JPH10137251A - 連続生検具 - Google Patents

連続生検具

Info

Publication number
JPH10137251A
JPH10137251A JP8302152A JP30215296A JPH10137251A JP H10137251 A JPH10137251 A JP H10137251A JP 8302152 A JP8302152 A JP 8302152A JP 30215296 A JP30215296 A JP 30215296A JP H10137251 A JPH10137251 A JP H10137251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tissue
distal end
forceps
cups
sheath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8302152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4175675B2 (ja
Inventor
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
Koichi Kawashima
晃一 川島
Tsutomu Okada
勉 岡田
Ko Kimura
耕 木村
Minoru Shinozuka
実 篠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30215296A priority Critical patent/JP4175675B2/ja
Publication of JPH10137251A publication Critical patent/JPH10137251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175675B2 publication Critical patent/JP4175675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で切除した組織片を収納部に確実
に移動し、損傷を与えることなく係止することが可能な
連続生検具を提供する。 【解決手段】 シース部4内にはアーム部8a,8bの
弾性力により開く様に付勢されたカップ7a,7bを先
端に設け、アーム部8a,8bの後端に組織片20を収
納する収納部14を設けた鉗子部6を進退自在に設け、
シース部4の先端の先端硬質部5に設けたキャップ15
にはシース部4の軸中心O方向に突出し、先端にテーパ
形状部を有するフック17a,17bを、カップ7a,
7b及びアーム部8a,8bの長手方向に設けたスリッ
ト16a,16bを貫通するように設け、カップ7a,
7bの開閉により切除した組織片20を、アーム部8
a,8bを先端硬質部5内に収納する操作を行うことに
より円滑に収納部14に移動し、さらにアーム部8a,
8bを先端側に移動する操作の際、フック17a,17
bにより組織片20を収納部14に係止状態に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経内視鏡的に生体
組織を吸引、切除して複数の組織標本を採取する連続生
検具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の連続生検具で組織を採取するため
には、可撓性のシース部を内視鏡の鉗子チャンネルに挿
入し、先端部に切除部を設けた鉗子を体内の採取部位に
当接させて、鉗子とシース部を相対移動させて組織を切
除する。
【0003】組織片は組織収納部に複数個収納可能であ
る。以上の操作により、複数個の組織を採取する連続生
検具についてはPCT(特許協力条約)のWO95/0
8945、WO95/08946、WO95/2091
4号公報において開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記W
O95/08946、WO95/20914号公報に開
示されている構造では、図8に示すように生体組織50
からカップ51a、51bの開閉により切除して採取し
た組織片52がカップ51a、51bの内側に貼り付
き、収納部53への移動が困難となる場合がある。
【0005】また、連続的な採取を行う間に、カップ5
1a、51bに付着した採取組織が体内に脱落すること
も有り得る。また、前記の理由から収納部53には採取
した順番通りに収納されず、採取した複数の組織片の診
断に支障を来すという問題点があった。
【0006】一方、PCTのWO95/8945号公報
に開示されている構造は、図9に示すようにシース部6
1内に進退自在のチューブ状部材62を設け、このチュ
ーブ状部材62の先端に一対のジョー或いはカップ63
a,63bを設け、さらにチューブ状部材62の内側に
収納部64を形成し、このチューブ状部材62の内側に
配置した部材65の先端面から先端に針状突起66を設
けた係止用リトラクタ67を突出して、収納手段68を
