JPS62276112A - 人工礁およびその施工方法 - Google Patents

人工礁およびその施工方法

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JPS62276112A
JPS62276112A JP11987286A JP11987286A JPS62276112A JP S62276112 A JPS62276112 A JP S62276112A JP 11987286 A JP11987286 A JP 11987286A JP 11987286 A JP11987286 A JP 11987286A JP S62276112 A JPS62276112 A JP S62276112A
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Masahiro Tanaka
正博 田中
Takumi Ooyama
巧 大山
Akihiko Hirayama
平山 彰彦
Tetsushi Kiyokawa
清川 哲志
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 本発明は、〆0岸近くで波の伝播や海底等の砂の移動を
制御する人工礁およびその施行方法に係わり、特に、可
撓性素材からなる袋体を用いた人工礁およびその施行方
法に関するものである。
「従来の技術」 従来、沿岸近くの波や砂を制御する離岸堤としては、浦
波ブロックを海中に積み上げる方式が一般的である。と
ころが、この方式では、多量の消波ブロックを現場へ輸
送しなければな゛らず、まfこ、構築場所の海底の基礎
施行等が面倒で、工期が長期化しコスト高になるといっ
た問題がある。特に、水深が深い場合には使用材料等が
著しく増加し、コスト高になり易く、しかも、構築後ら
洗掘や沈下に対する継続的な?iti修が必要であるた
め多くのランニングコストがかかる。さらに、堆砂効果
等がない場合や老朽化した場合の堤体の移動、撤去に多
くのコストと時間かかかるといった問題点らあった。 
そこで、本出願人等はこのような問題点を解決すべく脱
色研究した結果、シート状の可撓性素材からなる袋体に
よって、堤体の外殻を構成し、これを海底面に固定して
、その内部空間に土砂あるいは海水等の充填材(流体物
)を注入すれば、施行が簡単で材料費ら安価にすみ、袋
体の移動、撤去等も容易に実施し得る等の考えに至った
[発明が解決しようとする問題点」 ところが、このような構成の可撓性素材からなる有効適
切な人工礁は存在しないのが実状である。
特に可撓性素材(可撓性膜)からなる構造物としては河
川における堰があるが、一般に、この種の可撓性膜堰は
、河床に打設されたコンクリート基礎にアンカーボルト
で固定する乙のであるため、この技術を利用しようとす
れば、次のような解決すべき問題点がある。
■基礎工事を、河川工事の場合のようにドライな状態で
することが難しく、コンクリートの打設作業が水中打設
によらざるをえないので、基礎工事が大掛かりになるこ
と。また、この基礎工事の際、海洋の汚染防止対策にも
大きな施設を必要とすること。
■海中工事が多(なるため、施行期間が長くなり、コス
ト高になること。
「問題点を解決するための手段」 本発明の人工礁は、内部空間を上下に2分する隔膜が設
けられたシート状の可撓性素材からなる袋体と、この袋
体の下部空間に充填された土砂等の充填材と、袋体の上
部空間に注入された水、海水等の流体とから構成され、
かつ、前記袋体の海底設置面にはこの設置面よりら突出
するアンカー部材が設けられてなるものである。
また、本発明の施行方法は、海底設置面にこの設置面よ
りも突出するアンカー部材を有しかつ内部空間にこれを
上下に2分する隔膜が設けられたシート状の、可撓性素
材からなる袋体を、海底の据え付け位置で広げる工程と
、この袋体の下部空間に土砂等の充填材を充填する工程
と、前記袋体の上部空間に水、海水等の流体を注入する
工程とを具備したものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例について第1図お上び第2図を参
照して説明する。
まず、第1図を参照して人工礁について説明する。図中
符号lは袋体、2は海底の砂質地盤である。
