JP2003146782A - 熟成コンポスト様物の製造方法及び製造装置 - Google Patents
熟成コンポスト様物の製造方法及び製造装置Info
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- Treatment Of Sludge (AREA)
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Abstract
ことにより、使用時の粉塵発生の問題がなく、取り扱い
性に優れた熟成コンポスト様物を製造する。 【解決手段】 有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する方法にお
いて、熱処理で得られた処理物から微粉を除去し、この
微粉を有機性廃棄物に混合して処理する。有機性廃棄物
を加熱乾燥及び熱処理する加熱装置Iと、加熱装置Iか
ら排出される処理物から微粉を除去する微粉除去装置II
と、除去された微粉を有機性廃棄物と混合する手段とを
備える熟成コンポスト様物の製造装置。
Description
有機性廃棄物を処理して熟成コンポストに類似した悪臭
の無い製品を短時間で製造する方法及び装置に係り、特
に、使用時の粉塵発生の問題がなく、取り扱い性に優れ
た熟成コンポスト様物を製造する方法及び装置に関す
る。
廃棄物の処理方法としては、コンポスト化処理法、乾燥
処理法と炭化処理法とがある。
酵させる方法であり、得られた熟成コンポストは、悪臭
成分が分解されているが有機物は安定化されて十分残留
しており、取り扱い性に優れた肥料となる。しかしなが
ら、このような熟成コンポストを得るには、数十日〜百
数十日もの長期間の醗酵が必要である。
機性廃棄物を加熱乾燥し、有機性廃棄物中の水分を蒸発
除去して水分量30〜0%の乾燥品を得る乾燥処理法
や、炭化装置で有機性廃棄物を加熱乾留し、有機性廃棄
物中の水分を完全に蒸発させた後も加熱を続け、200
〜900℃という高温を維持することにより、有機物を
炭化分解する炭化処理法は、短期間に処理が可能であ
る。
単に蒸発したり、有機物の一部が変性したりしただけで
あり、原料が生ゴミである場合には比較的良好な性状の
製品が得られるが、排水や廃棄物の生物処理から生じる
汚泥を原料とした場合は処理が困難で、製品にはまだ悪
臭が残っている。このため、熟成コンポストと比較する
と明らかに臭気や取り扱い性等の面で劣り、農地還元す
る場合などに問題が残る。
は、悪臭は残らないものの、有機物は炭化分解してしま
うために、土壌改良材にはなっても有機肥料的意義は無
い。しかも、減量率が大きいために、原料中の塩が濃縮
し、処理品中の塩濃度が高くなってしまうという問題点
もある。更に、加熱コストや処理時間の面でも不利であ
る。
ら熟成コンポストに類似した悪臭の無い製品を比較的低
い処理温度と短い時間で低コストにて効率的に製造する
技術として、特開2001−130990には、生物処
理汚泥を加熱乾燥した後、100〜200℃で熱処理し
て熟成コンポスト様物を製造する方法及び装置が提案さ
れた。
を加熱乾燥し、100〜200℃という比較的低い温度
での加熱を継続することにより、10〜20時間程度の
短時間の処理で、悪臭がなく、しかも、有機肥料分も十
分に残留している上に塩分もさほど高くなく、有機肥料
として有効な熟成コンポスト類似の製品を得ることがで
きる。
は微生物により有機物の分解が行われた(即ち、醗酵)
結果得られるもので、有機物が安定化している。従っ
て、土壌に投入されたときの分解速度が遅く、それゆえ
急激に分解されて酸素欠乏状態を招くことがない。ま
た、臭気成分も除去されており悪臭も殆どない。しか
し、コンポスト化処理法では、微生物の働き(醗酵)に
より有機物を安定化させ、臭気成分を除去するため、製
造に長期間を要する。
0で製造されるコンポスト様物は、乾燥後の加熱分解
で、コンポスト化処理法で得られる熟成コンポストと同
様に臭気成分がなく、有機物が安定化した物質とされた
ものであり、特開2001−130990の方法及び装
置によれば、生物処理汚泥を原料として、加熱乾燥し、
その後熱処理して熱変成させることにより、醗酵過程を
経ずに熟成コンポストと類似の有機性肥料を比較的低温
の処理で、短時間(1日弱)で得ることができる。
