JPS5933227B2 - 血清学的反応用試薬およびその製造法 - Google Patents
血清学的反応用試薬およびその製造法Info
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- JPS5933227B2 JPS5933227B2 JP6891776A JP6891776A JPS5933227B2 JP S5933227 B2 JPS5933227 B2 JP S5933227B2 JP 6891776 A JP6891776 A JP 6891776A JP 6891776 A JP6891776 A JP 6891776A JP S5933227 B2 JPS5933227 B2 JP S5933227B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は血清学的診断剤に関する。
従来、各種の抗原、抗体の検査法のうち、抗原、抗体な
どの血清学的活性物質で感作した哺乳動物の赤血球また
はラテックスもしくはベントナイト粒子などを用いる凝
集反応および凝集阻止反応は、比較的簡便かつ鋭敏な方
法であるため、広く応用されている。
どの血清学的活性物質で感作した哺乳動物の赤血球また
はラテックスもしくはベントナイト粒子などを用いる凝
集反応および凝集阻止反応は、比較的簡便かつ鋭敏な方
法であるため、広く応用されている。
しかしながら、これらの従来の血清学的反応用試薬はい
ずれも、非特異凝集を生じ易く、また不安定であるため
保存中に自然凝集を生じるなどの欠点を有するものであ
る。本発明は、かかる技術的背景のもとに、上記欠点の
克服された新しいタイプの血清学的反応用試薬を提供す
るものである。
ずれも、非特異凝集を生じ易く、また不安定であるため
保存中に自然凝集を生じるなどの欠点を有するものであ
る。本発明は、かかる技術的背景のもとに、上記欠点の
克服された新しいタイプの血清学的反応用試薬を提供す
るものである。
すなわち、本発明は、固定処理した1日今ニワトリヒナ
の赤血球もしくはそれをさらにタンニン酸処理した赤血
球を、血清学的活性物質で感作してなる血清学的反応用
試薬である。
の赤血球もしくはそれをさらにタンニン酸処理した赤血
球を、血清学的活性物質で感作してなる血清学的反応用
試薬である。
本発明においては、血清学的活性物質で感作することが
知られていなかつた1日令ニワトリヒナの固定赤血球を
血清学的活性物質で感作することにより、従来使用され
ていた哺乳動物赤血球(たとえば、ヒトo型赤血球、ウ
サギ赤血球、ヒツジ赤血球など)を感作した診断剤など
に比し、凝集反応(HAテスト)および凝集阻止反応(
HIテスト)における非特異凝集が少なく、しかも安定
で保存中に自然凝集を生じないなどの種々の利点を有す
る血清学的反応用試薬が得られる。
知られていなかつた1日令ニワトリヒナの固定赤血球を
血清学的活性物質で感作することにより、従来使用され
ていた哺乳動物赤血球(たとえば、ヒトo型赤血球、ウ
サギ赤血球、ヒツジ赤血球など)を感作した診断剤など
に比し、凝集反応(HAテスト)および凝集阻止反応(
HIテスト)における非特異凝集が少なく、しかも安定
で保存中に自然凝集を生じないなどの種々の利点を有す
る血清学的反応用試薬が得られる。
本発明における1日今ニワトリヒナとしては、無給餌の
ものが好ましく、固定処理したものが用いられる。
ものが好ましく、固定処理したものが用いられる。
この固定処理は、一般に赤血球の固定に利用される固定
剤のいずれを用いてもよく、とりわけホルマリンによつ
て固定するのが有利である。また、赤血球をホルマリン
で固定処理すると、赤血球が黒褐色に変色するためHA
テスト、HIテストに使用した場合凝集反応像を判断し
難い傾向があるが、赤血球を一酸化炭素ガスで処理した
のちホルマリンで処理することにより赤血球を桜実赤色
に着色してその退色を防ぐことができかつ新鮮赤血球と
同様な凝集明確性を付与することができる。このホルマ
