JPS5937549B2 - ワイヤ−取付方法 - Google Patents
ワイヤ−取付方法Info
- Publication number
- JPS5937549B2 JPS5937549B2 JP51139842A JP13984276A JPS5937549B2 JP S5937549 B2 JPS5937549 B2 JP S5937549B2 JP 51139842 A JP51139842 A JP 51139842A JP 13984276 A JP13984276 A JP 13984276A JP S5937549 B2 JPS5937549 B2 JP S5937549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- pattern
- insulating coating
- installation method
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ワイヤーをプリント基板などの電気部品に
電気的に接続し、固定するための取付方法に関し、特に
腕時計用コイルの端末をパターンに接続するときなどの
極細コイルの取付方法の改良に関するものである。
電気的に接続し、固定するための取付方法に関し、特に
腕時計用コイルの端末をパターンに接続するときなどの
極細コイルの取付方法の改良に関するものである。
従来、この種の方法には、半田付による方法、導電性接
着剤を用いる方法、溶接による方法等があるが、いずれ
もワイヤー端末部の被膜を除去した後、これをプリント
基板のリード端子に接続するものであり、絶縁被膜の除
去という工程を必要としていた。
着剤を用いる方法、溶接による方法等があるが、いずれ
もワイヤー端末部の被膜を除去した後、これをプリント
基板のリード端子に接続するものであり、絶縁被膜の除
去という工程を必要としていた。
また、半田付による方法、導電性接着剤を用いる方法の
場合には、熟練を要し、半田、導電性接着剤が不必要な
部分にまで流れてしまう恐れがあり、その結果、他の部
分とショートしてしまう事故がしばしば起つている。ま
た、溶接による方法の場合には、スパーク等によつて溶
接部分が変色し、外観的に問題があるとともに、熱量の
程度によつてはプリント基板に接着されたパターンが、
接着剤の熱破壊によりはく離してしまい、あるいは切れ
てしまう恐れがある。この発明は、上記の欠点を除去す
るものであり、絶縁被膜を除去する工程を必要とせず、
他の部分とのショートの恐れがなく、さらに外観的にも
すぐれたワイヤーの取付方法を提供することを目的とす
る。
場合には、熟練を要し、半田、導電性接着剤が不必要な
部分にまで流れてしまう恐れがあり、その結果、他の部
分とショートしてしまう事故がしばしば起つている。ま
た、溶接による方法の場合には、スパーク等によつて溶
接部分が変色し、外観的に問題があるとともに、熱量の
程度によつてはプリント基板に接着されたパターンが、
接着剤の熱破壊によりはく離してしまい、あるいは切れ
てしまう恐れがある。この発明は、上記の欠点を除去す
るものであり、絶縁被膜を除去する工程を必要とせず、
他の部分とのショートの恐れがなく、さらに外観的にも
すぐれたワイヤーの取付方法を提供することを目的とす
る。
以下、この発明を実施例に基いて詳細に説明する。
第1図において、1は二叉状の溶接装置を用いた接合装
置であり、先端部はタングステン、モリブデン等、比較
的抵抗の大きな材質で作られており、+側電極2と一側
電極3の間に電流が流れると先端部4に熱が発生する構
造となつている。
置であり、先端部はタングステン、モリブデン等、比較
的抵抗の大きな材質で作られており、+側電極2と一側
電極3の間に電流が流れると先端部4に熱が発生する構
造となつている。
5はプリント基板であり、その上にはパターン6が形成
されている。
されている。
7は、ポリウレタンなどの絶縁被膜8で覆われたワイヤ
ーである。
ーである。
この発明のワイヤー取付方法は、絶縁被膜で覆われたワ
イヤーを電気部品に熱圧着することにより、ワイヤーと
電気部品との電気的導通をとり、かつ、固定するもので
ある。
イヤーを電気部品に熱圧着することにより、ワイヤーと
電気部品との電気的導通をとり、かつ、固定するもので
ある。
すなわち、第1図の実施例で説明すると、まず、接続す
べきパターン6上に絶縁被膜8の付いたワイヤー7の端
末をセットし、この上からスイッチの入つた溶接装置1
の先端部4を所定時間押し付ければよい。このよにすれ
ば、第2図に示すように、ワイヤーTがつ・ ぷされパ
ターンに接続されるとともに、被覆されていたポリウレ
タン被膜が溶けてワイヤーの両側に位置することとなる
。その後、接続装置1をワイヤー7から離せば、ポリウ
レタン8は固化する。上記溶接装置1の温度は、ポリウ
レタン8を溶かすものの破壊はしない程度かつワイヤー
7を溶かさない程度(約400〜800℃)に制御され
なければならないことは明らかである。そして、上記温
度によれば、パターン6とワイヤー7とが拡散接合(金
と銅による)により熱圧着されるのに十分であることは
勿論である。この固化したポリウレタン8は、ワイヤー
7とパターン6との機械的な接続を助ける働きをもつも
のである。
べきパターン6上に絶縁被膜8の付いたワイヤー7の端
末をセットし、この上からスイッチの入つた溶接装置1
の先端部4を所定時間押し付ければよい。このよにすれ
ば、第2図に示すように、ワイヤーTがつ・ ぷされパ
ターンに接続されるとともに、被覆されていたポリウレ
タン被膜が溶けてワイヤーの両側に位置することとなる
。その後、接続装置1をワイヤー7から離せば、ポリウ
レタン8は固化する。上記溶接装置1の温度は、ポリウ
レタン8を溶かすものの破壊はしない程度かつワイヤー
7を溶かさない程度(約400〜800℃)に制御され
なければならないことは明らかである。そして、上記温
度によれば、パターン6とワイヤー7とが拡散接合(金
と銅による)により熱圧着されるのに十分であることは
勿論である。この固化したポリウレタン8は、ワイヤー
7とパターン6との機械的な接続を助ける働きをもつも
のである。
この発明の方法を用いて、21ミクロンの径をもちポリ
ウレタノ被膜で覆われた腕時計用コイルの端末をコイル
基板土のパターン(金メツキ、厚み:50ミクロン)に
150fの電極端子圧で2秒程度熱圧着したところ、充
分な接着力、電気特性を持ち、外観的にもすぐれたもの
が得られた。
ウレタノ被膜で覆われた腕時計用コイルの端末をコイル
基板土のパターン(金メツキ、厚み:50ミクロン)に
150fの電極端子圧で2秒程度熱圧着したところ、充
分な接着力、電気特性を持ち、外観的にもすぐれたもの
が得られた。
以上に記載したように、この発明によれば、絶縁被膜で
覆われたワイヤーをパターン上にセツトし、溶接装置で
熱圧着した後、絶縁被膜の固化によりパターンとワイヤ
ーとの機械的接続を行なうようにしたので、絶縁被膜を
