JP2508278Y2 - 内視鏡用把持鉗子 - Google Patents

内視鏡用把持鉗子

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JP2508278Y2
JP2508278Y2 JP1991032538U JP3253891U JP2508278Y2 JP 2508278 Y2 JP2508278 Y2 JP 2508278Y2 JP 1991032538 U JP1991032538 U JP 1991032538U JP 3253891 U JP3253891 U JP 3253891U JP 2508278 Y2 JP2508278 Y2 JP 2508278Y2
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JP
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tip
endoscope
forceps
grasping
grasping forceps
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JP1991032538U
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勝司 渡辺
浩司 神原
達也 斉藤
豊 矢沼
由紀夫 佐藤
康之 鈴木
剛明 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、経内視鏡的に使用する
内視鏡用把持鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の鉗子チャンネルを介して
生体内に挿入され、生体内における異物を把持して回収
したり、あるいは被検細胞組織等を採取するために用い
られる内視鏡用把持鉗子が知られている(実開昭63ー
77016号公報)。
【0003】こうした把持鉗子70は、例えば図4に示
すように、可撓性を有するシース74の内部に、操作ワ
イヤ72と、この操作ワイヤ72の先端に継ぎ管76に
よって束ねられて連結された3本の弾性把持部材78
(1本は図示せず)を挿通して構成されている。また、
シース74の先端には、鉗子開閉用のピン82を有する
先端カバー80が接着剤等によって嵌着されている。そ
して、操作ワイヤ72を進退操作することによって、弾
性把持部材78の先端側部分からなる把持部78aを先
端カバー80から突没させることができるようになって
いる。
【0004】また、前記弾性把持部材78の先端側部分
は、それ自身の弾性復元力によって弾性的に広がるよう
になっている。そして、図5に示すようにシース74内
に引き込まれて収容された弾性把持部材78の前記先端
側部分は、操作ワイヤ72の操作によって先端カバー8
0から突き出された際には、鉗子開閉用ピン82によっ
てその突出方向が規制されつつ、図4に示すように広が
ってその先端把持部78aを開くようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
把持鉗子70にあっては、弾性把持部材78の把持部7
8aの先端が、回収物等を確実に把持できるように、内
方に向けて折り曲げられており、折り曲げられた折曲片
78bの端面は、単に切り落としただけの比較的鋭利な
面となっている。したがって、把持鉗子70を内視鏡の
鉗子チャンネル内に挿通する際、前記折曲片78bが鉗
子チャンネルの内壁を傷付けないように、先端カバー8
0の先端に切欠き85を設けて把持部78aをシース7
4内に完全に収容できるようにしている。
【0006】しかし、先端カバー80の先端に設けられ
た前記切欠き85は、エッジ部を形成しているため、把
持鉗子70を内視鏡の鉗子チャンネル内へ挿通した際、
特に把持鉗子70に回転力が加わった時には、前記エッ
ジ部が前記鉗子チャンネル内を傷付ける危険があった。
【0007】また、先端把持部78aの折曲片78bの
端面は単に切り落としただけの鋭利な面であるため、体
腔内組織等を傷付けたり、ポリープなどの被検細胞組織
を把持して採取する際に前記組織を傷めてしまう虞があ
った。
【0008】本考案は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、内視鏡の鉗子チャン
ネルや体腔内組織等を傷めることなく異物や被検細胞組
織等の回収物を確実に把持して回収することができる内
視鏡用把持鉗子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、内視鏡のチャンネル内に挿通され、弾性
把持部材で開閉自在に構成された先端把持部を可撓性の
シースの先端に設けた先端カバーに対し突没自在に装着
した内視鏡用把持鉗子において、前記先端把持部の先端
部に、円形状に曲成した爪部を設けたものである。
【0010】
【作用】上記構成の内視鏡用把持鉗子を内視鏡の鉗子チ
ャンネル内に挿通しても、内視鏡用把持鉗子の先端把持
部の先端は円形状に曲成されているため、内視鏡の鉗子
チャンネル内面を傷付けることはない。また同様に、被
検細胞組織等を採取して回収する際にも、前記組織等を
傷付けることはない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本考案の一実施例を
説明する。本実施例の内視鏡用把持鉗子1は、図1に示
すように、可撓性を有するシース3の内部に、操作ワイ
ヤ5と、この操作ワイヤ5の先端に取着された3本の弾
性把持部材7(1本は図示せず)を挿通して構成されて
おり、内視鏡20の鉗子チャンネル22(図3参照)を
通じて体腔内に導入できるようになっている。なお、弾
性把持部材7は3本に限定されるものではなく、対象物
を把持し易い本数でよい。
【0012】シース3は密巻コイルからなるパイプ状に
形成されており、シース3の先端には金属製で筒状の先
端カバー12が接着剤等によって取着固定されている。
また、3本の弾性把持部材7は、弾性線状材から形成さ
れており、各一端が継ぎ管4により束ねられてろう付け
されるとともに、前記操作ワイヤ5の先端に連結されて
いる。なお、操作ワイヤ5はシース3内を通じて手元側
に導かれ、手元側に設けられた操作スライダ26(図3
参照)によって押し引き操作できるようになっている。
そして、操作ワイヤ5の前記押し引き操作によって、弾
性把持部材7の先端側部分からなる把持部7aを先端カ
バー12から突没させることができるようになってい
る。また、先端カバー12は鉗子開閉用のピン8を有し
ており、このピン8によって、弾性把持部材7の先端カ
