JPS5926602B2 - 緩徐蒸散性殺虫シ−ト - Google Patents

緩徐蒸散性殺虫シ−ト

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Publication number
JPS5926602B2
JPS5926602B2 JP52159642A JP15964277A JPS5926602B2 JP S5926602 B2 JPS5926602 B2 JP S5926602B2 JP 52159642 A JP52159642 A JP 52159642A JP 15964277 A JP15964277 A JP 15964277A JP S5926602 B2 JPS5926602 B2 JP S5926602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
insecticidal
insecticidal sheet
slow
insecticide
Prior art date
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Expired
Application number
JP52159642A
Other languages
English (en)
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JPS5492620A (en
Inventor
邦勇 鈴木
山行 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUSO SHOJI KK
Original Assignee
NITSUSO SHOJI KK
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Publication date
Application filed by NITSUSO SHOJI KK filed Critical NITSUSO SHOJI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多数の微細孔を有する酢酸繊維素系プラスチッ
クシートを基材とし、これに常温で気化性の合成ピレス
ロイド系殺虫剤を含浸せしめてなる緩徐蒸散性殺虫シー
トに関する。
本願発明の殺虫シートは、例えば、家畜用首輪、家具の
内部(タンス、ロッカー、机の引出しの中等)、台所、
食堂、居室、浴室、便所、化粧室、売店、事務所、の壁
、車両の内部、ゴミ箱、ゴミバケツの内部、家具の裏側
等に配置して用いる。
従来、この種の殺虫シートをみるに必ずしも満足すべき
ものは少なかった。
例えば、薬液を一定期間中、一定速度で、効率よく蒸散
させることが困難で、場合によっては気化しにくく、又
あるときは薬液が液状で流出し、却って人畜に害を与え
ることがあった。
またその薬液にしても毒物及び劇物取締法及び薬事法の
規制に抵触し劇物又は劇薬と称せられるものが多く又か
ような薬液でなげれば効果が期待できなかった。
その上それらの薬剤は特異臭を放ち人畜に不快感を与え
るものが多くその特異臭を消去させるため芳香剤を共存
させてもその効果は極めて少なかった。
本発明者らは人畜に害を与えることな(また不快感を与
えない緩徐蒸散性殺虫体を得るべく鋭意研究した結果、
多数の微細孔を有する酢酸繊維素系プラスチックシート
を基材とし、これに常温で気化性の合成ピレスロイド系
殺虫剤を含浸せしめて得られる殺虫シートの発明を完成
した。
本発明の殺虫シートは人畜に害を与えることなく、また
不快感を与えるような臭い、刺激がない。
このため従来では不可能であった芳香剤との共存も可能
である。
本発明でいう微細孔を有する酢酸繊維素系プラスチック
とはセルロースアセテートを基材としスポンジ状の網目
構造をしたものであり、はとんどi すべての液体を含
浸できる部分的大きさの微細孔を持っている。
その内部に含有し得る液体量は最高98%までに及び、
芳香剤、殺虫剤等を含有しその放出をコントロールする
ことが可能である。
しかもその細孔径は10λ〜250人までの範囲; で
可変出来、液体が放出し、乾燥することによりその素材
は一〜□までに収縮する。
その市販 100 品の一例として米国モレキュロン・リサーチ社製造のポ
ロプラスチックがある。
この特殊プラスチックは細孔径を変えることにより各種
の芳香剤又は殺虫剤を含浸させることが出来、一定期間
、一定速度で放出させることが可能である。
また薬液放出後収縮する性質を利用し、感圧染料又は感
圧顔料と組合せることにより放出の終点を知るようにす
ることも可能である。
本発明で用いる合成ピレスロイド系殺虫剤とじ阿*ては
フェンプロパネート系のもので、これに天然香料、人造
香料および防臭剤を添加したものも用いられる。
フェンプロパネートはプロパン環を含む(1)式のよう
な構造を有する合成ピレスロイドで上記規制に抵触する
劇物又は劇薬ではなく、常温気化性にすぐれ又効果も殺
虫剤として屡々用いられるDDVPの約5倍の効力を有
