JPS5927376Y2 - 手提げ付折畳み容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は手提げ付折畳み容器に関するもので、その目的
とするところは手提げを丈夫で持ち易くすると共に全体
の組立てが簡単で、本体の断面が台形であっても扁平に
折り畳むことができるようにせんとするにある。

従来の手提げ付折畳み容器は、第１図乃至第３図に示す
如く、上面を形成する２つの上面１ａ、１ｂを一方の対
向側面２ ａ 、２ ｂの上縁に連設すると共に手提げ
３ ａ’、３ ｂ’を形成した２つの上面３ａ、３ｂを
他方の対向側面４ ａ 、４ ｂ上縁に連設し、第２図
の如く上方を開放して組立て、上方から収納物を収納し
、次いで上面３ａ、３ｂを水平に折曲して手提げ３ａ’
、３ｂ’を重合し、次いで上面１ａ、ｌｂを水平に折曲
し乍ら長溝１ａ’、ｌｂ’を重合した垂直の手提げ３ａ
’、３ｂ’に挿入し、第３図の如くのり代１ｂ″を側面
２ａ上部に固着して手提げ付折畳み容器を形成している
が、手提げ部分が単に２枚重合しているのみで分離して
いるので持った時不安定で持ち難く、上部を解放してお
き収納物を上方から収納してから上部を閉じるので組立
てに手数がか・す、本体が台形の場合は扁平に折畳むこ
とができないので保管、輸送が不便であるという欠点が
あった。

本考案は手提げの両側方側面を外方に開放し、底面中心
で折曲し、上面中央で端縁のり代を固着して環体となし
収納物を横から収納した后両側面を組み立てるようにし
て従来の欠点を除くようにしたものである。

次に添附第４図乃至第８図に示した本考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。

１０ａ、１０ｂは夫々上面の半分を形成する上半面、１
１ ａ、１１ ｂは一方の両側面、１２は底面、１３
ａ 、１３ ｂは他方の両側面で、上半面１０ ａの端
縁に２つの対称形手提げ１４ａ、１４ｂを連設し、その
端縁にのり代１４ｂ′を、他方の上半面１０ｂの端縁に
のり代１０ｂ′を連設し、他方の両側面１３ ａ 、１
３ ｂ端劇コ折曲片１３ａ’、１３ｂ′を連設しである
。

そして第４図の如く全体を平面状となし、その底面１２
の中心線Ａ−Ａを中心にして折曲し、第５図、第６図の
如くのり代１０ｂ′を上半面１０ ａ端縁内面に固着し
、更にのり代１４ｂ′を他方の上半面１０ｂの端縁外面
に固着して環体とする。

使用する時は第７図の如く両側面１３ ａ 、１３ ｂ
を外方に開放させた箱型となし、横から収納物を収納し
、突片１１ ａ’、１１ ｂ’を折曲し、折曲片１３ａ
’。

１３ｂ′を上面裏に挿入して第８図の如く組立てる。

本考案によると一方の両側面を外方に開放した状態で底
面中心より折曲して上面中央でのり代を固着して環体と
しているので、手提げ、上面、底面が予め形成された状
態で折り畳むことができ、組立てが極めて簡単であり、
手提げを丈夫にでき持ち易く、本体の断面が台形であっ
ても扁平に折畳むことができ便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来品の展開図、第２図は第１図を組立て上方
を解放した時の斜視図、第３図は第２図を完全に組立て
た時の斜視図、第４図は本考案の一実施例展開図、第５
図は扁平に折畳んだ時の正面図、第６図は第５図の右側
面図、第７図は使用時両側面を外方に開放した時の斜視
図、第８図は第７図を完全に組立てた時の斜視図である
。 １０ ａ 、１０ ｂ・・・・・・上半面、１０ｂ′・
・・・・・のり代、１１ａ、ｌｌｂ・・・・・・側面、
１１ ａ’、１１ ｂ’・・・・・・突片、１２・・・
・・・底面、１３ ａ 、１３ ｂ・・・・・・側面、
１３ ａ’、１３ ｂ’・・・・・・折曲片、１４ ａ
、１４ ｂ・・・・・・手提げ、１４ｂ・・・・・・
のり代。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面を形成する２つの上半面を中央で重合し、一方の上
   半面端縁に連設した２つの対称形手提げ部の頂部を折曲
   してその端縁に連設したのり代を重合した他方の上面に
   重合固着し、両側面上縁に連設した折曲片を上面両側下
   面に挿入してなる手提げ付折畳み容器。