JPS5935144Y2 - 調理機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理機に係り、被調理材料を切削、搾りにより
ジュース加工を行う螺旋状の切削刃部および圧搾部を形
成した回転体を調理機本体内に装着した状態で洗浄でき
るようにした構造に関する。

調理機本体の投入口から投入された被調理材料を回転体
の螺旋状の切削刃部で切削するとともに螺旋状の圧搾部
で圧搾しながら被調理材料を先端側に移送し、ジュース
を調理機本体の下面に開口したジュース流出開口から流
出させるとともに本体の先端に開口したかず排出口から
かす分を排出する構造が開発されているが、この構造で
はこの回転体を回転させる電動機を設けた基体から調理
機本体を取外し、回転体を抜き外し、回転体に耐着した
かす分を洗浄するとともに本体内を洗浄しなくてはなら
ず、洗浄に手数がかかる欠点を有している。

本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、調理機本体内
に回転自在に軸架した回転体の軸方向に沿って配設され
回転体の外周面を摺擦する刷毛を有する刷子体を、刷毛
が本体の内面から退避できるように設け、調理時には刷
子体の刷毛を本体の内面から退避させ、調理加工後には
刷毛を本体内に進出させ、投入口から洗浄水を注入しな
がら回転体を回転させることにより、刷毛が回転体の外
周局面を摺擦して容易に洗浄できるようにした調理機を
提供するものである。

次に本考案の一実施例の構造を図面について説明する。

１は調理根基体で、内部には電動機収容部２とこの電動
機収容部２の上部に位置した伝導機構収容部３が形成さ
れている。

筐たこの基体１の前記電動機収容部２の一側段部の上面
にてジュース容器およびかす受容器載置台部５が形ｅ、
すれている。

筐た前記基体１の電動機収容部２の土壁部に電動機Ｔが
ゴムクッションを介在させて固着され、この電動機７の
上部に設けられこの電動機７に連動する歯車伝導機構を
設けたギヤーケース８は前記伝導機構収容部３に位置さ
れ、このギヤーケース８から水平状に突出されている駆
動軸９が設けられている。

この駆動軸９の一端にはカップリング部１０が形成され
、このカップリング部１０に対向する前記基体１の側壁
１１には嵌合孔１２が形成され、との嵌合孔１２の内側
に前記カップリング部１０が位置されている。

次に１３は調理機本体で、この本体１３の内径は先端に
向って漸次縮径された略円筒形状に合成樹脂にて成形さ
れ、この本体１３は軸方向を水平状にして基部側は開口
され前記基体ＩＫ取着されるようになっている。

この本体１３０基端側の上面には筒状の被調理材料投入
口１４が形成され、この投入口１４の上端開口部１５か
ら被調理材料を押圧する押棒１６が嵌挿されている。

次に前記本体１３の内周下面に基端側から先端部にジュ
ース流出開口１７が形成され、このジュース流出開口Ｉ
Ｔには多数の１ＪＪ１１８ ａを有する弧状の板状フィ
ルター１８が着脱自在に配設され。

このフィルタ−１８は本体１３の内面と略同−面を形成
している。

また前記本体１３の一側には軸方向に沿って内面に溝孔
１９が形成され、この溝孔１９に連通ずる刷子体収納部
２０が前記本体１３の外面に軸方向に沿って形成した突
部２１Ｖｃて形成されている。

この刷子体収納部２０の内面は略円筒状に形成され、内
側−側は前記溝孔１９によって本体１３の内面に開口さ
れている。

次［２２は刷子体で、この刷子体２２は一側面に前記溝
孔１９から本体１３内に突出する刷毛２３が回転体３６
の形状に合わせて基端側か長くなるように植毛され、こ
の刷子体２２の他側面には収納部２０の内面に密接する
略半円状のゴムなどにて形成しこシール材２４が嵌着さ
れ、このシール材２４の内面に突出した略Ｔ字状の係合
突部２４ａが刷子体２２に埋込固定されている。

そしてこのシール材２４の刷毛２３を植設した面と反対
側面は本体１３の内面の一部を形成する凹弧状の閉塞面
２９に形成され、このシール材２４の両側面は前記刷子
体収納部２０の内周に密接する弧状シール面２３ａＫ形
成されている。

捷た前記刷子体収納部２０の外面には円周方向に案内溝
３０が形成され、この案内溝３０に外方から挿通した把
手３１が前記刷子体２２に着脱自在に螺合捷たばかち込
みによって取着されている。