990の方法及び装置によれば、悪臭がなく、しかも、
有機肥料分も十分に残留している上に塩分もさほど高く
なく、有機肥料として有効な熟成コンポスト類似の製品
を得ることができるが、この製品の粒度としては、直径
1〜10mm程度の粒状のものが殆どではあるものの、
直径1mm以下、更には0.1mm以下の微粉も含まれ
ている。このような微粉を含むものでは、有機肥料とし
ての効果上の問題はないが、農地などに撒く際には、そ
の作業時に粉塵が舞い、作業者や周囲環境が微粉で汚れ
るなど、作業性が悪いという問題があった。
性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理することにより、使
用時の粉塵発生の問題がなく、取り扱い性に優れた熟成
コンポスト様物を製造する方法及び装置を提供すること
を目的とする。
様物の製造方法は、有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱
処理することにより熟成コンポスト様物を製造する方法
において、該熱処理で得られた処理物から微粉を除去
し、該微粉を前記有機性廃棄物に混合することを特徴と
する。
の製造方法は、有機性排水を生物処理する工程から排出
される生物汚泥を脱水し、さらに加熱乾燥した後、熱処
理することにより熟成コンポスト様物を製造する方法に
おいて、該熱処理で得られた処理物から微粉を除去し、
該微粉を前記生物処理工程に戻すか、または脱水前の生
物汚泥と混合することを特徴とする。
の製造装置は、有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する装置にお
いて、有機性廃棄物が導入され、加熱乾燥と熱処理を行
う加熱装置と、該加熱装置から排出される処理物から微
粉を除去する微粉除去手段と、除去された微粉を前記有
機性廃棄物と混合する手段とを備えてなることを特徴と
する。
の製造装置は、有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する装置にお
いて、有機性廃棄物が導入される乾燥装置と、該乾燥装
置から排出される乾燥物が導入され、熱処理を行う熱処
理装置と、該熱処理装置から排出される処理物から微粉
を除去する微粉除去手段と、除去された微粉を前記有機
性廃棄物と混合する手段とを備えてなることを特徴とす
る。
れる処理物から微粉を除去するため、取り扱い時に粉塵
の発生の問題がなく、取り扱い性に優れた熟成コンポス
ト様物を得ることができる。
熟成コンポスト様物と全く変わることなく、有機肥料と
しての効果も十分にあるものであることから、この微粉
を廃棄して製品回収量を低減させることは好ましくな
い。本発明では除去した微粉を有機性廃棄物に混合して
原料とするため、このような無駄を生じることがない。
後、熱処理することにより、熟成コンポスト様物を短時
間で製造する場合、有機性廃棄物中の水分を蒸発させる
乾燥工程と乾燥後の汚泥を熱分解させて臭気成分を除去
する熱処理工程とを同一の装置内で連続して行うことに
は、次のような短所がある。
物を加熱乾燥して熟成コンポスト様物を製造する場合、
一般に、乾燥工程に約15時間、その後の熱処理工程に
約4時間を要する。このうち、乾燥工程では、水分の蒸
発により有機性廃棄物の容量が1/5程度にまで減量化
する。また、この乾燥工程で発生する排ガス成分は殆ど
が水蒸気である。
あり、この熱処理で発生する排ガス成分には有機性廃棄
物の熱分解によって生じる揮発性有機物やアンモニア、
粉塵などが含まれる。
は全く異なり、また、乾燥工程で発生する排ガスと熱処
理工程で発生する排ガスとはその成分が全く異なるにも
かかわらず、乾燥工程と熱処理工程とを同一の装置で行
う場合、装置本体は被処理物の容量が多い乾燥工程に対
応した大型仕様とする必要がある。また、排ガス処理装
置は有機物や粉塵等が発生する熱処理工程に対応した仕
様とする必要がある。即ち、乾燥時には排ガス処理装置
の仕様が過大となり、また、その後の熱処理時には装置
本体の仕様が過大となる。このため、装置構成や維持管
理、運転コスト等の面で無駄を生じる結果となる。
の製造装置では、このような不具合を解消するために、
有機性廃棄物が導入される乾燥装置と、該乾燥装置から
排出される乾燥物が導入され、熱処理を行う熱処理装置
とを備える。
