JPS5929694Y2 - 内視鏡用細胞採取器具 - Google Patents

内視鏡用細胞採取器具

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JPS5929694Y2
JPS5929694Y2 JP2546581U JP2546581U JPS5929694Y2 JP S5929694 Y2 JPS5929694 Y2 JP S5929694Y2 JP 2546581 U JP2546581 U JP 2546581U JP 2546581 U JP2546581 U JP 2546581U JP S5929694 Y2 JPS5929694 Y2 JP S5929694Y2
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mantle tube
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JP2546581U
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JPS57139309U (ja
Inventor
国男 大野
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内視鏡の挿通用チャンネルを通じて生体腔内に
導入し、その生体腔内の細胞を採取する内視鏡用細胞採
取器具の改良に関する。
従来、内視鏡の挿通用チャンネルを通じて生体腔内にブ
ラシを導入し、このブラシをその生体腔内の内壁表面に
摺擦して細胞を採取するものが知られている。
また、上記ブラシは通常先端を開放したチューブに内挿
して上記内視鏡の挿通用チャンネルに通すが、この挿通
用チャンネルに通すとき、その内面に付着している粘液
が上記チューブの先端開口部分から入り込み、ブラシを
突き出すときにそのブラシに付着し汚染されるという欠
点があった。
そして、採取部位以外の細胞が入り込んだり、また、細
菌検査を行なう場合には細菌が入り込み、不正確な検査
しかできなかったりしていた。
そこで、チューブの先端に弾性ワイヤを介してキャップ
を取り付け、生体腔内に導入したのちキャップを押し開
いてブラシを突き出すようにしたものが提案されている
(米国特許3513830号明細書)。
しかし、この方式にあってはそのブラシをチューブの先
端から引き込むとき、キャップに引っ掛り引き込みにく
いとともに、そのキャップに付着した粘液でブラシが汚
染される危険性も充分に残っている。
一方、チューブの先端に生体腔内で溶解吸収される物質
で作った栓を嵌着し、これを生体腔内において突き落す
ことによりブラシを突き出すようにしたものも考えらで
いる。
しかし、この方式では栓そのものが生体腔内に放置され
て異物となりやすく、好ましいものではながった。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは生体、腔内の細胞を汚染することなく採
取できるとともに、簡単な操作で正確に採取操作をする
ことができるようにした内視鏡用細胞採取器具を提供す
ることにある。
以下、本考案の第1の実施例を第1図ないし第3図にも
とづいて説明する。
図中1は内視鏡用細胞採取器具であり、これは可撓性の
外套管2の基端に手元操作部3を設けてなり、その外套
管2は図示しない内視鏡の挿通用チャンネルを通じて生
体腔内に導入できるようになっている。
外套管2内には比較的腰の強い操作ワイヤ4が進退自在
に挿通されており、第1図に示すようにこの操作ワイヤ
4の先端部には細胞採取用具としてのブラシ5が設けら
れている。
このブラシ5は操作ワイヤ4の先端部にナイロンなどの
繊維6・・・・・・を編み込むことにより構成されてい
る。
なお、操作ワイヤ4の先端には先端チップ7が取付は固
定されている。
そして、後述するように手元操作部3において操作ワイ
ヤ4を進退させることにより上記ブラシ5を外套管2の
先端開口8から突没させ得るようになっている。
上記外套管2の先端には円板状の開閉蓋9を一体に延出
形成してなり、この開閉蓋9は第1図で示すようにそれ
自身の弾性復元力によって常態ではその外套管2の先端
開口8を閉塞するようになっている。
また、開閉蓋7の周縁は外套管2の両局より大きく、か
つ外套管2の外周からはみ出さないように形成されてい
る。
つまり、外套管2の周面から突き出さない程度で外套管
2の先端縁に当るようになっている。
したがって、内視鏡の挿通用チャンネルに挿通するとき
その開閉蓋9が挿通用チャンネルの内壁に引っ掛ること
がない。
また、外套管2の先端部内には円筒状の開閉作動部材1
0が進退自在に設けられている。
上記ブラシ5はこの開閉作動部材10の内部に収納され
るようになっている。
開閉作動部材10の周壁にはその軸方向に沿って長孔1
1が形成され、この長孔11内には外套管2の内面に突
出して設けた規制体としてピン体12が嵌め込まれてい
る。
しかして、開閉作動部材10は長孔11の範囲でその移
動量が規制され、外套管2に引き込まれた状態では長孔
11の先端にピン体12が当っている。
また、長(Lllの後端にピン体12が当る第3図で示
す状態まで押し出すと、上記開閉蓋9を押し開けて先端
開口8から突き出せるようになっている。
さらに、操作ワイヤ4の先端寄りの途中には当接部材1
3が取付は固定されており、この当接部材13と上記開
閉作動部材10の後端との間には操作ワイヤ4の周囲に
巻装した弾性部材としてのコイルばね14が介挿されて
いる。
つまり、上記開閉作動部材10はそのコイルばね14を
介して連結されている。
