JPS5933688Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPS5933688Y2
JPS5933688Y2 JP12627980U JP12627980U JPS5933688Y2 JP S5933688 Y2 JPS5933688 Y2 JP S5933688Y2 JP 12627980 U JP12627980 U JP 12627980U JP 12627980 U JP12627980 U JP 12627980U JP S5933688 Y2 JPS5933688 Y2 JP S5933688Y2
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JP
Japan
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air conditioner
temperature control
compressor
air
temperature
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JP12627980U
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JPS5748112U (ja
Inventor
捷明 松島
五郎 内田
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トヨタ自動車株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用空調装置に関するもので、冷媒を圧縮
するコンプレッサの稼動率を必要に応じ低減して空調運
転を行ないうるようになしたエアミックス方式の自動車
用空調装置を提供することを目的とする。
エアミックス方式の自動車用空調装置は、第1図に示す
ように、エバポレータ1で冷却された冷風をエアミック
スダンパ2の開度に応じてヒータコア3側へ分流し、こ
のヒータコア3で暖められた温風と、ヒータコア3をバ
イパスされた冷風とを混合することにより所要の空調温
度を得るものである。
エバポレータ1の冷却温度は温度検出素子たるサーミス
タ4により検出されており、エアコンアンプ5は、この
サーミスタ4の抵抗変化に応じてコンプレッサ6の電磁
クラッチ7をON。
OFF制御し、エバポレータ1の冷却温度がO℃〜3℃
となるようにコンプレッサ6を常時最大能力(最大稼動
率)で稼動している。
このようにエアミックス方式の空調装置においては、コ
ンプレッサ6は常時最大稼動率で運転されているもので
あるが、外気温がそれほど高くない春、秋等の季節には
、エバポレータ1の冷却温度が00C〜3°Cの如く低
くなくても空調運転上はとんど支障はないのであって、
このような場合には、むしろコンプレッサ6の稼動率を
積極的に下げてエバポレータ1の冷却温度を上げ、自動
車エンジンの負担を軽減した方が車両の燃費、エネルギ
一対策上から望ましいことである。
上記問題を解決するために、従来においては第2図に示
す方法によりコンプレッサの稼動率を低減していた。
即ち、エバポレータ1の冷却温度を検出する温度検出素
子たるサーミスタ4に、レバー8によって操作される可
変抵抗9を直列に接続し、この可変抵抗9を任意の値に
設定することによりサーミスタ4のみかけ上の抵抗を高
くなし、コンプレッサ6の稼動率を下げるように構成し
ていた。
しかし、このように構成した場合、自動車の運転席に配
備された空調装置の操作パネルには、第3図に示すよう
に、エアミックスダンパ2を開閉するための従来から装
備されている温度コントロールレバー10と、前記可変
抵抗9を操作するためのレバー8という2本の操作レバ
ーが必要となり、空調使用者は温度コントロールに際し
、いずれのレバーを操作すべきか混乱をきたし、操作の
統率がとれないという欠点があった。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載した構成の空
調装置とすることにより上記欠点を解決したもので、コ
ンプレッサの稼動率を任意に低減して空調を行ないうる
と共に、その際の温度コントロールを1つの操作レバー
により行ないうるようになした空調装置を得たものであ
る。
以下、第4図により本考案空調装置の構成を説明すれば
、1はエバポレータ、2はエアミックスダンパ、3はヒ
ータコア、4はサーミスタ、5はエアコンアンプ、6は
コンプレッサ、7は電磁クラッチであって、これらは第
1図及び第2図に示す従来装置のものと同一構造になる
ものである。
ヒータコア3には、自動車エンジン11からウォータバ
ルブ12を介してエンジン冷却水がヒータ熱源として供
給されており、該ウォータバルブ12は負圧切換弁13
により開閉される。
負圧切換弁13は、その電磁コイル14を付勢すること
により弁部15がバキュームタンク16側に連通され、
該タンク16の負圧をウォータバルブ12に送ってウォ
ータバルブ12を開き、ヒータコア3にエンジン冷却水
を供給すると共に、電磁コイル14を消勢することによ
り弁部15を切り換え、ウォータバルブ12に大気を送
ってウォータバルブ12を閉じ、ヒータコア3へのエン
ジン冷却水の供給を停止するものである。
温度コントロールレバー10は、温度コントロールケー
ブル34を介してエアミックスダンパ2の開度を調整し
、エアミックスコントロール時の温冷風の混合比率即ち
空調温度を設定する操作レバーであって、エアミックス
方式の空調装置においては、従来から必ず設けられてい