し、ノミ、バエ、ダニ、ゴキブリ等に対し卓効を示すも
のである。
本発明において、合成ピレスロイド系殺虫剤と混合して
使用できる芳香剤としては上記の香料の中一種類を用い
てもよ(又調合香料でもよい。
香料とともに揮発保留剤、変調剤、その他香料工業に用
いられる種々の成分を添加しても差支えない。
本発明の殺虫シートは製造後使用開始まではプラスチッ
クフィルム、金属箔などで密封して保管する。
使用に際して開封して適当な場所に配置するのであるが
、配置作業を手軽にするために殺虫シートに直接に、あ
るいは殺虫シート保護板を介して両面接着材を裏打ちし
ておくのが便利である。
このような両面接着材としてはチューイングガム状の接
着材(例、コクヨ(株)製部品名「ひつつキ虫」)、両
面接着テープ、ごわごわの繊維のループのからみ合いを
利用するもの、等が用いられるが、本発明の殺虫シート
は殺虫剤の蒸散に従いソリを生ずる場合があるので2朋
以上、好ましくは3龍以上の厚みのある両面接着剤を用
いることが好ましい。
以下実施例によって本発明を更に具体的に説明するが本
発明はこれにより限定されるものではな実施例 1 含水ポロプラスチックMA70(モレキュロン社製)1
00部をとり、この中に含有する70%の水をアルコー
ル、次にベンゼンと置換し最後に殺虫剤フェンプロパネ
ート19部と置換し、これを含浸させた。
このシートを10 ’OmmX 30mmの大きさに切
断し、室温で内容積1m3のチャンバー中に入れて30
分間放置した後、フ化後3日目のイエバエ15対(30
匹)を入れ、その死出率及びKT5o(50%ノックダ
ウンタイム)を測定した。
結果を表−1に示す。表中/I61はシート作成後3時
間、A6.2は1ケ月間、A6.3は6ケ月間空気中に
放置した後チャンバー中に入れた。
44は対象品として従来の殺虫剤(DDVP)含浸塩素
化ポリエチレンシートを用い同様の試験をした結果であ
る。
表−1に見られる如く本発明の殺虫シートは従来品より
殺虫効果が高(、また6ケ月間空気中に放置したもので
あっても殺虫能力はほとんど低下していない。
実施例 2 ノミがたかってかゆがっていた飼犬(雑種、牝2才)首
輪の内側に実施例1で得た殺虫シートを張りつけた。
犬は特別嫌がる仕振りはなく、1日後にはノミはすっか
り退治され、かゆがらなくなった。
また首輪の当った部分の皮膚や毛に特別な変化は全然生
じなかった。
同様の試験を飼猫、台湾ザル、モルモット、およびウサ
ギに対して行なったが同様の結果を得た。
実施例 3 501ゴミパケツトの蓋の裏側に実施例1で得た殺虫シ
ート(3cIrLX4c1rL)を張りつけた。
バケツの中にショウジヨウバエの幼虫及び成虫約100
匹がわいた残飯及びゴキブリ成虫5匹を入れ、上記蓋を
した。
3時間後蓋を取って観察したところ、ショウジヨウバエ
の成虫及び幼虫は死滅しており、またゴキブリは死んで
はいなかったがもはや走り回る力はなく、そのまま放置
したところ死んだ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の殺虫シートの1実施態様を示す断面図
であり、図中1は殺虫シート本体、2は殺虫シート保持
板、3はチューインガム状面面接・ 着付、4はネット
、5は被張りつけ物を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の微細孔を有する酢酸繊維素系プラスチックシ
    ートを基材とし、これに常温で気化性の合成ピレスロイ
    ド系殺虫剤を含浸せしめてなる緩徐蒸散性殺虫シート。 2 両面接着剤で裏打ちされた特許請求の範囲第1項記
    載の殺虫シート。 3 家畜用首輪に用いる特許請求の範囲第1項記載の殺
    虫シート。 4 家具の内部に張りつげて用いる特許請求の範囲第2
    項記載の殺虫シート。 5 ゴミ箱、ゴミバケツの内部に張りつけて用いる特許
    請求の範囲第2項記載の殺虫シート。 6 車両の内部に張りつげて用いる特許請求の範囲第2
    項記載の殺虫シート。
JP52159642A 1977-12-27 1977-12-27 緩徐蒸散性殺虫シ−ト Expired JPS5926602B2 (ja)

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JP52159642A JPS5926602B2 (ja) 1977-12-27 1977-12-27 緩徐蒸散性殺虫シ−ト

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KR20190128318A (ko) 2018-05-08 2019-11-18 에스케이씨 주식회사 폴리비닐아세탈 수지 조성물 및 이를 포함하는 접합용 중간막

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JPS5492620A (en) 1979-07-23

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