また、コイルばね14の強度は操作ワイヤ4を押し込ん
だとき圧縮されることなく、その力がそのまま開閉作動
部材10に伝わり、長孔11の後端にピン体12が当り
それ以上に押し込んだとき、始めてコイルばね14が圧
縮されるように設定されている。
なお、このコイルばね14は当接部材13に取付は固定
するようにしてもよい。
一方、上記手元操作部3には操作ワイヤ4を押し引きす
る操作機構15が設けられている。
すなわち、外套管2の基端には操作部本体16が取り付
は固定され、この操作部本体16には操作ワイヤ4を挿
通して摺動案内する貫通孔17が形成されている。
この貫通孔17に挿通する操作ワイヤ4の基端部には補
強パイプ18が被嵌されている。
操作ワイヤ4の外部に突出する基端には作動操作体19
が取り付は固定されている。
また、操作部本体16には上記補強パイプ18の周面を
締め付は操作ワイヤ4を固定する固定ねじ20が設けら
れている。
次に、上記内視鏡用細胞採取器具1の使用方法を説明す
る。
まず、第1図および第2図に示すように手元操作部3に
おいて作動操作体19を手元側に引いてから固定ねじ2
0を締め付けることにより操作ワイヤ4を引き込んだ状
態に固定する。
したがって、ブラシ5と開閉作動部材10は外套管2内
に完全に引き込まれ、また、開閉蓋9はそれ自身の弾性
復元力によって閉じ、外套管2の先端開口8を閉塞する
なお、ピン体12には長孔11の先端が当っており、ま
た、ブラシ5は開閉作動部材10の内側に収納されてい
る。
次に、この状態のまま内視鏡の挿通用チャンネルに挿通
して生体腔内に導入し、内視鏡の観察下で名套管2の先
端をその生体腔内の細胞採取部位に近づける。
そして、ブラシ5を突き出させるのであるが、これには
固定ねじ20をゆるめ、作動操作体19を手にもって操
作ワイヤ4を押し込み前進させる。
この操作ワイヤ4の前進によって開閉作動部材10はコ
イルばね14を介して押され、このときコイルばね14
は圧縮しない程度のばね特性をもっているから、操作ワ
イヤ4と一体となって前進する。
そして、開閉作動部材10の先端によって開閉盈9を押
し開き、そのままさらに前進させることにより開閉作動
部材10の先端部分を外套管2の先端から突き出す。
なお、このときブラシ5は操作ワイヤ4とともに前進す
るが、上記開閉作動部材10内に収納されたままである
そして、長(Lllの後端がピン体12に当るまで前進
して開閉作動部材10は停止する。
そこで、操作ワイヤ4をさらに前進させると、今度は開
閉作動部材10は停止したままでコイルばね14が圧縮
されるため、ブラシ5は第3図で示すように開閉作動部
材10の先端から突き出す。
そして、固定ねじ20を締め、その位置に操作ワイヤ4
を固定し、全体的にその状態に保持する。
ついで、ブラシ5を細胞採取部位に押し付けながら、内
視鏡用細胞採取器具1全体を進退させることにより擦過
して細胞を採取するのである。
この後、固定ねじ20をゆるめるが、これによってコイ
ルばね14の弾性復元力により操作ワイヤ4は自動的に
後退させられる。
また、操作ワイヤ4を積極的に引くようにしてもよい。
しかして、ブラシ5は突き出したままの開閉作動部材1
0内に引き込まれて収納される。
さらに、操作ワイヤ4を引き込むことにより開閉作動部
材10を外套管2内に引き込み、第1図で示す状態とし
たところで固定ねじ20を締め、操作ワイヤ4を固定す
る。
また、開閉蓋9はそれ自身の弾性復元力によって閉じ、
先端開口8を閉塞する。
最後にこの内視鏡用細胞採取器具1を内視鏡の挿通チャ
ンネルから引き抜く。
第4図および第5図は本考案の第2の実施例を示すもの
である。
この実施例は開閉蓋9の開閉端側を突き出すように開閉
作動部材10の先端縁を斜めに形威してなり、開閉作動
部材10の突出端により開閉蓋9の開閉端縁を押すこと
により、その開放を容易にしたものである。
さらに、コイルばね25は外套管2のほぼ全長にわたっ
て位置するとともに、操作部本体16の近傍においての
み疎巻きとし、他の部分はすべて密巻きとしてなり、そ
の疎巻き部分25 aの部分において上記実施例と同様
の弾性をもたせるものである。
また、このコイルばね25の基端は補強パイプ18に一
体に形成した当接部材26に当てるようになっている。
なお、疎巻き部分25 aは手元操作部3側の端部に形
成するものに限らず、先端部や中間部に形成してもよく
、また、全長にわたって疎巻きとしてもよいものである
その他の構成は上記第1の実施例と同じであるので、そ
の説明は省略する。
第6図は本考案の第3の実施例を示すものである。
この実施例は外套管2の先端にほぼ筒状の先端部材30
を取り付け、この先端部材30に開閉蓋31を枢着して
なり、さらに、先端部材30と開閉蓋31はそれぞれ磁
性体によって形成するとともに、その少なくとも一方、
たとえば開閉蓋31を永久磁石によって形威し、開閉蓋
31が磁力によって自から閉じるように付勢したもので
ある。
なお、開閉蓋31は先端部材30にピン32を介して枢
着されている。
その他の点は上記第1の実施例とほぼ同様で特に説明し
直すまでもない。
そして、この実施例のものを使用する方法は上記第1の
実施例と同様であるが、開閉作動部材10を外套管2内
に引き込んでもその開閉蓋31が自然に閉じにくいとき
にはその開閉蓋21をたとえば生体腔内の壁面などに軽
く押し付けると容易に閉じる。
また、開閉蓋31は先端部材30に対し磁力によって密
着させることができる。
なお、その実施例において開閉作動部材10も磁性体に
よって形成すれば、この開閉作動部材10に開閉蓋21
が引かれて容易に閉じさせることができる。
また、本考案は上記実施例のものに限定されるものでは
ない。
たとえば、外套管をコイルによって形成するなど種々の
変形例が考えられる。
また、第1の実施例における開閉蓋9の周縁を先端開口
8の内周面に圧入するように嵌合する構成としてもよい
ものである。
以上説明したように本考案の内視鏡用細胞採取器具は外
套管の内部にブラシなどからなる細胞採取用具を収納す
るとともに、その外套管の先端開口を開閉蓋によって閉
塞するようにしたから、内視鏡の挿通用チャンネルに通
すとき、その内面などに付着している粘液などが外套管
内に入らず、したがって、その細胞採取用具が汚染され
ない。
また、細胞採取用具を外套管の先端開口から出し入れす
るときにはあらかじめ開閉作動部材によって開閉蓋を開
くようにしたから採取用具に付着した粘液などによって
細胞採取用具が汚染されることがない。
しかも、細胞を採取したのちその細胞採取用具は外套管
内に密閉されるので、内視鏡の挿通用チャンネルから引
き抜くときにせっかく採取した細胞が離脱することがな
く、確実に取り出せる。
したがって、生体腔内の細胞採取部位のみの細胞を確実
に採取でき、かつその検査の信頼性が高めることができ
る。
さらに、本考案は手元操作部において、操作ワイヤを押
し引きするだけで、上記開閉作動部材を操作して開閉蓋
を開閉し、かつ細胞採取用具を出し入れできるものであ
る。
したがって、採取操作がきわめて容易かつ簡単となり、
操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例における先端付近の側断
面図、第2図は同じくその実施例における手元操作部の
側断面図、第3図は同じくその実施例の操作時における
先端付近の側断面図、第4図は本考案の第2の実施例に
おける先端付近の側断面図、第5図は同じくその実施例
における手元操作部の側断面図、第6図は本考案の第3
の実施例における先端付近の側断面図である。 1・・・・・・内視鏡用細胞採取器具、2・・・・・・
外套管、3・・・・・・手元操作部、4・・・・・・操
作ワイヤ、5・・・・・・ブラシ、8・・・・・・先端
開口、9・・・・・・開閉蓋、10・・・・・・開閉作
動部材、15・・・・・・操作機構、31・・・・・・
開閉蓋。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)可撓性の外套管と、この外套管の先端に設けられ
    その先端開口を常態で閉塞するように付勢された開閉蓋
    と、上記外套管内に進退自在に挿通され上記外套管の手
    元側操作部において押引き操作される操作ワイヤと、こ
    の操作ワイヤの先端部に設けられ上記外套管の先端部内
    に引き込んで収納される突出自在な細胞採取用具と、上
    記外套管の内部に進退自在に設けられかつ上記操作ワイ
    ヤに弾性部材を介して連結されその操作ワイヤを押込み
    前進させたとき上記開閉蓋を押し開く開閉作動部材と、
    この開閉作動部材が開閉蓋を押し開いたときその開閉作
    動部材の前進を阻止し上記細胞採取用具を外套管の先端
    から突き出させる規制体とを具備してなることを特徴と
    する内視鏡用細胞採取器具。
  2. (2)上記弾性部材はコイルばねであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の内視鏡用細胞
    採取器具。
  3. (3)上記規制体は開閉作動部材に形成した長孔に係合
    するピン体であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項に記載の内視鏡用細胞採取器具
JP2546581U 1981-02-25 1981-02-25 内視鏡用細胞採取器具 Expired JPS5929694Y2 (ja)

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JP2546581U JPS5929694Y2 (ja) 1981-02-25 1981-02-25 内視鏡用細胞採取器具

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JPS57139309U JPS57139309U (ja) 1982-08-31
JPS5929694Y2 true JPS5929694Y2 (ja) 1984-08-25

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ID=29823166

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626245Y2 (ja) * 1989-03-08 1994-07-20 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用細胞診採取具
JP4578868B2 (ja) * 2004-06-23 2010-11-10 オリンパス株式会社 内視鏡用穿刺針
NL2003379C2 (nl) * 2009-08-21 2011-02-23 Rovers Holding B V Bemonsterinrichting en werkwijze voor het in gereedheid brengen daarvan.

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JPS57139309U (ja) 1982-08-31

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