除去する工程を必要とせず、また、被膜が溶けて流れた
としても、これは絶縁性のものであるため、他の部分と
シヨートする恐れはない。さらに、外観的にもすぐれた
ものを得ることができる。
覆われたワイヤーをパターン上にセツトし、溶接装置で
熱圧着した後、絶縁被膜の固化によりパターンとワイヤ
ーとの機械的接続を行なうようにしたので、絶縁被膜を
除去する工程を必要とせず、また、被膜が溶けて流れた
としても、これは絶縁性のものであるため、他の部分と
シヨートする恐れはない。さらに、外観的にもすぐれた
ものを得ることができる。
また、溶接装置先端部の形状を変えることにより特に小
さな部品への溶接にも有効である。そして本発明の実施
例のように極細ワイヤーの熱圧着接続の場合、その機械
的接続強度は、ワイヤー自身の強度も小さいため張力に
して13〜15t程度でよく、絶縁被膜の固化による強
度で充分なことは実験的にも明らかになつている。なお
、この発明は、ワイヤーの端末だけではなく、中間部分
を電気部品に接続することもできることはいうまでもな
い。
さな部品への溶接にも有効である。そして本発明の実施
例のように極細ワイヤーの熱圧着接続の場合、その機械
的接続強度は、ワイヤー自身の強度も小さいため張力に
して13〜15t程度でよく、絶縁被膜の固化による強
度で充分なことは実験的にも明らかになつている。なお
、この発明は、ワイヤーの端末だけではなく、中間部分
を電気部品に接続することもできることはいうまでもな
い。
第1図は、この発明の方法を説明するための正面図、第
2図は、この発明の実施後の接続状態を示す正面図。 1・・・・・・溶接装置(接合装置)、2・・・・・・
+側電極、3・・・・・・一側電極、4・・・・・・先
端部、5・・・・・・プリント基板、6・・・・・・パ
ターン、7・・・・・・ワイヤー、8・・・・・・絶縁
被膜。
2図は、この発明の実施後の接続状態を示す正面図。 1・・・・・・溶接装置(接合装置)、2・・・・・・
+側電極、3・・・・・・一側電極、4・・・・・・先
端部、5・・・・・・プリント基板、6・・・・・・パ
ターン、7・・・・・・ワイヤー、8・・・・・・絶縁
被膜。
Claims (1)
- 1 絶縁被膜で覆われたワイヤーをプリント基板上の導
電パターンに載置し、このワイヤーをジュール熱を発生
する接合装置によりパターンに押しつけ、前記接合装置
の温度をワイヤーを溶融しない程度に制御し、前記絶縁
被膜を溶かすと共にワイヤーをパターンに熱圧着して接
合し、更にこの熱圧着後の前記絶縁被膜の固化により前
記ワイヤーとパターンとを機械的に接続することを特徴
とする時計用コイルのワイヤー取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51139842A JPS5937549B2 (ja) | 1976-11-19 | 1976-11-19 | ワイヤ−取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51139842A JPS5937549B2 (ja) | 1976-11-19 | 1976-11-19 | ワイヤ−取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5364788A JPS5364788A (en) | 1978-06-09 |
JPS5937549B2 true JPS5937549B2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=15254773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51139842A Expired JPS5937549B2 (ja) | 1976-11-19 | 1976-11-19 | ワイヤ−取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937549B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62106345A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-16 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光学特性測定用試料冷却装置 |
JPH01144846U (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-04 | ||
CN107887159A (zh) * | 2016-09-30 | 2018-04-06 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件的制造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62208578A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | 松下電器産業株式会社 | マグネツト・ワイヤ−とリ−ド線の接続方法 |
US5971251A (en) * | 1997-10-27 | 1999-10-26 | Lear Automotive Dearborn, Inc. | Method of welding a terminal to a flat flexible cable |
JP6561957B2 (ja) | 2016-10-05 | 2019-08-21 | 株式会社村田製作所 | コイル部品の製造方法 |
-
1976
- 1976-11-19 JP JP51139842A patent/JPS5937549B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62106345A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-16 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光学特性測定用試料冷却装置 |
JPH01144846U (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-04 | ||
CN107887159A (zh) * | 2016-09-30 | 2018-04-06 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件的制造方法 |
CN107887159B (zh) * | 2016-09-30 | 2020-01-14 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5364788A (en) | 1978-06-09 |
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