JPS5929620Y2 - ポツトのハンドル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内容器を収容した外装体の下端に底部材を
螺合等の筒嵌合によって取付け、側周面に側方・・ンド
ルを設げるようなポット類のノ・ンドル装置に関する。

従来、この種ポットのハンドルは、縦長でほぼＣ形をな
し、上下両端部を外装体の外周面へ当てかい、外装体内
部からビスによって螺子能めするのが一般的であった。

しかるに、内部からのビス止め作業、特に、ハンドル上
端部のビス止め作業は、外装体上端側が小径とされる傾
向の故に容易でない。

そこで、第１図に示されるような、外装体Ａの上端に装
着して内容器Ｂの口部と接続される注ぎ口部材Ｃに対し
、ハンドルＤをその上端部が連続するよう一体威形して
、ハンドルＤの下端部を従来通り外装体Ａヘビス止めＥ
している。

しかるに、外装体Ａ周りは、前記・・ンドルＤ下端部の
ビス止めＥのほか、外装体ＡＶ端へ螺合Ｆ等の筒嵌合部
Ｇによって結合された底部材Ｈが、取扱い中に弛んだシ
して内容器Ｂの注ぎ口部材Ｃへの押し付けか甘くなシ、
内容器Ｂにガタッキを生じて破損することがあるから、
これを防止するために、外装体Ａおよび底部材Ｈの筒嵌
合部Ｇに対するビス止め１も施される。

そし〜で、このビス止め■は、外装体Ａ内から行うすべ
がなく、ビス頭部は外装体Ａ外面へ単独で突出し、目立
たないようにするには外装体Ａ表面にビス頭部を沈１せ
る凹部Ｊを形成しなげればならない手間が要るし、単独
露出は捷ぬがれず、外装体Ａの外観を悪くし、また、ね
じ込みの際にドライバー先端がビス頭部から外装体Ａ表
面へ滑って傷を付けてし１い、二流品にｌｆってし捷う
ことがある。

従って、ハンドルＤの下端部を、せっかく外装体Ａ内方
よりビス止めＥして、ビス頭部が外方へ露出しないよう
にしても、その配慮は生かされないものであった。

この考案は、外装体周りの特に作業がし難い内方からの
ビスＨ−めをさらに一箇所省略して・・ンドルの取付け
ができ、しかも外方露出不可避な底部材止着用ビス止め
のビス頭部を・・ンドル下端部へ露出させて外装体表面
の凹部加工等なく目立たないようにし、ポットの外観を
も向上させ得るポットのハンドル装置を提供することを
目的とするものである。

第２図に示される実施例につＬ・て説明すれば、１は外
装体であって金属板により筒状に形成されている。

２は外装体１内に収容される内容器であって、真空二重
瓶等からなる。

外装体１の上端には、合成樹脂製の注ぎ口部材３が弾性
嵌着４され、外装体１の下端にはその内縁巻部５゛で保
持した合成樹脂製螺子ワツパ６を有し、該螺子ワツパ６
の内周へ螺合７した筒嵌合部８で結合された合成樹脂製
底部材９を設け、該底部材９の中央部へ下方より螺合１
０した中螺子１１によって、内容器２の底部を押し上げ
、内容器２の口部２ａを前記注ぎ口部材３の皿形上面の
中央底部へ開設した給液口１２下面へバッキング１３を
介し押し付けて、給液口１２と内容器口部２ａとを気密
的に接続しである。

１４は給液口１２へ螺合１５した栓体である。

前記注ぎ口部材３の一例には、側方ハンドル１６をその
上端部が連続するよう一体成形してあり、ハンドル１６
の下端部１７は、その外面から前記外装体１および底部
材９の筒嵌合部８へねじ込んだビス１８により取付け、
該ビス１８をハンドル下端部取付けと、底部材止着に兼
用しである。

ビス１８の筒嵌合部８へのねじ込み箇所は、螺合７した
範囲としであるが、底部材９が螺子ワツパ６に対して回
動し弛みを生じるのを防止できればよく、螺合７した範
囲に限らないし、底部材９が他のへリコイド状突条の保
合その他によって取付ける筒嵌合部としてもよい。

ノ・ンドル下端部１７の外面には、前記ビス１８の頭部
１８ａを沈１せる凹部１９を形成しである。

凹部１９に蓋を設けてもよい。

この考案は上記のような横取であって、ハンドルの取付
けと、底部材の外装体への止着とが一本のビスでされ、
ハンドル取付けのために従来要していた内方からのビス
止めが省略されているから、外方からの一箇所でのビス
止めで足り、ハンドル取付けち・よび底部材止着の作業
が大幅に単純化し、さらに安価に供し得る。

また、前記外方からの一箇所のビス止めは、・・ンドル
下端部の外面から行うものであって、そのビスの頭部は
、従来のように外装体表面へ単独に露出するものでなく
、ハンドル下端部と共にその一部へ露出するから、ハン
ドルと共に極く自然な外観を呈して目立たないし、ハン
ドル下端部表面にビス頭部を沈１せる凹部を形成するこ
となどでさらに目立たないようにすることも容易であっ
て、外観をも向上させ得る。

しかも、・・ンドル下端部の締め付けは、外装ケース。

底部材、螺子ワツパと三重構造となってそれらの弾性が
スプリングワッシャーの如き役目を果すために、ゆるみ
防止効果が得られ、また、ノ・ンドル下端部の外方から
のビス止めは、従来のような欠点なく、逆にビスのゆる
み等発見し易く、ビス外れのために持ち運び時等に本体
が脱落したり倒れたりして火傷するようなことを防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のハンドル装置を示すポートの半部縦断側
面図、第２図はこの考案の一実施例を示す半部縦断側面
図である。 １・・・外装体、２・・・内容器、２ａ・・・口部、３
・・・注ぎ口部材、６・・・螺子ワツパ ７・・・螺合
、８・・・筒嵌合部、９・・・底部材、１６・・・・・
ンドル、１７・・・下端部、１８・・・ビス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外装体上部に装着して内容器口部と接続される注ぎ口部
   ＶＣ上端部が連続するよう一体威形された側方・・ンド
   ルを備え、該・・ンドルの下端部は、外装体と底部材と
   の螺合部を含む筒嵌合部分外周面へ当てがい、ハンドル
   の下端部をその外面から外装体および底部材の前記筒嵌
   合部分へねじ込んだビスにより取付け、該ビスを・・ン
   ドル下端部取付けと底部材止着に兼用したことを特徴と
   するポットのハンドル装置。