン及び保持プロファイルフレームを含む、モジュールを有する内部領域は、密閉してシールされ、このモジュールは、断熱グレージングユニットの内部領域に、確実に固定される。
本発明による断熱グレージングユニットを製造するための、本発明による方法の発展形態では、工程(c)の後であって、工程(d)の前に、外部ペインの間の内部領域を、保護ガスで、好ましくは、不活性ガスで、特に好ましくは、アルゴン、クリプトン、又はそれらの混合物で充填する。
本発明による方法の発展形態では、第一の外部ペイン、第二の外部ペイン、及びスペーサーフレームを含む、ペインのアセンブリを、密閉し、一緒にプレスした後で、スペーサーフレームの外部表面と、外部ペインの外部縁部の間の、外部領域の周辺に、好ましくは、周辺に全面的に、シールを充填する。
保護ガスでの内部領域の充填は、例えば、スペーサーフレームの異なる面、好ましくは向き合う面に配置された、2つの通路を通じて行うことができ、この2つの通路が、外から内部領域への、及び内部領域から外への、ガスの通過を可能にする。したがって、内部領域にある空気は、第一のガス通路から吸引することができ、かつ保護ガスを、第二のガス通路から内部領域へ充填することができる。通路は両方とも、保護ガスの充填後にシーリング剤でシールされ、このシールによって密閉される。
本発明による断熱グレージングユニット、及び特に、本発明による三重断熱グレージングユニットは、好ましくは、屋内及び屋外の建造物及び構造物において使用される。
以下に、本発明を、図面及び実施例を参照して詳細に説明する。図面は、完全に概略的に表現したものであり、かつ縮尺どおりではない。図面は何ら本発明を限定するものではない。
図1Aは、保持プロファイルフレームによって縁取られている中央ペインの平面図である。 図1Bは、図1Aの保持プロファイルフレームによって縁取られている中央ペインの断面の透視図である。 図2は、保持プロファイルを有する中央ペインの詳細を示した図である。 図3は、本発明による断熱グレージングの断面図である。 図4は、本発明による断熱グレージングの製造方法の間における、本発明による断熱グレージングの概略図である。 図5は、本発明による方法の可能な実施態様のフローチャートである。 図6は、本発明によるモジュールの、代替的な実施態様の断面の透視図である。
図1Aは、本発明による保持プロファイルフレーム1’によって縁取られた、中央ペイン2の平面図を示している。図1Bは、図1Aの本発明による保持プロファイルフレーム1’によって縁取られた、中央ペイン2の断面の透視図を示している。
保持プロファイルフレーム1’は、保持プロファイル1の4つの部分からなり、それぞれの場合に、この4つの部分は、矩形の中央ペイン2の側面に配置されている。それぞれの場合に、保持プロファイル1の4つの部分は、中央ペイン2の角で90°の角度で結合している。保持プロファイル1の本体1.1は、2つの保持ストリップ6を有しており、ここで、中央ペイン2による突出部分において、この保持ストリップ6は、互いに上下に合同に配置されているので、図1Aの図中では、この図の平面の上部に位置している、1つの保持ストリップ6のみが見えている。この2つの保持ストリップ6が、中間スペース7を形成する。中央ペイン2の縁部領域は、それぞれの場合に、凹部7に固定され、かつこの保持ストリップ6によって、保持プロファイルフレーム1’に固定される。
この結果、モジュール10は中央ペイン2を含み、この中央ペイン2は、保持プロファイル1の保持ストリップ6によって形成された中間スペース7に固定されており、かつ、保持プロファイル1によって完全に縁取られて、保持プロファイルフレーム1’を形成している。
この実施例では、保持プロファイル1は、内部に空洞のない、中実な本体1.1からなる。本体1.1、保持ストリップ6、及びスペーシングストリップ8を含む保持プロファイル1は、例えば、ワンピースのものであり、単一の材料でできている。保持プロファイル1は、例えば、中実な材料から作製され、言い換えれば、保持プロファイル1は、空洞がないものとして形成される。保持プロファイル1はまた、例えば、発泡させた、スチレン−アクリロニトリル(SAN)でできている。保持プロファイル1のプラスチックは、柔軟なものから選択され、それによって、保持プロファイル1が、中央ペイン2の、ほとんど張力のない取り付けを可能にするようにされているが、それと同時に、中央ペイン2を確実に固定するようにされている。保持プロファイル1の本体1.1の幅bは、例えば、20mmである。その厚さ、すなわち、保持プロファイル1の本体1.1の高さhは、例えば、1.5mmである。保持ストリップ6の高さhは、例えば、3mmであり、その幅bは、例えば、1mmである。