形成している。そして、切除した組織片69をカップ6
3a、63bの内側から剥離させて収納部64へ収納す
る。
【0007】この収納手段68はシース部61とカップ
63a,63bの相対移動とは独立して移動する必要が
あるため、構造及び操作が複雑になる。また、収納手段
68が針状に形成されている場合、組織を貫通する必要
があるので損傷が大きく、採取組織片69の診断に支障
を来すという問題点があった。
【0008】(発明の目的)本発明は前記の問題に鑑み
てなされたもので、簡単な構造で切除した組織片を収納
部に確実に移動し、損傷を与えることなく係止すること
が可能な連続生検具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は連続生検具にお
いて、組織収納部の内腔の中心軸方向に伸展する係止部
材をシース部先端に設けたことを特徴とする。内視鏡の
鉗子チャンネルを通して連続生検具を組織採取部位に誘
導し、鉗子の先端の切除部を採取部位に当接させる。鉗
子とシース部の相対移動により切除部を開閉し、組織を
切除する。そして、切除した組織片はシース部先端に固
着された係止部材により収納部に係止される。次の組織
を採取するために鉗子と先端硬質部を相対移動して複数
の組織を切除、収納した後に連続生検具を内視鏡より抜
去して、複数の組織片を回収する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1〜図5を参照して本発明の第
1実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態の全体図、図2はその先端側の詳細な断面図
で、図2(A)は先端側の縦断面図、図2(B)は図2
(A)のA−A線断面図、図3(A)は鉗子部が組織を
切除した状態の垂直断面図、(B)は水平断面図、図4
は切除した組織片を収納部に移動する過程を示し、図5
は収納部から複数の切除された組織片を回収する過程を
示す。
【0011】図1に示すように本発明の第1実施の形態
の連続生検具1は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能
な細長い挿入部2と、この挿入部2の手元側に設けられ
た操作を行う操作部3とより構成される。
【0012】挿入部2は可撓性を持つシース部4の先端
に、円筒形状の先端硬質部5が固着されている。図2
(A)に示すように先端硬質部5の内部には先端側に開
閉により生体組織を切除して採取する一対のカップ7
a,7bを有する鉗子部6がシース部4及び先端硬質部
5に対し突没自在に設けられている。なお、図2(B)
は図2(A)のA−A線に沿った断面を示す。この鉗子
部6はその先端に設けた前記カップ7a、7bと、その
手元側に形成され、前記カップ7a、7bが開くように
付勢するバネ性(弾性)を有するアーム部8a、8b
と、このアーム部8a、8bの後端に形成され、付勢が
付けられていない円筒形状或いは軸方向に切り欠きが形
成された直線部9と、この直線部9の後端に形成された
接続部材10とを有し、この接続部材10の後端は操作
ワイヤ11の先端に固着されている。
【0013】この操作ワイヤ11はシース部4の内部を
通って、操作部3に軸方向に摺動自在に設けられたスラ
イダ12に固着される。一対のカップ7a,7b及びそ
の後端にそれぞれ形成された弾性体としてのアーム部8
a、8bは、図2等に示す1点鎖線で示す中心軸の上下
方向にほぼ対称に設けられている。
【0014】上記アーム部8a、8bは、カップ7a、
7bが外方向に展開する(より具体的には先端側が拡開
する或いは先端側が互いに離間するように開く)ように
付勢されており、図2(A)に示すようにアーム部8
a、8bが先端硬質部5から出た状態でカップ7a、7
bが開き、かつ、図3に示すようにアーム部8a、8b
が先端硬質部5に完全に引き込まれるとカップ7a、7
bは互いに接触し、その際カップ7a、7bで噛みつい
た組織を噛み切って接触する状態となる。つまり、一対
のカップ7a、7bは開閉により組織を噛み切るのに十
分な切断力を発揮する。
【0015】鉗子部6及び先端硬質部5はステンレス
鋼、チタン、黄銅等の金属やアクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン、ポリカーボネート等の樹脂により形成
される。開閉するカップ7a、7bには先端部及び側面
部に複数のV字状突起13a、13bが設けられ、接触
時には互いの山と谷が噛み合う。
【0016】アーム部8a、8bの手元側に設けられた
直線部10は常に先端硬質部5及びシース部4の内部に
存在することにより、その円筒形状の内部空間で切除さ
れた組織片20の収納部14を形成している。
【0017】先端硬質部5の先端には円筒形状のキャッ
プ15がその基端のネジ部により取り外し自在に設けら
れ、図5に示すようにネジ部を外すことにより鉗子部6
の全体を先端硬質部5から引き出すことが可能であり、
収納部14に収納された組織片20を容易に取り出す事
ができる。
【0018】また、本実施の形態では切除部となるカッ
プ7a,7bの開閉により組織19から組織片20を切
