JPS5926903Y2 - 調理機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理機に係り螺旋状の翼体を有する回転体を用
いて切削と搾りによるジュース加工な行う構成に関する
。

従来の遠心分離式のジューサの欠点である高速回転によ
る切削音の騒音発生、遠心分離篭による大型化、空気と
の接触酸化によるジュースのビタミンの破壊、使用後の
洗浄の手数等を除去するために改良されたジューサとし
て基端に投入口を形成し先端下面にフィルタを介してジ
ュース流出口を形成しかつ先端−側にかす排出口を有す
る水平状の円筒形絞りケース体内に螺旋状の翼体な有す
る回転体な軸架して螺旋状の翼体による材料の切削と切
削された材料の谷部における圧搾によってジュースを得
る手段が開発されているがジュースの材料がトマト、す
いか等の果肉質の多いものである場合は圧搾部の圧搾に
よっても果肉が繊維と充分に分離せず柔い果肉が繊維と
ともにかす排出口から排出されてしまう欠点があった。

本考案＆１１３上の問題に鑑み、絞りケース体の先端部
−側に開口させたかず排出口の開口度を前記排出口に臨
ませ弾性体で排出口を閉じる方向に附勢された調節体で
調節することにより果肉質の多い材料の場合はかす排出
口の面積を小さくしてかすの排出會おさえて材料が圧搾
部に滞溜する時間を長くするとともに圧搾力を強くし細
かい果肉質をジュースと共にフィルタより抽出し得るよ
うにするとともにかす排出口から押出される搾りかすの
圧力によって調節体を弾性体の圧力・に抗して押し開き
搾りかすを排出し得るようにしたものである。

次に本考案の実施例の構成を添付図面について説明する
。

１は調理根基体で、電動横並に伝導機構が収納される高
さを有する中空部より戊る電動機収納部２とこの電動機
収納部２の上部な支切板３で支切って形成された伝導機
構収納部４と前記電動機収納部２の下部を一側に延長し
た中空の支台部５とが形成されている。

前記電動機収納部２には電動機の減速装置な収納したギ
ヤケース６と一体になった電動機を収納したモータフレ
ーム７が図示されないゴムクッションを介在させてねじ
８で固定されている。

更に前記伝動機構収納部４に突設されたギヤケース６か
ら水平前方に突出された出力軸９にはカンプリング１０
が嵌着されこのカンプリング１０を包囲したクランプケ
ース１１がギヤケース６の嵌合部１２に嵌合されねじで
ギヤケース６ＶＣ固定されている。

更にクランプケース１１の外周より前記出力軸９と同軸
となるように前方を開口した中空円筒体よりなる嵌合筒
体１３を前方に突出させる。

更に嵌合筒体１３の開口縁には順次外方へ拡開される環
状の２段の嵌合段部１４．１５を形成上外側の嵌合段部
１５の下部周壁は前記支台部５の上方に水平に突出する
ように前方に延長されてケース受部１６が形成され、こ
のケース受部１６には回り止め用の数条の凹溝１７が先
端より軸方向に切込んで形成されている。

１８は調理機本体で円筒形絞りケース体１９とこの絞り
ケース体１９内に軸架される回転体２０とより威り、円
筒形絞りケース体１９は内径が先端に向って漸次縮小さ
れた略円筒形状に合成樹脂で成形され、この絞りケース
体１９は軸方向を水平方向にして基部は前記クランプケ
ース１１の嵌合筒体１３から延長したｙ−ス受部１６に
支持されるとともに下面に形成した数条の軸方向の突条
６０がケース受部１６の凹溝１７に係合されるようにな
っている。

更にこの絞りケース体１９０基端側のテース受部１６で
支持されている部分の上面には筒状の被調理材料投入口
２１が形成され、この投入口２１の上端開口部から被調
理材料を押圧する押棒２２が進退自在に挿通されている
。

またこの絞りケース体１９０ケース受部１６より前方に
突出される先端側下面にはジュース流出口２３が開口さ
れこのジュース流出口２３には多数の、Ｊ４Ｌ ２４を
形成したフィルタ２５が絞りケース体１９と内周面に沿
ってこの内周面と同一の円弧状に張設されこのフィルタ
２５の両側縁は前記絞りケース体１９の内面に突設され
た軸方向に長さを有するリブ２６．２６で弾性的に挾持
されている。

又ジュース流出口２３を囲繞してジュースが他へ飛散す
るのを防止する囲壁２７がジュース流出口２３よりも下
方へ突出され囲繞２７の下端は前記基体１の支台部５上
に支持されたジュース容器２８の上端に接近させるとと
もに下端開口がジュース容器２８の開口と略等しいか稍
大きくなるよつ［形成されジュース容器２８内へ外部か
らごみ等が介入するのを防止している。

