JP4866112B2 - 生体物質構造体及び生体物質構造体の製造方法、並びに、生体物質担持体、対象物質の精製方法、アフィニティークロマトグラフィー用容器、分離用チップ、対象物質の解析方法、対象物質の解析用分離装置、及び、センサーチップ - Google Patents
生体物質構造体及び生体物質構造体の製造方法、並びに、生体物質担持体、対象物質の精製方法、アフィニティークロマトグラフィー用容器、分離用チップ、対象物質の解析方法、対象物質の解析用分離装置、及び、センサーチップ Download PDFInfo
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Description
一方、遠心操作を行わず、磁力で分離を行なう技術も提案されていて、これを実現するために、磁性体を内包したラテックスの開発も行われている(特許文献2、非特許文献1)。
また、特許文献2及び非特許文献1に記載の技術においては、磁性体を完全にカプセル化し、タンパク質の非特異吸着を抑制する必要があり、また、酸化鉄などを磁性体として利用する場合、鉄イオンなどの溶出を抑える必要がある。加えて、比表面積の大きな磁性体内包ラテックス粒子であるために、分散安定性を保つのが困難となる。また、ラテックス粒子及び磁性体ラテックス粒子とも作製が難しく、工業化に向けた大量生産、品質保持に対して課題が残る。
[化1]
R 1 −R 2 式(A)
{上記式(A)において、R 1 は該生体物質を表わし、R 2 は該結合用化合物を表わす。各R 1 ,R 2 はそれぞれ同じであっても異なっていても良い。}
これにより、生体物質の反応性を保ったまま、従来よりも多量の生体物質を含有した構造体を提供することができる。また、これを用いれば、溶媒や分散媒などの媒体中で、効率的にアフィニティー精製をすることもできる。
また、該結合が、共有結合であることが好ましい(請求項6)
また、該結合官能基が、スクシンイミド基、エポキシ基、アルデヒド基、マレイミド基、p−ニトロフェニル基からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基であることが好ましい(請求項7)
さらに、該生体物質がタンパク質であることが好ましい(請求項8)
吸着を抑制して、高効率で分離を容易に行なえるようになり、非特異的吸着を抑制したアフィニティー精製若しくは医薬作用等の解析ツール、さらには診断用解析ツールを実現することができる。
また、本発明の対象物質の精製方法、アフィニティークロマトグラフィー用容器、分離用チップ、対象物質の解析方法及び対象物質の解析用分離装置によれば、非特異的吸着を抑制して、高効率な分離を容易に行なうことが可能となり、精製や解析を容易且つ高精度に行なうことが可能となる。
さらに、本発明のセンサーチップによれば、非特異的吸着の抑制が可能になると共に分析を高感度に行なうことが可能となる。
本発明の生体物質構造体は、図1(a)や図1(b)に示すように、生体物質、及び、この生体物質と結合可能な化合物(以下適宜、「結合用化合物」という)が結合してなる粒子状塊が互いに結合してなるものである。また、この粒子状塊は、通常、図2(a)に示すような生体物質と結合用化合物とが複数結合して図2(b)のように粒子状になったものであり、必ずしも完全な円形となっているとは限らないが、図1(a),(b)においては粒子状塊を模式的に円で示してある。
R1−R2 式(A)
{上記式(A)において、R1は生体物質を表わし、R2は結合用化合物を表わす。ただし、生体物質構造体が何らかの固相担体に結合している場合、R2は固相担体に直接結合していない結合用化合物を表わす。また、各R1,R2はそれぞれ同じであっても異なっていても良い。}
本発明の生体物質構造体は、生体物質と結合用化合物とを混合する工程(以下適宜、「混合工程」という)を経て製造される。この混合工程においては、生体物質及び結合用化合物は、溶媒又は分散媒などの媒質中において混合され、同一系内に共存するようになることによって生体物質と結合用化合物とが結合し、粒子状塊が形成される。そして、この粒子状塊が複数集合し、結合することによって、本発明の生体物質構造体が形成されるのである。
また、生体物質構造体を効率的に得るため、混合工程の後、媒質を除去する濃縮工程や乾燥工程などを行なうようにしても良い。
さらに、生体物質構造体の製造工程のいずれかの工程において、適宜、添加剤を系内に共存させるようにしてもよい。
混合工程では、生体物質と結合用化合物との混合を行なう。これにより粒子状塊が得られる。そして、この粒子状塊が集合し、結合することにより、本発明の生体物質構造体が形成される。なお、通常は、生体物質と結合用化合物とが結合して粒子状塊が形成される過程と、粒子状塊が集合して本発明の生体物質構造体が形成される過程とは一連の過程として進行する。
生体物質は、本発明の生体物質構造体を構成する要素であり、その目的に応じて、本発明の効果を著しく損なわない限り任意の物質を用いることができる。
中でも、本発明の生体物質構造体を対象物質の精製や解析用途に用いる場合には、通常は、生体物質は、所定の物質(以下適宜、生体物質と相互作用する物質を「作用物質」という)と相互作用しうるものを用いるようにする。
なお、精製や解析の方法によっては、対象物質に対して、相互作用の中でも特に吸着が可能であるものを用いるようにする場合もある。
さらに、イムノグロブリンやその派生物であるF(ab’)2、Fab’、Fab、レセプターや酵素とその派生物、核酸、天然あるいは人工のペプチド、人工ポリマー、糖質、脂質、無機物質あるいは有機配位子、ウイルス、細胞等も、生体物質の例として挙げられる。
さらに、上記の生体物質の例の中でも、低分子化合物としては、上記のように相互作用する能力を有する限り、特に制限はない。機能が未知のものでも、あるいはタンパク質に結合する能力が既に知られているものでも用いることができる。
また、生体物質は1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
結合用化合物は、上記生体物質と結合しうる化合物であれば、任意の化合物を用いることができる。したがって、結合用化合物としては、上記生体物質と結合可能な官能基(以下適宜、「結合官能基」)を有する化合物を任意に用いることができる。
ここで、結合とは、通常、共有結合、イオン結合、キレート結合、配位結合、疎水結合、水素結合、ファンデルワールス結合、静電力による結合のうち一つ以上の結合から成り立つものを指す。ここで、好ましくは共有結合である。
なお、結合官能基は、1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で用いても良い。
共有結合により結合する場合、結合官能基の具体例としては、スクシンイミド基、エポキシ基、アルデヒド基、マレイミド基、p−ニトロフェニル基等が挙げられる。
生体物質がタンパク質である場合、通常は、タンパク質の表層に存在するアミノ基、ヒドロキシル基、チオール基等の基と、結合用化合物の結合官能基とが結合する。この際、例えばアミノ基が結合官能基と結合する場合には、結合官能基の具体例としてはスクシンイミド基、エポキシ基、アルデヒド基等が挙げられる。また、例えばヒドロキシル基が結合官能基と結合する場合には、結合官能基の具体例の具体例としてはエポキシ基等が挙げられる。さらに、例えばチオール基が結合官能基と結合する場合、結合官能基の具体例としてはマレイミド基等が挙げられる。
生体物質と結合用化合物とで錯体を形成させて結合させる場合、結合官能基の具体例としては、ボロン酸基等が挙げられる。
また、例えば生体物質間相互作用の中でもアビジン−ビオチン相互作用により結合させる場合には、結合官能基の具体例としては、ビオチン基等が挙げられる。
また、例えば生体物質が疎液領域を有している場合には、疎液相互作用による物理吸着により結合させるようにしても良い。
また、結合用化合物同士の結合があるときに、高分子を結合用化合物に用いた場合、結合用化合物の内部架橋が起こってしまい、さらに生体物質を固定化しにくくなる。ここで、結合用化合物同士の結合とは、分子間引力、疎液相互作用、電気的相互作用を除く結合を示す。
また、結合用化合物は、1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
結合用化合物として使用できる低分子化合物の具体例としては、グルタルアルデヒド、ジエポキシブタン、ジエポキシヘキサン、ジエポキシオクタン、ビスマレイミドヘキサン、ビススルホスクシミジルスベレイト、ジスクシミジルグルタレイド、エチレングリコールビススクシミジルスクシネイト、スルホエチレングリコールビススクシミジルスクシネイト、スクシミジル4−N−マレイミドメチルシクロヘキサン1−カルボキシレイト、スクシミジル4−N−マレイミドメチルシクロヘキサン1−カルボキシレイト、スルホスルホスクシミジル4−p−マレイミドフェニルブチレイト、スクシミジル4−p−マレイミドフェニルブチレイト、スルホ−m−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスルホスクシミドエステルなどが挙げられる。
結合用化合物として合成高分子化合物を用いる場合、上記の条件を満たす合成高分子化合物であれば任意のものを用いることができる。ただし、通常は、生体物質と結合することのできるモノマーを有していることが望ましい。また、通常は、合成高分子化合物が水に混和できるようにするために、親水性モノマーを有していることが好ましい。さらに、好ましくは、上記の生体物質と結合することができるモノマーと親水性モノマーとを共重合させた合成高分子化合物を用いることが望ましい。
架橋剤となりうる多官能性化合物をモノマーとして使用することにより、結合用化合物の媒質中での広がりや硬さを制御することができる。
さらに、結合官能基としてビオチン基を有するモノマーの例としては、N−アクリロイル−N’−ビオチニル−3,6−ジオキサオクタン−1,9−ジアミン等が挙げられる。
また、結合官能基として糖や多糖を有するモノマーの例としては、2−(メタ)アクリル酸グリコシロキシエチル等が挙げられる。
さらに、上述した合成高分子化合物は、加水分解等により合成される高分子を使用しても良い。その具体例としては、ポリ酢酸ビニルを加水分解等することにより合成されるポリビニルアルコールなどが挙げられる。
また、上述した合成高分子化合物は、化学修飾により、前述の生体物質と結合する官能基を修飾することにより合成してもよい。
さらに、これらの有機無機ハイブリッドに結合官能基を修飾することによって、結合用化合物として用いることもできる。
なお、これら分子量の測定には種種の方法が使えるが、例えば、GPC(ゲルパーミネーションクロマトグラフィー)、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)、静的光散乱測定、粘度測定など一般的な測定により、調べることができる。
なお、光学的手法により液中の結合用化合物の径を測定する場合には、結合用化合物の平均粒子径が上記の範囲内に収まるようにすることが、効果的に生体物質と結合用化合物とを結合させるためには望ましい。
生体物質と結合用化合物とを混合する際には、溶媒や分散媒等の媒質を共存させ、その媒質の存在下において生体物質と結合用化合物とを結合させることが好ましい。なお、上記の通り、生体物質と結合用化合物とは必ずしも化学反応を生じて結合するわけではないが、本明細書においては、生体物質と結合用化合物とが結合する際の場を形成する物質を「媒質」と広義に呼ぶものとする。
なお、媒質は、1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
生体物質構造体の製造工程のいずれかの工程においては、生体物質、結合用化合物及び媒質、並びに、これらを混合した混合物などに対して、本発明の効果を著しく妨げない限り、任意の添加剤を共存させてもよい。添加剤の例としては、上記の塩の他、酸、塩基、バッファー、グリセリン等の保湿剤、生体物質の安定剤としての亜鉛等の金属イオン、消泡剤、変性剤などを挙げることができる。
また、添加剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本発明の生体物質構造体を製造する際には、媒質の存在下、上述した生体物質と結合用化合物とを混合し、媒質中に少なくとも生体物質と結合用化合物とを含有する混合物を調製する。これにより得られる混合物は、媒質の存在下、生体物質、及び、上記生体物質と結合可能な結合用化合物とを共存させたものであり、この混合物中において、生体物質と結合用化合物とが結合して粒子状塊が調製される。また、混合物中において、生体物質及び結合用化合物は溶媒に混和していることが好ましい。
混合する際の生体物質、結合用化合物、媒質、添加剤等の混合比率は、本発明の生体物質構造体を得ることができる限り任意である。ただし、「(生体物質の重量)/{(生体物質の重量)+(結合用化合物の重量)}」で表される混合比率の値は、通常0.1以上、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.5以上、特に好ましくは0.7以上が望ましい。これを下回る混合比では、形成される生体物質構造体中の生体物質の組成が低くなり、十分に結合用化合物を生体物質で覆うことができなくなって、非特異吸着を引き起こす虞がある。
生体物質と結合用化合物とを混合することによって粒子状塊が形成され、この粒子状塊が集合することにより、本発明の生体物質構造体が構成される。
本発明の生体物質構造体の形成過程は明らかではないが、以下のように推測できる。即ち、生体物質と結合用化合物とを共存させた混合物を調製すると、混合物中において生体物質と結合用化合物とが結合し(図2(a)参照)、図2(b)に示すような粒子状塊が生成される。このような生体物質構造体が形成される過程での粒子状塊の確認は、動的光散乱測定などによって行うことができる。例えば、10nm程度のタンパク質と10nm程度の結合用化合物とを溶液中で混合した場合、サブミクロンオーダーの粒子状塊が確認されることがある。この粒子状塊は、さらに粒子状塊同士が集合することによって、図1(a),(b)に示すように、粒子状塊が鎖状及び/又は網目状に集合した構造を有する生体物質構造体を形成するものと推測される。
混合工程の最中や混合工程の後において、適宜、上記の混合物から媒質を除去する濃縮工程や乾燥工程を行なうようにしても良い。
さらに、上記の混合物が粒子状塊又は生体物質構造体の断片を含んでいる場合においても、濃縮により、粒子状塊、又は生体物質構造体を更に形成させることができる。したがって、このような粒子状塊や生体物質構造体の成長のために、濃縮を行なってもよい。
混合物を乾燥、濃縮する方法は任意であるが、例えば、限外濾過、減圧乾燥などが挙げられる。また、このほか、単に常圧下での蒸発により乾燥や濃縮を行なうようにしてもかまわない。
また、混合物を乾燥、濃縮する際の圧力条件も任意であるが、通常は、常圧以下に減圧して行なうことが望ましい。
また、本発明の生体物質構造体の製造方法においては、上述した以外の工程を行なっても良い。
例えば、生体物質構造体の製造後、その生体物質構造体中の生体物質に対して、所望の官能基を修飾するようにしてもよい。
また、例えば、本発明の生体物質構造体を何らかの固相担体に固定させ、生体物質担持体を作製するようにしてもよい。
本発明の生体物質構造体は、生体物質、及び、該生体物質と結合可能な化合物が結合してなる粒子状塊が互いに結合してなる構造体である。さらに、本発明の生体物質構造体においては、上記の粒子状塊の粒径は10μm以下となっている。
物質を保持することができなかった。
なお、通常は、粒子状塊は、絡まりあいや結合など、複数の要因により集合して生体物質構造体を構成しているものと推察される。
さらに、粒子状塊の粒径を個別に測定する場合には、生体物質構造体中の粒子状塊のうち、少なくとも一部の粒子状塊が上記の範囲の粒径を有していればよいが、できるだけ多くの粒子状塊が上記範囲の粒径を有していることが好ましく、全ての粒子状塊が上記範囲の粒径を有していることがより好ましい。
ここで、一例として、静的光散乱測定法による粒子状塊の確認の方法をさらに詳述する。例えば、生体物質構造体の前方光散乱光強度測定をすることより、相関長を求めることで、粒子状塊を評価することができる。この方法は、生体物質構造体を透過した光の、散乱強度の散乱角依存性を測定し、デバイ−ブージェ(Debye−Bueche)の理論に基づき、(光の強度)(-1/2)を波数の2乗(={(4πn/光の波長)×sin(散乱角度/2)}2)に対してプロットした傾きを求め、(傾き/切片)2から相関長を求める。ここでnは媒体の屈折率である。測定に用いる光散乱装置は市販のものを使用することができるが、好ましくはDYNA3000である。生体分子構造体は、乾燥状態でも液体中で膨潤させても良いが、好ましくは液体中での測定である。
さらに、本発明の生体物質構造体を乾燥状態における体積と、液体を含ませた時の体積とを比較して、その体積が増加した場合には、上記の空間に液体が侵入したことにより体積が増加したものとして、本発明の生体物質構造体が空間を有していると認識してもよい。なお、これらの体積変化はいかなる方法で確認しても良いが、例えば生体物質構造体が膜状に形成されている場合、乾燥状態の膜厚とそれを液体に浸した時の膜厚とをそれぞれAFM等で測定し、両者を比較して確認することができる。
[3−1.生体物質の含有比率]
本発明の生体物質構造体において、含有される生体物質の比率に制限は無いが、通常は、より多量の生体物質が含有されていることが望ましい。具体的には、「(生体物質の重量)/(生体物質構造体の重量)」で表される生体物質構造体の重量に対する生体物質の重量の比率が、通常0.1以上、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.5以上、特に好ましくは0.7以上が望ましい。生体物質の比率がこの範囲を下回る場合、構成される生体物質構造体中の結合用化合物を十分に生体物質で覆うことができなくなり、結合用化合物への非特異吸着を起こす虞がある。また、この生体物質構造体を用いて分離精製を行なう場合に、その分離精製の効率が低下する虞もある。
上記の生体物質の比率を測定する方法は特に限定されないが、例えば、本発明の生体物質構造体に含まれる生体物質を酵素や薬品等を用いて分解し、生体物質及び結合用化合物由来の物質をそれぞれ各種の方法で定量すればよい。
以下、この方法により生体物質の含有比率を測定する方法を説明する。
この方法により生体物質の比率を測定する場合には、生体物質を分解するための酵素や薬品等は、用いた生体物質や結合用化合物の種類に応じて任意のものを適当に用いればよい。その具体例を挙げると、生体物質が核酸である場合、例えば、リボヌクレアーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ等の核酸分解酵素などが挙げられる。