またこの刷子体２２０両端には軸部２２ａが突設され、
この一方の軸部２２ａは前記刷子体収納部２０の先端面
に形成した軸受凹部２０ａに回動自在に軸支される。

さらに前記本体１３の先端他側面にかす排出口３３が筒
状に突出開口されている。

捷た前記本体１３の先端中心部には軸受凹部２８が形成
され、この軸受凹部２８に金属または合成樹脂にて成形
された軸受２９が嵌合固着されている。

さらに前記本体１３の基端側開口部は着脱自在に螺合さ
れる蓋体２５にて開閉自在に閉塞され、この蓋体２５の
内面中心部には軸支孔２６が形成され、との軸支孔２６
には金属または合成樹脂にて成形した軸受２７が嵌合固
着されている。

寸たこの蓋体２５の外端面にはクランプ係止孔（図示せ
ず）を形成した嵌合筒部３２が形成されている。

曾た３４は前記刷子体２２の抑え蓋体で前ｉｉＪ＋Ｊ子
体２２の基端側に突出した軸部２２ａを回転自在に軸支
する軸受凹部３５が形成され、この抑え体３４は前記刷
子体収納部２０の基端側聞口面に嵌合され、前記本体１
３Ｖｃ螺合した蓋体２５によって保持されるようになっ
ている。

次に３６は回転体で、この回転体３６は先端側に向って
拡径した中空円筒状に形成され、この回転体３６の先端
開口部を閉塞する端面板３７と基端面とにこの回転体３
６を貫通した回転軸３８の両端が突出され、この回転軸
３８の両端は前記軸受２７．２９に回転自在に軸架され
、この回転軸３８の基端には前記本体１３の軸支孔２６
から突出され前記駆動軸９のカップリング部１０ＶＣ係
脱自在に係合されるカップリング部３９が形成されてい
る。

この回転体３６の中心は前記本体１３の略円筒状の内面
の中心と略一致するようＫなっている。

この回転体３６の外周には螺旋状の９３）Ｕ刃部４０と
圧搾部４１とが形成されている。

この切削刃部４０は前記本体１３の投入口１４に位置さ
れており、この切削刃部４０と投入口１４の本体１３の
開口縁部４２とにて投入口１４から投入された被調理材
料は切削されるようになっている。

そして切削刃部４０間の谷部４３と山部４４の径差は先
端側に向って小さくなっている。

またこの回転体３６の圧搾部４１は前記螺旋状の切削刃
部４０に連続する螺旋状翼部４５を有し、−力方向の回
転で被調理材料は先端側に移送されるようになってかり
、この螺旋状翼部４５間の谷部４６と山部４７との径差
は先端側に向って漸次小さくなっており、この６ｔｌ刃
部４０と圧搾部４１の翼部４５のピッチ間隔は先端側に
向って漸次小さくなっている。

またこの螺旋状の切削刃部４０の山部４４と圧搾部４１
の山部４７の外径と本体１３の内周との間隙は一定の小
間隙に保持されている。

５４はクランプケース体で、このクランプケース体５４
は前記基体１内に配設されたギヤーケース８の側壁５５
の外面に駆動軸９の外周に同心状に形成した環状枠部５
６に嵌合される嵌合筒部５７を有し、との嵌合筒部５７
内に前記駆動軸９のカップリング部１０が配設されるよ
うになっている。

そしてこのクランプケース体５４はねじなどにて前記ギ
ヤーケース８の側面に固着されている。

オたこのクランプケース体５４には前記蓋体２５の嵌合
筒部３２を嵌合する筒状部５９が前記嵌合筒部５７と同
心円状に形成されている。

またこのクランプケース体５４の先端下部には前記本体
１３の投入口１４の下部位置の下面を支持する支持台部
６４が形成されている。

次［６５は前記クランプケース体５４の外面に位置して
耶付けられたマイクロスイッチなどの安全スイッチで、
このスイッチ６５の押釦状のアクチェーメロ６はクラン
プケース体５４の筒状部５９の外周面に形成されている
通孔６７から筒状部５９の内面に突出され、この筒状部
５９に嵌合される蓋体２５の嵌合筒部３２によってアク
チェーメロ６が押動されてスイッチ６５は閉成されるよ
うになっており、このスイッチ６５は前記電動機７の電
源回路に主スィッチ６８とともに直列に接続されている
。