前記袋体lは人工礁の外殻を構成するもので、例えば塩
化ビニールシートのようなシート状の可僚性のある素材
によって、偏平で上面に湾曲した凸状形態の天板部3と
海底地盤2に接ずろ底板部4とを液密な状態で一体化し
た構造となっている。
そして、この袋体lの内部にはその内部空間を上下に2
分する隔膜5が設けられるとともに、この隔膜5により
仕切られた下部空間には砂などの充填材6が充填され、
上部空間には海水などの流体7が注入されている。なお
、前記袋体lの底板部4としては、天板部3などに比べ
特に海底の凹凸に追随することのできる可撓性に富んた
ンートを用いることが好ましく、また、袋体1を形成す
る可撓性素材としては、塩化ビニールなどに限られるも
のではなく、ボリエヂレンなどの合成樹脂製のちの、あ
るいはゴム引き布などでも良い。また、袋体1の形状と
しては平面視円形、楕円形、あるいは長円形等が挙げら
れるが、その形状はこれらに限定されるものではない。
次いで、これらについて詳細に説明すると、前記袋体1
の天板部3には、下部空間に充填材6を充填するための
充填孔8と、この充填孔8から砂などと一緒に充填され
る海水等を下部空間から排出するための排出孔9がそれ
ぞれ設けられろとともに、上部空間に海水等の流体7を
注入するための注入孔10が設けられている。また、袋
体1の底板部4の海底設置面にはこの設置面より乙突出
するアンカー部材11が設けられている。このアンカー
部材11は、海底地盤2に刺さって、袋体Iの定着安定
性を向上さけ、袋体1が波浪や潮流等の影響を受けない
ようにするもので、図示例の場合、先端が尖かった突起
物から構成されており、袋体lの底板部4全而に櫛歯状
に曳数突設されている。
なお、このアンカー部(オ11は、図示例のものに限定
されるものではな(、袋体lの定着安定性を向上させる
ことのできるものであれば、池の形状であっても良い。
以上のように構成されている人工礁では、底板部3が、
自身の可撓性により海底面の凹凸に追随し、また、袋体
l内部に注入充填された充填材6および流体7による自
重の増加によって海底設置面のアンカー部材11の地盤
2に対するかみあいが良くなり、人工礁の滑動抵抗が増
加するため、海洋に設置しても、波浪や潮流等の影響を
ほとんど受けることがなく、可撓性膜を用いた有効適切
な離岸堤あるいは潜堤等を実現することができる。
また、人工礁の外殻を構成する袋体1は可撓性素材によ
り形成され、滑らかな曲面体をなしているので、人工礁
近傍での危険性がなく、海域制御構造物として海洋レジ
ャー等に広く利用することを達成し得て、海域の有効利
用を図ることができる。さらに、形状が偏平の凸曲面に
形成されているので、洗掘がなく、継続的な補修も少な
くてすむ。
第2図(イ)ないしく二)を参照して可記人工礁の施行
方法について説明する。
第2図(イ)に示すように、底板部4がアンカー部材1
1で覆われた可撓性素材からなる袋体lを、海底の据え
付け位置に広げる。
次いで、第2図(ロ)に示すように、充填孔8および排
出孔9を開け、この充填孔8から袋体1の下部空間内に
砂(充填材)6を充填する。この砂の充填は前記充填孔
8から海水とともに注入し、海水のみを排出孔9から排
水することにより所定の砂量を蓄積して行くことにより
行う。
所定量の砂を充填し終えたならば、第2図(ハ)に示す
ように、注入孔IOを開けて、この注入孔1゜から袋体
1の上部空間内に海水(流体)7を注入する。この際(
海水7を注入している際)、前記充填孔8および排出孔
9は開口した状態に保持しておき、上部空間内に注入さ
れた海水により隔膜5を下方へ押圧することにより、下
部空間内に残っている海水を排水する。
そして、下部空間内の海水を除去し、充填孔8および排
出孔9を閉め、上部空間に海水7による内圧がかかった
状態で注入孔10に栓をすると、第2図(ニ)に示すよ
うな構築された状態になる。
しかして、前記人工礁の施行方法によると、袋体lが可
撓性素材により形成されているため、折り畳んだ状態で
簡単に輸送することができ、輸送コストの低減を図るこ
とができる。また、これを取付固定する場合ら、特に地
ならしやアンカー工事などの基礎施行をすることなく、
袋体1への充填材6および流体7の注入充填により設置
することができるので、工期が極めて短期間ですむとと