ば、有機性廃棄物の乾燥を行う乾燥装置と、乾燥物の熱
処理を行う熱処理装置とを備え、有機性廃棄物の加熱乾
燥工程とその後の熱処理工程とを各々別個の装置で行う
ことができるため、乾燥装置の排ガス処理装置は蒸発水
分を主たる処理対象とした装置仕様でよく、また、熱処
理装置本体は水分が蒸発して容量が1/5程度となった
乾燥物を更に加熱分解する小型の装置で良いことから、
乾燥装置本体に比べて1/3〜1/10の大きさとする
ことができる。このため、乾燥工程と熱処理工程とを同
一の装置で行う場合に比べて、装置コスト、維持管理コ
スト、運転コスト等が安価となり、経済性に優れたもの
となる。
おいて、粒径0.5mm以下の微粉を除去し、粒径が
0.5mmを超え、粉塵の発生の問題のない製品を得る
ことが好ましい。
施の形態を詳細に説明する。
装置の実施の形態を示す系統図である。図2,3は本発
明に好適な加熱装置の一例を示す模式的な断面図であ
る。
廃棄物を加熱装置Iで加熱乾燥及び熱処理して、熟成コ
ンポスト類似の熱処理物を製造する。
燥処理により有機性廃棄物中の水分が徐々に蒸発し、含
水率が1%未満となって乾燥が完了した後も、更に有機
性廃棄物を好ましくは100〜200℃の温度で加熱を
継続する。
過程において、水分が残留している間は、被処理物であ
る有機性廃棄物の温度は100℃未満であるが、水分が
完全に蒸発除去された後も加熱を継続すると、被処理物
の温度は100℃以上に上昇する。この状態で被処理物
を例えば3〜6時間程度維持すると、被処理物中の有機
物量が減少し始める。有機物が3〜50%程度減少する
まで加熱を継続すると臭気の殆どない熟成コンポスト様
物を得ることができる。
機物の減少率は、有機性廃棄物の種類によって異なり、
例えば、活性汚泥の余剰汚泥の場合には10〜30%と
比較的減少率が多く、消化汚泥の場合には3〜10%と
比較的減少率が小さい。
温度は好ましくは100〜200℃、より好ましくは1
50〜200℃とする。この温度範囲であれば、水分は
完全に蒸発除去され、臭気成分も揮散、分解される一方
で、有機物は炭化せず、良好な熟成コンポスト様物を得
ることができる。
機肥料成分が十分に残留し、塩分もさほど高くはなく、
かつ熟成コンポスト類似の取り扱い性に優れたものであ
るが、前述の如く、微粉を含有するため、取り扱い性に
難がある。このため、この熱処理物を微粉除去装置IIに
送給して微粉を除去し、微粉を除去した製品を貯留、小
分け、袋詰めして出荷する。一方、除去された微粉は、
原料の有機性廃棄物に混合して再処理する。有機性廃棄
物が、活性汚泥処理の余剰汚泥や、排水や余剰汚泥の消
化処理における消化汚泥の場合、熱処理物から分離した
微粉は、活性汚泥処理や消化処理の生物処理工程に戻し
てもよいし、加熱乾燥する前の余剰汚泥や消化汚泥を脱
水する工程の汚泥と混合してもよい。
0.1mm以下、好ましくは0.5mm以下、より好ま
しくは1mm以下の微粉を除去することが好ましい。従
って、微粉除去装置IIとしては、このような目幅を有す
る振動篩い等を用いることができるが、これに限らず、
その他風力選別式の微粉除去装置等を用いることもでき
る。
収した微粉を、原料の有機性廃棄物の供給系統に移送す
る手段としては、スクリューコンベア、ベルトコンベ
ア、チェーンコンベア等を用いることができる。
に投入すれば良く、その移送先は、加熱装置Iであって
も良く、また、有機性廃棄物を加熱装置Iに移送する移
送ラインであっても良く、また、有機性廃棄物を貯留す
る原料ホッパであっても良い。
去される微粉の割合は、微粉として除去する粒分の粒度
や原料有機性廃棄物の性状や加熱条件、装置仕様等によ
っても異なるが、通常の場合、加熱装置Iから排出され
る熱処理物の2〜10%程度である。
照して詳細に説明する。
式では発火の恐れがあることから、図2に示す装置では
間接加熱装置を用いて、間接加熱で乾燥と熱処理を行
う。
るように、2重壁構造とされた加熱容器1の循環路に媒
体油2を循環させて、内部の原料10を間接加熱するも
のである。この媒体油2は熱交換器3で加熱されて加熱
容器1の循環路を循環する。有機性廃棄物、或いは前回
のバッチで熱処理物から除去された微粉と有機性廃棄物
(以下、単に「原料」と称す。)は、加熱容器1の上部
投入口(図示せず)から投入され、回転軸4の回転によ
り攪拌羽根5で攪拌されると共に、媒体油2で加熱さ