リン固定処理および一酸化炭素ガス処理は、たとえば特
公昭50−37724号公報に記載されている条件下に
行なうことができる。本発明においては、上記のように
して固定処理した1日令ニワトリヒナ赤血球をさらにタ
ンニン酸処理したものを感作してもよい。このタンニン
酸処理は、自体公知の方法に準じて行なうことができ、
たとえば、固定赤血球浮遊液にタンニン酸水溶液(通常
約0.001〜0.04%程度が好ましい)を振盪下に
小量ずつ添加したのち、室温下に約0.5〜3時間程度
放置または振盪することにより、血清学的活性物質に対
する吸着能が増強された赤血球を得ることができる。本
発明における血清学的活性物質は、たとえばHAテスト
、HIテストなどに利用しうる各種抗原、抗体などのい
ずれであつてもよい。
剤のいずれを用いてもよく、とりわけホルマリンによつ
て固定するのが有利である。また、赤血球をホルマリン
で固定処理すると、赤血球が黒褐色に変色するためHA
テスト、HIテストに使用した場合凝集反応像を判断し
難い傾向があるが、赤血球を一酸化炭素ガスで処理した
のちホルマリンで処理することにより赤血球を桜実赤色
に着色してその退色を防ぐことができかつ新鮮赤血球と
同様な凝集明確性を付与することができる。このホルマ
リン固定処理および一酸化炭素ガス処理は、たとえば特
公昭50−37724号公報に記載されている条件下に
行なうことができる。本発明においては、上記のように
して固定処理した1日令ニワトリヒナ赤血球をさらにタ
ンニン酸処理したものを感作してもよい。このタンニン
酸処理は、自体公知の方法に準じて行なうことができ、
たとえば、固定赤血球浮遊液にタンニン酸水溶液(通常
約0.001〜0.04%程度が好ましい)を振盪下に
小量ずつ添加したのち、室温下に約0.5〜3時間程度
放置または振盪することにより、血清学的活性物質に対
する吸着能が増強された赤血球を得ることができる。本
発明における血清学的活性物質は、たとえばHAテスト
、HIテストなどに利用しうる各種抗原、抗体などのい
ずれであつてもよい。
かかる抗原としては、たとえばヒトガンマグロブリン(
以下HGGと称する)、ヒト血清アルブミン(以下HS
Aと称する)、ヒトフイブリノーゲン(以下HFIと称
する)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(以下HCGと称す
る;妊娠診断反応用)、サイログロプリン(橋本病診断
反応用)、ヌクレオプロテイン(全身性紅斑性狼癒病診
断反応用)、ヒト以外の各種動物の血清蛋白質などが挙
げられる。また、抗体としては、たとえば抗ストレフト
リシンO抗体、抗ヒトβ−リポプロテイン抗体、抗ヒト
IgG抗体、抗ヒトアルブミン抗体、抗CRP(C一反
応性蛋白)抗体、その他各種ヒト血清蛋白質に対する抗
体などが挙げられる。かかる血清学的活性物質で前記し
た1日今ニワトリヒナ赤血球を感作するにさいしては、
自体公知の感作処理を採用することができ、1日令ニワ
トリヒナ赤血球と血清学的活性物質とを水性溶媒(たと
えば水、生理食塩水、各種緩衝液など)中で接触させる
のがよく、一般に血清学的活性物質含有液と赤血球の水
性溶媒浮遊液とを混合し、静置することにより行なわれ
るが、所望により攪拌もしくは振盪して接触時間を短縮
するようにしてもよい。
以下HGGと称する)、ヒト血清アルブミン(以下HS
Aと称する)、ヒトフイブリノーゲン(以下HFIと称
する)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(以下HCGと称す
る;妊娠診断反応用)、サイログロプリン(橋本病診断
反応用)、ヌクレオプロテイン(全身性紅斑性狼癒病診
断反応用)、ヒト以外の各種動物の血清蛋白質などが挙
げられる。また、抗体としては、たとえば抗ストレフト
リシンO抗体、抗ヒトβ−リポプロテイン抗体、抗ヒト
IgG抗体、抗ヒトアルブミン抗体、抗CRP(C一反
応性蛋白)抗体、その他各種ヒト血清蛋白質に対する抗
