JPS5936048B2 - コンクリ−ト製浮体の底版構築方法 - Google Patents
コンクリ−ト製浮体の底版構築方法Info
- Publication number
- JPS5936048B2 JPS5936048B2 JP11364676A JP11364676A JPS5936048B2 JP S5936048 B2 JPS5936048 B2 JP S5936048B2 JP 11364676 A JP11364676 A JP 11364676A JP 11364676 A JP11364676 A JP 11364676A JP S5936048 B2 JPS5936048 B2 JP S5936048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- resin
- plate
- precast concrete
- floating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、パージ、ポンツーン等の鉄筋コンクリート造
乃浮体の構築方法に関するものである。
乃浮体の構築方法に関するものである。
近年、比較的大形の海上浮上体であって、船舶等の運輸
機関の如くその移動性を主目的としないもの、例えばパ
ージ、ポンツーン、浮防波堤、浮ドツク等々を、鉄筋コ
ンクリート造りとする技術が大いに開発された。
機関の如くその移動性を主目的としないもの、例えばパ
ージ、ポンツーン、浮防波堤、浮ドツク等々を、鉄筋コ
ンクリート造りとする技術が大いに開発された。
そしてこれらの浮上構造物の構築についての技術は相当
進歩し、且つコンクリート構築物の透水性防止に関する
技術も相当に進歩した。
進歩し、且つコンクリート構築物の透水性防止に関する
技術も相当に進歩した。
ところで最も単純作業とされていた透水防止その他の、
構築物外表面に対する処理作業において、巨大物の外表
面に針穴をも残さず完全に施工することの困難性が大き
くクローズアップされてきた。
構築物外表面に対する処理作業において、巨大物の外表
面に針穴をも残さず完全に施工することの困難性が大き
くクローズアップされてきた。
本発明は、鉄筋コンクリート造り浮体の底部外表面に対
して完全な表面処理を施すことのできる画期的な底版構
築方法に係るものであって、その詳細は下記の通り。
して完全な表面処理を施すことのできる画期的な底版構
築方法に係るものであって、その詳細は下記の通り。
従来、浮体が大規模になると、構築に当って先づ仮設さ
れる底版支持仮設物も大型化し、躯体コンクリート打設
後、外表面の特に底部外表面の塗装、吹付等の表面処理
が困難となった。
れる底版支持仮設物も大型化し、躯体コンクリート打設
後、外表面の特に底部外表面の塗装、吹付等の表面処理
が困難となった。
そこで本発明は、予め必要な表面処理を施したプレキャ
ストコンクリート板を使用すると共に、プレキャストコ
ンクリート板相互の接続部分についてもその表面処理の
困難性を克服したものである。
ストコンクリート板を使用すると共に、プレキャストコ
ンクリート板相互の接続部分についてもその表面処理の
困難性を克服したものである。
本発明は、鉄筋コンクリート造り浮体の底版における外
表面の表面処理の困難を一掃した底版構築方法であるこ
と下記の通り。
表面の表面処理の困難を一掃した底版構築方法であるこ
と下記の通り。
図面に示す如く、鉄筋コンクリート造り浮体を構築する
に当り、先づ縦横に、適宜な距離間隔をとって構合材1
2.12’を組む等の方法で浮体であれば、コンクリー
ト打設用の型枠板を前記底版支持台11上に仮設してそ
の上に鉄筋コンクリートを打設すべきところを、コンク
υ−ト打設用の型枠板に替えて、別途作成したところの
、一表面に防水性、耐衝撃性、耐摩耗性等の所要性能を
有するレジンコンクリート又はレジンモルタルをもって
形成した表面層14を具えたプレキャストコンクリート
板13を所要間隔をとって、前記表面14を下方として
前記構台11上に直接配置する。
に当り、先づ縦横に、適宜な距離間隔をとって構合材1
2.12’を組む等の方法で浮体であれば、コンクリー
ト打設用の型枠板を前記底版支持台11上に仮設してそ
の上に鉄筋コンクリートを打設すべきところを、コンク
υ−ト打設用の型枠板に替えて、別途作成したところの
、一表面に防水性、耐衝撃性、耐摩耗性等の所要性能を
有するレジンコンクリート又はレジンモルタルをもって
形成した表面層14を具えたプレキャストコンクリート
板13を所要間隔をとって、前記表面14を下方として
前記構台11上に直接配置する。
但し、予めレジンコンクリート表面層14を形成した前
記プレキャストコンクリート板13相互の接続部分とな
る所要間隔に、型枠板16を予め仮設して置く、そして
この型枠板16上に所要寸法のレジンコンクリート製又
はレジンモルタル製の挿入板18を挿置する。
記プレキャストコンクリート板13相互の接続部分とな
る所要間隔に、型枠板16を予め仮設して置く、そして
この型枠板16上に所要寸法のレジンコンクリート製又
はレジンモルタル製の挿入板18を挿置する。
次で前記プレキャストコンクリート13と前記挿入板1
8との間にレジン17を注入して両者(13と18)を
一体的な連続体となし、その後現場打コンクリート19
を打設し、以て底版の外表面を一体のレジンモルタル層
とすると共に、プレキャストコンクリート板13.13
’相互を強固に一体的な連続体とする。
8との間にレジン17を注入して両者(13と18)を
一体的な連続体となし、その後現場打コンクリート19
を打設し、以て底版の外表面を一体のレジンモルタル層
とすると共に、プレキャストコンクリート板13.13
’相互を強固に一体的な連続体とする。
尚、使用するレジンコンクリート又はレジンモルタル1
4はプレキャストコンクリート板との接着性は勿論、硬
化後の外表面が耐水性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れたも
のである。
4はプレキャストコンクリート板との接着性は勿論、硬
化後の外表面が耐水性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れたも
のである。
第2図に示すところは、本発明の他の実施例であって、
第1図に示す第1実施例の如く型枠板16を設けること
なく、仮設支持構台11上において、レジンモルタル製
挿入板18をセロテープ、ガムテープ等のシート状貼着
材20をもって両側のプレキャストコンクリート板13
.13’へ下側面で敷設するものである。
第1図に示す第1実施例の如く型枠板16を設けること
なく、仮設支持構台11上において、レジンモルタル製
挿入板18をセロテープ、ガムテープ等のシート状貼着
材20をもって両側のプレキャストコンクリート板13
.13’へ下側面で敷設するものである。
上述の如くして、容易に外表向に一体の層を形成するか
ら、従来の如く底版用型枠板を仮設支持構台11上に組
む手段を全く省くことができ、且つ下記の如き大きな利
点がある。
ら、従来の如く底版用型枠板を仮設支持構台11上に組
む手段を全く省くことができ、且つ下記の如き大きな利
点がある。
尚、上述の如き構築方法を実施することにより、■ 予
め処理を施したプレキャストコンクリート板を使用する
ことにより、底板外表面相当位置に防水性その他所要の
特性を有する表面処理が、時間的に労力的に非常に容易
となったのみでなく、処理剤の選択範囲も広くなった利
点は大きい。
め処理を施したプレキャストコンクリート板を使用する
ことにより、底板外表面相当位置に防水性その他所要の
特性を有する表面処理が、時間的に労力的に非常に容易
となったのみでなく、処理剤の選択範囲も広くなった利
点は大きい。
■ 浮体底部構築に当り、底板仮設支持構台11の架設
後は、プレキャストコンクリート板上における作業のみ
となり、作業が明確化し、施工管理、安全管理、が容易
となった。
後は、プレキャストコンクリート板上における作業のみ
となり、作業が明確化し、施工管理、安全管理、が容易
となった。
■ プレキャストコンクリート板の接続部において、プ
レキャストコンクリート板埋込鉄筋をもって強力に接続
させる場合にも、適当なレジンコンクリート、レジンモ
ルタル等を選択し使用することにより、比較的容易且つ
迅速に、外表面を所望通りの特性とした浮体の底部構築
ができる。
レキャストコンクリート板埋込鉄筋をもって強力に接続
させる場合にも、適当なレジンコンクリート、レジンモ
ルタル等を選択し使用することにより、比較的容易且つ
迅速に、外表面を所望通りの特性とした浮体の底部構築
ができる。
上述したところは、プレキャストコンクリート板を使用
した場合であるが、これに限ることなく、プレストレス
トコンクリート板(PC板)、その他同効の予め所望形
状に成形した特殊コンクリート製品を使用することは勿
論である。
した場合であるが、これに限ることなく、プレストレス
トコンクリート板(PC板)、その他同効の予め所望形
状に成形した特殊コンクリート製品を使用することは勿
論である。
そして尚、プレキャストコンクリート板、PC板13の
表面層を形成するものは、レジンコンクリート、レジン
モルタルに限ることはないが、例えば造膜性合成樹脂の
みを使用することは非常に高価につ(故、浮体の底板を
構築する為にはレジンコンクリート、レジンモルタルが
経済的にして所要性能を得るものである。
表面層を形成するものは、レジンコンクリート、レジン
モルタルに限ることはないが、例えば造膜性合成樹脂の
みを使用することは非常に高価につ(故、浮体の底板を
構築する為にはレジンコンクリート、レジンモルタルが
経済的にして所要性能を得るものである。
第1図は本発明に係るコンクリート製浮体の底版構築方
法の実施例要部斜視図にして、第2図は他の実施例要部
斜視図である。 11・・・底板支持構台、12・・・構台材、13・・
・プレキャストコンクリート板又はPC板、14・・・
13の表面層、15・・・PC板等の埋込鉄筋、16・
・・接続剤住設用型枠板、17・・・注入接続剤、18
・・・レジンコンクリート製挿入板、19・・・現場打
設コンクリート、20・・・シート状貼着剤。
法の実施例要部斜視図にして、第2図は他の実施例要部
斜視図である。 11・・・底板支持構台、12・・・構台材、13・・
・プレキャストコンクリート板又はPC板、14・・・
13の表面層、15・・・PC板等の埋込鉄筋、16・
・・接続剤住設用型枠板、17・・・注入接続剤、18
・・・レジンコンクリート製挿入板、19・・・現場打