さらに、生体物質が脂質である場合、上記の酵素や薬品等としては、例えば、リパーゼ、ホスホリパーゼA2等の脂質分解酵素などが挙げられる。
なお、生体物質を分解するための上記の酵素や薬品等は、1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
生体物質構造体の分解後、生体物質及び結合用化合物由来の物質を定量する方法に制限は無く任意であるが、具体的な手法としては、例えば、液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、質量分析(MS)、赤外分光法、核磁気共鳴法(1H−NMR、13C−NMR、29Si−NMR)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、ゲル電気泳動、キャピラリー電気泳動、吸光度測定、蛍光測定などが挙げられる。また、分析に際しては、各測定手法を単独で用いても良く、2種以上を任意に組み合わせて行なってもよい。
本発明の生体物質構造体は、アフィニティー分離に用いて好適である。したがって、本発明の生体物質構造体は、例えば、アフィニティー精製や医薬機能解析ツール、さらには診断用解析ツールとして用いることができる。
分離精製の対象となる対象物質とは、生体物質と特異的に相互作用する(アフィニティー結合する)作用物質を示す。このような対象物質の例としては、上述の生体物質構造体が有している生体物質と同様のものが使用できる。
具体例としては、医薬の候補となりうる物質(医薬候補物質)を分離する場合には、生体物質として当該医薬候補物質に生じさせたい所望の相互作用を生じうるものを用い、医薬候補物質を含有する可能性がある検体から、上記の医薬候補物質となりうる化合物を対象物質として分離することができる。
また、生体物質としてタンパク質、DNA、RNAなどの核酸を用いた場合、作用物質として、タンパク質−核酸連結分子を用いたタンパク質のスクリーニング方法及び機能改変方法を提供することができる。この方法は本発明の生体物質構造体を用いて、酵母ツーハイブリッド、TAP、ファージディスプレイ、IVV(in vitro virus)、mRNAディスプレイ、STABLE、リボゾーム・ディスプレイなどの公知の解析技術を用いることができる(例えば、柳川ら、「蛋白 核酸 酵素」、Vol.48、No.11、P1474(2003)等参照)。
対象物質は、通常は、組成物である検体中に、他の物質と共に共存している。また、検体は気体であることもあるが、通常は、液体として用意される。この際、検体は、何らかの溶媒中に対象物質が含有された溶液や分散液となっていることが多い。なお、以下適宜、溶液や分散液として存在する液体状の検体を「試料液」という。
また、試料液中の対象物質の濃度も任意であるが、通常1μg/L以上、好ましくは5μg/L以上、より好ましくは10μg/L以上が望ましい。この範囲を下回る濃度であると、精製の効率が低下し、本発明の利点を十分に発揮できなくなる虞がある。
本発明の生体物質構造体に対象物質を含む試料液を接触させる方法は、特に限定されないが、例えば、生体物質構造体を充填したカラムの中に、対象物質を含む試料液を移動相とともに流すことにより接触させる方法が挙げられる。この時、生体物質構造体は乾燥した状態でもかまわないが、試料液を接触させる前に、移動相となる液体で湿潤させることが好ましい。
さらに、接触させる前、最中、後に適宜、試料液を乾燥、濃縮することも可能である。その際の圧力条件も任意であるが、通常常圧以下が望ましい。
本発明の生体物質構造体と試料液との接触後にどのようにして対象物質の分離を行なうかは、生体物質や対象物質の種類などに応じて任意である。
例えば、生体物質と対象物質とが特異的に相互作用することにより、対象物質とその他の物質との間でリテンションタイム(保持時間)に違いが生じる場合には、このリテンションタイムの違いを利用して、分画精製し、対象物質をその他の物質から分離することができる(アフィニティークロマトグラフィー)。
従来技術によるアフィニティー分離では、その分離に用いるアフィニティークロマトグラフィー用担体の表面に生体物質を固定するため、生体物質の導入量は制限されていた(通常、タンパク質の単層吸着は、0.3〜1.0μg/cm2)。したがって、従来は、アフィニティークロマトグラフィー用担体では、生体物質と対象物質とを相互作用させる場合に、単位体積における相互作用可能な対象物質の量が少なかった。
以下、生体物質構造体を用いて、試料液から対象物質を分離する実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態は、液中に、対象物質(分離対象物質)と、その他の物質とが共存する試料液から、対象物質を分離精製するものである。
また、図3は、本実施形態に用いるアフィニティークロマトグラフィー用容器を模式的に示す断面図である。
さらに、本実施形態に用いる生体物質構造体2の生体物質と、精製の対象である対象物質とは、特異的に相互作用することにより、対象物質は生体物質に特異的に吸着できるようになっているものとする。
次に、試料液と生体物質構造体2とを分離すべく、試料液をアフィニティー用容器3の外へ排出する。これにより、試料液内に含まれていた対象物質以外の成分は排出される。一方、対象物質は生体物質構造体2の生体物質に吸着することにより、アフィニティー用容器3内に保持される。
そして、例えば対象物質と生体物質との相互作用を弱めうる所定のpHに調整した回収用溶液をアフィニティー用容器3に注入することなどにより対象物質を生体物質構造体2から遊離させ、遊離した対象物質を上記の回収用溶液と共に回収する。
なお、本実施形態の構成において生体物質構造体2を容器本体1に固定していない場合には、試料液の排出前に遠心分離機を用いて生体物質構造体2を集めておくと、作業効率や回収効率が向上するため、好ましい。
本実施形態は、液中に対象物質(解析対象物質)を含有する試料液において、その対象物質を分離精製することにより、対象物質の解析を行なうものである。
なお、本実施形態も第1実施形態と同様に図3を用いて説明するが、本実施形態において、第1実施形態と同様の部位は、同様の符号を用いて示す。
また、これ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
