JPS5937170Y2 - 電気かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気かみそりにおけるきわ剃り用刃ブロック
耘よび刃ブロツク駆動杆の組付構造の改良に係り、上記
刃ブロックや駆動杆を容易、かつがたつくことなく組み
付けるようにしたものである。

以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明する
。

第１図および第２図において、１は２分割ケースｌａ、
１ｂ＞よび底ケース１Ｃからなる合成樹脂製の本体ケー
スで、この本体ケース１は上端末広がり状に形成されて
いる。

２は上記本体ケース１の胴部内に収納ボックス３を介し
て保持された電源電池、４は上記本体ケース１内に固定
されたモータで、このモータ４には、１対の弾性立ち下
り片５，５をもった振動子６が上記両立ち下り片５．５
の各下端にとンジ部１，１を介して連成された取付板８
を介して固定されており、上記振動子６における振動基
体９は、上記モータ４の回転軸１０に固着された偏心カ
ム１１で往復直線運動されるようになっている。

１２は上記本体ケース１の上端に着脱自在に嵌着された
外刃ホルダで、この外刃ホルダ１２には箔状の外刃１３
が張設されている。

１４は押し上げはね１５のばね力を受けて上記外刃１３
の内面に圧接される内刃体であり、この内刃体１４は、
上記振動基体９の上面に立設され、かつ上記本体ケース
１の上壁１ｄの貫通孔１６から突出する駆動軸１７の先
端に内刃体ホルダ１８を介して連結されており、上記振
動子６の往復振動で左右方向（矢印ａ、ｂ方向）へ往復
動するようになっている。

１９は上記駆動軸１Ｔに嵌入されて上記貫通孔１６かも
の毛屑の侵入を防止する遮塵板であり、この遮塵板１９
は金属板で形成されており、上記駆動軸１７の嵌入孔２
０Ｉ／ｉ第３図に示すようにプレス手段で一側面から押
し出さ１またドーム状突出部２１の中心に形成されてい
る。

上記プレス加工で突出部２１を形成しないものでは、駆
動軸１７とともに左右に振動した際の遮塵板１９０両端
が反り返り変形を起こし、毛屑を引き入れるち・それが
あるが、上記プレス加工で突出部を形成することにより
、この部分が圧縮されて全体の変形が規制されるから、
上記遮塵板１９の両端の反り返りも抑制される。

２２は分割ケース１ ａ ’＋ １ ｂを結合させるた
めの部材、２３は本体ケース１内のばね２４のばね力を
受けて上記外刃ホルダ１２に係脱可能に係止する係止片
である。

２５は本体ケース１内に収納された電源スィッチで、ス
ライドスイッチからなる。

２６は電源スィッチ２５の操作つまみであり、上記本体
ケース１の末広がり状の傾斜壁にスライド自在に装着さ
れている。

この操作つ寸み２６には、ＯＮ位置への不用意な移動を
防止するために、上記傾斜壁の内面の段部２７に突き当
てられるロック板２８０基端が固定されている。

２９は上記ロック板２８に支持されたロック解除釦で、
このロック解除釦２９を押圧すると上記ロック板２８の
先端が上記段部２７からはずれることにより、上記操作
つ１み２６がＯＮ位置および後述するきわ剃り刃ブロッ
クの突出設定位置まで移動できるようになっている。

３０は上記操作つ會み２６の下端に突設された弾性片で
、この弾性片３０の先端に形成された係合孔３１には、
上記電源スィッチ２５における可動接触片保持用基板３
２に形成された係止ピン３３が係止されている。

上記操作つ１み２６の操作方向と可動接触片用基板３２
のスライド方向とは交叉関係にあるが、上記弾性片３０
の撓みにより、上記電源スィッチ２５はスムーズに投入
される。

３４は互に連通ずる複数の位置決め孔で、上記操作つま
み２６がスライド操作される際、上記電源スイツチ２５
側に形成された突起３５に節度的に係脱されるものであ
る。

３６は、きわ剃り用の刃ブロックであり、可動転よび固
定刃３７，３Ｂ（第４図〜第７図）や刃体ホルダ３９な
どからなり、この刃体ホルダ３９の左右両端面には、枢
軸４０が形成されている。

４１は上記本体ケース１の前壁上端に形成された前面開
放の刃ブロツク格納室で、この格納室４１の左右両内壁
には、後方に開口した枢支溝４２が形成され、この枢支
溝４２に上記枢軸４０を嵌入することにより、上記刃ブ
ロック３６が回動自在に枢支されている。

４３は上記本体ケース１の前壁内面に沿って配設された
略コ字形の刃ブロツク駆動杆で、この駆動杆４３の両腕
部４４．４４の各先端には、上記刃ブロック３６の両端
に形成された切欠係合部４５．４５に係止される係合突
部４６．４６が形成されている。

４７は上記格納室４１の背壁部４８の左右両端に形成さ
れて、上記両弾性腕部４４．４４を背面側から位置規制
する規制片、４９は上記弾性腕部４４，４４に形成され
たストッパ部、５０は弾性腕部４４．４４に形成された
上記駆動杆４３のガイド部である。