バー12からの導出方向を案内規制するようになってい
る。
【0013】また、弾性把持部材7の先端側部分は、そ
れ自身の弾性復元力によって弾性的に広がるようになっ
ている。そして、図2に示すようにシース3内に引き込
まれて収容された弾性把持部材7の前記先端側部分は、
操作ワイヤ5の操作によって先端カバー12から突き出
された際には、鉗子開閉用ピン8によってその突出方向
が規制されつつ、図1に示すように広がってその先端把
持部7aを開くようになっている。
【0014】また、弾性把持部材7の各先端はそれぞ
れ、内側に滑らかに屈曲された円形渦巻き状の円形爪部
2となっている。そして、円形爪部2の先端は、滑らか
な曲面に形成されるとともに内側に向けられている。ま
た、図2に示すように、各弾性把持部材7は、それぞれ
長さが異なっており、シース3内に弾性把持部材7を収
容した際、各円形爪部2の位置が重ならないようになっ
ている。なお、この時、弾性把持部材7は、シース3内
で等間隔の位置に納まるようになっている。
【0015】次に、上記構成の内視鏡用把持鉗子1を経
内視鏡的に使用する際の動作について図3を参照しつつ
説明する。まず、把持鉗子1を使用する場合には、内視
鏡20の挿入部28を体腔内に挿入した後、その内視鏡
20の鉗子チャンネル22を通じて把持鉗子1の先端部
分を内視鏡20の先端部24から導出することによって
体腔内に導入する。この体腔内導入時は、操作スライダ
26を引張って操作ワイヤ5を手元側に引き、図2に示
すように、各先端把持部7aを先端カバー12およびシ
ース3内に導き入れておく。この時、各弾性把持部材7
の先端に設けられた円形爪部2は、先端カバー12およ
びシース3の外周よりも内側に納まっている(図2の
(a)参照)。
【0016】次に、接眼部30による内視鏡観察下のも
とで内視鏡20を操作して、体腔内に導入した把持鉗子
1の先端部を回収しようとする細胞組織等に近付ける。
その後、操作スライダ26を前方へ移動させることによ
り、この操作スライダ26の動きに応動する操作ワイヤ
5を押し進めて各弾性把持部材7を先端カバー12から
突出させ、図1に示すように、その先端把持部7aを開
く。そして、この開いた先端把持部7aを回収しようと
する組織に誘導して、前記回収組織を先端把持部7aの
内部に取り込む。ついで、操作ワイヤ5を手元側に引く
ことにより、先端把持部7aを閉じて先端把持部7aの
内部の前記組織を確実に把持し、この把持状態を維持し
ながら内視鏡20とともに把持鉗子1を体腔外に取り出
すものである。
【0017】したがって、上記構成の内視鏡用把持鉗子
1は、弾性把持部材7の先端の円形爪部2が、滑らかな
曲線状に形成されているとともに、先端把持部7aを先
端カバー12の内側に引き込んだ際、円形爪部2が重な
り合わず、また、先端カバー12およびシース3の径方
向に突きでることなく納まるため、内視鏡20の鉗子チ
ャンネル22内への挿入時、弾性把持部材7の先端が鉗
子チャンネル22の内面に当たっても、これを傷付ける
ことがない。よって、弾性把持部材7を先端カバー12
およびシース3内に完全に収納する必要はなく、従来の
ように、先端カバー80の端部に弾性把持部材78を完
全収納するための切欠き85を設ける必要はなくなる。
これにより、エッジ部を有した切欠き85によって鉗子
チャンネル22を傷付けることもなくなる。
【0018】また、ポリープなどの被検細胞組織を把
持、回収する際、滑らかでかつ大きい円形爪部2によっ
て把持するため、前記組織を傷付けることなく確実に把
持回収することができる。ここで、円形爪部2の外径は
内視鏡の鉗子チャンネル22の内径と略同程度まで大き
くすることが可能であり、把持する対象物に合わせた大
きさにすることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
内視鏡の鉗子チャンネルや体腔内組織等を傷めることな
く異物や被検細胞組織等の回収物を確実に把持して回収
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す内視鏡用把持鉗子の先
端要部の断面図である。
【図2】図1の内視鏡用把持鉗子の把持部をシース内に
収納した様子を示す断面図である。
【図3】図1の内視鏡用把持鉗子が挿通される内視鏡の
全体構成図である。
【図4】従来の把持鉗子の先端要部を示した断面図であ
る。
【図5】図4の把持鉗子の把持部をシース内に収納した
様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡用把持鉗子 2…円形爪部 3…シース 7…弾性把持部材 7a…先端把持部 12…先端カバー 22…鉗子チャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢沼 豊 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 佐藤 由紀夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 康之 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−53645(JP,A) 特開 昭62−19516(JP,A) 実開 昭63−77016(JP,U) 実開 平2−116412(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡のチャンネル内に挿通され、弾性
    把持部材で開閉自在に構成された先端把持部を可撓性の
    シースの先端に設けた先端カバーに対し突没自在に装着
    した内視鏡用把持鉗子において、前記先端把持部の先端
    部に、円形状に曲成した爪部を設けたことを特徴とする
    内視鏡用把持鉗子。
JP1991032538U 1991-05-10 1991-05-10 内視鏡用把持鉗子 Expired - Lifetime JP2508278Y2 (ja)

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JPH04126511U JPH04126511U (ja) 1992-11-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63288149A (ja) * 1987-05-20 1988-11-25 Olympus Optical Co Ltd 把持鉗子

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