るものである6本考案は、この温度コントロールレバー
10に、コンプレッサ稼動率低減のための可変抵抗回路
17を一体に組付け、温度コントロールレバー10を回
動したとき、可変抵抗回路17の可変抵抗18が一諸に
可変されるよう構成したものである6可変抵抗回路17
は、例えば絶縁性基板上に同心円弧状に配置された可変
抵抗18及び端子19゜20.21,22からなり、可
変抵抗18と端子20は冷房領域たるC00L側1/2
領域に形成され、また端子19は暖房領域たるWARM
側l/側頭/2領域形成されている。
温度コントロールレバー10の裏面には、2つの金属性
の摺接片23.24が形成されており、温度コントロー
ルレバー10の回動位置に従って可変抵抗回路17の前
記各端子及び可変抵抗18とそれぞれ電気的に接触する
よう構成されている。
なお、可変抵抗回路17は、温度コントロールケーブル
34を介して連動するエアミックスダンパ2のリンク系
に装備してもよい。
25は、前記可変抵抗回路17の可変抵抗18をサーミ
スタ4に直列に接続投入すると共に、負圧切換弁13を
ON、OFFするモード切換回路であって、電磁継電器
等の周知の回路素子からなり、電磁コイル26が付勢さ
れることにより常閉接点27,28が開き、回路を切換
えるものである。
29は、空調装置の運転開始並びにその運転モードを選
択するためのエアコンスイッチであって、OFF端子、
正規のエアミックス方式による空調運転を行なうA/C
端子、コンプレッサの稼動率を低減して運転するいわゆ
るエコノミーモードによる空調運転を行なうE端子とい
う三つの端子を有しており、接点30をエコノミーモー
ド端子Eに設定することにより、モード切換回路25の
電磁コイル26が付勢され、その常閉接点27,28が
開くよう構成されている。
なお、エアコンスイッチ29としては、OFF、A/C
,Eの各端子が順ぐりに接続されるロータリ一式のブツ
シュスイッチを用いればよい。
31,32はモード表示用ランプ、33は逆流阻止用の
ダイオードである。
上述せる温度コントロールレバー10及びエアコンスイ
ッチ29の操作パネル上の配置例を第5図に示す。
上記構成になる本考案装置の動作を説明すれば、まずエ
アミックス方式による正規の空調運転の場合、エアコン
スイッチ29の接点30をA/C端子に設定する。
これにより、A/Cモードランプ31が点灯して空調運
転が開始される。
エアコンスイッチ29の接点30が上述の如くA/C端
子にある場合、モード切換回路25の電磁コイル26は
付勢されることがないので、常閉接点27,28は図示
の如く閉じており、このため可変抵抗回路17の可変抵
抗18は常閉接点27により短絡され、サーミスタ4に
直列に接続されることはない。
また、負圧切換弁13の電磁コイル14には、前記常閉
接点28、可変抵抗回路17の端子20、温度コントロ
ールレバー10の摺接片23、端子21、或は端子19
、摺接片23、端子21を通じ、温度コントロールレバ
ー10のC00LからWARMまでのMax Cool
を除く全操作領域においてアース電位が与えられるので
、負圧切換弁13は常にONしており、バキュームタン
ク16の負圧を常にウォータバルブ12へ送っている。
このため、ウォータバルブ12は常時開かれた状態とさ
れており、ヒータコア3には自動車エンジン11からエ
ンジン冷却水がヒータ熱源として供給されている。
従って、温度コントロールレバー10を任意の位置に回
動すると、エアミックスダンパ2の開度が変わり、ヒー
タコア3を経た温風と、ヒータコア3をバイパスされた
冷風との混合比率が変わり。
従来とまったく同様にエアミックス方式により空調温度
を調節しうる。
なお、この際、可変抵抗18は常閉接点27により短絡
されているため、エバポレータ1の冷却温度はサーミス
タ2の抵抗値のみによって検出されるため、コンプレッ
サ6は従来と同様にエバポレータ1の冷却温度が0℃〜
3℃となるように最大稼動率で運転されているコンプレ
ッサ6の稼動率を低減して空調運転するいわゆるエコノ
ミーモードとする場合、エアコンスイッチ29の接点3
0をE端子に設定する。
これによって表示ランプ31,32の両方が点灯すると
共に、E端子を通じてモード切換回路25の電磁コイル
26が付勢され、常閉接点27,28は開かれる。
常閉接点27が開かれることにより可変抵抗回路17の
可変抵抗18の短絡が解かれ可変抵抗18はサーミスタ
4に直列に接続されるまた、常閉接点28が開かれるこ
とにより、常閉接点28、端子20、摺接片23、端子
21を通じたアース電位がなくなるので、負圧切換弁1
3は冷房領域たるC00L側1/2領域において付勢さ
れなくなる。
このため、ウォータバルブ12は閉じられるので、ヒー
タコア3は冷房領域たるC00L側172領域ではヒー
タ作用をまったく有しなくなり、空調温度はエアミック
スダンパ2の開度とまったく無関係となり、エバポレー
タ1の冷却温度のみによって決定されるようになる。
従って、冷房領域たるC00L側1/2領域において温
度コントロールレバー10を任意の位置に設定すると、
その時の可変抵抗18の抵抗値がサーミスタ4に加算さ
れ、サーミスタ4と可変抵抗18の合算抵抗に応じてコ
ンプレッサ10の稼動率が低減され、結果、エバポレー
タ1の冷却温度は高くなり、空調温度はエバポレータ1
の冷却温度即ちコンプレッサ6の稼動率の低減割合いに
応じて調節される。
上記エコノミーモードにおいて、温度コントロールレバ
ー10が暖房領域たるWARM側1/側頭/2領域に設
定された場合、可変抵抗回路17の端子19、温度コン
トロールレバー10の摺接片23、端子21を通じて負
圧切換弁13の電磁コイル14にアース電位が与えられ
、負圧切換弁13は作動してウォータバルブ12を開き
、ヒータコア3が再びヒータ作用を発揮するようになる
このとき、サーミスタ4には可変抵抗18の全抵抗値が
直列に接続され、エバポレータ1の冷却温度は最も高温
即ちコンプレッサ6の稼動率が最も低減された状態に設
定される。
従って、暖房領域たるWARM側1/側頭/2領域ては
、コンプレッサ6の稼動率は最低に固定されると共に、
空調温度は温度コントロールレバー10の位置に応じた
エアミックスダンパ2の開度によって決定される。
なお、上述実施例では、可変抵抗回路17の可変抵抗1
8をC00L側1/2領域にのみ形成したが、C00L
からWARMまでの全領域に亘って形成してもよいもの
である。
このように構成した場合には、エコノミーモード時のW
ARM領域でもコンプレッサ6の稼動率は温度コントロ
ールレバー10の位置に応じて漸次低減される。
また、上述実施例では、WARM側1/側頭/2領域て
はウォータバルブ12を開き、ヒータ作用を行なうよう
構成したが、このウォータバルブ12を全領域に亘って
閉じ、温度コントロールをサーミスタ4と可変抵抗18
との合算抵抗によるコンプレッサの稼動率のみにより制
御することもできる。
この場合には、可変抵抗回路17は、第6図に示すよう
に端子19が不要となり、端子20が延長されて20′
となる。
即ち、ウォータバルブ12の開閉は、モード切換回路2
5の常閉接点28の開閉により決定される。
この第6図例によれば、コンプレッサの稼動率を最も低
減するエコノミーモードとならしめ得る。
以上詳述したように、本考案空調装置によるときは、従
来知られたエアミックス方式の自動車用空調装置の空調
運転状態を、コンプレッサの稼動率を低減して空調運転
するいわゆるエコノミーモードに任意に切換えて運転す
ることができるので。
春、秋等のそれ程エバポレータの冷房能力を必要としな
い時期には、冷凍サイクルの冷媒を圧縮するコンプレッ
サの稼動率を低減して運転でき、最大冷房位置かt最大
暖房位置までの全領域において自動車エンジンに負担を
かけることが少なくなり、自動車の燃費を向上しうると
共に、省エネルギ一対策上極めて有効であるという著効
を奏する。
さらに、本考案は、エアミックス方式の空調装置に従来
より装備されているエアミックスダンパ操作用の温度コ
ントロールレバー或は温度コントロールケーブルを介し
て連動するエアミックスダンパのリンク系に、コンプレ
ッサの稼動率を低減するための可変抵抗回路を一体に組
付けたので、エアミックス方式による正規の空調運転及
びエコノミー運転という異なる運転モードにおいても、
ただ1つの操作レバーにより空調温度を調節することが
でき、操作が極めて簡単となって従来のように空調操作
を誤まることがないという著効を奏する0
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図はそれぞれ従来の自動車用空調装置の
回路構成図、第3図は第2図に示す従来装置の操作パネ
ルの正面図、第4図は本考案になる自動車用空調装置の
1実施例を示す回路構成図、第5図は本考案装置の操作
パネルを示す正面図、第6図は本考案装置の他の実施例
を示す一部を省略した回路構成図である。 1・・・・・・エバポレータ、2・・・・・・エアミッ
クスダンパ、3・・・・・・ヒータコア、4・・・・・
・サーミスタ(温度検出素子)、5・・・・・・エアコ
ンアンプ、6・・・・・・コンプレッサ、10・・・・
・・温度コントロールレバー、11・・・・・・可変抵
抗回路、18・・・・・・可変抵抗、25・・・・・・
モード切換回路、29・・・・・・エアコンスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアミックス方式の自動車用空調装置において、エアミ
    ックスダンパを開閉操作する温度コントロールレバーに
    係着され、かつ該レバーの操作位置に応じてその抵抗値
    を増減する可変抵抗回路と、エコノミーモード時に、エ
    バポレータの冷却温度を検出する温度検出素子たるサー
    ミスタに前記可変抵抗回路を直列に投入接続するモード
    切換回路と、該モード切換回路を作動させるエアコンス
    イッチとを備え、前記可変抵抗回路は前記温度コントロ
    ールレバーが最大冷房位置側に設定されたとき最小抵抗
    値となってコンプレッサの稼動率を最大に設定すると共
    に、前記温度コントロールレバーが最大暖房側に移動さ
    れるに従ってその抵抗値が増加してコンプレッサの稼動
    率を低減していくことを特徴とする自動車用空調装置。
JP12627980U 1980-09-05 1980-09-05 自動車用空調装置 Expired JPS5933688Y2 (ja)

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JPS5748112U JPS5748112U (ja) 1982-03-17
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JPS60146712A (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 Mazda Motor Corp 車両用空気調和装置

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