JP5627934B2 - ホース - Google Patents
ホース Download PDFInfo
- Publication number
- JP5627934B2 JP5627934B2 JP2010131063A JP2010131063A JP5627934B2 JP 5627934 B2 JP5627934 B2 JP 5627934B2 JP 2010131063 A JP2010131063 A JP 2010131063A JP 2010131063 A JP2010131063 A JP 2010131063A JP 5627934 B2 JP5627934 B2 JP 5627934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- layer
- reinforcing
- rubber layer
- bend
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
特に、補強部材が弾性体層の径方向外側に設けられた場合には、補強部材のオーバーラップ部に重なっている部分が、曲げによる応力が作用するオーバーラップ部を拘束するため、剥離が抑制される。
以下、本発明に係るホースの一例について、図面を参照しながら説明する。
内管ゴム層14は、ホース10の最内層を構成するゴム層である。この内管ゴム層14は、内側を通る流体(例えば、油など)の透過を抑制可能な材料、例えば、EPDM、NBR、又はCRなどのゴム材で構成されている。
第1補強層16は、内管ゴム層14の外周面に補強糸16aをスパイラル状に巻き付けて構成されている(所謂、スパイラル構造)。この補強糸16aは、ビニロン、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリアミド、芳香族ポリアミドなどの繊維や、ステンレス、鉄などの硬鋼線ワイヤーなどから選択することが好ましい。
中間ゴム層18は、帯状のゴムシートの側部(幅方向端部)同士をオーバーラップさせ、このオーバーラップ部19を接合して、第1補強層16の外周面を被覆したゴム層である。この中間ゴム層18は、例えば、EPDM、NBR、又はCRなどのゴム材で構成されている。なお、中間ゴム層18は、弾性体層の一例である。
第2補強層20は、中間ゴム層18の外周面に補強糸20aをスパイラル状に巻き付けて構成されている(所謂、スパイラル構造)。この補強糸20aは、第1補強層16を構成する補強糸16aに対して交差するように上記中間ゴム層18の外周面に巻き付けられている。このように、第1補強層16の補強糸16aと、第2補強層20の補強糸20aとを互いに交差させるように配設することで、ホース10の強度を高くすることができる。
外皮ゴム層22は、第2補強層20の外周面を被覆したゴム層であり、ホース10の最外層を構成している。この外皮ゴム層22は、耐候性、耐摩耗性などに優れるゴム材(例えば、EPDMなど)で構成されている。
図2は、本実施形態に係るホース10を断面(軸方向と直交する方向で切断した断面)で見た断面図である。図2に示すように、中間ゴム層18と第2補強層20との間には、補強部材の一例としての補強糸24が1本又は複数本(本実施形態では4本)設けられている。
また、未加硫のホース構成部材で構成された未加硫のホースは、加硫缶にて加硫されて形成される。
ホース10では、オーバーラップ部19を中心とした中間ゴム層18の周長Lの1/2の領域内に、中間ゴム層18を構成するゴム材よりも剛性が高い(すなわち、該ゴム材よりも伸張変形、及び圧縮変形し難い)補強糸24を設けている。
特に、本実施形態では、ホース平面視で補強糸24の全部がオーバーラップ部19と重なることから、オーバーラップ部19が曲げの外側となるようにホース10を曲げるのが難しくなる。これにより、ホース10を、オーバーラップ部19が曲げの外側に位置するように、設置場所に配置されるのが効果的に防止され、ホース10の耐久性、つまり、寿命を延ばすことができる。
なお、補強糸24の端部は、中間ゴム層18の軸方向の端部に到達せずに終端してもよいが、ホース10の耐久性の観点(終端した端部の反り防止)からは、補強糸24は中間ゴム層18の筒軸方向の一端部から他端部へ連続して延びる構成とすることが好ましい。
第1実施形態では、補強糸24を中心軸CLに沿って延ばす構成としたが、本発明はこれに限らず、図4に示すように、補強糸24は、中心軸CLに対して角度θで傾斜してもよい。
なお、第1補強層16上に補強糸16aを配置する際に、補強糸24が横ずれするのを抑制するために、接着剤を用いて補強糸24を第1補強層16上に接着配置してもよく、未加硫ゴムで被覆した補強糸24を第1補強層16上にローラなどで圧着配置してもよい。また、未加硫の中間ゴム層18となる帯状の未加硫ゴムシートの側部に予め補強糸24を埋設しておく構成としてもよい。
また、補強糸24の径を小さくして、補強糸24を中間ゴム層18、及び外皮ゴム層22にそれぞれ完全に埋設することで、特定方向への曲げ難さを確保しつつ、ホース10の外周面の真円度を効果的に向上させることもできる。
なお、補強糸24は、第2補強層20と外皮ゴム層22との間にのみ配設される構成としてもよいことは言うまでもない。
またさらに、補強糸24を内管ゴム層14と第1補強層16との間に配設する構成としもよい。もちろん、補強糸24は、内管ゴム層14の内周面のオーバーラップ部19に対応した領域に埋設することがより好ましい。
そして、図6(A)及び図6(B)に示すように、補強糸24を配設した場合には、外皮ゴム層22側の補強糸24と中間ゴム層18側の補強糸24がホース平面視で、交差するように配置してもよい。
なお、本発明の弾性体層は、ゴム層以外の弾性を有する層のすべてを含むことは言うまでもない。
18 中間ゴム層(弾性体層)
19 オーバーラップ部
22 外皮ゴム層
24 補強糸
CL 中心軸
L 周長
Claims (6)
- 帯状の弾性体の側部同士をオーバーラップさせると共に該オーバーラップ部を接合して形成された筒状の弾性体層と、
前記弾性体層の径方向外側及び径方向内側の少なくとも一方に設けられ、前記オーバーラップ部を中心とした前記弾性体層の周長の1/2の領域内に位置し、前記弾性体層の筒軸方向に延び、前記弾性体よりも剛性が高く可撓性を有する補強部材と、
を有するホース。 - 前記補強部材は、前記オーバーラップ部を中心とした前記弾性体層の周長の1/4の領域内に設けられている請求項1に記載のホース。