体などが挙げられる。かかる血清学的活性物質で前記し
た1日今ニワトリヒナ赤血球を感作するにさいしては、
自体公知の感作処理を採用することができ、1日令ニワ
トリヒナ赤血球と血清学的活性物質とを水性溶媒(たと
えば水、生理食塩水、各種緩衝液など)中で接触させる
のがよく、一般に血清学的活性物質含有液と赤血球の水
性溶媒浮遊液とを混合し、静置することにより行なわれ
るが、所望により攪拌もしくは振盪して接触時間を短縮
するようにしてもよい。
血清学的活性物質含有液としては、該活性物質を含有す
る血清、プラズマもしくは精製活性物質含有液などが挙
げられる。とりわけ精製した血清学的活性物質の溶液を
用いて感作処理を行なうのが好ましく、この場合通常約
10μg/ml〜10η/mlとりわけ約100μg/
a〜1ワ/ml程度の活性物質を含有する溶液を、約1
〜20%(V/V)とりわけ2〜5%(V/V)程度の
1日令ニワトリヒナ赤血球浮遊液に添加するのがよい。
本感作処理は、一般に阻約6.5〜8.0で約20〜3
7℃の温度で行なうのが好ましい。本感作処理後、所望
により感作赤血球を水性溶媒で洗浄してもよい。かくし
て得られる感作赤血球は、水性溶媒たとえばPH7.2
のリン酸食塩緩衝液やあるいはベロナール食塩緩衝液な
どに約1〜20%(V/V)とりわけ2〜10%(V/
V)程度に浮遊させた状態でそのまま使用に供してもよ
く、水性溶媒たとえば約0.001〜0.01%(W/
V)のゼラチンを含むグルコース食塩溶液などに約5〜
20%(V/V)になるように浮遊せしめて約5℃以下
で凍結乾燥したものを用時上記した水性溶媒中に再浮遊
させて使用してもよい。
る血清、プラズマもしくは精製活性物質含有液などが挙
げられる。とりわけ精製した血清学的活性物質の溶液を
用いて感作処理を行なうのが好ましく、この場合通常約
10μg/ml〜10η/mlとりわけ約100μg/
a〜1ワ/ml程度の活性物質を含有する溶液を、約1
〜20%(V/V)とりわけ2〜5%(V/V)程度の
1日令ニワトリヒナ赤血球浮遊液に添加するのがよい。
本感作処理は、一般に阻約6.5〜8.0で約20〜3
7℃の温度で行なうのが好ましい。本感作処理後、所望
により感作赤血球を水性溶媒で洗浄してもよい。かくし
て得られる感作赤血球は、水性溶媒たとえばPH7.2
のリン酸食塩緩衝液やあるいはベロナール食塩緩衝液な
どに約1〜20%(V/V)とりわけ2〜10%(V/
V)程度に浮遊させた状態でそのまま使用に供してもよ
く、水性溶媒たとえば約0.001〜0.01%(W/
V)のゼラチンを含むグルコース食塩溶液などに約5〜
20%(V/V)になるように浮遊せしめて約5℃以下
で凍結乾燥したものを用時上記した水性溶媒中に再浮遊
させて使用してもよい。
本発明の血清学的反応用試薬は、後記実験例からも明ら
かなように、長期間保存しても目的の抗体、抗原に対す
る被凝集能力が殆んど低下しない。
かなように、長期間保存しても目的の抗体、抗原に対す
る被凝集能力が殆んど低下しない。
また非特異凝集反応が生じないため、偽陽性反応がきわ
めて少なく、目的の抗体もしくは抗原を正確かつ高感度
で定量できる。なお、後記実験例からも明らかなように
、成鶏の赤血球を用いた場合は、上記した作用効果は奏
されない。
めて少なく、目的の抗体もしくは抗原を正確かつ高感度
で定量できる。なお、後記実験例からも明らかなように
、成鶏の赤血球を用いた場合は、上記した作用効果は奏
されない。
本発明の血清学的反応試薬は、HAあるいはHIテスト
に採用しうる術式のいずれに用いてもよく、とりわけマ
イクロタイタ一法により好都合に行なうことができる。
に採用しうる術式のいずれに用いてもよく、とりわけマ
イクロタイタ一法により好都合に行なうことができる。
HAテストは、たとえば被検血清0.025dをマイク
ロプレート上で0.1%の牛血清アルブミン(以後、B
SAと称す)あるいは1%の正常ウサギ血清(以後、N
RSと称す)を含むリン酸食塩緩衝液(以後、PBSと
称す)を用いて2倍階段希釈し、更に同じ緩衝液の0.
