JPS5926142Y2 - 合成樹脂製可撓性ホ−ス - Google Patents

合成樹脂製可撓性ホ−ス

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Publication number
JPS5926142Y2
JPS5926142Y2 JP1976165232U JP16523276U JPS5926142Y2 JP S5926142 Y2 JPS5926142 Y2 JP S5926142Y2 JP 1976165232 U JP1976165232 U JP 1976165232U JP 16523276 U JP16523276 U JP 16523276U JP S5926142 Y2 JPS5926142 Y2 JP S5926142Y2
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JP
Japan
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reinforcing body
synthetic resin
thin sheet
tube
hose
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Expired
Application number
JP1976165232U
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English (en)
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JPS5381421U (ja
Inventor
弘道 橘
Original Assignee
クラレプラスチツクス株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by クラレプラスチツクス株式会社 filed Critical クラレプラスチツクス株式会社
Priority to JP1976165232U priority Critical patent/JPS5926142Y2/ja
Publication of JPS5381421U publication Critical patent/JPS5381421U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5926142Y2 publication Critical patent/JPS5926142Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、管素材同志の融着性及び管内部強度が優れた
合成樹脂製可撓性ホースに関するものである。
硬質合成樹脂の螺旋状補強体と軟質合成樹脂の薄肉シー
ト管肉部とからできた可撓性ホースは、極めて軽量で、
取り扱い易く、可撓性にすぐれ、耐摩耗性も良好なので
、排気、送気、換気、集塵その他各種流体の輸送用とし
て広く使用されてきている。
しかしながら、この種のホースは、極めて軽量で可撓性
が良好なる特長をもたすためホース管内部肉厚を薄くし
なければならず、管内部薄肉シートのシート自身の強度
及びシート同志の接着強度が問題となる。
従来のこの種のホースの管構造は、ホース成形時に、硬
質合成樹脂の補強体を含んだ軟質合成樹脂の薄肉シート
を管戊形機のローラ一群に螺旋方向に巻回して、第1図
に示すごとく、該補強体1のない管肉部の位置3で薄肉
シード2同志を重ねて熱融着している。
しかしこの場合、成形時に重畳部の薄肉シートに十分な
押圧力がかからないため、熱融着が不均一で、ホース使
用時に薄肉シートの重畳部がしばしば剥離する欠点があ
った。
このため、前記構造のホースを得る手段として薄肉シー
トの管肉部で重畳し、熱融着を均一にしかも充分にする
ために押圧力を与える押さえローラーを使用する成形方
法もあるが、押圧力の調整が困難で、シートが薄肉でし
かも溶融軟化状態であるため、押圧の変動で管肉厚が変
動し易く、また押圧力が大きすぎると破れたりする欠点
がある。
そこで本考案者は第2図に示すように、薄肉シート2を
略平行四辺形にし、管素材同志の重畳融着部が、硬質合
成樹脂の補強体部1の底部4で実施されるようにし、熱
融着部を該補強体の押圧力で均一かつ充分に熱融着され
るようにした管構造のホースを検討した。
この構造においては管素材の重畳熱融着部の融着力(接
着力)は均一で充分あるが、ホースを長さ方向に引張る
と、補強体の硬さと管内部薄肉シートの硬さの相違いに
より、補強体と薄肉シートの際に応力集中が生じ、薄肉
シート自身よりイ氏い強度で、該際でホースが引き裂か
れる欠点がある。
本考案は、前述のような欠点をさらに改良し、管素材重
畳熱融着部が均一にしがも充分に融着し、ホース引張時
、管内部薄肉シート強度が充分にでるようにした管構造
を提供するものである。
すなわち、本考案は溶融押出された管肉部となる軟質合
成樹脂の薄肉シートとこの上に載置されるかまたはこの
中に埋入された硬質合成樹脂の補強体とからなる管素材
を螺旋状に重ねて熱融着して成形した合成樹脂製可撓性
ホースにおいて、管素材の断面形状において、補強体は
薄肉シートの一方の端部に載置または埋入され、薄肉シ
ートは該補強体存在部分の底面において該補強体存在部
分の幅の大略%から同一長にわたって先細となる勾配を
有する略平行四辺形をなしかつ前記補強体存在部分の端
部に略三角形の鰭を有し、前記補強体存在部幅面と鰭の
部分が先行する管素材に重なり順次熱融着してなること
を特徴とする合成樹脂製可撓性ホースである。
以下、本考案の一実施例にもとづいて図面により説明す
る。
第3図は、本考案の管素材が重畳融着した状態で、第4