さらに絞りケース体１９の先端の一側上部に内面に対し
て略接線方向でかつ水平方向に延長した正面がコ字型の
かす排出筒２９が突設され、このかす排出筒２９内の前
記絞りケース体１９の周壁にこの先端□接しでかす排出
口３０が開口され、とのかず排出口３０の開口度を可変
する調節体３１が絞りテース体１９の外周に沿って摺動
するように前記かす排出筒２９内に設けられる。

調節体３１は前記絞りケース体１９の外周面に当接され
る彎曲面よりなる摺動面３１ａと前記かす排出筒２９内
に支持されたコイルばねよりなる弾性体６２により調節
体３１が前方に向って押圧されている抑圧面３１ｂとか
す排出筒２９の開口を外方に向って狭小するよウニ傾斜
しでかす排出口３０に臨ませた傾斜面３１ｏとを備え更
に上面には脚片３２ａを有するつまみ３２が突設されて
いる。

更に調節体３１上の脚片３２ａは前記かす排出筒２９の
上ｉｖｃ形成され一端をかす排出筒２９の後端で開口し
た案内溝３３に摺動自在に係合されて居り案内溝３３の
開口近くにはストッパーとなろ突部３４が形成されてい
る。

また絞りケース体１９の先端面は端面板３５で密閉され
、この端面板３５の内面中心部には軸受凹部３６が形成
され、この軸受凹部３６には金属又は合成樹脂より戊る
軸受３７が嵌合固着されている。

また絞りケース体１９０基端開口部には中心に軸受３８
を嵌着固定したケース用蓋３９が開口部の外周の螺糸部
に螺着され、絞りケース体１９の端面のストッパー６１
とブース用蓋３９内端面のストツバ−（図示せず）が係
合した位置で絞りケース体１９０投入口２１が絞りケー
ス体１９の上面に位置したとき互に係止されるようにな
っている。

更にテース用蓋３９の外端面は前記クランプケース１１
ＶＣ，形成した嵌合筒体１３の係合段部１４．１５に係
合されこのケース用蓋３９の外端面より後方に突出した
嵌合筒部４０が前記クランプケース１１の嵌合筒体１３
に内接嵌合され嵌合筒体１３の内面と嵌合筒部４０の外
面には図示されない回り止め用平面部が夫々対応位置に
形成されるとともに嵌合筒体１３の平面部に突出し外部
より図示されないばねで附勢されている係合突起４１が
ケース用蓋３９の嵌合筒部４０の平面部に形成された係
合孔４２に係合してクランプケース１１の嵌合筒体１３
に対してテース用蓋体３９の回り止めと脱出防止がなさ
れている。

保合突起４１を附勢しているばねは伝導機構収納部４の
外部から挿入され押しボタン４３の押し下げによって圧
縮され保合突起４１を後退させるようになっている。

次に中空自転体２０は金属又は合成樹脂よりなり、この
回転体２００基端面ば成型時ニ助転体２０の軸心に挿入
された回転軸４４の一端を貫通させて一体成型された端
面板４５で密閉され先端面にゴム等の環状シール材４６
を介して密閉蓋４７が溶着又は接着固定されて回転体２
０内部を密閉している。

環状シール材４６は回転体２０の内壁にこの面よりも稍
内方に突出するように嵌着されこの環状シール材４６の
内面に密閉蓋４７の内面に突設した環状突起４８が圧着
されている。

又回転軸４４の他端は密閉蓋４７の内面中心部に取付け
られた／−ル材４９を介して密閉蓋４７を貫通している
。

又回転体２００基端部は前記絞りケース体１９０基端開
口部よりも外方に突出させこの突出部に絞りケース体１
９より回転体２０を引抜くための把持部５１が形成され
ている。

又密閉蓋４７の外面にはかす排出用リブ５０が突設され
切削及び圧搾動作によって回転体２０がテーパー状に後
方に向って拡開した絞りテース体１９内な後退して回転
体２０の前端面と絞りケース体１９の前端裏面との間に
隙間を生じた場合に絞りかすが入り込むのを防止してい
る。

尚回転軸４４の後端面はカップリング１０の前端面に当
着されているから回転体２０が無制限に後退するような
ことはない。

更に回転体１９な貫通して両端に突出した回転軸４４は
前記絞りケース体１９の軸受に回転自在に軸架され一方
の軸受３８から突出した回転軸４４の基端のカンプリン
グ部５２が前記出力軸９に固定されたカンプリング１０
に係脱自在に嵌合されている。

回転体２０の外周には螺旋状の翼体５３が一体に形成さ
れこの翼体５３は投入口２１の下方位置では山部が切削
刃部５４となり先方ではこの翼体５３間の谷部が圧搾部
５５を構成するよ５になっている。

そして翼体５３のピンチは基部から先方に向って漸次小
さく形成され、更に翼体５３の山部の径ａと谷部の径す
の差は先方に向って漸次小さくなりかつ翼体５３の外径
は前記絞りケース体１９の内周とわずかな一定の間隙Ｓ
が介在するように回転体２００基端より先方に向って小
径になっている従って前述の絞りケース体１９のフィル
タ２５係止用のリブ２６の高さは前記隙間Ｓよりも内方
に突出しないように形成されフィルタ２５の厚さはリブ
２６の高さよりも薄くなっている。

又投入口２１の下方に位置する切削刃部５４位置の翼体
５３のピンチｐは、投入口２１の内径ｄよりも和犬とし
、投入口２１の内径に略等しい被切削物が投入された場
合にこれが翼体５３間に挾持されながら前方へ送られて
投入口２の下端開口縁のエツジ部５６と翼体５３の切削
刃部５４によって切削されるようになっている。

更に前記圧搾部５５には、この位置の翼体５３の外径よ
りも低い多数の滑り止め及び細砕用の小突起５７が形成
されている。

次に５８はかす受は容器であり前記基体１０支台部５上
に前記ジュース容器２８に隣接して設けられた前記絞り
ケース体１９側の側面前方に開口した開口部５９に絞り
ケース体より突出したかず排出筒５９が挿入嵌合され更
にかす受げ容器５８の後端面は前記基体１の電動機収納
部２の前端面に当着され調理機本体１８使用時のかす受
は容器５８の外れ及び持ち運び時のか丁受は容器５８の
基体１からの脱落を防止している。

次［Ｊ７上の実施例の作用を説明する。

調理機本体１８のケース蓋３９より突出した回転軸４４
０力ンプリング部４０なカップリング１０に嵌合すると
ケース用蓋３９より後方に突出した嵌合筒体１３がクラ
ンプケース１１の嵌合筒体１３に内接嵌合され互に回り
止め平面部とこの平面部の係合突起４１と係合孔４２に
より絞りケース体１９０回り止めと係合がなされる。

同時に絞りケース体１９より前方に延長したケース受部
１６に絞りケース体１９０基部が支承されるとともにケ
ース受部１６の凹溝１７Ｖｃ絞りケース体の突条６０が
嵌合される。

次に電動機を駆動させ減速機構を介して出力軸９を回転
させることによりカンプリング１０を介して連結された
回転軸４４とこれと一体の回転体２０が回転する。

この状態で被調理材料投入口２１から被調理材料を投入
し押棒２２によって押動すると材料は回転体２０の切削
刃部５４と投入口２１の下端開口縁のエツジ部５６によ
って切削されながら螺旋状の翼体５３によって回転体２
０の先端側に移送される。

この場合、投入口２１の下方に位置する翼体５３のピッ
チｐが第９図に示すよ５［投入口２１の内径ｄよりも小
さい場合投入口２１の内径ｄと略等しい太ぎさの材料が
投入されると材料が切削刃部５４の上に載ってしまい螺
旋状翼体５３による移送が出来なくなる。

このため投入口２１の下方に位置する翼体５３のピンチ
ｐは投入口２１の内径よりも犬にする必要がある。

切削刃部５４で切削された材料は螺旋状の翼体５３によ
り前方へ移送され切削刃部５４に連続する翼体５３な有
する圧搾部５５に送り込まれ絞りケース体１９の内面と
回転体２０の谷部間で順次圧搾粉砕され抽出された液分
は下部のジュース流出口２３にフィルタ２５の１Ｊ−Ｔ
Ｌ２４を介して流出され、ジュース容器２８に流下され
る。

この際圧搾部５５においては翼体５３のピンチは漸次小
さく形成されるとともに翼体５３の山径ａと谷径すの差
も漸次小さくなっているから圧搾部５５の容積は先方に
向って漸次小さくなるから切削粉砕されて漸次容積が少
くなってゆく材料が先方に移行するにつれて進行速度が
低下し絞りの時間が長くなるとともに圧搾力が強くなり
繊維質と液及び果肉との分離が有効になされる。

又同時に圧搾部５５ｖＣ形威された多数の小突起５７は
圧搾部５５における強い圧力で送られる材料のスリップ
防止しかつ材料の細削作用をする。

又回転体２０は先方に向ってテーパー状に狭められた絞
りケース体１９内での圧搾によって後退しこの先端面と
絞りケース体１９の先端内面との間に隙間を生じ絞りか
すが介入するおそれがあるが密閉蓋４７の外面のリブ５
０によって排出口５９に排除される。