025m1を添加後、0.3%の本発明赤血球浮遊液0
.05祷を混合して4℃で30分、更に室温で10分放
置後、赤血球の凝集の有無を判定するものである。なお
完全凝集した終末の希釈倍数をその血清のHA価とする
。HIテストの場合には被検血清もしくは尿0.025
Tn1を同じくマイクロプレート上で0.1%のBSA
あるいは1%のNRSを含むPBSを用いて2倍階段希
釈し、予めHA試験でHA価の定められた抗血清をHA
価4になるように希釈した液0.025mI!を添加す
る。
ロプレート上で0.1%の牛血清アルブミン(以後、B
SAと称す)あるいは1%の正常ウサギ血清(以後、N
RSと称す)を含むリン酸食塩緩衝液(以後、PBSと
称す)を用いて2倍階段希釈し、更に同じ緩衝液の0.
025m1を添加後、0.3%の本発明赤血球浮遊液0
.05祷を混合して4℃で30分、更に室温で10分放
置後、赤血球の凝集の有無を判定するものである。なお
完全凝集した終末の希釈倍数をその血清のHA価とする
。HIテストの場合には被検血清もしくは尿0.025
Tn1を同じくマイクロプレート上で0.1%のBSA
あるいは1%のNRSを含むPBSを用いて2倍階段希
釈し、予めHA試験でHA価の定められた抗血清をHA
価4になるように希釈した液0.025mI!を添加す
る。
室温で60分反応後、0.3%の血球浮遊液0.05a
を混合し4℃で30分、室温で10分放置後、血球の凝
集の有無を判定するものである。なお、HI価はHAを
完全に阻止した被検血清もしくは尿の最高希釈倍数でも
つて表わされるものである。以下に本発明を実施例およ
び実験例によりさらに具体的に説明するが、これらが本
発明の範囲を制限するものでないことはいうまでもない
。
を混合し4℃で30分、室温で10分放置後、血球の凝
集の有無を判定するものである。なお、HI価はHAを
完全に阻止した被検血清もしくは尿の最高希釈倍数でも
つて表わされるものである。以下に本発明を実施例およ
び実験例によりさらに具体的に説明するが、これらが本
発明の範囲を制限するものでないことはいうまでもない
。
実施例 1特公昭50−37724号公報の実施例1に
従つて一酸化炭素ガスで処理したのちホルマリンで固定
した給餌していない1日令のニワトリヒナの赤血球の3
0%PBS8l浮遊液1WLIに0.2W1g/mlの
タンニン酸PBS溶液1rn1を徐々に加え、37℃で
60分間緩徐に振盪したのち、PBSで2度洗滌し、5
%になるようにPBSに浮遊させる。
従つて一酸化炭素ガスで処理したのちホルマリンで固定
した給餌していない1日令のニワトリヒナの赤血球の3
0%PBS8l浮遊液1WLIに0.2W1g/mlの
タンニン酸PBS溶液1rn1を徐々に加え、37℃で
60分間緩徐に振盪したのち、PBSで2度洗滌し、5
%になるようにPBSに浮遊させる。
該浮遊液1WLI!を、1W9/TnlのHGGのPB
S溶液1m1に時々振り混ぜながら徐々に加え37℃で
30分間振盪する。0.1%のBSAを含むPBSで2
度洗滌したのち、10%となるようにPBSに浮遊させ
る。
S溶液1m1に時々振り混ぜながら徐々に加え37℃で
30分間振盪する。0.1%のBSAを含むPBSで2
度洗滌したのち、10%となるようにPBSに浮遊させ
る。
実施例 2
実施例1においてHGGの代りにHFIを用いて得られ
るHFI感作赤血球。
るHFI感作赤血球。
実施例 3
実施例1においてHGGの代りにHSA,O.l%のB
SAの代りに1%のNRSを含むPBSを用いて得られ
るHSA感作赤血球。
SAの代りに1%のNRSを含むPBSを用いて得られ
るHSA感作赤血球。
実施例 4
1000国際単位/ml!のHCGのPBS溶液1dに
、実施例1に示されるタンニン酸処理赤血球の5%浮遊
液1m1を時々振り混ぜながら徐々に加え37℃で30
分間振盪後、0.1%のBSAを含むPBSで2度洗滌
し、同じ0.1%のBSAを含むPBSに5%となるよ
うに浮遊させる。
、実施例1に示されるタンニン酸処理赤血球の5%浮遊
液1m1を時々振り混ぜながら徐々に加え37℃で30
分間振盪後、0.1%のBSAを含むPBSで2度洗滌
し、同じ0.1%のBSAを含むPBSに5%となるよ
うに浮遊させる。
実施例 5
実施例1においてHGG(7)PBS溶液の代りに抗ス
トレフトリシンO血清(ASLO)もしくは抗ヒトβ−