れ、熟成コンポスト様の熱処理物は加熱容器1の底部出
口(図示せず)から取り出される。6は回転軸4の駆動
用モーターである。
場合、媒体油2の温度を150〜200℃に維持する
と、乾燥終了前は100℃未満の原料10が乾燥完了後
は100〜200℃に維持され、良好な加熱が行われ
る。このような間接加熱装置で原料の乾燥と熱処理とを
行う場合、乾燥工程は10〜15時間、次の熱処理工程
は2〜6時間とする。
有機物を含む排ガスが発生するが、この排ガスは、排気
口(図示せず)から取り出し、別途処理を行う。
と熱処理とを同一の装置内で行うものであっても良い
が、前述の理由から、図3に示す如く、原料を加熱乾燥
する乾燥装置1Aと、乾燥物を更に熱処理して加熱分解
する熱処理装置1Bとを備え、各工程を別々の装置で行
うものが好ましい。
を用いることができ、熱風を原料に直接吹き付けて乾燥
する熱風受熱式(直接式)のものであっても、乾燥機内
の金属壁を通して蒸気又は熱媒体油等の加熱媒体により
原料に間接的に伝熱して乾燥する伝熱受熱式(間接式)
のものであってもよい。なお、熱風受熱式には回転式乾
燥機、気流式乾燥機、攪拌機付回転乾燥機等があるが、
本発明はいずれのタイプのものも適用可能である。
受熱式回転乾燥機であって、乾燥装置本体11の一端側
に原料(有機性廃棄物、或いは前回のバッチで熱処理物
から除去された微粉と有機性廃棄物)を投入する供給口
12と本体11内に熱風を送り込むための熱風炉13が
設けられており、他端側の上部に排ガス排出口14が下
部に乾燥物排出口15がそれぞれ設けられている。ま
た、乾燥装置本体11内には攪拌機16が設けられ、熱
風による乾燥効率を促進するように構成されている。
体11内に投入された原料10が攪拌機16で攪拌され
つつ、熱風炉13からの熱風により直接的に加熱乾燥さ
れる。
高温の熱風を送り込み、投入原料のうちの有機性廃棄物
の容量が1/4〜1/5程度になるまで、また、乾燥前
の有機性廃棄物の含水率87〜75%に対して、乾燥後
の含水率は30〜10%程度になるまで実施される。な
お、熱処理品から除去回収された微粉は、既に水分が除
去され、容量もこれ以上低減されることはないため、原
料中の微粉については、容量や含水率の変化はない。
は、乾燥装置の仕様や乾燥条件、被処理原料の性状等に
よっても異なるが、一般的には2〜6時間程度である。
ホッパを介して熱処理装置1Bに送給される。なおV1
はこの乾燥物の排出のための開閉バルブである。
スは、若干の粉塵及び臭気成分を含むが、殆どが水蒸気
であるため、そのまま、又は必要に応じてサイクロン等
で除塵した後脱臭炉で臭気成分を加熱分解して排出され
る。
で、熱処理装置1Bで100〜200℃、好ましくは1
50〜200℃の温度で4〜8時間程度加熱される。上
記温度範囲であれば、水分は完全に蒸発除去され、臭気
成分も揮散、分解される一方で、有機物は炭化せず、良
好な熟成コンポスト様物を得ることができる。
式では発火の恐れがあることから、図3に示すような間
接加熱装置を用いて、間接加熱を行うのが好ましい。
するように2重壁構造とされた熱処理装置本体21の循
環路に媒体油22を循環させて、内部の被処理物、即
ち、乾燥物20を間接加熱するものである。この媒体油
22は図示しない熱交換器で加熱されて本体21の循環
路を循環する。
部投入口23から投入され、攪拌機24で攪拌されると
共に、媒体油22で加熱され、熟成コンポスト様の熱処
理物は本体21の底部取出口25からバルブV2を開と
することで取り出される。一方、排ガスは本体21の上
部の排出口26から排出され、含有される有機物やアン
モニア、粉塵などが処理される。
が設けられているが、これは排出ガスをファンなどによ
り吸引して排出する際、熱処理装置1B内が減圧しない
ようにするためである。なお、熱処理装置1Bから排出
される排ガスは水蒸気を殆ど含まないため、乾燥装置1
Aから排出される排ガスに比して排出量が少なく、排出
された排ガスは乾燥装置1Aからの排出ガスと共に粉塵
及び臭気成分の除去処理を行っても良い。
1/4〜1/5程度の減容化された乾燥物が投入される
ものであるため、乾燥装置1Aの処理容量の1/3〜1
/10程度の小型装置で足り、小処理容量の装置により
効率的な加熱分解処理を行える。
棄物としては、下水処理汚泥や余剰汚泥、消化汚泥等、
