JPH09276282A - 体腔内異物の回収装置 - Google Patents

体腔内異物の回収装置

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JPH09276282A
JPH09276282A JP8094242A JP9424296A JPH09276282A JP H09276282 A JPH09276282 A JP H09276282A JP 8094242 A JP8094242 A JP 8094242A JP 9424296 A JP9424296 A JP 9424296A JP H09276282 A JPH09276282 A JP H09276282A
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JP8094242A
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Tsutomu Okada
勉 岡田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、患者の体腔内で切除した複数のポリ
ープを把持し、回収する作業を容易に行うことができる
操作性のよい体腔内異物の回収装置を提供することを最
も主要な特徴とする。 【解決手段】複数の弾性線材4によって略籠状に膨出癖
をつけた状態で形成されるバスケット5と、バスケット
5を緊締する緊締部材8と、バスケット5の先端側に設
けられ、導入装置2と入れ替えて体腔内に挿入される把
持具にて把持される捕捉部9とによって異物保持具3を
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の体腔内に挿
入され、たとえば切除したポリープなどの体腔内異物を
回収する体腔内異物の回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、患者の体腔内に形成されたポリ
ープを体腔内に挿入される処置具によって切除したの
ち、切除したポリープなどの体腔内異物を回収する手段
としては従来から内視鏡のチャンネルからの吸引により
体腔内異物を内視鏡に吸着させて回収するか、内視鏡の
チャンネルに挿通された把持鉗子で体腔内異物を把持し
たのち、内視鏡と共に体外に引き出して回収することが
行われている。したがって、患者の体腔内に複数のポリ
ープがある場合には、1つのポリープの処置ごとに患者
の体腔内に内視鏡を出し入れしなければならないので、
患者の体腔内に内視鏡を出し入れする操作が複数回繰り
返されることになる。そのため、患者の苦痛が増えると
ともに、術者による内視鏡の操作も繁雑なものとなる問
題がある。
【0003】このような問題を解決した先行技術とし
て、USP5,190,542には切除したポリープを
1つのネットの中に保持し、連続してポリープの切除・
保持を行なう構成の装置が示されている。
【0004】また、実公昭53−11589号公報には
ポリープをクリップで把持し、クリップの係止用ループ
に引き出しワイヤを引掛けて回収する技術、実公昭53
−12556号公報には手元まで延出した可撓性ワイヤ
を付けたクリップでポリープを把持し、回収する技術が
それぞれ示されている。
【0005】さらに、実公昭53−15190号公報
や、実公昭52−52464号公報には実公昭53−1
1589号公報や、実公昭53−12556号公報で使
用されたクリップを着脱自在なバスケットに置き換えた
技術がそれぞれ示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、USP
5,190,542の技術では、体腔内の複数のポリー
プに対して連続して切除、保持の操作を行った場合、複
数のポリープがネット内で混ざり、回収後に、ポリープ
の切除位置と回収ポリープとの照合ができず、病理診断
上、問題がある。
【0007】また、実公昭53−11589号公報や、
実公昭53−12556号公報のようにポリープを把持
するためにクリップを用いた場合にはポリープの組織に
おけるクリップにより把持された部分が座滅する問題が
ある。
【0008】さらに、実公昭53−11589号公報
や、実公昭53−115190号公報のように、クリッ
プや、バスケットを引き出しワイヤ等で1つ1つ保持す
る操作は、非常にやりにくい問題がある。また、実公昭
53−12556号公報や、実公昭52−52464号
公報のように内視鏡のチャンネル内に複数の可撓性ワイ
ヤを挿通させるものでは、チャンネルに切除具を挿入す
る際に支障がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、患者の体腔内で切除した複数のポリー
プを把持し、回収する作業を容易に行うことができる操
作性のよい体腔内異物の回収装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は体腔内に挿入さ
れる導入装置と、この導入装置の先端に着脱自在に装着
