JPS5936725A - 炭素繊維製造用ピツチ組成物 - Google Patents
炭素繊維製造用ピツチ組成物Info
- Publication number
- JPS5936725A JPS5936725A JP14703782A JP14703782A JPS5936725A JP S5936725 A JPS5936725 A JP S5936725A JP 14703782 A JP14703782 A JP 14703782A JP 14703782 A JP14703782 A JP 14703782A JP S5936725 A JPS5936725 A JP S5936725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- quinoline
- soluble component
- pinch
- spinning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭素繊維の紡糸用原液として有用なピッチ組
成物に関する。更に詳しくは、溶融紡糸−不融化処理−
炭化処理という一連の工程を経ることによって従来のピ
ンチ系炭素1!維では到達し得なかった高強度と高モジ
ュラスとを具備した炭素繊維を形成し得るところの、新
規なピンチ+f、l成物に関する。
成物に関する。更に詳しくは、溶融紡糸−不融化処理−
炭化処理という一連の工程を経ることによって従来のピ
ンチ系炭素1!維では到達し得なかった高強度と高モジ
ュラスとを具備した炭素繊維を形成し得るところの、新
規なピンチ+f、l成物に関する。
現在、炭素繊維としては、主として、ポリアクリロニト
リル(PAtJ) 繊維を原料とするFA/N系炭素繊
維と石炭系又は石油系のピンチを原料とするピッチ系炭
素繊維が生産されている。しかし、主として複合材料に
おいて樹脂の補強材として使用される高強度高モジュラ
スの高性能炭素繊維はPAN系が主流であり、ピンチ系
は強度zooxf/−以下の比較的低強度のものしか製
造されていない。
リル(PAtJ) 繊維を原料とするFA/N系炭素繊
維と石炭系又は石油系のピンチを原料とするピッチ系炭
素繊維が生産されている。しかし、主として複合材料に
おいて樹脂の補強材として使用される高強度高モジュラ
スの高性能炭素繊維はPAN系が主流であり、ピンチ系
は強度zooxf/−以下の比較的低強度のものしか製
造されていない。
かかるピッチ系炭素繊維において、より高性能の繊維を
製造し工つとする試みがなされており、これ迄にも、炭
素繊維製造用ピンチの製造に関し、次のような提案がな
されている。
製造し工つとする試みがなされており、これ迄にも、炭
素繊維製造用ピンチの製造に関し、次のような提案がな
されている。
(a) 特定の縮合多環芳香族化合物を水素処理又は
熱処理して炭素繊維用ピンチとする方法(特公昭45−
28013号、特公昭49−8634号)っ (b) 石油系のタールやピンチをルイス酸系触媒の
存在下で第1の熱処理を施した後、該触媒を除去して@
2の熱処f1金hmしてメソフェースピッチとする方法
(特公昭Fl 3−7533号)。
熱処理して炭素繊維用ピンチとする方法(特公昭45−
28013号、特公昭49−8634号)っ (b) 石油系のタールやピンチをルイス酸系触媒の
存在下で第1の熱処理を施した後、該触媒を除去して@
2の熱処f1金hmしてメソフェースピッチとする方法
(特公昭Fl 3−7533号)。
(c) ピンチを不活性ガスの流通下又は減圧下に加
熱して所定のメソフェース含量をもつメンフェースピッ
チとする方法(特開昭53−86717号、特開昭53
−86718号)。
熱して所定のメソフェース含量をもつメンフェースピッ
チとする方法(特開昭53−86717号、特開昭53
−86718号)。
(d) 光学的等方性ピッチを溶媒(ベンゼン、トル
エン、ペプタン等)で処理し、不溶部を加熱してネオメ
ソフェースを形成させる方法(特開昭54−16042
7号、@開開55−58287号、特開昭55−130
809号)。
エン、ペプタン等)で処理し、不溶部を加熱してネオメ
ソフェースを形成させる方法(特開昭54−16042
7号、@開開55−58287号、特開昭55−130
809号)。
しかしながら、これらの方法によつCも、PAN系炭素
炭素繊維敵する高度な性能をもつ炭素繊維を得ることが
できない為、現在に至るまで、ピンチ系炭素繊維は、例
えばアスベスト代替品のよう外強度が低ぐてもすむよう
な分野で用いられているのが実情である。また、前記の
各方法のうち、メンフェースのピンチを使用する方法は
、紡糸原液となるピイチの粘性が非常に大きいため、紡
糸性が悲く経済的な紡糸速バ〔での溶融紡糸が田作であ
るという製造上の問題も有する。
炭素繊維敵する高度な性能をもつ炭素繊維を得ることが
できない為、現在に至るまで、ピンチ系炭素繊維は、例
えばアスベスト代替品のよう外強度が低ぐてもすむよう
な分野で用いられているのが実情である。また、前記の
各方法のうち、メンフェースのピンチを使用する方法は
、紡糸原液となるピイチの粘性が非常に大きいため、紡
糸性が悲く経済的な紡糸速バ〔での溶融紡糸が田作であ
るという製造上の問題も有する。