上記の生体物質に対象物質が吸着しているか否かという点を調べるには、具体的には、生体物質に吸着している対象物質の量を測定すればよい。例えば、第1実施形態と同様に、対象物質と生体物質との相互作用を弱めうる所定のpHに調製した回収用溶液をアフィニティー用容器3に注入することなどにより対象物質を生体物質構造体2から遊離させ、その回収用溶液を回収し、回収した回収用溶液中に含まれる対象物質の量を上述した測定法等により測定すればよい。
さらに、これを利用して、生体物質と相互作用をするために作用物質が有しているべき分子構造を調べる場合にも、本実施形態の技術を適用することができる。即ち、例えば、生体物質と相互作用することにより、ある一群の物質(対象物質)が他の物質から分離された場合には、当該一群の物質が共通の分子構造を有していれば、その分子構造が生体物質との相互作用をするために作用物質が有しているべき分子構造であると推測することができる。
なお、本実施形態は、第1実施形態と同様に変形することも可能である。
本実施形態は、液中に、対象物質(精製対象物質)と、その他の物質とが共存する試料液から、対象物質を分離精製するものである。
また、図4は、本実施形態に用いるアフィニティークロマトグラフィー装置の概要を模式的に示す図である。
また、ポンプ12は、制御部18の制御にしたがって、タンク11に貯蔵されたキャリア液を所定の流速で流すためのものである。
さらに、オートインジェクタ13は、制御部18の制御にしたがって、試料液をキャリア液の流れに注入するものである。
したがって、タンク11に貯蔵されたキャリア液は、ポンプ12によってオートインジェクタ13を経てアフィニティー分離用チップ14へと所定の速度で供給され、また、このキャリア液には、オートインジェクタ13によって試料液が注入されるようになっている。よって、タンク11、ポンプ12及びオートインジェクタ13によって、試料液をアフィニティー分離用チップ14の流路14Bに流通させる試料液供給部19が構成されていることになる。
また、本実施形態では、対象物質を含むキャリア液は回収瓶16に回収し、含まないキャリア液は回収瓶17に回収されるようになっているものとする。
さらに、この制御部18には、本実施形態で用いた生体物質構造体が有する生体物質と対象物質との相互作用によるリテンションタイムの情報が記録されていて、この情報に基づいて、オートインジェクタ13から試料液を注入した後の、供給したキャリア液の量や、経過した時間などに応じて、流路切替弁15の切替時機を制御するようになっている。
なお、図4において、制御部18による制御は、一点鎖線の矢印で示す。
その後、制御部18は、オートインジェクタ13を制御して、オートインジェクタ13に試料液をキャリア液中に注入させる。また、制御部18は、注入と同時に時間のカウントを開始する。
なお、本実施形態の構成においても、第1実施形態のようにアフィニティー分離用チップ14に生体物質構造体を固定するようにしてもよい。
本実施形態は、液中に対象物質(解析対象物質)を含有する試料液において、その対象物質を分離精製することにより、対象物質の解析を行なうものである。
また、図5は、本実施形態に用いるアフィニティークロマトグラフィー装置の概要を模式的に示す図である。ただし、図5において、図4と同様の部位は、図4と同様の符号で示す。
また、アフィニティー分離用チップ14は、生体物質構造体が有する生体物質として、ある特定の構造(分子構造)を有する物質(作用物質)と特異的に相互作用することにより、流路14Bを流通する対象物質のリテンションタイムを変化させるものを用いている以外は、第3実施形態と同様である。
さらに、制御部18は、本実施形態のアフィニティークロマト装置20が切替弁を有していないために、切替弁の制御を行なわない以外は、第3実施形態と同様である。
その後、制御部18は、第3実施形態と同様、オートインジェクタ13に試料液をキャリア液中へ注入させる。注入された試料液は、キャリア液と共に流路14Bに流入し、流路14Bを流通する。この際、試料液は、流路14B内の生体物質構造体と接触する。
そして、流路14Bから流出する溶出液は、測定部21に流入する。そして、測定部21において、溶出液の各時刻の分画に含まれる対象物質の量が測定される。
即ち、リテンションタイムに変化が生じない場合に観測されるべき時刻の分画において対象物質が測定されれば、対象物質は上記の特定の構造を有していないものと判定することができる。
さらに、これを利用して、第2実施形態と同様に、生体物質を相互作用をするために作用物質が有しているべき分子構造を調べることも可能である。
なお、本実施形態は、第3実施形態と同様に変形することも可能である。
上記の第1〜第4実施形態で用いたアフィニティー用容器やアフィニティー分離用チップなどのように、アフィニティー精製用若しくは医薬作用機構解析用のツールとして本発明の生体物質構造体を用いる場合、条件によっては固相担体に固定して、生体物質担持体として用いることが望ましい。
中でも、上記の第3、第4実施形態のような流路を有するチップを形成する場合には、流路の形状や寸法なども用途に応じて任意に形成することができる。ただし、生体物質構造体を基板等に固定化する場合は別段不要であるが、単に流路14B内に生体物質構造体を充填して保持させるようにした場合などにおいては、流路14B内から生体物質構造体が流出することを防止するべく、フィルタ等の流出防止手段を設けることが好ましい。
例えば、金属や金属酸化物などの被覆材料で表面を被覆してから生体物質構造体を形成するようにしても良い。このような被覆処理を行なってもよい固相担体の具体例としては、金属被覆チップ、スライドガラス、ファイバースライド、シート、ピン、マイクロタイタープレート、キャピラリーチューブ、ビーズ等が挙げられる。
また、固相担体への固定後の混合物を乾燥、濃縮する場合、その際の圧力条件も任意であるが、通常は、常圧以下が望ましい。
(1)結合用化合物(ポリマーA)の合成
モノマーであるN−アクリロイルモルファリン(NAM、KOHJIN社製)1.13重量部及びN−アクリロイロキシスクシンイミド(NAS、ACROS ORGANICS社製)0.33重量部と、溶媒である脱水ジオキサン(和光純薬工業株式会社製)18.03重量部とをよく混合し、50mLの四つ口フラスコにそそぎ入れ、室温で30分間窒素にて脱気を行ない、モノマー溶液を調製した。