図は、該管素材を拡大したものである。
まず第4図に示すように管素材の断面形状において、硬
質合成樹脂からなる補強体1は軟質合成樹脂よりなる管
内部薄肉シート2の一方の端部に位置し、薄肉シートは
該補強体が存在する位置の底面4で先細になるように勾
配をもつ略平行四辺形で、この勾配を有する部分は先行
する管素材6に重畳する。
この勾配部4の幅aは、硬質合成樹脂よりなる補強体が
存在する部分の幅すの約1y、から略同−長さとし、か
つ後続の管素材7が重畳してくる面5の勾配部の幅Cも
aと略同−である。
さらに、本考案においては、先行する管素材6に重なる
側の端すなわち補強体が存在する側の端部に該薄肉シー
ト2と同一材料(通常同時に押出し成形される)からな
る鰭Aを有する。
この鰭Aは第3図に示すように、先行する管素材6の薄
肉シートの上面平行部に重畳して熱融着される。
管素材の勾配部の幅a、 cは、ホース口径の小さい
場合は、補強体存在部幅すが小さいのでミ熱融着を、充
分にするのには、部幅すと略同じ長さが必要であるが、
ホース口径の大きい場合は部幅すの:大きいので、部幅
すの約%でも充分に管素材同志熱融着できる。
従来の管構造の一つである第2図のホースと、本考案の
ホースとのホースを長さ方向への引張り時の強度につい
て比較する。
なお、両ホースとも管内径150 mm、補強体間ピッ
チ20mm、補強体存在幅b8mm、管素材勾配部IM
a、cとも8mmで管内部肉厚は均一で0.7mmであ
る。
ただし本考案ホースは重畳部で、厚み0.6mm、巾3
mmの鰭Aが先行する管素材上に重なり、熱融着してい
る。
これらのホースを長さ方向にダンベル状に打ち抜き抗張
力、伸びを調べた結果、従来の管構造である第2図の構
造のホースは、補強体と管内部薄肉シートの際で必ず破
断し、抗張力5.6kg/cm、伸び184%であるが
、本考案のホースは、補強体と薄肉シートの際では破断
は全くせず管内部薄肉シート中央部で破断し、抗張力8
.2 kg/cm伸び297%で薄肉シート自身の強度
まで破断せず充分強度のあるものである。
このように、本考案のホースは、硬質合成樹脂よりなる
補強体部と管内部薄肉シートとの際に樹脂の硬さの相異
で生ずる応力集中を管素材の鰭Aで緩衝するようにし、
管内部薄肉シートそのものの強度か出るようにしてあり
、かつ管素材同志の熱融着は補強体部の下で重畳させ補
強体部の押圧力で均一に熱融着しているので、融着力(
接着力)は均一でしがも充分に熱融着している。
なお、管素材の管内部薄肉シートの断面形状は略平行四
辺形であるが、管素材の重なり部の勾配部が略対称であ
ればよく、卵重なり部の管内部肉厚は多少の勾配がつい
ていてもよい。
また、管素材の鰭Aの形状は、先行する管素材に重なっ
て熱融着できる形状であれば、いかなる形状でもよいが
望ましくは、第3,4図に示したような断面で先細とな
る三角形が好ましく殊に略直角三角形の形状が、重畳熱
融着し易く、かつホースを引張時にも、抗張力が充分に
発揮できる形状である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のホースの一部断面を含む倒置、
第3図は本考案のホースの一部断面を含む倒置、第4図
は本考案のホースを形成する管素材の断面装置であり、
1は補強体、2は薄肉シート、4は補強体存在部分の薄
肉シート底面部、Aは鰭部分である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶融押出された管肉部となる軟質合成樹脂の薄肉シート
    とこの上に載置されるかまたはこの中に埋入された軟質
    合成樹脂の補強体とからなる管素材を螺旋状に重ねて熱
    融着して成形した合成樹脂製可撓性ホースにおいて、管
    素材の断面形状において、補強体は薄肉シートの一方の
    端部に載置または埋入され、薄肉シートは該補強体存在
    部分の底面において該補強体存在部分の幅の大略%から
    同一長にわたって先細となる勾配を有する略平行四辺形
    をなし、かつ前記補強体存在部分の端部に略三角形の鰭
    を有し、前記補強体存在部分面と鰭の部分が先行する管
    素材に重なり順次熱融着してなることを特徴とする合成
    樹脂製可撓性ホース。
JP1976165232U 1976-12-08 1976-12-08 合成樹脂製可撓性ホ−ス Expired JPS5926142Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5381421U JPS5381421U (ja) 1978-07-06
JPS5926142Y2 true JPS5926142Y2 (ja) 1984-07-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5627934B2 (ja) * 2010-06-08 2014-11-19 株式会社ブリヂストン ホース
JP6554298B2 (ja) * 2015-03-17 2019-07-31 東拓工業株式会社 可撓性ホース

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3252483A (en) * 1963-11-26 1966-05-24 Air Reduction Flexible hose
JPS51119077A (en) * 1975-04-11 1976-10-19 Kuraray Plastics Co Process for making easily extensible and flexible plastic hoses

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