本発明者らは、ピッチ系炭素繊維の製造における上述の
如き現状に鑑み、ピッチ類を原料としてすぐれた品質を
もつ炭素繊維を製造する方法を開発すぺ〈研究を重ね、
さきに、紡糸後の不融化・炭化処理段階で光学的に異方
性のメソフェースに転換する特異なプリメツフェース−
ピッチを経由する新規な炭素繊維を製造する方法を提案
しく特願昭56−117470号)、更に、かかるブリ
メソフェースピッチを1県的に製造するに適した方法を
提案【7た(特願昭57−80670号)。
如き現状に鑑み、ピッチ類を原料としてすぐれた品質を
もつ炭素繊維を製造する方法を開発すぺ〈研究を重ね、
さきに、紡糸後の不融化・炭化処理段階で光学的に異方
性のメソフェースに転換する特異なプリメツフェース−
ピッチを経由する新規な炭素繊維を製造する方法を提案
しく特願昭56−117470号)、更に、かかるブリ
メソフェースピッチを1県的に製造するに適した方法を
提案【7た(特願昭57−80670号)。
本発明者らは、さらに、高性能のピッチ系炭素繊維を形
成し得る紡糸用ピンチ組成物について検討を重ねた結果
、該ピッチ組成物の性質及びその中のキノリン可溶性成
分の性質及び化学イ1¥造、就中、ピンチの芳香化度や
比重及びキノリン可溶性成分の数平均分子苅が高性能の
炭素繊維を得るだめにM要であり、これらが特定の範囲
内にあるピッチ組成物は溶融紡糸性が良好で、且つ紡糸
後に不融化処理及び炭化処理を行うことによって、PA
N系炭素炭素繊維らないすぐれた性能をもつ炭素繊維を
形成し得る事実を見い出し、不発明忙到達したものであ
る。
成し得る紡糸用ピンチ組成物について検討を重ねた結果
、該ピッチ組成物の性質及びその中のキノリン可溶性成
分の性質及び化学イ1¥造、就中、ピンチの芳香化度や
比重及びキノリン可溶性成分の数平均分子苅が高性能の
炭素繊維を得るだめにM要であり、これらが特定の範囲
内にあるピッチ組成物は溶融紡糸性が良好で、且つ紡糸
後に不融化処理及び炭化処理を行うことによって、PA
N系炭素炭素繊維らないすぐれた性能をもつ炭素繊維を
形成し得る事実を見い出し、不発明忙到達したものであ
る。
すなわち、本発明は、炭素繊維製造のだめの新規外ピッ
チ組成物であって、キノリン可溶性成分を30’fi1
th%以上、好ましくは50〜70重間%含有し、20
℃における比重が1.29〜1.40 、好ましくは1
.30〜1.35、芳香化度が0.45〜0.9.好オ
しくは0.5〜0.8であり、且つ前記キノリン可溶性
成分の敬平均分子量が700〜1700 、好ましくは
800〜1500の範囲内にあるピッチ組成物である。
チ組成物であって、キノリン可溶性成分を30’fi1
th%以上、好ましくは50〜70重間%含有し、20
℃における比重が1.29〜1.40 、好ましくは1
.30〜1.35、芳香化度が0.45〜0.9.好オ
しくは0.5〜0.8であり、且つ前記キノリン可溶性
成分の敬平均分子量が700〜1700 、好ましくは
800〜1500の範囲内にあるピッチ組成物である。
一般に、高性能の炭素繊維を製造しようとする場合、紡
糸用ピンチは、紡糸段階で配向化し得る程度の分子配向
性とフィラメント化し得る曳糸性及び流動性を兼ね備え
る必要がある。従来のメソフェースピッチは分子配向性
という見地から熱処理等により高分子化したものである
が、これはすでに述べたように紡糸時の流動性。
糸用ピンチは、紡糸段階で配向化し得る程度の分子配向
性とフィラメント化し得る曳糸性及び流動性を兼ね備え
る必要がある。従来のメソフェースピッチは分子配向性
という見地から熱処理等により高分子化したものである
が、これはすでに述べたように紡糸時の流動性。
曳糸性に問題があり、注意深く紡糸しても紡糸速匹は約
4aom1分が限度である。また、かかるメソフェース
ピッチを溶融紡糸すると、その高度な配向性の故に、炭
素繊維前駆体ピッチ繊維中に巨大な葉状ドメインを準備
しがちであり、炭化処理後の最終繊維構造のラジアル化
、ひいては繊維の縦割れ等による性行61氏下を招き易
い。
4aom1分が限度である。また、かかるメソフェース
ピッチを溶融紡糸すると、その高度な配向性の故に、炭
素繊維前駆体ピッチ繊維中に巨大な葉状ドメインを準備
しがちであり、炭化処理後の最終繊維構造のラジアル化
、ひいては繊維の縦割れ等による性行61氏下を招き易
い。
本発明者らは、この問題について研究の結果、最終炭素
繊維の内部構造及び(生nヒは、糸カ糸にイ↓(するピ
ンチの化学梼造及び性質によって大へく左右されること
、そして、従来のメソフェースピッチよりも分子配向性
をある程度イ氏下させることが有効であることを知見し
た1、シカ・し、この場合、ピッチの分子配向性は、紡
糸段階である程度回復可能であり、且つ紡糸段1@では
弓1続く炭化処理で高度に配向した構造を出現させイ!
)るようカ潜在的配向能を形成させるようなものでなけ
ればならない。
繊維の内部構造及び(生nヒは、糸カ糸にイ↓(するピ
ンチの化学梼造及び性質によって大へく左右されること
、そして、従来のメソフェースピッチよりも分子配向性
をある程度イ氏下させることが有効であることを知見し
た1、シカ・し、この場合、ピッチの分子配向性は、紡
糸段階である程度回復可能であり、且つ紡糸段1@では
弓1続く炭化処理で高度に配向した構造を出現させイ!