除して、カップ7a,7bの内側の位置にある組織片2
0をその後方側の収納部14側に移動して、その移動し
た収納部14に係止する係止機構が以下のように簡単な
構造で形成されている。
【0019】鉗子部6のカップ7a,7bからアーム部
8a,8bの後端の収納部14の前端に至る長手方向に
(係止部材を移動自在に収納してガイドするガイド溝と
なる)スリット16a、16bが設けられている。そし
て、キャップ15の先端付近には切除された組織片20
を係止する一対の硬質のフック17a、17bが固着さ
れ、各フック17a、17bはスリット16a、16b
を貫通してシース部4(或いはその内側の鉗子部6を形
成する収納部14の内腔等)軸中心O(図2(A)及び
図2(B)参照)の方向に突出して、組織片20を収納
部14に係止する係止部材を形成している。
【0020】この構造により、各フック17a、17b
がスリット16a、16bを貫通して半径方向内側にそ
の先端が突出する状態で、スリット16a、16bが形
成された長手方向の範囲内で(先端硬質部5或いはシー
ス部4に対して)鉗子部6側を進退移動することができ
る。
【0021】また、各フック17a,17bは軸中心O
側にそれぞれ突出した先端が前方側から後方側に次第に
突出量が大きくなり、後端面は垂直に立ち上がるテーパ
状に切り欠いた形状(のテーパ形状部)にして、フック
17a,17bに対して鉗子部6側を前方から後方側に
移動した場合にはテーパ形状部により、切除した組織片
20に通過の際に押圧する力を加える程度の負荷でスム
ーズに通過させることができ、逆方向に移動した場合に
は垂直に突出する面で組織片20の通過を阻止して収納
空間14に(収納された)組織片20を係止する機能を
有する形状或いは構造にしている。
【0022】このように本実施の形態ではシース部4の
先端付近に収納部14の内腔の軸の中心側に突出し、切
除部を形成するカップ7a,7b及びアーム8a,8b
の移動を妨げないようにスリット16a,16bを貫通
するように係止部材としてのフック17a,17bが設
けられ、かつフック17a,17bはその突出する先端
に鉗子部6側を前方から後方側に移動した場合には組織
片20に殆ど損傷を与えることなくスムーズに通過さ
せ、逆方向に移動した場合には組織片20の通過を阻止
する機能を備えた構造にしていることが特徴となってい
る。
【0023】次にシース部4の先端に係止部材を設けた
本実施の形態による組織19を切除して切除した組織片
20を収納部14に移動して係止状態に収納し、さらに
回収する作用を図2〜図5を参照して説明する。アーム
部8a、8bを先端硬質部5に引き込んだ状態で挿入部
2を内視鏡の鉗子チャンネルを通して体腔内に挿入す
る。
【0024】スライダ12を先端側に移動する操作を行
うことにより、操作ワイヤ11を介して鉗子部6を先端
硬質部5に対して先端側に移動し、アーム部8a、8b
を先端硬質部5から突出させ、図2(A)のようにアー
ム部8a、8bを外側に展開させる。アーム部8a、8
bを外側に展開することにより、アーム部8a、8bの
弾性力によって切除部としてのカップ7a,7bが開
く。
【0025】開いたカップ7a、7bを体腔内の組織1
9における採取を行おうと望む部位に当接し、さらに押
圧し、この状態でスライダ12を手元側に引き、操作ワ
イヤ11を介して鉗子部6を先端硬質部5に対して手元
側に移動して、図3(A)或いは図3(B)のようにア
ーム部8a、8bを先端硬質部5に収納する。
【0026】この時、組織19にカップ7a、7bのV
字状突起13a、13bが食いつき、カップ7a、7b
と共に先端硬質部5に引き込まれる。カップ7a、7b
はアーム部8a、8bが先端硬質部5に収納されるのに
伴い、互いに接近し、完全に収納された状態において接
触し、組織19の一部を切り離す切除を行う。そして、
図3に示すように切除された組織片20はカップ7a、
7bの内部に格納される。
【0027】ここで図4のように鉗子部6を先端硬質部
5内に収納するようにスライダ12を手元側に引く操作
を行う。
【0028】この操作により鉗子部6のスリット16
a,16bが後方側に移動し、カップ7a,7b部分が
シース部4の先端面付近を通過する際に、カップ7a,
7bの内側の組織片20の塊の上下方向の表面部分にス
リット16a,16bから内側に突出するフック17
a,17bの先端のテーパ形状部が接触した後、(組織
片20の塊の上下方向の長さがフック17a,17bの
先端間の間隔よりも小さいと)テーパ形状部で押圧され
て組織片20が変形することにより、組織片20がフッ
ク17a,17b部分を通過する。
【0029】つまり、切除された組織片20はフック1
7a、17bのテーパ形状部の手元側に移動する。この
状態を図4で示している。
【0030】次の組織を採取するためにアーム部8a、
8bを先端硬質部5から突出させ、カップ7a、7bを
展開する。この場合、フック17a,17bの先端の後
端面は垂直に立ち上がっているので、この部分により組
織片20が通過してフック17a,17bの前側に移動
することは阻止される。つまり、カップ7a,7bとそ