捷たＴ９はジュース容器で、前記基体１の載置台部５に
載置され、ジュース流出開口１７から流出されるジュー
ス７５９納される。

また前記基体１の載置台部５には前記かす排出口３３か
ら排出されるかす分を収納するかす受容器（図示せず）
が載置されるようになっている。

次に前記調理機の作用について説明する。

調理機本体１３の基端開口部から回転体３６を挿入し、
蓋体２５を螺合して開口部を閉塞すると。

回転体３６の回転軸３８は軸受２γ、２９に軸架されて
蓋体２５から突出され、この状態で蓋体２５の嵌合筒部
３２を基体１に取着されているクランプケース体５４の
筒状部５９に嵌合すると、蓋体２５の嵌合筒部３２に形
成した係止孔にクランプ爪が係止され、本体１３は水平
状に基体ＩＫ取付けられるとともに蓋体２５はクランプ
ケース体５４の支持台部６４に支持され、さらに同時に
回転軸３８のカップリング部３９は駆動軸９０力ツプリ
ング部１０に結合される。

またクランプケース体５４の筒状部５９に蓋体２５の嵌
合筒部３２を嵌合すると、スイッチ６５のアクチェータ
６６が押圧作動され、スイッチ６５は閉成される。

そしてこの状態で主スィッチ６８を閉成すると電動機Ｔ
は駆動される。

このクランプケース体５４の筒状部５９に蓋体２５の嵌
合筒部３２が不完全に嵌合されているとスイッチ６５は
閉ｅ、されず、電動機γは主スィッチ６８を閉成しても
作動されず、駆動軸９と回転軸３８とのカップリング部
１０．３９を破損した９１回転体３６の回転時に本体１
３が基体１から脱落するかそれもなく、さらに蓋体２５
をクランプケース体５４ｔｔｃ取着時に誤って主スィッ
チ６８を閉成しても電動機Ｔは駆動されることがなく、
安全性が確保されている。

次いで把手３１の操作で刷子体２２を回転させ。

案内溝３０の一端位置に把手３１を位置させたとき、シ
ール材２４の閉塞面２９が本体１３の溝孔１９を閉塞し
、本体１３の内面の一部を形成する。

このときシール材２４０両側面は刷子体収納部２０の内
周に密着され、収納部２０は本体１３の内面と液密に保
持される。

この状態で主スィッチ６８を閉成すると、電動機７は駆
動され、歯車伝導機構を介して駆動軸９は減速回転され
る。

この駆動軸９にカップリング部１０．３９の係合を介し
て回転される回転軸３８が回転され、回転体３６は回転
される。

この状態で被調理材料投入口１４から被調理材料を投入
し、押棒１６にて押動すると材料は回転体３６の切削刃
部４０と投入口１４の開口縁部にて切削されながら螺旋
状の切削刃部４０にて回転体３６の先端側に移送される
。

そして切削された材料は螺旋状の切削刃部４０に連続す
る螺旋状翼部４５を有する圧搾部４１に送り込まれる。

この圧搾部４１は螺旋状翼部４５の谷部４６と山部４１
との径差が先端側に向って漸次小さくなっているため本
体１３の内面と谷部４６との間で順次粉砕圧搾され、抽
出された液分は下部のジュース流出開口１Ｔのフィルタ
ー１８のＪ呼Ｌ１８ａを通過し、ジュース容器２９内に
滴下される。

またかす分は本体１３の先端に向って移送されかす排出
口３３から排出される。

次に調理加工後は把手３１の操作で刷子体２２を回転さ
せ、案内溝３０の他端に位置させて１８０度回転した状
態で刷毛２３は溝孔１９から本体１３内に突出され、刷
子２３の先端は回転体３６の外周面に接触される。

このとき刷子体収納部２０はシール材２４の側面によっ
て本体１３の内面と液密に保持される。

次いで電動機１を駆動して回転体３６を回転させながら
投入口１４から洗浄水を注入すると、回転体３６に附着
されていた被調理材料のかす分は刷毛２３より駒離され
、水とともに本体１３の先端側のかず排出口３３から外
方に排出され、かす受容器（図示せず）Ｋ収納される。

