JPS5931772Y2 - 重力式構造物 - Google Patents
重力式構造物Info
- Publication number
- JPS5931772Y2 JPS5931772Y2 JP12961179U JP12961179U JPS5931772Y2 JP S5931772 Y2 JPS5931772 Y2 JP S5931772Y2 JP 12961179 U JP12961179 U JP 12961179U JP 12961179 U JP12961179 U JP 12961179U JP S5931772 Y2 JPS5931772 Y2 JP S5931772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- gravity
- concrete
- protrusion
- caisson
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は防波堤、岸壁、埋立護岸等に使用されるケー
ソン、コンクリートブロック、L形塊等の重力式構造物
に関するもので、外力に対して容易に滑動しない安定性
の高い重力式構造物を提供することを目的とする。
ソン、コンクリートブロック、L形塊等の重力式構造物
に関するもので、外力に対して容易に滑動しない安定性
の高い重力式構造物を提供することを目的とする。
従来防波堤の築造は海底を堀削し、その上に割りぐり石
を積み上げて基礎堤を造り、この基礎堤の上に陸上又は
浮ドツク等で建造したケーソン等を沈め、ケーソンの場
合にはその内部に石、砂、又はコンクリート等を詰めて
完成させる工法が行われている。
を積み上げて基礎堤を造り、この基礎堤の上に陸上又は
浮ドツク等で建造したケーソン等を沈め、ケーソンの場
合にはその内部に石、砂、又はコンクリート等を詰めて
完成させる工法が行われている。
しかし、このような従来の工法では、ケーソン等は単に
割りぐり石に載置されているだけであるから、波圧力等
外力により滑動するという問題があった。
割りぐり石に載置されているだけであるから、波圧力等
外力により滑動するという問題があった。
この考案は、上記の問題点を解消する重力式構造物を提
供せんとせるもので、以下この考案を図面に示す実施態
様に基づき説明する。
供せんとせるもので、以下この考案を図面に示す実施態
様に基づき説明する。
第1図は防波堤、岸壁、埋立護岸等に使用するケーソン
の縦断面図を示すもので、コンクリート躯体1の底部周
縁を突出部2として内方を凹部3とし、この凹部3には
ゴム状部材4が埋設されている。
の縦断面図を示すもので、コンクリート躯体1の底部周
縁を突出部2として内方を凹部3とし、この凹部3には
ゴム状部材4が埋設されている。
このゴム状部材4は、半加硫又は夫加硫ゴムからなりそ
の下面は突出部2と同一面としてもよいが図面に示すよ
うに突出部2より突出するように埋設すんのが望ましい
(第1図、第4図参照)。
の下面は突出部2と同一面としてもよいが図面に示すよ
うに突出部2より突出するように埋設すんのが望ましい
(第1図、第4図参照)。
ゴム状部材4の凹部3への取付けの方法についても実施
態様のものに限定されるものでなく、適宜の方法を選択
することができるが、第2図及び第3図に示す実施態様
では取付金具5及び鉄筋6を介してコンクリート躯体1
に一体的に取付けられている。
態様のものに限定されるものでなく、適宜の方法を選択
することができるが、第2図及び第3図に示す実施態様
では取付金具5及び鉄筋6を介してコンクリート躯体1
に一体的に取付けられている。
即ち、取付金具5はゴム状部材4に埋設される埋設用板
部5aとこの埋設用板部5aから立上がるリブ5bとか
らなり、リブ5bはゴム状部材4の裏面から突出するよ
うに十字形状に形成され、コンクリート躯体1に配筋さ
れた鉄筋6がこのリブ5bを貫通することによって強固
に取付けられることになる。
部5aとこの埋設用板部5aから立上がるリブ5bとか
らなり、リブ5bはゴム状部材4の裏面から突出するよ
うに十字形状に形成され、コンクリート躯体1に配筋さ
れた鉄筋6がこのリブ5bを貫通することによって強固
に取付けられることになる。
上記のような取付金具5を用いてゴム状部材4をコンク
リート躯体1に取付けるには、まず取付金具5の埋設用
板部5aをゴム状部材4に埋設して取付け、次に鉄筋6
をそれぞれの取付金具5のノブ5bを貫通するようにし
て配筋しコンクリートを打設すればよい。
リート躯体1に取付けるには、まず取付金具5の埋設用
板部5aをゴム状部材4に埋設して取付け、次に鉄筋6
をそれぞれの取付金具5のノブ5bを貫通するようにし
て配筋しコンクリートを打設すればよい。
コンクリートが硬化すればゴム状部材4は取付金具5及
び鉄筋6を介してコンクリート躯体と完全に一体となる
。
び鉄筋6を介してコンクリート躯体と完全に一体となる
。
この考案の上記実施態様ではゴム状部材4の全体を1つ
のものとして形成した場合について説明したが、複数個
に分割形威し、これを取付金具を介してコンクリート躯
体1の底面に取付ける構成としてもよい。
のものとして形成した場合について説明したが、複数個
