JPH063544Y2 - 内視鏡用把持具 - Google Patents

内視鏡用把持具

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JPH063544Y2
JPH063544Y2 JP1988000686U JP68688U JPH063544Y2 JP H063544 Y2 JPH063544 Y2 JP H063544Y2 JP 1988000686 U JP1988000686 U JP 1988000686U JP 68688 U JP68688 U JP 68688U JP H063544 Y2 JPH063544 Y2 JP H063544Y2
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grasping
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JP1988000686U
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憲一郎 真木
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡用把持具、更に詳しくは、経内視鏡的
に体腔内に挿入され、体腔内の結石等の異物を除去する
ために用いられる内視鏡用把持具に関する。
[従来の技術] バスケット型把持鉗子とも呼ばれている、この種の内視
鏡用把持具には、従来次のようなものが提供されてい
る。即ち、実公昭62−14811号公報に示されてい
る内視鏡用バスケット鉗子のように、複数本の拡開性弾
性ワイヤからなる把持用ワイヤの前後端部を結束し、そ
の後端部に連結した1本の操作ワイヤによりこれを可撓
性シースから同時に突出させることによって異物把持用
のバスケットを形成するようにしたもの、また、特公昭
47−49393号公報に示される絞断装置のように、
複数本の拡開性弾性ワイヤからなる把持用ワイヤをそれ
ぞれ独立して可撓性シースから突出させて任意の形状の
バスケットが形成できるようにしたもの、更に実開昭5
5−173307号公報に示される組織切除具のよう
に、1本の弾性ワイヤで把持用ワイヤと操作ワイヤとを
兼ねるようにし、把持用ワイヤをループ状に開閉するよ
うにしたもの等である。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の実公昭62−14811号公報に
開示されているバスケット鉗子は、第8図に示すように
狭い管腔26内に挿入された場合、同バスケット鉗子
は、前部と後部をそれぞれ結合部材24,28で結束
された把持用ワイヤ25が操作ワイヤ23の前進操作に
よって可撓性シース22から突出してもバスケットを形
成するまで拡開することができず、また拡開してもその
大きさは管腔26によって制限されて、例えば管腔26
の径よりも大きな結石27等は把持できず、把持回収で
きる結石の大きさがバスケットの開き幅までの大きさに
制限されるという欠点を有している。
また、上記特公昭47−49393号公報に開示されて
いる絞断装置は、第9図に示す如く、先端部を結合部材
34で結束された複数本の把持用ワイヤ35がそれぞれ
独立して可撓性シース32の先端から突出できるので狭
い管腔内でも確実にバスケットを拡開させることがで
き、バスケットの大きさも適宜に変えられるので、把持
する結石の大きさにも制限されることはないが、この絞
断装置31では複数本の把持用ワイヤ35を手元がわで
それぞれ独立して操作しなければならず、その操作が極
めて厄介となり、結石等の把持回収の操作が困難となっ
てしまうという欠点がある。
更にまた、前記実開昭55−173307号公報に示さ
れている組織切除具は、第10図(A),(B)に示すように、
操作ワイヤ43を進退させるだけで、同操作ワイヤ43
と同じワイヤである把持用ワイヤ45で形成されるルー
プを任意の大きさにすることができるので、簡単な操作
で狭い管腔内でもワイヤループを確実に開くことがで
き、把持回収できる結石等の大きさの制限はないもの
の、この組織切除具41は第10図(A),(B)から明から
なように、可撓性シース42から突出して形成されるル
ープが2次平面的なものであるから異物を把持すること
が極めて厄介となり、回収が困難となる欠点がある等、
何れも不満足なものであった。
従って、本考案の目的は、上述したような従来の内視鏡
用把持具における欠点に鑑み、操作も簡単で、狭い管腔
内でも確実に開き、把持回収する結石等の異物の大きさ
にも制限されることのない内視鏡用把持具を提供するに
ある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は上記目的を達成するために、可撓性シース内を
進退自在に摺動し、シース先端から突出したとき、把持
用バスケットを形成する少なくとも3本の把持用弾性ワ
イヤからなるバスケット部と、このバスケット部の基端
に固定されていて、可撓性シースの先端部に固定された
ストッパ部材に当接し、バスケット部の突出量を規制す
る係止部材とを具備する内視鏡用把持具において、上記
バスケット部を形成する把持用弾性ワイヤのうちの幾本
かの把持用弾性ワイヤを上記係止部材に対して進退可能
に挿通して延長し、同延長ワイヤを操作ワイヤとしたこ
