JPS5934269B2 - 泥状材料の乾燥法 - Google Patents

泥状材料の乾燥法

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JPS5934269B2
JPS5934269B2 JP51150325A JP15032576A JPS5934269B2 JP S5934269 B2 JPS5934269 B2 JP S5934269B2 JP 51150325 A JP51150325 A JP 51150325A JP 15032576 A JP15032576 A JP 15032576A JP S5934269 B2 JPS5934269 B2 JP S5934269B2
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muddy
drying
dryer
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raw material
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光夫 井出
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱水汚泥の如き泥状材料(ケーキを含む)を熱
変性等の品質劣化を招くことなくしかも効率よく回転乾
燥機で乾燥する方法に関するものである。
一般に、泥状材料等の稠密な半固体物質を回転乾燥機で
乾燥処理する場合には、スクリューフィーダーのような
搬送手段で乾燥ドラムの中に供給し、乾燥ドラム内に設
けられた攪拌翼などで細かく分断しつつ乾燥する方式が
採られており、泥状材料の細分化(分断化)を効率よく
行なうための考案が種々提案されている。
しかし、従来の方式は泥状材料そのものと熱風との熱交
換をいかに効率よくするかという点に主眼がおかれてお
り、各種の提案はそれなりの効果を有すると認められる
が、泥状材料自体を回転乾燥機で処理するには原理的に
大きな制約があった。
すなわち、並流式回転式乾燥機の場合は、原料投入口近
くで最も蒸発が急激に起るが、この原料投入口に泥状材
料の集塊(フロック)を投入した場合に、原料の表面積
は大きくなっておらずこの原料投入口付近での熱交換率
の低下は避けられないものであった。
つまり原料投入口付近での熱風からの原料への熱移動が
不十分となっていた。
この結果として、第1には熱風の温度降下が少なくなり
、第2には原料集塊の表面付近のみの局部的な温度の上
昇が起ることになる。
この熱風の温度降下が少ないことと、材料の局部的な温
度上昇が起ることにより、製品の品質の劣化と乾燥機ド
ラム材料の損傷などが起ると共に、熱効率的にも不経済
とならざるを得なかった。
本発明はこのような泥状材料の回転乾燥機による乾燥処
理において内在していた問題の解決を目的とするもので
あり、泥状材料自体の攪拌や分断化による表面積増大と
いう従来の改善提案とは全く異り、泥状材料を乾燥して
得た製品の1部を泥状材料に配合することによって原料
の表面積拡大と造粒性を向上せしめて上記の目的を達成
せしめると共に装置としてもコンパクト化した効率のよ
い泥状材料の乾燥法を提供するものである。
添付図に従い本発明法を具体的に説明すると、本発明法
は第1図に示すように泥状材料1と回転乾燥機2で乾燥
するにさいし、この乾燥機2で乾燥して得られた粉状乾
燥製品の1部3を造粒装置4に導き、この造粒装置4に
おいて泥状材料1と粉状乾燥製品の1部3とを混和しな
がら造粒し、得られた造粒物を回転乾燥機2で回転乾燥
することを特徴とする。
造粒装置4は回転乾燥機2の原料投入口8に接続するよ
うに付設し、スパイラルフィン9を有するような混和と
搬送を同時に行なうような造粒機を使用するのがよい。
この造粒装置4には上記のように被処理原料たる泥状材
料1を投入し、またこれに粉状乾燥製品の1部3を添加
し、さらに場合によっては、所要製品を得るに必要な複
合原料の粉末5(乾燥汚泥製品を肥料として使用する場
合には化学肥料粉等)を追添しながら、混和処理が行な
われ、これによって泥状材料1は乾燥粉の付着吸湿作用
によりやや嵩高の多孔性を有した造粒物にその形態が変
化させられる。
この造粒装置4に添加する粉状乾燥製品は、回転乾燥機
2より取り出される粒状乾燥製品10を使用するのでは
なく、回転乾燥機2の排ガス中に随伴される微粉粒子を
サイクロン6で捕集したものを使用するのが好適である
そしてこのサイクロン6で連続的に落下沈降してくる微
粉を空気搬送により連続的に造粒装置4に供給する。
そのさい、バクフィルター7によって搬送用空気と分離
し、スクリューフィバ−11等によって集積して定量づ
つ造粒装置4に連続投入するのが実操業上便宜である。
他方、サイクロン6から排出する高温排ガスの1部また
は全部をスクラバー12に導き、このスクラバー12で
冷却したのちに排気し、同時にスクラバー12の散水に
排ガス中の微量乾燥粉を捕集させ、この懸濁水の1部は
泥状材料の予備処理工程13へ給送して再処理に供する
また、サイクロン6から排出する高温排ガスの1部また
は全部を外気と混合したあと、回転乾燥機2の熱風炉1
4に供給して、熱回収と製品回収を行なう。
このスクラバー12かまたは熱風炉14かへの供給量は
操業条件にあわせてダンパー15および16の開閉によ
って制御する。
回転乾燥機2においては、燃料17の燃料ガスと上記の
リサイクル高温排ガスとの熱風が並流式に回転ドラム内
に供給され、造粒装置4から供給される造粒物と熱交換
が行なわれるのであるが、造粒装置4で生成した造粒物
は泥状材料自体の集塊よりも蒸発有効面積は数10倍も
増大しており、回転乾燥機2への投入地点での高温域に
おける水分蒸発量はこの蒸発有効面積の増大に比例して
飛躍的に増加する。
したがってこの原料投入口近傍での熱風温度の急激な低
下が起り、しかもこの地点での局部的な表面温度の上昇
が抑えられるので、製品の熱変性等の品質冷化を防ぐこ
とができる。
また回転ドラム全長にわたって移動する材料の流動性は
非常に向上し、熱風との接触効率も高まって乾燥効率が
よくなり、回転ドラム等の高熱破損も防ぐことができる
このように本方法は、例えば水分60〜90%を含むよ
うな脱水汚泥の如き乾燥処理が極めて困難であった泥状
材料を、回転乾燥機によってその品質劣化を招くことな
くしかも熱経済と操業性を高めつつ乾燥処理可能とした
ものである。
また生活排水処理物のほかに工場廃棄物例えばメッキス
ラッジや重金属類含有スラッジ等の乾燥処理を実現させ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の配置系統図
である。 1・・・・・・泥状材料、2・・・・・・回転乾燥機、
3・・・・・・粉状乾燥製品、4・・・・・・造粒装置
、5・・・・・・複合原料粉、6・・・・・・サイクロ
ン、I・・・・・・バクフィルター、10・・・・・・
乾燥製品(粒状)、12・・・・・・スクラバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 泥状材料1を回転乾燥機2で熱風と接触させて乾燥
    するにさいし、当該乾燥機2の排ガス中に随伴する微粉
    粒子を捕集して得た粉状乾燥製品の一部3を造粒装置4
    に導き、この造粒装置4において泥状材料1と粉状乾燥
    製品の一部3とを混和しながら造粒し、得られた造粒物
    を該乾燥器2で回転乾燥することを特徴とする泥状材料
    の乾燥法。
JP51150325A 1976-12-16 1976-12-16 泥状材料の乾燥法 Expired JPS5934269B2 (ja)

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JPS5375564A JPS5375564A (en) 1978-07-05
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JPS5375564A (en) 1978-07-05

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