そして本体１３内に収納された洗浄水の一部はジュース
流出開口１γから排出されるのでかす受容器（図示せず
）内に水が溢れることがない。

またこのとき刷毛２３に附着したかす分も洗浄によって
離反される。

洗浄後引続いて他の被調理材料のジュース加工を行うこ
とができ、被調理材料は混合されることがない。

また洗浄後はクランプ爪を解除してクランプケース体５
４から蓋体２５を抜き外し、さらに蓋体２５を外して本
体１３から回転体３６釦よびフィルター１８を取外し、
再洗浄或は乾燥ができる。

なか前記実施例では刷子体２２の回転範囲を把手３１を
挿通した案内溝３０によって規制したが、刷子体収納部
２０に刷子体２２の回動範囲を規制するストッパーを形
成してもよい。

また前記実施例では刷子体２２を回転自在に本体１３に
設けて刷毛２３を本体−１３の内面から退避させるよう
にしたが刷子体２２を本体１３に着脱自在とすることも
できる。

また前記安全スイッチ６５のアクチェーメロ６をクラン
プケース体５４の筒状部５９の内端面に突出させて蓋体
２５の嵌合筒部３２の先端で抑圧作動させるようにする
こともできる。

本考案によれば調理機本体に回転体を摺擦する刷子体の
刷毛を本体の内面から退避可能としたので、投入口から
投入した被調理材料を回転体の回転によって切削、圧搾
しながら抽出したジュースをジュース流出口から滴下さ
せ、かす分をかす排出口から排出させて調理したのち回
転体を回転させながら投入口より洗浄水を注入し、本体
内に進出させた刷毛で回転体を摺擦し、本体の内面釦よ
び回転体に附着したかす分を排除でき、洗浄が簡単にで
き、引続き他の種類の被調理材料を調理加工しても混合
されることがないものである。

筐た刷子体を回転自在に本体に設け、この刷子体の刷毛
を本体の内面に突出させる溝孔を閉塞する閉塞面を刷子
体に形成することにより、調理時は溝孔を閉塞でき、溝
孔から被調理材の流出を防止でき、洗浄時には刷毛でか
す分の排除ができ、筐た刷子体は本体に組込１れている
ため刷子体を紛失することがない。

さらに刷子体の閉塞面をシール材にて形成することによ
り刷子体収納部には被調理材料の粉砕片、ジュースなど
が侵入することがなく、刷子体の回転に亥璋が生じるこ
とがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第２図は同
上調理機本体の横断面図、第３図は同上縦断面図、第４
図は同上刷毛の進出時の状態を示す一部の縦断面図、第
５図は同」回路図である。 １・・・・・基体、７・・・・・・電動機、１３・・・
・・・調理機本体、１４・・・・・・投入口、１７・・
・・・・ジュース流出開口、１９・・・・・・溝孔、２
２・・・・・・刷子体、２３・・・・・・刷毛、２４・
・・・・・シール材、２９・・・・・・閉塞面、３３・
・・・・・かす排出口、３６・・・・・・回転体、４０
・・・・・・圧搾部。 ４１・・・・・切削刃部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 投入口を基端側に形成するとともに下面にジュース
   流出開口を形成しかつ先端部にかす排出口を形威し内面
   な略円筒状に形成した調理機本体と、この本体内に回転
   自在に軸架され前記投入口から投入された被調理材料を
   切削すｌ旋状の切削する螺旋状の折削刃部釦よびこの期
   ＩＪ刃部に連続して形成され被調理材料を圧搾する螺旋
   状の切削刃部を有し前記投入口から投入された被調理材
   料を切削、圧搾しながら先端側に移送させジュースをジ
   ュース流出開口から流出させるとともにかす分をかす排
   出口か４出させる回転体と、前記調理機本体を取着し前
   記回転体を回転させる電動機を収納した基体と、前記回
   転体の軸方向に沿って前記本体内に配設され前記回転体
   の外周面を摺擦する刷毛を設けた刷子体とを備え、前記
   刷子体の刷毛を前記本体の内面から退避可能に刷子体を
   前記本体に設けたことを特徴とする調理機。 ２ 調理機本体に刷子体を回転自在に設けて調理機本体
   の回転により刷毛を本体の内面に開口した溝孔から退避
   可能とし、かつ刷毛の退避時に前記本体の溝孔を閉塞し
   本体の内面の一部を形成する閉塞面を前記刷子体に形成
   したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の調理機。 ３ 調理機本体の溝孔を閉塞する閉塞面をシール材にて
   形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第２
   項記載の調理機。