JP2004507291A - 経皮的生検用器具 - Google Patents
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Abstract
それの近位端にハンドルを備え、それの遠位端(3)に切削刃(4)を備える注射針装置(2)と、前記注射針装置(2)内に挿入できるマンドレル手段(10)とを備える経皮的生検用の器具(1)であって、前記注射針装置(2)が実質的に一定の内径を有する実質的に円筒形の中空体を含んでおり、本器具(1)が前記注射針装置(2)の内側に組織サンプル(16)を閉塞するために適した閉塞手段(5、6、7)を含んでおり、前記閉塞手段(5、6、7)が前記注射針装置(2)の内側にスライド可能に結合されている器具。
Description
【0001】
本発明は、軟組織および硬組織の両方の経皮的生検(生体組織検査)器具に関し、特に患者の身体から有機組織のサンプルを採取するための器具に関する。
【0002】
従来技術では、様々な長さおよび径の中空円筒の形状を有し、それの一端、つまりいわゆる近位端に手術者が針を保持して操作することを可能にするために適したハンドルが備えられ、他方の端、つまりいわゆる遠位端に周囲組織から採取すべき組織サンプルを少なくとも部分的に分離することを可能にするために適した切刃が備えられている針を含んでいる、硬組織の経皮的生検用の針型器具が知られている。
【0003】
その針には、針内をスライドできるような寸法に作られているスチール製ロッドから成るマンドレルが装備されていて、前記ロッドには、さらに針の遠位端から伸びていて、骨髄組織に到達できるように特に硬い、骨組織の表面層を穿孔できるように設計された鋭端が備えられている。
【0004】
生検は、マンドレルの鋭端が骨に接触してその表面層を穿孔して骨髄組織に到達するまで、患者の皮膚および筋肉を通して針を推進かつ回転させることによって実施される。
【0005】
その後マンドレルは針から抜去されるが、針はさらに、針の遠位切削端が周囲組織から大まかに円筒状の組織部分を切断し、その組織部分を針の内側に取り込むように、圧力と回転の結合運動によって骨髄組織の内側へ押し進められて、この組織部分が採取すべき生検サンプルを構成する。だが上記のサンプルは、まだその遠位端の周囲にある組織、すなわち針の外側へ向いている端へ接続されている。
【0006】
周囲組織からのサンプル遠位端の分離を生じさせるために、針はそれの長手軸に実質的に垂直な方向へ回転かつ振動させられ、最終的に患者の身体から抜去される。
【0007】
しかしこの操作は概して患者にとって重大な外傷を引き起こすが、それは針に与えられるこの運動、特に振動運動が骨組織における多数の微小骨折を引き起こすためであり、これが患者にとって強度の苦痛を発生させ、回復期間を長引かす。
【0008】
さらにその上、周囲組織から切断された組織サンプルが実際に採取される保証はないが、それは針に与えられる運動がサンプルの遠位端を切断するのに不十分な可能性があり、この場合には周囲組織から分離されないためであり、さらにサンプルがたとえ周囲組織から分離されても針が抜去されるときに針から部分的に突き出るために損傷してしまう、または完全に突き出るために患者の身体の内側に残留してしまう可能性があるためである。どちらの場合も、また別の位置でサンプル収集の操作を繰り返さなければならないので、その結果として患者にとって顕著な外傷の悪化および苦痛が引き起こされる。
【0009】
さらに、上記で説明したものに類似する針およびマンドレルを含んでいて、このとき針がその遠位端で先細になっている硬組織の経皮的生検器具が知られている。この器具には、針が患者の身体に挿入されて採取すべき組織サンプルを内側に取り込んだ後に針の近位端を通して挿入される閉塞要素が備えられている。
【0010】
閉塞要素は、それを針の内壁の領域と針内に取り込まれる組織サンプルとの間に挿入できるように成形されている。閉塞要素が中空円筒の先端の先細区間に向かって押し進められると、閉塞要素は中空円筒の内壁の反対側の領域に組織サンプルを押し付けることができるように半径方向の内向きへ湾曲させられる。従って、組織サンプルは、前記組織サンプル、閉塞要素および針内壁の間で発生する摩擦作用の結果として閉塞されたままとなる。
【0011】
組織サンプルが閉塞されるので、サンプル遠位端を周囲組織から分離するために必要な操作はより容易になり、さらに特に患者にとって外傷性である針の振動運動を与えずに針を単純に回転させるだけで十分であるために患者にとってより低外傷性となる。さらに、組織サンプルが針の内側に閉塞されるので、サンプルが損傷することはあり得ず、針が患者の身体から抜去されるときに針から突き出ることはあり得ない。
【0012】
閉塞要素は概して、1区間の円筒面の形状を有する極めて薄い、反ったブレードである。この反ったブレードには、極めて破損し易く、同時にその挿入中に反ったブレードがサンプルの近位端を閉塞する場合にサンプルを破損させる可能性があるという欠点がある。このため、生検を実施する手術者の手先の熟練が必要とされる。さらにこの上、閉塞要素がこの機能を実施できるためには針の遠位端が先細である必要があるが、このためには針の製造原価の増加が伴う。
【0013】
さらにまた、従来技術からはいわゆる「ギロチン」タイプの、例えば肝、腎、肺組織等のような軟組織についての生検を行うために適した針が知られている。これらの針は、それの先端の近くに採取すべきサンプルを受け入れるために例えばマンドレル区間に沿って作られた扁平部分によって入手される受座が作られている実質的に円筒形のマンドレルと、および前記マンドレルに外部からスライド可能に結合された切削端を備えた中空針とから構成されている。受座は、それについて実施される病理組織検査のために十分なサイズの組織サンプルを受け入れることができるような寸法を有している。
【0014】
生検を実施するためには、このツールは患者の身体内に挿入され、マンドレルは先端だけが針から突き出るように中空針の内側に引っ込められる。マンドレルの先端がそこからサンプルを採取すべき患者の身体の領域に到達すると、マンドレルは針とマンドレルの間での軸方向滑りによって針から突き出される。従って、マンドレルの周囲の組織部分は前記マンドレル上に入手された受座内に入っていく。その後中空針は、それが前記受座を覆うまで移動させられ、その結果としてギロチンのように行動する中空針の切削端が周囲組織から前記受座内に入った組織部分を分離する。
【0015】
これらの針には、前記受座内に入った組織量が必ずしも生検試験のために十分ではないという欠点があり、これは組織サンプルの採取が頻回に繰り返されなければならないことを意味し、結果として患者にとっての難儀を伴う。
【0016】
そこで本発明の目的は、使用法が単純かつ容易であり、上記の欠点を含んでおらず、妥当な費用で製造され、さらに生検遂行中における患者の苦痛を最小限に抑えることができる、硬組織または軟組織の両方の経皮的生検用の器具を提供することを目的とする。
【0017】
本発明に従うと、それの近位端にハンドルおよびそれの遠位端に切削刃を備える注射針装置、前記注射針装置内に挿入できるマンドレルを含んでいる器具であって、前記注射針装置は実質的に一定の径を有しており、このとき前記注射針装置の内側に組織サンプルを閉塞するために適した閉塞手段を含んでいて前記閉塞手段が前記注射針装置の内側にスライド可能に結合されていることを特徴とする組織の経皮的生検用の器具が提供される。
【0018】
本発明に従った器具は、注射針装置の先細の遠位端、または組織サンプルのための受座を用意することを必要とせずに、組織サンプルが注射針装置の内側に単純かつ確実に閉塞されることを可能にする。さらに、閉塞手段は、特に例えば骨髄組織のような硬組織のサンプルを採取しなければならない場合に閉塞手段が組織サンプルに対して閉塞されたときに閉塞手段が破損するリスクを回避できるように注射針装置と結合されている。
【0019】
本発明は、純粋に例証するためで限定することを目的としていない上記の説明、および添付の図面を参照するとより明確に理解かつ実施することができる。
【0020】
図1では、それの近位端に用意された円筒形中空体2と、円筒形中空体2から取り外し可能な図示されていない操作ハンドルとから成る注射針装置を備える本発明に従った器具が1で示されている。円筒形中空体2は実質的に一定の径を有し、先細ではない遠位端3および切削刃4が備えられており、その遠位端3は患者の身体内およびそこからサンプルを採取すべき組織内へ貫通するために適している。
【0021】
円筒形中空体2の内側では、例えばそれの遠位端で第1弾性体薄板6および第1薄板6に面する第2弾性体薄板7で終了し、前記薄板が1区間の円筒面の形状を有する継続円筒形中空体5から成る閉塞手段5、6、7がスライド可能に結合されている。前記薄板6、7の少なくとも1つ、例えば第2薄板7には、中空円筒の外側に向かって伸びる中空円筒2の壁の中に作られた開口部9内に挿入するのに適した突出部8が備えられている。他方の薄板、すなわち第1薄板6には前記突出部8の前に配置された穴16が備えられている。閉塞手段5、6、7が製造されるときには、穴16を使用して第2薄板7に突出部8を作製するために適したパンチが導入される。
【0022】