の後端のアーム8a,8bがフック17a,17bより
前に移動するが、組織片20はフック17a,17bに
係止された状態が維持されるので、図2のようにフック
17a、17bに係止された組織片20はカップ7a、
7bから剥離され、収納部14に留まる。
【0031】必要個数の組織片20が採取できるまで上
記操作を繰り返した後、連続生検具1を内視鏡の鉗子チ
ャンネルより抜去してキャップ15を取り外し、図5の
ようにアーム部8a、8b全体を先端硬質部5から引き
出し、複数の組織片20を回収する。
【0032】本実施の形態によれば簡単な構成の係止機
構により以下の効果を有する。
【0033】(1)アーム部8a、8bを先端硬質部5
内に引き込む操作により、切除された組織片20はフッ
ク17a、17bに係止され、収納部14内に留まるた
め、次の組織を採取するためにカップ7a、7bを先端
硬質部5から引き出しても組織片20がカップ7a、7
bに付着せず、連続的な組織採取に支障を来さない。ま
た、組織片20は採取された順に収納部14に収納され
るため、採取場所と採取組織の相関を保持できる。
【0034】(2)キャップ15が着脱自在であるため
に、収納部14に収納された組織片20を鉗子部6と共
にシース部4の外部に引き出すことが可能で、複数の切
除された組織片20の回収が容易となる。
【0035】(3)また、組織片20を収納部14に移
動する操作では組織片20を押圧する程度の力を加える
程度で殆ど損傷を与えないし、収納部14に収納される
組織片20は針で穿刺する等の組織片20に損傷を与え
る事を行わないで係止するので、信頼性の高い検査或い
は診断を行う組織標本を得ることができる。
【0036】(第2の実施の形態)次に図6を参照して
本発明の第2の実施の形態を説明する。図6は第2の実
施の形態の連続生検具21を示す。尚、第1の実施の形
態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細は省略す
る。
【0037】この第2の実施の形態の連続生検具21で
は、フック17a、17bの代わりに可撓性を有するフ
ラップ22a、22bがキャップ15の内側に固着さ
れ、フラップ22a、22bはそれぞれスリット16
a,16bを貫通し、シース部4(或いは収納部14の
内腔等)の軸中心方向側に突出するように設けられてい
る。
【0038】また、フラップ22a、22bは基部から
末端にかけて手元側方向へ屈曲させた屈曲成形部を形成
することにより、先端側から手元側への方向には変形し
やすく、また手元側から先端側の方向には変形しにくく
なっている。
【0039】そして、キャップ15側に対して鉗子部6
側を前方から後方側に移動した場合にはフラップ22
a、22bの屈曲成形部により、切除した組織片20に
よりフラップ22a、22bが押し広げられるようにし
てスムーズに通過させることができ、逆方向に移動した
場合には組織片20の通過を阻止して収納空間14に
(収納された)組織片20を係止する機能或いは特性を
備えている。
【0040】その他の構成は第1の実施の形態と同様で
ある。次に本実施の形態の作用を説明する。図7は第2
の実施の形態の使用状態を示す図である。第1の実施の
形態の作用で説明したようにカップ7a、7bを開き、
採取を望む組織部位に当接し、さらに押圧した状態でス
ライダ12を手元側に引く操作を行うことによりアーム
部8a,8bが先端硬質部5内に完全に収納されると、
カップ7a,7bは閉じて組織19を切除してカップ7
a,7bの内側には切り離された組織片20が収納され
ることになる。
【0041】さらにスライダ12を手元側に引く操作を
行い、カップ7a,7bが先端硬質部5内に収納される
ようにすると、その操作の際に組織片20はフラップ2
2a、22bを変形させ(図7参照)、収納部14に移
動することができる。その後、アーム部8a、8bを先
端硬質部5から突出させるようにスライダ12を先端側
に移動する操作を行うと、組織片20はフラップ22
a、22bにより係止され、収納部14に留まる。
【0042】必要個数の組織片20が採取できるまで上
記操作を繰り返した後、この連続生検具を内視鏡の鉗子
チャンネルより抜去してキャップ15を取り外し、図5
のようにアーム部8a、8b全体を先端硬質部5から引
き出し、複数の組織片20を回収する。
【0043】本実施の形態によれば以下の効果がある。
第1の実施の形態の効果に加えて、フラップ22a、2
2bが可撓性を有するため、切除された組織片20がフ
ラップ22a、22bを通過する際に加わる力をより軽
減でき、組織表面部分もより完全な状態での組織標本を
得ることができる。
【0044】なお、鉗子部6の先端に形成され、開閉に
より切除を行う切除部はカップ7a,7bの構造に限定
されるものでなく、開閉により切除を行うことができる
構造のものであれば良い。
【0045】また、接続部材10部分などで操作ワイヤ
11側と分離できる構造にして鉗子部6の先端側の切除
部の構造などを交換できるようにしたり、先端側部分の
洗滌などを行い易いようにする等しても良い。また、係
止部材としてそれぞれ2つのフック17a,17b或い