重合後、ポリマーが生成した溶液は、0.5Lのジエチルエーテル(国産化学株式会社製)に滴下することにより再沈殿させた後、溶媒を除去することにより粉末化し、結合用化合物ポリマーAを得た。
0000と見積もられた。
また、得られたポリマーAに含まれるNASとNAMとのモル比(NAS/NAM)は、1H−NMR測定からNAS/NAM=30/70と見積もられた。
さらに、ポリマーAを蒸留水にて0.2%、0.4%、0.6%の濃度に調整し、光子相関計ALV5000(ALV社製)により、測定角30°、40°、50°及び60°にて、動的光散乱法で測定したところ、ポリマーAの平均の流体力学的半径は6.8nmと見積もられた。
エッペンドルフチューブ(以下適宜、「エッペンチューブ」という)内に、生体物質であるマウスIgG(LAMPREBIOLOGICAL LABORATORIES社製;Mw=150kDa)と結合用化合物ポリマーAとを、両者の重量比率がマウスIgG:結合用化合物ポリマーA=10:1になるようにHEPESバッファー(10mM、pH7.4)で調製した液を500μLいれ、そのまま、常温減圧乾燥により、生体物質構造体を形成した。なお、ここで調製した液中におけるマウスIgG及び結合用化合物ポリマーAの合計濃度は10mg/mLであった。
さらに、HEPESバッファー1mL加え、同じ操作をさらに2回行なった。
さらに、ポリマーAと共有結合していないマウスIgGを取り除く目的で、1MになるようにKClをHEPESバッファー1mLで調製した溶液(1M KCl−HEPES)を15分間浸漬し、上清を取り除き、さらにグリシンバッファー(10mM、pH1.7)を加え、遠心操作により、上清を取り除いた。最後にHEPESバッファー(pH7.4)を1mL加え、遠心操作により、上清を取り除き、生体物質構造体Aを得た。
ウサギ血清(NRS)(タンパク質濃度約70mg/mL)に、ウサギ血清アンチマウス−Fab’(マウスIgGと特異的相互作用をする精製分離特定対象物質A)(イムノプローブ社製、Mw=約50kDa)の濃度が100μg/mLになるようにウサギ血清アンチマウス−Fab’(4.3mg/mL)を加えた液(混合溶液A)を、前述(2)の生体物質構造体Aを入れたエッペンチューブに1mL加え、30分間浸漬し、遠心操作で上清を分離した(上清A)。
その後、1M KCl−HEPES溶液を1mL加え、遠心操作により洗浄を行なった(洗浄A)。
さらに、特異的に結合した対象物質を回収するために、グリシンバッファー(10mM、pH1.7)水溶液を1mL加え、10分間浸漬した。その後、遠心操作により、上清(精製A)を回収した。
精製Aにおいては、対象物質であるFab’に対応するもののみが観測されることから、上記の精製操作により、非特異吸着物質をほとんど混入することなくなく、分離精製することができたことが確認された。
(4)生体物質構造体基板1の作製
生体物質構造体を担持する固相担体として、大きさが縦2.5cm×横2.5cm×厚さ1.2mmの平板状ポリカーボネート製の基体表面に、厚さ約80nmで金を蒸着したものを用いた。この基板を10mMの16−メルカプトヘキサデカン酸(16−MERCAPTOHEXADECANOIC ACID;ALDRICH社製)エタノール溶液に浸漬させ、室温で12時間反応させ、表面処理を行なった。反応終了後、基板をエタノールで洗浄した。この表面処理は、基板表面に金−硫黄結合を介してカルボキシル基を導入するための処理である。
その後、基板を1M−KClのHEPESバッファーに浸漬し(15分×2回)、さらにグリシンバッファー(10mM、pH1.7)に浸漬し(15分×1回)、未反応のタンパク質を洗浄した。
その後、脱塩水でよく洗浄し、乾燥して、生体物質構造体基板1を得た。
NRSに、アンチマウスFab’(対象物質1)の濃度が100μg/mLになるようにアンチマウスFab’を添加した溶液(混合溶液1)を、生体物質構造体基板1上に100μL滴下した。飽和蒸気圧下で30分間放置し、サンプルを回収し(Flow through1)、その後生体物質構造体基板1を洗浄した。洗浄は、脱塩水によって予備洗浄し、1M−KClのHEPESバッファーに浸漬した(15分×3回)。
行ない、その後、銀染色法により、電気泳動ゲルを染色した。その結果を図7に示す。精製1において、分離対象対象物質であるFab’が非特異吸着物質が混入することなく、分離精製することができた。
生体物質構造体基板1の表面に形成されている生体物質構造体の、断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、表面をAFM(原子間力顕微鏡)で観察した。図8にSEMによる観察結果を表わす図面代用写真を示し、図9にAFMによる観察結果を表わす図面代用写真を示す。
図8,9より、得られた生体物質構造体は、生体物質と結合用化合物で形成された粒径100nm以下の粒子状塊が連なって結合した構造となっていることが確認された。
基板に混合物を1μLずつ40スポットした以外は前述(4)と同様にして、成分分析用生体物質構造体基板を作製した。
そして、成分分析用生体物質構造体基板上の生体物質構造体を塩酸で加水分解し、生じたアミノ酸量からIgGを定量した。さらに、加水分解物中のポリアクリル酸量から、結合用化合物ポリマーAを定量した。
上記の加水分解溶液100μLを減圧乾燥し、0.02N塩酸500μLに溶かした。これを遠心式限外ろ過(MWCO:10000、マイクロコンYM−10)し、ろ液10μLをアミノ酸分析した。
上記の加水分解溶液400μLを遠心式限外ろ過(MWCO:10000)で濃縮し、1%アンモニア水400μLで希釈した。この限外ろ過による希釈−濃縮操作を6回繰り返して低分子成分を除いた。高分子成分を1%アンモニア水で回収し、減圧乾燥してからポリアクリル酸(PAA)分析に供した。
(8)生体物質構造体基板2の作製
マウスIgGをプロテインA(シグマ社製)、HEPESバッファーをリン酸バッファー(pH9)にそれぞれ変更した以外は前述の(4)と同様の方法で、生体物質構造体基板2を作製した。