)るようカ潜在的配向能を形成させるようなものでなけ
ればならない。
本発明のピンチ組成物は、このような要求ヲ、・満たす
もので、溶融紡糸時の166糸性(流動1生。
もので、溶融紡糸時の166糸性(流動1生。
曳糸性)が良好で1100o/分以上の高速でも円滑な
紡糸が可能であり、且つ#b先糸後炭(IZ拠理段階に
於いて、上述のような理想0勺な4’S l遊を発現し
得るものである。
紡糸が可能であり、且つ#b先糸後炭(IZ拠理段階に
於いて、上述のような理想0勺な4’S l遊を発現し
得るものである。
本発明のピンチ組成物は、キノIJン=T溶1生成分を
30重−喰係以−l二、好ましくは50〜70重lit
%含有する、キノリン可溶性成分力(30重量多未満で
は、軟化点が高く紡糸4生力く悪く、また生成する炭素
峨Atfの構造がラジアル状を呈し易いO 更に、本発明のピンチ組成物は、次の0)〜(今の性)
八を有する。即ち0)該ピッチ組成物【pのキノリン可
溶性成分の敬平均分子1%ニア5E700〜t700+
好ましく 1:l: 800〜1500で、(ロ)該ピ
ンチの比+1L (20℃における)Atx、29〜1
.4o、好咬しくは1.30〜1.35であI)、(→
芳香化11.〔が0.45〜0.9の範囲内にあること
力監必四であろう 従来のメソフェースピッチは、キノリンネ溶性成分とキ
ノリンネ溶性成分との混合物であり、このため両者が相
分離を生じ易く良好な紡糸性を維持L gKい。これに
対し、上記の条件を満たすものは組成物中に含むことの
あるキノもノン不溶性成分とキノリン可溶性成分との相
溶性≠玉良好で、相当艮のキノリンネ溶性成分を含む組
成物でも良好な紡糸性を維持する。しかも、本a明のピ
ンチ組成物は、多環縮合化合物が高い芳香性を保ちつつ
核が部分水添された構造を有するため、該化合物の平面
性が適度に歪められておシ、巨大な葉状ドメインの生成
を防止すると共に、少くとも紡糸後のピッチ繊維中に潜
在的配向性を付与し、引続く炭化処理に於て脱水素によ
る平面性の回復とともにすぐれた配向性。
30重−喰係以−l二、好ましくは50〜70重lit
%含有する、キノリン可溶性成分力(30重量多未満で
は、軟化点が高く紡糸4生力く悪く、また生成する炭素
峨Atfの構造がラジアル状を呈し易いO 更に、本発明のピンチ組成物は、次の0)〜(今の性)
八を有する。即ち0)該ピッチ組成物【pのキノリン可
溶性成分の敬平均分子1%ニア5E700〜t700+
好ましく 1:l: 800〜1500で、(ロ)該ピ
ンチの比+1L (20℃における)Atx、29〜1
.4o、好咬しくは1.30〜1.35であI)、(→
芳香化11.〔が0.45〜0.9の範囲内にあること
力監必四であろう 従来のメソフェースピッチは、キノリンネ溶性成分とキ
ノリンネ溶性成分との混合物であり、このため両者が相
分離を生じ易く良好な紡糸性を維持L gKい。これに
対し、上記の条件を満たすものは組成物中に含むことの
あるキノもノン不溶性成分とキノリン可溶性成分との相
溶性≠玉良好で、相当艮のキノリンネ溶性成分を含む組
成物でも良好な紡糸性を維持する。しかも、本a明のピ
ンチ組成物は、多環縮合化合物が高い芳香性を保ちつつ
核が部分水添された構造を有するため、該化合物の平面
性が適度に歪められておシ、巨大な葉状ドメインの生成
を防止すると共に、少くとも紡糸後のピッチ繊維中に潜
在的配向性を付与し、引続く炭化処理に於て脱水素によ
る平面性の回復とともにすぐれた配向性。
結晶性を発現し得る。また、前述した平面性の歪が分子
のモビリティ増加につながり、紡糸においてすぐれた流
動性を与える。
のモビリティ増加につながり、紡糸においてすぐれた流
動性を与える。
しかるに1キノリン可溶性成分の数平均分子量が700
未満では、キノリンネ溶性成分との相分離を生じ易くな
り、また、紡糸したピッチ繊維の不融化処理に於て繊維
が溶断し易くなったり、また炭化処理において低分子量
物の脱落によシ欠陥を生じ易い等の問題がある。一方、
数平均分子量が1700を超えるとピッチ組成物全体の
軟化点が高くなり過ぎ円滑な紡糸が困難となる。また、
ピンチ組成物の比重及び芳香化度の何れかでも上記範囲
を外れると、炭素繊維において巨大な葉状ドメインを発
生しがちで高性能の炭素繊維とすることは出来ず、また
、紡糸時の流動性にも間ト月が生じる。
未満では、キノリンネ溶性成分との相分離を生じ易くな
り、また、紡糸したピッチ繊維の不融化処理に於て繊維
が溶断し易くなったり、また炭化処理において低分子量
物の脱落によシ欠陥を生じ易い等の問題がある。一方、
数平均分子量が1700を超えるとピッチ組成物全体の
軟化点が高くなり過ぎ円滑な紡糸が困難となる。また、
ピンチ組成物の比重及び芳香化度の何れかでも上記範囲
を外れると、炭素繊維において巨大な葉状ドメインを発
生しがちで高性能の炭素繊維とすることは出来ず、また
、紡糸時の流動性にも間ト月が生じる。
本発明者らのhI)究Cてよれば、」二連の各条件を満
足するピッチ組成物のうちでも、さらに次のに)〜(へ
)の条件を満たすものが好適である。
足するピッチ組成物のうちでも、さらに次のに)〜(へ
)の条件を満たすものが好適である。
に) キノリン可溶性成分は、’H−Nλ4Hに於て、
溶媒を除く全検出水素に対するテトラメチルシラン(T
MS)基準のケミカルシフト5〜7 ppmの水9 H
A、 3〜4 ppmの水素HB の割合が、それぞ
れHA −= 4.5〜10%、 HB = 2.5〜
7.5%にあることっこのHA及びuBが前記の範囲内
にあるということ7は多項縮合化合物中の芳香核が部分
水添されており、化合物の平面性が歪んでいることを意
味する。
溶媒を除く全検出水素に対するテトラメチルシラン(T
MS)基準のケミカルシフト5〜7 ppmの水9 H
A、 3〜4 ppmの水素HB の割合が、それぞ
れHA −= 4.5〜10%、 HB = 2.5〜
7.5%にあることっこのHA及びuBが前記の範囲内
にあるということ7は多項縮合化合物中の芳香核が部分
水添されており、化合物の平面性が歪んでいることを意
味する。
(1ウ ピンチ組成物のH/C(水素/炭素比)が0
.5〜0.65の範囲内にあること。これは、前述の水
添構造を示すと共に、高い芳香族性を1呆っていること
を示す。
.5〜0.65の範囲内にあること。これは、前述の水
添構造を示すと共に、高い芳香族性を1呆っていること
を示す。
即ち、これらの条件を満たすものは、縮合現数4〜6の
構造単位が2〜10個程度側鎖でつながっており、各構
造単位の芳香核は、部分水添され、分子の平面構造は歪
んだものとなっている。
構造単位が2〜10個程度側鎖でつながっており、各構
造単位の芳香核は、部分水添され、分子の平面構造は歪
んだものとなっている。
次に、本発明でいう数平均分子量、芳香化1K。
