JP3101396B2 - 基板の端子部構造 - Google Patents

基板の端子部構造

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JP3101396B2 JP04020141A JP2014192A JP3101396B2 JP 3101396 B2 JP3101396 B2 JP 3101396B2 JP 04020141 A JP04020141 A JP 04020141A JP 2014192 A JP2014192 A JP 2014192A JP 3101396 B2 JP3101396 B2 JP 3101396B2
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利幸 白崎
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由延 岸本
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/403Edge contacts; Windows or holes in the substrate having plural connections on the walls thereof

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の配線パターンを
有し、各配線パターンにリードフレームを取付ける基板
の端子部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッド、液晶ディスプレイ、ハ
イブリッドIC等の電子機器には、リードフレーム付基
板が組み込まれることが多い。リードフレーム付基板に
は、種々の電子部品が所定の導体パターンに従って実装
されると共に、電子機器への装着を容易にするなどのた
めに基板端子部に多数のリードフレームが並設されてい
る。電子機器への装着に際しては、リードフレームを電
子機器側の取付箇所に差し込むなどする。
【0003】上記のような基板は一般に、図2に示すよ
うに、基板1の一端部に設定された端子部に多数の配線
パターン10が等間隔で延設されてなるもので、各配線
パターン10にリードフレーム2が取付けられ、更に端
子部に樹脂コーティング3が施される(図6参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板1の配
線パターン10とリードフレーム2との電気的接続の仕
方には、半田による接続、ペーストによる接続、及び圧
接がある。このうち、圧接では、接続の安定性や導通性
を良くするためにAu処理等の表面処理を施したリード
フレームが用いられることが多い。しかし、リードフレ
ームの表面を特殊処理するため、コスト高になる。更に
は、通電時にリードフレーム2と配線パターン10との
接点が発熱するが、この発熱によりAuが融けることが
ある。又、例えば半田処理した標準ピン(リードフレー
ム)を使用し、配線パターン10をAu処理する場合、
標準ピンの表面に付着している半田が通電時の発熱によ
り溶融し、この溶融半田によって配線パターン10の食
われが起こり、配線パターン10が断線することがあ
る。
【0005】従って、本発明の目的は、上記従来の圧接
にみられる問題点を解決し、低コストの標準品(リード
フレーム)を使用でき、接続安定性・信頼性を向上させ
ることができる基板の端子部構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の基板の端子部構造は、配線パターンのリー
ドフレーム取付部にAu膜を形成し、このAu膜上にA
g膜を形成したことを特徴とする。本発明の端子部構造
では、リードフレーム取付部がAu膜とAg膜を有する
ため、リードフレームがAu膜と直接接触せず、リード
フレームと配線パターンの接点が高温になっても、熱は
Ag膜により発散され、Au膜が融けるようなことはな
い。しかも、配線パターンとAu膜、Au膜とAg膜が
接合されているため、リードフレームと配線パターンと
の接続安定性や導通性が良くなり、低廉なリードフレー
ムを使用することができる。
【0007】更に、Ag膜上にAgPd膜を形成すれ
ば、電流容量が上がる、リードフレームとのコンタクト
抵抗が小さくなるなどの効果がある。又、Ag膜を印刷
形成する場合、通常はガラス成分を含むAgペーストを
用いるが、このAgペーストを焼成すると膜の表層にガ
ラス成分が浮いてくる。従って、表層にはガラスの凹凸
部分が形成され、リードフレームとの接触が点接触にな
ってコンタクト抵抗が大きくなる。しかし、AgPdペ
ーストは、Agペーストのようにガラス成分が表層に浮
くことが少なく、しかも膜厚が金・銀に比べて厚く、柔
らかい膜を形成することができるため、容量増加、コン
タクト抵抗の低減が達成される。
【0008】本発明において、Au膜、Ag膜、AgP
d膜の厚さは、基板のサイズや配線パターンの材質等に
も依るが、Au膜は0.1〜0.2μm程度、Ag膜は
10〜20μm程度、またAgPd膜も10〜20μm
