JPH027018B2 - - Google Patents

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JPH027018B2
JPH027018B2 JP19507386A JP19507386A JPH027018B2 JP H027018 B2 JPH027018 B2 JP H027018B2 JP 19507386 A JP19507386 A JP 19507386A JP 19507386 A JP19507386 A JP 19507386A JP H027018 B2 JPH027018 B2 JP H027018B2
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JP
Japan
Prior art keywords
model
divided
concrete
pieces
support leg
Prior art date
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Expired
Application number
JP19507386A
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English (en)
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JPS6348429A (ja
Inventor
Toyofumi Koshio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AJIA MOKEI KK
Original Assignee
AJIA MOKEI KK
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Publication date
Application filed by AJIA MOKEI KK filed Critical AJIA MOKEI KK
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は波浪、潮流、廃水拡散実験等の水理実
験に際し、その実験用模型の簡単な改造、特に現
況模型の復元方法に関するものである。
〈従来の技術及びその問題点〉 従来からこの種水理実験用模型は、方眼方式で
全面コンクリート仕上げ型が多用されている。そ
して海底地形のある部所に於いて、湾の入口を広
げた場合、又その深さを増した場合等の各種デー
タを得る為には、実地測量に基づいて作製された
現況模型の一部あるいは全部を破砕撤去し、その
部所に改めて計画地形の模型を型作りして実験が
なされている。ところでこの種の実験は多くの入
力要素があり、又その組合わせも多い事から正確
を期するが為には、現況模型による実験と計画模
型による実験とを数回に渡つて交互に繰返し行な
う必要がある。しかるに従来から行なわれている
様に、計画地形を型作りする部所となるべき部所
の現況模型を破砕撤去してしまう方法では、再び
現況模型を作つても、それが元の現況模型と完全
に一致するとは限らず、しかも現況模型の再現が
煩雑で、結果的に実験精度を低下する上に工程を
複雑化するという問題があつた。
〈問題点を解決する為の手段〉 本発明では上記諸問題を解消し、簡単な操作で
撤去前の現況模型と正確に一致する形状の模型を
再現する方法を提供するものであり、その要旨は
現況模型の改造を必要とする部分の上面に、剥離
剤を施した後、強化プラスチツク原料を被着しそ
の部所にて硬化せしめて転写層を形成し、該転写
層を適宜大きさに分割し、該分割片を別途設けた
型枠内に上記転写面側が上面となる如く装入し、
しかも該上面の型枠上端面からの深さがその分割
片が転写した現況模型の対応部分の基準床盤面か
らの高さと等しい位置となる様に分割片の下面に
設ける支柱により高さ調整をなし、次いで分割片
の上面の曲面に沿つて鉄筋等の補強材を配設した
後コンクリートを打設し、該コンクリート部に所
要数の支脚装入用孔を設け、コンクリートの養生
後に分割片を離して復元模型片を形成し、一方上
記各支脚装入用孔へ装着する各支脚の長さは当該
各支脚装入用孔開孔端から型枠上端面までの距離
に合わせて定め、現況模型の中で改造に際し基準
床盤面まで破砕撤去された部所に於いて上記復元
模型片と支脚とを組立てて現況の復元模型となす
水理実験用模型の復元方法である。
尚この方法で用いる強化プラスチツクは、
FRPでもGRPでもよく、その厚さは通常2〜10
mm程度とし、硬化後に分割するに際し通常のカツ
ターで切断出来る程度としておく。又この硬化し
て得られる転写層の分割は、それをどの様な形状
としても差し障えはないが、通常は1m×1mの方
眼状に分割をするものとする。
又用いるコンクリート材料は、出来る限りの軽
量材を用いる方が、その後の運搬等の取扱に便利
である為に、通常のポルトランドセメントと軽石
等の軽量骨材の混合物を使用することが望まし
い。
〈実施例及び作用〉 以下本発明をその実施例を示す図面を参酌し乍
ら詳述する。
その実施例は、第1図及び第2図に示す様に、
基準床盤1上に形成されている現況模型2につい
て行なつた。この現況模型2は1.0m×1.0mの方
眼状ブロツクの組合わせから成つており、その一
部である縦3個×横3個の部分について、その上
面に第3図に示す様にまず剥離剤3を塗布し、そ
の上に不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維体に
含浸させたものを三層に張設し、硬化させて
FRP製の転写層4を形成した。次いで1.0m×
1.0m角の方眼線を上記転写層4面へ線引きをし、
その線に沿つてカツターで切断して9個の分割片
5を得た。この分割片5の各々を、1.0m角の金
型6内へその転写面が上面となる如くセツトし
(第4図参照)、その際に於ける金型6の開口上端
