JPS5934906Y2 - 静電写真用転写シ−ト - Google Patents

静電写真用転写シ−ト

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JPS5934906Y2
JPS5934906Y2 JP10811879U JP10811879U JPS5934906Y2 JP S5934906 Y2 JPS5934906 Y2 JP S5934906Y2 JP 10811879 U JP10811879 U JP 10811879U JP 10811879 U JP10811879 U JP 10811879U JP S5934906 Y2 JPS5934906 Y2 JP S5934906Y2
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JP
Japan
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film
paper
transfer sheet
toner
transfer
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JP10811879U
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JPS5626750U (ja
Inventor
護 加藤
Original Assignee
京セラミタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オーバヘッド・プロジェクタ−用の投影用フ
ィルム(トランスペアレンジ−)を作成するために使用
する静電写真用転写シートに関する。
静電写真法により投影用フィルムを作成する従来の方法
は、ドラム表面の静電写真感光層上にそれ自体周知の手
段で形成されたトナー像と、二軸延伸ポリエステルフィ
ルムとを重ね合せ、フィルムの背面からのコロナ放電に
よりトナー像をフィルム上に転写させ、このフィルムを
ドラムの表面から強制的に引剥し、次いでフィルム上の
トナー像を熱等の手段で定着することがら取っている。
投影用フィルムは高度に透明性であることが要求され、
また二軸延伸ポリエステルフィルムは比較的高価なもの
であることから、用いるフィルム基体は、寸法安定性や
形態保持性が得られる範囲内で可及的に薄いものである
ことが望ましい。
のみならず、フィルム基体の厚みを薄くすることは、省
資源の上でも、単位容積当りの記憶量を増大させる上で
も望ましいことである。
しかしながら、投影用フィルムの厚みを薄くしようとす
る試みは、静電写真転写プロセスが困難となるという点
で多くの制約を免れない。
即ち、静電写真感光ドラムからの転写シートの剥離は、
一般にドラムの表面に沿って分離爪を設け、この分離爪
の先端をドラム表面と転写シート先端との間に挿入する
ことにより行っているが、フィルム基体の厚みを薄くす
ると、フィルムのコシか弱くなり、しかもフィルムはド
ラム表面に静電気的に密着しているため、ドラムからの
引刺しが困難となり、或いは引刺しの際フィルムにしわ
が入るという問題を生じるのである。
また、引剥しがスムースに行われないため、或いは更に
フィルム自体のコシか弱いため、静電写真装置内をスム
ースに移動させることが困難となり、所謂ジャミング(
紙詰り)の発生や、シワや折れ目のある投影用フィルム
が得られ易い等の種々の欠点が生じることになる。
本考案者等は、二軸延伸ポリエステルフィルムと剥離促
進用紙担体とを重ね合せて、静電写真用感光ドラムから
のトナーの転写域に供給するときには、転写用のコロナ
放電によりフィルムと紙担体とが良く密着し、フィルム
の厚みが著しく薄い場合にも、分離爪等による引刺しが
極めてスムースに行われることを見出し、本考案に到達
した。
本考案の転写シートは、第1図に示す通り、厚みが50
乃至125μの範囲にあるポリエチレンテレフタレート
フィルム1と、剥離促進用紙担体2とから戊っている。
投影用フィルム1は、トナー受領面3を有しており、そ
の反対側の面4に、前記紙担体2が取り外し可能に重ね
合されている。
投影用フィルム1のトナー受領面3は、第2図に示す通
り、導電性樹脂を含有して成る表面抵抗1、OX 10
’乃至9.0×1O9Qの下塗り層5を介して設けられ
た結着性樹脂を含有して戊る表面抵抗1、OX 10”
乃至1.OX 1013Ωのトナー受領層6から戊って
いる。
そして導電性樹脂としてはそれ自体公知の導電性樹脂、
例えば主鎖または側鎖に第4級アンモニウム基を有する
カチオン性導電性樹脂や、スルホン酸型、カルボン酸型
或いはホスホン酸型のアニオン性導電性樹脂が、また、
結着性樹脂としてはそれ自体公知のアクリル系の樹脂が
使用できる。
一方、剥離促進用紙担体としては、米坪量が25.8乃
至216 g /m”、特に38乃至80g/m2の範
囲にある任意の紙が使用され、その種類は、これに限定
されるものではないが、上質紙、工業用感光原紙、中質
紙、和紙、下級印刷紙、グラビア用紙、模造紙、グラシ
ン紙、トレーシングペーパー、絶縁紙、ケント紙、図面
用紙、薄葉紙、複写用紙、筆記用紙、アート紙、コート
紙或いは他の加工紙等を挙げることができる。
本考案において、投影用フィルムと剥離促進用紙担体と
を重ね合せて、転写シートとして利用することにより顕
著な利点が達成される。
即ち、この投影用フィルムと紙担体とは、トナーの転写
の際印加される静電荷により極めて良く密着し、フィル
ム単独の場合に比して著しくコシの強い積層体を形成す
る。
この状態で、静電写真感光ドラム表面とフィルムとの間
に挿入される分離爪により、ドラムからの剥離が極めて
スムースにしかもしわ等の発生なしに行われる。
この場合、ドラム表面の一点にのみ分離爪が設けられて
いても、フィルム先端からの剥離開始が、実質上のタイ
ムラグなしに殆んど一挙に行われることは予想外のこと
である。
このように、本考案の積層シートを使用すると、ドラム
からのフィルムの剥離がスムースに行われるため、トナ
ーの転写像に乱れが生じることもなく、従ってトナー転
写像は従来のそれに比して著しく鮮明である。
しかも、紙担体とフィルムとの静電気による密着状態は
、トナー像の定着工程を経て、装置外に排出される迄維
持されているから、フィルムの装置内走行性が向上し、
また圧力による定着に際してもフィルムにしわの入った
り、或いは紙詰りが発生するのが抑制される。