廃水や廃棄物の生物処理工程で生じる生物処理汚泥を脱
水処理して得られる汚泥を含むものが挙げられ、本発明
によれば、このような生物処理汚泥を含む有機性廃棄物
を加熱乾燥した後加熱分解し、その後微粉を除去するこ
とにより、臭気が殆どなく、有機肥料成分が十分に残留
し、塩分もさほど高くはなく、また粉塵の発生の問題も
なく、従って有機肥料として有効利用可能な、取り扱い
性に優れた熟成コンポスト様物を効率的に得ることがで
きる。
説明する。
理施設から排出された、下記性状の脱水汚泥4tの処理
を行った。
い、下記条件にて加熱処理して得られた熱処理物600
kgを目幅0.5mmの振動篩いで処理して粒径0.5
mm以下の微粉50kgを除去し、製品550kgを得
た。
3):700〜800℃の熱風を供給して乾燥後の含水
率が20%、乾燥後の容量が乾燥前の約1/5となるよ
うに4時間乾燥した。
の媒体油で乾燥汚泥を100℃から170℃になるまで
6時間加熱した。
以下の微粉は、スクリューコンベアで次のバッチの脱水
汚泥に混合して同様の条件で加熱乾燥及び熱処理した。
ただし、2バッチ目以降では、脱水汚泥4tにこの熱処
理物の微粉が混合されることにより、同様の条件で4時
間加熱乾燥したときの乾燥後の含水率は約20%であ
り、乾燥後の容量は乾燥前の容量の約1/5であった。
が得られ、この熱処理物から同様に微粉50kgを除去
して製品600kgを得た。
りであり、有機物含有量が比較的多く、有機物が安定化
していて塩分量は比較的少ないため、有機肥料として有
効であり、また、臭気が殆どなく、粉塵の発生の問題も
なく、取り扱い性にも優れる熟成コンポスト様物を短時
間で製造することができた。
るため、微粉を除去することによる原料の無駄を生じる
こともなかった。
id/週) 粒径範囲:1mmを超え、10mm以下 平均粒径:4mm
スト様物の製造方法及び装置によれば、有機性廃棄物を
加熱乾燥した後、熱処理し、得られた処理物から微粉を
除去することにより、使用時の粉塵発生の問題がなく、
取り扱い性に優れた熟成コンポスト様物を得ることがで
きる。しかも、本発明では、除去した微粉を有機性廃棄
物に混合して原料とするため、製品回収量を低減させる
ことなく、効率的な製造を行える。
の形態を示す系統図である。
である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する方法にお
いて、 該熱処理で得られた処理物から微粉を除去し、該微粉を
前記有機性廃棄物に混合することを特徴とする熟成コン
ポスト様物の製造方法。 - 【請求項2】 有機性排水を生物処理する工程から排出
される生物汚泥を脱水し、さらに加熱乾燥した後、熱処
理することにより熟成コンポスト様物を製造する方法に
おいて、 該熱処理で得られた処理物から微粉を除去し、該微粉を
前記生物処理工程に戻すか、または脱水前の生物汚泥と
混合することを特徴とする熟成コンポスト様物の製造方
法。 - 【請求項3】 有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する装置にお
いて、 有機性廃棄物が導入され、加熱乾燥と熱処理を行う加熱
装置と、 該加熱装置から排出される処理物から微粉を除去する微
粉除去手段と、 除去された微粉を前記有機性廃棄物と混合する手段とを
備えてなることを特徴とする熟成コンポスト様物の製造
装置。 - 【請求項4】 有機性廃棄物を加熱乾燥した後、熱処理
することにより熟成コンポスト様物を製造する装置にお
いて、 有機性廃棄物が導入される乾燥装置と、 該乾燥装置から排出される乾燥物が導入され、熱処理を
行う熱処理装置と、 該熱処理装置から排出される処理物から微粉を除去する
微粉除去手段と、 除去された微粉を前記有機性廃棄物と混合する手段とを
備えてなることを特徴とする熟成コンポスト様物の製造
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001343405A JP2003146782A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 熟成コンポスト様物の製造方法及び製造装置 |
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