継続円筒形中空体5は針2の内側で、薄板6および7の遠位端が実質的に針2の遠位端3と整列していて、突出部8がスロット9内に挿入されている図1および2に示されている第1位置と、薄板6および7の遠位端が針2の遠位端4から突き出ていて、突出部8が完全に針2の内側にあり、第2薄板7が針2の軸に向かって湾曲している図3に示されている第2位置との間でスライド可能である。
【0023】
器具1は、貫通する先端11を備えていて、患者の身体内に器具1をより容易に挿入するために継続円筒形中空体5内にスライド式で挿入できるマンドレル10によって完成する。
【0024】
器具1には、患者の身体内への前記注射針装置2の挿入中にスロットの縁が注射針装置2を閉塞することを防止できるようにスロット9を覆うために注射針装置2の外面上でスライドさせることができる図示されていない鞘装置を備えることができる。
【0025】
本発明に従った器具1は下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5は、薄板7の突出部8が針2のスロット9内へ挿入される前記第1位置で針2の内側に配置され、その結果として薄板6および7の遠位端は中空円筒2の遠位端3と実質的に整列する。その後マンドレル10は、マンドレル10の先端11が器具1の遠位端から突き出るまで継続円筒形中空体5内に挿入される。この時点で器具1は患者の身体内に導入され、器具1の遠位端がそこから組織サンプルが採取すべき領域に達するまで押し進められる。この段階で、器具1はマンドレル10を用いて貫通させられる。所望の位置に到達した後、マンドレル10(図2)は抜去され、器具1は採取すべき組織サンプル16が薄板6および7の間に取り込まれるまでさらに前進させられる。引き続いて、継続円筒形中空体5は器具1の遠位端3の方向にスライドさせられ、その結果として薄板6および7の遠位端は針2の遠位端3から突き出る。この操作中、薄板7の突出部8はスロット9を離れ、前記針の外側壁によって針2の内側に向かって押され、針2の軸に向かって第2薄板7を曲げさせる。従って第2薄板7は組織サンプル16に圧力をかけ、第2薄板7と第1薄板6との間に組織のサンプルを閉塞する。その後、周囲組織から組織のサンプル16の遠位端を分離させるために針2の軸の周囲でこの器具を回転させることができ、さらに器具1は、組織サンプル16が薄板6および7の間で閉塞されて前記器具が患者の身体から抜去される間に器具からはみ出ないことが保証された状態で、患者の身体から抜去することができる。
【0026】
図4では、図1〜3に示されている器具の別の実施形態が示されており、前記別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、薄板7の突出部8および中空針2のスロット9は、継続円筒形中空体5が前記遠位端3に向かって前進させられたときに、前記第2薄板7が実質的に第2薄板6に接触し、組織のサンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらに前記薄板7と第1薄板6との間に前記組織16を閉塞するまで、第2薄板7が高度に湾曲するような寸法にして配置されている。
【0027】
図5〜7では、本発明に従った器具の第2バージョンが示されている。
【0028】
器具1aは実質的に一定の径を有して切削刃4aを有する先細ではない遠位端3aを備えた第1円筒形中空体2aから成る注射針装置を含んでいる。
【0029】
閉塞手段5a、6a、7aは円筒形中空体2aの内側でスライド可能に結合されており、閉塞手段5a、6a、7aはそれの遠位端で、第1弾性体薄板6aおよび第1弾性体薄板6aに面する第2弾性体薄板7aで終了する継続円筒形中空体5aを含んでおり、前記薄板は1区間の円筒面の形状を有する。継続円筒形中空体5aには、継続円筒形中空体5aの近位端から薄板7aの初期区間まで伸びるスロット12が作られている。器具1aには継続円筒形中空体5a内に挿入でき、スロット12内にスライド可能に結合できるように成形された楔形端14が備えられた推進手段13が備えられている。
【0030】
推進手段13が継続円筒形中空体5a内に挿入されると、前記推進手段13の楔形端14がスロット12の端15に接触すると前記端14が薄板7aを針2aの軸に向かって、すなわち他方の薄板6aに向かって曲げさせ、従って前記薄板内に挿入された組織のサンプル16を圧力によって取り込む。
【0031】
図8および9では、本発明に従った第3バージョンの器具1bが示されている。
【0032】
器具1bは、切削刃4bとともに、実質的に一定の径を有して先細ではない遠位端3bを備えた円筒形中空体2bを含む注射針装置を含んでいる。
【0033】
円筒形中空体2bには、それの遠位端3bに、相互に正反対に面していて円筒形中空体2bの内側に向かって伸びる1対の突出部17、18が備えられている。
【0034】
この第3バージョンは、閉塞手段がそれの遠位端で1区間の円筒面の形状を有する単一弾性体薄板7bで終了する継続円筒形中空体5bから成る点が図1〜3に示されている第1バージョンと相違する。薄板7bには継続中空円筒5bの外側に向かって伸びる中空円筒2bの壁に作られた開口部9b内に挿入されるのに適している突出部8bが備えられている。本発明に従った器具の第3バージョン1bは、図1〜3に示されている第1バージョン1と全面的に類似して機能する。特に、継続円筒形中空体5bが器具1bの遠位端の方向にスライドさせられると、薄板7bの突出部8bはスロット9bを離れ、前記針の外側壁によって針2bの内側に向かって押し進められ、薄板7bを針2bの軸に向かって曲げさせる。そこで薄板7bは組織サンプル16に圧力をかけ、前記薄板7bと円筒体2bの反対側の壁との間に組織16のサンプルを閉塞する。
【0035】
図10では、図8および9に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、薄板7bの突出部8bおよび中空針2bのスロット9bは、継続円筒形中空体5bが前記遠位端3bの方向に前進させられたときに、前記第2薄板7bが実質的に第1薄板6bに接触し、周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記第2薄板7bと第1薄板6bとの間に閉塞するまでさらに第2薄板7bが大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0036】
図11および12では、本発明に従った生検用の第4バージョンの器具1cが示されている。
【0037】
この第4バージョンでは、円筒形中空体2cには、それの遠位端3cに、円筒形中空体2cの内側に向かって伸びる相互に正反対に面している1対の突出部17、18が備えられている。
【0038】
閉塞手段5c、6c、7cは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6c、7cで終了する継続円筒形中空体5cを含んでいる。各弾性体薄板6c、7cには、継続円筒形中空体5cの各突出部18、17と結合するのに適した各スロット20、19が備えられている。
【0039】
本発明に従った器具の第4バージョン1cは、図1〜3に示されている第1バージョン1と同様に機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5cは円筒形中空体2cの突出部17および18が薄板7cおよび6cの各スロット19、20内に挿入される第1位置で円筒形中空体2cの内側に配置される、その結果として薄板6cおよび7cの遠位端は円筒形中空体2cの遠位端3cと実質的に整列する。器具1cはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達し、前記サンプルが2つの薄板6cおよび7cの間に取り込まれるまでマンドレル10を用いて患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5cは円筒形中空体2cの遠位端の方向にスライドさせられ、その結果として薄板6cおよび7cの遠位端は前記遠位端3cから突き出る。この作動で、円筒形中空体2cの突出部17および18は薄板7c、6cのスロット19、20を離れ、前記薄板を円筒形中空体2cの内側に向かって押し進め、前記薄板を前記円筒形中空体2cの軸に向かって曲げさせる。そこで薄板6c、7cは、組織サンプルを周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去できるように、組織サンプル16に圧力をかけ、前記薄板6c、7cの間に前記組織サンプルを閉塞する。
【0040】
図13では、図11および12に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、円筒形中空体2cの突出部17および18ならびに薄板7cおよび6cのスロット19、20は各々、継続円筒形中空体5cが前記遠位端3cの方向に前進させられたときに、それらが実質的に相互に接触し、周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記薄板間に閉塞するまで第1薄板6cおよび第2薄板7cがかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0041】
図14および15では、本発明に従った生検用の第5バージョンの器具1dが示されている
【0042】
この第5バージョンでは、円筒形中空体2dには、それの遠位端3dに円筒形中空体2dの内側に向かって伸びる突出部17dが備えられている。