図2は、保持プロファイル1で固定された中央ペイン2の断面の詳細を示している。この保持プロファイルは、矩形の本体1.1を有している。本体1.1は、中央ペイン2に向かい合う面に、2つの保持ストリップ6を有しており、この2つの保持ストリップ6が、中間スペース7を形成している。中央ペイン2は、縁部領域が、中間スペース7に配置されている。例えば、本体1.1は、中央ペイン2とは反対側の面に、4つのスペーシングストリップ8を有する。スペーシングストリップ8は、中央ペイン2と保持プロファイルフレーム1’とを有するモジュール10を、その後の断熱グレージングユニット100に滑り込ませることを容易にする。さらに、スペーシングストリップ8は、断熱グレージングユニット100の内部を、保護ガスで充填することを容易にする。スペーシングストリップ8は、連続したものとすることができ、かつそれぞれの保持プロファイル1の長さ全体にわたって延在することができる。あるいは、保持プロファイル1は、不連続であってもよく、保持プロファイル1に沿った複数の部分のみに延在することができる。さらに、本体に、開口部を配置することもできる(この点については、図6を参照されたい)。
図3は、三重断熱グレージングユニットの実施例を用いて、本発明による断熱グレージングユニットを概略的に示すものである。断熱グレージングユニット100は、スペーサー4を含み、このスペーサー4は、周辺スペーサーフレーム4’を形成するように形作られており、かつこのフレームに沿って全面的に、内部領域9の範囲を定めている。保持プロファイルフレーム1’に固定されている中央ペイン2を含むモジュール10は、内部領域9に配置されている。例えば、このモジュール10は、図1A、図1B及び図2に記載されているモジュール10に対応している。モジュール10は、内部領域9を、第一の内部サブ領域9.1と第二の内部サブ領域9.2に、さらに分割する。第一の内部サブ領域9.1は、第一の外部ペイン3a、スペーサーフレーム4’の一部分、及び中央ペイン2によって、範囲を定められる。相応して、第二の内部サブ領域9.2は、第二の外部ペイン3b、スペーサーフレーム4’の一部分、及び中央ペイン2によって、範囲を定められる。スペーサー4は、例えば、国際公開第2016/046081 A1号から知られているような、二重断熱グレージングユニットにおける2つの外部ペインのための、先行技術で慣用のスペーサーである。
断熱グレージングユニット100の第一の外部ペイン3aは、接着結合5を介して、スペーサー4の第一のペイン接触面4.1に結合されており、その一方、第二の外部ペイン3bは、接着結合5を介して、第二のペイン接触面4.2に結合されている。さらに、接着結合5は、密閉効果を有しており、例えば、ポリイソブチレン又はブチルゴムでできている。
スペーサー4は、例えば、少なくとも一つの中空チャンバー42を有する、ポリマーのスペーサー本体41からなる。中空チャンバー42は、乾燥剤で充填されている。乾燥剤は、例えば、天然及び/又は合成ゼオライトのような、モレキュラーシーブを含む。スペーサー本体41は、内部領域9に向かい合う面に、複数の開口部(ここでは図示していない)を有しており、この開口部が、乾燥剤を有する中空チャンバー42と、内部領域9との間のガス交換を可能にする。その結果、乾燥剤は、断熱グレージングユニット100の内部領域9から、湿気を取り除くことができ、望ましくない曇りを防止し、かつ断熱グレージングユニット100の断熱性を向上させ、したがって、改善する。
断熱フィルム43が、スペーサー4の外部表面44、すなわち、スペーサー本体41の、中央ペイン2の反対側を向いた面に施用され、この断熱フィルム43は、断熱グレージングユニット100の内部領域9への、ポリマースペーサー本体41を通じた熱の移動を低減する。断熱フィルム43は、例えば、ポリウレタンホットメルト接着剤で、ポリマースペーサー本体41に固定される。断熱フィルム43は、例えば、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートでできた3つのポリマー層、厚さ50nmのアルミニウムでできた3つの金属層を含む。それぞれの場合に、金属層とポリマー層は、ポリマー層で形成された2つの外部層を有しながら、交互に施用される。つまり、層順序は、ポリマー層、続いて金属層、続いて接着剤層、続いてポリマー層、続いて金属層、続いて接着剤層、続いて金属層、続いてポリマー層、となる。
