JP2738667B2 - 管状体、容器ないしこれに類する円筒状中空成形体の製造方法 - Google Patents
管状体、容器ないしこれに類する円筒状中空成形体の製造方法Info
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
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Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、螺旋状に巻回された熱可塑性樹
脂のベルト状材料、ことに中空半成形材料から管状体、
容器ないしこれに類する中空円筒状体を製造する方法で
あって、ことに傾斜継目を有し、押出機ノズルから排出
されて変形可能状態に在る上記半成形材料を、リールと
して構成される材料保管帯域から引出される補強半成形
材料ないし補強チューブと合体させて、ドラム状巻回芯
体（この直径が形成される中空円筒状体の内径となる）
上に巻回し、上記傾斜継目（螺旋状に巻回されたベルト
状材料間の継目）を融着する方法に関する。
脂のベルト状材料、ことに中空半成形材料から管状体、
容器ないしこれに類する中空円筒状体を製造する方法で
あって、ことに傾斜継目を有し、押出機ノズルから排出
されて変形可能状態に在る上記半成形材料を、リールと
して構成される材料保管帯域から引出される補強半成形
材料ないし補強チューブと合体させて、ドラム状巻回芯
体（この直径が形成される中空円筒状体の内径となる）
上に巻回し、上記傾斜継目（螺旋状に巻回されたベルト
状材料間の継目）を融着する方法に関する。
【０００２】このような方法であって、材料保管帯域か
ら補強半成形材料を引出し、押出ノズルに向けて送り出
す牽引装置をこのノズル上流に配置する方法は公知であ
る。この方法により、引出される補強半成形材料、こと
に補強チューブは事実上牽引力なしに、上記ベルト状材
料ないし中空半成形材料と共に芯体上に巻回され、補強
チューブと合体した中空管状成形体、容器成形体ないし
これらに類する成形体の変形が回避され、さらに所望の
断面形状も、その高さに関して申し分なく維持され得る
（西独特許３２１３５５１号公報参照）。しかしなが
ら、この公知の方法は必ずしも充分に満足し得るもので
はなく、さらに改善されるべき点がある。高屈曲弾性、
ことに高度の可撓性を有する補強半成形材料を使用した
場合、巻回の過程において少くとも偶発的に補強半成形
材料の捩れ、ことに反りの生ずることを回避し得ず、こ
れにより中空半成形材料が変形し、ことに定常的な形状
間隔の維持がしばしば困難であって、このために均斉で
ない中空管状体、容器ないしこれに類する成形体がもた
らされる。
ら補強半成形材料を引出し、押出ノズルに向けて送り出
す牽引装置をこのノズル上流に配置する方法は公知であ
る。この方法により、引出される補強半成形材料、こと
に補強チューブは事実上牽引力なしに、上記ベルト状材
料ないし中空半成形材料と共に芯体上に巻回され、補強
チューブと合体した中空管状成形体、容器成形体ないし
これらに類する成形体の変形が回避され、さらに所望の
断面形状も、その高さに関して申し分なく維持され得る
（西独特許３２１３５５１号公報参照）。しかしなが
ら、この公知の方法は必ずしも充分に満足し得るもので
はなく、さらに改善されるべき点がある。高屈曲弾性、
ことに高度の可撓性を有する補強半成形材料を使用した
場合、巻回の過程において少くとも偶発的に補強半成形
材料の捩れ、ことに反りの生ずることを回避し得ず、こ
れにより中空半成形材料が変形し、ことに定常的な形状
間隔の維持がしばしば困難であって、このために均斉で
ない中空管状体、容器ないしこれに類する成形体がもた
らされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この分野の技
術的課題ないし本発明の目的は、冒頭の技術分野の項に
述べた態様の管状体、容器ないしこれに類する製品の製
造方法であって、ことに常に変形をもたらすことのな
い、均斉な上記製品を製造する方法を提供することであ
る。
術的課題ないし本発明の目的は、冒頭の技術分野の項に
述べた態様の管状体、容器ないしこれに類する製品の製
造方法であって、ことに常に変形をもたらすことのな
い、均斉な上記製品を製造する方法を提供することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】しかるに上述の課題ない