【0043】
閉塞手段5d、6d、7dは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6d、7dで終了する継続円筒形中空体5dを含んでいる。前記弾性体薄板6d、7dのうちの薄板7dには、継続円筒形中空体5dの突出部17dと結合するために適しているスロット19dが備えられている。
【0044】
本発明に従った器具の第5バージョン1dは、図9および10に示されている第4バージョン1cと同様に機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5dは、円筒形中空体2dの突出部17dが薄板7dのスロット19d内に挿入される第1位置で円筒形中空体2dの内側へ配置され、その結果として薄板6dおよび7dの遠位端は円筒形中空体2dの遠位端3dと実質的に整列する。器具1dはその後、以前に説明したようにマンドレル10を用いて、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが2つの薄板6dおよび7dの間に取り込まれるまで患者の身体内に挿入される。継続円筒形中空体5dはその後、円筒形中空体2dの遠位端3dの方向にスライドさせられ、その結果として薄板6および7dの遠位端は前記遠位端3dから突き出る。この作動では、円筒形中空体2dの突出部17dは薄板7dのスロット19dを離れ、前記薄板7dを円筒形中空体2dの内側へ向かって押し、前記薄板7dを円筒形中空体2dの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板7dは、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去できるように、組織サンプル16上に圧力をかけ、組織サンプル16を前記薄板7dと薄板6dとの間に閉塞する。
【0045】
図16では、図14および15に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、円筒形中空体2dの突出部17dおよび第2薄板7dのスロット19dは、継続円筒形中空体5dが前記遠位端3dの方向に前進させられたときに、第2薄板7dが実質的に第1薄板6dに接触し、周囲組織から組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記第2薄板7dと第1薄板6dとの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0046】
図17および18では、本発明に従った生検用の器具の第6バージョン1eが示されている。
【0047】
この第6バージョンでは、円筒形中空体2eには、それの遠位端3eに円筒形中空体2eの内側に向かって伸びる正反対に面している1対の突出部17e、18eが備えられている。
【0048】
閉塞手段5e、6e、7eは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6e、7eで終了する継続円筒形中空体5eを含んでいる。
【0049】
本発明に従った器具の第6バージョン1eは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5eは、薄板6e、7eの遠位端が円筒形中空体2eの突出部17e、18eに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板6eおよび7eが実質的に相互に平行かつ円筒形中空体2eの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2eの内側に配置される。器具1eはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2eの遠位端3e内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。継続円筒形中空体5eは、円筒形中空体2eの遠位端3eの方向にスライドさせられると、その結果として薄板6eおよび7eの遠位端は前記遠位端3eから突き出る。この作動では、円筒形中空体2eの突出部17e、18eが円筒形中空体2eの内側に向かって薄板6e、7eを押し、薄板6e、7eを円筒形中空体2eの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板6e、7eは円筒形中空体2eの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去することを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板6e、7eの間に閉塞する。
【0050】
図19では、図17および18に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2cの突出部17eおよび18eは、継続円筒形中空体5eが前記遠位端3eの方向に前進させられたときに、第1薄板6eおよび第2薄板7eが実質的に相互に接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板6e、7eの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0051】
図20および21では、本発明に従った生検用の器具の第7バージョン1fが示されている。
【0052】
この第7バージョンでは、円筒形中空体2fには、それの遠位端3fで円筒形中空体2fの内側に向かって伸びる突出部17fが備えられている。
【0053】
閉塞手段5f、6f、7fは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6f、7fで終了する継続円筒形中空体5fを含んでいる。
【0054】
本発明に従った器具の第7バージョン1fは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5fは、薄板7fの遠位端が円筒形中空体2fの突出部17fに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板6eおよび7fが実質的に相互に平行かつ円筒形中空体2fの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2fの内側に配置される。器具1fはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2fの遠位端3f内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5fが円筒形中空体2fの遠位端3fの方向にスライドさせられると、その結果として薄板6fおよび7fの遠位端は前記遠位端3fから突き出る。この作動では、円筒形中空体2fの突出部17fが円筒形中空体2fの内側に向かって薄板6f、7fを押し、薄板6f、7fを円筒形中空体2fの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板6f、7fは円筒形中空体2fの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去することを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板6fおよび7fの間に閉塞する。
【0055】
図22では、図20および21に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2fの突出部17fは、継続円筒形中空体5fが前記遠位端3fの方向に前進させられたときに、第2薄板7fが実質的に第1薄板6fに接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板7fと第1薄板6fの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0056】
図23および24では、本発明に従った生検用の器具の第8バージョン1gが示されている。
【0057】
この第8バージョンでは、円筒形中空体2gには、それの遠位端3gで円筒形中空体2gの内側に向かって伸びる突出部17gが備えられている。
【0058】
閉塞手段5g、6gは、それの遠位端で、1区間の円筒面の形状を有する1つの弾性体薄板7gで終了する継続円筒形中空体5gを含んでいる。
【0059】
本発明に従った器具の第8バージョン1gは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5gは、薄板7gの遠位端が円筒形中空体2gの突出部17gに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板7gが実質的に円筒形中空体2gの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2gの内側に配置される。器具1gはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2gの遠位端3g内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5gが円筒形中空体2gの遠位端3gの方向にスライドさせられると、その結果として薄板7gの遠位端は前記遠位端3gから突き出る。この作動では、円筒形中空体2gの突出部17gが円筒形中空体2gの内側に向かって薄板7gを押し、薄板7gを円筒形中空体2gの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板7gは円筒形中空体2gの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去されることを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板7gと円筒形中空体2gの面している内壁との間に閉塞する。
【0060】
図25では、図23および24に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2gの突出部17gは、継続円筒形中空体5gが前記遠位端3gの方向に前進させられたときに、第2薄板7gが実質的に第1薄板6gに接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板7gと第1薄板6gとの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0061】
図26では、本発明に従った生検用の器具の第8バージョン1gのまた別の実施形態が示されている。この実施形態では、円筒形中空体2gの遠位端3gは、円筒形中空体2gのマウスピースがそれの遠位端3gで継続円筒形中空体5gの内径に実質的に対応する形を有する寸法にされている狭くなった部分21、22で終了する。これは、薄板7gを組織サンプル16と円筒形中空体2gとの間により容易に挿入されることを可能にし、薄板7gが挿入されている間に組織サンプル16を損傷させるリスクを回避する。
【0062】
本発明に従った器具のこの実施形態は、好都合なことにも上記で説明した第4〜第7のいずれの実施形態においても採用することができる。
【0063】
図27では、円筒形中空体2gがそれの遠位端3gでフルートのマウスピース形を有する先端23で終了する本発明に従った器具の第8バージョンのさらにまた別の実施形態が示されている。これによって、本発明に従った器具は患者の身体内により容易に挿入することができる。
【0064】
本発明に従った器具の遠位端の先端の上記の形状は、好都合なことにもこの器具の上記で説明したバージョンのいずれにおいても採用できる。
【0065】
ここで弾性体薄板6、7;6a、7a;7b;6c、7c;6d、7d;6e、7e;6f、7f;7gは、特に本発明に従った器具を軟組織のサンプルを採取するために使用しなければならない場合に好都合なことにも先が尖っていることを述べておかなければならず、これは前記鋭端が、組織サンプルを切り取る操作をより容易にして、すでに言及したように周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了できるようにするために重要である。
【0066】
実際的な実施形態では、材料、寸法および構造に関する詳細はここに示したものとは相違する可能性があるが、それによって本発明の正当な範囲から逸脱することはなく、技術的にはそれらと同等である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第1バージョンの縦断面図である。
【図2】第2作動状態にある器具が示されている、図1と同様の断面図である。
【図3】第3作動状態にある器具が示されている、図1と同様の断面図である。
【図4】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第1バージョンの実施形態に関連する図3と同様の断面図である。
【図5】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第2バージョンの縦断面図である。
【図6】図4と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図7】図4の器具の細部の斜視図である。
【図8】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第3バージョンの縦断面図である。
【図9】図8と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図10】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第3バージョンの実施形態に関連する図9と同様の断面図である。
【図11】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第4バージョンの縦断面図である。
【図12】図11と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図13】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第4バージョンの実施形態に関連する図12と同様の断面図である。
【図14】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第5バージョンの縦断面図である。
【図15】図14と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図16】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第4バージョンの実施形態に関連する図15と同様の断面図である。
【図17】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第6バージョンの縦断面図である。
【図18】図17と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図19】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第6バージョンの実施形態に関連する図8と同様の断面図である。
【図20】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第7バージョンの縦断面図である。
【図21】図20と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図22】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第7バージョンの実施形態に関連する図21と同様の断面図である。
【図23】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第8バージョンの縦断面図である。
【図24】図23と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図25】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第8バージョンの実施形態に関連する図24と同様の断面図である。
【図26】図23および24の器具のまた別の実施形態の純断面図である。
【図27】本発明に従った器具のさらにまた別の実施形態の細部の縦断面図である。
本発明は、軟組織および硬組織の両方の経皮的生検(生体組織検査)器具に関し、特に患者の身体から有機組織のサンプルを採取するための器具に関する。
【0002】
従来技術では、様々な長さおよび径の中空円筒の形状を有し、それの一端、つまりいわゆる近位端に手術者が針を保持して操作することを可能にするために適したハンドルが備えられ、他方の端、つまりいわゆる遠位端に周囲組織から採取すべき組織サンプルを少なくとも部分的に分離することを可能にするために適した切刃が備えられている針を含んでいる、硬組織の経皮的生検用の針型器具が知られている。
【0003】
その針には、針内をスライドできるような寸法に作られているスチール製ロッドから成るマンドレルが装備されていて、前記ロッドには、さらに針の遠位端から伸びていて、骨髄組織に到達できるように特に硬い、骨組織の表面層を穿孔できるように設計された鋭端が備えられている。
【0004】
生検は、マンドレルの鋭端が骨に接触してその表面層を穿孔して骨髄組織に到達するまで、患者の皮膚および筋肉を通して針を推進かつ回転させることによって実施される。
【0005】
その後マンドレルは針から抜去されるが、針はさらに、針の遠位切削端が周囲組織から大まかに円筒状の組織部分を切断し、その組織部分を針の内側に取り込むように、圧力と回転の結合運動によって骨髄組織の内側へ押し進められて、この組織部分が採取すべき生検サンプルを構成する。だが上記のサンプルは、まだその遠位端の周囲にある組織、すなわち針の外側へ向いている端へ接続されている。
【0006】
周囲組織からのサンプル遠位端の分離を生じさせるために、針はそれの長手軸に実質的に垂直な方向へ回転かつ振動させられ、最終的に患者の身体から抜去される。
【0007】
しかしこの操作は概して患者にとって重大な外傷を引き起こすが、それは針に与えられるこの運動、特に振動運動が骨組織における多数の微小骨折を引き起こすためであり、これが患者にとって強度の苦痛を発生させ、回復期間を長引かす。
【0008】
さらにその上、周囲組織から切断された組織サンプルが実際に採取される保証はないが、それは針に与えられる運動がサンプルの遠位端を切断するのに不十分な可能性があり、この場合には周囲組織から分離されないためであり、さらにサンプルがたとえ周囲組織から分離されても針が抜去されるときに針から部分的に突き出るために損傷してしまう、または完全に突き出るために患者の身体の内側に残留してしまう可能性があるためである。どちらの場合も、また別の位置でサンプル収集の操作を繰り返さなければならないので、その結果として患者にとって顕著な外傷の悪化および苦痛が引き起こされる。
【0009】
さらに、上記で説明したものに類似する針およびマンドレルを含んでいて、このとき針がその遠位端で先細になっている硬組織の経皮的生検器具が知られている。この器具には、針が患者の身体に挿入されて採取すべき組織サンプルを内側に取り込んだ後に針の近位端を通して挿入される閉塞要素が備えられている。
【0010】
閉塞要素は、それを針の内壁の領域と針内に取り込まれる組織サンプルとの間に挿入できるように成形されている。閉塞要素が中空円筒の先端の先細区間に向かって押し進められると、閉塞要素は中空円筒の内壁の反対側の領域に組織サンプルを押し付けることができるように半径方向の内向きへ湾曲させられる。従って、組織サンプルは、前記組織サンプル、閉塞要素および針内壁の間で発生する摩擦作用の結果として閉塞されたままとなる。
【0011】
組織サンプルが閉塞されるので、サンプル遠位端を周囲組織から分離するために必要な操作はより容易になり、さらに特に患者にとって外傷性である針の振動運動を与えずに針を単純に回転させるだけで十分であるために患者にとってより低外傷性となる。さらに、組織サンプルが針の内側に閉塞されるので、サンプルが損傷することはあり得ず、針が患者の身体から抜去されるときに針から突き出ることはあり得ない。
【0012】
閉塞要素は概して、1区間の円筒面の形状を有する極めて薄い、反ったブレードである。この反ったブレードには、極めて破損し易く、同時にその挿入中に反ったブレードがサンプルの近位端を閉塞する場合にサンプルを破損させる可能性があるという欠点がある。このため、生検を実施する手術者の手先の熟練が必要とされる。さらにこの上、閉塞要素がこの機能を実施できるためには針の遠位端が先細である必要があるが、このためには針の製造原価の増加が伴う。
【0013】
さらにまた、従来技術からはいわゆる「ギロチン」タイプの、例えば肝、腎、肺組織等のような軟組織についての生検を行うために適した針が知られている。これらの針は、それの先端の近くに採取すべきサンプルを受け入れるために例えばマンドレル区間に沿って作られた扁平部分によって入手される受座が作られている実質的に円筒形のマンドレルと、および前記マンドレルに外部からスライド可能に結合された切削端を備えた中空針とから構成されている。受座は、それについて実施される病理組織検査のために十分なサイズの組織サンプルを受け入れることができるような寸法を有している。
【0014】
生検を実施するためには、このツールは患者の身体内に挿入され、マンドレルは先端だけが針から突き出るように中空針の内側に引っ込められる。マンドレルの先端がそこからサンプルを採取すべき患者の身体の領域に到達すると、マンドレルは針とマンドレルの間での軸方向滑りによって針から突き出される。従って、マンドレルの周囲の組織部分は前記マンドレル上に入手された受座内に入っていく。その後中空針は、それが前記受座を覆うまで移動させられ、その結果としてギロチンのように行動する中空針の切削端が周囲組織から前記受座内に入った組織部分を分離する。
【0015】
これらの針には、前記受座内に入った組織量が必ずしも生検試験のために十分ではないという欠点があり、これは組織サンプルの採取が頻回に繰り返されなければならないことを意味し、結果として患者にとっての難儀を伴う。
【0016】
そこで本発明の目的は、使用法が単純かつ容易であり、上記の欠点を含んでおらず、妥当な費用で製造され、さらに生検遂行中における患者の苦痛を最小限に抑えることができる、硬組織または軟組織の両方の経皮的生検用の器具を提供することを目的とする。
【0017】
本発明に従うと、それの近位端にハンドルおよびそれの遠位端に切削刃を備える注射針装置、前記注射針装置内に挿入できるマンドレルを含んでいる器具であって、前記注射針装置は実質的に一定の径を有しており、このとき前記注射針装置の内側に組織サンプルを閉塞するために適した閉塞手段を含んでいて前記閉塞手段が前記注射針装置の内側にスライド可能に結合されていることを特徴とする組織の経皮的生検用の器具が提供される。
【0018】
本発明に従った器具は、注射針装置の先細の遠位端、または組織サンプルのための受座を用意することを必要とせずに、組織サンプルが注射針装置の内側に単純かつ確実に閉塞されることを可能にする。さらに、閉塞手段は、特に例えば骨髄組織のような硬組織のサンプルを採取しなければならない場合に閉塞手段が組織サンプルに対して閉塞されたときに閉塞手段が破損するリスクを回避できるように注射針装置と結合されている。
【0019】
本発明は、純粋に例証するためで限定することを目的としていない上記の説明、および添付の図面を参照するとより明確に理解かつ実施することができる。
【0020】
図1では、それの近位端に用意された円筒形中空体2と、円筒形中空体2から取り外し可能な図示されていない操作ハンドルとから成る注射針装置を備える本発明に従った器具が1で示されている。円筒形中空体2は実質的に一定の径を有し、先細ではない遠位端3および切削刃4が備えられており、その遠位端3は患者の身体内およびそこからサンプルを採取すべき組織内へ貫通するために適している。
【0021】
円筒形中空体2の内側では、例えばそれの遠位端で第1弾性体薄板6および第1薄板6に面する第2弾性体薄板7で終了し、前記薄板が1区間の円筒面の形状を有する継続円筒形中空体5から成る閉塞手段5、6、7がスライド可能に結合されている。前記薄板6、7の少なくとも1つ、例えば第2薄板7には、中空円筒の外側に向かって伸びる中空円筒2の壁の中に作られた開口部9内に挿入するのに適した突出部8が備えられている。他方の薄板、すなわち第1薄板6には前記突出部8の前に配置された穴16が備えられている。閉塞手段5、6、7が製造されるときには、穴16を使用して第2薄板7に突出部8を作製するために適したパンチが導入される。
【0022】
継続円筒形中空体5は針2の内側で、薄板6および7の遠位端が実質的に針2の遠位端3と整列していて、突出部8がスロット9内に挿入されている図1および2に示されている第1位置と、薄板6および7の遠位端が針2の遠位端4から突き出ていて、突出部8が完全に針2の内側にあり、第2薄板7が針2の軸に向かって湾曲している図3に示されている第2位置との間でスライド可能である。
【0023】
器具1は、貫通する先端11を備えていて、患者の身体内に器具1をより容易に挿入するために継続円筒形中空体5内にスライド式で挿入できるマンドレル10によって完成する。
【0024】
器具1には、患者の身体内への前記注射針装置2の挿入中にスロットの縁が注射針装置2を閉塞することを防止できるようにスロット9を覆うために注射針装置2の外面上でスライドさせることができる図示されていない鞘装置を備えることができる。
【0025】
本発明に従った器具1は下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5は、薄板7の突出部8が針2のスロット9内へ挿入される前記第1位置で針2の内側に配置され、その結果として薄板6および7の遠位端は中空円筒2の遠位端3と実質的に整列する。その後マンドレル10は、マンドレル10の先端11が器具1の遠位端から突き出るまで継続円筒形中空体5内に挿入される。この時点で器具1は患者の身体内に導入され、器具1の遠位端がそこから組織サンプルが採取すべき領域に達するまで押し進められる。この段階で、器具1はマンドレル10を用いて貫通させられる。所望の位置に到達した後、マンドレル10(図2)は抜去され、器具1は採取すべき組織サンプル16が薄板6および7の間に取り込まれるまでさらに前進させられる。引き続いて、継続円筒形中空体5は器具1の遠位端3の方向にスライドさせられ、その結果として薄板6および7の遠位端は針2の遠位端3から突き出る。この操作中、薄板7の突出部8はスロット9を離れ、前記針の外側壁によって針2の内側に向かって押され、針2の軸に向かって第2薄板7を曲げさせる。従って第2薄板7は組織サンプル16に圧力をかけ、第2薄板7と第1薄板6との間に組織のサンプルを閉塞する。その後、周囲組織から組織のサンプル16の遠位端を分離させるために針2の軸の周囲でこの器具を回転させることができ、さらに器具1は、組織サンプル16が薄板6および7の間で閉塞されて前記器具が患者の身体から抜去される間に器具からはみ出ないことが保証された状態で、患者の身体から抜去することができる。
【0026】
図4では、図1〜3に示されている器具の別の実施形態が示されており、前記別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、薄板7の突出部8および中空針2のスロット9は、継続円筒形中空体5が前記遠位端3に向かって前進させられたときに、前記第2薄板7が実質的に第2薄板6に接触し、組織のサンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらに前記薄板7と第1薄板6との間に前記組織16を閉塞するまで、第2薄板7が高度に湾曲するような寸法にして配置されている。
【0027】
図5〜7では、本発明に従った器具の第2バージョンが示されている。
【0028】
器具1aは実質的に一定の径を有して切削刃4aを有する先細ではない遠位端3aを備えた第1円筒形中空体2aから成る注射針装置を含んでいる。
【0029】
閉塞手段5a、6a、7aは円筒形中空体2aの内側でスライド可能に結合されており、閉塞手段5a、6a、7aはそれの遠位端で、第1弾性体薄板6aおよび第1弾性体薄板6aに面する第2弾性体薄板7aで終了する継続円筒形中空体5aを含んでおり、前記薄板は1区間の円筒面の形状を有する。継続円筒形中空体5aには、継続円筒形中空体5aの近位端から薄板7aの初期区間まで伸びるスロット12が作られている。器具1aには継続円筒形中空体5a内に挿入でき、スロット12内にスライド可能に結合できるように成形された楔形端14が備えられた推進手段13が備えられている。
【0030】
推進手段13が継続円筒形中空体5a内に挿入されると、前記推進手段13の楔形端14がスロット12の端15に接触すると前記端14が薄板7aを針2aの軸に向かって、すなわち他方の薄板6aに向かって曲げさせ、従って前記薄板内に挿入された組織のサンプル16を圧力によって取り込む。
【0031】
図8および9では、本発明に従った第3バージョンの器具1bが示されている。
【0032】
器具1bは、切削刃4bとともに、実質的に一定の径を有して先細ではない遠位端3bを備えた円筒形中空体2bを含む注射針装置を含んでいる。
【0033】
円筒形中空体2bには、それの遠位端3bに、相互に正反対に面していて円筒形中空体2bの内側に向かって伸びる1対の突出部17、18が備えられている。
【0034】
この第3バージョンは、閉塞手段がそれの遠位端で1区間の円筒面の形状を有する単一弾性体薄板7bで終了する継続円筒形中空体5bから成る点が図1〜3に示されている第1バージョンと相違する。薄板7bには継続中空円筒5bの外側に向かって伸びる中空円筒2bの壁に作られた開口部9b内に挿入されるのに適している突出部8bが備えられている。本発明に従った器具の第3バージョン1bは、図1〜3に示されている第1バージョン1と全面的に類似して機能する。特に、継続円筒形中空体5bが器具1bの遠位端の方向にスライドさせられると、薄板7bの突出部8bはスロット9bを離れ、前記針の外側壁によって針2bの内側に向かって押し進められ、薄板7bを針2bの軸に向かって曲げさせる。そこで薄板7bは組織サンプル16に圧力をかけ、前記薄板7bと円筒体2bの反対側の壁との間に組織16のサンプルを閉塞する。
【0035】
図10では、図8および9に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、薄板7bの突出部8bおよび中空針2bのスロット9bは、継続円筒形中空体5bが前記遠位端3bの方向に前進させられたときに、前記第2薄板7bが実質的に第1薄板6bに接触し、周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記第2薄板7bと第1薄板6bとの間に閉塞するまでさらに第2薄板7bが大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0036】
図11および12では、本発明に従った生検用の第4バージョンの器具1cが示されている。
【0037】
この第4バージョンでは、円筒形中空体2cには、それの遠位端3cに、円筒形中空体2cの内側に向かって伸びる相互に正反対に面している1対の突出部17、18が備えられている。
【0038】
閉塞手段5c、6c、7cは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6c、7cで終了する継続円筒形中空体5cを含んでいる。各弾性体薄板6c、7cには、継続円筒形中空体5cの各突出部18、17と結合するのに適した各スロット20、19が備えられている。
【0039】
本発明に従った器具の第4バージョン1cは、図1〜3に示されている第1バージョン1と同様に機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5cは円筒形中空体2cの突出部17および18が薄板7cおよび6cの各スロット19、20内に挿入される第1位置で円筒形中空体2cの内側に配置される、その結果として薄板6cおよび7cの遠位端は円筒形中空体2cの遠位端3cと実質的に整列する。器具1cはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達し、前記サンプルが2つの薄板6cおよび7cの間に取り込まれるまでマンドレル10を用いて患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5cは円筒形中空体2cの遠位端の方向にスライドさせられ、その結果として薄板6cおよび7cの遠位端は前記遠位端3cから突き出る。この作動で、円筒形中空体2cの突出部17および18は薄板7c、6cのスロット19、20を離れ、前記薄板を円筒形中空体2cの内側に向かって押し進め、前記薄板を前記円筒形中空体2cの軸に向かって曲げさせる。そこで薄板6c、7cは、組織サンプルを周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去できるように、組織サンプル16に圧力をかけ、前記薄板6c、7cの間に前記組織サンプルを閉塞する。
【0040】
図13では、図11および12に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、円筒形中空体2cの突出部17および18ならびに薄板7cおよび6cのスロット19、20は各々、継続円筒形中空体5cが前記遠位端3cの方向に前進させられたときに、それらが実質的に相互に接触し、周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記薄板間に閉塞するまで第1薄板6cおよび第2薄板7cがかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0041】
図14および15では、本発明に従った生検用の第5バージョンの器具1dが示されている
【0042】
この第5バージョンでは、円筒形中空体2dには、それの遠位端3dに円筒形中空体2dの内側に向かって伸びる突出部17dが備えられている。
【0043】
閉塞手段5d、6d、7dは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6d、7dで終了する継続円筒形中空体5dを含んでいる。前記弾性体薄板6d、7dのうちの薄板7dには、継続円筒形中空体5dの突出部17dと結合するために適しているスロット19dが備えられている。
【0044】
本発明に従った器具の第5バージョン1dは、図9および10に示されている第4バージョン1cと同様に機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5dは、円筒形中空体2dの突出部17dが薄板7dのスロット19d内に挿入される第1位置で円筒形中空体2dの内側へ配置され、その結果として薄板6dおよび7dの遠位端は円筒形中空体2dの遠位端3dと実質的に整列する。器具1dはその後、以前に説明したようにマンドレル10を用いて、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが2つの薄板6dおよび7dの間に取り込まれるまで患者の身体内に挿入される。継続円筒形中空体5dはその後、円筒形中空体2dの遠位端3dの方向にスライドさせられ、その結果として薄板6および7dの遠位端は前記遠位端3dから突き出る。この作動では、円筒形中空体2dの突出部17dは薄板7dのスロット19dを離れ、前記薄板7dを円筒形中空体2dの内側へ向かって押し、前記薄板7dを円筒形中空体2dの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板7dは、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去できるように、組織サンプル16上に圧力をかけ、組織サンプル16を前記薄板7dと薄板6dとの間に閉塞する。
【0045】
図16では、図14および15に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の実施形態は軟組織における生検のために特に適している。この実施形態では、円筒形中空体2dの突出部17dおよび第2薄板7dのスロット19dは、継続円筒形中空体5dが前記遠位端3dの方向に前進させられたときに、第2薄板7dが実質的に第1薄板6dに接触し、周囲組織から組織サンプル16の分離を完了させ、さらにその上組織サンプル16を前記第2薄板7dと第1薄板6dとの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置されている。
【0046】
図17および18では、本発明に従った生検用の器具の第6バージョン1eが示されている。
【0047】
この第6バージョンでは、円筒形中空体2eには、それの遠位端3eに円筒形中空体2eの内側に向かって伸びる正反対に面している1対の突出部17e、18eが備えられている。
【0048】
閉塞手段5e、6e、7eは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6e、7eで終了する継続円筒形中空体5eを含んでいる。
【0049】
本発明に従った器具の第6バージョン1eは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5eは、薄板6e、7eの遠位端が円筒形中空体2eの突出部17e、18eに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板6eおよび7eが実質的に相互に平行かつ円筒形中空体2eの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2eの内側に配置される。器具1eはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2eの遠位端3e内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。継続円筒形中空体5eは、円筒形中空体2eの遠位端3eの方向にスライドさせられると、その結果として薄板6eおよび7eの遠位端は前記遠位端3eから突き出る。この作動では、円筒形中空体2eの突出部17e、18eが円筒形中空体2eの内側に向かって薄板6e、7eを押し、薄板6e、7eを円筒形中空体2eの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板6e、7eは円筒形中空体2eの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去することを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板6e、7eの間に閉塞する。
【0050】
図19では、図17および18に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2cの突出部17eおよび18eは、継続円筒形中空体5eが前記遠位端3eの方向に前進させられたときに、第1薄板6eおよび第2薄板7eが実質的に相互に接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板6e、7eの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0051】
図20および21では、本発明に従った生検用の器具の第7バージョン1fが示されている。
【0052】
この第7バージョンでは、円筒形中空体2fには、それの遠位端3fで円筒形中空体2fの内側に向かって伸びる突出部17fが備えられている。
【0053】
閉塞手段5f、6f、7fは、それの遠位端で、相互に面していて1区間の円筒面の形状を有する1対の弾性体薄板6f、7fで終了する継続円筒形中空体5fを含んでいる。
【0054】
本発明に従った器具の第7バージョン1fは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5fは、薄板7fの遠位端が円筒形中空体2fの突出部17fに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板6eおよび7fが実質的に相互に平行かつ円筒形中空体2fの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2fの内側に配置される。器具1fはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2fの遠位端3f内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5fが円筒形中空体2fの遠位端3fの方向にスライドさせられると、その結果として薄板6fおよび7fの遠位端は前記遠位端3fから突き出る。この作動では、円筒形中空体2fの突出部17fが円筒形中空体2fの内側に向かって薄板6f、7fを押し、薄板6f、7fを円筒形中空体2fの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板6f、7fは円筒形中空体2fの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去することを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板6fおよび7fの間に閉塞する。
【0055】
図22では、図20および21に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2fの突出部17fは、継続円筒形中空体5fが前記遠位端3fの方向に前進させられたときに、第2薄板7fが実質的に第1薄板6fに接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板7fと第1薄板6fの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0056】
図23および24では、本発明に従った生検用の器具の第8バージョン1gが示されている。
【0057】
この第8バージョンでは、円筒形中空体2gには、それの遠位端3gで円筒形中空体2gの内側に向かって伸びる突出部17gが備えられている。
【0058】
閉塞手段5g、6gは、それの遠位端で、1区間の円筒面の形状を有する1つの弾性体薄板7gで終了する継続円筒形中空体5gを含んでいる。
【0059】
本発明に従った器具の第8バージョン1gは下記に説明するように機能する。まず最初に、継続円筒形中空体5gは、薄板7gの遠位端が円筒形中空体2gの突出部17gに対してわずかに後方に配置される第1位置で、薄板7gが実質的に円筒形中空体2gの長手軸に平行となるように、円筒形中空体2gの内側に配置される。器具1gはその後、上記で説明したように、組織サンプルを採取するための所望の位置に到達して前記サンプルが円筒形中空体2gの遠位端3g内に取り込まれるまでマンドレル10を使用して患者の身体内に挿入される。その後、継続円筒形中空体5gが円筒形中空体2gの遠位端3gの方向にスライドさせられると、その結果として薄板7gの遠位端は前記遠位端3gから突き出る。この作動では、円筒形中空体2gの突出部17gが円筒形中空体2gの内側に向かって薄板7gを押し、薄板7gを円筒形中空体2gの軸方向へ曲げさせる。そこで薄板7gは円筒形中空体2gの内壁と組織サンプル16との間に挿入され、組織サンプル16を周囲組織から分離し引き続いて患者の身体から抜去されることを可能にするように、組織サンプル16上に圧力をかけ、前記組織サンプル16を薄板7gと円筒形中空体2gの面している内壁との間に閉塞する。
【0060】
図25では、図23および24に示されている器具のまた別の実施形態が示されており、前記また別の器具は特に軟組織における生検のために適している。この実施形態では、円筒形中空体2gの突出部17gは、継続円筒形中空体5gが前記遠位端3gの方向に前進させられたときに、第2薄板7gが実質的に第1薄板6gに接触し、組織サンプル16の周囲組織からの分離を完了させ、さらにその上前記組織サンプルを前記薄板7gと第1薄板6gとの間に閉塞するまでかなり大きく湾曲させられるような寸法にして配置される。
【0061】
図26では、本発明に従った生検用の器具の第8バージョン1gのまた別の実施形態が示されている。この実施形態では、円筒形中空体2gの遠位端3gは、円筒形中空体2gのマウスピースがそれの遠位端3gで継続円筒形中空体5gの内径に実質的に対応する形を有する寸法にされている狭くなった部分21、22で終了する。これは、薄板7gを組織サンプル16と円筒形中空体2gとの間により容易に挿入されることを可能にし、薄板7gが挿入されている間に組織サンプル16を損傷させるリスクを回避する。
【0062】
本発明に従った器具のこの実施形態は、好都合なことにも上記で説明した第4〜第7のいずれの実施形態においても採用することができる。
【0063】
図27では、円筒形中空体2gがそれの遠位端3gでフルートのマウスピース形を有する先端23で終了する本発明に従った器具の第8バージョンのさらにまた別の実施形態が示されている。これによって、本発明に従った器具は患者の身体内により容易に挿入することができる。
【0064】
本発明に従った器具の遠位端の先端の上記の形状は、好都合なことにもこの器具の上記で説明したバージョンのいずれにおいても採用できる。
【0065】
ここで弾性体薄板6、7;6a、7a;7b;6c、7c;6d、7d;6e、7e;6f、7f;7gは、特に本発明に従った器具を軟組織のサンプルを採取するために使用しなければならない場合に好都合なことにも先が尖っていることを述べておかなければならず、これは前記鋭端が、組織サンプルを切り取る操作をより容易にして、すでに言及したように周囲組織からの組織サンプル16の分離を完了できるようにするために重要である。
【0066】
実際的な実施形態では、材料、寸法および構造に関する詳細はここに示したものとは相違する可能性があるが、それによって本発明の正当な範囲から逸脱することはなく、技術的にはそれらと同等である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第1バージョンの縦断面図である。
【図2】第2作動状態にある器具が示されている、図1と同様の断面図である。
【図3】第3作動状態にある器具が示されている、図1と同様の断面図である。
【図4】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第1バージョンの実施形態に関連する図3と同様の断面図である。
【図5】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第2バージョンの縦断面図である。
【図6】図4と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図7】図4の器具の細部の斜視図である。
【図8】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第3バージョンの縦断面図である。
【図9】図8と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図10】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第3バージョンの実施形態に関連する図9と同様の断面図である。
【図11】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第4バージョンの縦断面図である。
【図12】図11と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図13】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第4バージョンの実施形態に関連する図12と同様の断面図である。
【図14】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第5バージョンの縦断面図である。
【図15】図14と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図16】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第4バージョンの実施形態に関連する図15と同様の断面図である。
【図17】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第6バージョンの縦断面図である。
【図18】図17と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図19】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第6バージョンの実施形態に関連する図8と同様の断面図である。
【図20】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第7バージョンの縦断面図である。
【図21】図20と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図22】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第7バージョンの実施形態に関連する図21と同様の断面図である。
【図23】第1作動状態にある、本発明に従った器具の第8バージョンの縦断面図である。
【図24】図23と同様であるが、第2作動状態にある本発明に従った器具が示されている縦断面図である。
【図25】特に軟組織における生検のために適した、本発明に従った器具の前記第8バージョンの実施形態に関連する図24と同様の断面図である。
【図26】図23および24の器具のまた別の実施形態の純断面図である。
【図27】本発明に従った器具のさらにまた別の実施形態の細部の縦断面図である。
Claims (17)
- 遠位端(3;3a;3b;3c;3d;3e;3f;3g)に切削刃(4;4a;4b;4c;4d;4e;4f;4g)を備える注射針装置(2;2a;2b;2c;2d;2e;2f;2g)を含んでいる硬組織の経皮的生検(生体組織検査)用の器具(1;1a;1b;1c;1d;1e;1f;1g)であって、前記注射針装置が実質的に一定の内径を有する実質的に円筒形の中空体(2;2a;2b;2c;2d;2e;2f;2g)を含んでおり、このときさらに前記注射針装置(2;2a;2b;2c;2d;2e;2f;2g)の内側に組織サンプル(16)を閉塞するために適した閉塞手段(5、6、7;5a、6a、7a;5b、7b;5c、6c、7c;5d、6d、7d;5e、6e、7e;5f、6f、7f;5g、7g)を含んでいて、前記閉塞手段(5、6、7;5a、6a、7a;5b、7b;5c、6c、7c;5d、6d、7d;5e、6e、7e;5f、6f、7f;5g、7g)が前記注射針装置(2;2a;2b;2c;2d;2e;2f;2g)の内側にスライド可能に結合されていることを特徴とする器具。
- 前記閉塞手段(5、6、7;5a、6a、7a;5b、7b;5c、6c、7c;5d、6d、7d;5e、6e、7e;5f、6f、7f;5g、7g)が前記注射針装置(2;2a;2b;2c;2d;2e;2f;2g)の内側にスライド可能に結合されている継続円筒形中空体(5;5a;5b;5c;5d;5e;5f;5g)を含んでおり、およびそれの遠位端で、少なくとも1つの弾性体薄板手段(6、7;6a、7a;7b;6c、7c;6d、7d;6e、7e;6f、7f;7g)で終了する請求項1記載の器具(1;1a;1b;1c;1d;1e;1f;1g)。
- 前記少なくとも1つの弾性体薄板手段(6、7;6a、7a;7b;6c、7c;6d、7d;6e、7e;6f、7f;7g)が1区間の円筒面の形状を有する請求項2記載の器具(1;1a;1b;1c;1d;1e;1f;1g)。
- 前記少なくとも1つの薄板手段(7;7b)に前記注射針装置(2;2b)のスロット(9;9b)内へ挿入するのに適した突出部(8;8b)が備えられている請求項2または3記載の器具(1;1b)。
- 前記少なくとも1つの弾性体薄板手段(6、7;6a、7a;7b;6c、7c;6d、7d;6e、7e;6f、7f;7g)が第1薄板(6;6a;6c;6d;6e;6f)および前記第1薄板(6;6a;6c;6d;6e;6f)に面している第2薄板(7;7a;7c;7d;6e;7f)を含んでいる請求項2〜4のいずれかに記載の器具(1;1a;1c;1d;1e;1f)。
- 前記突出部(8;8b)が前記第2薄板(7;7b)に作られている請求項4から付加された請求項5記載の器具(1;1b)。
- 前記継続円筒形中空体(5a)に円筒形中空体(5a)の近位端から前記第2薄板(7a)のほぼ先頭まで伸びる長手スロット(12)が備えられている請求項5記載の器具(1a)。
- さらに前記第2薄板(7a)を前記第1薄板(6a)に向かって半径方向に押し進めるために適した推進手段(13)を含んでいる請求項7記載の器具(1a)。
- 前記推進手段(13)に楔形を有する端(14)が備えられており、前記端(14)が前記スロット(12)内に噛み合うために適している請求項8記載の器具(1a)。
- 前記円筒形中空体(2c;2d;2e;2f;2g)に前記円筒形中空体(2c;2d;2e;2f;2g)の内側に向かって伸びる少なくとも1つの突出部(17、18;17d;17e、18e;17f;17g)が備えられている請求項1〜5のいずれかに記載の器具(1c;1d;1e;1f;1g)。
- 前記少なくとも1つの突出部が1対の相互に面している突出部(17、18;17e、18e)を含んでいる請求項10記載の器具(1c;1e)。
- 前記少なくとも1つの弾性体薄板手段(6c、7c;6d、7d)が前記少なくとも1つの突出部(17、18;17d)と結合するために適している各スロット(19、20;19d)を含んでいる請求項10または11記載の器具(1c;1d)。
- 前記少なくとも1つの弾性体薄板手段が相互に面している1対の弾性体薄板(6c、7c)を含んでおり、前記弾性体薄板(6c、7c)の各々に前記突出部(17、18)の1つと結合するために適している各スロット(19、20)が備えられている請求項11から付加された請求項12記載の器具(1c)。
- 前記円筒形中空体(2g)の遠位端(3g)が細くなった部分(21、22)で終了し、円筒形中空体(2g)の入口部が前記遠位端(3g)で前記継続円筒形中空体(5g)の内径に実質的に一致する径を有するような寸法にされている請求項10〜13のいずれかに記載の器具(1g)。
- 前記円筒形中空体(2g)がそれの遠位端(3g)で傾斜形状を有する先端(23)で終了する先行請求項のいずれかに記載の器具(1g)。
- さらに前記継続円筒形中空体(5;5a;5b;5c;5d;5e;5f;5g)内に挿入できるマンドレル手段(10、11)を含んでいる先行請求項いずれかに記載の器具(1;1a;1b;1c;1d;1e;1f;1g)。
- さらに前記円筒形中空体(2;2b)上にスライドでき、前記スロット(9;9b)を被覆するために適している鞘装置を含んでいる請求項1〜7のいずれかに記載の器具(1;1b)。
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