ジュース分を搾り採られた繊維分の搾りかすは回転体２
０の先端迄送られかす排出口３０からかす排出筒２９を
経てかす受容器５Ｂ中に排出される。

この際かす排出口３０は、弾性体６２で押された調節体
３１によって閉じられているため翼体５３に押されて排
出される搾りかすの圧力が弾性体５２の押圧力よりも小
さい場合はかす排出口３０は開かれず圧搾時間を延長し
かつ圧搾力が強められ果汁が充分に搾り出される。

次にかす排出口３０に絞りかすが或程度溜って調節体３
１の傾斜面３１ｏ’＆押す圧力が弾性体３１の圧力より
も犬となると搾りかすの圧力に応じて調節体３１が後退
しかす排出口３０が開きかすがかす排出筒２９よりかす
受げ容器５８に排除されろ。

かすの排除により調節体３１は弾性体６２に押されて再
びかす排出口３０を閉じる。

更に回転体２０は中空に形成したから成型時に中実のも
のに比べて極端な偏向による変形及びひげのための寸法
のばらつきを防ぐことが出来るから絞りケース体１９と
翼体５３との間隙Ｓに高い精度を要求される寸法精度が
出し易く、間隙ａを可及的に少くすることも出米又全体
を軽量化して取扱いを容易にしかつ材料費を軽減させる
ことも出来る。

次に調理機本体１８を絞りケース体１９と回転体２０と
に分解する場合は先ずケース用蓋３９とクランプケース
１１の嵌合筒体１３の係合を解くために嵌合筒体１３の
外部よりこの係合突起４１を押圧しているばねを押ボタ
ン４３で圧縮して押圧力を解き保合突起４１をケース用
蓋３９の嵌合筒部４０の係合孔４２から後退させて脱出
させ次に嵌合筒体１３より嵌合筒部４０を引抜くと同時
に嵌合筒体１３のケース受部１６の凹溝１７に係合した
絞りテース体１９の下部の突条６０も凹溝１７より脱出
し調理機本体１８が基体１から脱出される。

次に絞りケース体１９の開口部に螺着したケース用蓋３
９を螺脱すると、絞りケース体１９に嵌合された回転体
２０の後端の把持部５１が絞りケース体１９の後端より
突出しているからとの把持部５１を把持して一転体２０
を絞りケース体１９から引抜く。

本考案によれば水平状絞りケース体の先端−側に形成し
たかず排出口に臨ませて、とのかず排出口な閉じる方向
に弾性体によって附勢されかつ前記かす排出口から排出
される搾りかすの圧力によって押開かれる調節体を設け
たから絞りケース体とこのケース体内の回転体によって
圧搾され前方に送られる搾りかすはかす排出口で調節体
によって排出を阻止されるからケース体と回転体間に順
次圧送されながら滞溜して圧搾時間が延長されるととも
に強い圧搾力を作用させ、搾り効果を向上させ搾りかす
に含まれる果汁を可及的に減少させろことが出来る。

同時にかす排出口に搾りかすが溜り調節体に加わる搾り
かすの圧力が高くなるとこの搾りかすの圧力に応じて調
節体は弾性体の押圧力に抗して押開かれかす排出口に溜
った搾りかすを排除することが出来る。

そして搾りかすが排除されたかす排出口は再び弾性体の
復元力によって附勢された調節体によって自動的に閉じ
られ有効な搾り効果をあげることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施の一例を示すジューサの縦断側面
図、第２図は同上平面図、第３図は同上一部を切欠いた
正面図、第４図は同上絞りテース体の斜視図、第５図は
かす排出口部の正面図、第６図は同上横断平面図、第７
図は同上調節体の斜視図、第８図は同上す転体の側面図
、第９図は同上縦断側面図、第１０図は同上密閉蓋の正
面図である。 １９・・・絞りケース体、２０・・・回転体、２１・・
・投入口、２３・・・ジュース流出口、２５・・・フィ
ルタ、３０・・・かす排出口、３１・・・調節体、５３
・・・翼体、５４・・・切削刃部、５５・・・圧搾部、
６２・・・弾性体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基端側上筒に投入口を開口するとともに先端側下面にフ
   ィルタが介装されたジュース流出口を形成しかつ先端部
   −側にかす排出口を形成し内面な略円筒状に形成して軸
   方向を水平状にして設けられた絞りケース体と、この絞
   りケース体内に回転自在に軸架され前記投入口部に配設
   される切削刃部と前記ジュース流出口に臨ませた圧搾部
   とを構成する螺旋状の翼体とを備えた回転体とより成る
   調理機において、前記かす排出口に臨ませてこのかず排
   出口を閉じる方向に弾性体によって附勢されかつ前記か
   す排出口から排出される搾りかすの圧力によって押開か
   れる調節体を設けたことを特徴とする調理機。