とを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図〜第4図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用
把持具であって、第4図は、本考案の内視鏡用把持具の
全体の構成を示したものである。この第4図において、
符号は内視鏡用把持具、2はテフロン製の可撓性シー
ス、3は撚り線からなる操作ワイヤ、4は複数本の把持
用弾性ワイヤの先端部を結束する結合部材、5は少なく
とも3本の弾性ワイヤからなる把持用弾性ワイヤ、8は
操作部本体、9は同操作部本体8に摺動自在に取り付け
られたスライダをそれぞれ示している。
この内視鏡用把持具は、内視鏡の処置具挿通用チャン
ネル内に挿通可能であって、上記可撓性シース2の先端
部内には、第1図に示すようにステンレスパイプからな
るストッパ部材6が固着されている。このストッパ部材
6内には、バスケット部10を形成するための少なくと
も3本の把持用弾性ワイヤ5が進退自在に挿通されてお
り、その各先端部は帽子状の結合部材4によって結束さ
れている。この把持用弾性ワイヤ5は、拡開習性を付与
された撚り線で構成されていて、その後端部は上記スト
ッパ部材6の内径よりも大きい外径を有しているパイプ
製の係止部材7にそれぞれロー付等で固定されている
も、そのうちの一本の弾性ワイヤ5aは、第2図に示す
如く、係止部材7内に挿通されて固定されている貫通用
パイプ7aを挿通されて可撓性シース2内に延長されて
延び出しており、これが操作ワイヤ3を形成している。
この操作ワイヤ3は手元がわに延び出していて、上記シ
ース2の手元端に連結された操作部本体8(第4図参
照)に摺動自在に配設されたスライダ9に連結されてい
る。
このように構成された本実施例における内視鏡用把持具
は、次のように作用する。先ず、上記スライダ9を手
元側に引き、操作ワイヤ3を介して把持用弾性ワイヤ
5,5aを第3図に示すように、シース2内に引き込ん
だ状態で内視鏡の処置具挿通用チャンネル内に挿通し、
内視鏡と共に体腔内に挿入される。そして、内視鏡の観
察下でその先端部を目的とする除去すべき異物に接近さ
せた後、上記スライダ9を前進操作して、操作ワイヤ3
を介して把持用弾性ワイヤ5,5aをシース2の先端よ
り突出させ第1図に示すように、バスケット部10が形
成された状態にする。このようにバスケット部10を形
成させる場合には、操作ワイヤ3を係止部材7がストッ
パ部材6に当接する迄押し進める。このとき、把持用弾
性ワイヤ5はその後端部に固定された係止部材7が上記
ストッパ部材6に当接して、これ以上前進することな
く、バスケット10も大きくならないが、操作ワイヤ3
は、上記係止部材7の貫通用パイプ7aを通して更にシ
ース2から突出自在となっているので、操作ワイヤ3を
更に押し進めることにより同ワイヤの延長端にある把持
用弾性ワイヤ5aはバスケット10を更に大きくする方
向に拡開する。従って、これによりバスケット10は大
きくなる。このことは狭い管腔内ではバスケットが完全
に開かず、結石等を把持できないことがあるが、本案の
ように強制的にバスケットを大きく形成すれば、結石を
把持することができる。即ち、除去すべき異物に合わせ
て最適の大きさに極めて簡単に形成できる。
このように把持用弾性ワイヤ5および操作ワイヤ3の延
長端である把持用弾性ワイヤ5aをシース2外に突出さ
せて好適な大きさのバスケット10を形成した後、同バ
スケット10内に結石等の目的の異物を抱え込み、スラ
イダ9を手元がわに引いて把持用弾性ワイヤ5,5aを
シース2内の手元側に引き寄せてバスケット10を縮小
させ異物を把持したまま、内視鏡と共に同異物を体外に
取り出す。
このように、本実施例における内視鏡用把持具によれ
ば、スライダ9の前進操作により形成された一定の大き
さのバスケット10を、更に操作ワイヤ3の延長端にあ
る把持用弾性ワイヤ5aをシース2の先端から強制的に
押し出すことにより、狭い管腔内でも上記把持用弾性ワ
イヤ5および5aにより容易に好適な大きさのバスケッ
ト10に形成でき、結石の大きさに制限されることな
く、どのような結石でも確実に把持回収することができ
る。
第5図(A),(B)は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用
把持具の要部を示したものである。なお、この第2実施
例における内視鏡用把持具11も上記第1図の内視鏡用
把持具とほぼ同様に構成されているので、同一構成部
材については同一符号を付すに止め、その説明は省略す
る。この第2実施例における内視鏡用把持具11におい
ては、上記第1図の内視鏡用把持具における把持用弾
性ワイヤ5の付勢形状のみが異なり、他の構成部材は全
く同様に構成されている。即ち、この第2実施例におけ
る複数本、例えば2本の把持用弾性ワイヤ15は、撚り
線でなく単線のワイヤが螺旋状に同じ方向に1回転する
ように形成されている(第5図(B)参照)点が上記第1
図の内視鏡用把持具と異なっているだけである。
このように構成された本実施例における内視鏡用把持具
11も上記第1図における内視鏡用把持具と同様に作用
し、同様な効果が得られるが、把持用弾性ワイヤ15が
螺旋状に拡開するように付勢された単線ワイヤで形成さ
れているので、更に狭い管腔内でも確実にバスケットを
形成することができ、これによって確実に異物を回収す
ることができる。
第6図は、本考案の第3実施例を示す内視鏡用把持具の
要部斜視図である。上記第1,第2実施例においては操
作ワイヤ3に連続する把持用弾性ワイヤ5aは1本であ
ったが、この第3実施例では係止部材7に後端を結合さ
れる複数本の把持用弾性ワイヤ5のうちの2本を、係止
部材7に進退自在に挿通させ、この2本の把持用弾性ワ
イヤ5bを結合部材16にそれぞれ固定すると共に、更
にこのうちの1本の把持用弾性ワイヤを操作ワイヤ3と
して手元がわに向けて延長するようにしたものである。
このように構成すれば、バスケット10を強制的に更に
大きく形成する把持用弾性ワイヤ5aは、2本となるの
で大きな結石でも確実に把持することができる。
なお、バスケット10を形成する把持用弾性ワイヤは上
記実施例に限定されず、3本以上であればよい。
因に、上記各実施例におけるストッパ部材6は、パイプ
状のもので形成してあるが、これに限るものでなく、第
7図(A),(B)に示すように、外周面にローレット17や
ネジ18を設けたストッパ部材6A,6Bで形成しても
良い。このようにすればストッパ部材6A,6Bをシー
ス2に更にしっかりと容易に固着することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、スライダを前進さ
せるだけの操作も極めて簡単で、操作ワイヤに連続して
形成されている把持用弾性ワイヤによってバスケットが
強制的に大きくなるので、狭い管腔内でも確実に開き、
把持回収する結石等の異物の大きさにも制限されること
なく確実にこれらを把持し、体外に回収することがで
き、従来のこの種の内視鏡用把持具における欠点を見事
に解消した内視鏡用把持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用把持具の
要部拡大断面図、 第2図は、上記第1図中のA−A線に沿う断面図、 第3図は、上記第1図の把持用弾性ワイヤおよび操作ワ
イヤに連続する把持用弾性ワイヤからなるバスケット部
がシース内に収納された状態を示す要部拡大断面図、 第4図は、本考案の第1実施例の内視鏡用把持具の全体
の構成を示す概要図、 第5図(A),(B)は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用
把持具の要部拡大断面図および正面図、 第6図は、本考案の第3実施例を示す内視鏡用把持具の
要部斜視図、 第7図(A),(B)は、本考案の内視鏡用把持具におけるス
トッパ部材の他の例をそれぞれ示す断面図、 第8図、第9図、第10図(A)は、従来の内視鏡用把持
具の一例をそれぞれ示す要部拡大断面図、第10図(B)
は、上記第10図(A)の内視鏡用把持具の正面図であ
る。11213141……内視鏡用把持具 2……可撓性シース 3……操作ワイヤ 5,5a……把持用弾性ワイヤ 6,6A,6B……ストッパ部材 7……係止部材 10……バスケット部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性シースと、この可撓性シース内の先
    端に固定されたストッパ部材と、可撓性シース内を進退
    自在に摺動し、シース先端から突出したとき、把持用バ
    スケットを形成する少なくとも3本の把持用弾性ワイヤ
    からなるバスケット部と、このバスケット部の基端に固
    定されていて、前記ストッパ部材に当接し、バスケット
    部の突出量を規制する係止部材と、この係止部材に連結
    されていて、バスケット部を進退操作させる操作ワイヤ
    とを有する内視鏡用把持具において、 上記バスケット部を形成する把持用弾性ワイヤのうちの
    特定の把持用弾性ワイヤを上記係止部材に対して進退可
    能に挿通して延長し、同延長ワイヤを操作ワイヤとし、
    上記係止部材が上記ストッパ部材に当接した後、上記特
    定の把持用弾性ワイヤを、更にシースより突出可能なら
    しめたことを特徴とする内視鏡用把持具。
JP1988000686U 1988-01-07 1988-01-07 内視鏡用把持具 Expired - Lifetime JPH063544Y2 (ja)

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JPH01107311U JPH01107311U (ja) 1989-07-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10165406A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用ワイヤループ型処置具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135039A (ja) * 1983-12-23 1985-07-18 オリンパス光学工業株式会社 体腔内異物の回収具

Patent Citations (1)

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JPH10165406A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用ワイヤループ型処置具

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