スペーサー本体41は、例えば、ガラス繊維強化スチレン−アクリロニトリル(SAN)でできている。スペーサー本体41の熱膨張係数は、スペーサー本体41におけるガラス繊維含量を選択することによって、変化させ、かつ適合させることができる。スペーサー本体41の熱膨張係数と断熱フィルム43の熱膨張係数とを適合させることによって、異なる材料間の温度によって誘発される張力、及び断熱フィルム43の剥離を回避することができる。例えば、スペーサー本体41は、35%のガラス繊維含量を有する。同時に、スペーサー本体41のガラス繊維含量は、強度及び安定性を向上させる。
第一の外部ペイン3a及び第二の外部ペイン3bは、スペーサー4を越えて突出しており、それによって、外部領域20を有する周辺縁部領域が作り出されるようになっている。外部領域20は、シール11で充填されている。シール11は、例えば、有機ポリスルフィドから形成されている。したがって、縁部シールの最適な機械的安定性が達成される。同時に、内部領域は、浸入する湿気、及び外部からの異物の影響から保護される。
第一の外部ペイン3a及び第二の外部ペイン3bは、例えば、厚さ3mmのソーダ石灰ガラスでできている一方、中央ペイン2は、厚さ2mmのソーダ石灰ガラスから形成されている。第一の外部ペイン3a及び第二の外部ペイン3bは、例えば、1000mm×1200mmの寸法を有する一方、中央ペイン2は、980mm×1180mmの寸法を有する。
図4は、本発明による断熱グレージングユニット100を製造するための、本発明による方法の個々の工程を示したものである。図5は、本発明による方法の可能な実施態様のフローチャートを示したものである。
S1: 第一の工程S1では、モジュール10を形成する。このために、中央ペイン2を、保持プロファイル1の中間スペース7に導入し、ここで、保持プロファイル1の4つの部分が、保持プロファイルフレーム1’の全周囲を形成するように成形されており、中央ペイン2を縁取っている。
S2: 第一の工程S2では、第一の外部ペイン3aを、スペーサー4の第一のペイン接触面4.1に結合し、ここで、スペーサー4は、第一の外部ペイン3aの縁部領域で周辺スペーサーフレーム4’を形成するように形作られている。スペーサーフレーム4’は、内部領域9(点線の枠として図4に示されている)を囲んでいる。内部領域9は、スペーサーフレームの内部で、幅、長さ、及び高さで範囲を定められる容積である。スペーサーフレーム4’は、第一の外部ペイン3aの縁部領域で内側にオフセットしており、スペーサーフレーム4’の外側周辺部と、第一の外部ペイン3aの縁部との間の外部領域20を形成している。スペーサー4の第一のペイン接触面4.1の、第一の外部ペイン3aへの結合は、結合前に、第一のペイン接触面4.1に施用された接着剤を使った接着結合5によってなされる。
もちろん、工程S1及びS2は、同時に行うこともでき、又は逆の順序で行うこともできる。
S3: 第三の工程S3では、中央ペイン2と保持プロファイルフレーム1’とを含むモジュール10を、スペーサーフレーム4’の内部領域9に配置する。スペーサーフレーム4’と保持プロファイルフレーム1’は、調和して組み合わせられ、それによって、保持プロファイルフレーム1’が、スペーサーフレーム4’内に、ぴったりと合うように配置することができるようになっている。特に、保持プロファイル1の幅bは、スペーサー4の幅bに等しいか、又はこれよりも小さい。中央ペイン2は、第一の外部ペイン3aに平行に配置されており、したがって、第一の外部ペイン3aから一定の距離に配置されている。
S4: 第四の工程S4では、第二の外部ペイン3bを、第二のペイン接触面4.2に結合する。この結合は、第二のペイン接触面4.2に施用された接着剤5を使用した、接着結合5によってなされる。モジュール10を、第一の外部ペイン3a及び第二の外部ペイン3bの間の、スペーサーフレーム4’の内部領域9に配置する。
S5: 第五の工程S4では、第一の外部ペイン3a、第二の外部ペイン3b、及びスペーサーフレーム4’を、一緒にプレスし、したがって、耐久性のある様式で、固定して結合する。