され、体腔内の異物が収容される異物保持具とを備えた
体腔内異物の回収装置において、複数の弾性線材によっ
て略籠状に膨出癖をつけた状態で形成されるバスケット
と、上記バスケットを緊締する緊締部材と、上記バスケ
ットの先端側に設けられ、上記導入装置と入れ替えて体
腔内に挿入される把持具にて把持される捕捉部とによっ
て上記異物保持具を構成したものである。
【0011】そして、この回収装置の使用時には、体腔
内で異物を異物保持具のバスケットで保持させた状態
で、導入装置から異物保持具を離脱させ、その後、把持
具で異物保持具の捕捉部を把持して回収するようにした
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A)乃至図3(E)を参照して説明する。本実
施の形態の体腔内異物の回収装置1には、図1(A)に
示す体腔内に挿入される導入装置2と、この導入装置2
の先端に着脱自在に装着される図1(B),(C)に示
す異物保持具3とが設けられている。
【0013】また、異物保持具3には複数、本実施の形
態では4本の弾性線材4によって略籠状に膨出癖をつけ
た状態で形成されるバスケット5が設けられている。こ
こで、バスケット5の各弾性線材4はそれぞれ略円弧形
状に湾曲成形されている。そして、バスケット5の各弾
性線材4の先端部間はチップ6で結束されている。さら
に、バスケット5の各弾性線材4の基端部間は結合さ
れ、この結合部の終端部には略リング状の引掛け部7が
形成されている。
【0014】また、異物保持具3の引掛け部7の前方に
は略細管状の緊締部材8が配設されている。この緊締部
材8の管内にはバスケット5の各弾性線材4の基端部が
一緒に挿入されている。そして、この緊締部材8は各弾
性線材4上を前後方向に移動可能な状態で保持されてい
る。ここで、この緊締部材8がバスケット5の先端側に
向けて前進する動作にともないバスケット5の膨出形状
が徐々に緊締されるようになっている。
【0015】さらに、バスケット5の先端側のチップ6
の前方には1本、又は複数本の線材が延出され、捕捉部
9が形成されている。この捕捉部9の先端にはストッパ
10が設けられている。このストッパ10には先端側に
大径部10a、この大径部10aの後方に小径部10b
がそれぞれ形成されている。そして、このストッパ10
の大径部10aの端面には識別用の色表示部11が設け
られている。
【0016】また、導入装置2には体腔内に挿入される
細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部に連結さ
れた手元側の操作ハンドル13とが設けられている。さ
らに、挿入部12にはコイルなどから成る内管14と、
この内管14上を摺動可能な外管15と、内管14内に
摺動可能に挿通された操作ワイヤ16とが設けられてい
る。この操作ワイヤ16の先端部には異物保持具3を着
脱可能に連結する連結部材17が設けられている。この
連結部材17の先端には異物保持具3の引掛け部7を引
掛けるフック17aが設けられている。そして、この連
結部材17は内管14内に突没自在に収容されるように
なっている。
【0017】また、導入装置2の操作ハンドル13には
内管14の基端部に固定されたハンドル本体18と、こ
のハンドル本体18に対して挿入部12の軸方向にスラ
イド自在に装着されたスライダ19とが設けられてい
る。そして、このスライダ19には操作ワイヤ16の基
端部が連結されている。
【0018】次に、本実施の形態の回収装置1を用いて
患者の体腔内の複数の切除ポリープを回収する方法につ
いて説明する。ここで、患者の体内には予め内視鏡20
(図2(D)参照)が挿入され、患者の体腔内のポリー
プは内視鏡20のチャンネルに挿入された、例えば、高
周波スネアなどの図示しない切除具を用いて切除され
る。このとき使用される切除具は1つめのポリープを切
除した後、いったん内視鏡20のチャンネル内から抜去
される。
【0019】また、切除具が抜去されたのち、内視鏡2
0のチャンネル内に本実施の形態の回収装置1が挿入さ
れる。このとき、本実施の形態の回収装置1は予め次の
ようにセットされる。まず、導入装置2のハンドル13
のスライダ19を前進方向にスライドさせて図1(A)
に示すように操作ワイヤ16の先端の連結部材17を内
管14の外部に突出させる。この状態で、異物保持具3
の引掛け部7を導入装置2のフック17aに引掛けるこ
とにより、図2(A)に示すように異物保持具3と導入
装置2とを組み付ける。
【0020】続いて、導入装置2のハンドル13のスラ
イダ19を後退方向にスライドさせ、操作ワイヤ16を
手元側に引張り操作することにより、図2(B)に示す
ように導入装置2の内管14の先端に異物保持具3の緊
締部材8を当接させる。
【0021】このままの状態で、内管14に対して外管
15を前進させ、図2(C)に示すように異物保持具3
の緊締部材8、バスケット5及び捕捉部9を順次外管1
5内に収納させる。このとき、外管15の先端部はスト
ッパ10の小径部10bに嵌合された状態にセットされ
る。そして、導入装置2の外管15内に異物保持具3が
収納された図2(C)に示すセット状態で、本実施の形
態の回収装置1における導入装置2の挿入部12が内視
鏡20のチャンネル内に挿入される。
【0022】また、導入装置2の挿入部12は内視鏡2
0のチャンネルの先端開口部から患者の体内に突出され
る。この状態で、外管15を後退させることにより、図
2(B)に示すように異物保持具3の捕捉部9及びバス
ケット5を外管15の外に突出させる。この状態で、図
2(D)に示すように切除具による切除ポリープ21が
異物保持具3のバスケット5内に捕捉される。
【0023】さらに、バスケット5内に切除ポリープ2
1を捕捉した後、導入装置2のハンドル13のスライダ
19を後退させて、操作ワイヤ16を牽引する。この操
作ワイヤ16の牽引操作にともない異物保持具3のバス
ケット5の各弾性線材4が手元側に引き込み操作され
る。そのため、緊締部材8がバスケット5の先端側に向
けて前進し、この緊締部材8の前進動作にともないバス
ケット5の膨出形状が徐々に緊締されてバスケット5内
の切除ポリープ21が確実に保持される。
【0024】その後、導入装置2のハンドル13のスラ
イダ19を前進させて操作ワイヤ16の連結部材17を
図2(A)に示すように内管14の外に突き出す。この
状態で、異物保持具3の引掛け部7をフック17aから
外すことにより、図3(A)に示す導入装置2から図3
(B)に示す異物保持具3が分離される。そして、内視
鏡20のチャンネルから導入装置2のみが抜去される。
【0025】次に、図3(C)に示す把持鉗子22が導
入装置2と入れ替えて内視鏡20のチャンネル内に挿入
され、内視鏡20のチャンネルの先端開口部から患者の
体内に突出される。
【0026】この把持鉗子22には、体内に挿入される
挿入部23と、この挿入部23の基端部に連結された図
示しない手元側の操作部とが設けられている。さらに、
挿入部23の先端部には開閉自在な一対の把持部24
a,24bが設けられている。これらの把持部24a,
24bは挿入部23の先端部に固定された保持部材25
の先端に支持ピン26を中心に回動自在に支持されてい
る。さらに、保持部材25内には把持部24a,24b
を開閉駆動するリンク機構が装着されている。そして、
手元側の操作部の操作にともない図示しない操作ワイヤ
を介して保持部材25内のリンク機構によって把持部2
4a,24bが開閉駆動されるようになっている。
【0027】また、各把持部24a,24bの先端部に
は略U字状に曲げられた爪部27a,27bが設けられ
ている。各把持部24a,24bの爪部27a,27b
は相互に噛み合い可能な状態に形成されている。さら
に、図3(D)に示すように両把持部24a,24bが
閉じた状態では両把持部24a,24b間に空隙部28
が形成されるようになっている。この場合、空隙部28
の巾寸法d1 は、異物保持具3のストッパ10の大径部
10aの外径寸法d2 より小さくなるように設定されて
いる。
【0028】また、導入装置2と入れ替えて内視鏡20
のチャンネル内に挿入され、内視鏡20のチャンネルの
先端開口部から患者の体内に突出された把持鉗子22の
先端部は図3(C)に示すように一対の把持部24a,
24bが開操作される。そして、両把持部24a,24
b間に異物保持具3の捕捉部9を挿入した状態で、両把
持部24a,24b間を閉じ、図3(D)に示すように
両把持部24a,24b間に異物保持具3の捕捉部9を
把持する。この状態で、内視鏡20を操作して把持鉗子
22とともに異物保持具3を次のポリープの場所まで移
動する。
【0029】さらに、次のポリープの場所では把持鉗子
22の両把持部24a,24b間を開いて異物保持具3
を離す。続いて、把持鉗子22の両把持部24a,24
b間を閉じた後、把持鉗子22を内視鏡20のチャンネ
ル内から抜去する。
【0030】また、次のポリープに対しても同様の動作
をくり返す。そして、最後のポリープ21を把持した異
物保持具3を導入装置2から分離した後、この導入装置
2と入れ替えて把持鉗子22を内視鏡20のチャンネル
内に挿入し、図3(E)に示すようにこの把持鉗子22
の両把持部24a,24b間で全ての異物保持具3の捕
捉部9を把持し、内視鏡20と共に一度に体外へ抜去す
る。
【0031】そこで、上記構成によれば、次の効果が得
られる。すなわち、異物保持具3に捕捉部9が設けられ
ているので、把持鉗子22によって異物保持具3を把持
回収する作業が容易である。
【0032】また、捕捉部9が異物保持具3の先端側に
配置されているので、捕捉部9は緊締部材8の動きに影
響されず、捕捉に充分な形状、大きさを持たせることが
できる。さらに、異物保持具3を動作させるに際しても
導入装置2、及び緊締部材8の動作を邪魔することな
く、スムーズに動作させることができる。
【0033】また、ストッパ10の大径部10aの端面
に識別用の色表示部11を設けたので、患者の体腔内で
切除した複数個のポリープを把持し、回収する作業を行
なう際に、複数の異物保持具3のストッパ10の色表示
部11にそれぞれ異なる色を表示した状態で使用するこ
とができる。これにより、患者の体腔内におけるポリー
プの切除位置と回収ポリープの標本との照合が可能とな
る。
【0034】さらに、把持鉗子22の両把持部24a,
24b間の空隙部28の巾寸法d1を異物保持具3のス
トッパ10の大径部10aの外径寸法d2 より小さくな
るように設定したので、両把持部24a,24b間で異
物保持具3を把持している間、異物保持具3のストッパ
10が両把持部24a,24b間の空隙部28から抜け
ることがない。そのため、把持鉗子22の移動中に、両
把持部24a,24b間で把持されている異物保持具3
を落とすことがない。
【0035】また、図4(A)〜(D)は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態の回収装
置1は、異物保持具3の構成が第1の実施の形態とは次
の通り異なる。
【0036】すなわち、本実施の形態の異物保持具3に
はバスケット5の先端のチップ6の前方にループ状の捕
捉輪31が設けられている。この捕捉輪31の先端部に
は第1の実施の形態と同じ構成のストッパ10が設けら
れている。そして、異物保持具3が導入装置2に組み付
けられた状態で、導入装置2の外管15内に異物保持具
3が収納された場合には捕捉輪31は図4(B)に示す
ようにループが押し潰された状態に弾性変形した状態で
外管15内に収納されるようになっている。
【0037】また、異物保持具3の回収時には、図4
(C)に示すように把持鉗子22の両把持部24a,2
4b間で捕捉輪31を把持する。この際、把持鉗子22
の下方の把持部24bの爪部27bを異物保持具3の捕
捉輪31に引掛けて捕捉できるので、異物保持具3が捕
捉し易い。
【0038】そして、把持鉗子22の下方の把持部24
bの爪部27bを異物保持具3の捕捉輪31に引掛けて
捕捉したのち、両把持部24a,24b間を閉じ、図4
(D)に示すように両把持部24a,24b間に異物保
持具3の捕捉輪31を把持するようになっている。な
お、上記以外の構成及び作用は第1の実施の形態と同じ
である。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては異物保
持具3に捕捉輪31が設けられているので、把持鉗子2
2によって異物保持具3を把持回収する作業が容易であ
るうえ、捕捉輪31が異物保持具3の先端側に配置され
ているので、捕捉輪31は緊締部材8の動きに影響され
ず、捕捉に充分な形状、大きさを持たせることができ、
第1の実施の形態と同様に異物保持具3を動作させるに
際しても導入装置2、及び緊締部材8の動作を邪魔する
ことなく、スムーズに動作させることができる効果があ
る。
【0040】また、図5(A)〜(C)は本発明の第3
の実施の形態を示すものである。本実施の形態の回収装
置1は、第2の実施の形態の異物保持具3の構成を次の
通り変更したものである。
【0041】すなわち、本実施の形態の異物保持具3で
は第2の実施の形態の捕捉輪31に代えて異物保持具3
のバスケット5の1つの弾性線材4に掛けた捕捉輪41
を設けたものである。さらに、本実施の形態の捕捉輪4
1は、色のついた線材によって形成されている。そし
て、複数の異物保持具3にそれぞれ異なる色の捕捉輪4
1を装着することにより、複数個のポリープを把持し、
回収する作業を行なう際に、患者の体腔内におけるポリ
ープの切除位置と回収ポリープの標本との照合が可能と
なる。なお、上記以外の構成及び作用は第2の実施の形
態と同じである。
【0042】そこで、上記構成のものにあっては異物保
持具3に捕捉輪41が設けられているので、第2の実施
の形態と同様に把持鉗子22によって異物保持具3を把
持回収する作業が容易であるうえ、本実施の形態では特
に、異物保持具3のバスケット5の1つの弾性線材4に
掛けた捕捉輪41を設けたので、第2の実施の形態のス
トッパ10を省略することができ、異物保持具3の構成
を一層簡略化することができる。
【0043】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 導入装置と、導入装置の先端に着脱自在
に装着されるバスケット部とからなる体腔内の異物回収
具において、上記バスケット部は、籠状に膨出癖をつけ
た複数の弾性線材から形成されるバスケットと、上記バ
スケットを緊締する緊締管と、上記バスケットの先端側
に設けられ、把持具にて把持する捕捉部とを具備するこ
とを特徴とする体腔内異物の回収装置。
【0044】(付記項2) リンク機構によって開閉す
る一対の把持部を有し、上記把持部に、相互に噛み合
う、返りの付いた爪を有することを特徴とする体腔内異
物回収用の把持鉗子。
【0045】(付記項2の目的) 引っかけて捕捉でき
る。 (付記項2の効果) 捕捉しやすい。 (付記項3) 上記捕捉部は、1又は複数の線材からな
ることを特徴とする付記項1記載の体腔内異物の回収装
置。 (付記項1、3の目的) 切除した複数ポリープを一度
に容易に捕捉・回収する。 (付記項1、3の効果) 上記目的の達成。
【0046】(付記項4) 上記捕捉部は、先端に太径
部を有することを特徴とする付記項1記載の体腔内異物
の回収装置。 (付記項5) 上記捕捉部は、輪状に形成されているこ
とを特徴とする付記項1記載の体腔内異物の回収装置。
【0047】(付記項6) 上記捕捉部は、識別用の色
表示を有することを特徴とする付記項1記載の体腔内異
物の回収装置。 (付記項7) 上記色表示は、上記太径部に設けられて
いることを特徴とする付記項4及び付記項6記載の体腔
内異物の回収装置。
【0048】(付記項8) 上記色表示は、輪状に形成
された捕捉部の色であることを特徴とする付記項5及び
付記項6記載の体腔内異物の回収装置。 (付記項6〜8の目的) 切除したポリープと部位の照
合。 (付記項6〜8の効果) 上記目的の達成。
【0049】(付記項9) 上記把持具は、リンク機構
によって開閉する一対の把持部を有し、上記把持部を閉
じた際に空隙部を形成し、上記空隙間部は、上記捕捉部
の太径部が通過不可能な大きさであることを特徴とする
付記項1及び付記項4記載の体腔内異物の回収装置。 (付記項4、5、9の目的) 確実に把持する。 (付記項4、5、9の効果) 把持鉗子で挟むだけで捕
捉できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば複数の弾性線材によって
略籠状に膨出癖をつけた状態で形成されるバスケット
と、バスケットを緊締する緊締部材と、バスケットの先
端側に設けられ、導入装置と入れ替えて体腔内に挿入さ
れる把持具にて把持される捕捉部とによって異物保持具
を構成したので、患者の体腔内で切除した複数のポリー
プを一度に把持し、回収する作業を容易に行うことがで
き、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は体腔内異物の回収装置の導入装置を示す側面
図、(B)は回収装置の異物保持具を示す側面図、
(C)は異物保持具の正面図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の導入装置と異物
保持具との連結状態を示す側面図、(B)は異物保持具
の緊締部材が導入装置の内管の先端に当接した状態を示
す側面図、(C)は異物保持具の緊締部材、バスケット
及び捕捉部を導入装置の外管内に収納した状態を示す側
面図、(D)はポリープを異物保持具のバスケット内に
捕捉した状態を示す側面図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の導入装置のフッ
クから異物保持具の引掛部を取外した状態を示す側面
図、(B)は導入装置から取外された異物保持具を示す
側面図、(C)は把持鉗子を内視鏡のチャンネルから外
部側に突出させた状態を示す側面図、(D)は把持鉗子
によって異物保持具の捕捉部を把持した状態を示す側面
図、(E)は把持鉗子によって全ての異物保持具の捕捉
部を把持した状態を示す側面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は回収装置の異物保持具を示す側面図、(B)は
異物保持具の緊締部材、バスケット及び捕捉部を導入装
置の外管内に収納した状態を示す側面図、(C)は把持
鉗子の爪部を異物保持具の捕捉部に引掛けて捕捉した状
態を示す側面図、(D)は把持鉗子によって異物保持具
の捕捉部を把持した状態を示す側面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は回収装置の異物保持具を示す側面図、(B)は
把持鉗子の爪部を異物保持具の捕捉部に引掛けて捕捉し
た状態を示す側面図、(C)は把持鉗子によって異物保
持具の捕捉部を把持した状態を示す側面図。
【符号の説明】
2 導入装置 3 異物保持具 4 弾性線材 5 バスケット 8 緊締部材 9 捕捉部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される導入装置と、この導
    入装置の先端に着脱自在に装着され、体腔内の異物が収
    容される異物保持具とを備えた体腔内異物の回収装置に
    おいて、 複数の弾性線材によって略籠状に膨出癖をつけた状態で
    形成されるバスケットと、上記バスケットを緊締する緊
    締部材と、上記バスケットの先端側に設けられ、上記導
    入装置と入れ替えて体腔内に挿入される把持具にて把持
    される捕捉部とによって上記異物保持具を構成したこと
    を特徴とする体腔内異物の回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7909850B2 (en) 1999-10-25 2011-03-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps for medical use
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