- 前記補強部材は、ホース平面視で少なくとも一部が前記オーバーラップ部に重なる請求項1又は請求項2に記載のホース。
- 前記補強部材は、前記弾性体層の筒軸方向の一端部から他端部へ連続して延びている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のホース。
- 前記補強部材は、ホース断面視で少なくとも一部が前記弾性体層に埋設されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホース。
- 前記補強部材は、ホース断面視で少なくとも一部がホース最外層を構成する外皮ゴム層の内周面に埋設されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131063A JP5627934B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131063A JP5627934B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ホース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011256923A JP2011256923A (ja) | 2011-12-22 |
JP5627934B2 true JP5627934B2 (ja) | 2014-11-19 |
Family
ID=45473310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010131063A Expired - Fee Related JP5627934B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5627934B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5926142Y2 (ja) * | 1976-12-08 | 1984-07-30 | クラレプラスチツクス株式会社 | 合成樹脂製可撓性ホ−ス |
JPS59139683U (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-18 | ニチエイ産業株式会社 | 合成樹脂製ホ−ス |
JP3396975B2 (ja) * | 1994-10-31 | 2003-04-14 | 東海ゴム工業株式会社 | 冷媒用高圧ホース |
JP2002172677A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-18 | Yamashita Rubber Co Ltd | フィルム中間層を有するゴムホースの製法 |
JP3604367B2 (ja) * | 2001-03-22 | 2004-12-22 | エクセン株式会社 | コンクリートバイブレータ用ホース |
JP2003120865A (ja) * | 2001-10-18 | 2003-04-23 | Bridgestone Corp | ガス供給用ホース |
JP2007002859A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 可とう管 |
-
2010
- 2010-06-08 JP JP2010131063A patent/JP5627934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011256923A (ja) | 2011-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6109306A (en) | Kink-resistant, high pressure hose construction having a composite, spiral wound innermost reinforcement layer | |
JP2006194430A (ja) | 耐圧ホース | |
JP6452337B2 (ja) | タイヤ | |
US20160136918A1 (en) | Hose with optimised steel wire reinforcement layers | |
JP2019074211A (ja) | 複合管 | |
US11614182B2 (en) | Reinforcement layer | |
JP4964706B2 (ja) | 管継手 | |
JP5627934B2 (ja) | ホース | |
JP6049264B2 (ja) | 高圧ホース | |
EP0969236A2 (en) | Kink resistant high pressure hose | |
JP2010054052A (ja) | シリコーン補強ホース | |
WO2010095569A1 (ja) | 多層耐圧管及びその製造方法 | |
JP4647424B2 (ja) | 可撓継手及びその設計方法 | |
JP4615882B2 (ja) | ゴム成形体およびその作製装置 | |
JP4348100B2 (ja) | 高圧ホース | |
JP7406603B2 (ja) | 曲管 | |
JP7411892B2 (ja) | 高圧ホースおよびその製造方法 | |
JP2023168744A (ja) | 高圧ゴムホース | |
WO2019216354A1 (ja) | 積層ホース及び積層ホースの製造方法 | |
JP2013190023A (ja) | 接続金具付きゴムホース | |
WO2011006963A1 (en) | Multilayer flexible hose with glass fiber webbing | |
JP5542424B2 (ja) | 複合ホース | |
JP2017008991A (ja) | 高圧ホース | |
JP2009030687A (ja) | 繊維補強管及び繊維補強管の内圧補強層の接続形成方法 | |
JP2005036965A (ja) | 耐圧振動吸収ホース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140909 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5627934 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |