JPS5937086Y2 - 磁性体を埋設した寝具等用芯材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気作用と背骨矯正、指圧作用を効果的に享有
し得る寝具等用芯材に関する。

近年、神経ｔこ作用して細石を良くする効果があるとい
われている磁気を応用した諸種の鮭康器具か商品化され
ている。

マツトレス、枕、クッション等の分野１こおいても例外
でないが、これまでのものはいずれも芯体の表面に磁性
体を接着剤を介して接着一体化されている（図１）。

しかるＥこ、磁性体（金属）と芯体（軟質のプラスチッ
ク７オーム等）とは、その弾性や伸張力において全く異
なるところから、坐ったり、身体を横たえたりして重力
ｈ３加わった場合１こ、芯体の弾性、伸張力に磁性体の
それがついてゆかず、その結果剥離現象、５３生じたり
、一方、接着力１）Ｓ堅固な場合ｔこは芯体１こ亀裂が
入るという欠点ｐｓある。

更ｌこ、接着されているので磁性体表面の方向柔軟性、
６ｉ乏しく、坐り心地や寝心地がゴワゴワした不快なも
のとなる欠点もある。

本考案は上記実情ｔこ鑑み、かかる欠点を克服し、且つ
これ１こ背骨矯正、指圧作用を相乗的Ｅこ発現させるこ
とにより、複雑な６因的要素の強い人体の睦康に著効を
示す寝具等用芯材わ提供するものである。

即ち、本考案は軟質で弾性Ｅこ富む・プラスチックフオ
ームもしくはエラストマーフオームからなる板状部材と
、該板状部材よりも硬質で弾性を有し、断面が概ね半円
形弧状を有する複数の長条体もしくは断面か概ね半円形
弧状である複数の長条体を連続形成せしめたシート状物
である表層部材とからなる複合部材の前記表層部材の表
面ｉこ凹部を形成し、該凹部１こ磁性体の全部もしくは
一部を方向柔軟性わ失なわないようｌこ埋設し、且つ少
なくとも１個の貫通孔を前記半円形弧状内側空間部に連
絡するようｌこ設けてなる寝具等用芯材を内容とする。

本考案の板状部材に用いられる軟質で弾性に富むプラス
チックフオームまたはエラストマーフオームとしては、
ポリウレタンフォーム、ラバーフオーム等ｈ３好適であ
り、一方、該板状物材よりも硬質で弾性を有する表層部
材としては、例えばポｊスチレンフオーム、塩化ビニル
樹脂フオーム、ポリエチレンフオーム、フェノール樹脂
フオーム、ユリア樹脂フオーム等が好適である。

かかる複合素材の一例が特公昭５３−３２９３１こ示さ
れている。

磁性体は屋常の磁石でよく、サイズ、形状、数は任意で
よい。

埋設の程度は磁性体全部を埋設してもよい。

身体と磁性体との直接の接触を避ける場合ｔこは、芯体
の表面よりも低くなるように埋設すればよい。

逆に指圧効果、通風性を期待する場合ｌこはその一部を
埋設させ、残部を任意の高さに突出させればよい。

勿論磁性体を芯体表面と水平１こなるように埋設しても
よい。

凹部は底部より開口部ｌこ向けて先細とし、断面ｈ３台
形状とし、この中１こ台形状の断面を有する磁性体を埋
設すればより好適に固定される（図２）。

尚、必要１こ床上接着剤を使用してもよいｈ３、方向柔
軟性をうしなわないように最小限度ｌことゾめるのが好
ましい。

接着剤の代わりに両面粘着テープ等を用いれば、磁気を
失った磁性体を新たな磁性体ｔこ取り替えることも可能
である。

本考案を実施態様を示す図面に基づいて説明すると、図
３ ＋ ａ ｓ ｂは軟質で弾性に富むプラスチックフ
オームもしくはエラストマーフオーム等からなる板状部
材４と、該板状部材よりも硬質で弾性を有し、断面が概
ね半円形弧状を有する複数の長条体５もしくは断面が概
ね半円形弧状である複数の長条体を連続形成せしめたシ
ーり状物６である表層部材とからなる複合芯体で、その
表層部材の頂部付近１こ適宜間隔を置いて適当な大きさ
の凹部を形成し、該凹部３に磁性体２の全部もしくは一
部を埋設してなる寝具等用芯材である。