もちろん、四重グレージングユニット又は多重グレージングユニットを、2つ又はこれを超えるモジュール10を互いに平行に配置することによって製造することもできる。あるいは、モジュール10は、追加の中間スペース7に固定された、1つを超える中央ペイン2を有することもできる。追加の中間スペース7は、例えば、追加の保持ストリップ6によって形成することができる。この様式でもまた、四重グレージングユニット又は多重グレージングユニットを、経済的に製造することができる。
図6は、本発明による、代替的なモジュール10の断面の詳細を示したものであり、ここで、中央ペイン2は、代替の保持プロファイルフレーム1’に固定されている。この実施例では、保持プロファイルフレーム1’の保持プロファイル1は、複数の開口部12を有しており、ここでは、例えば、一つの側面につき2個の開口部12が、保持プロファイル1の本体1.1を貫通している。開口部12は、中央ペイン2に向かい合う面から、中央ペイン2の反対側を向いた面に、貫通した切欠部を形成する。開口部12は、とりわけ、断熱グレージングユニットを保護ガスで充填する間のガス交換だけでなく、内部領域9から、スペーサー4の中空チャンバー42にある乾燥剤への、湿気の拡散を容易にする。例えば、開口部12は、円形であり、例えば、2mmの直径を有する。
描写した実施例では、4つのスペーシングストリップ8は、例えば、それぞれの場合に、保持プロファイル1上に配置されている。スペーシングストリップ8は、複数の不連続部分14を有しており、例えば、3つの不連続部分14を、それぞれの場合に、各々10cmの長さで有する。スペーシングストリップ8の不連続部分14は、特に開口部12と組み合わせて、保護ガスを充填する間、及び使用場所でのその後の断熱グレージングユニット100の使用の間の両者で、第一の内部サブ領域9.1と第二の内部サブ領域9.2との間の、特に効果的かつ選択的なガス交換を可能にする。開口部12及びスペーシングストリップ8は、例えば、第一の内部サブ領域9.1と第二の内部サブ領域9.2との間で、ガス交換を行うことができるように配置される。言い換えれば、開口部12及びスペーシングストリップ8は、開放チャネルシステムを形成し、このシステムを通じてガス交換を行うことができる。
開口部12とスペーシングストリップ8との組み合わせは、多くの特別な利益をもたらす。まず、中央ペイン2を加えた保持プロファイルフレーム1’のアセンブリの間に、第一の内部サブ領域9.1からスペーサーフレーム4’の内部領域9へ、空気又は保護ガスを逃がすことを容易にする。さらに、ペイン間の内部サブ領域9.1、9.2を保護ガスで充填する間の、ガス交換を容易にする。さらに、内部サブ領域9.1、9.2から、スペーサー4の中空チャンバー42の乾燥剤への、湿気の拡散を容易にする。さらに、2つの内部サブ領域9.1、9.2の間の圧力変動は、よりたやすく相殺される。圧力変動は、日常的な使用で、断熱グレージングユニット100が、激しい温度変動にさらされ、かつ内部側と外部側との温度差にさらされる、という事実に起因するものである。その一方で、圧力変動は、断熱グレージングユニットの内部領域と外部領域とで、温度が異なることによって引き起こされるばかりか、太陽光による加熱及び影による冷却によっても引き起こされる。例えば、ペインの一つが、可視光に対して透過性である、赤外線反射コーティングでコーティングされている場合には、非対称加熱の効果が、さらに増幅される。この温度差は、ガスが充填され、シールされたペイン内部領域9における温度変動をもたらし、したがって、ペイン間の内部サブ領域9.1、9.2におけるガスの、異なる容積変化をもたらす。このことは、結果として、中央ペイン2の望ましくない機械的荷重をまねきうる。開口部12と不連続なスペーシングストリップ8とのシステムを用いて、内部サブ領域9.1、9.2間の均圧化が起こり、中央ペイン2の機械的荷重を低減させることができる。このことは、当業者にとって、予想外のことであり、かつ驚くべきことであった。
1 保持プロファイル
1.1 保持プロファイル1の本体
1’ 保持プロファイルフレーム
2 中央ペイン
3a、3b 外部ペイン
4 スペーサー
4.1 第一のペイン接触面
4.2 第二のペイン接触面
4.4 外部表面
4.5 内部表面
4’ スペーサーフレーム
5 接着結合
6 保持ストリップ
7 中間スペース
8 スペーシングストリップ
9 内部領域
9.1、9.2 内部サブ領域
10 モジュール