に分割形威し、これを取付金具を介してコンクリート躯
体1の底面に取付ける構成としてもよい。
上記のように、この考案はコンクリート躯体1の底面に
半加硫又は未加硫ゴムのような粘度の高いゴム状部材を
一体的に埋設する構成としたから次のような顕著な効果
を奏することができる。
半加硫又は未加硫ゴムのような粘度の高いゴム状部材を
一体的に埋設する構成としたから次のような顕著な効果
を奏することができる。
■ コンクリート躯体1の底面に埋設されたゴム状部材
4により基礎面との摩擦係数が増大し、コンクリートと
の摩擦係数0.5、コンクリートと割ぐり石との摩擦係
数0.6に対してこの考案のケーソンでは0.7以上と
なり、波圧力等の外力に対して大きな抵抗を示し、容易
に滑動することはない。
4により基礎面との摩擦係数が増大し、コンクリートと
の摩擦係数0.5、コンクリートと割ぐり石との摩擦係
数0.6に対してこの考案のケーソンでは0.7以上と
なり、波圧力等の外力に対して大きな抵抗を示し、容易
に滑動することはない。
■ 第4図に示すようにケーソン1が割つぐり石Aを敷
きつめた基礎堤に載置したような場合にはゴム状部材4
はケーソンの自重により割つぐり石の間の隙間に入り込
み、割つぐり石を包み込むような状態となるので、一層
抵抗力が増大し安定性の高い重力式構造物とすることが
できる。
きつめた基礎堤に載置したような場合にはゴム状部材4
はケーソンの自重により割つぐり石の間の隙間に入り込
み、割つぐり石を包み込むような状態となるので、一層
抵抗力が増大し安定性の高い重力式構造物とすることが
できる。
■ ゴム状部材4は底部周縁の突出部3により保持され
ているので゛はみ出すことがない。
ているので゛はみ出すことがない。
■ 同じ外力条件である場合にはケーソン等の重量を軽
減することができるから、安価なケーソン等を提供でき
る。
減することができるから、安価なケーソン等を提供でき
る。
図面はこの考案に係る重力式構造物の実施態様を示すも
ので、第1図は断面図、第2図は取付金具と鉄筋との取
付状態を示す斜視図、第3図はゴム状部材の取付部分を
示す一部断面図、第4図は基礎堤に載置した使用状態を
示す一部断面図である。 1・・・・・・コンクリート躯体、2・・・・・・突出
部、3・・・・・・凹部、4・・・・・・ゴム状部材、
取付金具、6・・・・・・鉄筋。
ので、第1図は断面図、第2図は取付金具と鉄筋との取
付状態を示す斜視図、第3図はゴム状部材の取付部分を
示す一部断面図、第4図は基礎堤に載置した使用状態を
示す一部断面図である。 1・・・・・・コンクリート躯体、2・・・・・・突出
部、3・・・・・・凹部、4・・・・・・ゴム状部材、
取付金具、6・・・・・・鉄筋。
Claims (3)
- (1)コンクリート躯体の底部周縁に突出部を形成して
内方を凹部とし、この凹部にゴム状部材を一体的に埋設
したことを特徴とする重力式構造物。 - (2)ゴム状部材を突出部より突出させて埋設したこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の重
力式構造物。 - (3)ゴム状部材を複数個に分割して埋設したことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記
載の重力式構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961179U JPS5931772Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 重力式構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961179U JPS5931772Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 重力式構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5646625U JPS5646625U (ja) | 1981-04-25 |
JPS5931772Y2 true JPS5931772Y2 (ja) | 1984-09-07 |
Family
ID=29361359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12961179U Expired JPS5931772Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 重力式構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931772Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP12961179U patent/JPS5931772Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5646625U (ja) | 1981-04-25 |
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