JPS6246065Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6246065Y2 JPS6246065Y2 JP1475679U JP1475679U JPS6246065Y2 JP S6246065 Y2 JPS6246065 Y2 JP S6246065Y2 JP 1475679 U JP1475679 U JP 1475679U JP 1475679 U JP1475679 U JP 1475679U JP S6246065 Y2 JPS6246065 Y2 JP S6246065Y2
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- Japan
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- hose
- coiled wire
- soft vinyl
- nylon
- vinyl
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- Expired
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は流体移送などに用いられるホースの改
良に関し、屈曲性、復元性及び耐久性に優れると
共に、高温低温による性能の劣化を招くことの少
ない比較的低コストのホースを提供することを目
的とする。
良に関し、屈曲性、復元性及び耐久性に優れると
共に、高温低温による性能の劣化を招くことの少
ない比較的低コストのホースを提供することを目
的とする。
従来より加工性が良く低コストで形成すること
ができる軟質ビニール製ホースが汎用されてい
る。又軟質ビニールとゴムとの2層構造から成る
ホースも使用されている。しかしこれらホースは
強度に難点があると共に、ホース使用中にホース
が折れ曲り、又は捩れることによつて閉塞部が生
じ易いという欠点を有している。
ができる軟質ビニール製ホースが汎用されてい
る。又軟質ビニールとゴムとの2層構造から成る
ホースも使用されている。しかしこれらホースは
強度に難点があると共に、ホース使用中にホース
が折れ曲り、又は捩れることによつて閉塞部が生
じ易いという欠点を有している。
これら欠点を補うために、軟質ビニールなどか
ら成るホース管肉内に、堅剛性の金属線条又は硬
質ビニール線条を補強材として埋設することが行
なわれている。ところが、金属線条を埋設したも
のでは、ホースに外圧が加えられ折曲げられる
と、金属線条に折れぐせが残り、ホースの管形が
変形したままとなりやすく、又金属線条の変形に
伴ない内層と外層とが剥離する重大な欠点があ
り、更に金属線条を用いるため重量が大で、切断
するにも特別の切断器を要するという欠点があつ
た。一方硬質ビニールを埋設したものでは、厳冬
期など低温時には硬質ビニールが硬化し、屈曲
性、復元性に劣るばかりか、破損又は亀裂が生ず
る欠点があり、盛夏期など高温時には硬質ビニー
ルが軟化して補強効果を失なうというビニール特
有の欠点があつた。
ら成るホース管肉内に、堅剛性の金属線条又は硬
質ビニール線条を補強材として埋設することが行
なわれている。ところが、金属線条を埋設したも
のでは、ホースに外圧が加えられ折曲げられる
と、金属線条に折れぐせが残り、ホースの管形が
変形したままとなりやすく、又金属線条の変形に
伴ない内層と外層とが剥離する重大な欠点があ
り、更に金属線条を用いるため重量が大で、切断
するにも特別の切断器を要するという欠点があつ
た。一方硬質ビニールを埋設したものでは、厳冬
期など低温時には硬質ビニールが硬化し、屈曲
性、復元性に劣るばかりか、破損又は亀裂が生ず
る欠点があり、盛夏期など高温時には硬質ビニー
ルが軟化して補強効果を失なうというビニール特
有の欠点があつた。
又従来より、高重合度ポリエチレン、ナイロ
ン、マイラー等の合成樹脂製テープを内層の周面
に巻付けて補強材とするものがあるが、ホースの
内層と外層との境界部全面に前記テープが巻付け
られ、且つテープ両面に接着剤を塗付しているの
で、ホースの屈曲性が極めて悪くなると共に、内
層と外層との間に剥離が生じやすいという欠点が
あつた。
ン、マイラー等の合成樹脂製テープを内層の周面
に巻付けて補強材とするものがあるが、ホースの
内層と外層との境界部全面に前記テープが巻付け
られ、且つテープ両面に接着剤を塗付しているの
で、ホースの屈曲性が極めて悪くなると共に、内
層と外層との間に剥離が生じやすいという欠点が
あつた。
軟質ビニール又は軟質ビニールとゴムとの2層
構造から成るホース管肉内に、ナイロン、ポリエ
ステル、ポリエチレン又はポリプロピレンの柔弾
性復元材から成り自己保形性を有するコイル状線
材を埋設したことを特徴とする。
構造から成るホース管肉内に、ナイロン、ポリエ
ステル、ポリエチレン又はポリプロピレンの柔弾
性復元材から成り自己保形性を有するコイル状線
材を埋設したことを特徴とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。第1図において1は所定の管径、肉厚
に形成したホース管肉で、ゴム(天然ゴム、合成
ゴムの両者を含む)製の内層部2と、軟質ビニー
ル(ポリ塩化ビニール)製の外層部3とから成
る。この内層部2と外層部3間には、ナイロン、
ポリエステル、ポリエチレン又はポリプロピレン
の柔弾性復元材から成る補強用コイル状線材4を
埋設しており、相隣り合う線材4a,4a間に形
成される隙間5,5に内層部2と外層部3とは一
体に融着せしめられている。又コイル状線材4は
内外層部2,3に融着せしめられている。
説明する。第1図において1は所定の管径、肉厚
に形成したホース管肉で、ゴム(天然ゴム、合成
ゴムの両者を含む)製の内層部2と、軟質ビニー
ル(ポリ塩化ビニール)製の外層部3とから成
る。この内層部2と外層部3間には、ナイロン、
ポリエステル、ポリエチレン又はポリプロピレン
の柔弾性復元材から成る補強用コイル状線材4を
埋設しており、相隣り合う線材4a,4a間に形
成される隙間5,5に内層部2と外層部3とは一
体に融着せしめられている。又コイル状線材4は
内外層部2,3に融着せしめられている。
第1図に示す実施例のホースを製造するには、
第2図に示すように、コイル状に形成した前記コ
イル状線材4を予め所定形状に形成した内層部2
外周に套装し、且つ加熱溶融樹脂による押出成型
により前記外層部3を形成し、これと同時にコイ
ル状線材4を内外層部2,3間に埋設すればよ
い。
第2図に示すように、コイル状に形成した前記コ
イル状線材4を予め所定形状に形成した内層部2
外周に套装し、且つ加熱溶融樹脂による押出成型
により前記外層部3を形成し、これと同時にコイ
ル状線材4を内外層部2,3間に埋設すればよ
い。
又コイル状線材4を内層部2外周に套装する方
法としては、予め所定形状に形成したコイル状線
材4を内層部2外周に套装する方法がある外、第
3図に示す如く、供給ローラ6より供給されるナ
イロン等の線素材7を軸方向に移動する内層部2
外周に捲付け、その際線素材7をヒーター8によ
り加熱することにより、所望の曲率の永久曲げを
前記線素材7に与えてコイル状線材4を形成する
と共に、コイル状線材4を内層部2の外周に捲着
しうる方法等がある。
法としては、予め所定形状に形成したコイル状線
材4を内層部2外周に套装する方法がある外、第
3図に示す如く、供給ローラ6より供給されるナ
イロン等の線素材7を軸方向に移動する内層部2
外周に捲付け、その際線素材7をヒーター8によ
り加熱することにより、所望の曲率の永久曲げを
前記線素材7に与えてコイル状線材4を形成する
と共に、コイル状線材4を内層部2の外周に捲着
しうる方法等がある。
上記実施例はホース管肉1を内外層部2,3の
2層より成る2層構造としているが、これを1層
構造としてもよく、この場合にはこれを軟質ビニ
ール製とし、軟質ビニールが溶融状態にあると
き、前記コイル状線材4を所定位置に挿入し、冷
却後コイル状線材4がホース管肉1内に一体に埋
設されるようにすると好適である。尚、コイル状
線材4のホース管肉1内への埋設方法としては、
前述の如く融着法、一体埋設法による外、接着剤
を用いる方法等がある。
2層より成る2層構造としているが、これを1層
構造としてもよく、この場合にはこれを軟質ビニ
ール製とし、軟質ビニールが溶融状態にあると
き、前記コイル状線材4を所定位置に挿入し、冷
却後コイル状線材4がホース管肉1内に一体に埋
設されるようにすると好適である。尚、コイル状
線材4のホース管肉1内への埋設方法としては、
前述の如く融着法、一体埋設法による外、接着剤
を用いる方法等がある。
本考案は叙上の如くの構成を有し、ナイロン、
ポリエステル、ポリエチレン又はポリプロピレン
の柔弾性復元材から成る補強用コイル状線材4を
ホース管肉1内に埋設しているので、ホース管肉
1が軟質ビニール製又は軟質ビニールとゴムとの
2層構造製のものであるにも拘らず、ホースの強
度は充分に保たれると共に復元性能及び屈曲性能
に極めて優れる。即ち本考案は補強材として、ナ
イロン、ポリエステル等の柔弾性復元材から成る
コイル状線材を使用し、復元性をホースに付与し
ているので、第4図イに示す如く外圧を加えてホ
ースAを扁平にしても、外圧を除くと第4図ロに
示す如く元の形状に速やかに復元するという特長
を備える。又従来の軟質ビニール製ホース等は第
6図に示す如く、ホースa使用時にしばしば屈曲
点bが生じ、該箇所で閉塞して、流体の移送が不
可能となると共に、該箇所で亀裂が生じ易いとい
う欠点があつた。これに対し本考案は、上記復元
性及び柔弾性に優れるコイル状線材を補強材とし
て使用しているので、第5図に示す曲率半径Rを
極めて小としても閉塞部が生じにくいという特長
及び閉塞部を生ずることなく容易にホースAを屈
曲せしめるという特長を有し、屈曲性能に極めて
すぐれる。従つてホース使用中にホースが折れ曲
り、又は捩れることによつて閉塞部が生ずるとい
うことが極めて少ないという効果がある。又直径
の小さなリールにホースを捲装して使用しても、
捲圧によりホースに閉塞部が生ずることを回避で
きるという効果もある。
ポリエステル、ポリエチレン又はポリプロピレン
の柔弾性復元材から成る補強用コイル状線材4を
ホース管肉1内に埋設しているので、ホース管肉
1が軟質ビニール製又は軟質ビニールとゴムとの
2層構造製のものであるにも拘らず、ホースの強
度は充分に保たれると共に復元性能及び屈曲性能
に極めて優れる。即ち本考案は補強材として、ナ
イロン、ポリエステル等の柔弾性復元材から成る
コイル状線材を使用し、復元性をホースに付与し
ているので、第4図イに示す如く外圧を加えてホ
ースAを扁平にしても、外圧を除くと第4図ロに
示す如く元の形状に速やかに復元するという特長
を備える。又従来の軟質ビニール製ホース等は第
6図に示す如く、ホースa使用時にしばしば屈曲
点bが生じ、該箇所で閉塞して、流体の移送が不
可能となると共に、該箇所で亀裂が生じ易いとい
う欠点があつた。これに対し本考案は、上記復元
性及び柔弾性に優れるコイル状線材を補強材とし
て使用しているので、第5図に示す曲率半径Rを
極めて小としても閉塞部が生じにくいという特長
及び閉塞部を生ずることなく容易にホースAを屈
曲せしめるという特長を有し、屈曲性能に極めて
すぐれる。従つてホース使用中にホースが折れ曲
り、又は捩れることによつて閉塞部が生ずるとい
うことが極めて少ないという効果がある。又直径
の小さなリールにホースを捲装して使用しても、
捲圧によりホースに閉塞部が生ずることを回避で
きるという効果もある。
又本考案は補強材即ちコイル状捲線とホース管
肉間の剥離、或いはホース管肉の内外層部間の剥
離を防ぐことができるので耐久性に極めて優れ
る。
肉間の剥離、或いはホース管肉の内外層部間の剥
離を防ぐことができるので耐久性に極めて優れ
る。
又本考案は補強材としてナイロン、ポリエステ
ル等の柔弾性復元材をコイル線状にして使用して
いるので、従来例における硬質ビニールを補強材
として用いたものに比較し、高温、低温による性
能の劣化を招くことが少なく、常に良好な性能を
保ちうるという効果もある。
ル等の柔弾性復元材をコイル線状にして使用して
いるので、従来例における硬質ビニールを補強材
として用いたものに比較し、高温、低温による性
能の劣化を招くことが少なく、常に良好な性能を
保ちうるという効果もある。
又本考案は、特別の切断器を用いることなく切
断でき、破損、亀裂が生じにくく、安価に製造で
きるという効果を有する。
断でき、破損、亀裂が生じにくく、安価に製造で
きるという効果を有する。
更に本考案は、ホース管肉を加工性が良く低コ
ストの軟質ビニール又は軟質ビニールとゴムとの
2層構造で構成しているので、ポリエチレン等で
ホース管肉を形成したものに比較して、低コスト
になるという効果を有している。
ストの軟質ビニール又は軟質ビニールとゴムとの
2層構造で構成しているので、ポリエチレン等で
ホース管肉を形成したものに比較して、低コスト
になるという効果を有している。
図面中第1図乃至第5図は本考案の実施例を示
し、第1図はその縦断面図、第2図は一部を切欠
いて示す斜視図、第3図は本考案品の製造法を示
す概略説明図、第4図、第5図は本考案の作用を
説明する概略説明図であり、第6図は従来例の作
用を説明する概略説明図である。 1……ホース管肉、4……コイル状線材。
し、第1図はその縦断面図、第2図は一部を切欠
いて示す斜視図、第3図は本考案品の製造法を示
す概略説明図、第4図、第5図は本考案の作用を
説明する概略説明図であり、第6図は従来例の作
用を説明する概略説明図である。 1……ホース管肉、4……コイル状線材。
Claims (1)
- 軟質ビニール又は軟質ビニールとゴムとの2層
構造から成るホース管肉内に、ナイロン、ポリエ
ステル、ポリエチレン又はポリプロピレンの柔弾
性復元材から成り自己保形性を有するコイル状線
材を埋設したことを特徴とするホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1475679U JPS6246065Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1475679U JPS6246065Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55113877U JPS55113877U (ja) | 1980-08-11 |
JPS6246065Y2 true JPS6246065Y2 (ja) | 1987-12-10 |
Family
ID=28835241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1475679U Expired JPS6246065Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6246065Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0419276Y2 (ja) * | 1986-09-19 | 1992-04-30 |
-
1979
- 1979-02-06 JP JP1475679U patent/JPS6246065Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55113877U (ja) | 1980-08-11 |
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