し目的は、押出機ノズルに、長手方向に延びる安定化条
片が施された補強半成形材料を送り出すことを特徴とす
る方法により解決ないし達成され得ることが本発明者ら
により見出された。
し目的は、押出機ノズルに、長手方向に延びる安定化条
片が施された補強半成形材料を送り出すことを特徴とす
る方法により解決ないし達成され得ることが本発明者ら
により見出された。
【０００５】このような長手方向安定化条片により、方
向的に安定で捩れのない、補強半成形材料と合体して中
空成形体材料の巻回が行われ、反り、捩れが回避され、
その結果として補強半成形材料として高屈曲弾性ないし
可撓性合成樹脂を使用しても、定常的な形状間隔を維持
する中空半成形材料がもたらされる。従って、一定、一
様の形態を有する管状体、容器ないしこれに類する中空
円筒状体が得られる。
向的に安定で捩れのない、補強半成形材料と合体して中
空成形体材料の巻回が行われ、反り、捩れが回避され、
その結果として補強半成形材料として高屈曲弾性ないし
可撓性合成樹脂を使用しても、定常的な形状間隔を維持
する中空半成形材料がもたらされる。従って、一定、一
様の形態を有する管状体、容器ないしこれに類する中空
円筒状体が得られる。
【０００６】上記の特徴を有する本発明方法において、
補強半成形材料は、押出ノズルに送り出される前に、そ
の長手方向安定化条片がベルト状材料ないし中空半成形
材料の基板部分に対向して巻回され得るように、配向さ
れることが好ましい。これによりベルト状材料（芯体に
螺旋状に巻回され、融着されて中空円筒状体を形成する
ための材料）に対して補強半成形材料（ことにチューブ
状補強材料）が均斉に展張合体され得る。この補強半成
形材料の配向は、例えば押出機ノズルの上流に配置され
た牽引装置（補強材料を引出すための）を牽引ローラ対
として構成し、その一方のローラの周面に安定化条片の
嵌合する条溝を刻設することにより行なわれ得る。押出
機ノズル自体も、ベルト状材料ないし中空半成形材料の
基板部分に対して、補強チューブ状材料が、その安定化
条片が対向した状態で両者を吐出合成樹脂溶融体で合体
し得るように配置される。
補強半成形材料は、押出ノズルに送り出される前に、そ
の長手方向安定化条片がベルト状材料ないし中空半成形
材料の基板部分に対向して巻回され得るように、配向さ
れることが好ましい。これによりベルト状材料（芯体に
螺旋状に巻回され、融着されて中空円筒状体を形成する
ための材料）に対して補強半成形材料（ことにチューブ
状補強材料）が均斉に展張合体され得る。この補強半成
形材料の配向は、例えば押出機ノズルの上流に配置され
た牽引装置（補強材料を引出すための）を牽引ローラ対
として構成し、その一方のローラの周面に安定化条片の
嵌合する条溝を刻設することにより行なわれ得る。押出
機ノズル自体も、ベルト状材料ないし中空半成形材料の
基板部分に対して、補強チューブ状材料が、その安定化
条片が対向した状態で両者を吐出合成樹脂溶融体で合体
し得るように配置される。
【０００７】安定化条片は、別個に作製された条片を補
強半成形材料に附着するのでなく、この部分を肥厚成形
してもよい。材料も同じ合成樹脂ではなく、例えばスチ
ールその他の金属を使用することもできる。
強半成形材料に附着するのでなく、この部分を肥厚成形
してもよい。材料も同じ合成樹脂ではなく、例えばスチ
ールその他の金属を使用することもできる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下において、添附図面に示され
る実施態様に関連して本発明をさらに具体的に説明す
る。添附図面中の図１に螺旋状に巻回された熱可塑性合
成樹脂より成る中空半成形材料２から管状体１を製造す
る装置が示されている。この装置により、傾斜継目を有
し、押出機６のノズル５から排出されて変形可能状態に
在る上記中空半成形材料２が、リールとして構成された
材料保管帯域３から引出される補強半成形材料ないし補
強チューブ４と合体されて、ドラム状巻回芯体８上に巻
回され、上記傾斜継目７が融着される。押出機ノズル５
の手前には、補強チューブ４を材料保管帯域３から引出
すための牽引装置９が配置されており、これにより引出
された補強チューブ４をノズルに向けて送り出す。この
補強半成形材料としてのチューブ４は、押出機ノズルに
向けて送り出される前に、その安定化条片１０が、中空
半成形材料２の基板部分１１に対向する状態（図３参
照）で両者が合体されるように指向される。この目的を