はフラップ22a,22bを軸中心方向に突出するよう
に設けているが、2つの場合に限定されるものでなく、
例えば3つ或いはさらに多数にしても良し、少なくとも
1つ設けてあれば良い。
【0046】[付記] 1.内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシース部と、
前記シース部の先端から突没自在に設けられ、先端に開
閉により生体組織を切除する切除部を有する鉗子と、前
記切除部の手元側に配置され切除した組織片の収納部と
を具備し、前記シース部と前記鉗子の相対移動により生
体組織を切除し、複数の切除した組織片を前記収納部に
収納する連続生検具において、前記収納部の内腔の軸中
心方向に突出し、切除した組織片を係止する係止部材を
前記シース部の先端に設けたことを特徴とする連続生検
具。
【0047】2.前記鉗子が外方向に付勢されたアーム
を具備する弾性体で形成されたことを特徴とする付記1
記載の連続生検具。 3.前記係止部材が弾性体であることを特徴とする付記
1〜2記載の連続生検具。 4.前記係止部材が弾性であることを特徴とする付記1
〜2記載の連続生検具。 5.前記係止部材が前記シース部から着脱自在であるこ
とを特徴とする付記1〜4記載の連続生検具。
【0048】6.前記鉗子部は前記切除部から収納部の
前端付近まで、前記係止部材が貫通して移動自在のガイ
ド溝が設けられ、前記係止部材は前記鉗子部が後方側に
移動した場合には組織片の通過を自在にし、かつ前記鉗
子部が前方側に移動した場合には組織片の通過を阻止す
る特性或いは構造を持つ付記1記載の連続生検具。
【0049】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、内視鏡
の鉗子チャンネルに挿通可能なシース部と、前記シース
部の先端から突没自在に設けられ、先端に開閉により生
体組織を切除する切除部を有する鉗子と、前記切除部の
手元側に配置され切除した組織片の収納部とを具備し、
前記シース部と前記鉗子の相対移動により生体組織を切
除し、複数の切除した組織片を前記収納部に収納する連
続生検具において、前記収納部の内腔の軸中心方向に突
出し、切除した組織片を係止する係止部材を前記シース
部の先端に設けているので、簡単な構造で、切除された
組織片が、収納部に確実に収納されるため、連続的な組
織採取に支障を来さない。また組織は採取された順に収
納部に収納されるため、採取場所と採取組織の相関を保
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の連続生検具の全体
図、
【図2】図1の先端側の詳細な構造を示す断面図。
【図3】組織を切除した状態の垂直断面及び水平断面を
示す図。
【図4】切除した組織片を収納部に移動する過程を示す
図。
【図5】収納部から複数の切除組織を回収する過程を示
す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の連続生検具の先端
側の詳細な構造を示す断面図。
【図7】切除した組織片を収納部に移動する過程を示す
図。
【図8】従来例の連続生検具の先端側の構造を示す断面
図。
【図9】他の従来例の連続生検具の先端側の構造を示す
断面図。
【符号の説明】
1…連続生検具 2…挿入部 3…操作部 4…シース部 5…先端硬質部 6…鉗子部 7a,7b…カップ 8a,8b…アーム部 9…直線部 10…接続部材 11…操作ワイヤ 12…スライダ 13a,13b…V字状突起 14…収納部 15…キャップ 16a,16b…スリット 17a,17b…フック 19…組織 20…組織片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 耕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 篠塚 実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシ
    ース部と、前記シース部の先端から突没自在に設けら
    れ、先端に開閉により生体組織を切除する切除部を有す
    る鉗子と、前記切除部の手元側に配置され切除した組織
    片の収納部とを具備し、前記シース部と前記鉗子の相対
    移動により生体組織を切除し、複数の切除した組織片を
    前記収納部に収納する連続生検具において、 前記収納部の内腔の軸中心方向に突出し、切除した組織
    片を係止する係止部材を前記シース部の先端に設けたこ
    とを特徴とする連続生検具。
JP30215296A 1996-11-13 1996-11-13 連続生検具 Expired - Fee Related JP4175675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30215296A JP4175675B2 (ja) 1996-11-13 1996-11-13 連続生検具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30215296A JP4175675B2 (ja) 1996-11-13 1996-11-13 連続生検具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10137251A true JPH10137251A (ja) 1998-05-26
JP4175675B2 JP4175675B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=17905542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30215296A Expired - Fee Related JP4175675B2 (ja) 1996-11-13 1996-11-13 連続生検具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175675B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353156A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用生検鉗子
JP2008528109A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッド 生検鉗子
JP4545916B2 (ja) * 2000-11-21 2010-09-15 オリンパス株式会社 内視鏡用鉗子
JP2011024789A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Hoya Corp 内視鏡用生検鉗子
US7909850B2 (en) 1999-10-25 2011-03-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps for medical use
JP2011511926A (ja) * 2007-08-02 2011-04-14 プレアナリティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 試料を固定する/安定化するための方法及び装置
US7942896B2 (en) 2003-11-25 2011-05-17 Scimed Life Systems, Inc. Forceps and collection assembly and related methods of use and manufacture
US8083686B2 (en) 2003-09-10 2011-12-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use
JP5452783B1 (ja) * 2012-05-10 2014-03-26 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用処置具
JP2016538979A (ja) * 2013-10-30 2016-12-15 バイオスコープエックス アーペーエス 複数の検体バイオプシーのための内視鏡装置
US9681857B2 (en) 2003-06-18 2017-06-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments and methods of manufacture
CN111643201A (zh) * 2020-07-02 2020-09-11 西安交通大学口腔医院 一种口腔牙齿种植使用的夹持装置
CN113331881A (zh) * 2021-06-07 2021-09-03 苏州法兰克曼医疗器械有限公司 一种连续取样活检钳

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7909850B2 (en) 1999-10-25 2011-03-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps for medical use
JP4554769B2 (ja) * 2000-06-16 2010-09-29 Hoya株式会社 内視鏡用生検鉗子
JP2001353156A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用生検鉗子
JP4545916B2 (ja) * 2000-11-21 2010-09-15 オリンパス株式会社 内視鏡用鉗子
US9681857B2 (en) 2003-06-18 2017-06-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments and methods of manufacture
US8083686B2 (en) 2003-09-10 2011-12-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use
US8460205B2 (en) 2003-09-10 2013-06-11 Boston Scientific Scimed, Inc. Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use
US7942896B2 (en) 2003-11-25 2011-05-17 Scimed Life Systems, Inc. Forceps and collection assembly and related methods of use and manufacture
JP2008528109A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッド 生検鉗子
JP2011511926A (ja) * 2007-08-02 2011-04-14 プレアナリティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 試料を固定する/安定化するための方法及び装置
JP2011024789A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Hoya Corp 内視鏡用生検鉗子
JP5452783B1 (ja) * 2012-05-10 2014-03-26 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用処置具
JP2016538979A (ja) * 2013-10-30 2016-12-15 バイオスコープエックス アーペーエス 複数の検体バイオプシーのための内視鏡装置
CN111643201A (zh) * 2020-07-02 2020-09-11 西安交通大学口腔医院 一种口腔牙齿种植使用的夹持装置
CN113331881A (zh) * 2021-06-07 2021-09-03 苏州法兰克曼医疗器械有限公司 一种连续取样活检钳
CN113331881B (zh) * 2021-06-07 2022-09-02 苏州法兰克曼医疗器械有限公司 一种连续取样活检钳

Also Published As

Publication number Publication date
JP4175675B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5209755A (en) Dermal exciser
JP4081557B2 (ja) 内視鏡複数標本生検鉗子
US5779648A (en) Multi-motion cutter multiple biopsy sampling device
US5873886A (en) Surgical cutting apparatus
EP0573817B1 (en) Disposable biopsy forceps
US6139508A (en) Articulated medical device
JP4157183B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP3647863B2 (ja) 多数生検用検体の引き抜き装置
EP0702528B1 (en) Instrument for collecting multiple biopsy specimens
US5871453A (en) Moveable sample tube multiple biopsy sampling device
US7278971B2 (en) Endoscopic multiple biopsy forceps with swing member
US5573008A (en) Multiple biopsy sampling coring device
US5301684A (en) Biopsy needle
JPH09503404A (ja) 多数生検用検体の採取装置
US20060084885A1 (en) Endoscopic multiple biopsy forceps with swing member
JP2003534089A (ja) 手術用ステープリング器具
JPH09502898A (ja) 多数動作式の多数生検用検体の採取装置
JP2004507291A (ja) 経皮的生検用器具
JPH10137251A (ja) 連続生検具
JP2021058728A (ja) マイクロ鉗子
JP3810157B2 (ja) 吸引生検具
JP3649730B2 (ja) 持ち運び型の検体管式の多数生検用検体採取装置
JP3968962B2 (ja) 切除片回収具
WO2002024077A1 (en) Automated core biopsy instrument and methods
JP4132343B2 (ja) 生検鉗子

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061124

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061129

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees