JP3590455B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡を介して体腔内における生検組織の採取等の処置を行うための内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用処置具は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに通されて、先端に設けられた先端処置片を手元側から遠隔操作することによって、各種処置を行うことができるようになっている。
【0003】
そのような内視鏡用処置具の先端処置片は、使用目的によって各種の形状があるが、生検鉗子等のように、一対の先端処置片が支点を中心にして扇状に開閉されるものが少なくない。そのような先端処置片の表面は、処置具挿通チャンネルへの挿通性や安全性の観点から略球面に形成されている。
【0004】
しかし、そのような先端処置片を開いて患部に押し付ける際に、粘膜面から突出していない平らな患部に対して先端処置片を斜め方向からしか当てられないような状況下では、例えば図11に示されるように、先端処置片91の球状の先端表面が粘膜面に当接して滑ってしまう。そのため、目的とする患部100部分の組織を正確に採取することができない。
【0005】
そこで、一対の先端処置片の各先端部分に、前方に向かって突出する尖端を有する突起を形成したものがある(実公昭56−40424号)。このようにすると、前方に突出する突起の尖端が粘膜に刺さるので、先端処置片が粘膜表面で滑らなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12に示されるように、突起93が先端処置片91から前方に突出していると、組織を採取しようとする際に突起93に押された粘膜面が先端処置片91から遠ざかってしまうので、先端処置片91内に採取される組織の量が少なくなって、本来必要とされる組織採取能力が低下してしまう。
【0007】
そこで本発明は、患部を斜め方向から狙撃する場合でも、狙った位置に対して正確かつ充分な処置を行うことができる内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用処置具は、先端表面が球面に形成されていて遠隔操作によって支点を中心に扇状に開閉される一対の先端処置片を有する内視鏡用処置具において、上記一対の先端処置片の各先端部分の表面に、前方に向いた尖端を有する突部を、その尖端が上記先端処置片の外径より内側において上記先端処置片の先端とほぼ同一面に位置するように突設したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡用処置具の一つである内視鏡用生検鉗子を示しており、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される可撓性シース1は、例えばステンレス鋼線製の密着巻きコイルによって形成されている。
【0010】
シース1の基端に連結された操作部2には、シース1内に進退自在に全長にわたって挿通された操作ワイヤ3を進退操作するためのスライダ4が、摺動自在に配置されている。
【0011】
シース1の先端には、先端処置片である一対の組織採取カップ5,5が軸6を中心にして開閉自在に取り付けられており、操作部2側でスライダ4を摺動操作して操作ワイヤ3を進退させれば、組織採取カップ5,5が軸6を中心にして扇状に開閉動作する。
【0012】
図1は、その組織採取カップ5,5付近を示しており、一対の組織採取カップ5,5は、各々軸線方向にやや細長い半球状に形成されており、一対の組織採取カップ5,5を合わせると、先端表面が一つの球面をなしている。そして、各組織採取カップ5,5のあい対向する開口部の稜線部分には、刃が形成されている。
【0013】
軸6は、シース1の先端に連結固着された先端本体8の先端近傍に取り付けられており、先端本体8は、後半部(図1において右側の部分)は円筒状に形成され、前半部は中央をスリットで切り分けられた平行腕状に形成されている。
【0014】
各組織採取カップ5,5には、軸6との係合位置より後方に伸びるアーム9,9が一体に形成されており、先端本体8のスリット部内に配置されたパンタグラフ状のリンク機構10に、各アーム9,9が連結されている。
【0015】
そして、操作ワイヤ3の先端がリンク機構10の後端部に連結固着されていて、操作部2側から操作ワイヤ3を押し込み操作することにより、リンク機構10が作動して、図3に示されるように、組織採取カップ5,5が軸6を中心にして扇状に開く。
【0016】
その状態において、操作部2側から操作ワイヤ3を牽引操作すれば、図1に示されるように、組織採取カップ5,5が閉じて、生検組織などを組織採取カップ5,5内に採取することができる。
【0017】
一対の組織採取カップ5,5の各先端部分の表面には、図4に拡大図示されるように、前方に向いた尖端を有する突部11,11が組織採取カップ5,5の外径より内側の位置に突設されている。
【0018】
図5は組織採取カップ5,5の正面図であり、突部11,11は、前方から見て組織採取カップ5,5の半分程度の直径の環状に形成されている。そして、図4に示されるように、突部11,11の尖端は、組織採取カップ5,5の先端から前方に突出しないように、組織採取カップ5,5の先端位置とほぼ同一面に位置している。
【0019】
図6ないし図8は、その内視鏡用処置具によって生検組織を採取する際の状態を示しており、まず、図示されていない内視鏡で患部100を見つけたら、処置具挿通チャンネルから内視鏡用処置具の先端を突出させて、患部100の直前で組織採取カップ5,5を開く。
【0020】
すると、患部100を側方に近い斜め方向からしか狙撃できない場合には、図6に示されるように、粘膜面に接する側の組織採取カップ5から前方に突設された突部11の尖端が粘膜面に浅く食い込む。ただし、突部11は組織採取カップ5の先端位置より前方には突出していないので、突部11に押されて粘膜面が遠くへ逃げてしまうようなことはない。
【0021】
そこで、内視鏡用処置具を手元側から押し込んで組織採取カップ5,5を患部100の方に押し付けながら組織採取カップ5,5を閉じることにより、図7から図8に示されるように、患部100の組織が組織採取カップ5,5内に採取される。
【0022】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図9に示されるように、突部11を、環状ではなく一つ又は複数のポイント状に組織採取カップ5から突出させてもよい。
【0023】
また本発明は、例えば図10に示されるように先端部の近傍に屈曲自在部15が形成された内視鏡用処置具や、生検鉗子以外の把持鉗子その他各種の内視鏡用処置具に採用することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、先端処置片を患部に対して斜め方向から押し付ける際に、先端処置片の先端部分の表面に前方に向いて突設された突部の尖端が体腔内粘膜面に浅く食い込むので、先端処置片を患部に対して位置ずれしないように正確に押し付けて処置を行うことができる。そして、突部の尖端は先端処置片の先端とほぼ同一面にあって先端処置片の先端位置より突出していないので、粘膜面を遠くへ押しやってしまうような不都合も発生せず、また突部は先端処置片の外径より内側に形成されているので、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に通される際に引っ掛かったりチャンネルを傷つけたりするようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の先端部分を一部を断面として示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の先端処置片が開いた状態を一部を断面として示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態の先端処置片の先端部分の拡大側面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の先端処置片の拡大正面図である。
【図6】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の使用状態を一部を断面として示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の使用状態を一部を断面として示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の使用状態を一部を断面として示す側面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の先端処置片の先端部分の拡大斜視図である。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態の内視鏡用処置具の先端部分の一部を断面として示す側面図である。
【図11】従来の内視鏡用処置具の使用状態を示す側面図である。
【図12】従来の他の内視鏡用処置具の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シース
3 操作ワイヤ
5 組織採取カップ(先端処置片)
6 軸
11 突部

Claims (1)

  1. 先端表面が球面に形成されていて遠隔操作によって支点を中心に扇状に開閉される一対の先端処置片を有する内視鏡用処置具において、
    上記一対の先端処置片の各先端部分の表面に、前方に向いた尖端を有する突部を、その尖端が上記先端処置片の外径より内側において上記先端処置片の先端とほぼ同一面に位置するように突設したことを特徴とする内視鏡用処置具。
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