面からある任意の分割片5上面の部所の深さa
が、その分割片が転写した現況模型の対応部所の
基準床盤1面からの高さb(第2図参照)と等し
くなる様に支柱7,7,…によりその高さ調整を
行なつた。次いで第5図及び第6図に示す様に棒
鋼8、結束筋9及び金網10から成る補強材を分
割片5の曲面に沿つて配設し、その上面に普通ポ
ルトランドセメントと超軽量骨材を容積比で1:
3の割合で混合し、強制撹拌式ミキサーで十分に
混練し、水分を少なくしてスランプを出来る限り
小さく調整した材料を投入し、振動機と棒突き方
法を併用して第7図に示す如く5cm位の厚さに充
填しコンクリート層11となし、かつこのコンク
リート層11が固化する前に模型支脚装入用孔と
なるべき温ビパイプ12を各角部から10cm位の位
置に埋め込み、コンクリート層11の養生が終了
し、金型6から取外す前に該各塩ビパイプ12の
切り口から金型6の開口上端面迄の寸法c(第7
図参照)を測定しておいた。その後金型6から取
り出し、FRP製の分割片5を離し反転すると第
8図に示す様にコンクリート層11が固化して出
来た復元模型片11′が得られ、各々の支脚装入
用孔としての塩ビパイプ12について先に測定し
ていた寸法cに合わせた長さの支脚13を準備し
復元模型の製作を完了した。
上記の如き方法で得た復元模型の使用の仕方と
しては次の通りである。即ち、まず第1図及び第
2図で示す様な現況模型を用い、必要なデータを
得る為の種々の実験を行ない、次いで地形改造を
計画する部分を基準床盤1面まで撤去し、そこへ
改造地形を現出する各種ブロツク片を配設してそ
の状態に於いて種々の実験をする。その後再び現
況模型による場合の実験をする場合は、改造地形
用のブロツク片を除去し、その部所で上記復元模
型を第9図に示す如く組立て、複数の復元模型片
間を適当な目地材で埋め合わせるのである。
なお、本発明方法で用いるコンクリート材は、
上述の如くその運搬、据付等の作業性の面からは
出来る限り軽い材料である方が望ましいが、水中
に設置して用いる物である為に水に浮かない程度
の物でなければならない、上記実施例の場合その
厚さを約5cmとした為に1.0m×1.0mでその重さ
は約50Kg位で2人で容易に移動出来る程度であつ
た。
〈発明の効果〉 以上述べて来た如く、本発明方法による場合に
は、現況模型その物を転写するという方法によつ
て復元模型片を作る為に現況模型が有している微
細な形状がそのまゝ再現出来、かつその復元模型
の組立ても予め長さを調整した支脚を着けてその
場所へ置くという簡単な操作でなす事が出来るも
のである。従つて数回に渡つて繰返し実験を行な
う必要がある水理実験が簡単かつ正確に行なえる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例で用いた現況模型の平面
図、第2図は第1図−線に於ける断面図、第
3図は同実施例で現況模型より転写層を形成する
工程を示す説明図、第4図は同分割片を金型内に
セツトした状態を示す説明図、第5図は同分割片
上面に補強材を配設した状態の平面図、第6図は
第5図−線に於ける断面図、第7図は同実施
例でコンクリートを打設した状態を示す説明図、
第8図は同復元模型の説明図、第9図は同復元模
型を用いて復元した模型の説明図。 図中、1:基準床盤、2:現況模型、4:転写
層、5:分割片、11:コンクリート層、1
1′:復元模型片、12:塩ビパイプ、13:支
脚。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 現況模型の改造を必要とする部分の上面に、
    剥離剤を施した後、強化プラスチツク原料を被着
    しその部所にて硬化せしめて転写層を形成し、該
    転写層を適宜大きさに分割し、該分割片を別途設
    けた型枠内に上記転写面側が上面となる如く装入
    し、しかも該上面の型枠上端面からの深さがその
    分割片が転写した現況模型の対応部分の基準床盤
    面からの高さと等しい位置となる様に分割片の下
    面に設ける支柱により高さ調整をなし、次いで分
    割片の上面の曲面に沿つて鉄筋等の補強材を配設
    した後コンクリートを打設し、該コンクリート部
    に所要数の支脚装入用孔を設け、コンクリートの
    養生後に分割片を離して復元模型片を形成し、一
    方上記各支脚装入用孔へ装着する各支脚の長さは
    当該各支脚装入用孔開孔端から型枠上端面までの
    距離に合わせて定め、現況模型の中で改造に際し
    基準床盤面まで破砕撤去された部所に於いて上記
    復元模型片と支脚とを組立てて現況模型の復元模
    型となす水理実験用模型の復元方法。
JP19507386A 1986-08-19 1986-08-19 水理実験用模型の復元方法 Granted JPS6348429A (ja)

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JP19507386A JPS6348429A (ja) 1986-08-19 1986-08-19 水理実験用模型の復元方法

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JPS6348429A JPS6348429A (ja) 1988-03-01
JPH027018B2 true JPH027018B2 (ja) 1990-02-15

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CN103924548B (zh) * 2014-04-09 2015-10-28 西安建筑科技大学 一种基于自然传热的湖泊水库水温分层模拟装置
CN110196151B (zh) * 2019-06-04 2020-12-25 成都理工大学 潜水运动能量损失测定仪及测定方法

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