’H−NMR、u/a等の測定法について説明する。
ピリジンを溶媒としてV、POを使用して測定。
vPOは、蒸気圧オスモメーターとしてKnauner
Dampfaruck Oetometor を用
い、溶媒としてピリジン、標準物質としてベンジルを使
用。
Dampfaruck Oetometor を用
い、溶媒としてピリジン、標準物質としてベンジルを使
用。
(2) 芳香化度
KBr錠剤法で測定したIRより、下記式により算出す
る。
る。
なお、工R測定装置は、島津製作所製IR−27G型を
使用。
使用。
測定装置とじでL1本1■、子製ps−too型スペク
トロメーターを用い、ケミカルシフトはThl5を内標
準としてδ値で表わす。
トロメーターを用い、ケミカルシフトはThl5を内標
準としてδ値で表わす。
NMRスペクトルは溶媒として重ピリジンを用いて演l
定。
定。
(、s) Hlo
JI8M−8813に従って測定した元素分析より次式
に1道って算出する。
に1道って算出する。
xi/+; = (H分析値7目/(a分析値/12)
次に、上述の如き本発明のピッチ組成物の製造法につい
で説明する。
次に、上述の如き本発明のピッチ組成物の製造法につい
で説明する。
原料ヒラ9’ トL、てけ、コールタール、コールター
ルピッチ、石炭液化物などの石炭系重質油。
ルピッチ、石炭液化物などの石炭系重質油。
石油の常圧残留油、減圧蒸留残油及びこれらの残油の熱
処理によって副生ずるタールやピッチ。
処理によって副生ずるタールやピッチ。
オイルザンド、ピチューメンなどの石油系M質量を用い
ることができるが、コールタ−ルビフグ−が本発明のピ
ッチ組成物を製造し易いので好−ましい。
ることができるが、コールタ−ルビフグ−が本発明のピ
ッチ組成物を製造し易いので好−ましい。
本発明のピンチ組成物は、前記市販原料ピンチを精製後
、特定の水素化溶媒下で加熱する第1段処理と、前記溶
媒を除去したのち、あるいは除去しつつ高温に加熱する
第2段処理とをhlliすことによって製造される。
、特定の水素化溶媒下で加熱する第1段処理と、前記溶
媒を除去したのち、あるいは除去しつつ高温に加熱する
第2段処理とをhlliすことによって製造される。
第1段処理で使用する水素化溶媒としては、テトラヒド
ロキノリン(以下THQ、と略称する)が最適であるが
、キノリンとTHQ、との混合物を使用してもよく、ま
た、触媒(コバルト−モリブデン系、酸化鉄系)の存在
下で水素とともにキノリンを使用することもでき、ナフ
タレlン油。
ロキノリン(以下THQ、と略称する)が最適であるが
、キノリンとTHQ、との混合物を使用してもよく、ま
た、触媒(コバルト−モリブデン系、酸化鉄系)の存在
下で水素とともにキノリンを使用することもでき、ナフ
タレlン油。
アントラセン油、−エ」二Afム看二1呼油、↓n≠油
などを水素ガスと共に使用することも可能;である。水
素化溶媒としてTHQを用いる場合は、原料ピッチ10
0重量部当りTI(Q、 30〜l 00 INN郡部
加え300〜500℃、好ましくは340〜450℃で
10〜60分間加熱する。このように処理した生成物は
、次の第2段処理に付される、 #I¥2段処理では、 THQ、処理ピンチは減圧下、
例えば圧力50□11g以下で、450℃以上、好すし
くは450〜550℃で5〜60分間保持する。この場
合、このような減圧処理の代りにTHQを除去[7たの
ち常圧下で450〜550℃にて5〜60分間保持して
もよく、マた。 1JfQ。
などを水素ガスと共に使用することも可能;である。水
素化溶媒としてTHQを用いる場合は、原料ピッチ10
0重量部当りTI(Q、 30〜l 00 INN郡部
加え300〜500℃、好ましくは340〜450℃で
10〜60分間加熱する。このように処理した生成物は
、次の第2段処理に付される、 #I¥2段処理では、 THQ、処理ピンチは減圧下、
例えば圧力50□11g以下で、450℃以上、好すし
くは450〜550℃で5〜60分間保持する。この場
合、このような減圧処理の代りにTHQを除去[7たの
ち常圧下で450〜550℃にて5〜60分間保持して
もよく、マた。 1JfQ。
を除去したのち常圧下で−たん出℃よと・高い温度まで
昇温後400〜430℃まで低ゴド・させ、この温度に
15〜180分間保持してもよい0 このような2段処理に於て、原料ピンチの組成や性質に
応じて処理条件を上記範囲内で適宜選定することによっ
て、本発明のピッチ組成物とすることができる。
昇温後400〜430℃まで低ゴド・させ、この温度に
15〜180分間保持してもよい0 このような2段処理に於て、原料ピンチの組成や性質に
応じて処理条件を上記範囲内で適宜選定することによっ
て、本発明のピッチ組成物とすることができる。
なお、本発明者らの研究によれば、本発明の良好な紡糸
用ピンチ組成物を製造するには、前記熱処理(第2段処
理)前のピンチとして、実質的に100チキノリン可溶
性であって、その20℃における比重が、1.25〜1
.31であり、質量スペクトル分析(MS)で測定17
た惜造単位体平均分子債が200〜400である締金環
数2〜6の多項芳香族縮合体から成るものを用いるのが
好適である。このピンチは第1段処理(水素化溶媒処理
)によって芳香核が部分水添され分子の平面性が歪んだ
構造を形成しているが、この基本構造は第2段処理(熱
処理)でも失われることがなく、第2段処理による側鎖
の結合によって上述した種々の*g、と利点を有する本
発明のピッチ組成物となる。
用ピンチ組成物を製造するには、前記熱処理(第2段処
理)前のピンチとして、実質的に100チキノリン可溶
性であって、その20℃における比重が、1.25〜1
.31であり、質量スペクトル分析(MS)で測定17
た惜造単位体平均分子債が200〜400である締金環
数2〜6の多項芳香族縮合体から成るものを用いるのが
好適である。このピンチは第1段処理(水素化溶媒処理
)によって芳香核が部分水添され分子の平面性が歪んだ
構造を形成しているが、この基本構造は第2段処理(熱
処理)でも失われることがなく、第2段処理による側鎖
の結合によって上述した種々の*g、と利点を有する本
発明のピッチ組成物となる。
以上述べたような本発明のピッチ組成物は、紡糸温度に
おいて適度な粘弾的特性を有し、溶融紡糸性がきわめて
良好である。
おいて適度な粘弾的特性を有し、溶融紡糸性がきわめて
良好である。
溶融紡糸は、それ自体公知の方法で行うことができる。
例えば本発明のピッチ組成物を孔径0.1〜0.88の
紡糸孔をもつ口金から軟化点より50〜100℃高い温
度で押出し、紡糸口金から吐出したフィラメントを紡糸
(巻取)速度300〜1500 m 7分で巻取ること
Kより容易に繊維化することができる。得られたピッチ
繊維は、次いで酸素の存在下に0.5〜3′C/分の昇