NRS(混合溶液2)を、生体物質構造体基板2上に100μL滴下した。飽和蒸気圧下で30分間放置し、サンプルを回収し(Flow through2)、その後生体物質構造体基板2を洗浄した。洗浄は、脱塩水によって予備洗浄し、1M−KClのHEPESバッファーに浸漬した(15分×3回)。さらに、プロテインAに結合したIgGを回収する目的で、生体物質構造体基板2をグリシンバッファー(10mM pH1.7)に浸漬し、そのHCl水溶液ごとアンチマウスIgGを回収した(精製2)。これら、混合溶液2、Flow through2、精製2に対して、SDS−PAGEによる電気泳動を行い、その後、銀染色法により、電気泳動ゲルを染色した。その結果を図10に示す。精製2において、マーカーの分子量が約15万であることから、精製2において得られた物質がIgGであることがわかる。
以上より、対象物質であるIgGが非特異吸着による混入が生じることなく、分離精製することができたことを確認した。
(10)QCM測定
上記の(1)と同様にして、結合用化合物としてポリマー(以下、ポリマーBと呼ぶ)を合成した。この時、NAMは0.564重量部、NASは0.169重量部、ジオキサンは8.75重量部、AIBNは0.008重量部だけ用いた。得られたポリマーBの重量平均分子量(Mw)を測定したところ約86000であり、NASとNAMとのモル比はNA/NAM=30/70であった。
そのQCM用センサーチップに、(4)で作製した場合と、スポット量を20μLから3μLに変更し、結合用化合物としてポリマーBを使用した以外は同様にして、生体物質としてマウスIgGを有する生体物質構造体をQCM用センサーチップの上に固定した。
また、アンチマウスFab’反応後と生体物質構造体固定後との間の振動数の変化量は−9306Hzであり、したがって、アンチマウスFab’を反応させた後のQCMセンサーチップ上におけるアンチマウスFab’の吸着量は約5.6μg/cm2と算出され
た。
(11)生体物質構造体基板3の作製
生体物質をマウスIgGからアルブミン(ALBUMIN,PIGシグマ社製)に変更した以外は、前述の(8)と同様の方法で生体物質構造体基板3を作製した。
生体物質をマウスIgGからストレプトアビジン(PIERCE社製)に変更した以外は、前述の(8)と同様の方法で生体物質構造体基板4を作製した。
ポリマーAに代えてグルタルアルデヒド(東京化成工業社製 分子量100)を用いた以外は前述の(11)と同様にして、参照用の生体物質を担持した基板(参照用基板)を作製した。
生体物質構造体基板3,4及び参照用基板をそれぞれAFMによって観察し、その構造を確認した。
さらに、そのAFM像からパワースペクトル解析を行なった。AFM装置はNanoscope IIIa Multimode(Digital Instruments社製)を使用した。測定モードはタッピングモードを使用し、プローブは、SSS−NCH(東陽テクニカ社製 先端半径R<5nm)を用いた。データサンプリング数はx方向512、Y方向512で、大気中で行なった。粒子状塊の確認には、AFM画像500nm×500nmの測定を用いた。パワースペクトル解析には、AFM画像1000nm×1000nmの測定を用いて、解析ソフトにはNanoscope IIIaに付属のPower Spectral Density機能を用いた。
その結果を表わす図面代用写真を図11(a)〜図11(c)に示す。なお、図11(a)は生体物質構造体基板3を観察したものであり、図11(b)は生体物質構造体基板4を観察したものであり、図11(c)は参照用基板を観察したものである。
一方、図11(c)で観察される濃淡の大きさはおよそ5〜10nmであり、タンパク質1分子の大きさと同じである。したがって、図11(c)で観察した参照用基板では粒子状塊は見られず、緻密にタンパク質分子がグルタルアルデヒドによって結合された構造となっていることが分かる。これにより、グルタルアルデヒドのような低分子量体の結合用化合物を用いた場合、ポリマーAのような高分子量の結合用化合物を用いた場合とは別の適切な条件で生体物質構造体を調製するようにしなければ粒子状塊を形成することは難しく、したがって、結合用化合物の物性などの条件に応じ、適切な条件で生体物質構造体を調製すべきであることが確認された。
(15)生体物質構造体基板1の膨潤確認
上記の(7)と同様にして、生体物質構造体基板(以下、生体物質構造体基板6という)を作製し、その代表1スポットに対して、乾燥状態と溶媒による膨潤状態とでの膜厚の測定をAFMにより行なった。溶媒にはHEPESバッファー(10mM、pH7.4)を用い、溶媒浸漬30分後に膜厚を測定した。
その結果、乾燥状態では3.7μmであったものが、溶媒浸漬後は5.2μmに膨潤した。これにより、生体物質構造体基板6上の生体物資構造体においては、粒子状塊の間に空間が形成されていることが確認された。
15mlの遠心チューブ内に、アルブミン(ALBUMIN,PIG SIGMA社製)の5重量%溶液(溶媒:pH 9,リン酸バッファー)とポリマーA(実施例1と同手法により合成した。分子量はMw=59500)の5重量%溶液(溶媒:脱塩水)を体積比で20:1,10:1,1:1(アルブミン:ポリマーA)となるように混合した。混合後のリン酸バッファー濃度が10mMとなるように、アルブミンのリン酸バッファー濃度を調整し、さらにトータル体積が550μlとなるようにした。
1MのKCl水溶液(10mMリン酸バッファー、pH7.4)7mLで1度洗浄し、さらに脱塩水7mLで2回洗浄を行なった。
2 生体物質構造体
3 アフィニティークロマトグラフィー用容器
10,20 アフィニティークロマトグラフィー装置
11 タンク
12 ポンプ
13 オートインジェクタ
14 アフィニティー分離用チップ
14A 基板
14B 流路
14C チップ装着部
15 流路切替弁
16,17 回収瓶
18 制御部
19 試料液供給部
21 測定部
Claims (24)
- 生体物質、及び、該生体物質と結合可能な結合用化合物が結合してなる粒子状塊が互いに結合してなり、
該粒子状塊の粒径が10μm以下であり、
該粒子状塊は、生体物質と結合用化合物が結合官能基によって結合し、その構造の繰り返しによって、鎖状及び/又は網目状の構造が形成されたものであり、
該粒子状塊が、下記式(A)で表される部分構造を2以上有する
ことを特徴とする生体物質構造体。
[化1]
R1−R2 式(A)
{上記式(A)において、R1は該生体物質を表わし、R2は該結合用化合物を表わす。各R1,R2はそれぞれ同じであっても異なっていても良い。} - 該粒子状塊同士の間に空間が形成されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体物質構造体。 - 該生体物質構造体の重量に対する、該生体物質の重量の比率が0.1以上である