程度の厚さが好ましい。なお、これらの膜を形成する方
法は常套手段にて行えばよい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の基板の端子部構造を実施例に
基づいて説明する。図1に一実施例に係る端子部構造の
一部拡大斜視図、図2にリードフレームを取付けた端子
部構造の一部斜視図、図3に図2の線A−Aにおける断
面図を示す。ここに示す実施例は、配線パターンのリー
ドフレーム取付部以外は図6に示す従来のものと全く同
じ構成である。従って、同じ構成要素には同一符号を付
してある。
【0010】本発明の特徴である各配線パターン10
は、この実施例ではアルミニウムからなり、基板1の一
端部に設定された端子部に等間隔で相互に平行に延設さ
れ、リードフレーム2の取付部には、Au膜11、Ag
膜12、更にAgPd膜13が順に形成されている(図
1参照)。これらの膜11〜13を設けた各配線パター
ン10の取付部に、それぞれリードフレーム2がそのク
ランプ力で圧接される(図3参照)。
【0011】この実施例で用いたリードフレーム2は、
図3から分かるように、端子部の上面1aと下面1bを
挟持するように二股に分かれた形状である。そして、各
配線パターン10にリードフレーム2を圧接した状態
で、樹脂コーティング3が端子部に施され、端子部を絶
縁・補強する。かかる端子部構造では、リードフレーム
2は直接的にはAgPd膜13に接触し、Ag膜12と
Au膜11を介して配線パターン10と導通する。その
ため、導通の信頼性が十分に確保され、断線等の不都合
も生じず、廉価なリードフレームを使用することが可能
となる。しかも、膜11〜13も通常の技術を用いて容
易に成膜できる。
【0012】図4に別実施例を示す。ここでは、リード
フレーム2’の形状が先の実施例とは異なり、湾曲状を
呈する。なお、この他の形状のリードフレームも使用可
能であることは言うまでもない。上記端子部構造の適用
例としてサーマルヘッドを取り上げる。サーマルヘッド
は、図5に示すように、セラミック等からなるヘッド基
板20上に、基板20の一側縁20aの近傍に沿って延
びる発熱抵抗体21と、抵抗体21を所定ドット数毎に
駆動する複数の駆動用IC22とが、所定の配線パター
ンに従って実装されたものである。又、ヘッド基板20
を外部に接続するための接続端子23が、基板20の他
側縁20bの両端側に集中配置されている。この接続端
子23は、アルミニウムからなる通常の導体上に、前述
のようにAu膜、Ag膜、AgPd膜が順に形成された
ものであり、接続端子23にはリードフレーム24が圧
接されている。
【0013】
【発明の効果】本発明の基板の端子部構造は、以上説明
したように基板端子部の配線パターンのリードフレーム
取付部にAu膜とAg膜(更にはAgPd膜)を順に設
けてあるので、リードフレームを特殊処理する必要はな
く、低コストの標準品(リードフレーム)を使用するこ
とができ、しかも接続の安定性・信頼性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る端子部構造の一部拡大
斜視図である。
【図2】配線パターンにリードフレームを取付けた端子
部構造の一部斜視図である。
【図3】図2の線A−Aにおける断面図である。
【図4】配線パターンに別のリードフレームを取付けた
端子部構造の要部断面図である。
【図5】本発明の端子部構造を適用したサーマルヘッド
の平面図である。
【図6】配線パターンにリードフレームを取付けた従来
例の端子部構造の要部断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2、2’ リードフレーム 3 樹脂コーティング 10 配線パターン 11 Au膜 12 Ag膜 13 AgPd膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 由延 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−35665(JP,A) 特開 昭61−48993(JP,A) 特開 平3−110886(JP,A) 実開 昭59−31266(JP,U) 実開 昭60−172360(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/10 - 3/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の端子部に多数の配線パターンを延設
    し、各配線パターンにリードフレームを取付ける基板の
    端子部構造において、 前記配線パターンのリードフレーム取付部にAu膜を形
    成し、このAu膜上にAg膜を形成したことを特徴とす
    る基板の端子部構造。
  2. 【請求項2】前記Ag膜上に更にAgPd膜を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の基板の端子部構造。
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