温速度で250〜35mCまで加熱し、5〜30分間維
持することKよって不融化処理し、これを更に、不活性
ガス中で2〜b 温速度で1(100〜150mCまで加熱し、この温度
に10〜30分間維持することによって炭化処理を行う
。
紡糸孔をもつ口金から軟化点より50〜100℃高い温
度で押出し、紡糸口金から吐出したフィラメントを紡糸
(巻取)速度300〜1500 m 7分で巻取ること
Kより容易に繊維化することができる。得られたピッチ
繊維は、次いで酸素の存在下に0.5〜3′C/分の昇
温速度で250〜35mCまで加熱し、5〜30分間維
持することKよって不融化処理し、これを更に、不活性
ガス中で2〜b 温速度で1(100〜150mCまで加熱し、この温度
に10〜30分間維持することによって炭化処理を行う
。
本発明のピッチ組成物は、この炭化処理の過程において
完全なメソフェースとなり、充分釦配向し且つ巨大なド
メインを含まない緻密な惜敗の炭、(ソ繊11Tを形成
する。。
完全なメソフェースとなり、充分釦配向し且つ巨大なド
メインを含まない緻密な惜敗の炭、(ソ繊11Tを形成
する。。
得られる炭素tR維はzooKf、/π4以上の高張1
〕℃とlo ton / m4以上のモジュラスを有し
、きわめて1生能のすぐれたものとなる。
〕℃とlo ton / m4以上のモジュラスを有し
、きわめて1生能のすぐれたものとなる。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明
する。
する。
なお、各実施例中の炭素繊維の繊維径(糸径)。
引張強度、伸び率、モジュラスはJ工8 R7601F
炭素R維試験方法」K従って測定した。
炭素R維試験方法」K従って測定した。
ナオ、繊維径はヘリウム−ネオy v ++ サ、、、
、 ヲ使用して測定した。
、 ヲ使用して測定した。
実施例−1゜
市販コールタール中ピンチ134vとテトラハイドロキ
ノリン(THQ、と称す。)402fを電磁銹導回転攪
拌装置を備えた5tTS316製1 tオー) クレー
プに仕込み、窒素で充分It 4!後、内圧をOKt
/ di Gとし、密閉後、攪拌しながら430℃まで
昇温し、43G’Cに達した後、さらに15分子#11
維持した。しかる後、室温まで冷却し、攪拌を止め、内
容物を取シ出した。該混合物を水流アスピレータ−減用
下A4定性ν紙、次いでG−4グラスフイルターで吸引
濾過するこ、!:により、不溶物を除去した。かくして
得られた母液を、2911 ℃、 10 yHTOrr
で減圧蒸留し、未反応THQ及び反応して生じたキノリ
ンよυ主として成る溶媒を留去し、THQ、処理ピッチ
をイ0た。しかる後、酸ピンチを300 ml耐熱ガラ
ス製三日ア2スコに仕込み、N!気流中10 TOrr
K保持し、465℃に加熱した。低沸点物の留出を伴
いなから内温はすみやかに上昇した。内温が一定となっ
た後、15分回加熱を続は冷却した。
ノリン(THQ、と称す。)402fを電磁銹導回転攪
拌装置を備えた5tTS316製1 tオー) クレー
プに仕込み、窒素で充分It 4!後、内圧をOKt
/ di Gとし、密閉後、攪拌しながら430℃まで
昇温し、43G’Cに達した後、さらに15分子#11
維持した。しかる後、室温まで冷却し、攪拌を止め、内
容物を取シ出した。該混合物を水流アスピレータ−減用
下A4定性ν紙、次いでG−4グラスフイルターで吸引
濾過するこ、!:により、不溶物を除去した。かくして
得られた母液を、2911 ℃、 10 yHTOrr
で減圧蒸留し、未反応THQ及び反応して生じたキノリ
ンよυ主として成る溶媒を留去し、THQ、処理ピッチ
をイ0た。しかる後、酸ピンチを300 ml耐熱ガラ
ス製三日ア2スコに仕込み、N!気流中10 TOrr
K保持し、465℃に加熱した。低沸点物の留出を伴
いなから内温はすみやかに上昇した。内温が一定となっ
た後、15分回加熱を続は冷却した。
、得られた紡糸用ピッチを分析するとともに、定速降下
プランジャーを有するシリンダーに入れ370℃で10
0・o m 7分の速度で紡糸巻取υを行ないピッチ繊
維と【7た。該ピッチ繊維を空気気流中で200℃から
aoocO間を2℃/分の昇温速度で熱処理後、さらに
aoo℃で15分1)fJ熱処理することによシネ融化
繊維とし、引続きN!気流中で1500’C,15分間
炭化(焼成)処理して炭素繊維とした後、常法により機
椋物性を測定した。
プランジャーを有するシリンダーに入れ370℃で10
0・o m 7分の速度で紡糸巻取υを行ないピッチ繊
維と【7た。該ピッチ繊維を空気気流中で200℃から
aoocO間を2℃/分の昇温速度で熱処理後、さらに
aoo℃で15分1)fJ熱処理することによシネ融化
繊維とし、引続きN!気流中で1500’C,15分間
炭化(焼成)処理して炭素繊維とした後、常法により機
椋物性を測定した。
紡糸用ピッチのJ工5K−2425に依るキノリン可溶
性成分の含有率は58.0重量%であシ、ピリジンを溶
媒としてvpoを使用して測定した該キノリン可溶性成
分の数平均分子量は960であった。又、該ピッチのz
ocK於ける比重は、1.322であり、KBr錠剤法
で測定した工Rより下記式、 芳香イ11(= 305(1cm−’強度/[(”o5
0”−’強IF−)+(292scm ’強度)]で
求めた芳香化度は0.60であった。又、キノリン可溶
性成分について重ピリジンを溶媒として測定した’H−
NMRより求めたHA、HB は各h6.2%、5゜
8%であった。又、513M−8813に従って測定し
た元素分析より次式、 Hlo−(H分析1直/1)/(0分析値/12)に従
って求めたH//Cは、0.54であった、これらのデ
ータは、該ピンチは高度に発達した多が縮を骨格と、芳
香性を有しつつ、なお、効果的に水素が導入され、分子
平面性が適度に歪んでいる事を示している。このため該
ピッチは優れた流動特性を持ち、且つ、紡糸過程で少く
とも配向の下11kを形成し、且つ焼成時に縦割れにつ
ながる巨大な葉状ドメインの形成を防止するものと思わ
れる。又、該ピッチの分子平面性の歪は、炭化(焼成)
過程で脱水素が生じることにより容易に修復される。
性成分の含有率は58.0重量%であシ、ピリジンを溶
媒としてvpoを使用して測定した該キノリン可溶性成
分の数平均分子量は960であった。又、該ピッチのz
ocK於ける比重は、1.322であり、KBr錠剤法
で測定した工Rより下記式、 芳香イ11(= 305(1cm−’強度/[(”o5
0”−’強IF−)+(292scm ’強度)]で
求めた芳香化度は0.60であった。又、キノリン可溶
性成分について重ピリジンを溶媒として測定した’H−
NMRより求めたHA、HB は各h6.2%、5゜
8%であった。又、513M−8813に従って測定し