５１は本体ケース１の内壁に回動自在に枢支さレタレバ
ーで、このレバー５１の基端部５１ａには、上記操作つ
まみ２６側に設けられた操作ピン５２に係脱可能に係止
される係合部５３が形成され、自由端部５１ｂには、上
記駆動杆４３における基部４３ａの係合孔５４に係止さ
れる係止突起５５が形成されてかり、上記レバー５１の
自由端部５１ｂは上記１駆動杆４３の基部４３ａと上記
本体ケース１の内壁との間に延出されており、これによ
り、上記両腕部４４．４４を上記規制片４７゜４７を支
点として弓形に変形保持しである。

上記構成において、操作つまみ２６が第４図および第５
図のＯＦＦ位置に設定されていると、刃フロック３６は
格納室４１内に格納された第１である。

ロック解除釦２９を押し込んで上記操作つすみ２６を上
方側へ移動させてＯＮ位置に設定すれば、モータ４が起
動して内刃１４が往復動する。

さらにこの位置から上記操作つまみ２６を上方へ移動さ
せれば、レバー５１を介して駆動杆４３が引き下げられ
るから、この駆動杆４３の腕部４４を介して上記刃ブロ
ック３６が回動されて格納室４１から第６図および第７
図に示す位置に突出される。

この時、上記刃ブロック３６における可動刃３７の突片
５６が振動基体９に形成された係合リブ部５７に係止さ
れることにより、可動刃３７が駆動される。

上記突出状態の刃ブロック３６を手に持って上記突出状
態のｉｔにして、上記操作つまみ２６をＯＦＦ位置まで
引き下げ操作すれば、上記操作つまみ２６とレバー５１
との係合が一旦解除されるとともに、モータ４の回転が
停止するため、刃ブロック３６の毛屑の掃除も安全に行
なえる。

ここで、上記刃ブロック３６は格納室４１の背後から、
その枢軸４０を上記格納室４１の枢支溝４２に差し込む
だけで、上記格納室４１の内壁に回動自在に取り付ける
ことができ、さらに、駆動杆４３の両腕部４４．４４を
規制片４７．４７の前面をくぐらせながら上方へ押し込
むことにより、その先端の係合突部４６，４６が刃ブロ
ック３６の切欠係合部４５，４５に係止されて上記駆動
杆４３の下方への逸脱が阻止される。

とくに、上記駆動杆４３の基部４３ａと本体ケース１の
内壁との間にレバー５１の自由端部５１ｂが入り込んで
、規制片４７．４７を支点として、上記駆動杆４３の基
部４３を持ち上げて上記両腕部４４．４４を前方へ弓形
に弾性変形させるから、上記腕部４４の先端の係合突部
４６と刃ブロツク３６側の切欠係合部４５との係合力が
弾性的に強められる状態となり、これにより、上記刃ブ
ロック３６と駆動杆４３の双方を上記腕部４４，４４を
介してがたつくことなく組み付けることができる。

。以上のように、この発明は、きわ剃り側刃フロックの
本体ケースへの取付釦よびこの刃ブロックと略コ字形の
、駆動杆との連結も比較的容易に行なえるうえ、上記駆
動杆の両腕部の弾性変形力を有効利用する構成で、上記
刃ブロックおよび駆動杆の双方をがたつきなく組み付け
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る電気かみそりの一例を示す一部
切欠正面図、第２図は同分解斜視図、第３図は防塵板の
説明図、第４図および第５図はきわ剃り用刃ブロックの
格納位置にむける要部の説明図、第６図１よび第７図は
同刃ブロックの突出位置における要部の説明図である。 １・・・本体ケース、２６・・・操作つ寸み、３６・・
・きわ剃り用刃ブロック、４０．４２・・・枢支部、４
１・・・刃ブロツク格納室、４３・・・刃ブロツク１駆
動杆、４３ａ・・・基部、４４・・・腕部、４５．４６
・・・係合部、４７・・・規制片、５１・・・レバー、
５１ｂ・・・自由端部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体ケース１の外壁面に形成されてきわ剃り用の刃ブロ
   ック３６を格納する前面開放の格納室４１と、上記刃ブ
   ロック３６の左右両端面とこの両端面に対応する上記格
   納室４１の内壁とに形成されて上記刃ブロック３６を挿
   脱可能に保持するとともに、上記格納位置から前方突出
   位置まで回動可能枢支する枢支部４０．４２と、上記本
   体ケース１の内壁面に沿って上下動自在に配設された略
   コ字形の刃ブロツク駆動杆４３と、この駆動杆４３の左
   右両腕部４４．４４の各先端と上記刃ブロック３６の左
   右両端とに形成されて係脱可能に係止される両者４４，
   ３６の係合部４６，４５と、上記格納室４１の背壁部４
   ８の左右両端に突設されて上記刃ブロツク駆動杆４３の
   左右両腕部４４゜４４を背後から位置規制する規制片４
   ７．４７と、上記本体ケース１内に回動自在に枢支され
   て上記本体ケース１に装着したスライド操作つ捷み２６
   の操作力を上記刃ブロツク駆動杆４３に伝達させるレバ
   ー５１とを備え、上記レバー５１の自由端部５１ｂを上
   記刃ブロツク駆動杆４３の基部４３ａと本体ケース１の
   内壁面との間に侵入させて上記規制片４７を支点として
   上記駆動杆４３の各腕部４４を前方へ弓形に変形保持さ
   せた電気かみそり。