リポプロテイン血清(AHLP)のガOンマグロプリン
画分の1W9/d溶液を用いて得られる抗体感作赤血繞
実施例 6 実施例1〜4で得られる感作赤血球をそれぞれグルコー
ス食塩溶液′$′2に10%になるように再5懸濁し、
バイアルに充填しドライアイスとアセトンの混合物で予
備凍結したのち、真空凍結乾燥器を用いて約−20℃で
凍結乾燥して得られる凍結乾燥赤血球。
トレフトリシンO血清(ASLO)もしくは抗ヒトβ−
リポプロテイン血清(AHLP)のガOンマグロプリン
画分の1W9/d溶液を用いて得られる抗体感作赤血繞
実施例 6 実施例1〜4で得られる感作赤血球をそれぞれグルコー
ス食塩溶液′$′2に10%になるように再5懸濁し、
バイアルに充填しドライアイスとアセトンの混合物で予
備凍結したのち、真空凍結乾燥器を用いて約−20℃で
凍結乾燥して得られる凍結乾燥赤血球。
*2:グルコース食塩溶液の組成は下記のとおりO
である。
である。
実験例 1
実施例1に従つて固定ならびにタンニン酸処理したニワ
トリ1日ヒナおよび羊の赤血球を150国際単位/DO
)HCG溶液で実施例4に従つて感作し、これら感作赤
血球を用いてWideらの方法CActaEndOcr
inOlOgicaゝ,第35巻、第261一267頁
、1960年)に従つて兎の抗HCG血清のHA価を測
定した。
トリ1日ヒナおよび羊の赤血球を150国際単位/DO
)HCG溶液で実施例4に従つて感作し、これら感作赤
血球を用いてWideらの方法CActaEndOcr
inOlOgicaゝ,第35巻、第261一267頁
、1960年)に従つて兎の抗HCG血清のHA価を測
定した。
結果は第1表に示す通りであつた。
実験例 2
実施例5で得られるASLO感作赤血球を用いて、マイ
クロタイタ一法によるHI試験でヒト血清中のASLO
抗体価を測定した。
クロタイタ一法によるHI試験でヒト血清中のASLO
抗体価を測定した。
結果は第2表に示す通りであつた。
実験例 3
実施例5で得られるAHLP感作赤血球を用いてマイク
ロタイタ一法によるHA試験で、ヒト血清中のβ−リポ
プロテインを検出した。
ロタイタ一法によるHA試験で、ヒト血清中のβ−リポ
プロテインを検出した。
結果は第3表に示す通りであつた。
実験例 4
実施例1に従つて固定ならびにタンニ7酸処理したニワ
トリ一日ヒナおよび羊の赤血球を更に凍結乾燥した後、
実施例4に従つて150国際単位/1r!110)HC
G溶液で感作し、1週間保存後のこれらHCG感作赤血
球を用いてマイクロタイタ一法によるHA試験で兎の抗
HCG血清のHA価を測定した。
トリ一日ヒナおよび羊の赤血球を更に凍結乾燥した後、
実施例4に従つて150国際単位/1r!110)HC
G溶液で感作し、1週間保存後のこれらHCG感作赤血
球を用いてマイクロタイタ一法によるHA試験で兎の抗
HCG血清のHA価を測定した。
結果は第4表に示す通りであつた。
実験例 5
実施例1に従つてホルマリン固定処理したニワトリ一日
ヒナあるいは羊の赤血球を更に凍結乾燥した後、実施例
1に従つて0.1η/!!LIO)HGG溶液で感作し
、これらのHGG感作赤血球を用いて、マイクロタイタ
一法によるHA試験で抗HGG血清.RA患者血清およ
び健常人血清中に含まれる抗HGG抗体を測定した。
ヒナあるいは羊の赤血球を更に凍結乾燥した後、実施例
1に従つて0.1η/!!LIO)HGG溶液で感作し
、これらのHGG感作赤血球を用いて、マイクロタイタ
一法によるHA試験で抗HGG血清.RA患者血清およ
び健常人血清中に含まれる抗HGG抗体を測定した。
結果は第5表に示す通りであつた。
実験例 6
実施例6によつて得られた各種抗原で感作し凍結乾燥し
た赤血球の4℃における安定性。
た赤血球の4℃における安定性。
結果は第6表に示す通りであつた。
実験例 7
実施例4で得られるニワトリ一日ヒナのHCG感作赤血
球を用いて、マイクロタイタ一法による 5HI試験で
標準HCG溶液、健常人尿および妊娠3ケ月の婦人の尿
中に含まれるHCG量を測定した。
球を用いて、マイクロタイタ一法による 5HI試験で
標準HCG溶液、健常人尿および妊娠3ケ月の婦人の尿
中に含まれるHCG量を測定した。
結果は、第7表に示すとおりであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固定処理した1日令ニワトリヒナの赤血球もしくは