た元素分析より次式、 Hlo−(H分析1直/1)/(0分析値/12)に従
って求めたH//Cは、0.54であった、これらのデ
ータは、該ピンチは高度に発達した多が縮を骨格と、芳
香性を有しつつ、なお、効果的に水素が導入され、分子
平面性が適度に歪んでいる事を示している。このため該
ピッチは優れた流動特性を持ち、且つ、紡糸過程で少く
とも配向の下11kを形成し、且つ焼成時に縦割れにつ
ながる巨大な葉状ドメインの形成を防止するものと思わ
れる。又、該ピッチの分子平面性の歪は、炭化(焼成)
過程で脱水素が生じることにより容易に修復される。
洩だ、得られた炭素繊維は糸径10μで、強i1:tl
−245Kg/Id 、モジュラス17 TOI’l
/−を示した。
−245Kg/Id 、モジュラス17 TOI’l
/−を示した。
比較例−1゜
実施例−1で使用したと同じ市販コールタール中ピッチ
1002を41.拌機付きガラス三日ロフラスゴに仕込
み、望素気□流中、常圧、400℃、24時間攪拌下熱
処理後取り出し、該熱処理ピッチ1重工^部に対し65
m1の脱水エチレンジアミン中で、該ピッチと等重量部
の金属リチウムにより80〜90℃で環元後、常法によ
り中和し水洗F 、If4 f: R%返し水添コール
タールビツヂを得た。、該水添ピッチをN!気流中、常
圧、400℃で1時間攪拌下貼処理し紡糸用ピッtを調
製した。該紡糸用ピンチを実施例−1に準じ分析すると
ともに炭素繊維とし、機械物性を測定した。
1002を41.拌機付きガラス三日ロフラスゴに仕込
み、望素気□流中、常圧、400℃、24時間攪拌下熱
処理後取り出し、該熱処理ピッチ1重工^部に対し65
m1の脱水エチレンジアミン中で、該ピッチと等重量部
の金属リチウムにより80〜90℃で環元後、常法によ
り中和し水洗F 、If4 f: R%返し水添コール
タールビツヂを得た。、該水添ピッチをN!気流中、常
圧、400℃で1時間攪拌下貼処理し紡糸用ピッtを調
製した。該紡糸用ピンチを実施例−1に準じ分析すると
ともに炭素繊維とし、機械物性を測定した。
その′結果、該紡糸ピッチは99饅のキノリン可溶性成
分を含有して幹り、ピリジンを溶媒としてvpoで測定
した該キノリン1工溶性成分の数平均分子量は1300
であった。又、該ピッチの比重は1.280であり、芳
香化度は0.43であった。又、キノリン可溶性成分に
ついて重ピリジンを溶媒として測定した’H−NMRよ
り求めたHA 、 HBは各々3.7チ、ii。2チで
ありβ及びr水素も18.3 %及び10.5チとか外
り多量圧存在した。又、a/aは0.75であった。。
分を含有して幹り、ピリジンを溶媒としてvpoで測定
した該キノリン1工溶性成分の数平均分子量は1300
であった。又、該ピッチの比重は1.280であり、芳
香化度は0.43であった。又、キノリン可溶性成分に
ついて重ピリジンを溶媒として測定した’H−NMRよ
り求めたHA 、 HBは各々3.7チ、ii。2チで
ありβ及びr水素も18.3 %及び10.5チとか外
り多量圧存在した。又、a/aは0.75であった。。
これらのデータは、該ピンチは高度に発達した芳香族多
猿縮合体よシ成るが、側鎖もかなり含有している事を示
す。(又、分子平面性は良好なものと考えられる。)か
かるピンチは焼成時に側鎖の切断、離脱が生じやすいと
考えられ炭素繊維の欠陥が増大するljLれが高い。
猿縮合体よシ成るが、側鎖もかなり含有している事を示
す。(又、分子平面性は良好なものと考えられる。)か
かるピンチは焼成時に側鎖の切断、離脱が生じやすいと
考えられ炭素繊維の欠陥が増大するljLれが高い。
得られた炭素繊維は糸径9.5μで強度148にり/
ruA 、モジュラスt o Ton /−てあった。
ruA 、モジュラスt o Ton /−てあった。
比較例−2゜
FCCデカントオイルより得られる石油系ピンチ400
fを攪拌機付きガラス三日ロフラスコ忙仕込み、窒素気
流中、常圧、400℃、1時間攪拌下で熱処理後取り出
し、粉砕後、該熱処理ヒツチと等重量のテトラヒドロフ
ラン(THF)中に入れ、室温で*素気流中で1時間攪
拌した。
fを攪拌機付きガラス三日ロフラスコ忙仕込み、窒素気
流中、常圧、400℃、1時間攪拌下で熱処理後取り出
し、粉砕後、該熱処理ヒツチと等重量のテトラヒドロフ
ラン(THF)中に入れ、室温で*素気流中で1時間攪
拌した。
しかる後、該溶液をA4定性p紙と金中を用いN、加圧
p過機で濾過し、不溶物を除去した。かくして得られた
P液にTHFに対し4倍遍のトルエンを窒素気流中、4
1拌下添加し、さらにその状態で1時間4it拌を続け
たう生成した沈澱をG−4グラスフイルターで漣過する
ことによシ収隼し、しかる後常法により乾燥した。該溶
剤分別ピンチを三ロフラスコに仕込み、窒素気流中、常
圧、440℃、15分間攪拌下熱処理し紡糸ピッチを調
製した。該紡糸用ピンチを実施例−1に準じ分析すると
ともに炭素繊維とし、機械物性を測定した、 その結果、該紡糸ピンチは、50%のキノリン可溶性成
分を含有l、ており、ピリジンを溶媒としてvpoで測
定した該キノリン8J溶性成分の数平均分子量は650
であった。該ピッチの比重は1,309であシ、芳香化
度は0.51であった。又、キノリン可溶性成分につい
て重ピリジンを溶媒として測定した’H−NMRより求
めたHA、、HBは各h4.1%、7.6慢であり、H
loは0.61であった。
p過機で濾過し、不溶物を除去した。かくして得られた
P液にTHFに対し4倍遍のトルエンを窒素気流中、4
1拌下添加し、さらにその状態で1時間4it拌を続け
たう生成した沈澱をG−4グラスフイルターで漣過する
ことによシ収隼し、しかる後常法により乾燥した。該溶
剤分別ピンチを三ロフラスコに仕込み、窒素気流中、常
圧、440℃、15分間攪拌下熱処理し紡糸ピッチを調
製した。該紡糸用ピンチを実施例−1に準じ分析すると
ともに炭素繊維とし、機械物性を測定した、 その結果、該紡糸ピンチは、50%のキノリン可溶性成
分を含有l、ており、ピリジンを溶媒としてvpoで測
定した該キノリン8J溶性成分の数平均分子量は650
であった。該ピッチの比重は1,309であシ、芳香化
度は0.51であった。又、キノリン可溶性成分につい
て重ピリジンを溶媒として測定した’H−NMRより求
めたHA、、HBは各h4.1%、7.6慢であり、H
loは0.61であった。
これらのデータは、該ピッチは高度に発達した芳香族多
環縮合体より成り、分子平面性が優れていることを示す
、 かかるピンチは高度に発達したメソフェースの為如炭素
繊維中に巨大な葉状ドメインを準備しやすくなり、糸に
縦割を生じゃす〈外ると考えられる。
環縮合体より成り、分子平面性が優れていることを示す
、 かかるピンチは高度に発達したメソフェースの為如炭素