図４は他の態様を示し、表層部材の半円形弧状の頂部付
近に突出部７を設け、該突出部７とはゾ同じ高さ１こな
るよう１こ磁性体を埋設した例で、かくすることにより
指圧効果と磁気効果との相乗効果を期待することｈ３で
きる。

身体と磁性体との直接の接触を避けたい場合は、突出部
よりも低くなるように埋設するか、谷間部近辺に埋設す
るか、または芯体の表面よりも低く埋設すればよい（下
面）。

尚、表層部材は板状部材の片面または両面ｌこ接着剤等
Ｅこより固着する。

両面ｔこ固着する場合には板状部材を介して半円形弧状
か相対するよう１こしてもよいし、また少しずらしてジ
グザグにしてもよい。

相対固着７））ジグザグ固着かは寝心地、坐り心地ｔこ
微妙な関係を有するので、各々の趣味ｔこより選べばよ
い。

まγこ、表層部材の半円形弧状部１こ幾つかの貫通孔を
設ければ、更ｌこ通気効果を高め健康増進効果を増す。

本考案は、優れたクッション性と背骨矯正作用、指圧作
用を有する複合芯体に凹部を設け、該凹部の中１こ磁性
体を埋設する点１こ特徴１１ｓあり、これＥこより下記
の如く特異的効果を奏する。

第１に磁束密度（ガ・ノス）は磁性体の高さに比例する
が、本考案では凹部１こ任意の長さの磁性体を埋設でき
るので強い磁束密度をもった高い磁性体を使用できるの
１こ対し、公知の接着１こよる場合（こは余り高く」る
と坐り心地や、寝心地が悪く、実用性ｆ’ｓ失われる。

第２に、図５１こ示したように、単に四部ｔこ埋設する
ので芯体と磁性体間に微小間隙が存在し、この故１こ重
力に対する方向自由性ｆ）Ｓ極めて高く、身を横たえて
もゴツゴツした不快感がない。

接着剤の使用はこの方向自由性を充分生かす目的から、
磁性体が芯体から離脱するのを防止する最小限度（こと
とめるのが好ましく、例えば磁性体の底部のみを接着す
るのが良い。

しかし、仮に底部のみならず側面をも接着したとしても
、埋設の深度（高さ）部の弾性、柔軟性の作用ｌこより
、芯体表面に磁性体を接着した公知のものｌこ比し、優
れた方向自由性を有する。

第３ｔこ、この優れた方向自由性のために、局部的に重
力が加わっても磁性体か芯体から剥離したり芯体１こ亀
裂が入ったりすることも゛防止できる（図６）。

第４ｔこ、本考案１こおいては指圧効果、磁性体の身体
への直接接触を好むか好１ｆ、Ｌ’いか１こより、磁性
体を芯体の表面上ｔこ任意の高さに突出させるか、芯体
表面と水平に埋設するか、表面下に埋設させるか全く自
在である。

上記の通り、本考案は健康【こ対する磁気作用←血行を
よくする、筋肉の疲れをとる、コリをとる等の作用があ
ると言われる）と背骨矯正、指圧作用とをより有効に利
用した、マツトレス、クッション、座布団、イス、家具
等に汎用される寝具等用芯材を提供するもので、今日深
刻な社会問題となっている文明病を駆逐する一部となる
ことか期待されるものである。

【図面の簡単な説明】 図１は公知の芯材を示す断面図、図２〜４は本考案の実
施の一例を示す断面図または部分断面図、図５および図
６は本考案の芯材に重力が加わった場合のモデル図であ
る。 １・・・・・・芯体、２・・・・・・磁性体、３・・・
・・・凹部、４・・・・・・板状部材、５・・・・・・
長条体、７・・・・・・突出部。 ６・・・・・・シート状物、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．軟質で弾性ｌこ富むプラスチックフオームもしくは
   エラストマーフオームからなる板状部材と該板状部材よ
   りも硬質で弾性を有し、断面ｈ３概ね半円形弧状を有す
   る複数の長条体もしくは断面が概ね半円形弧状である複
   数の長条体を連続形成せしめたシート状物である表層部
   材とからなる複合部材の前記表層部材の表面に凹部を形
   成し、該凹部に磁性体の全部もしくは一部を方向柔軟性
   を失なわないよう１こ埋設し、且つ少なくとも１個の貫
   通孔を前記半円形弧状内側空間部１こ連絡するようＥこ
   設けてなる寝具等用芯材。 ２、表層部材の半円形弧状の頂部付近に突出部を設けた
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の芯材。