それをさらにタンニン酸処理した赤血球を、血清学的活
性物質で感作してなる血清学的反応用試薬。 2 血清学的活性物質が抗原である特許請求の範囲第1
項記載の試薬。 3 血清学的活性物質が抗体である特許請求の範囲第1
項記載の試薬。 4 1日令ニワトリヒナの赤血球を固定処理し、所望に
よりタンニン酸処理し、ついで血清学的活性物質で感作
することを特徴とする血清学的反応用試薬の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6891776A JPS5933227B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | 血清学的反応用試薬およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6891776A JPS5933227B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | 血清学的反応用試薬およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52151726A JPS52151726A (en) | 1977-12-16 |
JPS5933227B2 true JPS5933227B2 (ja) | 1984-08-14 |
Family
ID=13387475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6891776A Expired JPS5933227B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | 血清学的反応用試薬およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933227B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5925184B2 (ja) * | 1978-12-22 | 1984-06-15 | 天野製薬株式会社 | 免疫測定法における非特異的阻害作用の除去法 |
JPS5642142A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-20 | Amano Pharmaceut Co Ltd | Removing method for nonspecific reaction inhibiting action in immunity measuring method |
JP2584924B2 (ja) * | 1991-12-05 | 1997-02-26 | 株式会社トクヤマ | 免疫学的凝集反応粒子の製造方法 |
JP4866112B2 (ja) * | 2005-07-27 | 2012-02-01 | 三菱化学株式会社 | 生体物質構造体及び生体物質構造体の製造方法、並びに、生体物質担持体、対象物質の精製方法、アフィニティークロマトグラフィー用容器、分離用チップ、対象物質の解析方法、対象物質の解析用分離装置、及び、センサーチップ |
JP2007101520A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-04-19 | Mitsubishi Chemicals Corp | 生体物質複合体、並びに、生体物質複合体担持体、対象物質の精製方法、アフィニティークロマトグラフィー用容器、分離用チップ、対象物質の解析方法、対象物質の解析用分離装置及びセンサーチップ |
CN103543257B (zh) * | 2013-10-25 | 2015-08-12 | 广州市华南农大生物药品有限公司 | 一种致敏鸡红细胞的制备方法及ibv检测试剂盒 |
-
1976
- 1976-06-11 JP JP6891776A patent/JPS5933227B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52151726A (en) | 1977-12-16 |
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