繊維中に巨大な葉状ドメインを準備しやすくなり、糸に
縦割を生じゃす〈外ると考えられる。
得られた炭素繊維は糸径9゜8μで強1現150〜1
o o Kp/mJ rモジュラス8〜l 5Ton
/ m4の範囲にバラライでおシ、縦割れを生じた糸も
認められた。
o o Kp/mJ rモジュラス8〜l 5Ton
/ m4の範囲にバラライでおシ、縦割れを生じた糸も
認められた。
比較例−3゜
比較例−2で使用したと同じ石油系ピンチ200fを攪
拌機付きガラス三日ロフラスコに仕込み、窒素をバブル
しつつ、常圧、400℃。
拌機付きガラス三日ロフラスコに仕込み、窒素をバブル
しつつ、常圧、400℃。
24時間攪拌下で熱処理し、紡糸用ピンチを詞製した。
該紡糸用ピンチを実施例−IK準じ分析するとともに炭
素繊維とし、機械物性を測定しようと試みた。
素繊維とし、機械物性を測定しようと試みた。
その結果、該紡糸ピッチは38チのキノリン可溶性成分
を含有しており、ピリジンを溶媒としてvpoで測定し
た、該キノリン可溶性成分の数平均分子量は600であ
った。該ピッチの匹重は1,345であり、芳香化度は
0.65であった。又、キノリン可溶性成分について重
ピリジンを溶媒として測定したlH−NMRよシ求めた
HA 、 HBは各k 1.8 % 、 3.4%であ
り、Iloは0.51であった。
を含有しており、ピリジンを溶媒としてvpoで測定し
た、該キノリン可溶性成分の数平均分子量は600であ
った。該ピッチの匹重は1,345であり、芳香化度は
0.65であった。又、キノリン可溶性成分について重
ピリジンを溶媒として測定したlH−NMRよシ求めた
HA 、 HBは各k 1.8 % 、 3.4%であ
り、Iloは0.51であった。
これらのデータは、該ピッチは高度に発達した芳香族多
環縮合体よシ成り、分子平面性が優れていることを示す
。
環縮合体よシ成り、分子平面性が優れていることを示す
。
かかるピンチは、高度に発達し7たメソフェースの為に
炭素繊維中に巨大な葉状ドメインを準(illl Lや
すくなり、糸に縦割れを生じやすくなると考えられる。
炭素繊維中に巨大な葉状ドメインを準(illl Lや
すくなり、糸に縦割れを生じやすくなると考えられる。
実施例−1に準じた紡糸を実施したところ、該ピッチの
可動性は悪く、600 m 7分での巻取シは不可能で
あった。巻取速度をa o o WL15+に低下させ
ることにより、巻jsy、りが辛うじて実施可能である
ことが解った。この為、繊維径を維持する様、プランジ
ャーの降下速度を潤整し後は実施例−IK準じ炭素繊維
を作成した。
可動性は悪く、600 m 7分での巻取シは不可能で
あった。巻取速度をa o o WL15+に低下させ
ることにより、巻jsy、りが辛うじて実施可能である
ことが解った。この為、繊維径を維持する様、プランジ
ャーの降下速度を潤整し後は実施例−IK準じ炭素繊維
を作成した。
得られた炭素繊維は糸径1o、3μで強度8゜・〜、t
4 s Ky/mA 、モジュラスは7〜14Tor
V/−の範囲にバラライておシ、縦割れを生じた糸が認
められた。
4 s Ky/mA 、モジュラスは7〜14Tor
V/−の範囲にバラライておシ、縦割れを生じた糸が認
められた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 キノリン可溶性成分を30ff1%以上含むピン
チであって、20℃における比重が1.29〜1.40
であり且つ芳香化度が0.45〜0.9であり、前記キ
ノリン可溶性成分の4(平均分子量が700〜1700
であることを特徴とする炭素繊維製造用ピンチ組成物。 2、 キノリン可溶性成分は、ぞの’H−NMRにおい
て、溶媒を除く全検出水素に対するテトラメチルシラン
(TMS)基準のケミカルシフト5〜7ppmの水素H
A 及び3〜4ppmの水素H13の割合が、それぞ
れ、HA=4.5〜10 %、H’B=2.5〜7.5
俤である特許請求の範囲第1項記載のピッチ組成物。 3、全組成物のaloの値が0.5〜0.65である特
許請求の範囲第1項又は第2項記載のピッチ組成物。 4、 キノリンj+(溶性成分を50〜70重tA係含
むl特許請求の範囲m1項、第2項又祉第3項記載のピ
ンチ組成物。 5゜ コールタールビツヂを特徴とする特許請求の範囲
第4項記載のピッチ組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14703782A JPS5936725A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 炭素繊維製造用ピツチ組成物 |
US06/525,702 US4590055A (en) | 1982-08-24 | 1983-08-23 | Pitch-based carbon fibers and pitch compositions and precursor fibers therefor |
FR8313618A FR2532322B1 (fr) | 1982-08-24 | 1983-08-23 | Compositions de brai, procedes de preparation desdites compositions, filament de brai, procede de preparation dudit filament, fibre de carbone a base de brai et procede de preparation de ladite fibre de carbone |
GB08322788A GB2129825B (en) | 1982-08-24 | 1983-08-24 | Pitch-based carbon fibers and pitch compositions and precursor fibers therefor |
DE19833330575 DE3330575A1 (de) | 1982-08-24 | 1983-08-24 | Kohlenstoffasern auf pechbasis, pechzusammensetzungen und faservorprodukt hierfuer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14703782A JPS5936725A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 炭素繊維製造用ピツチ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5936725A true JPS5936725A (ja) | 1984-02-29 |