11 シール
12 開口部
14 不連続部分
20 外部領域
41 スペーサー本体
42 中空チャンバー
43 断熱フィルム
44 スペーサー4の外部表面
45 スペーサー4の内部表面
100 断熱グレージングユニット
スペーサー4の幅
スペーシングストリップ8の幅
保持プロファイル1の幅
保持ストリップ6の幅
スペーサー4の高さ
スペーシングストリップ8の高さ
保持プロファイル1の高さ
保持ストリップ6の高さ
S1、S2、S3、S4、S5 工程

Claims (15)

  1. 以下を含む、断熱グレージングユニット(100)、特に、三重断熱グレージングユニット:
    − 周辺スペーサーフレーム(4’)を形成するように形作られており、かつ内部領域(9)の範囲を定める、少なくとも一つのスペーサー(4)、ここで、前記スペーサー(4)は、内部表面(4.5)及び外部表面(4.4)によって結合された、第一のペイン接触面(4.1)及び向き合って配置された第二のペイン接触面(4.2)からなり、少なくとも一つの中空チャンバー(42)を形成している;
    − 前記スペーサーフレーム(4’)の前記第一のペイン接触面(4.1)に配置された第一の外部ペイン(3a)、及び前記スペーサーフレーム(4’)の前記第二のペイン接触面(4.2)に配置された第二の外部ペイン(3b);
    − 少なくとも一つの保持プロファイル(1)の少なくとも一つの中間スペース(7)に導入されている、少なくとも一つの中央ペイン(2)、ここで、前記保持プロファイル(1)は、前記中央ペイン(2)を縁取る、周辺保持プロファイルフレーム(1’)を形成するように形作られている;
    ここで、前記保持プロファイルフレーム(1’)を有する前記中央ペイン(2)は、前記スペーサーフレーム(4’)の前記内部領域(9)内であって、前記外部ペイン(3a、3b)の間に配置されており、かつ
    前記保持プロファイル(1)は、前記保持プロファイル(1)の、前記中央ペイン(2)に向かい合う面を、前記中央ペイン(2)の反対側を向いた面と結合する、少なくとも一つの貫通開口部(12)を有する。
  2. 前記保持プロファイル(1)が、本体(1.1)、好ましくは、矩形本体(1.1)を含むか、又はそれからなり、かつ前記中間スペース(7)を形成する2つの保持ストリップ(6)が、前記本体(1.1)の、前記中央ペイン(2)に向かい合う面に配置されている、請求項1に記載の断熱グレージングユニット。
  3. 前記保持プロファイル(1)が、本体(1.1)、好ましくは、矩形本体(1.1)を含むか、又はそれからなり、かつ前記中間スペース(7)を形成する溝が、前記本体(1.1)の、前記中央ペイン(2)に向かい合う面に成形されている、請求項1に記載の断熱グレージングユニット。
  4. 前記本体(1.1)が、前記中央ペイン(2)の反対側を向いた面に、少なくとも2つのスペーシングストリップ(8)、好ましくは、4つのスペーシングストリップ(8)を有している、請求項2又は3に記載の断熱グレージングユニット。
  5. 前記スペーシングストリップ(8)が、不連続であり、かつ前記保持プロファイル(1)の本体(1.1)に沿った複数の部分にのみ配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  6. 前記保持プロファイル(1)が、少なくとも2つの貫通開口部(12)を有しており、好ましくは、少なくとも一つの貫通開口部(12)が、前記中間スペース(7)に対して、一方の側に配置されており、かつ少なくとももう一つの貫通開口部(12)が、前記中間スペース(7)に対して、その反対側に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  7. 前記保持プロファイル(1)が、プラスチック、好ましくは、前記スペーサー(4)の材料よりも柔軟なプラスチックを含むか、又はそれでできており、かつ、特に好ましくは、前記プラスチックが、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、好ましくは、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルエステル(ASA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン/ポリカーボネート(ABS/PC)、スチレン−アクリロニトリル(SAN)、PET/PC、ポリプロピレン(PP)、PBT/PC、及び/又はこれらのコポリマー若しくは混合物、特に、これらの発泡体である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  8. 