設コンクリート、20・・・シート状貼着剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 仮設支持構台を架設した後、その上に所要間隔をと
って予めレジンコンクリート又はレジンモルタルで表面
層を形成したプレキャストコンクリート板を配設し、次
でプレキャストコンクリート板相互間の前記間隔にレジ
ンコンクリート製又はレジンモルタル製の挿入板を挿置
し、しかる前後記挿入板と前記プレキャストコンクリー
ト板との間隙にレジン又はレジンモルタルを性膜し、そ
の後所定のコンクリート打設を施すことを特徴とする底
部の所望外表面を一体のレジンコンクリート層又は、レ
ジンモルタル層によって形成するコンクリート製浮体の
底版構築方法。 2 構台上に所望の型を組み仮設支持構造を架設した後
、予めレジンコンクリート又はレジンモルタルで表面層
を形成したプレキャストコンクリート板の接続部間隙に
相当する構台材間に型枠板を敷設し、次で型枠を兼ねた
前記プレキャストコンクリート板を配設すると共に前記
型枠板上にレジンコンクリート製又はレジンモルタル製
の挿入板を挿置することを特徴とする第1項記載のコン
クリート製浮体の底版構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11364676A JPS5936048B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | コンクリ−ト製浮体の底版構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11364676A JPS5936048B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | コンクリ−ト製浮体の底版構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5339633A JPS5339633A (en) | 1978-04-11 |
JPS5936048B2 true JPS5936048B2 (ja) | 1984-09-01 |
Family
ID=14617514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11364676A Expired JPS5936048B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | コンクリ−ト製浮体の底版構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936048B2 (ja) |
-
1976
- 1976-09-24 JP JP11364676A patent/JPS5936048B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5339633A (en) | 1978-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5936048B2 (ja) | コンクリ−ト製浮体の底版構築方法 | |
JP2002059108A (ja) | アスファルトマットの水中遮水工法 | |
JP2002030674A (ja) | ポリスチレン系樹脂発泡板組立体、軽量地盤構築方法、基礎構築方法、及び軽量盛土施工方法 | |
JPH045331A (ja) | 基礎の構築方法 | |
JP2649311B2 (ja) | 石積模様を表面に有し且つこの表面に顔料を付着したコンクリート施工法 | |
JPH039252B2 (ja) | ||
JPS5848397B2 (ja) | コンクリ−ト造り浮体の底版構築方法 | |
JPS58113422A (ja) | 重力式構造物の製造方法 | |
CN219060049U (zh) | 带防渗层的钢筋混凝土模板及防渗堤坝结构 | |
JPH0227503B2 (ja) | ||
JP2001182032A (ja) | 浮函体 | |
CN206941523U (zh) | 石板连接墙 | |
JP2604379Y2 (ja) | 鉄道駅プラットホーム | |
JPH0649971A (ja) | コンクリート床面と壁面の防食工法、並びにこれに用いるアンカー付きプレキャスト板 | |
JPH06238812A (ja) | プレキャストコンクリート版及びその製造方法 | |
JP2538814Y2 (ja) | 土木・建築用構造体 | |
JPS59114313A (ja) | 道路橋等におけるプレストレストコンクリ−ト床版の架設工法 | |
JPH027018B2 (ja) | ||
JPS63107512A (ja) | 組積み用型枠によるコンクリ−ト施工法 | |
JPS62138207A (ja) | プレキヤストコンクリ−ト部材の作成方法 | |
JPS63103128A (ja) | 外壁の防水工法 | |
JPS6128625A (ja) | コンクリ−ト製海洋構造物を洋上で建造する工法 | |
JPH11107234A (ja) | 構造物被覆用のプレキャスト版 | |
JPS63107510A (ja) | 組積み用型枠によるコンクリ−ト施工法 | |
JPH04135686A (ja) | 建設廃棄物処理のブロック積構造 |