JPH0413396B2 JPH0413396B2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=15421092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14703782A Granted JPS5936725A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 炭素繊維製造用ピツチ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936725A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62250226A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 炭素繊維の製造法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5455625A (en) * | 1977-10-03 | 1979-05-02 | Union Carbide Corp | Low molecular weight meso phase pitch |
JPS5657881A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-20 | Union Carbide Corp | Manufacture of intermediate phase pitch and carbon fiber |
JPS57100186A (en) * | 1980-12-15 | 1982-06-22 | Fuji Standard Res Kk | Latently anisotropic pitch |
JPS5841914A (ja) * | 1981-08-29 | 1983-03-11 | Mitsui Cokes Kogyo Kk | 高強度、高弾性炭素繊維の製造方法 |
-
1982
- 1982-08-24 JP JP14703782A patent/JPS5936725A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5455625A (en) * | 1977-10-03 | 1979-05-02 | Union Carbide Corp | Low molecular weight meso phase pitch |
JPS5657881A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-20 | Union Carbide Corp | Manufacture of intermediate phase pitch and carbon fiber |
JPS57100186A (en) * | 1980-12-15 | 1982-06-22 | Fuji Standard Res Kk | Latently anisotropic pitch |
JPS5841914A (ja) * | 1981-08-29 | 1983-03-11 | Mitsui Cokes Kogyo Kk | 高強度、高弾性炭素繊維の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62250226A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 炭素繊維の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413396B2 (ja) | 1992-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Mochida et al. | Mesophase pitch catalytically prepared from anthracene with HF/BF3 | |
EP0090475B1 (en) | Mesophase pitch having ellipsoidal molecules and method for making the pitch | |
US4115527A (en) | Production of carbon fibers having high anisotropy | |
EP0026647A1 (en) | Mesophase pitch, processes for its production and fibers produced therefrom | |
JPH0133568B2 (ja) | ||
EP0090476B1 (en) | Method for producing mesophase pitch and binder pitch | |
US5182010A (en) | Mesophase pitch for use in the making of carbon materials | |
JPS5936725A (ja) | 炭素繊維製造用ピツチ組成物 | |
JPS602352B2 (ja) | プリメソフエ−ス炭素質の製造方法 | |
Mochida et al. | Comparative evaluation of mesophase pitches derived from coal tar and FCC-DO | |
JPS6030366B2 (ja) | 高強度、高弾性炭素繊維の製造法 | |
JPS58101191A (ja) | メソ相ピツチおよび該ピツチ系炭素繊維の製造方法 | |
JPS59136383A (ja) | 炭素繊維製造用ピツチの調製方法 | |
JPH036248B2 (ja) | ||
JPS5936724A (ja) | 炭素繊維原料ピツチ組成物 | |
JP2982406B2 (ja) | 炭素繊維用紡糸ピッチの製造方法 | |
JP3018660B2 (ja) | 炭素繊維用紡糸ピッチ及びその製造方法 | |
JPS61162586A (ja) | 炭素繊維用プリカ−サ−ピツチの製造方法 | |
JPS61190587A (ja) | 炭素繊維用プリカ−サ−ピツチの製造方法 | |
JPS61287961A (ja) | 炭素繊維用前駆体ピツチ | |
JP2998396B2 (ja) | ピッチ系炭素繊維、その製造方法及び紡糸原料用ピッチ | |
JPH0362196B2 (ja) | ||
JPH054999B2 (ja) | ||
JPS59125910A (ja) | コ−ルタ−ルからの炭素繊維製造法 | |
JPS58142974A (ja) | メソフエ−ズピツチおよびそれを利用して炭素繊維を製造する方法 |