もに材料費ら安価で、水深の深い場所でも使用材料はわ
ずかに増加するだけですみ、コストが著しく安くなる。
また、この人工礁を移動させる場合も充填材6および流
体7を排出し、袋体lの内部空間に空気を注入して、浮
かせることにより移動させることかでき便利である。
なお、袋体I内に注入充填される充填材6としては砂な
どに限らず、砂泥水のような海水より比重が大きくなる
ようなものを混合または充填し、人工礁の安定性を増す
こともが詣である。
「発明の効果」 以上説明したように本発明にかかる人工礁は、可撓性素
材の袋体により形成されているので、使用材料が少なく
、輸送が容易であり、また、袋体の海底設置面にアンカ
ー部材が突設されて人工礁の滑動抵抗を増加させている
ので、その施行においては地ならしやマウンドなどの基
礎施行を必要と仕ず、袋体内に砂、海水などの充填材お
よび流体を注入充填するだけで良いので、工期が短くて
すみ、コストの低下を図ることができろ。
また、袋体がコン渉リートブロックのように表面に堅い
凹凸がないので、身体をぶつけるなどして乙安全であり
、その海域を海洋スポーツ、レクリエーシヨ、ンなどに
広く使用することができる。
さらに、袋体ら種々の形状、大きさなどに容易に形成で
き、しから取付固定の施行方法ら簡単tため、構築場所
の広狭、地形などの制約を受けろことがなく、いかなる
場所でも簡単に溝築することができ、更に海域の有効利
用が図れるなどの効果が得られる。
また、海域の用途変更などに伴い、人工礁の移動や撤去
の必要が生じた場合にも、短期間に、容易に、安価なコ
ストで移動、撤去することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の詳細な説明するために示したもので、第
1図は人工礁の断面図、第2図(イ)ないしく二)はそ
れぞれこの人工礁の施行手順を説明するための断面図で
ある。 l・・・・・・袋体、2・・・・・・海底地盤、3・・
・・天板部、4・・・・・・底板部、5 ・・・隔膜、
6・・・・・・充填(オ、7・・・・・・流体、8・・
・・・・充填孔、9・・・・・・排出孔、10・・・・
・注入孔、11・・・・・・アンカー部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)内部空間を上下に2分する隔膜が設けられたシート
    状の可撓性素材からなる袋体と、この袋体の下部空間に
    充填された土砂等の充填材と、袋体の上部空間に注入さ
    れた水、海水等の流体とから構成され、かつ、前記袋体
    の海底設置面にはこの設置面よりら突出するアンカー部
    材が設けられていることを特徴とする人工礁。 2)海底設置面にこの設置面よりも突出するアンカー部
    材を有しかつ内部空間にこれを上下に2分する隔膜が設
    けられたシート状の可撓性素材からなる袋体を、海底の
    据え付け位置で広げる工程と、この袋体の下部空間に土
    砂等の充填材を充填する工程と、前記袋体の上部空間に
    水、海水等の流体を注入する工程とを具備した人工礁の
    施行方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109056629A (zh) * 2018-08-24 2018-12-21 浙江大学 一种底面固定式柔性水囊防波堤结构水槽实验装置
CN109853572A (zh) * 2019-01-08 2019-06-07 武汉理工大学 混凝土锚碇现浇筑工艺方法及浮式结构物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109056629A (zh) * 2018-08-24 2018-12-21 浙江大学 一种底面固定式柔性水囊防波堤结构水槽实验装置
CN109853572A (zh) * 2019-01-08 2019-06-07 武汉理工大学 混凝土锚碇现浇筑工艺方法及浮式结构物
CN109853572B (zh) * 2019-01-08 2020-10-02 武汉理工大学 混凝土锚碇现浇筑工艺方法及浮式结构物

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