更に、フィルムと紙担体とを積層した状態で転写域或い
は定着域に供給するため、感光ドラムとフィルム、或い
は定着ローラとフィルムとの間での放電破壊現象も防止
されるという利点も達成される。
トナー転写及び定着後の転写シートは、剥離促進用の紙
担体を取り外すことにより、容易に投影用フィルムとし
て利用できる。
この際、フィルムと紙担体とは単に重ね合せて転写シー
トとすることもでき、或いはフィルムと紙担体とを、そ
の一端縁において感圧接着剤で剥離可能に接着剤で接合
して転写シートとすることもできる。
また、フィルムと紙担体とを一端縁において接合すると
共に紙担体にミシン目を入れて、トナー転写及び定着後
に、紙担体をミシン目から破り捨てるようにしてもよい
本考案を次の例で説明する。
実施例 1゜ ■、転写シートの調製 (I−1) 本発明の転写フィルム (1)本発明の転写フィルムのトナー受領用低抵抗塗布
液として メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ 100 g導電性樹脂EC
A (Z、 C,I KK製)・・・・・・・・20g
0g酢酸ビニルS S −1800・・・・・・・・・
・・・・・・20g(振高合戊(掬製) を用い、この組成物をロッドバーコータ(0,8mmφ
)にて、クリヤー2軸延伸ポリエステルフイルム (東
しに、に、75μフイルム)に塗工量的5g、7m2と
なるように塗布し、100℃にて1分間乾燥して静電写
真長手静電印刷用低抵抗処理フィルム(A)を得た。
(11) 本発明のトナー受領用高抵抗塗布液として、トルエン・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・100 gアクリル樹脂ダイ
ヤナルL R−018・・・・・・20g(三菱レーヨ
ンに、 K、製) アクーリル樹脂コーポニールPA−70−T・・・・・
・5g(日本合成化学に、 K、製) を用い、この組成物をロッドバーコータ(0,8mmφ
)にて、前記低抵抗処理フィルムAの低抵抗処理面に塗
工量5g/m2となるように塗布し、100℃にて1分
間乾燥して、静電写真乃至静電印刷用転写シートBを得
た。
この転写シートBのトナー受領層の反対面に山陽国策パ
ルプ(掬製ジアゾ感光紙用原紙(坪量58g/m2)を
重ね、三田工業(掬製−戊分現像剤を使用し圧力定着を
使用した複写機COPYSTARMC−10で複写を行
なったところ、低湿度、高湿度いずれの面においても転
写効率、トナ一定着性、転写物の鮮明度のすぐれた、ま
たフィルムonlyに較べ静電気の溜まりの少ない転写
フィルムが得られた。
同様に前記転写シートBのトナー受領層の反対面に山陽
国策パルプ■製シアシン感光紙用原紙(坪量58g/m
′)を重ね、三田工業0菊製C0PYSTARMC1O
にて連続50枚複写したところ紙詰まりは全く発生しな
かった。
実施例 2゜ 実施例1で調整した転写シー1−Bのトナー受領の反対
面に大昭和製紙■製中質紙 持雪獅子(坪量64 g
/ m2)を重ね三田工業■製C0PYSTARMC1
0で複写を行なったところ実施例1と同様な結果が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の転写シートの断面図、第2図は投影用
フィルムのトナー受領面の一例を示す断面図であって、
1は投影用フィルム、2は剥離促進用紙担体、3はトナ
ー受領面を夫々示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)厚みが50乃至125ミクロンの範囲にある二軸
    延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを基体として
    且つ一方の表面が導電性樹脂を含有して戊る表面抵抗1
    ゜0×106乃至9.0×109Qの下塗り層を介して
    結着性樹脂を含有して成る表面抵抗1.0X1010乃
    至1.OX 1013Ωのトナー受領層を有する投影用
    フィルムと、前記投影用フィルムのトナー受領層とは反
    対側の面に取り外し可能に重ね合された剥離促進用紙担
    体との積層体とから収るとともに、該重ね合せがその一
    端縁において感圧接着剤接合するが或いは単に重ね合せ
    たのであることを特徴とする圧力定着を用いた静電写真
    用転写シート。
  2. (2)前記紙担体は25.8乃至216g/m2の坪量
    を有する紙である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    転写シート。
JP10811879U 1979-08-07 1979-08-07 静電写真用転写シ−ト Expired JPS5934906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10811879U JPS5934906Y2 (ja) 1979-08-07 1979-08-07 静電写真用転写シ−ト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10811879U JPS5934906Y2 (ja) 1979-08-07 1979-08-07 静電写真用転写シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS5626750U JPS5626750U (ja) 1981-03-12
JPS5934906Y2 true JPS5934906Y2 (ja) 1984-09-27

Family

ID=29340719

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10811879U Expired JPS5934906Y2 (ja) 1979-08-07 1979-08-07 静電写真用転写シ−ト

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JPS607900U (ja) * 1983-06-27 1985-01-19 バンドー化学株式会社 陸上競技用走路マツト

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JPS5626750U (ja) 1981-03-12

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