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の生体物質構造体。 - 乾燥状態で30nm以上の径を有する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合用化合物の少なくとも1種が、該結合官能基を2点以上有する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合が、共有結合である
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合官能基が、スクシンイミド基、エポキシ基、アルデヒド基、マレイミド基、p−ニトロフェニル基からなる群より選ばれる1種又は2種以上の基である
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該生体物質がタンパク質である
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合用化合物が無電荷である
ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合用化合物が、水に混和しうると共に、少なくとも1種の有機溶媒に混和しうる
ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 該結合用化合物の分子量が1000以上である
ことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 液体中に混和した状態での該結合用化合物の径が1nm以上である
ことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の生体物質構造体。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体の製造方法であって、
請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質と請求項1〜12のいずれか1項に記載の結合用化合物とを混合する工程を有する
ことを特徴とする、生体物質構造体の製造方法。 - 請求項1〜12のいずれかの1項に記載の生体物質構造体が固相担体に固定されてなることを特徴とする、生体物質担持体。
- 該生体物質構造体の厚みが5nm以上である
ことを特徴とする、請求項14に記載の生体物質担持体。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体と、請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質に特異的に吸着しうる対象物質を含む試料液とを接触させ、
上記生体物質構造体と上記試料液とを分離し、
上記生体物質構造体に結合した上記対象物質を遊離させる
ことを特徴とする、対象物質の精製方法。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体を保持した流路に、請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質に特異的に相互作用する対象物質を含む試料液を流通させ、
上記流路から流出する溶出液のうち、上記対象物質を含む分画を回収することを特徴とする、対象物質の精製方法。 - 流体を収納しうる容器本体と、
該容器本体内に保持された、請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体とを備えた
ことを特徴とする、アフィニティークロマトグラフィー用容器。 - 流路を形成された基板と、
該流路に保持された、請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体とを備えたことを特徴とする、分離用チップ。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体であって、特定の構造を有する物質を特異的に吸着させうる生体物質を用いた生体物質構造体と、対象物質を含有する試料液とを接触させ、
上記生体物質構造体と上記試料液とを分離し、
上記生体物質に吸着した上記対象物質の量を測定して、上記対象物質の構造を解析する
ことを特徴とする、対象物質の解析方法。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体であって、特定の構造を有する物質と特異的に相互作用しうる生体物質を用いた生体物質構造体を保持した流路に、対象物質を含む試料液を流通させ、
上記流路から流出する溶出液の分画中の上記対象物質の量を測定して、上記対象物質の構造を解析する
ことを特徴とする、対象物質の解析方法。 - 流路を形成された基板、及び、該流路に保持され、特定の構造を有する物質と特異的に相互作用しうる生体物質を用いた請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体を備える分離用チップと、
該分離用チップの該流路に、対象物質を含む試料液を流通させる試料液供給部と、
該流路から流出する溶出液の分画中の上記対象物質の量を測定する測定部とを備える
ことを特徴とする、対象物質の解析用分離装置。 - 流路を形成された基板、及び、上記流路に保持され、特定の構造を有する物質と特異的に相互作用しうる生体物質を用いた請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体を備える分離用チップを装着するチップ装着部と、
該チップ装着部に上記分離用チップを装着した場合に、上記流路に、対象物質を含む試料液を流通させる試料液供給部と、
上記流路から流出する溶出液の分画中の上記対象物質の量を測定する測定部とを備える
ことを特徴とする、対象物質の解析用分離装置。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体物質構造体を備えた
ことを特徴とするセンサーチップ。
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