前記保持プロファイル(1)が、天然又は合成ゴム、好ましくは、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、及び/又はポリイソプレンゴム(IR)、あるいは、アルミニウム又はステンレス鋼のような金属を含むか、又はそれでできている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  9. 前記外部ペイン(3a、3b)の間の前記内部領域(9)が、保護ガスで、好ましくは、不活性ガスで、特に好ましくは、アルゴン、クリプトン、又はこれらの混合物で充填されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  10. − 前記スペーサーフレーム(4’)の外部表面(44)と前記外部ペイン(3a、3b)の外部縁部の間の外部領域(20)が、周辺に、シール(11)、好ましくは、有機ポリスルフィドでできているシール(11)を含み、かつ
    − 前記外部ペイン(3a、3b)及び前記スペーサーフレーム(4’)を含む前記ペインのアセンブリが、密閉してシールされている、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット。
  11. 前記保持プロファイルフレーム(1’)は、前記第一の外部ペイン(3a)と前記中央ペイン(2)の間の内部サブ領域(9.1)、及び前記中央ペイン(2)と前記第二の外部ペイン(3b)との間の内部サブ領域(9.2)の間で、ガス交換を行うことができるように、実施されている、請求項10に記載の断熱グレージングユニット。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の断熱グレージングユニット(100)を製造するための、特に、三重断熱グレージングユニットを製造するための方法であって、
    少なくとも、
    (a) − 少なくとも一つの中央ペイン(2)を、少なくとも一つの保持プロファイル(1)の少なくとも一つの中間スペース(7)に導入し、ここで、前記保持プロファイル(1)が、前記中央ペイン(2)を縁取る周辺保持プロファイルフレーム(1’)を形成するように形作られており、かつ
    − 第一の外部ペイン(3a)を、スペーサー(4)の第一のペイン接触面(4.1)に結合し、ここで、前記スペーサー(4)は、前記第一の外部ペイン(3a)の縁部領域で周辺スペーサーフレーム(4’)を形成し、かつ内部領域(9)を囲むように形作られており、
    (b)前記保持プロファイルフレーム(1’)を有する中央ペイン(2)を、前記スペーサーフレーム(4’)の前記内部領域(9)に配置し、
    (c)第二の外部ペイン(3b)を、前記スペーサー(4)の第二のペイン接触面(4.2)に結合し、かつ
    (d)前記第一の外部ペイン(3a)、前記第二の外部ペイン(3b)、及び前記スペーサーフレーム(4’)を含むペインのアセンブリを、一緒にプレスして、固定して結合する、
    方法。
  13. 前記工程(c)の後であって、前記工程(d)の前に、前記外部ペイン(3a、3b)の間の前記内部領域(9)を、保護ガスで、好ましくは、不活性ガスで、特に好ましくは、アルゴン、クリプトン、又はこれらの混合物で充填する、請求項12に記載の断熱グレージングユニットを製造する方法。
  14. 前記第一の外部ペイン(3a)、前記第二の外部ペイン(3b)、及び前記スペーサーフレーム(4’)を含む、前記ペインのアセンブリを、密閉し、一緒にプレスした後で、前記スペーサーフレーム(4’)の前記外部表面(44)と、前記外部ペイン(3a、3b)の外部縁部との間の、外部領域(20)の周辺に、シール(11)を充填する、請求項12又は13に記載の断熱グレージングユニットを製造する方法。
  15. 屋内及び屋外の建造物及び構造物における、請求項1〜11のいずれか一項に記載の、製造された断熱グレージングユニットの使用。
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