達成するため、例えば牽引装置９を牽引ローラ対１２と
して構成し、その一方のローラ（図２の実施例では上方
ローラ）の周面にセンタリング条溝１３を刻設する。こ
れにより補強チューブ４は、捩れ、反りをもたらすこと
なく、中空半成形材料と合体して巻回され得る。これに
より一定の均斉形状になされた管状体、容器ないしこれ
に類する中空円筒状体が製造され得る。
る実施態様に関連して本発明をさらに具体的に説明す
る。添附図面中の図１に螺旋状に巻回された熱可塑性合
成樹脂より成る中空半成形材料２から管状体１を製造す
る装置が示されている。この装置により、傾斜継目を有
し、押出機６のノズル５から排出されて変形可能状態に
在る上記中空半成形材料２が、リールとして構成された
材料保管帯域３から引出される補強半成形材料ないし補
強チューブ４と合体されて、ドラム状巻回芯体８上に巻
回され、上記傾斜継目７が融着される。押出機ノズル５
の手前には、補強チューブ４を材料保管帯域３から引出
すための牽引装置９が配置されており、これにより引出
された補強チューブ４をノズルに向けて送り出す。この
補強半成形材料としてのチューブ４は、押出機ノズルに
向けて送り出される前に、その安定化条片１０が、中空
半成形材料２の基板部分１１に対向する状態（図３参
照）で両者が合体されるように指向される。この目的を
達成するため、例えば牽引装置９を牽引ローラ対１２と
して構成し、その一方のローラ（図２の実施例では上方
ローラ）の周面にセンタリング条溝１３を刻設する。こ
れにより補強チューブ４は、捩れ、反りをもたらすこと
なく、中空半成形材料と合体して巻回され得る。これに
より一定の均斉形状になされた管状体、容器ないしこれ
に類する中空円筒状体が製造され得る。
【図１】本発明方法により管状体、容器ないしこれに類
する円筒状中空成形体を製造するための装置を説明する
略図である。
する円筒状中空成形体を製造するための装置を説明する
略図である。
【図２】補強半成形材料（ことに補強チューブ）を引き
出し、押出機ノズルに方向安定的に送り出す牽引ローラ
対を説明する一部断面正面図である。
出し、押出機ノズルに方向安定的に送り出す牽引ローラ
対を説明する一部断面正面図である。
【図３】巻回芯体上に螺旋状に巻回され、補強半成形材
料としての補強チューブで合体補強された中空半成形材
料の拡大尺断面図である。
料としての補強チューブで合体補強された中空半成形材
料の拡大尺断面図である。
【図４】方向安定化条片を施こされた補強チューブの断
面図である。
面図である。
【図５】方向安定化条片を施こされた補強チューブの断
面図である。
面図である。
１‥‥‥‥中空円筒状体（目的物） ２‥‥‥‥ベルト状材料ないし中空半成形材料（芯体上
に螺旋状に巻回され材料帯片間の継目を融着して中空円
筒状体になされるべき熱可塑性樹脂材料） ３‥‥‥‥（補強）材料保管帯域（リール） ４‥‥‥‥補強半成形材料（ことに補強チューブ） ５‥‥‥‥ノズル ６‥‥‥‥押出機 ７‥‥‥‥巻回継目（螺旋状に巻回されたベルト状材料
間の継目） ８‥‥‥‥巻回芯体 ９‥‥‥‥（補強チューブ用）牽引装置 １０‥‥‥（補強チューブの）方向安定化条片 １１‥‥‥（中空半成形材料の）基板部分 １２‥‥‥牽引装置としての牽引ローラ対 １３‥‥‥（上記ローラの）センタリング条溝
に螺旋状に巻回され材料帯片間の継目を融着して中空円
筒状体になされるべき熱可塑性樹脂材料） ３‥‥‥‥（補強）材料保管帯域（リール） ４‥‥‥‥補強半成形材料（ことに補強チューブ） ５‥‥‥‥ノズル ６‥‥‥‥押出機 ７‥‥‥‥巻回継目（螺旋状に巻回されたベルト状材料
間の継目） ８‥‥‥‥巻回芯体 ９‥‥‥‥（補強チューブ用）牽引装置 １０‥‥‥（補強チューブの）方向安定化条片 １１‥‥‥（中空半成形材料の）基板部分 １２‥‥‥牽引装置としての牽引ローラ対 １３‥‥‥（上記ローラの）センタリング条溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 596053404 Ｆｒａｎｋｆｕｒｔｅｒ ｓｔｒａｓｓ ｅ 12， 53840 Ｔｒｏｉｓｄｏｒｆ, Ｄｅｕｔｓｃｈｌａｎｄ
Claims (5)
- 【請求項１】 螺旋状に巻回されて形成される傾斜継目
を有し、押出機ノズルから排出されて変形可能状態に在
る、熱可塑性合成樹脂から成るベルト状材料、ことに中
空半成形材料を、材料保管帯域から引出される補強半成
形材料、ことに補強チューブと合体させてリール軸上、
ことにドラム状巻回体上に巻回し、次いで上記傾斜継目
を融着することによる、管状体、容器ないしこれに類す
る中空円筒状体の製造方法であって、長手方向に延びる
安定化条片が施された補強半成形材料を押出機ノズルに
送り出すことを特徴とする方法。 - 【請求項２】 補強半成形材料を押出機ノズルに送り出
す前に、その長手方向安定化条片が、押出成形されるベ
ルト状材料ないし中空半成形材料の基板部分に対向した
状態で合体され、巻回されるように配向することを特徴
とする、請求項（１）の方法。 - 【請求項３】 長手方向安定化条片として対応する形状
の材料肥厚部分を形成した補強半成形材料を使用するこ
とを特徴とする、請求項（１）または（２）の方法。 - 【請求項４】 安定化条片として長手方向に延びるクレ
ードル形状体を設けた補強半成形体を使用することを特
徴とする、請求項（１）または（２）の方法。 - 【請求項５】 安定化条片として長手方向に延びるクレ
ードル形状コアを埋設した補強半成形材料を使用するこ
とを特徴とする、請求項（１）または（２）の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19516739A DE19516739C1 (de) | 1995-05-06 | 1995-05-06 | Verfahren zum Herstellen von Rohren, Behältern od. dgl. zylindrischen Körpern |
| DE19516739.2 | 1995-05-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985820A JPH0985820A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2738667B2 true JP2738667B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=7761292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8095720A Expired - Lifetime JP2738667B2 (ja) | 1995-05-06 | 1996-04-17 | 管状体、容器ないしこれに類する円筒状中空成形体の製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2738667B2 (ja) |
| DE (1) | DE19516739C1 (ja) |
| IT (1) | IT1283303B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102873858A (zh) * | 2012-09-28 | 2013-01-16 | 天津盛象塑料管业有限公司 | 一种解决小公称直径钢骨架塑料复合管道翘曲的方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3213551C1 (de) * | 1982-04-10 | 1983-10-06 | Manfred Hawerkamp | Vorrichtung zum Herstellen von Rohren,Behaeltern oder dergleichen zylindrischen Koerpern |
-
1995
- 1995-05-06 DE DE19516739A patent/DE19516739C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-26 IT IT96MI000595A patent/IT1283303B1/it active IP Right Grant
- 1996-04-17 JP JP8095720A patent/JP2738667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IT1283303B1 (it) | 1998-04-16 |
| ITMI960595A0 (ja) | 1996-03-26 |
| JPH0985820A (ja) | 1997-03-31 |
| DE19516739C1 (de) | 1996-04-04 |
| ITMI960595A1 (it) | 1997-09-26 |
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